JP4523859B2 - 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置 - Google Patents

群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4523859B2
JP4523859B2 JP2005058213A JP2005058213A JP4523859B2 JP 4523859 B2 JP4523859 B2 JP 4523859B2 JP 2005058213 A JP2005058213 A JP 2005058213A JP 2005058213 A JP2005058213 A JP 2005058213A JP 4523859 B2 JP4523859 B2 JP 4523859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
transmission line
signal
impedance
nobekai
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005058213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006245966A (ja
Inventor
一哉 北村
幸雄 赤澤
Original Assignee
株式会社ファイ・マイクロテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ファイ・マイクロテック filed Critical 株式会社ファイ・マイクロテック
Priority to JP2005058213A priority Critical patent/JP4523859B2/ja
Publication of JP2006245966A publication Critical patent/JP2006245966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523859B2 publication Critical patent/JP4523859B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、伝送システムのいずれかの構成要素で発生する群遅延を補正する群遅延補正回路又は群遅延補正装置に関する。さらに、これらの群遅延補正回路又は群遅延補正装置を利用して群遅延を補正することのできる光信号受信装置に関する。
ディジタル信号を直接変調したり周波数変調したりして伝送する伝送システムにおいて、受信した信号には振幅軸方向の情報のみならず時間軸方向の情報も重要である。例えば、光ファイバを伝送媒体とする光伝送システムでは、光ファイバのPolarization Mode Dispersionにより発生する群遅延や光信号受信装置の群遅延により、受信したパルス信号に波形歪を生じさせ、光信号受信装置の受信感度を劣化させる。多チャンネルの映像信号を伝送するFM一括変換方式(例えば、非特許文献1参照。)のような広帯域FM伝送システムでは、システムの構成要素である光信号送信装置、光伝送路、光信号受信装置で発生する群遅延による信号劣化は大きな課題となっている。広帯域FM伝送システムでは、群遅延による信号劣化は、復調後には混変調や相互変調などの非線形歪となり、復調した映像信号の品質を劣化させることとなる。
Small ONU Module for FM Converted Multichannel Video Signal Transmission System、OFC‘98 Technical Digest、pp.355−356、1998 FM一括変換型光映像伝送システム用広帯域光受信モジュール、電子情報通信学会論文誌C、Vol.J84−C、No.9、pp.814−821、2001年9月 Design of Optical Video Transmission System for Fiber to the Home Employing Super Wide−Band FM Modulation Scheme、IEICE Trans.Commun.,Vol.E84−B、No.11、November 2001
従来、この群遅延を光レベルで補正することが行われていた。しかし、光レベルで補正すると、光部品を用いるため装置が高価になり又装置の小型化が図れないという問題があった。受信したパルス信号の群遅延を電子回路で補正するなどの処理も行われていた。これは、遮断周波数付近で群遅延の傾きや極を持たせて、その周辺での群遅延の変化を利用するものである。しかし、1GHzを超える周波数帯域にわたって群遅延を補正するために、集中定数素子のコンデンサやインダクタンスを使用したフィルタを構成しようとすると、コンデンサやインダクタンスに要求される精度や値が現実的な値を超えるものであった。
本発明は、調整が容易で小型化の可能な電子回路を用いて1GHzを超える周波数帯域にわたって群遅延を補正することのできる群遅延回路及び群遅延装置を提供することを目的とする。また、このような群遅延回路又は群遅延装置を備える光信号受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第一発明は、特性インピーダンスを有する伝送線路と当該伝送線路の特性インピーダンスと異なる駆動インピーダンスを有する駆動回路及び異なる負荷インピーダンスを有する負荷回路を用いて、伝送線路での不整合を積極的に利用することにより、広帯域にわたり精度良く群遅延を補正することのできる群遅延回路である。
具体的には、本願第一発明は、電気信号を伝送する伝送線路と、前記伝送線路を駆動して信号を送信する駆動回路と、前記伝送線路の負荷となって前記駆動回路からの信号を受信する負荷回路と、を備え前記駆動回路の有する駆動インピーダンス、前記伝送線路の有する特性インピーダンス及び前記負荷回路の有する負荷インピーダンスが互いに異なることを特徴とする群遅延回路である。
本願第一発明により、調整が容易で小型化の可能な電子回路を用いて、広帯域にわたり精度良く群遅延を補正することのできる群遅延回路を提供することができる。
本願第一発明において、前記駆動回路の駆動インピーダンス、前記負荷回路の負荷インピーダンス、前記伝送線路の特性インピーダンス又は前記伝送線路の長さの少なくとも1つが可変であることが好ましい。
本願第一発明において、群遅延回路を製造後に所望の群遅延となるように微調整することが可能となる。
本願第二発明は、本願第一発明の群遅延回路を複数縦続接続した群遅延装置である。
本願第二発明により、それぞれの群遅延回路の補正する群遅延が加算されるため、大きな群遅延であっても補正することができる。
本願第二発明において、前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記伝送線路の長さが他の群遅延回路の前記伝送線路の長さと異なることが好ましい。
本願第二発明において、群遅延回路の伝送線路の長さが異なれば、群遅延特性も異なることとなるため、群遅延特性の異なる群遅延回路を組み合わせて所望の群遅延特性を実現することができる。
本願第二発明において、前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記伝送線路の特性インピーダンスが他の群遅延回路の前記伝送線路の特性インピーダンスと異なることが好ましい。
本願第二発明において、群遅延回路の伝送線路の特性インピーダンスが異なれば、群遅延特性も異なることとなるため、群遅延特性の異なる群遅延回路を組み合わせて所望の群遅延特性を実現することができる。
本願第二発明において、前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記駆動回路の駆動インピーダンスが他の群遅延回路の前記駆動回路の駆動インピーダンスと異なることが好ましい。
本願第二発明において、群遅延回路の駆動回路の駆動インピーダンスが異なれば、群遅延特性も異なることとなるため、群遅延特性の異なる群遅延回路を組み合わせて所望の群遅延特性を実現することができる。
本願第二発明において、前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記負荷回路の負荷インピーダンスが他の群遅延回路の前記負荷回路の負荷インピーダンスと異なることが好ましい。
本願第二発明において、群遅延回路の負荷回路の負荷インピーダンスが異なれば、群遅延特性も異なることとなるため、群遅延特性の異なる群遅延回路を組み合わせて所望の群遅延特性を実現することができる。
本願第三発明は、直接変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅して伝送線路に出力する直接変調光−電気変換増幅回路及び前記伝送線路からの前記電気信号を増幅し、元の信号に再生する再生増幅回路を含む光信号受信装置において、前記直接変調光−電気変換増幅回路は、前記光信号を電気信号に変換する受光素子と、前記受光素子からの電気信号を増幅して前記伝送線路に出力する電流電圧変換アンプと、を備え、前記再生増幅回路は、前記伝送線路からの前記直接変調信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路からの信号を元の信号に再生する再生回路と、を備え、前記受光素子と前記再生回路との間に、前記電流電圧変換アンプを前記駆動回路として備えかつ前記増幅回路を前記負荷回路として備える本願発明に係る群遅延回路又は本願発明に係る群遅延装置を備えることを特徴とする光信号受信装置である。
本願第三発明により、ディジタル信号やアナログ信号を直接振幅変調して伝送する伝送システムにおいて、前述の群遅延回路又は群遅延装置を備えることによって、広帯域にわたり精度良く群遅延を補正することのできる光信号受信装置とすることができる。
本願第四発明は、周波数変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅して伝送線路に出力する周波数変調光−電気変換増幅回路及び前記伝送線路からの前記電気信号を周波数検波する周波数検波回路を含む光信号受信装置において、前記周波数変調光−電気変換増幅回路は、前記光信号を電気信号に変換する受光素子と、前記受光素子からの電気信号を増幅して前記伝送線路に出力する電流電圧変換アンプと、を備え、前記周波数検波回路は、前記伝送線路からの前記電気信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路からの信号を周波数検波するFM復調器と、を備え、前記受光素子と前記FM復調器との間に、前記電流電圧変換アンプを前記駆動回路として備えかつ前記増幅回路を前記負荷回路として備える本願発明に係る群遅延回路又は本願発明に係る群遅延装置を備えることを特徴とする光信号受信装置である。
本願第四発明により、ディジタル信号やアナログ信号を周波数変調して伝送する伝送システムにおいて、前述の群遅延回路又は群遅延装置を備えることによって、広帯域にわたり精度良く群遅延を補正することのできる光信号受信装置とすることができる。
本願発明により、調整が容易で小型化の可能な電子回路を用いて広帯域にわたって群遅延を補正することのできる群遅延回路及び群遅延装置を提供することができる。また、このような群遅延回路又は群遅延装置を備える光信号受信装置を提供することができる。
以下、本願発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本願発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。
本実施の形態は、電気信号を伝送する伝送線路と、前記伝送線路を駆動して信号を送信する駆動回路と、前記伝送線路の負荷となって前記駆動回路からの信号を受信する負荷回路と、を備える群遅延回路であって、前記駆動回路は、前記伝送線路を駆動する駆動インピーダンスが前記伝送線路の特性インピーダンスと異なり、かつ前記負荷回路は、前記伝送線路に対する負荷インピーダンスが前記伝送線路の特性インピーダンスと異なる群遅延回路である。
図1に本実施の形態の群遅延回路の例を示す。図1において、11は特性インピーダンスがZoの伝送線路、12は駆動インピーダンスがZsの駆動回路、13は負荷インピーダンスがZlの負荷回路である。
駆動回路12は伝送線路11を駆動して信号を送信し、負荷回路13は伝送線路11の負荷となって駆動回路12からの信号を受信する。ここで、Zs≠ZoかつZl≠Zoとする。このようなインピーダンス設定にすると、駆動回路12の出力端での反射係数ρs及び負荷回路13の入力端での反射係数ρlはゼロではなくなる。伝送線路11の長さを適当に設定すると、群遅延回路の周波数特性が特定の周波数範囲で傾斜のある群遅延を持つことになる。
伝送線路11としては、マイクロストリップライン、コプレーナライン、グランデッドコプレーナライン、同軸ケーブル、メタリックペア線路、ツイスティッドペア線路が例示できる。以下の実施形態でも同様である。
群遅延回路の原理を説明する。図1において、駆動回路12が駆動して、負荷回路13が受信する信号をs0とする。信号s0が負荷回路13の入力端で反射係数ρlで反射され、さらに、駆動回路12の出力端で反射係数ρsで反射され、負荷回路13で受信される信号をs1とする。これ以上の多重反射はここでは無視する。負荷回路13で受信するのは、信号s0と信号s1の合成となる。このときの合成信号Sを求める。ここでは、伝送線路11での信号伝搬速度を光速cに等しいとした。
Figure 0004523859
Figure 0004523859
ここで、数2において、
Figure 0004523859
Figure 0004523859
である。
合成信号Sは、
Figure 0004523859
である。数5において、負荷回路の入力端での振幅Aは、
Figure 0004523859
となる。負荷回路の入力端での位相θは、
Figure 0004523859
と表される。群遅延Tdは数7より、
Figure 0004523859
となる。
数8より、本実施の形態の群遅延回路の周波数fと群遅延Tdの関係を図2に示す。ρs・ρlが正の場合には、伝送線路の線路長Lを四分の一波長とする周波数f1=c/(4L)までは周波数の上昇と共に減衰する群遅延特性を示し、周波数f1から線路長Lを二分の一波長とする周波数f2=c/(2L)までは周波数の上昇と共に増加する群遅延特性を示す。以後、f2を周期とする略正弦波的な傾向の群遅延特性となる。ρs・ρlが負の場合には、逆に、伝送線路の線路長Lを四分の一波長とする周波数f1=c/(4L)までは周波数の上昇と共に増加する群遅延特性を示し、周波数f1から線路長Lを二分の一波長とする周波数f2=c/(2L)までは周波数の上昇と共に減少する群遅延特性を示す。以後、f2を周期とする略正弦波的な傾向の群遅延特性となる。ρs又はρlのいずれかがゼロの場合には、インピーダンス整合がとれて、群遅延特性は平坦となる。
以上は、負荷回路での入力端及び駆動回路での出力端で1回ずつの反射による近似式である。多重反射を考慮した回路シミュレーションでも、反射係数が小さいときにはほぼ同様の結果が得られている。
例えば、Zo=200Ω、Zs=Zl=100Ω、L=12.5mm、c=3×10mとしたときの、負荷回路13の入力端での信号の群遅延Tdと振幅Aの周波数特性をそれぞれ図3と図4に示す。図3は群遅延Tdの周波数特性、図4は振幅Aの周波数特性である。図3及び図4において、近似式とは上記で検討した負荷回路での入力端及び駆動回路での出力端で1回ずつの反射による特性をいう。
図3及び図4では、Zs=Zlとしているが、Zs≠ZoかつZl≠Zoであればよく、例えば、Zo=200Ω、Zs=150Ω、Zl=100Ωとしてもよい。図3において、f1=6GHzまでは群遅延が単調減少している。つまり、数3及び数4より、ρs及びρlとも負であるため、f1=6GHzまでは群遅延が単調減少する。例えば、Zs又はZlのいずれかを200オームより大きくすると、f1=6GHzまでは群遅延が単調増加する。例えば、Zo=200Ω、Zs=600Ω、Zl=100Ωとすれば、f1=6GHzまでは群遅延が単調増加する。
前述したように、伝送線路の線路長Lに対して、群遅延特性は周波数f2=c/(2L)を周期とした正弦波状となる。線路長Lを長くすることにより、周期の短い正弦波状の群遅延特性が得られ、線路長Lを短くすることにより、周期の長い正弦波状の群遅延特性が得られる。
図3及び図4における3GHzでの群遅延の傾斜と負荷回路の入力端での振幅を図5に示す。図5において、横軸は反射係数ρsと反射係数ρlの積である。図5から振幅は−2dB程度が実用範囲であるため、反射係数の積は0.2程度まで許容できる。群遅延の傾斜は8ps/GHzが限界である。
負荷回路の負荷インピーダンスのみを変化させたときの群遅延の周波数特性を図6に、電圧利得の周波数特性を図7に示す。図6及び図7は、駆動回路の駆動インピーダンスが100Ω、伝送線路の特性インピーダンスが200Ω、伝送線路の長さが12.5mmの場合の負荷回路の入力端における群遅延と電圧利得についてのシミュレーション結果である。電圧利得は負荷回路で整合終端したときの電圧振幅に対する比である。
図6から分かるように、負荷回路の負荷インピーダンスを変化させると、群遅延は周波数の上昇と共に、増加したり減少したりする。このような特性を利用すると、本実施の形態の群遅延回路は、周波数と共に群遅延が減少したり増加したりする場合の群遅延の補正に適用することができる。図7から分かるように、伝送線路の特性インピーダンス程度以上の負荷インピーダンスであれば、電圧利得も問題ない。
以上説明したように、図1に示す駆動回路、伝送線路及び負荷回路を有する1組の群遅延回路であれば、調整が容易で小型化が可能となり、広帯域にわたり精度良く群遅延を補正することができる。
図1に示すような1組の群遅延回路で、群遅延を補正できないときは、図1に示す群遅延回路を複数縦続接続することにより大きな群遅延を補正することができる。2組の群遅延回路を縦続接続して群遅延装置とした例を図8に示す。
図8において、11aは特性インピーダンスがZoの第一の伝送線路、11bは特性インピーダンスがZoの第二の伝送線路、12は駆動インピーダンスがZsの駆動回路、13は負荷インピーダンスがZlの負荷回路、14は負荷インピーダンスがZlで駆動インピーダンスがZsのアイソレーション増幅回路である。
駆動回路12は第一の伝送線路11aを駆動して信号を送信し、アイソレーション増幅回路14は第一の伝送線路11aの負荷となって駆動回路12からの信号を受信する。アイソレーション増幅回路14は第二の伝送線路11bを駆動して受信した信号を送信し、負荷回路13は伝送線路11bの負荷となってアイソレーション増幅回路14からの信号を受信する。
図8において、アイソレーション増幅回路14は負荷回路及び駆動回路の機能を併せ持ち、入力側と出力側のインピーダンスの影響を分離する。負荷回路の負荷インピーダンスと駆動回路の駆動インピーダンスの影響を分離して負荷回路と駆動回路とを縦続接続したものと同等である。
ここで、Zs≠ZoかつZl≠Zoであり、Zs≠ZoかつZl≠Zoである。このようなインピーダンス設定にすると、駆動回路12の出力端での反射係数ρs、アイソレーション増幅回路14の入力端での反射係数ρl、アイソレーション増幅回路14での出力端での反射係数ρs及び負荷回路13での入力端での反射係数ρlはゼロではなくなる。2つの群遅延回路を縦続接続すると、2つの群遅延回路の群遅延が加算されることになり、大きな群遅延を補正できることになる。
第一の伝送線路11a及び第二の伝送線路11bのそれぞれの長さを適当に設定すると、周波数特性を調整することができる。また、駆動インピーダンス、特性インピーダンス及び負荷インピーダンスをそれぞれ設定することによって群遅延量を調整することができる。図8では、2組の群遅延回路を縦続接続したが、3組以上の群遅延回路を縦続接続するとさらに大きな群遅延を補正することができる。
次に、駆動回路の駆動インピーダンス、負荷回路の負荷インピーダンス、伝送線路の特性インピーダンス又は伝送線路の長さの少なくとも1つを可変にできる群遅延回路を説明する。
図9は、駆動回路の駆動インピーダンス及び負荷回路の負荷インピーダンスを可変できる群遅延回路の例である。図9において、11は特性インピーダンスがZoの伝送線路、16は駆動回路としての差動出力インピーダンス可変回路、17は負荷回路としての差動入力インピーダンス可変回路、21は抵抗値を可変できるFET、22は可変抵抗器である。
図9において、FET21のバイアスを制御することにより差動出力インピーダンス可変回路16の駆動インピーダンスを可変することができる。また、可変抵抗器22の抵抗値を制御することにより差動入力インピーダンス可変回路17の負荷インピーダンスを可変することができる。このような構成の駆動回路又は負荷回路を利用すると、群遅延回路を製造後に所望の群遅延となるように微調整することが可能となる。
伝送線路11の特性インピーダンスを可変とするには、予めプリント基板等に特性インピーダンスの異なる伝送線路を配置しておき、配線替えにより所望の特性インピーダンスの伝送線路を接続することで実現することができる。また、伝送線路11の線路長を可変とするには、予めプリント基板等に線路長の異なる伝送線路を配置しておき、配線替えにより所望の線路長の伝送線路を接続したり、同軸型の線路長可変器(通称、トロンボーン)や線路延長器(通称、ラインストレッチャー)等を利用することが例示できる。このような伝送線路を利用すると、群遅延回路を製造後に所望の群遅延となるように微調整することが可能となる。
駆動回路の駆動インピーダンス、負荷回路の負荷インピーダンス、伝送線路の特性インピーダンス又は伝送線路の長さの少なくとも1つを可変にできる群遅延回路とこれらを固定にした群遅延回路を縦続接続することで、大きな群遅延を補正してもよい。
前述した群遅延回路又は群遅延装置を組み込んだ光信号受信装置の実施の形態を説明する。本実施の形態は、周波数変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅する周波数変調光−電気変換増幅回路及び電気信号に変換された周波数変調信号を周波数検波する周波数検波回路を含む光信号受信装置において、前記周波数変調光−電気変換増幅回路と前記周波数検波回路との間に前述の群遅延回路又は群遅延装置を備える光信号受信装置である。
図10に光信号受信装置の構成例を示す。図10において、30は光ファイバ、31はフォトダイオード、32は電流電圧変換アンプ、33は伝送線路、35はリミッタアンプ、36はFM復調器、37は周波数検波回路出力、38は周波数変調光−電気変換増幅回路、39は周波数検波回路である。
図10において、周波数変調光−電気変換増幅回路38は、光ファイバ30を介して周波数変調された光信号を受信し、フォトダイオード31で光信号を電気信号の電流に変換し、電流電圧変換アンプ32で電気信号の電流を電圧に変換することによって電気信号を増幅する。周波数検波回路39は、伝送線路33を介して周波数変調光−電気変換増幅回路38からの電気信号を受信し、リミッタアンプ35で振幅制限し、FM復調器36で周波数検波することによって周波数変調信号を周波数検波する。この結果、光信号受信装置は、周波数変調された光信号を受信して周波数検波した電気信号を周波数検波回路出力37から出力することができる。
ここで、電流電圧変換アンプ32の駆動インピーダンス、伝送線路33の特性インピーダンス及びリミッタアンプ35の負荷インピーダンス並びに伝送線路33の線路長の関係を前述の群遅延回路の構成とする。即ち、電流電圧変換アンプ32の駆動インピーダンスを伝送線路33の特性インピーダンスと異ならせ、リミッタアンプ35の負荷インピーダンスを伝送線路33の特性インピーダンスと異ならせ、電流電圧変換アンプ32の駆動インピーダンス、伝送線路33の特性インピーダンス若しくはリミッタアンプ35の負荷インピーダンス又は伝送線路33の線路長を適切に設定することによって、群遅延を補正することができる。
図10において、通常のリミッタアンプ35の負荷インピーダンスは高い。伝送線路33の特性インピーダンスと大きく異なる場合は、リミッタアンプの入力段に終端抵抗を付加して、負荷インピーダンスを調整することが望ましい。
電流電圧変換アンプ32の駆動インピーダンスが100Ω、リミッタアンプ35の負荷インピーダンスが100Ω、伝送線路33の特性インピーダンスが250Ω、伝送線路33の長さが12.5mmの場合のリミッタアンプ35の入力端における群遅延と電圧利得についてシミュレーション結果を図11に示す。電圧利得はリミッタアンプ35で整合終端したときの電圧振幅に対する比である。
図11において、図10の回路は、周波数の上昇と共に電圧利得と群遅延量が減少することが分かる。このことから、周波数の上昇と共に群遅延が増加する光通信システムに適用すると、電圧利得が減少するが、群遅延を補正することができる。
電流電圧変換アンプ32の駆動インピーダンスが100Ω、リミッタアンプ35の負荷インピーダンスが1kΩ、伝送線路33の特性インピーダンスが200Ω、伝送線路33の長さが12.5mmの場合のリミッタアンプ35の入力端における群遅延と電圧利得についてシミュレーション結果を図12に示す。電圧利得はリミッタアンプ35で整合終端したときの電圧振幅に対する比である。
図12において、図10の回路は、周波数の上昇と共に電圧利得と群遅延量が増加することが分かる。このことから、周波数の上昇と共に群遅延が減少する光通信システムに適用すると、群遅延を補正することができる。
周波数変調信号を送受信する光通信システムにおいては、群遅延歪みは、光信号送信装置(不図示)、電流電圧変換アンプ32、伝送線路33等で発生する。上記のような構成の光信号受信装置とすることによって、光通信システム内等で発生した群遅延歪みを補正することができる。また、周波数変調光−電気変換増幅回路38と周波数検波回路39とを伝送線路33で分離接続するため、両者の調整が容易になる。
なお、図10では群遅延補正回路を利用した光受信装置を示したが、図10の群遅延補正回路相当の部分に、複数の群遅延補正回路を縦続接続した群遅延補正装置を適用してもよい。
前述した群遅延回路又は群遅延装置を組み込んだ光信号受信装置の他の実施の形態を説明する。本実施の形態は、直接変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅する直接変調光−電気変換増幅回路及び電気信号に変換された直接変調信号をリミッタ−増幅し、元の信号に再生する再生増幅回路を含む光信号受信装置において、前記直接変調光−電気変換増幅回路と前記再生増幅回路との間に前述の群遅延回路又は群遅延装置を備える光信号受信装置である。
図13に光信号受信装置の構成例を示す。図13において、40は光ファイバ、41はフォトダイオード、42は電流電圧変換アンプ、43は伝送線路、45はリミッタアンプ、46は再生回路、47は再生回路出力、48は直接変調光−電気変換増幅回路、49は再生増幅回路である。
図13において、直接変調光−電気変換増幅回路48は、光ファイバ40を介して直接変調された光信号を受信し、フォトダイオード41で光信号を電気信号の電流に変換し、電流電圧変換アンプ42で電気信号の電流を電圧に変換することによって電気信号を増幅する。再生増幅回路49は、伝送線路43を介して直接変調光−電気変換増幅回路48からの電気信号を受信し、リミッタアンプ45で振幅制限し、再生回路46で識別再生することによって直接変調信号を再生増幅する。この結果、光信号受信装置は、直接変調された光信号を受信して識別再生した電気信号を再生回路出力47から出力することができる。
ここで、電流電圧変換アンプ42の駆動インピーダンス、伝送線路43の特性インピーダンス及びリミッタアンプ45の負荷インピーダンス並びに伝送線路43の線路長の関係を前述の群遅延回路の構成とする。即ち、電流電圧変換アンプ42の駆動インピーダンスを伝送線路43の特性インピーダンスと異ならせ、リミッタアンプ45の負荷インピーダンスを伝送線路43の特性インピーダンスと異ならせ、電流電圧変換アンプ42の駆動インピーダンス、伝送線路43の特性インピーダンス若しくはリミッタアンプ45の負荷インピーダンス又は伝送線路43の線路長を適切に設定することによって、群遅延を補正することができる。
図13において、通常のリミッタアンプ45の負荷インピーダンスは高い。伝送線路43の特性インピーダンスと大きく異なる場合は、リミッタアンプの入力段に終端抵抗を付加して、負荷インピーダンスを調整することが望ましい。
直接変調信号を送受信する光通信システムにおいては、群遅延歪みは、光信号送信装置(不図示)、電流電圧変換アンプ42、伝送線路43等で発生する。上記のような構成の光信号受信装置とすることによって、光通信システム内等で発生した群遅延歪みを補正することができる。また、直接変調光−電気変換増幅回路48と再生増幅回路49とを伝送線路43で分離接続するため、両者の調整が容易になる。
なお、図13では群遅延回路を利用した光受信装置を示したが、図13の群遅延回路相当の部分に、複数の群遅延回路を縦続接続した群遅延装置を適用してもよい。
本発明の群遅延回路又は群遅延装置は、光通信システムのみならず、同軸ケーブルや平衡ケーブルを利用する通信システムや、発生した群遅延を補正する必要のある電子回路に適用することができる。
本実施の形態の群遅延回路の例を説明する図である。 本実施の形態の群遅延回路の周波数fと群遅延Tdの関係を説明する図である。 負荷回路の入力端での群遅延Tdの周波数特性を説明する図である。 負荷回路の入力端での信号振幅Aの周波数特性を説明する図である。 3GHzでの群遅延の傾斜と負荷回路の入力端での振幅を説明する図である。 負荷回路の入力端における群遅延についてのシミュレーション結果を説明する図である。 負荷回路の入力端における電圧利得についてのシミュレーション結果を説明する図である。 2組の群遅延回路を縦続接続して群遅延装置とした例を説明する図である。 駆動回路の駆動インピーダンス及び負荷回路の負荷インピーダンスを可変できる群遅延回路の例を説明する図である。 光信号受信装置の構成例を説明する図である。 リミッタアンプの入力端における群遅延と電圧利得についてシミュレーション結果を説明する図である。 リミッタアンプの入力端における群遅延と電圧利得についてシミュレーション結果を説明する図である。 光信号受信装置の構成例を説明する図である。
符号の説明
11は特性インピーダンスがZoの伝送線路
12は駆動インピーダンスがZsの駆動回路
13は負荷インピーダンスがZlの負荷回路
11aは特性インピーダンスがZoの第一の伝送線路
11bは特性インピーダンスがZoの第二の伝送線路
12は駆動インピーダンスがZsの駆動回路
13は負荷インピーダンスがZlの負荷回路
14は負荷インピーダンスがZlで駆動インピーダンスがZsのアイソレーション増幅回路
16は駆動回路としての差動出力インピーダンス可変回路
17は負荷回路としての差動入力インピーダンス可変回路
21は抵抗値を可変できるFET
22は可変抵抗器
30は光ファイバ
31はフォトダイオード
32は電流電圧変換アンプ
33は伝送線路
35はリミッタアンプ
36はFM復調器
37は周波数検波回路出力
38は周波数変調光−電気変換増幅回路
39は周波数検波回路
40は光ファイバ
41はフォトダイオード
42は電流電圧変換アンプ
43は伝送線路
45はリミッタアンプ
46は再生回路
47は再生回路出力
48は直接変調光−電気変換増幅回路
49は再生増幅回路

Claims (9)

  1. 電気信号を伝送する伝送線路と、
    前記伝送線路を駆動して信号を送信する駆動回路と、
    前記伝送線路の負荷となって前記駆動回路からの信号を受信する負荷回路と、を備え
    前記駆動回路の有する駆動インピーダンス、前記伝送線路の有する特性インピーダンス及び前記負荷回路の有する負荷インピーダンスが互いに異なる
    ことを特徴とする群遅延回路
  2. 前記駆動回路の駆動インピーダンス、前記負荷回路の負荷インピーダンス、前記伝送線路の特性インピーダンス又は前記伝送線路の長さの少なくとも1つが可変であることを特徴とする請求項1に記載の群遅延回路
  3. 請求項1又は2に記載の群遅延回路を複数縦続接続した群遅延装置。
  4. 前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記伝送線路の長さが他の群遅延回路の前記伝送線路の長さと異なることを特徴とする請求項3に記載の群遅延装置。
  5. 前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記伝送線路の特性インピーダンスが他の群遅延回路の前記伝送線路の特性インピーダンスと異なることを特徴とする請求項3又は4に記載の群遅延装置。
  6. 前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記駆動回路の駆動インピーダンスが他の群遅延回路の前記駆動回路の駆動インピーダンスと異なることを特徴とする請求項3から5に記載のいずれかの群遅延装置。
  7. 前記群遅延装置を構成する複数の前記群遅延回路のうち少なくとも1つは、前記負荷回路の負荷インピーダンスが他の群遅延回路の前記負荷回路の負荷インピーダンスと異なることを特徴とする請求項3から6に記載のいずれかの群遅延装置。
  8. 直接変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅して伝送線路に出力する直接変調光−電気変換増幅回路及び前記伝送線路からの前記電気信号を増幅し、元の信号に再生する再生増幅回路を含む光信号受信装置において、
    前記直接変調光−電気変換増幅回路は、
    前記光信号を電気信号に変換する受光素子と、
    前記受光素子からの電気信号を増幅して前記伝送線路に出力する電流電圧変換アンプと、を備え、
    前記再生増幅回路は、
    前記伝送線路からの前記直接変調信号を増幅する増幅回路と、
    前記増幅回路からの信号を元の信号に再生する再生回路と、を備え、
    前記受光素子と前記再生回路との間に、前記電流電圧変換アンプを前記駆動回路として備えかつ前記増幅回路を前記負荷回路として備える請求項1若しくは2に記載の群遅延回路又は請求項3から7に記載のいずれかの群遅延装置を備えることを特徴とする光信号受信装置。
  9. 周波数変調された光信号を受信して電気信号に変換増幅して伝送線路に出力する周波数変調光−電気変換増幅回路及び前記伝送線路からの前記電気信号を周波数検波する周波数検波回路を含む光信号受信装置において、
    前記周波数変調光−電気変換増幅回路は、
    前記光信号を電気信号に変換する受光素子と、
    前記受光素子からの電気信号を増幅して前記伝送線路に出力する電流電圧変換アンプと、を備え、
    前記周波数検波回路は、
    前記伝送線路からの前記電気信号を増幅する増幅回路と、
    前記増幅回路からの信号を周波数検波するFM復調器と、を備え、
    前記受光素子と前記FM復調器との間に
    前記電流電圧変換アンプを前記駆動回路として備えかつ前記増幅回路を前記負荷回路として備える請求項1若しくは2に記載の群遅延回路又は請求項3から7に記載のいずれかの群遅延装置を備えることを特徴とする光信号受信装置。
JP2005058213A 2005-03-02 2005-03-02 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置 Active JP4523859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058213A JP4523859B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058213A JP4523859B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006245966A JP2006245966A (ja) 2006-09-14
JP4523859B2 true JP4523859B2 (ja) 2010-08-11

Family

ID=37051903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005058213A Active JP4523859B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4523859B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4757702B2 (ja) * 2006-04-25 2011-08-24 三菱電機株式会社 光信号受信装置及び光信号伝送システム
JP2008060830A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Mitsubishi Electric Corp 電気信号回路およびそれを用いたfm復調器
JP4974876B2 (ja) * 2007-12-28 2012-07-11 三菱電機株式会社 光信号受信装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060464A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Murata Mfg Co Ltd 群遅延平坦型ローパスフィルタおよび光信号受信装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003060464A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Murata Mfg Co Ltd 群遅延平坦型ローパスフィルタおよび光信号受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006245966A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4054910A (en) Communication system for the transmission of closed circuit television over an ordinary pair of wires
EP0972347B1 (en) Serial digital data communications receiver with automatic cable equalizer, agc system, and dc restorer
JPH07500706A (ja) 光ファイバ通信システムにおける信号レベル制御
WO2006020682A1 (en) Level detector for optical receivers
US10862521B1 (en) Techniques for programmable gain attenuation in wideband matching networks with enhanced bandwidth
US20060067713A1 (en) Process and temperature-compensated transimpedance amplifier
JP4523859B2 (ja) 群遅延回路、群遅延装置及び光信号受信装置
GB2600184A (en) Amplifier device
JP4763662B2 (ja) トランスインピーダンスアンプ
US5907422A (en) Universal optical signal receiver
JP3147307B2 (ja) 並列光結合を用いた改善ダイナミックレンジ伝送システム
US7346645B2 (en) Architecture for transverse-form analog finite-impulse-response filter
US7394994B2 (en) Optical receiver circuit
US11695383B2 (en) Termination circuits and attenuation methods thereof
JP4205788B2 (ja) 二つの広帯域信号を結合し増幅するための装置
EP0028181B1 (fr) Dispositif de précorrection en haute fréquence de la non linéarité des amplificateurs de signaux comportant au moins un signal porteur modulé en amplitude, et émetteur de télévision comportant un tel dispositif
JP2005252783A (ja) 光送信機
JPH06284090A (ja) 光受信器
US7221702B2 (en) Transmitter/receiver for bidirectional communications
CN1220345C (zh) 外调式光发射机的光调变器偏压自动校正方法及装置
CN100394697C (zh) 接收频带包含线性补偿的接收机
JP3317450B2 (ja) 光受信器
JP3003569B2 (ja) 光受信器
JP3514642B2 (ja) 光受信回路およびそれを用いた光伝送システム
CN117061627A (zh) 一种基于光电转换的数据传输系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4523859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250