JP4520440B2 - 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置 - Google Patents

位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4520440B2
JP4520440B2 JP2006239253A JP2006239253A JP4520440B2 JP 4520440 B2 JP4520440 B2 JP 4520440B2 JP 2006239253 A JP2006239253 A JP 2006239253A JP 2006239253 A JP2006239253 A JP 2006239253A JP 4520440 B2 JP4520440 B2 JP 4520440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
relay device
communication
level
dependency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006239253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007037171A (ja
Inventor
浩司 笹田
聡 檜山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2006239253A priority Critical patent/JP4520440B2/ja
Publication of JP2007037171A publication Critical patent/JP2007037171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520440B2 publication Critical patent/JP4520440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、各移動通信装置が所在する領域を示す位置情報を管理する方法、ならびにこの方法に用いられる中継装置、位置情報管理装置および移動通信システムに関する。
周知のように、移動通信サービスにおいては、携帯電話機などの携帯通信端末がどこにあっても着信できるように、記憶装置(以下、「ロケーションレジスタ」と表記する)に各携帯通信端末の位置を登録しておくのが一般的である。具体的には、移動通信サービスの提供エリアが複数の位置登録エリアに分割されており、携帯通信端末が一の位置登録エリアから他の位置登録エリアに移動すると、移動後の位置登録エリアを特定した位置登録要求が当該携帯通信端末から移動通信網に対して送信される。そして、この位置登録要求に応じて、ロケーションレジスタに記憶された各携帯通信端末の位置登録内容が順次更新されるようになっている。
しかしながら、例えば、携帯通信端末を所持する大勢の利用者が電車などの交通機関に乗っている場合、この電車の移動に伴って多数の携帯通信端末が一斉に移動することとなる。そして、電車が一の位置登録エリアから他の位置登録エリアに跨って移動する場合、これらの多数の携帯通信端末から一斉に位置登録要求が送信されるため、位置登録要求によって発生する移動通信網のトラヒックが一時的に著しく増大してしまうといった問題があった。
かかる問題を解決するための技術として、例えば特開平11−355835号公報には、電車内の複数の携帯通信端末による位置登録要求を、当該電車に設置された通信装置によって代表させるようにした移動通信システムが開示されている。この移動通信システムにおいては、電車内に位置する複数の携帯通信端末が上記通信装置を仮想的な基地局装置として位置登録を行なう。そして、電車が一の位置登録エリアから他の位置登録エリアに移動すると、上記通信装置がロケーションレジスタに位置登録要求を送信するようになっている。この技術によれば、電車内の複数の携帯通信端末が個別に位置登録要求を送信する必要がないから、位置登録要求によるトラヒックの一時的な増大を抑えることができる。
しかしながら、上記公報に開示された技術を用いた場合であっても、例えば携帯通信端末の所持者が電車から降りる場合には、各携帯通信端末が個別的に位置登録要求を行なう必要がある。したがって、特に都心部の主要な駅のように極めて多くの人が降車する場所では、多数の携帯通信端末が一斉に位置登録要求を行なうこととなるため、位置登録要求によるトラヒックが一時的に著しく増大することとなる。このように、公報に開示された技術を用いた場合、携帯通信端末が電車に収容されているあいだは中継装置が位置登録要求を代表することによってトラヒックが低減されるものの、これらの携帯通信端末が電車から下車する際のトラヒックの増大までも抑えることはできなかった。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、複数の移動通信装置が一斉に移動する場合であっても、これらの移動通信装置に関する位置登録に起因してトラヒックが増大するのを有効に抑えることができる位置情報管理方法、およびこの方法に用いられる中継装置、位置情報管理装置および移動通信システムを提供することを目的としている。
本発明は、1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムにおいて、移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する方法であって、位置情報管理装置が、前記通信システム内で確立された従属関係を記憶するステップと、前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、第1通信装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると、前記第1通信装置が、前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知するステップと、前記第1通信装置が、前記通知に対する応答を受信した場合、前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2階層に属する第2通信装置または前記第1階層に属する第3通信装置とを指定した従属変更要求を前記位置情報管理装置に送信するステップと、前記位置情報管理装置が、前記応答を発信した移動通信端末の従属先を前記従属変更要求で指定された通信装置に更新するステップとを有する位置情報管理方法を提供する。
本発明は、他の観点において、1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムであって、前記第1階層に属する第3通信装置と、前記第2階層に属する第1通信装置と、前記第2階層に属する第2通信装置と、前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、前記通信システム内で確立された従属関係を記憶する記憶手段を有し、前記一または複数の移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する位置情報管理装置とを備え、前記第1通信装置は、前記1または複数の移動通信端末と、前記第1通信装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知し、前記通知に対する応答を受信した場合、前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2通信装置または前記第3通信装置とを指定した従属変更要求を前記位置情報管理装置に送信し、前記位置情報管理装置は、前記応答を発信した移動通信端末の従属先を前記従属変更要求で指定された通信装置に更新することを特徴とする通信システムを提供する。
本発明は、更に他の観点において、1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムにおいて用いられる、前記第2階層に属する通信装置であって、前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、自装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知し、前記通知に対する応答を受信する手段と、前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2階層に属する第1通信装置または前記第1階層に属する第2通信装置とを指定した従属変更要求を、前記通信システム内で確立された従属関係を記憶する記憶手段を有し前記一または複数の移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する位置情報管理装置に送信する手段とを有する通信装置を提供する。
本発明によれば、複数の移動通信装置が一斉に移動する場合であっても、これらの移動通信装置に関する位置登録に起因してトラヒックが増大するのを有効に抑えることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
<A:第1実施形態>
<A−1:第1実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。同図に示すように、この移動通信システムは、移動通信網1と、移動体2に設置された中継装置21と、携帯通信端末7とを有する。移動体2は、携帯通信端末7を収容した状態で移動可能な移動手段であり、例えば電車やバスなどである。ただし、本実施形態においては、移動体2として、線路3に沿って移動する電車を想定する。また、携帯通信端末7は、利用者が携帯可能な通信装置であり、例えば携帯電話機やPHS(登録商標)などである。
移動通信網1は、当該移動通信網1の通信サービスエリア内に所在する各携帯通信端末7に対して、音声通信サービスやデータ通信サービスといった各種の移動通信サービスを提供するためのネットワークであり、複数の無線基地局11−1、11−2、……と、複数の交換機12−1、12−2、……と、ロケーションレジスタ13とを含む。なお、以下では、いずれかの無線基地局または交換機を特に特定する必要がない場合には、それぞれを単に「無線基地局11」、または「交換機12」と表記する。また、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、6台の無線基地局11、2台の交換機12、および1台のロケーションレジスタ13のみが図示されているが、実際にはより多数の無線基地局11、交換機12およびロケーションレジスタ13が存在する。同様に、図1においては、1台の移動体2のみが図示されているが、実際にはより多数の移動体2が存在し、その各々に中継装置21が設置されている。
各無線基地局11は、相互に所定の間隔を隔てて配置されており、各々が無線エリア4(図1においては、符号「4a」ないし「4f」が付されている)を形成する。各無線エリア4は、それを形成する無線基地局11との無線通信が可能な領域である。
交換機12は、図1に示すように、1ないし複数の無線基地局11と接続されており、各携帯通信端末7から送信された着信要求や、これらの携帯通信端末7に対する着信要求に応じて呼接続処理を行なう。さらに、交換機12は、当該交換機12に接続された1以上の無線基地局11が画定する無線エリア4からなる位置登録エリア5(図1においては、符号「5a」、「5b」が付されている)を管轄する。ある携帯通信端末7に対して着信要求を送信する場合には、携帯通信端末7がどの位置登録エリア5内に所在しているかを特定し、特定した位置登録エリア5に属するすべての無線基地局11から着信要求を送信するようになっている。すなわち、位置登録エリア5は、着信要求を送信すべき範囲を表しているということができる。各位置登録エリア5には、当該位置登録エリア5を一意に特定可能な識別子(以下、「エリア識別情報」と表記する)が割り当てられている。なお、本実施形態においては、図1に示すように、ひとつの交換機12がひとつの位置登録エリア5を管轄する場合を想定するが、ひとつの交換機12が、相互に離間した複数の位置登録エリア5を管轄するようにしてもよい。
ここで、複数の無線基地局11は、各々が画定する無線エリア4内に、制御チャネルを介して基地局報知情報を随時送信する。この基地局報知情報には、各無線基地局11が属する位置登録エリア5のエリア識別情報が含まれている。各携帯通信端末7は、この基地局報知情報を受信することによって、当該携帯通信端末7が現に所在している位置登録エリア5を認識することができる。そして、位置登録エリア5を跨いで移動した場合、各携帯通信端末7は、その旨を示す位置登録要求をロケーションレジスタ13に対して送信する。
次に、図2は、移動体2のうち本実施形態に係る移動通信システムに関わる部分の構成を示すブロック図である。同図に示すように、中継装置21は移動体2に設置されており、当該移動体2とともに移動する。すなわち、中継装置21は、移動体2に収容された1以上の携帯通信端末7を伴って移動することが可能である。この中継装置21は、図2に示すように、信号送受信部211、制御部212および記憶部213を有する。
信号送受信部211は、移動体2の外部に向かうアンテナ211aと、移動体2の内部に向かうアンテナ211bとを備える。アンテナ211aは、当該中継装置21が所在する無線エリア4を画定する無線基地局11との間で無線通信を行なうためのものである。すなわち、信号送受信部211は、アンテナ211aによって受信した無線基地局11からの信号を制御部212に出力する一方、制御部212から供給される信号をアンテナ211aを介して無線基地局11に送信する。他方、アンテナ211bは、移動体2の内部に収容された携帯通信端末7との間で無線通信を行なうためのものである。すなわち、信号送受信部211は、アンテナ211bによって受信した携帯通信端末7からの信号を制御部212に出力する一方、制御部212から供給される信号をアンテナ211bを介して携帯通信端末7に送信する。
制御部212は、例えばCPU(Central Processing Unit)などから構成される。この制御部212は、記憶部213に記憶された各種の制御プログラムを実行することによって信号送受信部211または記憶部213との間で各種情報の授受を行ない、この中継装置21の制御中枢として機能する。記憶部213には、制御部212によって実行される各種の制御プログラムのほか、当該中継装置21に一意に割り当てられた識別子(以下、「中継装置識別情報」と表記する)、および当該中継装置21が現に在圏している位置登録エリア5のエリア識別情報が記憶される。すなわち、制御部212は、無線基地局11から随時送信される基地局報知情報を受信し、この基地局報知情報に基づいて記憶部212内のエリア識別情報を適宜更新するのである。中継装置21は移動体2とともに移動するから、記憶部213に記憶されるエリア識別情報は、当該中継装置21が位置登録エリア5を跨いで移動するたびに、制御部212によって順次更新される。さらに、中継装置21が位置登録エリアを跨いで移動した場合、制御部212は、その旨を示す位置登録要求を、信号送受信部211を介してロケーションレジスタ13に送信する。
次に、図3は、ロケーションレジスタ13の構成を示すブロック図である。このロケーションレジスタ13は、各携帯通信端末7および各中継装置21が所在する領域を登録するための装置である。図3に示すように、このロケーションレジスタ13は、通信部131と、制御部132と、記憶部133とを有する。
通信部131は、各交換機12との間で通信を行なうための手段である。制御部132は、例えばCPUなどにより構成され、通信部131または記憶部133との間で各種情報の授受を行ない、このロケーションレジスタ13の制御中枢として機能する。
記憶部133には、位置登録テーブルが記憶されている。この位置登録テーブルは、各携帯通信端末7や中継装置21が所在する領域を登録するためのテーブルである。ここで、図4を参照して、この位置登録テーブルの具体的な内容について説明する。
同図に示すように、位置登録テーブルは、各携帯通信端末7の端末識別情報(IDm1、IDm2、…)と当該各携帯通信端末7が現に所在している領域を特定するための位置情報とがそれぞれ対応付けられたテーブルである。ここで、本実施形態に係る位置登録テーブルにおいては、携帯通信端末7が移動体2の内部に収容されているか否かに応じて、当該携帯通信端末7について登録される位置情報の内容が異なるようになっている。すなわち、移動体2内部の携帯通信端末7については、その移動体2に設置された中継装置21の中継装置識別情報が位置情報として登録される一方、移動体2外部の携帯通信端末7については、当該携帯通信端末7が現に所在する位置登録エリアのエリア識別情報が位置情報として登録されるのである。例えば、端末識別情報が「IDm3」である携帯通信端末7が、移動体2内に収容されているとする。この場合、図4に示すように、端末識別情報「IDm3」には、当該移動体2に設置された中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」が位置情報として対応付けられることとなる。他方、端末識別情報が「IDm1」である携帯通信端末7が、位置登録エリア5a内において移動体2の外部に所在しているとする。この場合、図4に示すように、端末識別情報「IDm1」には、当該位置登録エリア5aのエリア識別情報「IDa1」が位置情報として対応付けられることとなる。
さらに、本実施形態に係る位置登録テーブルにおいては、携帯通信端末7の位置情報だけでなく、中継装置21の位置情報についても登録されるようになっている。中継装置21について登録される位置情報は、当該中継装置21が現に所在する位置登録エリアのエリア識別情報である。例えば、中継装置識別情報が「IDt1」である中継装置21が位置登録エリア5a内に所在しているとする。この場合、図4に示すように、中継装置識別情報「IDt1」には、当該位置登録エリア5aのエリア識別情報「IDa1」が位置情報として対応付けられることとなる。
以上説明した位置登録テーブルを参照することによって、移動体2外部に所在する携帯通信端末7のみならず、移動体2内に所在する携帯通信端末7についても、これが所在する位置登録エリアを特定することができる。すなわち、移動体2内に収容された携帯通信端末7については、その端末識別情報に対応付けられた中継装置識別情報を特定するとともに、図4中に矢印で示すように、当該中継装置識別情報に対応付けられたエリア識別情報を参照することによって、当該携帯通信端末7が所在する位置登録エリアが特定されるのである。例えば、図4の例では、端末識別情報「IDm3」に中継装置識別情報「IDt1」が対応付けられ、中継装置識別情報「IDt1」にエリア識別情報「IDa1」が対応付けられている。このことから、端末識別情報が「IDm3」である携帯通信端末7は、エリア識別情報が「IDa1」である位置登録エリア5a内に所在していることが特定される。
したがって、移動体2内に収容された携帯通信端末7が当該移動体2の移動に伴って位置登録エリアを跨いだ移動を行なった場合であっても、これらの携帯通信端末7については、位置登録テーブル内の位置情報を変更する必要はない。すなわち、これらの携帯通信端末7が中継装置21に伴って移動する状態に変更はなく、当該中継装置21の位置情報は、移動後の新たな位置登録エリアのエリア識別情報に更新されるからである。換言すると、移動体2の中継装置21は、この移動体2に収容された携帯通信端末7の位置登録要求を代表して行なうということができる。本明細書では、1以上の携帯通信端末7に関する位置登録要求が中継装置21によって代表して行なわれる状態(本実施形態においては携帯通信端末7が移動体2に収容された状態)を、「携帯通信端末7が中継装置21に従属した状態」と表記する。すなわち、例えば位置登録テーブルが図4に示した内容であるとき、図5に示すように、中継装置21(中継装置識別情報「IDt1」)を第1階層に属する「親」に相当させ、当該中継装置21に従属する2台の携帯通信端末7(端末識別情報「IDm3」、「IDm4」)を第2階層に属する「子」に相当させた階層的な従属関係が形成されることとなる。
<A−2:第1実施形態の動作>
次に、本実施形態の動作を説明する。なお、以下では、(1)中継装置21に対して携帯通信端末7が新たに従属することとなる場合の動作と、(2)中継装置21が複数の携帯通信端末7を従属させた状態で位置登録エリアを跨いだ移動を行なう場合の動作と、(3)中継装置21と携帯通信端末7との間の従属関係が解除される場合の動作と、に分けて説明する。
(1)中継装置21に対して携帯通信端末7が新たに従属することとなる場合の動作
いま、図4および図5に示したように、各々の端末識別情報が「IDm3」、「IDm4」である2台の携帯通信端末7−3および7−4が、中継装置21に従属している(つまり移動体2に収容されている)ものとする。以下では、この状態において、端末識別情報が「IDm1」である携帯通信端末7−1と、端末識別情報が「IDm2」である携帯通信端末7−2とが新たに中継装置21に従属することとなるとき、すなわち携帯通信端末7−1および7−2が移動体2に収容されるときの動作を説明する。
図6に示すように、中継装置21は、一定時間間隔ごとに、移動体2内に対して中継装置報知情報を送信する(ステップSa1)。この中継装置報知情報には、当該中継装置21の中継装置識別情報(ここでは「IDt1」とする)が含まれている。移動体2の外部から内部に移動した携帯通信端末7−1および7−2は、この中継装置報知情報を受信することによって移動体2内に収容されたことを認識すると、当該中継装置21に対して従属登録要求を送信する(ステップSa2およびSa3)。この従属登録要求は、当該中継装置21に従属すべきことを示すものであり、携帯通信端末7の端末識別情報(ここでは「IDm1」または「IDm2」)を含む。中継装置21は、この従属登録要求を受信すると、その送信元である携帯通信端末7−1および7−2に対して応答を送信する(ステップSa4)。移動体2内に移動した携帯通信端末7は、この応答を受信することによって、自己が中継装置21に従属したことを認識する(ステップSa5)。この後、中継装置21との従属関係が解除されるまでの間、携帯通信端末7は、たとえ位置登録エリアを跨いだ移動を行なった場合であっても、位置登録要求を行なわない。
一方、携帯通信端末7に対して応答を送信すると、中継装置21は、ロケーションレジスタ13に対して従属登録要求を送信する(ステップSa6)。この従属登録要求は、中継装置21と携帯通信端末7との間に新たに成立した従属関係を位置登録テーブルに反映させることを要求する信号であり、当該中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」と、当該中継装置21への従属を開始することとなった携帯通信端末7−1および7−2の端末識別情報「IDm1」「IDm2」とを含む。この従属登録要求は、当該中継装置21が現に所在している無線基地局11から、交換機12を介してロケーションレジスタ13に到達する。
この従属登録要求を受信すると、ロケーションレジスタ13は、位置登録テーブルの内容を更新する(ステップSa7)。具体的には、まず、今回受信した従属登録要求に含まれる端末識別情報「IDm1」「IDm2」を位置登録テーブル中から検索する。そして、検索された端末識別情報に対応する位置情報を、今回受信した従属登録要求に含まれる中継装置識別情報「IDt1」に更新するのである。この結果、図4に示した位置登録テーブルにおいて端末識別情報「IDm1」および「IDm2」に対応付けられていたエリア識別情報「IDa1」が、図7に示すように、中継装置識別情報「IDt1」に変更される。なお、図7および以下に示す位置登録テーブルの内容を示す図においては、変更された箇所にハッチングが付されている。
そして、この更新の結果、中継装置21に関わる従属関係は図8に示すものとなる。すなわち、中継装置21に対してすでに従属していた携帯通信端末7−3および7−4に加えて(図5参照)、携帯通信端末7−1および7−2が中継装置21に従属することとなる。一方、ロケーションレジスタ13は、図6に示すように、位置登録テーブルの更新を完了すると、その旨を示す従属登録応答を中継装置21に送信する(ステップSa8)。
(2)中継装置21が携帯通信端末7−1ないし7−4を従属させた状態で位置登録エリアを跨いだ移動を行なう場合の動作
次に、図9を参照して、4台の携帯通信端末7−1ないし7−4が中継装置21に従属した状態で、当該中継装置21が位置登録エリア5を跨いだ移動を行なった場合の動作を説明する。ここでは、中継装置21が、位置登録エリア5a内の無線エリア4c内から位置登録エリア5b内の無線エリア4dに移動するものとする(図1参照)。
この場合、中継装置21は、移動後の無線エリア4dを画定する無線基地局11−4から基地局報知情報を受信する(ステップSb1)。上述したように、この基地局報知情報には位置登録エリア5bのエリア識別情報(ここでは「IDa2」とする)が含まれている。中継装置21は、この基地局報知情報を受信すると、これに含まれるエリア識別情報「IDa2」が、記憶部213に記憶されている位置登録エリア5aのエリア識別情報「IDa1」と異なっていることから位置登録エリア5を跨いだ移動を行なったことを検知する(ステップSb2)。この場合、中継装置21は、ロケーションレジスタ13に対して位置登録要求を送信する(ステップSb3)。この位置登録要求は、中継装置21の位置情報を更新すべきことを示すものであり、当該中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」と、移動後の位置登録エリア5bのエリア識別情報「IDa2」とを含む。なお、上述したように、中継装置21に従属している携帯通信端末7は、たとえ位置登録エリア5を跨いだ移動を検知しても、個別的に位置登録要求を送信することはない。
無線基地局11−4および交換機12−2を介してこの位置登録要求を受信すると、ロケーションレジスタ13は、当該位置登録要求に基づいて位置登録テーブルの内容を更新する(ステップSb4)。具体的には、ロケーションレジスタ13は、当該位置登録要求に含まれる中継装置識別情報「IDt1」を位置登録テーブルから検索するとともに、検索された中継装置識別情報に対応付けられている位置情報を、今回受信した位置登録要求に含まれるエリア識別情報「IDa2」に変更する。この結果、図7に示した位置登録テーブルは、図10に示す内容に更新される。この後、ロケーションレジスタ13は、位置登録テーブルの更新が完了したことを示す位置登録応答を中継装置21に対して送信する(ステップSb5)。
(3)中継装置21と携帯通信端末7との間の従属関係が解除される場合の動作
次に、図11を参照して、中継装置21に従属する複数の携帯通信端末7のうち一部の携帯通信端末7について、中継装置21との従属関係を解除する場合の動作を説明する。なお、ここでは、移動体2が位置登録エリア5b内の停車駅に到着し、この駅で携帯通信端末7−3および7−4の所持者が移動体2から降車する場合を想定する。すなわち、この場合には、移動体2から離脱する携帯通信端末7−3および7−4について中継装置21との従属関係が解除される。
まず、移動体2が停車駅に到着するとき、当該移動体2の運転手が中継装置21に対して所定の操作を行なう。この操作が与えられると(ステップSc1)、中継装置21は、当該移動体2内の携帯通信端末7に対して従属解除通知を送信する(ステップSc2)。この従属解除通知を受信した複数の携帯通信端末7のうち、従属の解除対象となる携帯通信端末7−3および7−4は、自身の端末識別情報を含む従属解除応答を中継装置21に対して送信する(ステップSc3)。他方、従属の解除対象とならない携帯通信端末7−1および7−2は、中継装置に対して解除応答を送信しないため、中継装置21との従属関係はそのまま維持される(ステップSc4)。
ここで、携帯通信端末7が従属解除通知に対して従属解除応答を送信するか否かは、例えば以下のようにして判断される。すなわち、携帯通信端末7においては、当該携帯通信端末7の所持者のスケジュールが記憶されている。このスケジュールには、当該所持者が移動体2から降車する予定時刻が含まれている。そして、携帯通信端末7は、従属解除通知を受信した時刻が当該降車予定時刻を含む所定の時間帯に含まれる場合に、中継装置21との従属を解除すべきものと判断し、従属解除応答を送信するのである。もっとも、携帯通信端末7が従属解除通知に応答するか否かを判断する方法はこれに限られるものではない。例えば、従属解除通知を中継装置21から受信した携帯通信端末7がその旨を所持者に報知するものとし、この結果、所持者から所定の操作がなされた場合に当該携帯通信端末7が従属解除応答を送信するようにしてもよい。
さて、携帯通信端末7−3および7−4から従属解除応答を受信した中継装置21は、ロケーションレジスタ13に対して従属解除要求を送信する(ステップSc5)。この従属解除要求は、従属解除応答を送信してきた携帯通信端末7について中継装置21との従属関係を解除すべきことを示すものであり、従属の解除対象となる携帯通信端末7の端末識別情報「IDm3」、「IDm4」と、中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」と、現に中継装置21が所在している位置登録エリアのエリア識別情報「IDa2」とが含まれている。
無線基地局11−4および交換機12−2を介して従属解除要求を受信すると、ロケーションレジスタ13は、位置登録テーブルの内容を更新する(ステップSc6)。具体的には、ロケーションレジスタ13は、従属解除要求に含まれる端末識別情報「IDm3」「IDm4」を位置登録テーブルから検索するとともに、検索された端末識別情報に対応付けられた位置情報を、当該従属解除要求に含まれるエリア識別情報「IDa2」に更新する。この更新動作の結果、図10に示した位置登録テーブルは、図12に示す内容に更新される。また、図8に示した従属関係において携帯通信端末7−3および7−4と中継装置21との間の従属関係が解除される結果、図13に示すように、携帯通信端末7−1および7−2(すなわち、解除応答を送信しなかった携帯通信端末7)のみについて中継装置21が維持されることとなる。こうして位置登録テーブルの更新を行なうと、ロケーションレジスタ13は、中継装置21に対して従属の解除が完了したことを示す従属解除応答を送信する(ステップSc7)。
一方、中継装置21との従属関係が解除された携帯通信端末7−3および7−4は(ステップSc8)、無線基地局11−4からの基地局報知情報を受信することによって、自身が現に所在している位置登録エリア5bを認識する。ここで、位置登録テーブルのうちこれらの携帯通信端末7の位置情報は、すでに位置登録エリア5bのエリア識別情報に更新されているから(図12参照)、携帯通信端末7−3および7−4が改めて位置登録要求を行なう必要はない。したがって、携帯通信端末7−3および7−4は、従属関係が解除された直後に無線基地局11−4から通知された位置登録エリア5について位置登録要求を送信しないようになっている。そして、この後に位置登録エリア5を跨いだ移動を行なったときに、各携帯通信端末7による個別的な位置登録要求が送信される。
以上説明したように、本実施形態においては、移動体2に収容された携帯通信端末7についての位置登録要求を中継装置21が代表するようになっているから、これらの携帯通信端末7の各々が個別的に位置登録要求を送信する必要はない。したがって、複数の携帯通信端末7が一斉に位置登録エリア5を跨いだ移動を行なった場合であっても、各携帯通信端末7とロケーションレジスタ13との間のトラヒックを低く抑えることができる。
さらに、本実施形態においては、移動体2に収容された複数の携帯通信端末7のうちの一部と中継装置21との間の従属関係が、当該中継装置21による従属解除要求によって解除されるようになっている。したがって、例えば停車駅などにおいて移動体2から離脱する携帯通信端末7の各々が個別的に位置登録要求を送信する必要はないから、携帯通信端末7を所持する乗客が停車駅において一斉に降車した場合であっても、トラヒックが一時的に増大することはない。
なお、上記第1実施形態においては、中継装置21に対して従属解除応答を送信してきた携帯通信端末7を従属の解除対象として特定するものとしたが、中継装置21において従属関係の解除対象となる携帯通信端末7を特定し、この携帯通信端末7を指定して従属解除通知を送信するようにしてもよい。例えば、携帯通信端末7が当該移動体2から離脱する予定時刻を中継装置21の記憶部213に記憶しておき、その時刻が到来すると、離脱する予定の携帯通信端末7を指定して従属解除通知を送信するようにしてもよい。
具体的には、図14に示すように、移動体2が停車駅に到着するときに所定の操作が行なわれると(ステップSc1)、中継装置21は、記憶部213による記憶内容を参照し、現在時刻を含む所定の時間帯に降車することが予定されている携帯通信端末7−3および7−4の端末識別情報を抽出する。そして、抽出された端末識別情報「IDm3」「IDm4」を含む従属解除通知を移動体2内に送信するのである(ステップSc2’)。この後、中継装置21は、従属解除通知において指定した端末識別情報を含む従属解除要求を、ロケーションレジスタ13に対して送信する(ステップSc5)。以後の動作は、上記第1実施形態と同様である。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る移動通信システムのうち移動通信網1や中継装置21の構成は上記第1実施形態に示したものと同様であるため、その説明を省略する。
上記実施形態においては、第1階層および第2階層の二つの階層からなる従属関係が形成されるものとした(図5参照)。これに対し、本実施形態においては、第1階層ないし第3階層の3つの階層からなる従属関係が形成されるようになっている。例えば、フェリーと、当該フェリーに収容される運搬車(例えばトラック)と、当該運搬車によって運搬される複数の携帯通信端末7とを想定すると、運搬車に設置された中継装置22はフェリーに設置された中継装置21とともに移動し、各携帯通信端末7(ここでは携帯通信端末7−1ないし7−3の3台とする)は運搬車に設置された中継装置22とともに移動するといった状況が成立し得る。このとき、図15に示すように、運搬車の中継装置22(中継装置識別情報「IDt2」)をフェリーの中継装置21(中継装置識別情報「IDt1」)に従属させるとともに、複数の携帯通信端末7を運搬車の中継装置22に従属させるといった具合に、3つの階層からなる従属関係をもたせて位置登録を行なうのである。図15に示した従属関係が成立するときの位置登録テーブルの内容は、図16に示す通りである。すなわち、携帯通信端末7−1ないし7−3の端末識別情報には中継装置22の中継装置識別情報「IDt2」が位置情報として対応付けられている。また、中継装置22の中継装置識別情報「IDt2」には中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」が位置情報として対応付けられている。一方、中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」には、当該中継装置21が現に所在する位置登録エリア5aのエリア識別情報「IDa1」が対応付けられている。
また、上記第1実施形態においては、中継装置21に従属している携帯通信端末7が移動体2から離脱するとき、当該従属関係が解除されるものとした。これに対し、本実施形態においては、携帯通信端末7の従属先が他の中継装置に変更されるようになっている。すなわち、例えば、運搬車の中継装置22に従属する複数の携帯通信端末7−1ないし7−3が運搬車の荷台から下ろされてフェリー内の別の場所に移されるとき、これらの携帯通信端末7の従属先は、運搬車の中継装置22からフェリーの中継装置21へと変更されるといった具合である。以下、図17を参照して、携帯通信端末7−1ないし7−3の従属先が変更される場合の動作を説明する。
いま、中継装置21、中継装置22、および携帯通信端末7−1ないし7−3の間に図15に示した従属関係が成立しているものとする。このとき、中継装置22の記憶部213には、当該中継装置22が従属している中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」と、当該中継装置22に従属している携帯通信端末7−1ないし7−3の端末識別情報「IDm1」「IDm2」および「IDm3」とが記憶されている。
まず、携帯通信端末7−1ないし7−3が、中継装置22の設置された運搬車からフェリー内の他の場所に移される場合、中継装置22に対して所定の操作がなされる。この操作を検知すると(ステップSd1)、運搬車内の中継装置22は、当該中継装置22に従属している携帯通信端末7−1ないし7−3に対して従属変更通知を送信する(ステップSd2)。この従属変更通知は、各携帯通信端末7の従属先を変更することを示すものであり、変更後に従属先となる中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」を含んでいる。この従属変更通知を受信した携帯通信端末7−1ないし7−3の各々は、自身の従属先が中継装置21に変更されることを認識する(ステップSd3)。
他方、運搬車に設置された中継装置22は、ロケーションレジスタ13に対して従属変更要求を送信する(ステップSd4)。この従属変更要求は、携帯通信端末7−1ないし7−3の従属先を変更すべき旨を示すものであり、従属関係の変更対象となる携帯通信端末7−1ないし7−3の端末識別情報「IDm1」「IDm2」および「IDm3」と、これらの携帯通信端末7が新たに従属することとなる中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」とが含まれている。この従属変更要求は、無線基地局11および交換機12を介して、ロケーションレジスタ13によって受信される。
一方、ロケーションレジスタ13は、中継装置22から受信した従属変更要求に基づいて、位置登録テーブルの内容を更新する(ステップSd5)。すなわち、ロケーションレジスタ13内の制御部132は、従属変更要求において指定された携帯通信端末7−1ないし7−3の端末識別情報「IDm1」「IDm2」および「IDm3」を位置登録テーブルから検索するとともに、図18に示すように、検索した端末識別情報の各々に対応付けられた位置情報を、当該従属変更要求において指定された中継装置22の中継装置識別情報「IDt1」に変更するのである。この結果、図15に示した従属関係は、図19に示した従属関係へと変更される。すなわち、携帯通信端末7−1ないし7−3の従属先は、中継装置22から中継装置21に変更される。この後、ロケーションレジスタ13は、従属変更要求を送信してきた中継装置22に対して、従属関係の変更が完了したことを示す従属変更応答を返信する(ステップSd6)。
このように、本実施形態においては、従属先を変更すべきすべての携帯通信端末7に関わる従属変更要求が、当該変更前の従属先たる中継装置22によって代表して行なわれるようになっている。したがって、各携帯通信端末7が個別的に従属変更要求を送信する必要はないから、移動通信網1におけるトラヒックが一時的に上昇するのを抑えることができる。
さらに、上記第1実施形態において従属関係が解除された後は、各携帯通信端末7が個別的に位置登録要求を送信する必要があるが、本実施形態においては、携帯通信端末7の状況に変化があった場合(例えば運搬車から移動された場合)であっても、他の中継装置21との間の従属関係が維持される。したがって、本実施形態によれば、位置登録要求のためのトラヒックをより低減することができる。
なお、本実施形態においては、各携帯通信端末7についての変更後の従属先を、中継装置22(変更前の従属先)が従属していた中継装置21としたが、変更後の従属先はこれに限られるものではない。詳述すると、以下の通りである。
いま、図20に示す従属関係、すなわち、中継装置22および23が中継装置21に従属するとともに、3台の携帯通信端末7−1ないし7−3が中継装置22に従属している場合を考える。例えば、中継装置21がフェリーに設置されたものであり、中継装置22および23がそれぞれ運搬車に設置されたものであり、携帯通信端末7−1ないし7−3が中継装置22の設置された運搬車に収容されている場合である。この場合の位置登録テーブルの内容は、図21に示すものとなる。すなわち、携帯通信端末7−1ないし7−3の位置情報として中継装置22の中継装置識別情報「IDt2」が登録される一方、中継装置22および中継装置23の位置情報として中継装置21の中継装置識別情報「IDt1」が登録されている。さらに、中継装置21の位置情報として、当該中継装置21が現に在圏している位置登録エリアのエリア識別情報「IDa1」が登録されている。
この状況において、中継装置22に従属する携帯通信端末7−1ないし7−3が、当該中継装置22の設置された運搬車から、中継装置23の設置された運搬車に移される場合には、図22に示すように、これらの携帯通信端末7−1ないし7−3の従属先を中継装置23に変更するものとしてもよい。より具体的には、図17に示したステップSd4において、中継装置22が、中継装置23の中継装置識別情報「IDt3」を含む従属変更要求をロケーションレジスタ13に送信する一方、ロケーションレジスタ13が、図23に示すように、携帯通信端末7−1ないし7−3の位置情報を、当該中継装置23の中継装置識別情報「IDt3」に変更するものとしてもよい。この場合にも、上記第2実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記第2実施形態においては、中継装置22に従属するすべての携帯通信端末7について従属先を変更するものとしたが、このうちの一部の携帯通信端末7についてのみ従属先を変更するものとしてもよい。例えば、中継装置22の設置された運搬車に収容されている複数の携帯通信端末のうち一部の携帯通信端末7のみが当該運搬車から下ろされるような場合には、この一部の携帯通信端末7についてのみ従属先の変更を行なうことが望ましい。このように一部の携帯通信端末7についてのみ従属先の変更を行なう場合、その対象となる携帯通信端末7を特定するための方法としては、上記第1実施形態に示したものを採用することができる。
すなわち、従属関係の変更前における従属先たる中継装置22が、これに従属するすべての携帯通信端末7に対して従属関係の変更を示す従属変更通知を変更する一方、これらの携帯通信端末7のうち従属変更通知に対する応答を送信してきた携帯通信端末を、従属先の変更対象として特定するものとしてもよい(図11参照)。あるいは、従属関係の変更前における従属先たる中継装置22において従属先の変更対象を特定するようにしてもよい。すなわち、携帯通信端末7が運搬車から離脱する予定時間を中継装置22の記憶部213に記憶しておき、その時間が到来すると、離脱する予定の携帯通信端末7を指定して従属変更通知を送信するようにしてもよい(図14参照)。
<C:変形例>
以上この発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であり、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
<C−1:変形例1>
上記各実施形態においては、中継装置(21または22)に対して所定の操作が行なわれることを契機として、従属関係の解除または変更のための動作が実行されるようにしたが、予め定められたタイミングが到来すると、中継装置が自立的に従属関係の解除または変更のための動作を行なうようにしてもよい。例えば、中継装置が電車に設置された場合を想定すると、この電車が停車駅を中心とする所定の領域内に入ったことを契機として、従属関係の解除または変更のための動作を行なうようにしてもよい。具体的には、以下の(1)ないし(3)に示す通りである。
(1)中継装置が運行ダイヤを記憶しており、特定の領域内に移動する予定の時刻になると、従属関係の解除または変更のための動作を行なう。
(2)電車の運行を管理するセンタから、当該電車が特定の領域内に移動したことを通知するものとし、この通知を受信すると、中継装置が従属関係の解除または変更のための動作を行なう。
(3)停車駅に設置された無線通信装置が、当該停車駅を中心とする特定の領域内に信号を送信するものとし、この信号を受信すると、中継装置が従属関係の解除または変更のための動作を行なう。
<C−2:変形例2>
上記各実施形態においては、中継装置(21ないし23)が、電車やバス、フェリー、運搬車(トラック)といった移動体に設置された場合を例示したが、必ずしもこれらの移動体に設置されたものである必要はない。例えば、中継装置は、携帯通信端末7と同様に任意に移動可能なものであってもよい。逆に、携帯通信端末7が上記各実施形態に示した中継装置の機能を有するものとしてもよい。すなわち、特定の携帯通信端末7が周囲の携帯通信端末7を従属させることとしてもよい。このように、特許請求の範囲における「移動通信装置」は、上記実施形態に示した中継装置および携帯通信端末7の双方を含む概念である。
ここで、上記各実施形態に示したように、ロケーションレジスタ13は、いずれかの中継装置に従属する中継装置または携帯通信端末7については位置情報として従属先たる中継装置の中継装置識別情報を記憶する一方、いずれの中継装置にも従属しない中継装置または携帯通信装置については位置情報としてエリア識別情報を記憶するものとした。このことを、中継装置と携帯通信装置とを区別することなく「移動通信装置」として一般的に表記すると、「子に相当する移動通信装置の前記位置情報として、当該移動通信装置の親に相当する移動通信装置を識別するための識別情報(中継装置識別情報または端末識別情報)を記憶する一方、いずれの移動通信装置にも従属しない移動通信装置の前記位置情報として、当該移動通信装置が所在する位置登録エリアのエリア識別情報を記憶する」ということができる。
<C−3:変形例3>
上記第1実施形態においては2つの階層からなる従属関係が形成されるものとし、第2実施形態においては3つの階層からなる従属関係が形成されるものとしたが、従属関係を構成する階層の数はこれに限られるものではない。
また、3つ以上の階層からなる従属関係が形成される場合には、第1階層に属する移動通信装置(中継装置または携帯通信端末)が「親」に相当し、第2階層に属する移動通信装置が「子」に相当し、第3階層に属する移動通信装置が「孫」に相当することとなる。しかしながら、ここにいう「子」を基準にすると、第3階層に属する「孫」は第2階層に属する「子」を親としたときの子に相当するものであるということもできる。このように、本発明における「親」と「子」との関係は、各階層間において相対的に定まるものである。したがって、特許請求の範囲における「親に相当する移動通信装置」とは、この移動通信装置に従属している移動通信装置との関係で「親」となる移動通信装置であって、必ずしも最上位の階層(第1階層)に属する移動通信装置に限られるものではない。また、特許請求の範囲における「子に相当する移動通信装置」とは、この移動通信装置が従属している移動通信装置(親に相当)との関係で「子」となる移動通信装置である。したがって、3つ以上の階層からなる従属関係が成立している場合にあっては、ある移動通信装置との関係では「子」に相当する移動通信装置であっても、他の移動通信装置との関係では「親」となることもあり得る。また、特許請求の範囲における「いずれの移動通信装置にも従属しない移動通信装置」とは、複数階層からなる従属関係が成立しているときに最上位の階層に属する移動通信装置、およびいずれの移動通信装置との間にも従属関係をもたない移動通信装置の双方を含む概念である。
本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態における中継装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるロケーションレジスタの構成を示すブロック図である。 同実施形態における位置登録テーブルの具体的内容を示す図である。 同実施形態において中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 同実施形態において携帯通信端末を中継装置に従属させるときの動作を示すシーケンスチャートである。 図6に示した動作後の位置登録テーブルの内容を示す図である。 図6に示した動作後の中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 同実施形態において中継装置が移動する際の動作を示すシーケンスチャートである。 図9に示した動作後の位置登録テーブルの内容を示す図である。 同実施形態において中継装置と携帯通信端末との従属関係を解除するときの動作を示すシーケンスチャートである。 図11に示した動作後の位置登録テーブルの内容を示す図である。 図11に示した動作後の中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 同実施形態の変形例において中継装置と携帯通信端末との従属関係を解除するときの動作を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2実施形態における中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 同実施形態における位置登録テーブルの具体的内容を示す図である。 同実施形態において中継装置と携帯通信端末との従属関係を変更するときの動作を示すシーケンスチャートである。 図17に示した動作後の位置登録テーブルの内容を示す図である。 図17に示した動作後の中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 第2実施形態の変形例における中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 同変形例における位置登録テーブルの具体的内容を示す図である。 図20に示した従属関係を変更した後の中継装置と携帯通信端末との従属関係を概念的に示す図である。 図21に示した位置登録テーブルを変更した後の内容を示す図である。
符号の説明
1……移動通信網、11……無線基地局、12……交換機、13……ロケーションレジスタ(位置情報管理装置)、131……通信部、132……制御部(制御手段)、133……記憶部(記憶手段)、2……移動体、21……中継装置(移動通信装置)、211……信号送受信部、212……制御部(制御手段)、213……記憶部(記憶手段)、7……携帯通信端末(移動通信装置)。

Claims (3)

  1. 1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムにおいて、移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する方法であって、
    位置情報管理装置が、前記通信システム内で確立された従属関係を記憶するステップと、
    前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、第1通信装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると、前記第1通信装置が、前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知するステップと、
    前記第1通信装置が、前記通知に対する応答を受信した場合、前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2階層に属する第2通信装置または前記第1階層に属する第3通信装置とを指定した従属変更要求を前記位置情報管理装置に送信するステップと、
    前記位置情報管理装置が、前記応答を発信した移動通信端末の従属先を前記従属変更要求で指定された通信装置に更新するステップと
    を有する位置情報管理方法。
  2. 1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムであって、
    前記第1階層に属する第3通信装置と、
    前記第2階層に属する第1通信装置と、
    前記第2階層に属する第2通信装置と、
    前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、
    前記通信システム内で確立された従属関係を記憶する記憶手段を有し、前記一または複数の移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する位置情報管理装置と
    を備え、
    前記第1通信装置は、前記1または複数の移動通信端末と、前記第1通信装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知し、前記通知に対する応答を受信した場合、前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2通信装置または前記第3通信装置とを指定した従属変更要求を前記位置情報管理装置に送信し、
    前記位置情報管理装置は、前記応答を発信した移動通信端末の従属先を前記従属変更要求で指定された通信装置に更新する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 1以上の通信装置がそれぞれ属する、上位の第1階層、中位の第2階層および下位の第3階層を少なくとも有し、上位の階層に属する各装置はそれよりも下位に属する1または複数の通信装置と従属関係を確立することによって階層を跨いだ通信が実現される通信システムにおいて用いられる、前記第2階層に属する通信装置であって、
    前記第3階層に属する1または複数の移動通信端末と、自装置との間で従属関係が確立されている場合において、所定の条件が満たされると前記1または複数の移動通信端末の全てに対して通知し、前記通知に対する応答を受信する手段と、
    前記1または複数の移動通信端末のうち前記応答を発信した移動通信端末と、変更後の従属先である、前記第2階層に属する第1通信装置または前記第1階層に属する第2通信装置とを指定した従属変更要求を、前記通信システム内で確立された従属関係を記憶する記憶手段を有し前記一または複数の移動通信端末が所在する領域を特定するための位置情報を管理する位置情報管理装置に送信する手段と
    を有する通信装置。
JP2006239253A 2006-09-04 2006-09-04 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置 Expired - Fee Related JP4520440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239253A JP4520440B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006239253A JP4520440B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001325598A Division JP2003134552A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 位置情報管理方法、中継装置、位置情報管理装置および移動通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007037171A JP2007037171A (ja) 2007-02-08
JP4520440B2 true JP4520440B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=37795751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006239253A Expired - Fee Related JP4520440B2 (ja) 2006-09-04 2006-09-04 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4520440B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555991A (ja) * 1991-08-23 1993-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 位置登録方式
JPH06205457A (ja) * 1993-01-08 1994-07-22 Nec Corp 移動体位置登録方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555991A (ja) * 1991-08-23 1993-03-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 位置登録方式
JPH06205457A (ja) * 1993-01-08 1994-07-22 Nec Corp 移動体位置登録方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007037171A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003134552A (ja) 位置情報管理方法、中継装置、位置情報管理装置および移動通信システム
KR100389479B1 (ko) 이동 무선패킷 통신시스템에 있어서의 이동단말기의 위치관리방법 및 그 이동 무선패킷 통신시스템
EP2301288B1 (en) Mobile communication and localization
US20080207241A1 (en) Method and system for distributing talk group activity among multiple vehicle repeaters
CN1303184A (zh) 在无线通信网络中引导数据消息的方法和系统
WO2002041659A1 (fr) Procede permettant d&#39;enregistrer la position d&#39;un terminal de communication mobile, procede d&#39;appel general pour terminal de communication mobile et systeme de communication mobile
JP2010245714A (ja) 無線通信システム
CN1423806A (zh) 给移动通信设备提供行进信息的方法
CN104219727B (zh) 多出口异构无线网络及路由方法
JP2012109998A (ja) 無線通信システム、基地局装置、移動制御ノード、無線通信方法
WO2016095530A1 (zh) 适用于铁路的长期演进系统及呼叫方法
CN107534610A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和非瞬态计算机可读介质
CN102598535B (zh) 用于毫微微蜂窝的1x和高速分组数据操作的频谱分割的系统和方法
JP4520440B2 (ja) 位置情報管理方法、通信システムおよび通信装置
JPH053581A (ja) 移動通信システムの位置登録方式および呼出し方式
JP2006279782A (ja) 移動端末呼び出しシステム及び移動端末呼び出し方法
JP3848100B2 (ja) 位置情報管理方法および位置情報管理装置
JPH0555991A (ja) 位置登録方式
KR101577350B1 (ko) 택시 예약 시스템 및 방법
KR102105693B1 (ko) TVWS(television white space) 대역을 통해 데이터 통신을 제공하는 통신 시스템
JP4770436B2 (ja) 電子タグ通信システム、無線通信装置、及び電子タグ情報収集方法
US20070121564A1 (en) Communication network and method
JP2009165163A (ja) 移動通信システム
CN105474704A (zh) 信息处理装置和信息处理方法
JP2004297640A (ja) 移動体間通信中継システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100520

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4520440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees