JP4522020B2 - Hair treatment composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は毛髪処理剤組成物に関する。さらに詳しくは、粘度の温度安定性が高く、優れた使用感を有する毛髪処理剤組成物、特に毛髪コンディショニング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪になめらかさや光沢を付与し、くし通りをよくするためのいわゆるコンディショニング効果を持つ毛髪処理剤組成物は、一般に、ヘアーリンス、ヘアートリートメント、ヘアーコンディショナー、ヘアーパック等の名称で市販されている。
【0003】
これらの毛髪処理剤組成物の多くには主成分として第4級アンモニウム塩が配合されており、これが毛髪に吸着することにより、前記のコンディショニング効果が得られることは公知の事実である。
【0004】
また、光沢、なめらかさ、しっとり感、まとまりやすさ等を向上させる目的で、高級アルコールを配合して第4級アンモニウム塩とのいわゆるゲル状の複合体を形成させ、さらには、液状油分、ワックス、シリコーン化合物、天然および合成高分子を適時添加することも公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の毛髪処理剤組成物は、塗布時及びすすぎ時においては毛髪をべたつかせずになめらかさ等を付与することができても、すすぎ後のタオルドライ時、毛髪を乾燥させる際、さらに乾燥後において、十分に満足することのできるなめらかさ及びまとまりやすさの効果を付与することが困難であった。
【0006】
また、上述の毛髪コンディショニング剤においては、多くの場合、コンディショニング成分として第4級アンモニウム塩と高級アルコールとの複合体を応用しているが、調製される製品の粘度は、これらの配合量、配合比率によって決定されるため、処方上、制約が多く、所望の粘性に調整し、しかも使用感触を調整することは非常に困難であった。
【0007】
さらに、上述の第4級アンモニウム塩と高級アルコールの複合体は、調製法により形成される構造がラメラ〜ベシクル状に変化し、一定の粘性に調整することは困難であるばかりか、このような複合体を含有する毛髪コンディショニング剤の粘度の温度依存性は、上述の複合体の融点に密接に関連しており、具体的には融点付近の温度で急速に減粘が認められ、それに伴い製品の安定性も急激に低下する。
【0008】
一方、上述のような問題を解決する目的で、化粧料等で汎用される増粘剤、例えば、カルボキシビニルポリマーやキサンタンガムなどのいわゆる高分子増粘剤をこれらの毛髪処理剤組成物に配合した場合には、さまざまな不都合を生じる。例えば、これらの高分子増粘剤の多くはアニオン性の高分子電解質であり、毛髪コンディショニング剤に配合されるカチオン性界面活性剤と複合体を形成し沈殿を生じるため、製品の安定性及び外観上好ましくない。また、アニオン性以外の高分子増粘剤を配合した場合、洗い流した後に、高分子特有のぬめりなど使用感上好ましくない性質が現れる。
【0009】
さらに近年、化粧行動中における製品特性の評価に感性工学的手法が取り入れられ、さまざまな要因が、消費者の製品の嗜好に関係していることが分かってきた。特に毛髪コンディショニング剤においては、従来、洗い流し時、タオルドライ後、乾燥後の感触を向上させるべく、さまざまな検討がなされてきたが、上述の新たな検討手法を用いることで、消費者は製品を手に取り出す感触から、毛髪に塗布して伸ばす過程にも大きな関心を払っていることが分かってきた。このような過程では、製品の流動特性(レオロジー特性)を消費者に好まれるように調整することが重要となる。そのためにも適度な粘性を有する流動特性に優れた毛髪処理剤組成物が望まれている。
【0010】
本発明者等は上述の課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、水溶性媒体中において会合し、それによってその水溶性媒体の粘度を増加させることができる疎水変性ポリエーテルウレタンと、カチオン性界面活性剤とを含有する組成物が、上記課題を解決し、毛髪処理剤組成物として優れた性能を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
本発明の目的は、粘度の温度安定性が高く、優れた流動特性を有し、乾燥後に、毛髪をなめらかでまとまりやすくし、優れた使用感を有する毛髪処理剤組成物を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、下記の成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする毛髪処理剤組成物を提供するものである。
(A)下記の一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタン
【化1】
R1−{(O−R2)k−OCONH−R3[−NHCOO−(R4−O)n−R5]h}m (1)
〔式中、R1は、R1-(OH)mで表されるエチレングリコール、ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールの何れかのポリオールの残基(m=2〜6)を表し、R2及び/又はR4が互いに同一でも異なっても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基、又は、フェニルエチレン基を表し、R3は、ヘキサメチレン、テトラメチレン、トリレン、キシリレンの何れかの炭化水素基であり、R5はデシルテトラデシルアルコールから誘導された炭化水素基(炭素原子数24)を表し、mは2〜6の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である〕
(B)カチオン性界面活性剤
【0019】
さらに、本発明は、カチオン性界面活性剤が、下記一般式(2)で表わされる第4級アンモニウム塩または下記一般式(3)で表わされるアミドアミン系化合物であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【化5】
〔式中、R3は炭素原子数14から22のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表し、R4は炭素原子数1から3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基を表し、R5、R6はそれぞれ独立にR3ないしR4のいずれかで表されるアルキル基、またはヒドロキシアルキル基を表し、Xはハロゲン原子または炭素原子数1から2のアルキル硫酸基を表す。〕
【化6】
R7CONH−(CH2)xN(R8)2 (3)
〔式中、R7CO−は炭素原子数12から24の高級脂肪酸残基を表し、R8は炭素原子数1から4のアルキル基を表し、xは2から4の整数である〕
【0020】
また、本発明は、前記第4級アンモニウム塩が、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムまたは塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムからなる群から選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0022】
また、本発明は、さらに高級アルコール及び/又は高級脂肪酸を含有することを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0023】
さらに、本発明は、前記高級アルコールが、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールからなる群から選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0024】
また、本発明は、前記高級脂肪酸が、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸からなる群から選ばれた一種または二種以上であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0025】
さらに、本発明は、カチオン性界面活性剤と、高級アルコール及び/又は高級脂肪酸とのモル比が1:2〜1:10であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0026】
また、本発明は、一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンの配合量が、毛髪処理剤組成物全量に対して0.1〜10重量%であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0027】
また、本発明は、カチオン性界面活性剤の配合量が、毛髪処理剤組成物全量に対して0.01〜10重量%であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0028】
さらに、本発明は、毛髪処理剤組成物の粘度が、25℃、1s-1で測定して1〜10Pa・s、及び/又は、25℃、100s-1で測定して0.1〜1Pa・sであることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0029】
さらに、本発明は、前記毛髪処理剤組成物が、毛髪コンディショニング剤であることを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0030】
また、本発明はさらに有機酸(好ましくは酒石酸またはグルタミン酸)を含有することを特徴とする前記の毛髪処理剤組成物を提供するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について詳述する。
【0032】
(A)一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタン
本発明の毛髪処理剤組成物は、特定の疎水変性ポリエーテルウレタンを含むものである。本発明に用いる疎水変性ポリエーテルウレタンは、会合性増粘剤として機能し、水溶性媒体の粘度を増加させることができるため、粘性調整剤として用いられている(例えば、特開平9−71766号公報参照)。
【0033】
一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンは、例えば、R1−[(O−R2)k−OH]mで表される1種または2種以上のポリエーテルポリオールと、R3−(NCO)h+1で表される1種または2種以上のポリイソシアネートと、HO−(R4−O)n−R5で表される1種または2種以上のポリモノアルコールとを反応させることにより得ることができる。この場合、一般式(1)中のR1〜R5は、用いるR1−[(O−R2)k−OH]m、R3−(NCO)h+1、HO−(R4−O)n−R5により決定される。3者の仕込み比は、特に限定されないが、ポリエーテルポリオールおよびポリエーテルモノアルコール由来の水酸基と、ポリイソシアネート由来のイソシアネート基の比が、NCO/OH=0.8:1〜1.4:1であるのが好ましい。
【0034】
一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンを得るのに好ましく用いられるR1−[(O−R2)k−OH]mで表されるポリエーテルポリオール化合物は、m価のポリオールに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合することによりできる。
【0035】
ここでm価のポリオールとしては、2〜8価のものが好ましく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,3−ペンタトリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,3,4−ペンタントリオール、ペンタメチルグリセリン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の3価アルコール;ペンタエリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール等の4価のアルコール;アドニット、アラビット、キシリット等の5価アルコール;ジペンタエリスリトール、ソルビット、マンニット、イジット等の6価アルコール;ショ糖等の8価アルコール等が挙げられる。
【0036】
また、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等により、R2が決定され、特に入手が容易であり、優れた効果を発揮させるためには、炭素原子数2〜4のアルキレンオキサイドあるいはスチレンオキサイドが好ましい。
【0037】
付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は単独重合、2種類以上のランダム重合あるいはブロック重合であって良い。付加の方法は通常の方法であって良い。また、重合度kは、0〜1000であり、好ましくは1〜500、更に好ましくは10〜50が良い。また、R2に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R2の50〜100重量%であると、今回の目的に良好な会合性増粘剤が得られる。
【0038】
また、R1−[(O−R2)k−OH]mの分子量は500〜100000のものが好ましく、1000〜50000のものが特に好ましい。
【0039】
一般式(1)の疎水変性ポリエーテルウレタンを得るのに好ましく用いられるR3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネートは、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、フェニルメタンのジイソシアネート、トリイソシアネート、テトライソシアネート等が挙げられる。
【0040】
脂肪族ジイソシアネートとしては、例えば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピルエーテルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブトキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレングリコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チオジヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ジイソシアネートとしては、例えば、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチルベンゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシアネート、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6−ナフタレンジイソシアネート、2,7−ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0041】
脂環族ジイソシアネートとしては、例えば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。
【0042】
ビフェニルジイソシアネートとしては、例えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメチルビフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメトキシビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
【0043】
フェニルメタンのジイソシアネートとしては、例えば、ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、2,2'−ジメチルジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタン−4,4'−ジイソシアネート、2,5,2',5'−テトラメチルジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、シクロヘキシルビス(4−イソシオントフェニル)メタン、3,3'−ジメトキシジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、4,4'−ジメトキシジフェニルメタン−3,3'−ジイソシアネート、4,4'−ジエトキシジフェニルメタン−3,3'−ジイソシアネート、2,2'−ジメチル−5,5'−ジメトキシジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネート、3,3'−ジクロロジフェニルジメチルメタン−4,4'−ジイソシアネート、ベンゾフェノン−3,3'−ジイソシアネート等が挙げられる。
【0044】
トリイソシアネートとしては、例えば、1−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、1,3,7−ナフタレントリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4'−トリイソシアネート、ジフェニルメタン−2,4,4'−トリイソシアネート、3−メチルジフェニルメタン−4,6,4'−トリイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4',4''−トリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェート等が挙げられる。
【0045】
また、これらのポリイソシアネート化合物のダイマー、トリマー(イソシアヌレート結合)で用いられても良く、また、アミンと反応させてビウレットとして用いても良い。さらに、これらのポリイソシアネート化合物と、ポリオールを反応させたウレタン結合を有するポリイソシアネートも用いることができる。ポリオールとしては、2〜8価のものが好ましく、前述のポリオールが好ましい。なお、R3−(NCO)h+1として3価以上のポリイソシアネートを用いる場合は、このウレタン結合を有するポリイソシアネートが好ましい。
【0046】
一般式(1)の疎水性変性ポリエーテルウレタンを得るのに好ましく用いられるHO−(R4−O)n−R5で表されるポリエーテルモノアルコールは、直鎖および分岐鎖または2級の1価アルコールのポリエーテルであれば特に限定されない。
【0047】
このような化合物は、直鎖および分岐鎖または2級の1価アルコールに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合することにより得ることができる。
ここでいう直鎖アルコールとは、下記の一般式(5)で表される。
【化7】
R6−OH (5)
また、分岐鎖アルコールとは、下記の一般式(6)で表される。
【化8】
また、2級アルコールとは、下記一般式(7)で表される。
【化9】
【0048】
したがって、R5は、上記の一般式(5)〜(7)において水酸基を除いた基である。上記の一般式(5)〜(7)においてR6、R7、R8、R10およびR11は炭化水素基である。
【0049】
上記の一般式(6)において、R9は炭化水素基である。
【0050】
また、R5は、炭素原子数24以上の炭化水素であり、そのうちアルキル基であることが好ましく、さらにその合計の炭素原子数24が好ましく、デシルテトラデシルアルコールから誘導された炭化水素基が特に好ましい。
本発明は、炭素原子数24以上というR5のアルキル鎖長の基づく予期せぬ効果を発見したことに基づく。
すなわち、疎水変性ポリエーテルウレタンが会合性増粘剤として作用する場合、R5の炭素原子数を24以上にすることにより、疎水性会合力が高まり、カチオン性界面活性剤配合の毛髪処理剤組成物の粘度を、効率的に増すことが出来る。
【0051】
また、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は、単独重合、2種以上のランダム重合あるいはブロック重合であって良い。付加の方法は通常の方法であって良い。重合度nは0〜1000であり、好ましくは1〜200、更に好ましくは10〜50が良い。また、R4に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R4の50〜100重量%、さらに好ましくは、65〜100重量%であると、本発明の目的に好ましい会合性増粘剤が得られる。
【0052】
上記の一般式(1)で表される化合物を製造する方法としては、通常のポリエーテルとイソシアネートとの反応と同様にして例えば80〜90℃で1〜3時間加熱し、反応せしめて得ることができる。
【0053】
また、R1−[(O−R2)k−OH]mで表されるポリエーテルポリオール(a)と、R3−(NCO)h+1で表されるポリイソシアネート(b)と、HO−(R4−O)n−R5で表されるポリエーテルモノアルコール(c)とを反応させる場合には、一般式(1)の構造の化合物以外のものも副生することがある。例えば、ジイソシアネートを用いた場合、主生成物としては一般式(1)で表されるc−b−a−b−c型の化合物が生成するが、その他、c−b−c型、c−b−(a−b)x−a−b−c型等の化合物が副生することがある。この場合、特に一般式(1)型の化合物を分離することなく、一般式(1)型の化合物を含む混合物の状態で本発明に使用することができる。
【0054】
本発明にかかる毛髪処理剤組成物には、上記疎水変性ポリエーテルウレタンを0.1〜10重量%配合することが好適である。配合量が0.1重量%より少ない場合には添加効果が認められないことがあり、10重量%より多い場合には、粘度が高くなりすぎて、製造時の取り扱いに不都合を生じるようになり、作業効率が低下したり、実使用時に容器からの取り出しに不都合を生じたり、毛髪塗布時の伸びが悪くなる場合がある。
【0055】
(B)カチオン性界面活性剤
次に(B)成分のカチオン性界面活性剤について詳述する。本発明において用いるカチオン性界面活性剤は特に限定されないが、好ましくは、上記一般式(2)で表わされる第4級アンモニウム塩または一般式(3)で表わされるアミドアミン系化合物が用いられる。
【0056】
一般式(2)で表わされる第4級アンモニウム塩の具体例としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、セチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェートが挙げられ、特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムまたは塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましく使用される。
【0057】
一般式(3)で表わされるアミドアミン系化合物の具体例としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドが挙げられ、特に、ステアリン酸ジエステルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミドが好ましく使用される。
【0058】
カチオン性界面活性剤の配合量としては毛髪処理剤組成物全量中、0.01〜10重量%であることが好ましい。すなわち、0.01重量%未満の配合量では、毛髪のなめらかさが得られない。また、10重量%より多い配合量では、界面活性剤の溶解性が不十分で飽和濃度以上の析出が見られる場合があったり、コンデョショニング効果の濃度依存性が見られなくなり、実質的にこれ以上の配合は無意味になる。
【0059】
本発明の毛髪処理剤組成物には、さらに高級アルコール及び/又は高級脂肪酸を含有することが好ましい。
【0060】
高級アルコールの具体例としては、例えば、デシルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分岐鎖アルコール等が挙げられ、特に、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましく使用される。
【0061】
高級脂肪酸の具体例としては、例えば、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸が挙げられ、特に、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸が好ましく使用される。
【0062】
上記高級アルコール及び/又は高級脂肪酸は、カチオン性界面活性剤と高級アルコール及び/又は高級脂肪酸とのモル比が1:2〜1:10となるように配合されることが好ましく、さらに好ましくは、1:3〜1:5となるように配合される。
【0063】
「粘性」
本発明の毛髪処理剤組成物の粘度は、25℃、1s-1で測定して1〜10Pa・sであるか、又は、25℃、100s-1で測定して0.1〜1Pa・sであることが好ましい。両者を満たすことが好ましい。
25℃、1s-1の測定条件(低ずり速度)では上記の高粘度の範囲が好ましい。上記範囲以外の粘度では、容器からの取り出しが困難になり、塗りのばし時の伸びが悪くなるなど、使用に不都合を生じるようになることがある。
25℃、100s-1の測定条件(高ずり速度)では上記の低粘度の範囲が好ましい。
上記範囲以外の粘度では、使用場面で毛髪処理剤組成物を手に取った場合、垂れ落ち等を生じるとともに、組成物が希薄な印象を与え、いわゆるリッチな感触を与えることが困難になる。
上記の粘度は、一般式(1)の特定の疎水変性ポリエーテルウレタンにより、容易に達成できる。
粘度の測定法としては、市販のコーンプレート型又は二重円筒型粘度計、例えばCarri−Med社製CSL−100等を用いて測定することができる。
【0064】
「その他の添加物」
本発明の毛髪処理剤組成物は上記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲において、通常、毛髪処理剤に配合される他の成分、例えば、プロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、界面活性剤、シリコーン誘導体等のコンディショニング剤、薬効剤、保湿剤、キレート剤、pH調整剤、抗炎症剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、色素、香料等を添加し、目的の剤形および用途に応じて常法により製造される。
【0065】
毛髪処理剤組成物のpHは、例えば、リン酸、塩酸、硫酸とその塩のような無機酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、シュウ酸とその塩のような有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニアとその塩のような無機塩基、トリエタノールアミンとその塩のような有機塩基によって自由に調整できる。pHは限定されないが、2〜7、好ましくは3〜6に調整されることが望ましい。
なお、本発明の組成物において、有機酸は以下の予期せぬ効果を発揮することを発見した。
▲1▼染色した毛髪の色落ちが低減されること。
▲2▼毛髪のキューティクルを引き締め毛髪に光沢を与えること。
特に、有機酸として酒石酸またはグルタミン酸を使用する場合に、これらの効果が大きい。
【0066】
本発明の毛髪処理剤組成物とは、例えば、ヘアーリンス、ヘアートリートメント、ヘアーコンディショナー、ヘアーパック、コンディショニングシャンプーなどの毛髪コンディショニング剤として好ましく使用される。
【0067】
【実施例】
次ぎに実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。本発明はこれらの実施例のみに限定されない。また、配合量は特に指定がない限り重量%で示す。
【0068】
実施例に先だって、疎水変性ポリエーテルウレタンの製造例について示す。
<製造例A>
温度計、窒素導入管及び攪拌機を付した容器1000mLの4つ口フラスコにポリエチレングリコール(PEG)(分子量約11000)(R1−[(O−R2)k−OH]mに相当)を550部、下記一般式
【化10】
の分岐アルコールのエチレンオキサイド(EO)20モル付加物(HO−(R4−O)n−R5に相当)を198部仕込み、次いで、80℃に冷却しヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)(R3−(NCO)h+1に相当)29.6部を加え、窒素気流下80〜100℃に2時間反応させ、イソシアネートが0%であることを確認し、常温で淡黄色固体の反応生成物を得た。
【0069】
製造例Aと同様にして、種々の疎水変性ポリエーテルウレタンを調製することができる。例えば、「表1」に示される製造例A〜Gによる疎水変性ポリエーテルウレタンは、本発明に好適に用いることができる。
【0070】
【表1】
製造例A〜G
【0071】
上記製造例の他、市販の疎水変性ポリエーテルウレタンも使用できる。
【0072】
各表に示す実施例、比較例を常法により調整した。これらの各試料を用いて、以下に示す評価法に従って、「塗布時感触」、「乾燥後の毛髪の感触(なめらかさ及びまとまりやすさ)」、「温度安定性(粘度)」の評価を行った。
【0073】
塗布時感触
高さ約7cmの樹脂ボトルに上部にワンタッチキャップが取り付けられた容器から試料を取り出したリンスを使用したときの、毛髪へのつけやすさ、なじませやすさを20名の専門パネルにより評価した。
「評価」
A:つけやすさ、なじませやすさのいずれかが良好と回答したパネルが18名以上
B:つけやすさ、なじませやすさのいずれかが良好と回答したパネルが14〜17名
C:つけやすさ、なじませやすさのいずれかが良好と回答したパネルが8名〜13名
D:つけやすさ、なじませやすさのいずれかが良好と回答したパネルが7名以下
【0074】
乾燥後の毛髪の感触(なめらかさ及びまとまりやすさ)
シャンプー後の毛髪に、調製したリンス4gを塗布し洗い流した後、ドライヤーで乾燥した時の毛髪のなめらかさ及びまとまりやすさを20名の専門パネルにより評価した。
「評価」
A:なめらかさ及びまとまりやすさが良好と回答したパネルが18名以上
B:なめらかさ及びまとまりやすさが良好と回答したパネルが14〜17名
C:なめらかさ及びまとまりやすさが良好と回答したパネルが8名〜13名
D:なめらかさ及びまとまりやすさが良好と回答したパネルが7名以下
【0075】
温度安定性(粘度)
調整したサンプルを50ml透明ガラス管に充填し、50℃、37℃、25℃、0℃の各恒温槽に保存し、6ヵ月経時した後のサンプル状態(粘度)を観察した。粘度測定は、コーンプレート又は二重円筒型粘度計を用い、25℃、1s-1及び100s-1における見かけの粘度を求めた。評価は以下のとおりに行った。「評価」
A:当初粘度(25℃)と比較し各温度サンプル粘度が10%以下の変化
B:当初粘度(25℃)と比較し各温度サンプル粘度が20%以下の変化
C:当初粘度(25℃)と比較し各温度サンプル粘度が30%以下の変化
D:当初粘度(25℃)と比較し各温度サンプル粘度が30%より大きい変化
【0076】
【表2】
「実施例1〜11:リンス」
【0077】
【表3】
「比較例1〜6:リンス」
【0078】
【表4】
「実施例12〜14、比較例7〜9:コンディショニングシャンプー」
【0079】
上記検討より、本発明の毛髪処理剤組成物は、良好な塗布時感触、乾燥後の毛髪の感触、温度安定性を有することが分かる。
【0080】
【表5】
「実施例15〜20:リンス」
【0081】
上記検討より本発明の組成物に配合する疎水変性ポリエーテルウレタンの配合量は、0.1〜10重量%が望ましいことが分かる。
また、表2〜5の結果から、優れた塗布時感触を得るためには、粘度が25℃、1s-1で1〜10Pa・s、25℃、100s-1で0.1〜1Pa・sであることが好ましいことが分かる。
【0082】
【表6】
「実施例21、比較例10〜12:リンス」
【0083】
上記検討より、本発明の組成物は、汎用の高分子増粘剤を配合した組成物に比較し、優れた性質を示すことが分かる。
【0084】
【表7】
「実施例22〜27:リンス」
【0085】
上記検討より、本発明の組成物は、カチオン性界面活性剤と、高級アルコール及び/又は高級脂肪酸とのモル比が1:2〜1:10であることが望ましいことが分かる。
【0086】
【表8】
「実施例28〜33:リンス」
【0087】
上記検討より、本発明の組成物は、汎用の高分子増粘剤を配合した組成物に比較し、優れた性質を示すことが分かる。
【0088】
下記試験を行って、本発明の予期せぬ効果を確認した。
「一般式(1)のR5の影響」
一般式(1)の会合性増粘剤において、末端疎水基の鎖長を長くすることで、疎水性会合力が高まり、より効率的に系を増粘出来ることを、確かめた。
粘度測定は、コーンプレート又は二重円筒型粘度計を用い、25℃、1s-1及び100s-1おける見かけの粘度を求めた。
【表9】
*1:製造例Aと同様にしてR5の炭素数の異なる会合性増粘剤(疎水変性ポリエーテルウレタン)を調製した。
炭素原子数24の化合物は、製造例Aの疎水変性ポリエーテルウレタンである。
炭素原子数18の化合物は、製造例Aの一般式「化10」に相当する化合物にステアリルアルコールのEO20モル付加物を使用して製造した。
炭素原子数16の化合物は、製造例Aの一般式「化10」に相当する化合物にセチルアルコールのEO20モル付加物を使用して製造した。
炭素原子数12の化合物は、製造例Aの一般式「化10」に相当する化合物にラウリルアルコールのEO20モル付加物を使用して製造した。
*2:リンス処方
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2重量%
ステアリルアルコール 6重量%
表に記載の会合性増粘剤 1重量%
イオン交換水 残部
上記検討から、R5の炭素原子数が24の疎水変性ポリエーテルウレタンを使用した場合、単純水溶液のみならず、本発明の毛髪処理剤組成物において、増粘効果が高くなることが分かる。
「有機酸配合の影響」
本発明の毛髪処理剤組成物に、有機酸を配合することで、染色した毛髪の色落ちが低減されること、またキューティクルを引き締め毛髪に光沢を与えることを確かめた。
下記の処方のリンスを用いて試験を行った。
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2重量%
ステアリルアルコール 6重量%
製造例Aの化合物 1重量%
表記載の有機酸(塩) 0または0.5重量%
イオン交換水 残部
【表10】
*1:ブリーチ毛ストランドを市販の酸性染毛料で染色した。染色した毛髪を市販のシャンプーで洗髪後、上記のリンスを塗布し水道水で洗髪後、ドライヤーで乾燥した。上記、操作を5回繰り返し、初期と処理後の毛髪の色差をカラーアナライザーを用いて反射法にて測定した。表には色差(ΔE)を記載した。
*2:自動変角光度計GP-200(村上色材技術研究所製)を用いて毛先と根元の方向をそろえた11本の毛髪に対して、入射角30度で光をあて、0〜90度の範囲で角度をかえて反射光量を測定した。
【式1】
光沢度=最大ピークの鏡面反射(S)÷試料の法線方向の最大拡散ピーク(D)
光沢度は上記式(S/D)で求めた。
無配合と同じか光沢度の低いものを×
無配合に比べて光沢度が高いものを○とした。
上記試験から、有機酸を配合することで染色毛の色落ちを抑制し、毛髪の光沢を増すことが出来ることが分かる。
【0089】
本発明のその他の実施例を追加する。下記の実施例において、疎水変性ポリエーテルウレタンは、全て市販品(アデカノールGT−700:旭電化工業株式会社)である。
【0090】
精製水を加熱し高級アルコール以下油剤を添加し強攪拌した。グルタミン酸を添加して系内のpHを低下させて乳液状にし、その他の原料を投入し攪拌混合した後高能率分散機を使用して油剤の粒子を5μm以下に調整した後熱交換器により急速冷却し、トリートメントヘアパックを調製する。
【0091】
精製水を加熱し高級アルコール以下油剤を添加し強攪拌した。シリコーン類は別釜で混合してから添加した。グルタミン酸を添加して系内のpHを低下させて乳液状にし、その他の原料を投入し攪拌混合した後高能率分散機を使用して油剤の粒子を3μm以下に調整した後熱交換器により急速冷却し、ヘアコンディショナーを調製する。
【0092】
精製水を加熱し高級アルコール以下油剤を添加し強攪拌した。コハク酸を添加して系内のpHを低下させて乳液状にし、その他の原料を投入し攪拌混合した後高能率分散機を使用して油剤の粒子を3μm以下に調整した後熱交換器により急速冷却し、ヘアコンディショナーを調製する。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、粘度の温度安定性が高く、優れた流動特性を有し、乾燥後に、毛髪をなめらかでまとまりやすくし、優れた使用感を有する毛髪処理剤組成物を提供できる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair treatment composition. More specifically, the present invention relates to a hair treatment composition having a high viscosity temperature stability and an excellent feeling in use, particularly to a hair conditioning agent.
[0002]
[Prior art]
Hair treatment compositions having a so-called conditioning effect for imparting smoothness and luster to hair and improving combing are generally marketed under the names of hair rinse, hair treatment, hair conditioner, hair pack and the like.
[0003]
It is a known fact that many of these hair treatment compositions contain a quaternary ammonium salt as a main component, and the conditioning effect can be obtained by adsorbing it to the hair.
[0004]
Also, for the purpose of improving gloss, smoothness, moist feeling, ease of consolidation, etc., a higher alcohol is blended to form a so-called gel-like complex with a quaternary ammonium salt, and further a liquid oil, wax It is also known to timely add silicone compounds, natural and synthetic polymers.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional hair treatment composition can provide smoothness and the like without sticking the hair at the time of application and rinsing, but also when drying the hair at the time of towel drying after rinsing, After drying, it has been difficult to give the effect of smoothness and ease of grouping that can be satisfactorily satisfied.
[0006]
Moreover, in the above-mentioned hair conditioning agent, in many cases, a complex of a quaternary ammonium salt and a higher alcohol is applied as a conditioning component. Since it is determined by the ratio, there are many restrictions on the formulation, and it is very difficult to adjust the desired viscosity and adjust the feeling of use.
[0007]
Furthermore, in the complex of the quaternary ammonium salt and the higher alcohol described above, the structure formed by the preparation method changes from lamella to vesicle, and it is difficult to adjust to a certain viscosity. The temperature dependence of the viscosity of the hair conditioning agent containing the complex is closely related to the melting point of the complex described above. Specifically, a rapid decrease in viscosity is observed at temperatures near the melting point, and as a result The stability of this also decreases rapidly.
[0008]
On the other hand, for the purpose of solving the above-mentioned problems, thickeners commonly used in cosmetics, for example, so-called polymer thickeners such as carboxyvinyl polymer and xanthan gum are blended in these hair treatment compositions. In some cases, there are various disadvantages. For example, many of these polymer thickeners are anionic polyelectrolytes that form a precipitate with a cationic surfactant that is incorporated into hair conditioning agents, resulting in product stability and appearance. Not preferable. Further, when a polymer thickener other than anionic is blended, after washing it away, undesirable properties such as sliminess peculiar to the polymer appear in view of use.
[0009]
Furthermore, in recent years, Kansei engineering techniques have been incorporated into the evaluation of product characteristics during makeup behavior, and it has been found that various factors are related to consumer product preferences. In particular, in the case of hair conditioning agents, various studies have been made to improve the feel after washing, after towel drying and after drying. From the feel of taking it out in the hands, it has been found that the process of applying it to the hair and extending it also pays great attention. In such a process, it is important to adjust the flow characteristics (rheological characteristics) of the product to be preferred by consumers. Therefore, a hair treatment composition having an appropriate viscosity and excellent flow characteristics is desired.
[0010]
As a result of intensive research in view of the above-mentioned problems, the present inventors have assembled in a water-soluble medium, thereby increasing the viscosity of the water-soluble medium, and a hydrophobically modified polyether urethane and a cationic interface. The present inventors have found that a composition containing an active agent solves the above problems and exhibits excellent performance as a hair treatment composition, and has completed the present invention.
[0011]
An object of the present invention is to provide a hair treatment composition that has high viscosity temperature stability, has excellent flow characteristics, makes hair smooth and easy to bundle after drying, and has an excellent feeling of use. .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention provides a hair treatment composition comprising the following components (A) and (B).
(A) Hydrophobically modified polyether urethane represented by the following general formula (1)
[Chemical 1]
R 1 − {(O−R 2 ) k −OCONH−R Three [-NHCOO- (R Four -O) n −R Five ] h } m (1)
[In the formula, R 1 Is R 1 -(OH) m Represented by One of ethylene glycol, dipentaerythritol, pentaerythritol Represents a polyol residue (m = 2-6), R 2 And / or R Four Represents an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms which may be the same as or different from each other, or a phenylethylene group, and R Three Is , Hexamethylene, tetramethylene, tolylene, xylylene hydrocarbon group And R Five Is Hydrocarbon group derived from decyltetradecyl alcohol (24 carbon atoms) M is 2 ~ 6 And h is a number of 1 or more, and k and n are independently numbers in the range of 0 to 1000]
(B) Cationic surfactant
[0019]
Further, the present invention is characterized in that the cationic surfactant is a quaternary ammonium salt represented by the following general formula (2) or an amidoamine compound represented by the following general formula (3). A treatment agent composition is provided.
[Chemical formula 5]
[Wherein R3 represents an alkyl group having 14 to 22 carbon atoms or a hydroxyalkyl group, R4 represents an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, a hydroxyalkyl group, or a benzyl group, and R5 and R6 are each independently R 3 to R 4 represent an alkyl group or a hydroxyalkyl group, and X represents a halogen atom or an alkyl sulfate group having 1 to 2 carbon atoms. ]
[Chemical 6]
R7CONH- (CH2) xN (R8) 2 (3)
[Wherein R7CO- represents a higher fatty acid residue having 12 to 24 carbon atoms, R8 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and x is an integer of 2 to 4]
[0020]
Further, the present invention is characterized in that the quaternary ammonium salt is one or more selected from the group consisting of stearyltrimethylammonium chloride, cetyltrimethylammonium chloride or behenyltrimethylammonium chloride. A treatment agent composition is provided.
[0022]
The present invention further provides the above-mentioned hair treatment composition, which further contains a higher alcohol and / or a higher fatty acid.
[0023]
Furthermore, the present invention provides the above-described hair treatment composition, wherein the higher alcohol is one or more selected from the group consisting of cetyl alcohol, stearyl alcohol, and behenyl alcohol. .
[0024]
In the present invention, the higher fatty acid may be one or more selected from the group consisting of stearic acid, palmitic acid, myristic acid, oleic acid, isostearic acid, 12-hydroxystearic acid, and behenic acid. The above-described hair treatment composition is provided.
[0025]
Furthermore, the present invention provides the above-described hair treatment composition, wherein the molar ratio of the cationic surfactant to the higher alcohol and / or higher fatty acid is 1: 2 to 1:10. It is.
[0026]
Further, the present invention provides the hair treatment agent, wherein the amount of the hydrophobically modified polyether urethane of the general formula (1) is 0.1 to 10% by weight based on the total amount of the hair treatment composition. A composition is provided.
[0027]
The present invention also provides the above-described hair treatment composition, wherein the amount of the cationic surfactant is 0.01 to 10% by weight based on the total amount of the hair treatment composition. It is.
[0028]
Furthermore, in the present invention, the viscosity of the hair treatment composition is 25 ° C., 1 s -1 Measured at 1-10 Pa · s and / or 25 ° C., 100 s -1 The hair treatment composition is characterized in that it is 0.1 to 1 Pa · s as measured by.
[0029]
Furthermore, the present invention provides the above-described hair treatment composition, wherein the hair treatment composition is a hair conditioning agent.
[0030]
In addition, the present invention provides the above-described hair treatment composition characterized by further containing an organic acid (preferably tartaric acid or glutamic acid).
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail.
[0032]
(A) Hydrophobically modified polyether urethane of general formula (1)
The hair treatment composition of the present invention contains a specific hydrophobically modified polyether urethane. The hydrophobically modified polyether urethane used in the present invention functions as an associative thickener and can increase the viscosity of a water-soluble medium, and is therefore used as a viscosity modifier (for example, JP-A-9-71766). See the official gazette).
[0033]
The hydrophobically modified polyether urethane represented by the general formula (1) is, for example, R 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m One or more polyether polyols represented by the formula: Three -(NCO) h + 1 And one or more polyisocyanates represented by HO- (R Four -O) n -R Five It can obtain by making 1 type, or 2 or more types of polymonoalcohol represented by these react. In this case, R in the general formula (1) 1 ~ R Five R to use 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m , R Three -(NCO) h + 1 , HO- (R Four -O) n -R Five Determined by. The charging ratio of the three members is not particularly limited, but the ratio of the hydroxyl group derived from polyether polyol and polyether monoalcohol to the isocyanate group derived from polyisocyanate is NCO / OH = 0.8: 1 to 1.4: 1. Is preferred.
[0034]
R preferably used for obtaining a hydrophobically modified polyether urethane of the general formula (1) 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m The polyether polyol compound represented by the formula can be obtained by addition polymerization of m-valent polyol with alkylene oxide such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, epichlorohydrin, styrene oxide, or the like.
[0035]
Here, the m-valent polyol is preferably a divalent to octavalent polyol, for example, a dihydric alcohol such as ethylene glycol, propylene glycol, butylene glycol, hexamethylene glycol, neopentyl glycol; glycerin, trioxyisobutane, 1, 2,3-butanetriol, 1,2,3-pentatriol, 2-methyl-1,2,3-propanetriol, 2-methyl-2,3,4-butanetriol, 2-ethyl-1,2, 3-butanetriol, 2,3,4-pentanetriol, 2,3,4-hexanetriol, 4-propyl-3,4,5-heptanetriol, 2,4-dimethyl-2,3,4-pentanetriol , Pentamethylglycerin, pentaglycerin, 1,2,4-butanetriol, 1,2,4-pentanetriol, trimethylol Trivalent alcohols such as tan and trimethylolpropane; pentaerythritol, 1,2,3,4-pentanetetrol, 2,3,4,5-hexanetetrol, 1,2,4,5-pentanetetrol, Tetravalent alcohols such as 1,3,4,5-hexanetetrol; pentavalent alcohols such as adnit, arabit and xylit; hexavalent alcohols such as dipentaerythritol, sorbit, mannitol and exit; 8 such as sucrose And monohydric alcohols.
[0036]
In addition, depending on the alkylene oxide or styrene oxide to be added, R 2 In particular, alkylene oxide or styrene oxide having 2 to 4 carbon atoms is preferable in order to easily obtain and exhibit excellent effects.
[0037]
Alkylene oxide, styrene oxide and the like to be added may be homopolymerization, two or more kinds of random polymerization, or block polymerization. The adding method may be a normal method. The degree of polymerization k is 0 to 1000, preferably 1 to 500, and more preferably 10 to 50. R 2 The proportion of ethylene groups in the 2 When the content is 50 to 100% by weight, a good associative thickener for this purpose can be obtained.
[0038]
R 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m The molecular weight is preferably from 500 to 100,000, particularly preferably from 1,000 to 50,000.
[0039]
R preferably used for obtaining a hydrophobically modified polyether urethane of the general formula (1) Three -(NCO) h + 1 The polyisocyanate represented by is not particularly limited as long as it has two or more isocyanate groups in the molecule. For example, aliphatic diisocyanate, aromatic diisocyanate, alicyclic diisocyanate, biphenyl diisocyanate, diisocyanate of phenylmethane, triisocyanate, tetraisocyanate and the like can be mentioned.
[0040]
Examples of the aliphatic diisocyanate include methylene diisocyanate, dimethylene diisocyanate, trimethylene diisocyanate, tetramethylene diisocyanate, pentamethylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, dipropyl ether diisocyanate, 2,2-dimethylpentane diisocyanate, 3-methoxyhexane diisocyanate, Octamethylene diisocyanate, 2,2,4-trimethylpentane diisocyanate, nonamethylene diisocyanate, decamethylene diisocyanate, 3-butoxyhexane diisocyanate, 1,4-butylene glycol dipropyl ether diisocyanate, thiodihexyl diisocyanate, metaxylylene diisocyanate, paraxylylene Range isocyanate, Examples include tetramethylxylylene diisocyanate.
Examples of the aromatic diisocyanate include metaphenylene diisocyanate, paraphenylene diisocyanate, 2,4-tolylene diisocyanate, 2,6-tolylene diisocyanate, dimethylbenzene diisocyanate, ethylbenzene diisocyanate, isopropylbenzene diisocyanate, tolidine diisocyanate, and 1,4- Naphthalene diisocyanate, 1,5-naphthalene diisocyanate, 2,6-naphthalene diisocyanate, 2,7-naphthalene diisocyanate and the like can be mentioned.
[0041]
Examples of the alicyclic diisocyanate include hydrogenated xylylene diisocyanate and isophorone diisocyanate.
[0042]
Examples of biphenyl diisocyanate include biphenyl diisocyanate, 3,3′-dimethylbiphenyl diisocyanate, 3,3′-dimethoxybiphenyl diisocyanate, and the like.
[0043]
Examples of the diisocyanate of phenylmethane include diphenylmethane-4,4′-diisocyanate, 2,2′-dimethyldiphenylmethane-4,4′-diisocyanate, diphenyldimethylmethane-4,4′-diisocyanate, 2,5,2 ′. , 5′-tetramethyldiphenylmethane-4,4′-diisocyanate, cyclohexylbis (4-isothiontphenyl) methane, 3,3′-dimethoxydiphenylmethane-4,4′-diisocyanate, 4,4′-dimethoxydiphenylmethane 3,3′-diisocyanate, 4,4′-diethoxydiphenylmethane-3,3′-diisocyanate, 2,2′-dimethyl-5,5′-dimethoxydiphenylmethane-4,4′-diisocyanate, 3,3′- Dichlorodiphenyldimethylmethane-4,4'-diisocyanate, benzophenone -3,3'-diisocyanate and the like.
[0044]
Examples of the triisocyanate include 1-methylbenzene-2,4,6-triisocyanate, 1,3,5-trimethylbenzene-2,4,6-triisocyanate, 1,3,7-naphthalene triisocyanate, and biphenyl. -2,4,4'-triisocyanate, diphenylmethane-2,4,4'-triisocyanate, 3-methyldiphenylmethane-4,6,4'-triisocyanate, triphenylmethane-4,4 ', 4'' -Triisocyanate, 1,6,11-undecane triisocyanate, 1,8-diisocyanate-4-isocyanate methyloctane, 1,3,6-hexamethylene triisocyanate, bicycloheptane triisocyanate, tris (isocyanatephenyl) thiophosphate, etc. Is mentioned.
[0045]
Moreover, you may use with the dimer and trimer (isocyanurate coupling | bonding) of these polyisocyanate compounds, and you may make it react with an amine and use it as a biuret. Further, polyisocyanates having urethane bonds obtained by reacting these polyisocyanate compounds with polyols can also be used. As a polyol, the thing of 2-8 valence is preferable, and the above-mentioned polyol is preferable. R Three -(NCO) h + 1 When using a polyisocyanate having 3 or more valences, a polyisocyanate having this urethane bond is preferred.
[0046]
HO— (R) preferably used for obtaining the hydrophobic modified polyether urethane of the general formula (1) Four -O) n -R Five The polyether monoalcohol represented by the formula is not particularly limited as long as it is a polyether of a linear, branched or secondary monohydric alcohol.
[0047]
Such a compound can be obtained by addition polymerization of alkylene oxide such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, epichlorohydrin, styrene oxide, or the like to linear, branched or secondary monohydric alcohol.
Here, the linear alcohol is represented by the following general formula (5).
[Chemical 7]
R 6 -OH (5)
The branched chain alcohol is represented by the following general formula (6).
[Chemical 8]
The secondary alcohol is represented by the following general formula (7).
[Chemical 9]
[0048]
Therefore, R Five Is a group excluding the hydroxyl group in the above general formulas (5) to (7). In the general formulas (5) to (7), R 6 , R 7 , R 8 , R Ten And R 11 Is a hydrocarbon group.
[0049]
In the above general formula (6), R 9 Is a hydrocarbon group.
[0050]
R Five Is a hydrocarbon having 24 or more carbon atoms, preferably an alkyl group, more preferably a total of 24 carbon atoms, particularly preferably a hydrocarbon group derived from decyltetradecyl alcohol.
The present invention provides an R having 24 or more carbon atoms. Five Based on the discovery of an unexpected effect based on the alkyl chain length.
That is, when the hydrophobic modified polyether urethane acts as an associative thickener, R Five By setting the number of carbon atoms to 24 or more, the hydrophobic associative power is increased, and the viscosity of the hair treatment composition containing a cationic surfactant can be increased efficiently.
[0051]
Moreover, the alkylene oxide, styrene oxide, etc. to be added may be homopolymerization, two or more kinds of random polymerization, or block polymerization. The adding method may be a normal method. The degree of polymerization n is 0 to 1000, preferably 1 to 200, more preferably 10 to 50. R Four The proportion of ethylene groups in the Four When it is 50 to 100% by weight, more preferably 65 to 100% by weight, an associative thickener preferable for the purpose of the present invention can be obtained.
[0052]
As a method for producing the compound represented by the above general formula (1), it can be obtained by heating and reacting at 80 to 90 ° C. for 1 to 3 hours, for example, in the same manner as the reaction of a normal polyether and isocyanate. Can do.
[0053]
R 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m A polyether polyol (a) represented by Three -(NCO) h + 1 Polyisocyanate (b) represented by HO- (R Four -O) n -R Five In the case of reacting with the polyether monoalcohol (c) represented by formula (1), compounds other than the compound having the structure of the general formula (1) may be by-produced. For example, when diisocyanate is used, the main product is a c-b-a-b-c type compound represented by the general formula (1). b- (ab) x A compound such as -abc type may be by-produced. In this case, the compound of the general formula (1) type can be used in the present invention in the form of a mixture containing the compound of the general formula (1) type without separation.
[0054]
The hair treatment composition according to the present invention preferably contains 0.1 to 10% by weight of the hydrophobic modified polyether urethane. If the blending amount is less than 0.1% by weight, the effect of addition may not be observed. In some cases, the working efficiency is lowered, inconvenience is caused in taking out from the container at the time of actual use, and elongation at the time of applying hair is deteriorated.
[0055]
(B) Cationic surfactant
Next, the cationic surfactant as the component (B) will be described in detail. The cationic surfactant used in the present invention is not particularly limited, but preferably, a quaternary ammonium salt represented by the general formula (2) or an amidoamine compound represented by the general formula (3) is used.
[0056]
Specific examples of the quaternary ammonium salt represented by the general formula (2) include, for example, cetyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, behenyltrimethylammonium chloride, behenyldimethylhydroxyethylammonium chloride, stearyldimethylbenzylammonium chloride, cetyl Examples thereof include triethylammonium methyl sulfate, and stearyltrimethylammonium chloride, cetyltrimethylammonium chloride or behenyltrimethylammonium chloride is particularly preferably used.
[0057]
Specific examples of the amidoamine compound represented by the general formula (3) include, for example, stearic acid diethylaminoethylamide, stearic acid dimethylaminoethylamide, palmitic acid diethylaminoethylamide, palmitic acid dimethylaminoethylamide, myristic acid diethylaminoethylamide. , Myristic acid dimethylaminoethylamide, behenic acid diethylaminoethylamide, behenic acid dimethylaminoethylamide, stearic acid diethylaminopropylamide, stearic acid dimethylaminopropylamide, palmitic acid diethylaminopropylamide, palmitic acid dimethylaminopropylamide, myristic acid diethylamino Propylamide, myristic acid dimethylaminopropylamide, behenic acid diethylaminopro Ruamido, include behenic acid dimethylaminopropylamide, in particular, stearic acid diester aminoethyl amide, stearic acid dimethylpropyl amide, behenic acid dimethylaminopropylamide are preferably used.
[0058]
The blending amount of the cationic surfactant is preferably 0.01 to 10% by weight in the total amount of the hair treatment composition. That is, when the blending amount is less than 0.01% by weight, the smoothness of the hair cannot be obtained. In addition, when the blending amount is more than 10% by weight, the solubility of the surfactant may be insufficient and precipitation exceeding the saturation concentration may be observed, or the concentration dependency of the conditioning effect may not be seen, Any further formulation becomes meaningless.
[0059]
The hair treatment composition of the present invention preferably further contains a higher alcohol and / or a higher fatty acid.
[0060]
Specific examples of higher alcohols include, for example, linear alcohols such as decyl alcohol, lauryl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, myristyl alcohol, oleyl alcohol, cetostearyl alcohol, monostearyl glycerol ether (batyl alcohol), 2- Examples thereof include branched chain alcohols such as decyltetradecyl alcohol, lanolin alcohol, cholesterol, phytosterol, hexyldodecanol, isostearyl alcohol, and octyldodecanol, and cetyl alcohol, stearyl alcohol, and behenyl alcohol are particularly preferably used.
[0061]
Specific examples of higher fatty acids include, for example, decanoic acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, oleic acid, 12-hydroxystearic acid, undecylenic acid, tallic acid, isostearic acid, linoleic acid, linolenic acid Examples include acid, eicosapentaenoic acid, and docosahexaenoic acid. In particular, stearic acid, palmitic acid, myristic acid, oleic acid, isostearic acid, 12-hydroxystearic acid, and behenic acid are preferably used.
[0062]
The higher alcohol and / or higher fatty acid is preferably blended so that the molar ratio of the cationic surfactant to the higher alcohol and / or higher fatty acid is 1: 2 to 1:10, more preferably It mix | blends so that it may become 1: 3 to 1: 5.
[0063]
"viscosity"
The viscosity of the hair treatment composition of the present invention is 25 ° C., 1 s. -1 1 to 10 Pa · s measured at 25 ° C., 100 s -1 It is preferable that it is 0.1-1 Pa.s as measured by. It is preferable to satisfy both.
25 ° C, 1s -1 In the above measurement conditions (low shear rate), the above high viscosity range is preferable. If the viscosity is outside the above range, it may be difficult to take out from the container, resulting in inconvenience in use, such as poor elongation during coating.
25 ° C, 100s -1 In the measurement conditions (high shear rate), the above low viscosity range is preferable.
When the hair treatment composition is picked up at the scene of use, when the viscosity is outside the above range, dripping or the like occurs and the composition gives a dilute impression, making it difficult to give a so-called rich feel.
The above viscosity can be easily achieved by the specific hydrophobically modified polyether urethane of the general formula (1).
The viscosity can be measured using a commercially available cone plate type or double cylinder type viscometer, for example, CSL-100 manufactured by Carri-Med.
[0064]
"Other additives"
The hair treatment composition of the present invention is a moisturizing agent such as propylene glycol, sorbitol, glycerin, etc., in addition to the above essential components, as long as it does not impair the effects of the present invention. Addition agents, surfactants, conditioning agents such as silicone derivatives, medicinal agents, moisturizers, chelating agents, pH adjusters, anti-inflammatory agents, preservatives, UV absorbers, antioxidants, pigments, fragrances, etc. According to the dosage form and use, it is manufactured by a conventional method.
[0065]
The pH of the hair treatment composition is, for example, inorganic acids such as phosphoric acid, hydrochloric acid, sulfuric acid and salts thereof, citric acid, malic acid, tartaric acid, organic acids such as oxalic acid and salts thereof, sodium hydroxide, water It can be freely adjusted by an inorganic base such as potassium oxide, calcium hydroxide, ammonia and its salt, or an organic base such as triethanolamine and its salt. The pH is not limited, but is desirably adjusted to 2 to 7, preferably 3 to 6.
In addition, in the composition of this invention, it discovered that the organic acid exhibited the following unexpected effects.
(1) The color fading of dyed hair is reduced.
(2) Tighten hair cuticles to give hair gloss.
In particular, when tartaric acid or glutamic acid is used as the organic acid, these effects are great.
[0066]
The hair treatment composition of the present invention is preferably used as a hair conditioning agent such as hair rinse, hair treatment, hair conditioner, hair pack, conditioning shampoo.
[0067]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to examples. The present invention is not limited only to these examples. In addition, unless otherwise specified, the blending amount is indicated by weight%.
[0068]
Prior to the examples, production examples of hydrophobically modified polyether urethane will be described.
<Production Example A>
Polyethylene glycol (PEG) (molecular weight about 11000) in a 1000 mL four-necked flask equipped with a thermometer, nitrogen inlet tube and stirrer (R 1 -[(O-R 2 ) k -OH] m 550 parts, the following general formula
[Chemical Formula 10]
A 20 mol adduct of branched-chain alcohol ethylene oxide (EO) (HO- (R Four -O) n -R Five 198 parts), then cooled to 80 ° C. and hexamethylene diisocyanate (HMDI) (R Three -(NCO) h + 1 29.6 parts) was added and reacted at 80 to 100 ° C. for 2 hours under a nitrogen stream. It was confirmed that isocyanate was 0%, and a light yellow solid reaction product was obtained at room temperature.
[0069]
In the same manner as in Production Example A, various hydrophobically modified polyether urethanes can be prepared. For example, hydrophobically modified polyether urethanes according to Production Examples A to G shown in “Table 1” can be suitably used in the present invention.
[0070]
[Table 1]
Production examples A to G
[0071]
In addition to the above production examples, commercially available hydrophobically modified polyether urethanes can also be used.
[0072]
The Examples and Comparative Examples shown in each table were adjusted by a conventional method. Using each of these samples, according to the following evaluation methods, evaluation of “feel during application”, “feel of hair after drying (smoothness and ease of consolidation)”, and “temperature stability (viscosity)” are performed. It was.
[0073]
Feel when applying
The use of a rinse obtained by removing a sample from a container having a one-touch cap attached to a resin bottle having a height of about 7 cm was evaluated by a 20-person professional panel for ease of attachment to hair and ease of application.
"Evaluation"
A: More than 18 panelists answered that either ease of application or ease of adaptation was good
B: 14 to 17 panelists answered that either ease of application or ease of adaptation was good
C: Eight to thirteen people who answered that either ease of application or ease of adaptation was good
D: 7 or fewer panels responded that either ease of application or ease of adaptation was good
[0074]
Hair feel after drying (smoothness and ease of grouping)
After applying 4 g of the prepared rinse to the hair after shampooing and washing it off, the smoothness and ease of grouping of the hair when dried with a dryer were evaluated by a professional panel of 20 people.
"Evaluation"
A: 18 or more panel responding that smoothness and ease of grouping are good
B: 14 to 17 panelists responded that smoothness and ease of grouping were good
C: 8 to 13 panelists answered that smoothness and ease of grouping were good
D: 7 or fewer panels responded that smoothness and ease of grouping were good
[0075]
Temperature stability (viscosity)
The prepared sample was filled into a 50 ml transparent glass tube, stored in a constant temperature bath at 50 ° C., 37 ° C., 25 ° C., and 0 ° C., and the sample state (viscosity) after aging for 6 months was observed. Viscosity is measured using a cone plate or double cylinder viscometer at 25 ° C for 1 s. -1 And 100s -1 The apparent viscosity at was determined. Evaluation was performed as follows. "Evaluation"
A: Change in sample viscosity at each temperature is 10% or less compared to the initial viscosity (25 ° C)
B: Change in viscosity of each temperature sample is 20% or less compared to the initial viscosity (25 ° C)
C: Change in sample viscosity at each temperature of 30% or less compared to the initial viscosity (25 ° C)
D: Change in sample viscosity at each temperature greater than 30% compared to the initial viscosity (25 ° C)
[0076]
[Table 2]
"Examples 1 to 11: rinse"
[0077]
[Table 3]
"Comparative Examples 1-6: Rinse"
[0078]
[Table 4]
"Examples 12 to 14, Comparative Examples 7 to 9: Conditioning shampoo"
[0079]
From the above study, it can be seen that the hair treatment composition of the present invention has a good feel when applied, a feel of hair after drying, and temperature stability.
[0080]
[Table 5]
"Examples 15 to 20: rinse"
[0081]
From the above examination, it can be seen that the blending amount of the hydrophobic modified polyether urethane blended into the composition of the present invention is preferably 0.1 to 10% by weight.
Also, from the results of Tables 2-5, in order to obtain an excellent feel when applied, the viscosity is 25 ° C., 1 s. -1 1 to 10 Pa · s, 25 ° C., 100 s -1 It can be seen that 0.1 to 1 Pa · s is preferable.
[0082]
[Table 6]
"Example 21, comparative examples 10-12: rinse"
[0083]
From the above examination, it can be seen that the composition of the present invention exhibits superior properties as compared with a composition containing a general-purpose polymer thickener.
[0084]
[Table 7]
"Examples 22 to 27: rinse"
[0085]
From the above examination, it is understood that the composition of the present invention desirably has a molar ratio of the cationic surfactant to the higher alcohol and / or higher fatty acid of 1: 2 to 1:10.
[0086]
[Table 8]
"Examples 28 to 33: Rinsing"
[0087]
From the above examination, it can be seen that the composition of the present invention exhibits superior properties as compared with a composition containing a general-purpose polymer thickener.
[0088]
The following tests were conducted to confirm the unexpected effects of the present invention.
“R in general formula (1) Five Impact of"
In the associative thickener represented by the general formula (1), it was confirmed that by increasing the chain length of the terminal hydrophobic group, the hydrophobic associating power is increased and the system can be thickened more efficiently.
Viscosity is measured using a cone plate or double cylinder viscometer at 25 ° C for 1 s. -1 And 100s -1 The apparent viscosity was determined.
[Table 9]
* 1: R as in Production Example A Five The associative thickeners (hydrophobic modified polyether urethane) having different carbon numbers were prepared.
The compound having 24 carbon atoms is the hydrophobically modified polyether urethane of Production Example A.
A compound having 18 carbon atoms was produced by using EO 20 mol adduct of stearyl alcohol with the compound corresponding to the general formula “Chemical Formula 10” of Production Example A.
The compound having 16 carbon atoms was produced by using an EO 20 molar adduct of cetyl alcohol to the compound corresponding to the general formula “Chemical Formula 10” of Production Example A.
The compound having 12 carbon atoms was produced by using an EO 20 molar adduct of lauryl alcohol to the compound corresponding to the general formula “Chemical Formula 10” of Production Example A.
* 2: Rinse prescription
Stearyltrimethylammonium chloride 2% by weight
Stearyl alcohol 6% by weight
Associative thickener listed in the table 1% by weight
Ion exchange water balance
From the above examination, R Five When the hydrophobic modified polyether urethane having 24 carbon atoms is used, it can be seen that not only a simple aqueous solution but also the hair treatment composition of the present invention has a high thickening effect.
"Effects of organic acids"
It was confirmed that by adding an organic acid to the hair treatment composition of the present invention, discoloration of the dyed hair was reduced, and the cuticle was tightened to give the hair gloss.
The test was conducted using the following prescription rinse.
Stearyltrimethylammonium chloride 2% by weight
Stearyl alcohol 6% by weight
1% by weight of the compound of Production Example A
Organic acids (salts) listed in table 0 or 0.5% by weight
Ion exchange water balance
[Table 10]
* 1: The bleached hair strand was dyed with a commercially available acid hair dye. The dyed hair was washed with a commercially available shampoo, the above rinse was applied, the hair was washed with tap water, and dried with a drier. The above operation was repeated 5 times, and the color difference between the initial and treated hairs was measured by a reflection method using a color analyzer. The table shows the color difference (ΔE).
* 2: Using an automatic goniophotometer GP-200 (manufactured by Murakami Color Material Research Laboratory), light was applied to 11 hairs with the tip and root directions aligned at an incident angle of 30 degrees. The amount of reflected light was measured by changing the angle in the range of ~ 90 degrees.
[Formula 1]
Glossiness = Specular reflection of maximum peak (S) ÷ Maximum diffusion peak in normal direction of sample (D)
The glossiness was determined by the above formula (S / D).
Same as unblended or low gloss x
A sample having a glossiness higher than that of no compound was evaluated as “◯”.
From the above test, it can be seen that by blending an organic acid, discoloration of the dyed hair can be suppressed and the gloss of the hair can be increased.
[0089]
Other embodiments of the present invention are added. In the following examples, the hydrophobically modified polyether urethanes are all commercially available products (Adecanol GT-700: Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.).
[0090]
Purified water was heated, and a higher alcohol or lower oil was added and stirred vigorously. Glutamic acid is added to lower the pH of the system to make it an emulsion, and other raw materials are added and mixed with stirring. Cool and prepare a treatment hair pack.
[0091]
Purified water was heated, and a higher alcohol or lower oil was added and stirred vigorously. Silicones were added after mixing in a separate kettle. Glutamic acid is added to lower the pH of the system to make it an emulsion, and other raw materials are added, mixed with stirring, and then the oil particles are adjusted to 3 μm or less using a high-efficiency disperser and then rapidly heated by a heat exchanger. Allow to cool and prepare hair conditioner.
[0092]
Purified water was heated, and a higher alcohol or lower oil was added and stirred vigorously. Add succinic acid to lower the pH of the system to make it an emulsion, add other raw materials, stir and mix, adjust the oil particles to 3 μm or less using a high efficiency disperser, and then use a heat exchanger Quick cool and prepare hair conditioner.
[0093]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a hair treatment composition having high temperature stability of viscosity, excellent flow characteristics, smoothing and smoothing hair after drying, and having an excellent feeling of use.
Claims (13)
(A)下記の一般式(1)で表される疎水変性ポリエーテルウレタン
【化1】
R1−{(O−R2)k−OCONH−R3[−NHCOO−(R4−O)n−R5]h}m (1)
〔式中、R1は、R1-(OH)mで表されるエチレングリコール、ジペンタエリスリトール、ペンタエリスリトールの何れかのポリオールの残基(m=2〜6)を表し、R2及び/又はR4が互いに同一でも異なっても良い炭素原子数2〜4のアルキレン基、又は、フェニルエチレン基を表し、R3は、ヘキサメチレン、テトラメチレン、トリレン、キシリレンの何れかの炭化水素基であり、R5はデシルテトラデシルアルコールから誘導された炭化水素基(炭素原子数24)を表し、mは2〜6の数であり、hは1以上の数であり、k及びnは独立に0〜1000の範囲の数である〕
(B)カチオン性界面活性剤A hair treatment composition comprising the following components (A) and (B):
(A) Hydrophobically modified polyether urethane represented by the following general formula (1)
R 1 -{(O-R 2 ) k -OCONH-R 3 [-NHCOO- (R 4 -O) n -R 5 ] h } m (1)
[Wherein R 1 represents a residue (m = 2 to 6) of any polyol of ethylene glycol, dipentaerythritol and pentaerythritol represented by R 1- (OH) m , and R 2 and / or Or R 4 represents an alkylene group having 2 to 4 carbon atoms which may be the same or different from each other, or a phenylethylene group, and R 3 is a hydrocarbon group of hexamethylene, tetramethylene, tolylene or xylylene. R 5 represents a hydrocarbon group derived from decyltetradecyl alcohol (24 carbon atoms) , m is a number of 2 to 6 , h is a number of 1 or more, and k and n are independently It is a number in the range of 0 to 1000)
(B) Cationic surfactant
【化3】
R7CONH−(CH2)xN(R8) 2 (3)
〔式中、R7CO−は炭素原子数12から24の高級脂肪酸残基を表し、R8は炭素原子数1から4のアルキル基を表し、xは2から4の整数である〕 The hair treatment composition according to claim 1, wherein the cationic surfactant is a quaternary ammonium salt represented by the following general formula (2) or an amidoamine compound represented by the following general formula (3). object.
[Chemical 3]
R7CONH- (CH2) xN (R8) 2 (3)
[Wherein R7CO- represents a higher fatty acid residue having 12 to 24 carbon atoms, R8 represents an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms, and x is an integer of 2 to 4]
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