JP4522699B2 - アジュバント化されたMeningococcus組成物 - Google Patents

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Description

(技術分野)
本明細書中に引用される全ての文書は、その全体を参考として援用される。
(技術分野)
本発明は、ワクチンに関し、より詳細には、Neisseria meningitidisに対するワクチンに関する。
(背景技術)
Neisseria meningitidis(髄膜炎菌)血清群A(1)およびB(2,3)に対するゲノム配列が報告された。血清群Bは、ワクチン抗原(例えば、参考4〜9)を同定するために研究されてきており、候補抗原は、異種発現を改善するように操作される(例えば、参考10〜12)。
一般的に、抗原は、ワクチン中のこれらの免疫原性を増強するために、アジュバントの同時投与を必要とする(13)。フロイントのアジュバントは、血清群Bの髄膜炎菌について使用されており(9)、ライセンス発行された血清群Cに対するワクチン(MenjugateTM)は、水酸化アルミニウムを使用する(14)。ナイセリア抗原の殺菌活性の増強はまた、CpGモチーフを含むオリゴヌクレオチドアジュバントを使用することによって報告された(15)。
ナイセリア抗原に対するさらなるアジュバントまたは改善されたアジュバントを提供することは、本発明の目的である。
CpGオリゴヌクレオチドとポリマー微粒子との組み合わせが、ナイセリア抗原に対する極端に有効なアジュバントであり、この組み合わせが、ここの成分のいずれかよりはるかに良好な結果を提供することが見出された。従って、本発明は、以下を含有する組成物を提供する:(a)ナイセリア抗原;(b)CpGオリゴヌクレオチド;および(c)生体分解性ポリマー微粒子。
(ナイセリア抗原)
ナイセリア抗原は、タンパク質抗原、タンパク質抗原をコードする核酸、またはサッカリド抗原であり得る。抗原は、好ましくは、レシピエント哺乳動物において、殺菌性または保護免疫応答(例えば、抗体応答)を生じる。
抗原は、N.gonorrhoeae、N.lactamicaおよびN.meningitidisを含むナイセリアの任意の種に由来し得る。これは、好ましくは、N,meningitidis抗原であり、任意の血清群由来であり得る。抗原が血清群Bに由来する場合、タンパク質抗原の使用が好ましく、抗原が血清群A、C、W135またはYに由来する場合、サッカリド抗原の使用が好ましい。サッカリド抗原が使用される場合、代表的に、細菌性莢膜サッカリド(例えば、オリゴサッカリド(例えば、加水分解によって得られるオリゴサッカリド))に由来し、これらは、代表的に、キャリアタンパク質(例えば、CRM197に)に結合される。
血清群B N.meningitidis由来の好ましいタンパク質抗原は、以下である:
参考文献4、5、6、7、8または9のいずれか1つに開示されるタンパク質(特に、参考文献4に開示される446個の偶数配列番号(すなわち、2、4、6、...、890、892)、参考文献5に開示される45個の偶数配列番号(すなわち、2、4、6、...、88、90)および参考文献6に開示される1674個の偶数配列番号2〜3020、偶数配列番号3040〜3114、および全ての配列番号3115〜3241);
・参考文献4、5、6、7、8または9のいずれか1つに開示される1つ以上のタンパク質の免疫原性フラグメントを含む、タンパク質;
・参考文献4、5、6、7、8または9のいずれか1つに開示される1つ以上のタンパク質に対して配列同一性(好ましくは、50%より高い(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%またはそれ以上))を有する配列を含むタンパク質;
・参考文献10、11または12のいずれか1つに開示されるタンパク質;
・参考文献10、11または12のいずれか1つに開示される1つ以上のタンパク質に対して配列同一性(好ましくは、50%より高い(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%またはそれ以上))を有する配列を含むタンパク質。
血清群B N.meningitidis由来の特に好ましいタンパク質抗原は、タンパク質「287」である。このタンパク質は、野生型形態[例えば、GenBank登録gi:7228690;287の多型形態のアライメントは、参考文献8の図5および15に示される]で使用され得るが、野生型タンパク質の誘導体が使用され得る。例えば、gi:7228690に対して50%以上の配列同一性(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%またはそれ以上)を有するタンパク質が使用され得る。タンパク質の短縮形態または欠失形態を含むタンパク質(例えば、参考文献10〜12に開示されるN末端短縮形態(特に、「ΔG287」(6個の反復グリシン残基までを含むタンパク質のN末端を欠失している)))が使用され得る。このような287配列を含む融合タンパク質が使用され得る。287のこれらの形態の全て、およびより詳細には、野生型287タンパク質の免疫原性を保持する形態は、本明細書中で使用される場合、「287」の意味に含まれる。
血清群B N.meningitidis由来の別の特に好ましいタンパク質抗原は、タンパク質「961」(「NadA」としても公知)である[16]。このタンパク質は、野生型形態[例えば、GenBank登録gi:7227256;961の対立遺伝子は、参考文献17に開示される]で使用され得るが、野生型タンパク質の誘導体が使用され得る。例えば、gi:7227256に対して50%以上の配列同一性(例えば、60%、70%、80%、90%、95%、99%またはそれ以上)を有するタンパク質が使用され得る。タンパク質の短縮改変体または欠失改変体を含むタンパク質(例えば、参考文献10〜12に開示されるタンパク質(特に、「961c」(C末端膜アンカーを欠失している)))が使用され得る。このような961配列を含む融合タンパク質が使用され得る。961のこれらの形態の全て、および詳細には、野生型961タンパク質の免疫原性を保持する形態は、本明細書中で使用される場合、「961」または「NadA」の意味に含まれる。
他の好ましいタンパク質抗原は、タンパク質「741」およびタンパク質「ORF46.1」、ならびにタンパク質「ORF1」、「ORF4」、「ORF25」、「ORF40」、「ORF83」、「NMB1343」、「230」、「233」、「292」、「594」、「687」、「736」、「907」、「919」、「936」、「953」、および「983」である。他の好ましいタンパク質抗原は、参考文献10〜12に開示されるハイブリッドタンパク質であり、特に、以下のうちの1つ以上を含むタンパク質である:287タンパク質、953タンパク質、936タンパク質および/または741タンパク質。
タンパク質抗原は、N.meningitidisの任意の株から誘導され得る。2996、MC58、95N477および394/98由来の抗原を使用することが好ましい。
株改変体と同様に、単一または複数の保存アミノ酸置換が、本発明に従って使用される抗原の免疫原性を変更しながらなされ得る。
タンパク質抗原に加えて、またはタンパク質抗原の代わりに、タンパク質抗原をコードする核酸が本発明の組成物内に含まれ得る。この核酸は、一旦哺乳動物レシピエントに投与されると発現され、そしてこのタンパク質抗原が産生される。このような核酸免疫化は、周知である[例えば、参考文献18〜23など]。この核酸は、典型的には、DNAプラスミドである。
血清群CのN.meningitidis由来の好ましい糖抗原は、MenjugateTM[24、25]において使用されるオリゴ糖結合体であり、これは、血清群Cのカプセル多糖からの12〜22個の単糖単位を含む。
血清群A由来の好ましい糖抗原は、オリゴ糖であり、このオリゴ糖中で、構成単糖単位上の1つ以上のヒドロキシル基は、保護基[26]によって置換されている。
血清群A、W135およびY由来のさらなるオリゴ糖抗原は、参考文献27に開示される。
本発明の組成物は、1つより多いナイセリア抗原を含み得る。血清群AおよびCの両方のN.meningitidis由来の糖が含まれる場合、MenA糖:MenC糖の比(w/w)は、1より大きい(例えば、2:1、3:1、4:1、5:1、10:1またはそれ以上)であることが好ましい。
本発明の組成物は、好ましくは、免疫原性組成物またはワクチンである。このような組成物は、免疫学的に有効量の抗原を含む。「免疫学的に有効量」は、(単回投与でかまたは一連の一部としてのいずれかでの)その量の抗原を含む本発明の組成物の個体に対する投与が、治療応答または予防免疫応答を生じるために有効であることを意味する。この量は、処置される個体の健康状態および身体的状態、年齢、処置される個体の分類群(例えば、非ヒト霊長類、霊長類など)、個体の免疫系が抗体を合成する能力、所望の保護の程度、ワクチンの処方、処置する医師の医療状況の評価、および他の関連する要因に依存して変化する。この量は、比較的広い範囲にわたり得、この量は、日常的な試行によって決定され得る。抗原は、典型的には、それぞれ少なくとも1μg/mlの濃度で存在する。
投薬処置は、単回用量スケジュールであっても複数用量スケジュール(例えば、ブースター用量を含む)であってもよい。
(CpGオリゴヌクレオチド)
CpGオリゴヌクレオチドは、ワクチンアジュバントとしての使用により公知であり[例えば、参考文献28]、そしてこれらは、強力なTh1免疫応答を誘導する。これらは、非経口アジュバントおよび粘膜アジュバントとして有用である[29]。
本発明に従って使用されるCpGオリゴヌクレオチドは、少なくとも1つのCGジヌクレオチド(すなわち、グアノシンヌクレオチドが続くシトシンヌクレオチド)を含む核酸である。このオリゴヌクレオチドは、複数のCGジヌクレオチドを含み得る。
このオリゴヌクレオチドにおけるCG配列は、5’側において2つのプリン、および3’側において2つのピリミジンに隣接され得る(すなわち、RRCGYY)。
CpGオリゴヌクレオチドにおけるシトシンヌクレオチドは、メチル化され得るが、これらはメチル化されない場合に好ましい。
シトシンヌクレオチドおよびグアノシンヌクレオチドは、好ましくは、デオキシヌクレオチドであり、そして核酸は、好ましくは、DNAである。ヌクレアーゼ耐性を増強するために、このオリゴヌクレオチドは、改変された骨格(例えば、ホスホロチオエート骨格)を含み得る。DNAを使用することの代替として、PNA(ペプチド核酸)を使用することが可能である。さらに、このオリゴヌクレオチドは、糖部分および窒素塩基部分の置換を含み得る。
このオリゴヌクレオチドは、好ましくは、約6個と約100個との間のヌクレオチド、より好ましくは、約8個と約50個との間のヌクレオチド、最も好ましくは、約10個と約40個との間のヌクレオチドを含む。
少なくとも1個のCGジヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドは、従来のオリゴヌクレオチド合成を使用して、好都合に調製され得る。
CpGオリゴヌクレオチドアジュバントの例は、参考文献30〜55に見出される。
(生分解性ポリマー微粒子)
生分解性ポリマー微粒子は、ワクチンアジュバントとしての使用により公知である[例えば、参考文献56]。これらは、非経口アジュバントおよび粘膜アジュバントとして有用である。
生分解性であることと同様に、微粒子を作製するために使用されるポリマーは、一般に、滅菌可能かつ非毒性(生体適合性)である。適切な生分解性ポリマーは、容易に市販されており、そしてポリヒドロキシ酪酸;ポリカプロラクトン;ポリオルトエステル;ポリ無水物;ポリ(ヒドロキシブチレート);およびポリ(α−ヒドロキシ酸)に由来のものが挙げられる。好ましいポリマーは、1種以上のポリ(α−ヒドロキシ酸)から形成される(例えば、ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D,L−ラクチド)、D,L−ラクチドとグリコリドとのコポリマー(例えば、ポリ(D,L−ラクチド−co−グリコリド))、またはD,L−ラクチドとカプロラクトンとのコポリマー)。ポリ(D,L−ラクチド−co−グリコリド(「PLG」)から形成された微粒子が、好ましい。
これらのポリマーは、種々の分子量において利用可能であり、所定の抗原についての適切な分子量は、容易に決定されうる。ポリ(L−ラクチド)については、適切な分子量は、約2000〜250,000の大きさである。PLGについては、適切な分子量は、一般には、約10,000〜約200,000の範囲、好ましくは、約15,000〜約150,000の範囲、および最も好ましくは、約50,000〜約100,000の範囲である。
PLG微粒子については、種々のラクチド:グリコリド比が使用され得、その比は、主に選択の問題であり、一部分は、同時に投与される抗原および所望の分解速度に依存する。例えば、50:50 PLGポリマー(50% D,L−ラクチドおよび50% グリコリドを含有する)は、速い吸収のコポリマーを提供する一方で、ラクチド成分の増大に起因して、75:25 PLGは、よりゆっくりと分解し、そして85:15および90:10は、なおよりゆっくりと分解する。ラクチド:グリコリドの適切な比は、抗原の性質および問題の障害に基づいて、容易に決定される。さらに、変動性のラクチド:グリコリドの比を有する微粒子の混合物は、所定の抗原についての所望の放出動力学を達成し、一次免疫応答および二次免疫応答の両方を提供するために、処方物における使用が見いだされる。本発明の微粒子の分解速度はまた、ポリマー分子量およびポリマー結晶性のような要因によって制御されうる。
本明細書中で使用される場合、用語「微粒子」とは、直径が約100nm〜約150μm、より好ましくは、直径が約200nm〜約30μm、および最も好ましくは、直径が約500nm〜約10μmの粒子をいう。好ましくは、微粒子は、針およびキャピラリーを閉塞することなく、非経口投与を可能にする直径である。微粒子サイズは、当該分野で周知の技術(例えば、光子相関分光法、レーザー回折法、および/または走査型電子顕微鏡)によって容易に決定されうる。用語「微粒子」は、その範囲内に「ナノ粒子」[57]を含む。好ましい微粒子は、マイクロスフェアであるが、ラメラ粒子[58]もまた使用されうる。
微粒子は、当該分野で周知の任意のいくつかの方法を使用して調製されうる[例えば、文献59]。例えば、二重エマルジョン/溶媒エバポレーション技術[例えば、文献60および61]は、微粒子を形成するために使用されうる。これらの技術は、抗原を含有するポリマー溶液の小滴からなる最初のエマルジョンの形成(抗原が、微粒子中に捕捉されるべき場合)を包含し、次いで、これは、粒子安定化剤/界面活性剤を含有する連続水層と混合される。
より具体的には、水中油中水(w/o/w)型溶媒エバポレーションシステムは、文献62、63、および64に記載されるように、微粒子を形成するために使用されうる。この技術において、特定のポリマーは、有機溶媒(例えば、酢酸エチル、ジメチルクロリド(塩化メチレンおよびジクロロメタンともいわれる)、アセトニトリル、アセトン、クロロホルムなど)と混合される。そのポリマーは、有機溶媒中で、約2〜15%の溶液になるように提供される。ほぼ等量の抗原溶液(例えば、水中)が添加され、ポリマー/抗原溶液は、例えば、ホモジナイザーを使用して乳化される。次いで、そのエマルジョンは、エマルジョン安定剤(例えば、ポリビニルアルコール(PVA)またはポリビニルピロリドン)の大量の水溶液と合わされる。エマルジョン安定化剤は、代表的には、約2〜15%溶液、より代表的には、約4〜10%溶液で提供される。次いで、その混合物は、ホモジナイズされて、安定なw/o/w型二重エマルジョンを生じる。次いで、有機溶媒は、エバポレートされる。
処方物パラメータは、小さい粒子(<5μm)および大きい粒子(>30μm)の調製を可能にするように操作され得る[例えば、63、65]。例えば、攪拌を減少させた結果、内部相容量が増加されるにつれて、より大きい粒子が生じる。小さい粒子は、高濃度のPVAを有する低い水相容量によって、作製される。
微粒子はまた、噴霧乾燥およびコアセルベーション[例えば、引用文献66、67および68];エアサスペンションコーティング技術(例えば、パンコーティングおよびWursterコーティング[69、70];イオンゲル化[71]を使用して形成され得る。
微粒子を使用する前に、抗原含量は、一般に、適切な量の微粒子が被験体に送達されて適切な免疫応答を誘発し得るように、決定される。
微粒子の抗原含量は、当該分野で公知の方法に従って(例えば、微粒子を壊すことによって、および捕捉された抗原を抽出することによって)、決定され得る。例えば、微粒子は、塩化ジメチル中に溶解され得、そしてタンパク質は、蒸留水中に抽出され得る[例えば、引用文献72、73、74]。あるいは、微粒子は、5%(w/v)のSDSを含有する0.1M NaOH中に分散され得る。サンプルは、攪拌され、遠心分離され、そしてその上清は、適切なアッセイを使用して、抗原についてアッセイされる[75]。
抗原および/またはCpG−オリゴヌクレオチドは、微粒子内または微粒子上に配置され得る。捕捉は、一般に、抗原/オリゴヌクレオチドを微粒子の形成の間存在させることによって達成されるが、表面吸着は、抗原/オリゴヌクレオチドを予め形成された微粒子に加えることによって達成される。
調製された微粒子上に抗原/オリゴヌクレオチドを吸着させるための1つの方法は、以下の通りである:透析可能なアニオン性界面活性剤またはカチオン性界面活性剤を使用して、微粒子を、本質的に単量体の微粒子の懸濁液に再水和しそして分散する。有用な界面活性剤としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:種々のN−メチルグルカミド(MEGAとして知られている)(例えば、ヘプタノイル−N−メチルグルカミド(MEGA−7)、オクタノイル−N−メチルグルカミド(MEGA−8)、ノナノイル−N−メチルグルカミド(MEGA−9)、およびデカノイル−N−メチルグルカミド(MEGA−10));コール酸;コール酸ナトリウム;デオキシコール酸;デオキシコール酸ナトリウム;タウロコール酸;タウロコール酸ナトリウム;タウロデオキシコール酸;タウロデオキシコール酸ナトリウム;3−[(3−コールアミドプロピル(cholamidopropyl))ジメチルアンモニオ]−1−プロパン−スルホネート(CHAPS);N−オクチルグルコシド;3−[(3−コールアミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシ−1−プロパン−スルホネート(CHAPSO);N−ドデシル−N,N−ジメチル−3−アンモニオ−1−プロパン−スルホネート(ZWITTERGENT 3−12);N,N−ビス−(3−D−グルコンアミドプロピル)−デオキシコールアミド(DEOXY−BIGCHAP);モノラウリン酸スクロース;グリココール酸/グリココール酸ナトリウム;ラウロサルコシン(laurosarcosine)(ナトリウム塩);グリコデオキシコール酸/グリコデオキシコール酸ナトリウム;ドデシル硫酸ナトリウム(sodium dodceyl sulfate)(SDS);およびヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB);ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド;ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド;テトラデシルトリメチルアンモニウムブロミド;ベンジルジメチルドデシルアンモニウムブロミド;ベンジルジメチル−ヘキサデシルアンモニウムクロリド;ベンジルジメチルテトラ−デシルアンモニウムブロミド、のいずれか。上記の界面活性剤は、市販されている。当該分野で公知の種々のカチオン性脂質もまた、界面活性剤として使用され得る[76、77]。
次いで、微粒子/界面活性剤混合物を、例えば、セラミックの乳鉢および乳棒を使用して、滑らかなスラリーが形成されるまで物理的に粉砕する。次いで、適切な水性緩衝液(例えば、リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)またはTris緩衝化生理食塩水)を添加し、そして得られた混合物を、この微粒子が完全に懸濁されるまで、超音波処理するかまたはホモジナイズする。次いで、抗原/オリゴヌクレオチドを、この微粒子懸濁液に添加し、そしてこの系を透析して、界面活性剤を除去する。このポリマー微粒子および界面活性剤系は、好ましくは、抗原/オリゴヌクレオチドが、活性をなお維持しつつ、微粒子表面に吸着するように選択される。表面吸着抗原/オリゴヌクレオチドを含む得られた微粒子を洗浄して、未結合の抗原/オリゴヌクレオチドを除去し、そして適切な緩衝処方物中の懸濁液として保存するか、または以下にさらに記載されるように、適切な賦形剤と共に凍結乾燥する。
(抗原/CpG/微粒子の組合せ)
種々の物理的関係が、本発明の組成物の3つの基本成分の間で可能である。これらは、微粒子が内部容量および表面を有し、これらのいずれかがCpG−オリゴヌクレオチドおよび/または抗原を位置決めするために使用され得ることに起因して、生じる。
従って、抗原は、微粒子内に捕捉され得、この抗原は、微粒子に吸着され得るか、またはこの抗原は、捕捉も吸着されることなく、微粒子と単に混合され得る。吸着が好ましい。
同様に、CpG−オリゴヌクレオチドは、微粒子内に捕捉され得、このCpG−オリゴヌクレオチドは、微粒子に吸着され得るか、またはこのCpG−オリゴヌクレオチドは、微粒子と単に混合され得る。CTABのような界面活性剤を使用して、吸着が達成され得る。
CpG−オリゴヌクレオチドおよび抗原の両方は、互いに、微粒子に対して同じ物理的関係を有し得るか、またはこれらは、異なり得る。同様に、CpG−オリゴヌクレオチドおよび抗原は、同じ微粒子に吸着され得るか、またはこれらのCpG−オリゴヌクレオチドおよび抗原は、異なる微粒子に吸着され得る。全ての可能な組合せが、本発明に包含される。
Figure 0004522699
本発明の組成物は、上記の混合物を含み得る。例えば、この組成物内のいくつかの微粒子は、捕捉された抗原を有し、いくつかの微粒子は、吸着された抗原を有する。
(薬学的組成物)
薬学的使用のために、本発明の組成物は、一般的に、薬学的に受容可能なキャリアを含む。これにより、本発明の薬学的組成物が与えられる。薬学的に受容可能なキャリアは、それ自体、この組成物を受容する患者に対して有害な抗体の産生を誘導せず、かつ過度の毒性を伴わずに投与され得る任意の物質であり得る。適切なキャリアは、大きく、徐々に代謝される高分子(例えば、タンパク質、多糖、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリマーアミノ酸、アミノ酸コポリマー、および不活性ウイルス粒子)であり得る。そのようなキャリアは、当業者に周知である。薬学的に受容可能なキャリアとしては、液体(例えば、水、生理食塩水、グリセロール、およびエタノール)が挙げられ得る。補助的物質(例えば、湿潤剤もしくは乳化剤、pH緩衝物質など)もまた、そのようなビヒクル内に存在し得る。リポリームは、適切なキャリアである。薬学的キャリアの徹底的な議論は、参考文献78において利用可能である。
本発明の組成物は、種々の形態で調製され得る。例えば、これらの組成物は、液体の溶液または懸濁液のいずれかとしての注射可能物質として調製され得る。注射前に液体ビヒクル中に溶解または懸濁するのに適する固体形態もまた、調製され得る。この組成物は、局所投与用に(例えば、軟膏、クリーム剤、または散剤として)調製され得る。この組成物は、経口投与用に(例えば、錠剤もしくはカプセル剤、またはシロップ剤(必要に応じて香味を付けられている))として調製される。この組成物は、経肺投与用に(例えば、微細な散剤またはスプレー剤を用いる吸入器として)調製され得る。この組成物は、坐剤またはペッサリーとして調製され得る。この組成物は、鼻腔投与用、経口投与用、または経眼投与用に(例えば、点滴剤として、スプレーとして、または散剤として)調製され得る(例えば、79)。
好ましくは、この薬学的組成物は、滅菌されている。発熱物質を含まないことが好ましい。例えば、pH6〜pH8、一般的には、pH7の周辺で、緩衝化されていることが好ましい。
この薬学的組成物は、凍結乾燥され得る。
本発明はまた、本発明の薬学的組成物を含む送達デバイスを提供する。このデバイスは、例えば、注射器であり得る。
(医学的処置および使用)
本発明の組成物は、治療的に(すなわち、既存のナイセリア感染を処置するために)または予防的に(すなわち、未来のナイセリア感染を予防するために)用いられ得る。
本発明は、医薬として使用するための本発明の組成物を提供する。
本発明はまた、抗体応答を哺乳動物において惹起するための方法を提供し、この方法は、本発明の薬学的組成物をこの哺乳動物に投与する工程を包含する。この抗体応答は好ましくは、IgA応答またはIgG応答であり、これは好ましくは殺菌性である。
本発明はまた、ナイセリア感染および/またはナイセリア疾患に罹患した哺乳動物を処置するための方法を提供し、この方法は、本発明の薬学的組成物を患者に投与する工程を包含する。
本発明はまた、ナイセリア感染および/またはナイセリア疾患に対して哺乳動物を防御するための方法を提供し、この方法は、本発明の薬学的組成物をこの哺乳動物に投与する工程を包含する。
本発明はまた、哺乳動物の疾患および/または感染を予防または処置するための医薬の製造における、(a)ナイセリア抗原、(b)CpGオリゴヌクレオチド、および(c)生体分解性ポリマー微粒子の使用を提供する。
この哺乳動物は、好ましくはヒトである。ヒトは、成人であり得るが、好ましくは小児であり得る。本発明の組成物は、小児およびティーンエージャーを免疫するために特に有用である。
本発明の使用および方法は、N.meningitidisの感染に対して処置/防御するために特に有用である。これらの使用および方法は、細菌髄膜炎を含む疾患を予防/処置するために特に有用である。
治療処置の効力は、本発明の組成物の投与後、ナイセリア感染をモニタリングすることによって試験され得る。予防的処置の効力は、この組成物の投与後、抗ナイセリア免疫応答をモニタリングすることによって試験され得る。本発明の組成物は一般に、患者に直接的に投与される。直接送達は、非経口注射(例えば、皮下、腹腔内、静脈内、筋肉内、または組織の間質間隙へと)によって、直腸、経口、膣、局所、経皮、眼内、鼻腔内、耳に、または肺への投与によって、達成され得る。注射または鼻腔内投与が好ましい。
投薬処置は、単回用量スケジュールまたは複数回用量スケジュールであり得る。
(さらなる成分)
本発明の組成物は、CpG−オリゴヌクレオチドおよびポリマー微粒子に加えてアジュバントを含み得る。好ましいさらなるアジュバントとしては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:(A)アルミニウム化合物(例えば、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、アルミニウムヒドロキシホスフェート、オキシヒドロキシド、オルトホスフェート、スルフェートなど(例えば、参考文献13の第8章および第9章を参照のこと))、または異なるアルミニウム化合物の混合物であり、この化合物は任意の適切な形態(例えば、ゲル、結晶、非結晶など)をとり、そして吸着性(adsorption)であることが好ましい、化合物;(B)MF59(マイクロフルイダイザーを用いてサブミクロン粒子へと処方される、5% Squalene、0.5% Tween 80、および0.5% Span 85)(13の第10章を参照のこと;参考文献80もまた参照のこと);(C)リポソーム(参考文献13の第13章および第14章を参照のこと);(D)ISCOM(参考文献13の第23章を参照のこと)、これは、さらなる界面活性剤が全くなくてもよい(81);(E)10% Squalane、0.4% Tween 80、5%プルロニック(pluronic)ブロックポリマーL121、およびサブミクロン乳濁液にマイクロフルイダイズされるかまたはより大きな粒子サイズの乳濁液を作製するようにボルテックスされたかのいずれかのthr−MDPを含む、SAF(参考文献13の第12章を参照のこと);(F)2% Squalene、0.2% Tween 80、および以下:モノリン脂質A(MPL)、トレハロースジミコレート(TDM)、および細胞壁骨格(CWS)(好ましくは、MPL+CWS(DetoxTM))からなる群、からの細菌細胞壁成分の1つ以上を含む、RibiTMアジュバント系(RAS))(Ribi Immunochem);(G)QuilAまたはQS21(参考文献13の第22章を参照のこと)(StimulonTMとしても公知である)のようなサポニンアジュバント(82);(H)キトサン(例えば、83);(I)フロイント完全アジュバント(CFA)およびフロイント不完全アジュバント(IFA);(J)インターロイキン(例えば、IL−1、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−12など)、インターフェロン(例えば、インターフェロンγ)、マクロファージコロニー刺激因子、腫瘍壊死因子などのようなサイトカイン(参考文献13の第27章および第28章を参照のこと);(K)モノリン脂質A(MPL)または3−O−デアシル化MPL(3dMPL)(例えば、参考文献13の第21章);(L)3dMPLと、例えば、QS21および/または水中油乳濁液との組み合わせ(84);(M)ポリオキシエチレンエーテルまたはポリオキシエチレンエステル(85);(N)オクトキシノールと組み合わせたポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性剤(86)または少なくとも1つの追加の非イオン性界面活性剤(例えば、オクトキシノール)と組み合わせたポリオキエチレンアルキルエーテル界面活性剤またはポリオキエチレンアルキルエステル界面活性剤(87);(N)金属塩の粒子(88);(O)サポニンおよび水中油乳液(89);(P)サポニン(例えば、QS21)+3dMPL+IL−12(必要に応じて+ステロール)(90);(Q)E.coli熱不安定性腸毒素(「LT」)、またはK63もしくはR72変異体のようなそれらの無毒化変異体(例えば、参考文献91の第5章);(R)コレラ毒素(「CT」)またはその無毒化変異体(例えば、参考文献91の第5章);(S)二本鎖RNAならびに(T)組成物の効果を増強するような免疫刺激因子として作用する他の物質(例えば、参考文献13の第7章を参照のこと)。ミョウバン(alum)(特に、リン酸アルミニウムおよび/または水酸化アルミニウム)ならびにMF59は、非経口的免疫化にとって好ましいさらなるアジュバントである。変異体毒素は、好ましい粘膜アジュバントである。
ムラミルペプチドとしては、N−アセチル−ムラミル−L−スレオニル−D−イソグルタミン(thr−MDP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(nor−MDP)、N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’−2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルアミンMTP−PE)などが挙げられる。
ナイセリア抗原と同様に、組成物は、さらなる抗原性成分を含み得る。本発明の組成物に含まれ得る抗原としては、以下が挙げられる:
−CagA(92〜95)、VacA(96、97)、NAP(98、99、100)、HopX(例えば、101)、HopY(例えば、101)および/もしくはウレアーゼのようなHelicobacter pylori由来の抗原。
−参考文献102、103、104、105などにおいて開示されるような、N.meningitidis血清群B由来の膜外小胞(OMV)調製物。
−Streptococcus pneumoniae由来のサッカリド抗原(例えば、106、107、108)
−不活化ウイルスのような、A型肝炎ウイルス由来の抗原(例えば、109、110)。
−表面抗原および/もしくはコア抗原のような、B型肝炎ウイルス由来の抗原(例えば、110、111)。
−C型肝炎ウイルス由来の抗原(例えば、112)。
−Bordetella pertussis由来の抗原(例えば、B.pertussis由来の破傷風ホロ毒素(PT)および繊維状赤血球凝集素(FHA))(これはまた、必要に応じて、ペルタクチンおよび/またはアグルチノーゲン2およびアグルチノーゲン3(例えば、参考文献113および114)と組み合わされる)。
−ジフテリア抗原(例えば、ジフテリアトキソイド(例えば、参考文献115第3章)(例えば、CRM197変異体(例えば、参考文献116)))。
−破傷風抗原(例えば、破傷風トキソイド(例えば、参考文献115第4章))。
−Haemophilus influenzae B由来の糖質抗原(例えば、参考文献23)。
−Chlamydia pneumoniae由来の抗原(例えば、参考文献117、118、119、120、121、122、123)。
−Chlamydia trachomatis由来の抗原(例えば、参考文献124)。
−Porphyromonas gingivalis(例えば、参考文献125)。
−ポリオ抗原(例えば、参考文献126、127)(例えば、IPVまたはOPV)。
−狂犬病抗原(例えば、参考文献128)(例えば、凍結乾燥不活化ウイルス(例えば、参考文献129のRabAvertTM))。
−麻疹抗原、流行性耳下腺炎抗原、および/または風疹抗原(例えば、参考文献115第9章、第10章および第11章)。
−インフルエンザウイルス由来の抗原(例えば、参考文献115第19章)(例えば、赤血球凝集素タンパク質および/またはノイラミニダーゼ表面タンパク質)。
−パラミクソウイルス(例えば、RSウイルス(RSV(参考文献130、131))および/またはパラインフルエンザウイルス(PIV3(参考文献132))由来の抗原。
−Moraxella catarrhalis由来の抗原(例えば、参考文献133)。
−Streptococcus agalactiae(B群ストレプトコッカス)由来の抗原(例えば、参考文献134、135)。
−Streptococcus pyogenes(A群ストレプトコッカス)由来の抗原(例えば、参考文献135、136、137)。
−Staphylococcus aureus由来の抗原(例えば、参考文献138)。
−Bacillus anthracis由来の抗原(例えば、139、140、141)。
−フラビウイルス科(フラビウイルス属)のウイルス(例えば、黄熱病ウイルス、日本脳炎ウイルス、4種の血清群のデング熱ウイルス、ダニ媒介脳炎ウイルス、西ナイルウイルス)由来の抗原。
−ペスチウイルス抗原(例えば、古典的ブタ熱ウイルス、ウシウイルス性下痢性ウイルス、および/またはボーダー病ウイルスに由来する抗原)。
−パルボウイルス(例えば、パルボウイルスB19由来の)抗原。
−プリオンタンパク質(例えば、CIDプリオンタンパク質)。
−アミロイドタンパク質(例えば、βペプチド(参考文献142))。
−癌抗原(例えば、参考文献143表1に列挙される抗原または参考文献144表3および4に列挙される抗原)。
本組成物は、これらのさらなる抗原のうちの1つ以上を含み得る。
毒性タンパク質抗原は、必要な場合は無毒化され得る(例えば、化学的手段および/または遺伝的手段による破傷風毒素の無毒化(参考文献114))。
ジフテリア抗原がこの組成物中に含まれる場合、破傷風抗原および百日咳抗原を含めることもまた、好ましい。同様に、破傷風抗原が含まれる場合、ジフテリア抗原および百日咳抗原を含めることもまた、好ましい。同様に、百日咳抗原が含まれる場合、ジフテリア抗原および破傷風抗原を含めることもまた、好ましい。
抗原は、好ましくは、アルミニウム塩に吸着される。
組成物中の抗原は、代表的に、各々少なくとも1μg/mlの濃度で存在する。一般に、任意の所定の抗原の濃度は、この抗原に対する免疫応答を惹起するために充分である。
本発明の組成物中でタンパク質抗原を使用することの代替として、この抗原をコードする核酸が使用され得る。従って、本発明の組成物のタンパク質成分は、このタンパク質をコードする核酸(好ましくは(例えば、プラスミド形態の)DNA)によって置換され得る。
(定義)
用語「含む(comprising)」は、「含む(including)」および「からなる(consisting)」を意味する。例えば、Xを「含む」組成物は、排他的にXからなり得るか、またはさらなる何かを含み得る(例えば、X+Y)。
2つのアミノ酸配列間の配列同一性%に対する言及は、整列された場合に、その2つの配列を比較する場合にその%のアミノ酸が同じであることを意味する。このアラインメントおよび相同性%または配列同一性%は、例えば、参考文献145のセクション7.7.18に記載される、当該分野で公知のソフトウェアプログラムを使用して、決定され得る。好ましいアラインメントは、ギャップオープンペナルティ12およびギャップ伸長ペナルティ2、BLOSUMマトリックス62と共に、擬似変換ギャップ検索を使用して、Smith−Waterman相同性検索アルゴリズムによって決定される。このSmith−Waterman相同性検索アルゴリズムは、参考文献146に教示される。
(発明を実施するための様式)
(Neisseria meningitidis血清群B抗原を用いる、非経口プライムおよび粘膜ブースト)
参考文献6は、血清群BのN.meningitidis由来のタンパク質(「287」と称される)を開示する。参考文献10〜12は、その発現を改善する方法を開示する。1つの方法は、このタンパク質のN末端を6つの反復グリシン残基まで(その反復グリシン残基を含む)を欠失させることを包含する。このタンパク質は、「ΔG287」と称される。
マウスを、CpGオリゴヌクレオチド(これもまた、PLG微粒子に吸着される)を有するかまたは有さないPLG微粒子への吸着により筋内(IM)投与のために処方された、2996株由来のMenB ΔG287抗原(20μg/用量)を用いてプライムおよびブーストした。鼻腔内(IN)投与のためのさらなる処方物は、LT−K63アジュバントを使用した。マウスは、3回のIM投与、または2回のIM投与、次いで2回のIN投与のいずれかを受けた(0日目;28日目;84日目;および必要に応じて98日目での投薬)。
Figure 0004522699
Figure 0004522699
従って、CpGオリゴヌクレオチドを含めることは、筋内投与されたMenBタンパク質287に対する抗体力価を増強した(群1および2を比較)。力価は、3回目の筋内投薬を2回の鼻腔内投与で置換することによって、増強され得た(群1および3を比較)。CpG増強がまた、筋内/鼻腔内レジメンにおいて見られた(群3および4を比較)。
(MenBタンパク質287のためのアジュバントの比較)
ΔG287を種々のアジュバントと共に処方し、そしてマウスに投与した。マウスからの血清を殺菌抗体(BCA)アッセイを用いて評価し、そして、力価は以下の通りであった:
Figure 0004522699
従って、CpGオリゴヌクレオチドは、ミョウバンとほぼ匹敵し、アジュバントとして穏やかにのみ効果的であった。PLG微粒子は、ミョウバンおよびCpGの両方より効果的であったが、フロイントアジュバントほど効果的ではなかった。しかし、著しく対照的に、CpGおよびPLGの混合物は、2次免疫段階後においてフロイントアジュバントのアジュバント活性に匹敵し、3次免疫後ではフロイントアジュバントを超えた。
CpGを用いることによるPLGアジュバント活性の増強はまた、別個の研究においても見られた(02〜0279):
Figure 0004522699
(アジュバント活性に対する吸着の効果)
アジュバント活性に対する吸着の効果を試験した。タンパク質ΔG287を、DSS界面活性剤またはSDSを用いてPLG微粒子に吸着させるか、または、単に粒子と混合させた。免疫を0日目、21日目および35日目に実施し、そして力価を35日目および49日目に評価した。結果は以下の通りである:
Figure 0004522699
従って、ΔG287についてのCpGおよび微粒子の混合物のアジュバント活性は、抗原が、微粒子に吸着された場合に、最適である。
参考文献6は、「961」と呼ばれる血清群BのN.menigitidis由来のタンパク質(「NadA」として現在公知である[16、17])を開示する。参考文献10〜12は、NadAの発現を改善する方法を開示する。1つの方法は、タンパク質のC末端を欠失させ、その膜アンカーを除去すること(すなわち、2996株についてのアミノ酸351〜405を除去すること)、ならびに、そのリーダーペプチドの天然の除去を包含する。このタンパク質は、「961c」といわれる。CpGと同時投与される場合の、PLGアジュバント活性に対する吸着の効果を、287について上記したように、961cについて試験した。
Figure 0004522699
従って、ΔG287に関して、961cについての、CpGおよび微粒子混合物のアジュバント性は、この抗原が微粒子に吸着されるときに最適である。抗原そのままにとって、そして、ΔG287と併せたときの抗原にとって、このことは、確かである。
従って、単一であっても併用されても、ΔG287および961cの両方にとって、CpGおよびPLG混合物についての最良のアジュバント性は、PLG微粒子に対して抗原が吸着したときに、見出される。
(PLG、CpG、ミョウバンおよびMF59)
PLG、CpGおよびミョウバンの種々の組合せを、タンパク質ΔG287について試験し、Hisタグ化産物として発現した。3つの免疫後の、血清殺菌力価は、以下である:
Figure 0004522699
類似の実験を、実施し、そして、その結果は以下のようであった:
Figure 0004522699
従って、MF59およびミョウバンは、さらに、CpG/PLG混合物の効率を増強し得、PLG微粒子に対するCpGの吸着は、アジュバント性については必要ではないが、微粒子に対する抗原の吸着は、最適であると、再度、見出される。
(抗原混合物)
アジュバント性に対する吸着の効果を、タンパク質ΔG287およびタンパク質961cについて、単独および合わせて研究した。3用量後の抗体力価は以下の通りであった:
Figure 0004522699
従って、ΔG287に関して、タンパク質961cについてのCpGおよび微粒子混合物のアジュバント性は、抗原が微粒子に吸着するときに、最適である。
PLG微粒子とアジュバントとのさらなる併用を、タンパク質ΔG287およびタンパク質961cについて試験した。このCpGは、可溶性であるか、またはPLG微粒子について吸着するかのいずれかであった。結果は、以下のようであった:
Figure 0004522699
20μg/PLG吸着抗原/IM用量(日数、0日、21日、および35日)を使用して、同様の研究を、10匹のCD−1マウスの群について実施した。CpGが存在した場合、これを、10μg/用量で与えた。ELISA力価(GMT)を、OD450nm 0.5を与える血清希釈の逆数をとって計算し、そして、血清を、両方の抗原について試験した。血清殺菌活性力価(SBA)を、50%の標的細菌を死滅させる血清希釈の逆数をとって計算し、そして、血清を、2996株およびMC58(異種由来株)に対する活性について試験した。第49日目(3回用量の2週間後)における力価は、以下のとおりである:
Figure 0004522699
Figure 0004522699
参照12は、以下の3つのタンパク質の組み合わせを開示し、このタンパク質の間に5つの異なるN.meningitidis抗原を含む:(1)961c2996;(2)ΔG287N2−9532996;および(3)9362996−ΔG741MC58。この抗原混合物を、水酸化アルミニウムアジュバントを使用して、参照12において試験した。本発明に従って、抗原混合物は、生分解性ポリマー微粒子およびCpGオリゴヌクレオチドに吸着することによって補助される。第3の用量の後、力価は、以下の通りであった:
Figure 0004522699
参照12において使用されたアルミニウムアジュバントと比較して、PLG+CpG混合物は、全体として、より低い抗体力価に至るが(タンパク質287を除いて)、重要なことに、広範の株に対してより高い殺菌力価を与える。従って、絶対的力価は低いが、本発明のアジュバントは、殺菌抗体に関して抗体産生を有利に変化する。
本発明は、例示のみの目的で記載され、そして改変は本発明の範囲および精神の範囲内に維持しつつなされ得ることが理解される。
(参考文献:これらの内容は、本明細書により参考として援用される)
Figure 0004522699
Figure 0004522699
Figure 0004522699
Figure 0004522699
Figure 0004522699

Claims (18)

  1. (a)ナイセリア抗原;
    (b)CpGオリゴヌクレオチド;および
    (c)生体分解性ポリマー微粒子
    を含む免疫原性組成物であり、
    ここで該ナイセリア抗原はナイセリア・メニンギチジス(Neisseria meningitidis)ΔG287タンパク質を含み、レシピエント哺乳動物におけるナイセリア・メニンギチジスに対する殺菌性免疫応答を誘導し得る抗原である、
    免疫原性組成物。
  2. 前記CpGオリゴヌクレオチドが、6〜100のデオキシリボヌクレオチドを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記生体分解性ポリマー微粒子が、ポリ(α−ヒドロキシ酸)を含む、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 前記微粒子が、ポリ(D,L−ラクチド−co−グリコリド)を含む、請求項3に記載の組成物。
  5. ナイセリア抗原が前記微粒子中に捕捉されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. ナイセリア抗原が前記微粒子に吸着されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. CpGオリゴヌクレオチドが前記微粒子中に捕捉されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. CpGオリゴヌクレオチドが前記微粒子に吸着されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. アジュバントをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. MF59アジュバントを含む、請求項9に記載の組成物。
  11. アルミニウム塩アジュバントを含む、請求項9に記載の組成物。
  12. 少なくとも1つの非ナイセリア抗原をさらに含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 薬学的に受容可能なキャリアをさらに含む、請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 医薬として使用するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 哺乳動物における抗体応答を惹起するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
  16. ナイセリア感染および/または疾患に罹患した哺乳動物を処置するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
  17. ナイセリア感染および/または疾患に対して哺乳動物を保護するための、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 哺乳動物における疾患および/または感染を予防または処置するための医薬の製造における、(a)ナイセリア・メニンギチジス(Neisseria meningitidis)ΔG287タンパク質を含むナイセリア抗原、(b)CpGオリゴヌクレオチド、および(c)生体分解性ポリマー微粒子の使用。
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