JP4522668B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体に対して合焦した画像を取得する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶ディスプレイ(以下、LCDと省略する)又はプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと省略する)に用いられる大型ガラス基板や半導体ウエハなどは、欠陥検査が行なわれる。これら欠陥検査では、画像処理装置によりCDDカメラなどの撮像装置により大型ガラス基板や半導体ウエハを撮像して画像データを取得する。これら画像データは、欠陥検査の精度を向上させるために大型ガラス基板や半導体ウエハに対して撮像装置を合焦させる必要がある。
【0003】
合焦画像データの取得方法は、例えば、大型ガラス基板又は半導体ウエハなどの被写体をステージ上に載せ、かつ被写体の上方にCCDカメラを被写体に対して対向配置し、ステージをZ軸方向に移動させてCCDカメラを被写体に対して合焦される。
【0004】
例えば、ステージのステップ移動停止毎に、CCDカメラを撮像動作させて複数の画像データを取得する。
【0005】
被写体を撮像して取得した画像データのコントラストは、被写体に対して合焦になる程高くなる。このことからステージ・CCDカメラ制御装置は、取得した複数の画像データから最もコントラストの高い画像データを探索し、当該画像データを取得したときのステージの高さ情報を読み出し、この高さ情報に従ってステージを高さ制御する。これにより、CCDカメラの合焦位置にステージ上の被写体が合わされて、被写体に対して合焦する画像データが取得される。
【0006】
LCD、PDP又は半導体ウエハなどの製造分野では、製造のタクトタイムを短縮したい要求がある。これに伴ってLCD又はPDPに用いられる大型ガラス基板、半導体ウエハなどの欠陥検査に要する時間も短くすることが要求されている。このため、合焦画像データの取得時間を短縮することが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法においてステージ・CCDカメラ制御装置は、ステージの動作とCCDカメラの撮像動作との確認をしながらステージに対する所定ピッチ毎の移動指令の送出と、CCDカメラへの撮像指令の送出とを行わなければならない。さらに、これら動作と共にステージ・CCDカメラ制御装置は、画像データを取り込むなどの処理を行わなければならない。このため、ステージ・CCDカメラ制御装置は、処理量が膨大になり、複数の画像データを取得するのに時間が掛かる。
【0008】
そこで本発明は、合焦の被写体画像データを探索するまでの時間を速くできる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被写体を載置するステージと、被写体を撮像する撮像装置と、ステージと撮像装置との間隔を可変する移動制御部と、移動制御部によりステージと撮像装置との間隔を可変させながら所定タイミング毎に撮像装置から被写体の各画像データを取り込み、所定タイミング毎に取り込んだ被写体の各画像データのうちコントラストデータが極大値となる被写体の画像データを合焦と判定する合焦処理装置と、合焦と判定された被写体の画像データを記憶する画像情報メモリと、画像情報メモリに記憶されている合焦と判定された被写体の画像データを表示する表示部とを具備した画像処理装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は画像処理装置の構成図である。XYZステージ1上には、被写体として例えばLCDの大型ガラス基板2が載置されている。
【0012】
XYZステージ1は、X方向、Y方向、Z方向にそれぞれ移動するX方向モータ、Y方向モータ、Z方向モータを有する。これらモータは、直流モータ又は交流モータである。これらモータは、等速度駆動とマイクロステップ駆動を可能とする。XYZステージ1は、移動制御部3から発せられる移動指令を受けて駆動制御される。移動制御部3は、XYZステージ1に対してZ方向への上昇又は下降の移動指令を送出する。
【0013】
XYZステージ1は、Z方向の移動指令を受けたときのZ方向モータの駆動により、低速かつ等速で連続し、又は所定ピッチでZ方向に上昇又は下降する。これと共に移動制御部3は、連続して上昇又は下降するXYZステージ1の高さ情報(Z座標)を認識する。
【0014】
XYZステージ1の上方には、観察光学系4を介してCCDカメラ5が設けられている。観察光学系4は、光軸p上に配置する対物レンズ6及び各レンズ7、8を有する。照明装置9から出力される照明光がレンズ10を介してハーフミラー11に入射する。ハーフミラー11は、観察光学系4の光軸p上に設けられている。これにより、照明装置9から出力された照明光は、ハーフミラー11で下方に反射し、レンズ7、対物レンズ6を通して大型ガラス基板2上に照射される。CCDカメラ5は、XYZステージ1上に載置されている大型ガラス基板2を撮像して画像信号を出力する。
【0015】
合焦処理装置12には、画像情報メモリ13、ディスプレイ14及び主制御部15が接続されている。合焦処理装置12は、大型ガラス基板2に対して合焦する動作に第1のモードと第2のモードとを有する。
【0016】
第1のモードについて説明する。
【0017】
XYZステージ1は、図2に示すように等速度で連続してZ方向に上昇する。合焦処理装置12は、XYZステージ1の連続上昇中に、CCDカメラ5から出力される画像信号を入力し、所定タイミング毎に1枚の静止画像を画像キャプチャで取り込む。合焦処理装置12は、取り込んだ各静止画像データ(以下、被写体画像データと称する)D、D、…、Dk、…、Dn(以下、Dnで示す)を画像情報メモリ13内の画像キャプチャバッファメモリ領域に順次記憶する。
【0018】
又、他の方法としては、XYZステージ1を所定ピッチで上昇させながらCCDカメラ5で取り込まれた画像を所定ピッチのタイミングで画像キャプチャバッファメモリ領域に順次記憶することも可能である。
【0019】
合焦処理装置12は、画像キャプチャバッファメモリ領域に各被写体画像データDnを逐次記憶する毎に、各被写体画像データDnの各コントラストデータC、C、…、Ck、…、Cn(以下、Cnで示す)を作成する。
【0020】
コントラストデータCnの作成は、被写体画像データの全体又は被写体画像データ中の予め設定されたサンプリング領域(サンプリングパターン)から画像の濃淡値をサンプリングして算出する。
【0021】
図3及び図4はコントラストデータ作成時の濃淡値のサンプリングパターンの一例を示す。図3は被写体画像データDnの中央部に「×」形状のサンプリングパターンSを設定している。図4は被写体画像データDnの複数箇所、例えば4箇所に「×」形状のサンプリングパターンSを設定している。
【0022】
各サンプリングパターンS、Sを用いるのは、次の理由による。大型ガラス基板2の表面上に欠陥部が存在すると、被写体画像データDn上の濃淡値が正常な大型ガラス基板の画像データの濃淡値と相違する。サンプリングパターン上に欠陥部が存在すると、コントラストデータCnは、正確に作成されなくなる。このため、欠陥部の影響を受けないように、各サンプリングパターンS、Sが選択される。
【0023】
又、図4に示すように被写体画像データDnの複数箇所に各サンプリングパターンSを設定した場合、各サンプリングパターンS毎に作成された各コントラストデータ毎に重み付けを行ってもよい。
【0024】
サンプリングパターンは、図3及び図4に限らず、任意のパターン形状で、被写体画像データDn中の任意の位置に設定してよい。なお、コントラストデータCnの作成は、各被写体画像データDn毎に全画素の濃淡値に基づいて作成してもよい。コントラストデータの作成は、被写体画像データに対して1つ又は複数のスリットを重ね合わせ、このスリット内の各画素の濃淡値に基づいて作成してもよい。コントラスト作成方法は、どのような方法を用いてもよい。
【0025】
合焦処理装置12は、各被写体画像データDnの各コントラストデータCnを作成すると、これらコントラストデータCnのうち最終的に一番大きな最大値(これ以降、極大値と称する)を示すコントラストデータ、例えばコントラストデータCkの被写体画像データDkを合焦と判定する。
【0026】
合焦処理装置12は、極大値を示すコントラストデータCkの判定を例えば次の通り行う。被写体画像データDのコントラストデータCを作成し、コントラストデータCを画像情報メモリ13のコントラストメモリ領域に記憶する。この場合、コントラストデータCは、被写体画像データDと対応して画像情報メモリ13に記憶される。
【0027】
次に、被写体画像データDのコントラストデータCを作成すると、既にコントラストメモリ領域に記憶されている被写体画像データDのコントラストデータCと今回記憶したコントラストデータCとを比較する。
【0028】
この比較の結果、今回記憶したコントラストデータCがコントラストデータCよりも大きければ、コントラストメモリ領域には、今回記憶したコントラストデータCが極大値として更新される。
【0029】
これ以降、各被写体画像データD、…、Dk、…、Dnが逐次取り込まれる毎に、更新された前回のコントラストデータと今回取り込んだ被写体画像データD、…、Dk、…、Dnの各コントラストデータC、…、Ck、…、Cnとを比較し、大きいコントラストデータを極大値のコントラストデータとして更新する。
【0030】
この結果、合焦処理装置12は、最終的に極大値を示すコントラストデータCkを合焦と判定する。
【0031】
合焦処理装置12は、被写体画像データDkを取り込んだときのXYZステージ1のZ座標Zkを主制御部15を通して移動制御部3から認識する。合焦処理装置12は、認識したXYZステージ1の各Z座標Zkを画像情報メモリ13のZ座標メモリ領域に記憶する。
【0032】
合焦処理装置12は、最終的に極大値を示すコントラストデータCkを合焦と判定すると、コントラストデータCkに対応する被写体画像データDkを画像キャプチャバッファメモリ領域から読み出してディスプレイ14に表示出力する。
【0033】
一方、各被写体画像データDnを逐次取り込んで極大値を示すコントラストデータCnを探索しても、極大値を示すコントラストデータCkの被写体画像データDkを探索できないことがある。例えば、次の場合である。
【0034】
図5に示すようにXYZステージ1のZ座標が極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを得るZ座標Zkよりも高い位置、例えば被写体画像データDn−3を取り込むZ座標Zn−3にある場合である。この場合、XYZステージ1は、極大値のコントラストデータCkを得るZ座標Zkよりも高いZ座標Zn−3から上昇する。このため、作成されるコントラストデータCn−3、Cn−2、…、Cnは、図6に示すように極大値のコントランスデータCkから次第に低下する。
【0035】
この場合、合焦処理装置12は、各コントラストデータCnが所定回数続けて次第に低下していると、既に極大値のコントランスデータCkを過ぎていると判断し、XYZステージ1の昇降を逆方向、例えば上昇動作から下降動作に変更する。合焦処理装置12から発せられたXYZステージ1の昇降方向の変更指令は、例えば主制御部15を通して移動制御部3に送られる。
【0036】
合焦処理装置12は、図5に示すようにXYZステージ1の下降動作中に、CCDカメラ5から出力される画像信号を入力し、所定タイミング毎に1枚の静止画像を画像キャプチャで取り込む。
【0037】
合焦処理装置12は、取り込んだ被写体画像データDn、Dn−1、Dn−2、Dn−3、…、Dkに対し上記同様に極大値を更新しながら最終的に極大値を示すコントラストデータCkを合焦と判断する。この被写体画像データDkを画像キャプチャバッファメモリ領域から読み出してディスプレイ14に表示する。
【0038】
一方、合焦処理装置12は、極大値のコントラストデータCkを有する被写体画像データDkを取得するのみでなく、極大値のコントラストデータCkを有する被写体画像データを含む被写界深度の範囲内で被写体画像データを複数枚取得する。これら被写体画像データは、重ね合わせることにより3次元画像データとしてディスプレイ14に表示される。
【0039】
合焦処理装置12は、同一種類の大型ガラス基板2の欠陥検査を実施する場合、又同一大型ガラス基板2上の他の欠陥箇所を検査する場合、コントラストメモリ領域に記憶されている極大値を示すコントラストデータCkに対応するXYZステージ1のZ座標Zkを読み出し、XYZステージ1をZ座標Zkに移動させて合焦画像データを取得できる。
【0040】
又、合焦処理装置12は、Z座標Zkを読み出し、Z座標Zkを含むZ方向に小範囲内でXYZステージ1を連続的に昇降させて、極大値となるコントラストデータCkとなる被写体画像データDkを取得する。
【0041】
次に、第2のモードについて説明する。
【0042】
なお、被写体画像データ、コントラストデータ及びZ座標は、第1のモードと同じ符号Dn、Cn、Znを用いる。
【0043】
合焦処理装置12は、XYZステージ1を所定ピッチ毎に上昇方向にステップ移動させる。合焦処理装置12は、ステップ移動毎にCCDカメラ5の撮像により取得される各被写体画像データDnを取り込む。合焦処理装置12は、各被写体画像データDnの各コントラストデータCnから極大値となるコントラストデータCkのZ座標を求める。
【0044】
合焦処理装置12は、極大値のコントラストデータCkの座標Zkに基づいてXYZステージ1を合焦を得るZ座標Zkに移動させる。
【0045】
XYZステージ1の移動後、合焦処理装置12は、CCDカメラ5の撮像により取得される被写体画像データDkを取り込んでディスプレイ14にリアルタイムで表示出力する。
【0046】
又、合焦処理装置12は、極大値のコントラストデータCkを有する被写体画像データDkを取得する前の初期動作として、XYZステージ1を下限位置から所定距離だけ上昇させてバックラッシュを取り除いたフォーカス開始位置となる初期位置のZa座標に設定する。
【0047】
主制御部15は、第1のモード又は第2のモードの設定、第1のモードにおけるXYZステージ1の昇降速度の設定、XYZステージ1の昇降の開始位置(Z座標)の設定、第2のモードにおけるXYZステージ1のステップ移動のピッチの設定、合焦処理装置12と移動制御部3との間の各種指令やデータの授受を行う。
【0048】
次に、上記の如く構成された装置の作用について図8に示す合焦画像取得フローチャートに従って説明する。
【0049】
主制御部15は、ステップ#1において、初期設定を行う。初期設定は、第1のモード又は第2のモードの設定、第1のモードにおけるXYZステージ1の昇降速度の設定、XYZステージ1の昇降の初期位置(Za座標)の設定、第2のモードにおけるXYZステージ1のステップ移動のピッチの設定を行う。
【0050】
次に、主制御部15は、ステップ#2において、設定されたモードが第1のモード又は第2のモードであるかを判断する。
【0051】
先ず、第1のモードが設定されたときの動作について説明する。
【0052】
主制御部15は、第1のモードであることを移動制御部3及び合焦処理装置12に通知する。移動制御部3は、XYZステージ1に対してZ方向モータを一定の回転数で駆動させてXYZステージ1をZ方向に移動させる移動指令を送出する。
【0053】
XYZステージ1は、ステップ#3において、低速かつ等速で連続してZ方向に例えば上昇の動作を開始する。このとき移動制御部3は、XYZステージ1を上昇動作させたとき、初期位置のZa座標からXYZステージ1の高さ情報(Z座標)を認識する。
【0054】
これと共にCCDカメラ5は、XYZステージ1によってZ方向に連続して上昇中の大型ガラス基板2を撮像して画像信号を出力する。
【0055】
この状態で、合焦処理装置12は、ステップ#4において、図2に示すようにCCDカメラ5により撮像される大型ガラス基板2の静止画を画像キャプチャで所定タイミング毎に逐次取り込み、最初の被写体画像データDを画像情報メモリ13の画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶する。
【0056】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#5において、画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶された被写体画像データDのコントラストデータCを作成して画像情報メモリ13のコントラストメモリ領域に記憶する。
【0057】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#6において、コントラストデータの更新を行う。ここでは未だ被写体画像データDのコントラストデータCのみが記憶されているだけなので、ステップ#7において、コントラストメモリ領域に記憶しているコントラストデータCから極大値(合焦)が求められるのかの妥当性を判定する。
【0058】
コントラストデータの妥当性の判定は、次の通り行なわれる。例えば、XYZステージ1をZ方向に上昇させて逐次被写体画像データD、D、…、Dk、…、Dnを取り込み、各被写体画像データD、D、…、Dk、…、Dnの各コントラストデータC、C、…、Ck、…、Cnを作成する。
【0059】
Z座標に対して各被写体画像データD、D、…、Dk、…、Dnの各コントラストデータC、C、…、Ck、…、Cnをプロットすると、図6に示すようなコントラスト曲線Cが得られる。コントラスト曲線Cは、XYZステージ1のZ方向への上昇と共に始めは高くなり、極大値を過ぎると低下する山型を示す。
【0060】
合焦処理装置12は、コントラスト曲線Cの変化が始めは高くなり、極大値を過ぎて下降したコントラストデータCnを得たときに、焦点位置に相当する極大値を求めることができるとして妥当性があると判定する。
【0061】
合焦処理装置12は、最初の1枚の被写体画像データDを取り込んだ状態では、比較対象となる前回の被写体画像データがないので、ステップ#8においてコントラストデータCに妥当性が無いとして、再びステップ#4に戻る。
【0062】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#4において、上昇動作中であるXYZステージ1上の大型ガラス基板2をCCDカメラ5により撮像したときの静止画を画像キャプチャで取り込み、このときの被写体画像データDを画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶する。
【0063】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#5において、画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶された被写体画像データDのコントラストデータCを作成する。
【0064】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#6において、既にコントラストメモリ領域に記憶されている前回の被写体画像データDのコントラストデータCと今回取り込んだ被写体画像データDのコントラストデータCとを比較する。
【0065】
この比較の結果、今回取り込んだ被写体画像データDのコントラストデータCが前回のコントラストデータCよりも大きければ、合焦処理装置12は、コントラストデータCを極大値のコントラストデータとして認識し、極大値のコントラストデータCを更新する。
【0066】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#7において、再びコントラストデータの妥当性を判定する。2枚の被写体画像データD、Dを取り込んだ状態では、未だコントラスト曲線Cの変化は極大値を過ぎて下降しない。従って、合焦処理装置12は、ステップ#8においてコントラストデータに妥当性が無いと判定する。
【0067】
これ以降、合焦処理装置12は、上記ステップ#4〜#8を繰り返し、各被写体画像データD、D、…、Dk、…、Dnを逐次取り込んで、極大値のコントラストデータを更新する。
【0068】
合焦処理装置12は、ステップ#6において、前回のコントラストデータと今回のコントラストデータとを比較して、小さくなれば図6に示すコントラスト曲線Cの極大値を越えたと判断し、コントラストデータCn中に極大値を示すコントラストデータCkを含んでいるとて妥当性有りと判定する。
【0069】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#9において、第1のモードであると判断するので、ステップ#10に移って、XYZステージ1のモータを停止させる指令を主制御部15を通して移動制御部3に送出する。これにより、XYZステージ1は、Z方向への上昇を停止する。
【0070】
各被写体画像データD、D、…、Dk、…、Dnを逐次取り込んでも、極大値を有するコントラストデータCkの被写体画像データDkを探索できない場合がある。この場合、合焦処理装置12は、ステップ#11において、ステップ#6で逐次作成されるコントラストデータCnの比較の結果、所定回数続けて低下しているか否かを判断する。
【0071】
この判断結果、各コントラストデータCnが所定回数続けて次第に低下していると、合焦処理装置12は、既に極大値のコントランスデータCkを過ぎていると判断し、XYZステージ1の昇降を逆方向、例えば上昇動作から下降動作に変更する指令を主制御部15を通して移動制御部3に送る。
【0072】
再び、合焦処理装置12は、最初の探索方向に対して逆方向にステップ#3を実行の後、ステップ#4〜#8を繰り返し、XYZステージ1の下降中に各被写体画像データDn、…、Dk、…、D、…、Dを逐次取り込み、各被写体画像データDn、…、Dk、…、D、…、Dの各コントラストデータを作成し、極大値のコントラストデータCkを判定する。
【0073】
次に、合焦処理装置12は、ステップ#13において第1のモードであることを判断するので、ステップ#14に移って、極大値を示すコントラストデータCkの被写体画像データDkを画像キャプチャバッファメモリ領域から読み出してディスプレイ14に表示出力する。
【0074】
これと共に、合焦処理装置12は、画像キャプチャバッファメモリ領域から極大値のコントラストデータCkを有する被写体画像データDkを含む複数枚の被写体画像データを取得する。合焦処理装置12は、取得した複数枚の被写体画像データを重ね合わせてディスプレイ14上に3次元画像として表示出力することも可能である。
【0075】
なお、第1のモードにおいて、XYZステージ1を低速の等速度で連続的にZ軸方向に下降させると、観察光学系4を通してCCDカメラ5で撮像する画像の合焦位置は、XYZステージ1上の大型ガラス基板2の表面に対しZ方向に移動する。
【0076】
このようにXYZステージ1をZ軸方向に移動させながらCCDカメラ5により大型ガラス基板2を撮像すれば、図10に示すような大型ガラス基板2上の欠陥部20の各Z位置での各被写体画像データDa1、Da2、Da3、Da4を取得できる。なお、取得する被写体画像データの枚数は、任意に設定してよい。
【0077】
従って、合焦処理装置12は、各被写体画像データDa1、Da2、Da3、Da4の位置合わせを行って重ね合わせて表示することによりエクステンドフォーカスの被写体画像データを作成できる。エクステンドフォーカスの被写体画像データからは、大型ガラス基板2上の欠陥部20を詳細に観察できる。
【0078】
次に、第2のモードの動作について説明する。
【0079】
主制御部15は、第2のモードであることを移動制御部3及び合焦処理装置12に通知する。これと共に主制御部15は、移動制御部3に対して下限位置から所定距離だけXYZステージ1を上昇させてバックラッシュを取り除いた初期位置(Za座標)に合わせる指令を送出する。
【0080】
移動制御部3は、ステップ#15において、例えばXYZステージ1を上昇させて初期位置のZa座標に設定する。
【0081】
次に、移動制御部3は、ステップ#16において、XYZステージ1に対してZ方向モータを所定の回転角で1ステップずつステップ回転させる移動指令をXYZステージ1に送出する。これにより、XYZステージ1は、所定ピッチ毎に上昇方向にステップ移動する。
【0082】
CCDカメラ5は、XYZステージ1のステップ移動毎に、当該XYZステージ1上に載置されて大型ガラス基板2を撮像して画像信号を出力する。
【0083】
以下、合焦処理装置12は、上記同様にステップ#4〜#8を繰り返し、ステージ1が所定ピッチだけステップ移動する毎に各被写体画像データDnを逐次取り込み、各被写体画像データDnの各コントラストデータCnを作成する。
【0084】
合焦処理装置12は、前回のコントラストデータと今回取り込んだ被写体画像データのコントラストデータCnとを比較し、大きい方のコントラストデータCnを極大値のコントラストデータCnと認識して更新する。
【0085】
次に、合焦処理装置12は、上記同様にステップ#9、#11〜#13の各処理を実行してステップ#17に進む。このときステップ#9からステップ#11に進むのは、XYZステージ1がZ方向にステップ移動して停止するからである。
【0086】
合焦処理装置12は、ステップ#17において、Z座標メモリ領域から極大値のコントラストデータCkに対応するZ座標Zkを読み出し、Z座標Zkを主制御部15を通して移動制御部3に送出する。
【0087】
移動制御部3は、XYZステージ1をZ座標Zkに移動制御する。このとき、移動制御部3は、図7に示すようにバックラッシュ動作する際に、XYZステージ1を現在の位置であるZ座標(Zn−1又はZn−2)から極大値のコントラストデータCkに対応するZ座標Zkよりも下方に下降させる。
【0088】
例えば、XYZステージ1を数ピッチ前のZ座標Zk−2又は初期位置Zaまで下降させる。この後、再びXYZステージ1を上昇させてバックラッシュを取りZ座標Zkまで移動させる。XYZステージ1がZ座標Zkに設定されると、CCDカメラ5は大型ガラス基板2を撮像して、合焦の被写体画像データDk取得する。
【0089】
なお、極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを取得するZ座標ZkへのXYZステージ1の移動は、次の方法で行ってもよい。図9に示すように所定ピッチ毎の各Z座標Zn1、Zn2、Zn3、Zn4と各コントラストデータCn1、Cn2、Cn3、Cn4を作成する。
【0090】
次に、各コントラストデータCn1、Cn2、Cn3、Cn4の補間曲線Hを求める。この補間曲線Hから真の極大値のコントラストデータCmを推定し、コントラストデータCmのZ座標Zmを求める。かくして移動制御部3は、XYZステージ1を極大値のコントラストデータCmをZ座標Zmに設定する。
【0091】
このように各コントラストデータCn1、Cn2、Cn3、Cn4の補間曲線Hから真の極大値のコントラストデータCmを求めることができる。
【0092】
真の極大値のコントラストデータCmに対応するZ座標ZmにXYZステージ1を設定することにより高精度の合焦が得られる。
【0093】
XYZステージ1が極大値のコントラストデータ(Ck又はCm)に対応するZ座標(Zk又はZm)に設定される。このとき、合焦処理装置12は、CCDカメラ5から出力される画像信号を取り込んで合焦の被写体画像データDkをリアルタイムでディスプレイ14に表示出力する。
【0094】
このように上記一実施の形態によれば、第1のモードにおいて、大型ガラス基板2を載置するXYZステージ1を低速かつ等速度で連続的に上昇させ、CCDカメラ5の撮像により逐次得られる各被写体画像データDnから極大値のコントラストデータCkを探索して、合焦した被写体画像データDkを画像キャプチャバッファメモリから読み出してディスプレイ14に表示させることができる。
【0095】
合焦位置への設定では、XYZステージ1とCCDカメラ5及び合焦処理装置12との間で互いに動作を確認する必要なく独立して動作できるので、合焦処理装置12は、極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを探索する処理を行うだけで処理量を少なくできる。この結果、極大値を示すコントラストデータCkを探索する時間、すなわち合焦の被写体画像データDkを探索するまでの時間を速くできる。
【0096】
又、合焦の被写体画像データDkを探索すると、被写体画像データDkを画像キャプチャバッファメモリ領域から読み出してディスプレイ14に表示出力するので、合焦の被写体画像データDkを探索した時点で直ぐに当該被写体画像データDkをディスプレイ14で観察できる。この場合、合焦の被写体画像データDkが画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶されているので、XYZステージ1がZ座標Zkよりも上昇した位置にあっても、合焦の被写体画像データDkを取得するためにZ座標Zkに戻る必要がなくなる。XYZステージ1が戻るに必要な時間も短縮できる。
【0097】
従って、LCD又はPDPに用いられる大型ガラス基板2や半導体ウエハなどの欠陥検査の時間を短くできる。これによってLCD又はPDP、半導体ウエハなどの製造のタクトタイムを短縮できる。
【0098】
逐次取り込んだ各コントラストデータが所定回数続けて次第に低下していると判断すると、既に極大値のコントラストデータCkが見つけられないと判断し、XYZステージ1の昇降を逆方向変更する。これにより、合焦検索前にXYZステージ1の昇降の開始位置が合焦位置に対して上方又は下方にあっても、確実に極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを探索できる。
【0099】
合焦処理装置12は、極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを含む被写界深度の範囲内で、被写体画像データを複数枚取得する。こら取得した複数の被写体画像データを重ね合われることによりエクステントフォーカスの被写体画像が作成できる。これによって3次元の被写体画像データから大型ガラス基板2又は半導体ウエハなどの層方向の欠陥検査ができる。
【0100】
又、所定枚数単位で大型ガラス基板2の欠陥検査を実施する場合、最初の1枚目の大型ガラス基板2で既に記憶されている極大値のコントラストデータCkに対応するZ座標ZkにXYZステージ1を移動、又はZ座標Zkを含むZ方向の小範囲内でXYZステージ1を連続的に昇降させて、極大値となるコントラストデータCkとなる被写体画像データDkを取得する。これにより、再度極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkを取得する時間をさらに早くできる。
【0101】
一方、第2のモードの場合、XYZステージ1を所定ピッチ移動する毎にCCDカメラ5から被写体画像データDnを画像キャプチャで取り込み、各被写体画像データDmのコントラストデータCmから極大値のコントラストデータCkのZk座標を求め、XYZステージ1をZk座標位置に移動して合焦させる。
【0102】
これにより、XYZステージ1のステップ移動と、CCDカメラ5及び合焦処理装置12における被写体画像データDnの取り込む動作とを独立して行うことができ、合焦の被写体画像データDkを探索する時間を速くできる。
【0103】
極大値のコントラストデータDkの被写体画像データDkを取得するZ座標ZkにXYZステージ1を移動させ、CCDカメラ5の撮像により取得される被写体画像データDkをディスプレイ14に表示出力するので、リアルタイムで大型ガラス基板2や半導体ウエハなどの画像を観察できる。
【0104】
XYZステージ1をバックラッシュ動作させて極大値のコントラストデータCkに対応するZ座標ZkにXYZステージ1を設定する。これにより、XYZステージ1に機械的なガタがあっても、XYZステージ1のZ方向の位置は、Z座標Zkからずれることなく精度高く設定できる。
【0105】
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0106】
例えば、CCDカメラ5は、アナログ方式の撮像装置、例えば工業用テレビジョンカメラに代えることができる。工業用テレビジョンカメラに代えた場合は、工業用テレビジョンカメラから出力されるアナログ画像信号をA/D変換器によりディジタル化して合焦処理装置12に送る。
【0107】
CCDカメラ5の対物レンズを替えて倍率を替えても、極大値のコントラストデータCkの被写体画像データDkが早く探索できる。対物レンズ6を替えた場合、被写体画像データの明るさが変わるが、大型ガラス基板2を照明する照明装置9の照度を調光することにより対応できる。
【0108】
XYZステージ1とCCDカメラ5とは、XYZステージ1を昇降させて大型ガラス基板2とCCDカメラ5との間隔を変化させているが、CCDカメラ5を昇降させたり、又はXYZステージ1とCCDカメラ5とを互いに昇降させて、XYZステージ1上の大型ガラス基板2とCCDカメラ5と間隔を変化させてもよい。
【0109】
CCDカメラ5からの画像データの取り込みは、CCDカメラ5を撮像動作中の状態でCCDカメラ5から出力される画像信号を所定の時間間隔毎に取り込んでもよいし、又は所定の時間間隔毎にCCDカメラ5を撮像動作させて画像信号を取り込んでもよい。
【0110】
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0111】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、合焦の被写体画像データを探索するまでの時間を速くできる画像処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態における被写体画像データの取り込みを示す図。
【図3】 コントラストデータ作成時の濃淡値のサンプリングパターンを示す図。
【図4】 コントラストデータ作成時の濃淡値のサンプリングパターンを示す図。
【図5】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態におけるXYZステージのZ方向への移動動作を示す図。
【図6】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態におけるZ座標に対するコントラストデータの変化を示す図。
【図7】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態におけるバックラッシュ動作を示す図。
【図8】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態における合焦画像取得フローチャート。
【図9】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態における極大値のコントラストデータを補間曲線により求める方法を示す図。
【図10】 本発明に係わる画像処理装置の一実施の形態によりエクステンドフォーカスの被写体画像データの作成に用いることの説明図。
【符号の説明】
1:XYZステージ、2:大型ガラス基板、3:移動制御部、4:観察光学系、5:CCDカメラ、6:対物レンズ、7,8:レンズ、9:照明装置、10:レンズ、11:ハーフミラー、12:合焦処理装置、13:画像情報メモリ、14:ディスプレイ、15:主制御部。

Claims (21)

  1. 被写体を載置するステージと、
    前記被写体を撮像する撮像装置と、
    前記ステージと前記撮像装置との間隔を可変する移動制御部と、
    前記移動制御部により前記ステージと前記撮像装置との間隔を可変させながら所定タイミング毎に前記撮像装置から前記被写体の各画像データを取り込み、前記所定タイミング毎に取り込んだ前記被写体の前記各画像データのうちコントラストデータが極大値となる前記被写体の前記画像データを合焦と判定する合焦処理装置と、
    前記合焦と判定された前記被写体の前記画像データを記憶する画像情報メモリと、
    前記画像情報メモリに記憶されている前記合焦と判定された前記被写体の前記画像データを表示する表示部と、
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記移動制御部は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を等速度で連続して可変し、
    前記合焦処理装置は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を等速度で連続して可変させながら前記撮像装置から出力される前記画像データを所定タイミングで取り込む、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記合焦処理装置は、前記撮像装置から出力される前記画像データを所定タイミング毎に静止画像として取り込むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記移動制御部は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を所定ピッチで可変し、
    前記合焦処理装置は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を所定ピッチで可変しているときに前記撮像装置から取り込まれる前記画像データを所定ピッチのタイミングで取り込む、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記合焦処理装置は、所定タイミング毎に前記撮像装置からの前記画像データを取り込み、前後のタイミングとなる前記各画像データの各コントラストデータを比較して極大値となる前記コントラストデータに対応する前記被写体の前記画像データを合焦と判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記合焦処理装置は、前記撮像装置から取り込んだ前後のタイミングとなる前記各画像データの各コントラストデータを比較しながら前記コントラストデータの極大値を更新して前記コントラストデータの極大値を求めることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記合焦処理装置は、前記コントラストデータの極大値に対応する前記画像データを前記画像情報メモリに保存させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記合焦処理装置は、極大値の前記コントラストデータに対応する前記画像データを含む複数の前記画像データを前記画像情報メモリに保存させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記合焦処理装置は、前記画像情報メモリに保存された前記複数の画像データを読み出し、これら画像データを重ね合わせて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 前記合焦処理装置は、前記撮像装置から取り込んだ前記被写体の前記画像データの一部に対してサンプリング領域を設定し、前記サンプリング領域に対して前記コントラストデータを作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. 前記サンプリング領域は、前記被写体の前記画像データの中心を通る2本の対角線上に線状のサンプリングパターンを設定することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 前記サンプリング領域は、前記被写体の前記画像データの複数の箇所にサンプリングパターンを設定することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. 前記合焦処理装置は、極大値の前記コントラストデータに対応するZ座標を前記画像情報メモリに保存し、同一の前記被写体上又は同一種類の前記被写体に対応する合焦動作を実施する際に前記画像情報メモリから前記Z座標を読み出して前記移動制御部に変更指令を与えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  14. 前記合焦処理装置は、予め前記画像情報メモリに保存した極大値の前記コントラストデータに対応するZ座標を読み出し、このZ座標に従って前記ステージと前記撮像装置との間隔を変化させる指令を前記移動制御部に与えて前記コントラストデータが極大値となる前記被写体の前記画像データを取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  15. 前記合焦処理装置は、予め前記画像情報メモリに保存した極大値の前記コントラストデータに対応するZ座標を読み出し、このZ座標を含む小範囲内で前記ステージと前記撮像装置との間隔を変化させる指令を前記移動制御部に与え、前記小範囲内で前記コントラストデータが極大値となる前記被写体の前記画像データを取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  16. 前記合焦処理装置は、所定タイミング毎に前記撮像装置から前記画像データを取り込み、前後のタイミングとなる前記各画像データの各コントラストデータを比較した結果、所定回数続けて後の前記画像データの前記コントラストデータが前の前記画像データの前記コントラストデータよりも低いと判断した場合、前記ステージと前記撮像装置との間隔を変化する方向を逆方向に変更する指令を前記移動制御部に与え、再び所定タイミング毎に前記撮像装置から前記画像データを取り込むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  17. 前記合焦処理装置は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を連続して可変しながら前記撮像装置から出力される画像信号を入力し、所定タイミング毎に静止画像を画像キャプチャで取り込み、前記画像情報メモリの画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  18. 前記合焦処理装置は、前記ステージと前記撮像装置との間隔を連続して可変しながら所定タイミング毎に取り込んだ各被写体画像データの各コントラストデータを逐次求め、前記各コントラストデータから極大値を示す前記コントラストデータを判定し、当該極大値を示す前記コントラストデータに対応する前記被写体画像データを前記画像情報メモリの画像キャプチャバッファメモリ領域に記憶することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  19. 前記移動制御部は、前記ステージと前記撮像装置との一方を所定ピッチ間隔毎に移動し、
    前記合焦処理装置は、ステップ移動毎に前記撮像装置からの前記被写体画像データを取り込み、前記各被写体画像データからコントラストデータが極大値となるZ座標を求め、極大値の前記Z座標に前記ステージと前記撮像装置との一方を移動して、前記撮像装置により撮像される前記被写体の前記画像データを前記表示部に表示出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  20. 前記合焦処理装置は、前記被写体と前記撮像装置との一方を所定ピッチ間隔毎に移動して前記各被写体画像データの前記各コントラストデータを作成し、極大値を含む複数の前記コントラストデータから補間曲線求め、前記補間曲線から極大値のZ座標を求め、極大値の前記Z座標に前記ステージと前記撮像装置との一方を移動して前記撮像装置により撮像される前記被写体画像データを前記表示部に表示出力することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  21. 前記移動制御部は、前記被写体と前記撮像装置との一方を極大値に対応するZ座標より下方に移動させた後に逆方向に移動させてバックラッシュを取り、前記被写体と前記撮像装置との一方を極大値に対応するZ座標に移動させることを特徴とする請求項19又は20記載の画像処理装置。
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