JP4522089B2 - 液体収容体の液体充填方法及び液体充填装置並びに液体収容体の製造方法 - Google Patents

液体収容体の液体充填方法及び液体充填装置並びに液体収容体の製造方法 Download PDF

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本発明は、液体収容体の液体充填方法及び液体充填装置並びに液体収容体の製造方法に関する。
従来から、液体をターゲットに対して噴射させる液体噴射装置として、インクジェット式記録装置が広く用いられている。詳しくは、このインクジェット式記録装置は、キャリッジと、同キャリッジに搭載された液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドと、液体としてのインクを貯留する液体収容体としてのインクカートリッジとを備えている。そして、キャリッジを記録媒体に対して相対移動させながら、インクカートリッジから記録ヘッドへとインクを供給し、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出することによって、ターゲットとしての記録媒体に対して印刷が行われるようになっている。
このようなインクジェット式記録装置の中には、キャリッジへの負荷を低減させたり、装置を小型化・薄型化させたりするために、インクカートリッジをキャリッジに搭載させない構成(いわゆるオフキャリッジ型)とするものがある。そして、このようなプリンタに採用されるインクカートリッジは、通常、インクを収容する袋状の液体収容部としてのインクパックと、同インクパックを収容するケースとを備えている。そして、インクパック内のインクは、インク供給チューブを介して記録ヘッドへと供給されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このインクパックは、フィルムを袋状にして形成され、連通部を備えた袋部を有している。そして、袋部の開口部から袋部の内部にインクが充填されてから、その開口を熱溶着することにより密閉状態に封止される。このとき、袋部には、クリーン度及び脱気度が高い状態でインクが充填されていなければならない。この課題に対し、インクを用いて袋部内を清掃する工程を備えたインクパックの製造方法が提案されている。この方法では、袋部にインクを充填する前に、所定量のインクを注入し、その注入したインクに、袋部内に残留した空気・塵埃を取り込ませる。そして、そのインクを排出することにより、袋部内の空気・塵埃を排出し、袋部内の脱気度・クリーン度を高めるようになっている。そして、その袋部に、脱気インクを充填し、袋部の開口部を封止することでインクパックを製造する。
特開2003−53984号公報
ところが、脱気インクを充填する前に袋部に注入されるインクは、袋部から排出された後、廃棄するようになっていた。このため、インク充填のために備えられるインクの量に対し、実際にインクパックに充填されるインクの量が少なくなっており、インクが効率よく利用されていなかった。
本発明の目的は、液体を効率よく使用し、脱気度及びクリーン度の高い液体を充填することができる液体収容体の液体充填方法及び液体充填装置並びに液体収容体の製造方法を提供することにある。
本発明の液体収容体の液体充填方法は、液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体の液体充填方法において、第1の吸引手段により、前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する段階と、第1の液体注入手段により、液体を貯留した液体貯留手段から供給された液体を、洗浄用液体として前記連通部を介して前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する段階と、第2の吸引手段により、前記液体収容部に注入された前記洗浄用液体を前記連通部を介して吸引する段階と、混合手段により、前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段の液体とを混合する段階と、第2の液体注入手段により、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階とを備えた。
これによれば、液体収容体を製造する際に、第1の吸引手段により減圧された液体収容部に、液体貯留手段から供給された液体を洗浄用液体として第1の液体注入手段により液体収容部の容量よりも少量注入し、その注入された液体を第2の吸引手段により吸引する。これにより、液体収容部及び連通部内の塵埃及び空気を最小限の液体とともに排出することができる。また、前記吸引された液体は、混合手段により液体貯留手段の液体と混合され、第2の液体注入手段により液体収容部に注入して充填されるので、吸引された液体を廃棄することなく、液体収容体に充填する液体として使用することができる。このため、液体収容体内の脱気度・クリーン度を向上するとともに、その製造工程において液体を効率よく使用することができる。
この液体収容体の液体充填方法において、前記混合手段は、前記第2の吸引手段、前記液体貯留手段及び前記第2の液体注入手段に接続された混合タンクを備え、前記混合タンクは、前記第2の吸引手段から供給された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合して、前記第2の液体注入手段に供給する。
これによれば、混合手段は、混合タンクを備え、第2の吸引手段から供給された液体と、液体貯留手段から供給された液体とを混合して、第2の液体注入手段に供給する。このため、液体収容体内の塵埃・気体を取り込み、第2の吸引手段によって吸引された液体は、液体貯留手段内に注入されることなく、すぐに液体収容体に充填されるために使用される。従って、装置内を何度も循環した液体を使うことがないので、常に新しく、品質が保持された液体を液体収容体に充填することができる。
この液体収容体の液体充填方法において、前記第2の吸引手段により前記液体収容部から吸引した前記洗浄用液体を、前記混合手段に導通する前にフィルタにより濾過する、又は導通後の混合液体をフィルタにより濾過する。
これによれば、第2の吸引手段が吸引した液体は、フィルタによって濾過されて、混合手段又は液体注入手段に導出される。従って、液体収容体内の塵埃・気体を取り込んだ液体を、脱気度及びクリーン度を向上させた状態で混合手段又は液体注入手段に導出することができるので、品質の高い液体を液体収容体に充填することができる。
この液体収容体の液体充填方法において、前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に注入する段階は、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量の液体を注入し、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、前記第2の液体注入手段により第2の所定量の液体を注入するとともに、前記第1の所定量は、前記第2の所定量よりも少ない。
これによれば、第1の液体注入手段により洗浄用液体として液体収容体に注入される第1の所定量の液体は、第2の液体注入手段により実際に液体収容体に充填される第2の所定量の液体よりも少ない。このため、液体収容体内から排出され、再利用される液体を少なくすることができるので、液体収容体内に充填される液体の品質を向上させることができる。
この液体収容体の液体充填方法において、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に前記洗浄用液体を注入する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入する。
これによれば、液体収容体に液体貯留手段からの液体を注入する際は、脱気手段により脱気された液体が注入される。つまり、予め脱気した液体を液体収容体に注入するので、液体収容体内の汚染や気泡の混入等を防止することができる。
この液体収容体の液体充填方法において、前記第2の液体注入手段により前記混合手段にて混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入する。
これによれば、混合手段にて混合された液体を、脱気手段により脱気してから液体収容部に注入するので、より脱気度の高い液体を液体収容体に充填することができる。
本発明の液体収容体の液体充填装置は、液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体に液体を充填する液体収容体の液体充填装置において、液体を貯留する液体貯留手段と、前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する第1の吸引手段と、前記液体貯留手段に接続されるとともに、供給された液体を前記連通部から液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する第1の液体注入手段と、前記液体貯留手段から供給され、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に注入された洗浄用液体を、前記連通部を介して吸引する第2の吸引手段と、前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合する混合手段と、該混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する第2の液体注入手段とを備えた。
これによれば、液体収容体の液体充填装置は、第1の吸引手段により減圧された液体収容部に、液体貯留手段から供給された液体を洗浄用液体として第1の液体注入手段により液体収容部の容量よりも少量注入し、その注入された液体を第2の吸引手段により吸引する。これにより、液体収容部及び連通部内の塵埃及び空気を最小限の液体とともに排出することができる。また、前記吸引された液体は、混合手段により液体貯留手段の液体と混合され、第2の液体注入手段により液体収容部に注入して充填される。このため、吸引された液体を廃棄することなく、液体収容体に充填する液体として使用することができる。従って、液体収容体内の脱気度・クリーン度を向上するとともに、その製造工程において液体を無駄なく使用することができる。
この液体収容体の液体充填装置において、前記混合手段は、混合タンクを備え、同混合タンクは、前記第2の吸引手段と前記液体貯留手段とに接続され液体を供給されるとともに、前記第2の液体注入手段に液体を供給する。
これによれば、混合手段は、混合タンクを備え、第2の吸引手段から供給された液体と、液体貯留手段から供給された液体とを混合して、第2の液体注入手段に供給する。このため、液体収容体内の塵埃・気体を取り込み、第2の吸引手段によって吸引された液体は、液体貯留手段内に貯留される液体と混合されることなく、すぐに液体収容体に充填されるために使用される。従って、装置内を何度も循環した液体を使うことがないので、常に新しく、品質が保持された液体を液体収容体に充填することができる。
この液体収容体の液体充填装置において、前記第2の吸引手段と前記混合タンクを接続する第1の供給路の途中、又は前記混合手段と前記第2の液体注入手段を接続する流路の途中に、フィルタが備えられている。
これによれば、第2の吸引手段が吸引した液体は、第1の供給路の途中に設けられたフィルタ、又は前記混合手段と前記第2の液体注入手段を接続する流路の途中に設けられたフィルタによって濾過されて、混合手段又は第2の液体注入手段に導出される。従って、液体収容体内の塵埃・気体を取り込んだ液体を、脱気度及びクリーン度を向上させた状態で混合手段又は第2の液体注入手段に導出することができるので、品質の高い液体を液体収容体に充填することができる。
この液体収容体の液体充填装置において、前記第1の液体注入手段は、前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量注入し、前記第2の液体注入手段は、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に前記第1の所定量よりも多い第2の所定量注入する。
これによれば、液体充填装置には、第1の所定量の液体を導出する第1の液体注入手段と、第2の所定量の液体を導出する第2の液体注入手段とが備えられている。そして、第1の所定量の液体は、液体収容部に充填される第2の所定量の液体よりも少ない。このため、液体収容体内から排出され、再利用される液体を少なくすることができるので、液体収容体内に充填される液体の品質を向上させることができる。
この液体収容体の液体充填装置において、前記液体貯留手段と前記液体収容体の連通部とを接続する第1の液体供給路の途中には、液体を脱気する脱気手段が設けられている。
これによれば、液体収容体に液体貯留手段からの液体を注入する際は、脱気手段により脱気された液体が注入される。つまり、予め脱気した液体を液体収容体に注入するので、液体収容体内の汚染や気泡の混入等を防止することができる。
この液体収容体の液体充填装置において、前記混合手段と前記連通部とを接続する第2の液体供給路の途中には、液体を脱気する脱気手段が設けられている。
これによれば、混合手段にて混合された液体を、脱気手段により脱気してから液体収容部に注入するので、より脱気度の高い液体を液体収容体に充填することができる。
本発明の液体収容体の製造方法は、液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体の製造方法において、第1の吸引手段により、前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する段階と、第1の液体注入手段により、液体を貯留した液体貯留手段から供給された液体を、洗浄用液体として前記連通部を介して前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する段階と、第2の吸引手段により、前記液体収容部に注入された前記洗浄用液体を前記連通部を介して吸引する段階と、混合手段により、前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段の液体とを混合する段階と、第2の液体注入手段により、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階とを備えた。
この液体収容体の製造方法において、前記混合手段は、前記第2の吸引手段、前記液体貯留手段及び前記第2の液体注入手段に接続された混合タンクを備え、前記混合タンクは、前記第2の吸引手段から供給された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合して、前記第2の液体注入手段に供給する。
この液体収容体の製造方法において、前記第2の吸引手段により前記液体収容部から吸引した前記洗浄用液体を、前記混合手段に導通する前にフィルタにより濾過する、又は導通後の混合液体をフィルタにより濾過する。
この液体収容体の製造方法において、前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に注入する段階は、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量の液体を注入し、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、前記第2の液体注入手段により第2の所定量の液体を注入するとともに、前記第1の所定量は、前記第2の所定量よりも少ない。
この液体収容体の製造方法において、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に前記洗浄用液体を注入する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入する。
この液体収容体の製造方法において、前記第2の液体注入手段により前記混合手段にて混合された液体を前記液体収容部に注入する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入する。
以上の液体収容体の製造方法によれば、液体収容体の液体充填方法と同様の効果を奏し得る液体収容体を製造することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、本実施形態における液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置(以下、単にプリンタとする)の概略を説明する平面図である。
図1に示すように、プリンタ1は、上側が開口する略直方体形状のフレーム2を備えている。フレーム2には、紙送り部材3が架設されており、図示しない紙送り機構により、この紙送り部材3上を紙が給送されるようになっている。そして、フレーム2には前記紙送り部材3と平行にガイド部材4が架設されており、このガイド部材4には、キャリッジ5がガイド部材4の軸線方向に移動可能に挿通支持されている。また、このキャリッジ5は、タイミングベルト6を介してキャリッジモータ7に駆動連結されており、キャリッジモータ7の駆動によってガイド部材4に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ5の紙送り部材3に対向する面には、記録ヘッド8が搭載されている。そして、キャリッジ5上には記録ヘッド8に液体としてのインクを供給する6個のバルブユニット9が搭載されている。各バルブユニット9は、その内部にインクを一時的に貯留するために、インクの色(ブラックインク、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエローの各カラーインク)に対応して6個具備されている。
尚、記録ヘッド8の下面には図示しないノズル開口が設けられており、図示しない圧電素子の駆動により、記録媒体である紙面上にノズル開口からインク滴が吐出されるようになっている。
フレーム2の右端にはカートリッジホルダ10が形成されている。そして、このカートリッジホルダ10には、6個の液体収容体としてのインクカートリッジ11が着脱可能に
備えられている。これらのインクカートリッジ11は、図2に示すように、内部が気密状態となっているケース12と、その内部に収容されたインクパック13とによって構成されている。各インクパック13には、前記したブラックインク又は各カラーインクがそれぞれ貯留されている。これらのインクパック13と前記各バルブユニット9とは、可撓性を有する供給チューブ14を介して接続されている。
また、図1に示すように、プリンタ1には、加圧ポンプ15が備えられている。この加圧ポンプ15は、6本の空気供給チューブ16を介して前記各インクカートリッジ11の各ケース12と接続されている。従って、加圧ポンプ15により加圧された空気は、各空気供給チューブ16を介して各インクカートリッジ11のケース12内に導入され、ケース12とインクパック13との間に形成された空間S(図2参照)に導入されるようになっている。
すなわち、加圧ポンプ15が駆動されることにより、ケース12内に空気が導入されると、インクパック13は加圧空気によって押し潰されるようになる。この押圧により、各インクパック13に貯留されているインクは、インクパック13から押し出されて各供給チューブ14を介して各バルブユニット9にそれぞれ供給される。
次に、前記インクパック13について、図2〜図4に従って詳しく説明する。
図3に示すように、本実施形態におけるインクパック13は、液体収容部としての袋部20と連通部としての導出部21とを備えている。袋部20は、本実施形態では、同じ大きさの2枚の長方形形状を有するフィルム部材22,23とを備え、これらフィルム部材22,23を重ね合わせて、その4辺の縁を熱溶着することにより袋状に形成されている。また、袋部20の4辺のうちの1つである辺24には、前記導出部21が、両フィルム部材22,23に挟まれた状態で熱溶着されている。そして、これにより、袋部20の内部空間は封止されるようになっており、その内部空間には、インクが充填されている。また、フィルム部材22,23は、例えば、ポリエチレンフィルム等の熱可塑性樹脂層にアルミニウム等のガスバリア層を蒸着することにより形成されている。そして、導出部21は、フィルム部材22,23の前記熱可塑性樹脂層と熱溶着可能な樹脂から形成されている。尚、インクパック13のインクの容量は15mlとなっている。
次に、インクパック13を製造する各工程について図4に従って詳しく説明する。図4は、インクパック13にインクを注入する液体充填装置としてのインク注入装置30の概略を示す説明図である。インク注入装置30は、メインタンク31、第1の脱気ユニット32、第2の脱気ユニット33、及び混合タンク34を備えている。液体貯留手段としてのメインタンク31は、内部にインクを貯留している。脱気手段としての第1及び第2の脱気ユニット32,33は、図示しない真空ポンプ及び中空糸束を備え、インクの脱気を行うためのユニットとなっている。メインタンク31と第1の脱気ユニット32とは、第の液体供給路を構成する第1のインク配管35及び第2のインク配管36を介して接続されている。また、第1のインク配管35の途中には、インク圧送ポンプP1が設けられ、第1のインク配管35と第2のインク配管36との間には、第1の止弁38が設けられている。
第1の脱気ユニット32には、第1の液体供給路を構成する第3のインク配管39を介して、第4のインク配管40が接続されている。第3のインク配管39は、第4のインク配管40から分岐するように設けられている。第3のインク配管39の途中には、第2の止弁41と第3の止弁42とが設けられている。そして、第3のインク配管39の途中であって、前記第2及び第3の止弁41,42との間には、第1の液体注入手段としての第1の計量管43が設けられている。第1の計量管43は、シリンダ43aとピストン43bとを備えている。このシリンダ43aの容量は5ml(第1の所定量)となっており、
インクパック13のインク容量(15ml)よりも少ない。
第4のインク配管40の途中には、第4の止弁44及び第5の止弁45が設けられている。また、第4のインク配管40の途中であって、第4の止弁44と第5の止弁45との間からは、インク注入管46が第4のインク配管40から分岐するように接続されている。このインク注入管46の終端には、図示しない中空針が設けられている。
さらに、第4のインク配管40には、空気配管47が分岐するように接続されている。空気配管47の途中には、空気止弁48が設けられており、その終端には、第1の吸引手段としての吸引ポンプP2が接続されている。また、第4のインク配管40には、第1の供給路及び混合手段を構成する第5のインク配管49が分岐するように接続されている。
第5のインク配管49は、混合手段を構成する混合タンク34に接続されている。第5のインク配管49の途中には、第6の止弁50及び第7の止弁51が設けられている。第5のインク配管49の途中であって、第6の止弁50と第7の止弁51との
間には、第2の吸引手段としての第2の計量管52が設けられている。第2の計量管52は、シリンダ52aとピストン52bとを備えており、シリンダ52aの容量は5mlとなっている。また、第5のインク配管49の途中であって、第7の止弁51と混合タンク34との間には、フィルタFが設けられている。
混合タンク34は、前記第1のインク配管35及び混合手段を構成する第6のインク配管53を介してメインタンク31と接続されている。第6のインク配管53の途中には、第8の止弁54が設けられている。混合タンク34は、第の液体供給路を構成する第7のインク配管55を介して第2の脱気ユニット33と接続されている。第2の脱気ユニット33は、第の液体供給路を構成する第8のインク配管56を介して第4のインク配管40に接続されている。つまり、第4のインク配管40には、第3のインク配管39及び第8のインク配管56が分岐するように接続されている。
第8のインク配管56の途中には、第9の止弁57及び第10の止弁58が設けられている。また、第8のインク配管56の途中であって、第9の止弁57と第10の止弁58との間には、第2の液体注入手段としての第3の計量管59が設けられている。第3の計量管59は、シリンダ59aとピストン59bとを備えており、シリンダ59aの容量は15ml(第2の所定量)となっている。
次に、以上のように構成されたインク注入装置30を使用して、インクパック13にインクを充填する方法について説明する。
まず、混合タンク34に、予めメインタンク31から供給されたインクを貯留しておく。このとき、第1の止弁38を閉状態とするとともに第8の止弁54を開状態とし、インク圧送ポンプP1を駆動させる。すると、第6のインク配管53を介して、メインタンク31内のインクが混合タンク34に供給される。
インクパック13にインクを充填する際には、まず、図4に示すように、内部にインクが収容されていないインクパック13を、その導出部21にインク注入管46の前記中空針を挿入することで取着する。そして、減圧段階に移り、第2の止弁41、第7の止弁51及び第9の止弁57を閉状態とするとともに、第3の止弁42、第4の止弁44、第5の止弁45、第6の止弁50、第10の止弁58及び空気止弁48を開状態とする。そして、吸引ポンプP2を駆動させる。すると、空気配管47、第4のインク配管40、インク注入管46、インクパック13、第3のインク配管39及び第1の計量管43が順次減圧される。また、第5のインク配管49、第2の計量管52内が順次減圧される。さらに、第3の計量管59及び第8のインク配管56内も順次減圧される。
そして、所定の圧力まで減圧が進行すると、第8の止弁54、第10の止弁58、及び第5の止弁45を閉状態とするとともに、第1の止弁38、第2の止弁41〜第4の止弁44を開状態とする。
そして、インク圧送ポンプP1を駆動させると、メインタンク31に貯留されているインクが、第1のインク配管35及び第2のインク配管36を介して第1の脱気ユニット32に供給され、脱気される。そして、脱気されたインクが、第3のインク配管39を介して、第1の計量管43に供給される。続いて、少量液体注入段階に移り、第2の止弁41を閉状態とする。そして、第1の計量管43のピストン43bを押圧して、洗浄用液体としての、5ml(第1の所定量)のインク(洗浄用インク)を導出する。すると、導出された5mlのインクは、第3のインク配管39及び第4のインク配管40を介して、インクパック13内に供給される。このとき、インクパック13には、その15mlのインク容量よりも少量のインクが注入されることで、塵埃・気泡等を取り込ませるインクを最小限にしている。また、脱気したインクを注入することで、インクパック13内に気泡を混入させてしまうようなことを防止している。
続いて、インクパック13に第1の計量管43から押し出されたインクが供給されると、少量液体排出段階に移り、第4の止弁44及び空気止弁48を閉状態とするとともに、第5の止弁45を開状態とする。また、第2の計量管52のピストン52bを引く。すると、インクパック13内のインク(洗浄用インク)が、減圧された第5のインク配管49を介して、同じく減圧された第2の計量管52に吸引される。このとき、インクとともに、インクパック13内にわずかに存在していた、塵埃や空気等も第2の計量管52に移送され、インクパック13内の脱気度及びクリーン度が向上する。
続いて、混合段階に移り、第6の止弁50を閉状態とするとともに、第7の止弁51を開状態とする。そして、第2の計量管52のピストン52bを押圧して、内部に収容されていた5mlのインク(洗浄用インク)を第5のインク配管49を介して混合タンク34に移送する。このとき、排出されたインクは、フィルタFを介して混合タンク34に送られるので、インク内に存在していた塵埃や空気はフィルタFによって除去されて、脱気度及びクリーン度を向上させた状態で混合タンク34に供給される。混合タンク34には、予めメインタンク31から供給されたインクが所定量貯留されているので、インクパック13から排出された5mlのインクは、メインタンク31から供給されたインクと混合される。つまり、脱気度及びクリーン度を高めるために使用されたインクは、廃棄されることなく、再び使用される。
そして、注入段階に移り、第10の止弁58を閉状態とするとともに、第9の止弁57を開状態とする。また、第3の計量管59のピストン59bを引く。すると、混合タンク34から供給され、第2の脱気ユニット33によって脱気されたインク(混合液体)が、第3の計量管59に供給される。このとき、第3の計量管59には、15mlのインクが収容される。第3の計量管59にインクが注入されると、第9の止弁57及び第5の止弁45を閉状態とするとともに、第10の止弁58及び第4の止弁44を開状態とし、第3の計量管59のピストン59bを押圧して、シリンダ59a内の15ml(第2の所定量)のインクを全てインクパック13に移送する。そして、インクパック13の導出部21から前記中空針を抜き取って、インクパック13へのインク充填作業が完了する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、インクパック13にインクを充填する際に、空気配管47を介して吸引ポンプP2によりインクパック13内部を減圧した。また、第1の計量管43により、インクパック13に洗浄用のインクを注入し、第2の計量管52によりインクパ
ック13に注入されたインクを吸引した。このため、インクとともに、インクパック13内に僅かに存在していた塵埃・気体を排出し、インクを充填する前のインクパック13内の脱気度・クリーン度を向上させることができる。
さらに、その吸引した洗浄用のインクを、予めメインタンク31から供給されたインクを貯留した混合タンク34に送出し、既に貯留されているインクと混合するようにした。さらにまた、混合されたインクを、第3の計量管59によりインクパック13に注入した。このため、脱気度・クリーン度を高めるために使用したインクを、廃棄することなく、液体収容体に充填するために使用することができる。従って、インクパック13に脱気度・クリーン度の高いインクを充填するとともに、その製造工程においてインクを効率よく使用することができる。
(2)上記実施形態では、混合タンク34は、第2の計量管52及びメインタンク31と、第3の計量管59とに接続されるようにした。そして、メインタンク31から供給されたインク及び第2の計量管52から供給されたインク(洗浄用インク)を混合タンク34にて混合して、混合タンク34から第3の計量管59に供給するようにした。このため、インクパック13内の塵埃・気体を取り込んだインクは、再利用のためにメインタンク31内のインクに戻されることなく、混合タンク34に導出され、すぐにインクパック13に充填するインクとして使用される。このため、インクを装置内で何度も循環させて、繰り返し使用することがないので、常に新しく品質が保持されたインクをインクパック13に充填することができる。
(3)上記実施形態では、第5のインク配管49の途中であって、第2の計量管52と混合タンク34との間に、フィルタFを設けた。そして、第2の計量管52から送出される、塵埃等を取り込んだ洗浄用のインクをフィルタFによって濾過して、混合タンク34に送出するようにした。従って、第2の計量管52から送出されるインクは、脱気度・クリーン度を向上させた状態で混合タンク34内のインクと混合されるので、品質の高いインクをインクパック13に注入することができる。
(4)上記実施形態では、第1の計量管43からインクパック13内の清掃のために注入されるインク(洗浄用インク)の量を、第3の計量管59によりインク充填のためにインクパック13に注入されるインクの量よりも少なくした。つまり、インクパック13内の脱気度・クリーン度を向上させるインク量は、インクパック13のインク充填量よりも少ない。このため、塵埃・空気を取り込むインクを最小限とすることで、インクパック13に充填されるインクの品質が低下するのを防止することができる。
(5)上記実施形態では、メインタンク31を第1の脱気ユニット32と接続し、この第1の脱気ユニット32から第1の計量管43にインクを供給するようにした。このため、予め脱気したインクをインクパック13内に注入することができるので、インクパック13内に気泡が混入することを防止することができる。また、注入前に予めインクを脱気することによって、インクパック13から排出されたインクの脱気度が著しく低下するのを防止することができるので、装置内を循環するインク全体として、インクの脱気度の低下を防止することができる。
(6)上記実施形態では、混合タンク34を第2の脱気ユニット33と接続し、この第2の脱気ユニット33から第3の計量管59にインクを供給するようにした。このため、混合タンク34から送出されたインクを、脱気してからインクパック13に注入することができるので、より脱気度の高いインクをインクパック13に充填することができる。
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、流路としての第7のインク配管55又は第8のインク配管56の途中に、フィルタを設けてもよい。このようにすると、よりクリーン度の高いインクをインクパック13に充填することができる。
・上記実施形態では、第1の計量管43によって、インクパック13に注入されるインク量(第1の所定量)を5mlとしたが、これ以外の量に適宜変更してもよい。つまり、インクパック13内の塵埃及び気泡を排出するためのインク量は、5mlよりも少ない量、又は、5ml超及び15ml未満でもよい
・上記実施形態では、各インクカートリッジ11を、各ケース12と、各ケース12に収容されるインクパック13とから構成した。このインクカートリッジを、一つのケース内に複数のインクパックが収容される構成としてもよい。また、インクパック13は、6個に限定されず、プリンタ1に使用されるインクの種類に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、液体収容体をインクパックとして説明したが、液体収容体は、連通部を備えた凹状のケースの開口部にフィルムを貼着し、封止された凹部に液体を収容する構造としてもよく、袋状のフィルム部材からなるインクパックに限定されることはない。要は、液体を収容可能な液体収容部と、液体収容部を外部に連通する連通部を備えた液体収容体であればよい。
・上記実施形態では、インクパック13を、2枚のフィルムを張り合わせた構造としたが、これに限定されることはない。例えば、インクパック13の袋部20は、1枚のフィルムを袋状にした構成でもよい。また、前記袋部20は、3枚以上のフィルムを互いに張り合わせることにより袋状にした構成でもよい。
・上記実施形態では、インクパック13にインクを充填する際に、予め封止されたインクパック13を用いるようにした。これ以外に、開口を封止される前のインクパックを使用してもよい。このとき、そのインクパックの開口は、注入段階が終了するまで、把持部材等の封止手段によって一時封止されているものとする。
・上記実施形態では、プリンタ1は、インクパック13を、ケース12内に加圧空気を送ることにより押し潰して、供給チューブ14に供給するインク供給方法を使用するようにしたが、これに限られることはない。例えば、インクカートリッジ11を記録ヘッド8よりも上方に配置して、重力により記録ヘッド8にインクを圧送するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するプリンタ1について説明したが、その他の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファックス、コピア等を含む印刷装置や、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。また、流体(液体)もインクに限られず、他の流体(液体)に応用してもよい。また、液体収容体は、液体噴射装置以外の他の装置に搭載されるものとして使用してもよい。
本実施形態のプリンタの平面図。 同プリンタに備えられるインクカートリッジの断面図。 同インクカートリッジに備えられるインクパックの斜視図。 同インクパックを製造する装置の説明図。
符号の説明
1…液体噴射装置としてのプリンタ、11…液体収容体としてのインクカートリッジ、20…液体収容部としての袋部、21…連通部としての導出部、30…製造装置としてのインク注入装置、31…液体貯留手段としてのメインタンク、32…脱気手段としての第1の脱気ユニット、33…脱気手段としての第2の脱気ユニット、34…混合手段を構成する混合タンク、35…第2の液体供給路を構成する第1のインク配管、36…第2の液体供給路を構成する第2のインク配管、39…第2の液体供給路を構成する第3のインク配管、43…第1の液体注入手段としての第1の計量管、49…第1の供給路及び混合手段を構成する第5のインク配管、52…第2の吸引手段としての第2の計量管、53…混合手段を構成する第6のインク配管、55…第1の液体供給路を構成する第7のインク配管、56…第1の液体供給路を構成する第8のインク配管、59…第2の液体注入手段としての第3の計量管、F…フィルタ、P1…第1の吸引手段としての吸引ポンプ。

Claims (18)

  1. 液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体の液体充填方法において、
    第1の吸引手段により、前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する段階と、
    第1の液体注入手段により、液体を貯留した液体貯留手段から供給された液体を、洗浄用液体として前記連通部を介して前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する段階と、
    第2の吸引手段により、前記液体収容部に注入された前記洗浄用液体を前記連通部を介して吸引する段階と、
    混合手段により、前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段の液体とを混合する段階と、
    第2の液体注入手段により、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階と
    を備えたことを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  2. 請求項1に記載の液体収容体の液体充填方法において、
    前記混合手段は、前記第2の吸引手段、前記液体貯留手段及び前記第2の液体注入手段に接続された混合タンクを備え、
    前記混合タンクは、前記第2の吸引手段から供給された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合して、前記第2の液体注入手段に供給することを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  3. 請求項1又は2に記載の液体収容体の液体充填方法において、
    前記第2の吸引手段により前記液体収容部から吸引した前記洗浄用液体を、前記混合手段に導通する前にフィルタにより濾過する、又は導通後の混合液体をフィルタにより濾過することを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填方法において、
    前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に注入する段階は、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量の液体を注入し、
    前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、前記第2の液体注入手段により第2の所定量の液体を注入するとともに、
    前記第1の所定量は、前記第2の所定量よりも少ないことを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填方法において、
    前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に前記洗浄用液体を注入する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入することを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填方法において、
    前記第2の液体注入手段により前記混合手段にて混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入することを特徴とする液体収容体の液体充填方法。
  7. 液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体に液体を充填する液体収容体の液体充填装置において、
    液体を貯留する液体貯留手段と、
    前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する第1の吸引手段と、
    前記液体貯留手段に接続されるとともに、供給された液体を前記連通部から液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する第1の液体注入手段と、
    前記液体貯留手段から供給され、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に注入された洗浄用液体を、前記連通部を介して吸引する第2の吸引手段と、
    前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合する混合手段と
    該混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する第2の液体注入手段と
    を備えたことを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  8. 請求項7に記載の液体収容体の液体充填装置において、
    前記混合手段は、混合タンクを備え、同混合タンクは、前記第2の吸引手段と前記液体貯留手段とに接続され液体を供給されるとともに、前記第2の液体注入手段に液体を供給することを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  9. 請求項7又は8に記載の液体収容体の液体充填装置において、
    前記第2の吸引手段と前記混合タンクを接続する第1の供給路の途中、又は前記混合手段と前記第2の液体注入手段を接続する流路の途中に、フィルタが備えられていることを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填装置において
    記第1の液体注入手段は、前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量注入し、
    前記第2の液体注入手段は、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に前記第1の所定量よりも多い第2の所定量注入することを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填装置において、
    前記液体貯留手段と前記液体収容体の連通部とを接続する第1の液体供給路の途中には、液体を脱気する脱気手段が設けられていることを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  12. 請求項7〜11のいずれか一つに記載の液体収容体の液体充填装置において、
    前記混合手段と前記連通部とを接続する第2の液体供給路の途中には、液体を脱気する脱気手段が設けられていることを特徴とする液体収容体の液体充填装置。
  13. 液体を収容可能な液体収容部と、同液体収容部の内部と外部とを連通させる連通部とを備えた液体収容体の製造方法において、
    第1の吸引手段により、前記連通部を介して前記液体収容部内の気体を吸引する段階と、
    第1の液体注入手段により、液体を貯留した液体貯留手段から供給された液体を、洗浄用液体として前記連通部を介して前記液体収容部に該液体収容部の容量よりも少量注入する段階と、
    第2の吸引手段により、前記液体収容部に注入された前記洗浄用液体を前記連通部を介して吸引する段階と、
    混合手段により、前記第2の吸引手段により吸引された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段の液体とを混合する段階と、
    第2の液体注入手段により、前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階と
    を備えたことを特徴とする液体収容体の製造方法。
  14. 請求項13に記載の液体収容体の製造方法において、
    前記混合手段は、前記第2の吸引手段、前記液体貯留手段及び前記第2の液体注入手段に接続された混合タンクを備え、
    前記混合タンクは、前記第2の吸引手段から供給された前記洗浄用液体と、前記液体貯留手段から供給された液体とを混合して、前記第2の液体注入手段に供給することを特徴とする液体収容体の製造方法。
  15. 請求項13又は14に記載の液体収容体の製造方法において、
    前記第2の吸引手段により前記液体収容部から吸引した前記洗浄用液体を、前記混合手段に導通する前にフィルタにより濾過する、又は導通後の混合液体をフィルタにより濾過することを特徴とする液体収容体の製造方法。
  16. 請求項13〜15のいずれか一つに記載の液体収容体の製造方法において、
    前記液体貯留手段から供給された前記洗浄用液体を前記液体収容部に注入する段階は、前記第1の液体注入手段により前記液体収容部の容量よりも少量の第1の所定量の液体を注入し、
    前記混合手段により混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、前記第2の液体注入手段により第2の所定量の液体を注入するとともに、
    前記第1の所定量は、前記第2の所定量よりも少ないことを特徴とする液体収容体の製造方法。
  17. 請求項13〜16のいずれか一つに記載の液体収容体の製造方法において、
    前記第1の液体注入手段により前記液体収容部に前記洗浄用液体を注入する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入することを特徴とする液体収容体の製造方法。
  18. 請求項13〜17のいずれか一つに記載の液体収容体の製造方法において、
    前記第2の液体注入手段により前記混合手段にて混合された液体を前記液体収容部に注入して充填する段階は、脱気手段により脱気した液体を前記液体収容部に注入することを特徴とする液体収容体の製造方法。
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