JP4522457B2 - 電子制御スロットルの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の電子制御スロットルの制御装置に関し、更に詳しくは、スロットル弁を閉じる方向に付勢するばねの作用下で、スロットル弁を開閉するモータを制御するようにした電子制御スロットルの制御装置に関するものである。
内燃機関の吸入空気量を調整する、所謂、電子制御スロットル(以下、ETVと称する)は、周知のように、アクセル開度センサの出力値から算出するスロットル弁開度指令値(以下、指令値と称する)と、スロットル弁開度センサの出力値から算出するスロットル弁開度とを比較し、スロットル弁開度が指令値と一致するようにモータを駆動してスロットル弁の開度を制御する。
従来、自動車向けETVの場合、スルットル弁を開閉するモータの駆動制御は、比例項P、積分項I、微分項DによるPID制御を用いて行っている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。一方、二輪車の場合、車重が自動車に比して軽いこと、アクセルを右手のハンドルグリップで操作すること等から、運転者のアクセル操作に対するエンジンの応答性は、自動車のそれよりも高いレベルで要求される。このため二輪車向けETVは、自動車向けETVよりもアクセル操作に対する高い応答性を要求される。
特開平7−332136号公報 特開平6−119937号公報
しかしながら、二輪車向けETVのようにアクセルの操作量に対してモータ駆動がより高速になるように、前述のPID制御に於ける比例項P、積分項I、微分項Dの各ゲインを大きくすると、制御系の応答が振動的になり制御系の安定性が低下して応答速度が制限され、又、振動によってETVの制御性が劣化するという課題があった。
この発明は、従来のETV制御に於ける前述のような課題を解決するために成されたもので、応答性を高めても安定した制御を行うことができるETVの制御装置を提供することを目的としたものである。
この発明による電子制御スルットルの制御装置は、内燃機関の出力を制御するアクセルの開度を検出するアクセル開度センサと、前記アクセルの開度に対応して開閉するスロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサと、前記スロットル弁の開閉を制御するモータと、前記スロットル弁を閉じる方向に常時付勢するばね手段と、前記アクセル開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度指令値と前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度とを用いてPID制御指令値を演算するPID指令値演算手段と、前記ばね手段の緒元データと前記スロットル弁に作用するプリトルク値とに基づいてばね力補正値を演算するばね力補正値演算手段とを備え、前記演算されたPID制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいて前記モータを制御すると共に、前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値より小さいときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記プリトルク値を補正し、前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値以上のときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記ばね手段のばね係数を補正するようにしたものである。
又、この発明による電子制御スルットルの制御装置は、内燃機関の出力を制御するアクセルの開度を検出するアクセル開度センサと、前記アクセルの開度に対応して開閉するスロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサと、前記スロットル弁の開閉を制御するモータと、前記スロットル弁を閉じる方向に常時付勢するばね手段と、前記アクセル開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度指令値と前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度とを用いてPI制御及び位相進み補償制御指令値を演算するPI及び位相進み補償指令値演算手段と、前記ばね手段の緒元データと前記スロットル弁に作用するプリトルク値とに基づいてばね力補正値を演算するばね力補正値演算手段とを備え、
前記演算されたPI及び位相進み補償制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいて前記モータを制御すると共に、前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値より小さいときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記プリトルク値を補正し、前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値以上のときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記ばね手段のばね係数を補正するようにしたものである。
更に、この発明による電子制御スルットルの制御装置は、前記生成されたモータ制御指令値と過去に生成されたモータ制御指令値との差分を演算し、前記差分が所定値以下のとき、前記ばね力補正値を補正するばね力補正値変動補正値を演算し、前記演算されたばね力補正値変動補正値により前記ばね力補正値を補正するようにしたことを特徴とするものである。
この発明による電子制御スルットルの制御装置によれば、演算されたPID制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいてスロットル弁の開閉を制御するモータを制御するようにしたので、高速、且つ安定にETVの制御を行うことができる。
又、この発明による電子制御スルットルの制御装置によれば、演算されたPI及び位相進み補償制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいて前記モータを制御するようにしたので、高速、且つ安定にETVの制御を行うことができる。
更に、この発明による電子制御スルットルの制御装置によれば、生成されたモータ制御指令値と過去に生成されたモータ制御指令値との差分を演算し、前記差分が所定値以下のとき、前記ばね力補正値を補正するばね力補正値変動補正値を演算し、前記演算されたばね力補正値変動補正値により前記ばね力補正値を補正するようにしたので、ETV個体バラツキ、経年変化、ETV取り付け時のねじれ等により発生するモータの負荷の変化を吸収し、安定したETV制御を行うことが可能となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係るETVの制御方法及び制御装置について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るETVの制御装置を含めた全体のシステム構成である。図1に於いて、内燃機関の吸気路(図示せず)に設けられたスロットル弁1は、回転軸1aに固定されており、回転軸1aが回動することにより回転軸1aを中心として回動し吸気路の開度を調整して吸入する空気の量を調節する。回転軸1aは、一端に歯車2aが固定され他端がスロットル弁開度センサとしてのスロットルポジションセンサ5に連結されている。スロットルポジションセンサ5は、スロットル弁1のポジション、つまりスロットル開度を検出し、その検出したスロットル開度に対応した信号(以下、単に、スロットル開度と称する)を発生する。
モータ3の回転子軸に固定された歯車2bは、スロットル弁1の回転軸1aに固定された歯車1aに噛合しており、モータ3の回転子軸の回転を歯車1a、回転軸1aを介してスロットル弁1に伝達する。ばね手段としてのコイルばね4は、モータ3が故障したときにスロットル弁1が初期位置θ(機械端)に戻るように、圧縮された状態でスロットル
弁1及び回転軸1aに組み込まれている。これにより、スロットル弁1には閉じる方向のコイルばね4によるプリトルクが常時加えられている。
アクセル開度センサとしてのアクセルポジションセンサ10は、アクセル(図示せず)に連結されており、アクセルのポジションを検出してその検出したアクセルのポジションに対応した信号(以下、単に、アクセル開度と称する)を出力する。アクセルポジションセンサ10からのアクセル開度とスロットルポジションセンサ5からのスロットル開度とは、夫々、A/D変換器8、9によりアナログ信号からデジタル信号に変換されてコンピュータ7に入力される。
コンピュータ7は、入力されたアクセル開度とスロットル開度とに基づいてモータ3を駆動するためのモータ駆動指令を演算し、駆動回路6に入力する。駆動回路6は、コンピュータ7から入力されたモータ駆動指令に基づいてモータ3を駆動する。
モータ駆動指令に基づいてモータ3が駆動されスロットル弁1が回転すると、モータ3の回転子軸には、次に示す式(1)により表わされるトルクTが外乱トルクとして作用する。

=ηK(θ−θ)+T 式(1)

ここで、ηは歯車2a、2bの間の減速比η、Kはコイルばね4のばね定数、θはスロットル弁1のスロットル開度、θはスロットル弁1の初期位置、Tはスロットル弁に加わる機構系の摩擦トルク等のプリトルク値である。
式(1)から明らかなように、モータ3を所望の位置に駆動するには、少なくともトルクTd以上のトルクをモータ3に作用させる必要があることが判る。
図2は、この発明の実施の形態1に係る電子制御スロットルの制御装置に於けるモータ制御系の構成を示すブロック線図である。図2に於いて、目標開度生成部11と制御演算部21とは、図1のコンピュータ7により構成されている。目標開度生成部11は、アクセルポジションセンサ10からのアクセル開度に基づいてスロットル弁1の目標開度θを生成する。
制御演算部21は、フィードフォワード制御器12と、PI制御器13と、D制御器14と、プリトルク補正値20と、基準位置メモリ18と、ばねトルク演算部19とから構成されている。制御演算部21は、後述するように、目標開度生成部11からの目標開度θと、スロットルポジションセンサ5からのスロットル開度θとを取り込み、ばね補正後のモータ制御指令値であるDUTY指令Vcを演算して、PWM出力生成手段15に出力する。
PWM出力生成手段15は、入力されたばね補正後のDUTY指令Vcに基づいてパルス幅変調信号(以下、PWM信号と称する)を生成し、駆動回路6のスイッチング素子(図示せず)に入力する。駆動回路6は、入力されたPWM信号に基づいてそのスイッチング素子がスイッチング制御され、モータ3を駆動する。スロットル弁1は、このようにして駆動されたモータ3により歯車2a、2bを介して所望の開度に開閉制御される。
図2では、図1に示すモータ3と、歯車2a、2bと、コイルばね4と、スロットル弁1と、駆動回路6とをまとめて、「モータ+ギヤ+ばね+バルブ+駆動回路」16として表示している。
尚、フィードフォワード制御器12と、PI制御器13と、D制御器14とは、PID指令値演算手段を構成し、ばねトルク演算部19はばね力補正値演算手段を構成している。
次に、以上のように構成された制御演算部21の処理動作について説明する。図3はその動作を説明するフローチャートである。制御演算部21の処理動作は、コンピュータ7で設定された所定の演算周期で実施される。処理内容は次のとおりである。図3に於いて、先ず、ステップ101で目標開度θとスロットル開度θとを読み込み、ステップ102に於いて開度偏差e(=θ−θ)を演算する。
次に、ステップ103に進んで、目標開度θを用いてフィードフォワード制御器12による演算処理、及び開度偏差eを用いてPI制御器13、D制御器14による演算処理を行い、次式(2)に示すDUTY指令Vを演算してメモリーに保存する。
即ち、ステップ103に於ける演算は、下記の通りである。
フィードフォワード制御器12による演算は、[K(dθ/dt)]により行われ、PI制御器13による演算は、[K e+K∫edt]として行われ、
D制御器14による演算は、[K(dθ/dt)]として行われる。
従って、DUTY指令Vは、次に示す式(2)により示されるものとなる。

=K e+K∫edt−K(dθ/dt)+K(dθ/dt)
=K e+K∫edt+K(de/dt) 式(2)

ここで、Kは比例ゲイン、Kは積分ゲイン、Kは微分ゲインである。
次に、ステップ104に進んで、ばねトルク演算部19、基準位置メモリー18、プリ
トルク補正値20により、ばね補正値δVを次に示す式(3)により演算する。

δV=α{ηK・(θ−θ)+ } 式(3)

ここで、αは換算係数であり、トルク定数Ktとモータ3の電機子抵抗Rとから次に示
す式(4)により求められる。

α=Kt/R 式(4)
次に、ステップ105に於いて、モータ制御指令値であるばね補正後のDUTY指令V を次に示す式(5)により算出し、これをPWM出力生成手段15へ出力して1サイクル周期の制御演算21による処理を終了する。

=V+δV 式(5)
図2に示すPWM出力生成手段15は、制御演算部21からの前述のばね補正後のDUTY指令V に基づきPWM信号を生成しこれを駆動回路16に入力する。駆動回路16は、入力されたPWM信号に基づいてモータを駆動し、スロットル弁1の開度θを目標開度θに一致させるように制御する。
次に、実施の形態1による電子制御スロットルの制御装置により、スロットル制御動作を高速にすることができる理由を説明する。モータ3を所定の位置に駆動するには、次に
示す式(6)に示すトルクTをモータ3の回転子軸に与える必要がある。

=[モータ3の回転子軸の加速トルク]+T 式(6)

ここで、[モータ3の回転子軸の加速トルク]は、モータ3の回転子軸周りの慣性モーメントと角加速度との積と、機構系の摩擦トルクとの和であり、Tは、前述の式(1)により示されるトルクである。
従来のPID制御では、式(6)に示すトルクTを得るために、前述の式(2)、或
いは、次に示す式(7)で示すモータ発生トルクに等価なDUTY指令を演算していた。

=K・e+K∫edt−K(dθ/dt) 式(7)
式(2)、式(7)を見てわかるように、モータ発生トルクは開度偏差eが生じてからでないと与えられず、従って、コイルばね4からのトルクでモータの動作開始が遅れることは明らかである。
これに対してこの発明の実施の形態1によれば、式(1)に示すトルクTと同等の大きさのトルクに相当する式(3)に示すばね補正値δVをDUTY指令Vに予め加算して、式(5)に示すばね補正後のDUTY指令V を生成するようにしているので、開度偏差eが生じる前にコイルばね4からのトルクをモータ3に発生させることができ、PIDの制御ゲインを従来と同じに設定したままで、スロットルの動作を高速にできる。すなわち、制御系の安定性は従来と同等の状態を維持したままで、スロットルの動作を高速にできるものである。これは、主にプリトルクをあらかじめDUTY指令の中で補償することにより生ずる効果である。
前述のように、スロットル弁1の動作中は、その位置(開度)にほぼ比例して変化するばねトルクが作用するため、従来のPID制御では、ばねトルクの変化分の余裕をみて、制御ゲインを大きくとれないという問題点があったが、この発明の実施の形態1による電子制御スロットルの制御装置によれば、ばねトルクの変化分は予めトルクの補正値として補償しているので、制御ゲインのマージンを従来のPID制御よりも小さくとることができる。その結果、制御ゲインを従来のPID制御よりも大きくでき、スロットルの応答速度を高めることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係る電子制御スロットルの制御装置に於けるモータ制御系の構成を示すブロック線図である。図4に於いて、制御演算部22は、実施の形態1に於ける図2に示す制御演算部21のPI制御器13、D制御器14、フィードフォワード制御器12を、「PI制御器+位相進み補償器」23に置き換えた以外は、図2と同じ構成である。
尚、「PI制御器+位相進み補償器」23は、PI及び位相進み補償指令値演算手段を構成し、ばねトルク演算部19はばね力補正値演算手段を構成している。
次に、実施の形態2による電子制御スロットルの制御装置の動作を説明する。図5は、制御演算部22の処理のフローチャートである。図5に於いて、先ず、ステップ106で目標開度θとスロットル開度θとを読み込み、ステップ107に於いて開度偏差e(=θ−θ)を演算する。
次に、ステップ107に進んで、開度偏差eを用いて「PI制御器+位相進み補償器」23による演算処理を行い、DUTY指令Vを演算してメモリーに保存する。この「PI制御器+位相進み補償器」23による演算処理の動作は、図2のフィードフォワード制御器12とPI制御器13とD制御器14とによる「フィードフォワード制御+PID制御」と等価であることはよく知られている。
次に、ステップ109に進んで、ばねトルク演算部19、基準位置メモリー18、プリトルク補正値20により、モータ制御指令値としてのばね補正値δVを前述の式(3)により演算する。次に、ステップ110に於いて、ばね補正後のDUTY指令V を前述の式(5)により算出し、これをPWM出力生成手段15へ出力して1サイクル周期の制御演算21による処理を終了する。
図2に示すPWM出力生成手段15は、制御演算部21からの前述のばね補正後のDUTY指令V に基づきPWM信号を生成しこれを駆動回路16に入力する。駆動回路16は、入力されたPWM信号に基づいてモータを駆動し、スロットル弁1の開度θを目標開度θに一致させるように制御する。
以上述べたこの発明の実施の形態2による電子制御スロットルの制御装置によれば、実施の形態1と同様に、ばねトルクの変化分は予めトルクの補正値として補償しているので、制御ゲインのマージンを従来のPID制御よりも小さくとることができる。その結果、制御ゲインを従来のPID制御よりも大きくでき、スロットルの応答速度を高めることができる。
図6は、実施の形態1及び2による制御装置を用いた電子制御スロットルと従来の電子制御スロットルの応答特性を比較した説明図である。図6に示すように、目標開度θの変化に対し、この発明の実施の形態1及び2による制御装置を適用した電子制御スロットルのスロットル開度θ(PI制御+位相進み補償+ばね補正)の応答時間は、従来の装置に於けるスロットル開度θ(PI制御+位相進み補償)の応答時間より短くなっている。つまり、ばね補正値を予め加えることで、スロットル開度の立ち上がり開始時間が短縮できて、更に、制御ゲインのハイゲイン化によって、立ち上がり開始時間の差以上に応答時間が短縮できていることが分かる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2の場合は、DUTY指令Vに予めばね補正値δVを加算してばね補正後のDUTY指令V を生成するようにしているが、ETVの個体差や経年の変化、更にはETVをエンジンにネジ止めする際の微妙なねじれ等が原因でETVのスロットル弁のコイルばねのばね力が変化し、図7に示すように、スロットル開度が指令値に収束しないことが生じる場合がある。そこでこの発明の実施の形態3による電子制御スロットルの制御装置は、ETVの制御中に常時制御値のずれを検出し、ばね力補正値を自動更新するようにしたものである。
ここで、先ず、ETVの制御中に常時制御値のずれを検出してばね補正値を自動更新しない場合のETV制御について、図8に基づいて説明する。図8に於いて、ステップ111に於いてスロットル弁1の開度が指令値に到達したか否かを判定し、到達していないと判定したときはステップ112に進み、指令値とスロットル開度の偏差THdiffを算出する。
次に、ステップ112で算出した偏差THdiffをベースに、ステップ113に於いて比例項P_OUTを演算し、ステップ114に於いて位相進み補償器による位相進み補償項D_OUTを演算し、ステップ115に於いてばね補正値BK_OUT(=Bkb×
TH開度+Bpl)を演算する。ここで、Bkbはばね係数、Bplはスロットル弁1に対するプレロード値である。ばね係数Bkb及びプレロード値Bplは、ETVのばね諸元値からベース値を算出後、ETVのマスタ品による動作確認で微調整し決定する。そして、決定したばね係数Bkb、プレロード値BplはETV制御用の固定値として設定される。
次にステップ116に於いて、モータ制御値V_OUT(=P_OUT+D_OUT+BK_OU)を演算し、ステップ117に於いてモータ3の駆動処理を行う。つまり、モータ制御値を、[モータ制御値=比例項+位相進み補償+ばね力補正値]として演算処理するものである。
しかしながら、ETVは、特にスロットル弁の全閉付近に於いては、0.1%程度のスロットル開度精度が求められるが、ETVの個体差、経年変化、ETV本体の微妙なねじれ等によりスロットル弁のばね力が変化し、ETV制御の指令値とスロットル開度にずれが生じることがある。
ばね係数Bkb、プレロード値Bplが適正でない時の指令値とスロットル開度の関係を図9、図10に示す。この現象について発明者等は検証の結果、図9に示すように、指令値に対するスロットル開度のずれ量が一定な場合は、プリトルク値、即ちプレロード値(以下の説明では、プレロード値と称する)Bplが適正な値ではなく、図10に示すように、指令値に対するスロット開度のずれ量が、スロットル開度に比例する場合は、ばね係数が適正でないことを確認した。
指令値とスロットル開度にずれが生じると、エンジンのアイドル回転速度の変化や走行時のフィーリングが変化してしまうこととなる。そこで、この発明の実施の形態3では、ばね力補正値の演算式を次の式(8)のように変更し、ばね力補正値をばね力補正値変動補正値により自動的に微調整するようにしたものである。ここで、ばね力補正値変動補正値は、バネ係数補正値Bkb_rと、プレロード値補正値Bpl_rとにより演算される。

ばね力補正値=スロットル開度×(Bkb±Bkb_r)+(Bpl±Bpl_r)
式(8)

ここで、Bkb_rは、バネ係数補正値、Bpl_rは、プレロード値補正値である。
図11は、この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置の動作を示すフローチャートである。図11に於いて、ステップ118、119、120、121は、前述の図8に於けるステップ111、112、113、114の内容と同一である。ステップ121からノードAを介してステップ122に進み、バネ係数補正値Bkb_r、プレロード値補正値Bpl_rを演算してステップ123に進む。
ステップ123では、前述の式(8)に基づいてばね力補正値を演算し、ノードBを介してステップ124に進む。ステップ124では、ステップ123で演算したばね力補正値を用いてモータ制御値V_OUT(=P_OUT+D_OUT+BK_OUT)を算出する。ステップ125では、ステップ124により演算したモータ制御値(=比例項+位相進み補償+ばね力補正値)に基づき駆動制御するものである。
前述のバネ係数補正値Bkb_r、プレロード値補正値Bpl_rを算出するには、スロットル開度が一定である必要がある。そのため、先ず指令値の変化(以降、△指令値と称する)を判定し、△指令値が所定の判定値以下となり、かつ、ばね力補正値自動補正禁
止時間が経過した時、ばね力補正値の自動補正許可とする。又、△指令値が判定値を超過している場合には、ばね力補正値自動補正禁止とし、禁止時間を設定する。図12は、その自動補正許可判定ロジックを示すフローチャートである。
即ち、図12に於いて、ステップ126では、最新の指令値と40ms前の指令値との差分であるΔ指令値を演算する。次に、ステップ127では、Δ指令値が所定の判定値以下であるか否かの判定を行い、Δ指令値が所定の判定値より大きければステップ128に進み、ばね力補正値自動補正禁止時間をセットし、ステップ130に進む。ステップ130では、ばね力補正値自動補正不許可とし、ばね力補正値の自動補正が行われないようにして処理を終了する。
一方、ステップ127に於いてΔ指令値が所定の判定値以下であると判定されれば、ステップ129へ進み、ばね力補正値自動補正禁止時間が経過済みであるかどうかを判定し、ばね力補正値自動補正禁止時間経過済みでなければ、前述のステップ130へと進む。ばね力補正値自動補正禁止時間が経過済みであれば、ステップ131へ進み、ばね力補正値自動補正許可を行い、処理を終了する。
以上のように動作する図12の自動補正許可判定ロジックにより、ばね力補正値の自動補正が許可されると、前述の図11に示すステップ122に於いてバネ係数補正値Bkb_r、プレロード値補正値Bpl_rの演算に移る。図13は、そのばね係数の自動補正、及びプレロード値の自動補正を行う演算処理を示すフローチャートである。
図13に於いて、ステップ132では、前述の図12によるばね力補正値自動補正許可
中か否かを判定し、ばね力補正値自動補正不許可であれば処理を終了し、許可中であれば
、ステップ133に進んでスロットル開度が所定の判定値Bthjdgより小さいか否か
を判定する。ステップ133での判定の結果、スロットル開度が所定の判定値Bthjd
gより小さければ、ステップ134に進んでプレロード値補正値Bpl_rを演算して処
理を終了し、スロットル開度が所定の判定値Bthjdg以上であれば、ステップ135
に進んでバネ係数補正値Bkb_rを算出し、処理を終了する。
つまり、ばね力補正値を演算する前述の式(8)は、ばね力補正値をY、スロットル開度をXとすると、[Y=aX+b]の式となり、ばね係数Bkbは傾き、プレロード値Bplはオフセットに相当することから、所定のスロットル開度判定値Bthjdを設け、スロットル開度がスロットル開度判定値Bthjdよりも小さい(スロットル弁1がスロットル開度判定値より閉じ側にある)時は、プレロード値補正値Bpl_rを算出し、スロットル開度がスロットル開度判定値Bthjd以上にある(スロットル弁1がスロットル開度判定値より開き側にある)時は、ばね係数補正値Bkb_rを算出するものである。
前述の図13に於けるステップ134でのプレロード値補正処理の算出ロジック、即ちスロットル開度がスロットル開度判定値Bthjdよりも小さい(スロットル弁1がスロットル開度判定値より閉じ側にある)時の、プレロード値補正値Bpl_rの算出ロジックを図14に示す。
図14に於いて、指令値とスロットル開度の大小関係によりプレロード値を補正する符合が変わるため、先ずステップ136によりそれらの大小関係を判定する。即ち、ステップ136にてスロットル開度が指令値より小さいか否かを判定し、小さければステップ137に進んで、プレロード値加算処理を行う。この加算処理は、[(スロットル弁1に対するプレロード値Bpl)+(指令値とスロットル開度の偏差THdiff)×プレロード加算側係数]として演算される。
一方、ステップ136での判定の結果、スロットル開度が指令値以上であればステップ138に進んで、プレロード値減算処理を行う。この減算処理は、[(スロットル弁1に対するプレロード値Bpl)−(指令値とスロットル開度の偏差THdiff)×プレロード減算側係数]として演算される。
前述の図13に於けるステップ135でのばね係数補正処理の算出ロジック、即ちスロットル開度がスロットル開度判定値Bthjd以上にある(スロットル弁1がスロットル開度判定値より開き側にある)時の、ばね係数補正値Bkb_rの算出ロジックを図15に示す。
図15に於いて、指令値とスロットル開度の大小関係によりばね係数を補正する符合が変わるため、先ずステップ139によりそれらの大小関係を判定する。即ち、ステップ139にてスロットル開度が指令値より小さいか否かを判定し、小さければステップ140に進んで、ばね係数加算処理を行う。この加算処理は、[(ばね係数Bkb)+(指令値とスロットル開度の偏差THdiff)×ばね係数加算側係数]として演算される。
一方、ステップ139での判定の結果、スロットル開度が指令値以上であればステップ141に進んで、ばね係数減算処理を行う。この減算処理は、[(ばね係数Bkb)−(指令値とスロットル開度の偏差THdiff)×ばね係数減算側係数]として演算される。
以上述べたように、この発明の実施の形態3にかかる電子制御スロットルの制御装置
によれば、ETVの制御中に常時制御値のずれを検出し、ばね力補正値を自動更新するよ
うにしたので、ETV個体バラツキ、経年変化、ETV取り付け時のねじれ等により発生
する、スロットル弁を閉じ方向に引き寄せるばね力による、DCモータの負荷の変化を吸
収し、安定したETV制御を行うことが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るETVの制御装置を含めた全体のシステム構成である。 この発明の実施の形態1に係る電子制御スロットルの制御装置に於けるモータ制御系の構成を示すブロック線図である。 この発明の実施の形態1に係る電子制御スロットルの制御装置に於ける制御演算部の処理動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る電子制御スロットルの制御装置に於けるモータ制御系の構成を示すブロック線図である。 実施の形態2による電子制御スロットルの制御装置に於ける制御演算部の処理のフローチャートである。 実施の形態1及び2による制御装置を用いた電子制御スロットルと従来の電子制御スロットルの応答特性を比較した説明図である。 ETVのスロットル弁のコイルばねのばね力が変化し、スロットル開度が指令値に収束しないことを示す説明図である。 ばね補正値を自動更新しない場合のETV制御の動作を説明するフローチャートである。 プレロード値が適正でない時の指令値とスロットル開度の関係を説明する説明図である。 ばね係数が適正でない時の指令値とスロットル開度の関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置に於ける、自動補正許可判定ロジックを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置に於ける、 この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置に於ける、プレロード値の自動補正を行う演算処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る電子制御スロットルの制御装置に於ける、ばね係数の自動補正を行う演算処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットル弁
1a 回転軸
2a、2b 歯車
3 モータ
4 コイルばね
5 スロットルポジションセンサ
6 駆動回路
7 コンピュータ
8、9 A/D変換
10 アクセルポジションセンサ
11 目標開度生成部
12 フィードフォワード制御器
13 PI制御器
14 D制御器
15 PWM出力生成手段
16 モータ+ギヤ+ばね+バルブ+駆動回路
18 基準位置メモリ
19 ばねトルク演算部
20 プリトルク補正値
21、22 制御演算部
23 PI制御器+位相進み補償器

Claims (3)

  1. 内燃機関の出力を制御するアクセルの開度を検出するアクセル開度センサと、前記アクセルの開度に対応して開閉するスロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサと、前記スロットル弁の開閉を制御するモータと、前記スロットル弁を閉じる方向に常時付勢するばね手段と、前記アクセル開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度指令値と前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度とを用いてPID制御指令値を演算するPID指令値演算手段と、前記ばね手段の緒元データと前記スロットル弁に作用するプリトルク値とに基づいてばね力補正値を演算するばね力補正値演算手段とを備え、
    前記演算されたPID制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいて前記モータを制御すると共に、
    前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値より小さいときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記プリトルク値を補正し、
    前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値以上のときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記ばね手段のばね係数を補正する、
    ことを特徴とする電子制御スロットルの制御装置。
  2. 内燃機関の出力を制御するアクセルの開度を検出するアクセル開度センサと、前記アクセルの開度に対応して開閉するスロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサと、前記スロットル弁の開閉を制御するモータと、前記スロットル弁を閉じる方向に常時付勢するばね手段と、前記アクセル開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度指令値と前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度とを用いてPI制御及び位相進み補償制御指令値を演算するPI及び位相進み補償指令値演算手段と、前記ばね手段の緒元データと前記スロットル弁に作用するプリトルク値とに基づいてばね力補正値を演算するばね力補正値演算手段とを備え、
    前記演算されたPI及び位相進み補償制御指令値とばね力補正値とに基づいてモータ制御指令値を生成し、前記生成されたモータ制御指令値に基づいて前記モータを制御すると共に、
    前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値より小さいときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記プリトルク値を補正し、
    前記スロットル弁開度センサの出力信号に基づいて算出したスロットル弁開度が所定値以上のときであって、前記算出したスロットル弁開度が前記モータ制御指令値に対応するスロットル弁開度に対してずれているときは、前記ばね手段のばね係数を補正する、
    ことを特徴とする電子制御スロットルの制御装置。
  3. 前記生成されたモータ制御指令値と過去に生成されたモータ制御指令値との差分を演算し、前記差分が所定値以下のとき、前記ばね力補正値を補正するばね力補正値変動補正値を演算し、前記演算されたばね力補正値変動補正値により前記ばね力補正値を補正するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子制御スロットルの制御装置。
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