JP4520161B2 - カプセル型医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、体内の体液等を検査する化学センサを内蔵したカプセル型医療装置に関する。
近年、経口的に体内に挿入し、体内を検査する各種のカプセル型医療装置が提案されている。
例えば、特開平5−200015号公報においては、生体腔内において体液を吸収し、吸引した体液を検査するカプセル型装置が開示されている。この従来例には、血液を検出するための血液センサが搭載されている。
特開平5−200015号公報
しかしながら、上記従来例は、センサ表面に粘膜片等が付着した場合などに、継続してセンシングするための工夫がなされておらず、体内で継続して使用する場合には検出精度或いは特性が低下する欠点がある。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、体内において特性が低下するのを防止して継続してセンシングができるカプセル型医療装置を提供することを目的とする。
本発明は、化学センサを搭載したカプセル型医療装置において、
カプセル状筐体と、
前記カプセル状筐体内に設けられた化学センサと、
前記化学センサを複数回あるいは連続的に使用できるように化学センサを略初期状態に戻す再生手段と、
を具備することを特徴とする。
上記構成により、化学センサが体内において特性が低下するのを防止して継続してセンシングができるようにしている。
本発明によれば、化学センサが体内において特性が低下するのを防止して継続してセンシングができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図6は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1を備えたカプセル型医療システムの構成を示し、図2はカプセル型医療装置の構成を示し、図3は第1変形例のカプセル型医療装置の内部構成を示し、図4は第2変形例のカプセル型医療装置の内部構成を示し、図5は第3変形例のカプセル型医療装置を示し、図6は第4変形例のカプセル型医療装置の内部構成を示す。
なお、図2(A)はカプセル型医療装置の外観を示し、図2(B)はカプセル型医療装置の外周面の4箇所にセンサを設けたことを概略図により示し、図2(C)はカプセル型医療装置の内部構成を示す断面図である。
図1に示すようにカプセル型医療システム1は、患者2に飲み込まれることにより、体内の腫瘍の有無や出血の有無等を検査する化学センサを内蔵したカプセル型医療装置3と、このカプセル型医療装置3により電波により送信される情報をアンテナ6を介して受信し、その情報を蓄積する体外装置4とから構成される。
このカプセル型医療装置3は、図2に示すようにカプセル形状の外装ケース(或いは筐体)11の複数箇所に開口部12a〜12dを設け、各開口部12i(i=a〜d)にはそれぞれ化学センサ13iを取り付けている。
本実施例では、外装ケースの円筒状の外周面における例えば4箇所に化学センサ13a〜13dを設けている。そして、各化学センサ13iは、その表面(上面)となるセンサ面(検出面)がそれぞれ開口部12iにおいて露呈し、このその露呈するセンサ面により体液中に混ざった血液や腫瘍、蛋白質、糖、脂質、酵素、薬物、遺伝子、免疫等の検査対象物を検出できるようにしている。
各化学センサ13iは、センサ表面に体液等が付着することによって電気的特性あるいは光学的特性が変化するセンサである。
例えば、蛋白質や特定遺伝子の配列構造を解析(検出)する化学センサの場合には、φ40ミクロン程度の金電極を数10〜数1000個配置した電極アレイをセンサ面とした四角板状センサを用い、その底面側には、外部接続用に多数の端子を設けた基板を有する。
図2(C)に示すように、各化学センサ13iは、検出回路14に接続され、検出回路14により化学センサ13iの出力信号に対する信号処理を行うことにより、化学センサ13iにより検出可能となる出力信号の変化等から検査対象物の有無や存在した場合におけるその量を検出(センシング)ができるようにしている。
この検出回路14の出力信号は、制御回路15に送られ、制御回路15は、検出回路14の動作を制御すると共に、検出回路14の出力信号をA/D変換等の信号処理して、無線回路16に送る。
無線回路16は、制御回路15から入力される化学センサ13i(及び検出回路14)により検出されたセンシング情報を変調して、アンテナ(コイル)17を介して電波により体外に送信する。そして、体外に配置された体外装置4により電波を受信して、化学センサ13i等により検出されたセンシング情報を体外装置4内の記憶装置に蓄積する。 つまり、図1に示すように、患者2は、このカプセル型医療装置3を飲み込むことにより、化学センサ13iを用いて検出したセンシング情報を無線で送信し、体外装置4は、このセンシング情報をアンテナ6によって受信に内部の無線回路により復調し、図示しない半導体メモリ等の記憶装置に復調されたセンシング情報と共に、受信時間を付加して記憶する。
本実施例においては、このカプセル型医療装置3により体内における検査対象物を(このカプセル型医療装置3が体外に排泄されるまでの5〜8時間程度の)長時間、カプセル型医療装置3に搭載した化学センサ13iにより継続的(より具体的には少なくとも複数回或いは略連続的)に使用できるように、以下のように化学センサ13iを略初期状態に戻す再生手段を設けて、定期的に再生処理を行うようにしている。
図2(C)に示すように、本実施例のカプセル型医療装置3においては、化学センサ13iの裏面(背面)には、それぞれ加熱するためのヒータ18iが設けられている。各ヒータ18iは、それぞれヒータ回路19に接続されており、ヒータ回路19からの駆動信号(駆動電力)の供給により各ヒータ18iは、化学センサ13iを加熱し、センサ面を乾燥する動作を行う。
また、カプセル型医療装置3内には電池20が設けられ、ヒータ回路19、検出回路14、制御回路15及び無線回路16に動作用の電力を供給する。
このように本実施例においては、化学センサ13iは、常時体液にさらされるので、以前の状態の体液や粘膜等の不要物がセンサ面に付着ないしは停滞して、初期状態の検出特性からずれて検出特性が低下する可能性が発生するため、ヒータ18iにより加熱してセンサ面を乾燥させることにより、各化学センサ13iを略初期状態に戻す再生手段を形成していることが特徴となっている。
つまり、化学センサ13iの表面は、常時体液にさらされるため、粘膜等が付着する可能性がある。そのため、化学センサ13iが粘膜等の付着により初期状態とは同じように機能しない状態になる場合があるが、定期的に、化学センサ13iの背面に設けたヒータ18iより化学センサ13iを加熱し、化学センサ13iのセンサ面を乾燥して、付着している不要物を除去し、化学センサ13iのセンサ面を再生する再生処理を行うようにしている。
制御回路15は、ヒータ回路19を介してヒータ18iによる加熱を定期的に行わせるように制御する。
次に、このような構成のカプセル型医療装置3の作用を説明する。
図1に示すようにカプセル型医療装置3は、患者2に飲み込まれた後、常時、化学センサ13iからの出力を検出回路14により信号処理してセンシング情報を取得し、無線回路16及びアンテナ17を介して電波により体外に送信する。そして、体外装置4においては、アンテナ6により電波を受信し、内部の復調回路により化学センサ13i及び検出回路14により検出されたセンシング検出信号を内部の不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置に、受信した時刻の情報と共に記憶する。
このカプセル型医療装置3は、飲み込まれてから体外に排泄されるまで5〜10時間程度体内に存在し、食道、胃、小腸、大腸等の消化管を順次通過して肛門から排泄される。 そして、消化管内を通過する際に、カプセル型医療装置3の化学センサ13iの検出面となるセンサ面は、常時体液にさらされるため、粘膜等の不要物が付着する可能性がある。
その場合、化学センサ13iのセンサ面での検出機能が低下する可能性があるが、本実施例においては定期的に化学センサ13iの背面(底面)をヒータ18iにより加熱し、化学センサ13iのセンサ面を乾燥させ、センサ面に付着している不要物を除去或いは焼失させる。これにより化学センサ13iは、そのセンサ面が略初期状態に再生され、初期状態の検出特性を持つようになる。
従って、化学センサ13iが定期的にリセットされて再生されるため、検出性能が低下しないで継続して体内でセンシングを行うことができる。
従って、本実施例によれば、化学センサ13iを定期的に加熱により再生を行うようにしているので、継続的にセンシングの使用が可能となる。つまり、化学センサ13iにより、略連続的あるいは複数回のセンシング使用が可能となる。
また、本実施例によれば、検出特性の劣化の少ないセンシングデータが得られ、従って正確な診断を行うことが可能となる。
図3は、第1変形例のカプセル型医療装置3Bを示す。このカプセル型医療装置3Bは、図2(C)のカプセル型医療装置3Bにおいて、例えばヒータ18iの背面に、ピエゾ素子などにより構成される振動素子21iを取り付けている。また、ヒータ回路19の代わりに、ヒータ18i及び振動素子21iを駆動するヒータ&振動素子駆動回路22を採用している。
そして、制御回路15は、このヒータ&振動素子駆動回路22を制御することにより、ヒータ18iの動作により化学センサ13iを乾燥させると共に、振動素子21iを振動させて化学センサ13iに付着した付着物を除去して化学センサ13iを再生ないしは初期状態に設定できるようにしている。
振動素子21iは、制御回路15の制御下で、ヒータ&振動素子駆動回路22から交流の駆動信号が印加されと、化学センサ13iのセンサ面と平行な方向等に振動する。なお、定期的にヒータ18i及び振動素子21iを駆動する場合、ヒータ18iの駆動と振動素子21iの駆動とを同時に行っても良いが、例えばヒータ18iの駆動を行ってセンサ面を乾燥状態にした後に、振動素子21iの駆動を行うと、センサ面に乾燥した不要物がが残っていても、振動により効率良く除去することができる。その他の構成は、実施例1と同様の構成である。
本変形例によれば、振動素子21iを動作させることにより、化学センサ13iに付着した不要物をより有効に除去できる。
図4は、第2変形例のカプセル型医療装置3Cを示す。このカプセル型医療装置3Cは、図2(C)のカプセル型医療装置3Bにおいて、例えば開口部12i(図4においてはi=a)の内側に、長手方向にスライド自在の蓋31を配置し、この蓋31を蓋移動機構(蓋開閉機構)32により図4の矢印で示すようにカプセル型医療装置3Cの長手方向に移動することにより開口部12iを開閉できるようにしている。
また、この蓋31の内側に設けた洗浄用空間33を介して、化学センサ13iのセンサ面が(開口部12aに臨む)上面となるように配置している。
この化学センサ13iの背面には、図2(C)の場合と同様にヒータ18iが取り付けられている。
また、本実施例のカプセル型医療装置3Cにおいては、洗浄液を収納した洗浄液槽34が設けてあり、この洗浄液槽34は洗浄液循環用の2本のチューブ35を介してその間に洗浄用空間33と接続され、さらに一方のチューブ35の途中には送液用或いは吸引用のポンプ36が介挿されている。
そして、このポンプ35は、制御回路15により駆動制御される。また、この制御回路15は、蓋移動機構32の動作も制御する。
その他の構成は、図2(C)のカプセル型医療装置3Bと同様である。なお、図4においては、簡単化のため1つの化学センサ13aを示しているが、他の化学センサ13b〜13dが配置される部分にも同様の構成を設けるようにしても良い。
本実施例においては、例えば化学センサ13aにより、センシングを行う場合には、図5に示すように定期的に再生処理を行うことにより、検出特性を回復させて繰り返しのセンシングを行うことができるようにしている。なお、再生処理は、定期的(一定時間間隔)に限定されるものでなく、適宜の時間間隔で行っても良い。
ステップS1に示すように、制御回路15は、蓋移動機構32に制御信号を送り、この蓋移動機構32により蓋31を移動させて、開口部12aを閉じていた蓋31を開ける。 そして、この蓋31を開けることにより、化学センサ13aのセンサ面が開口部12aに露出し、ステップS2に示すようにこの化学センサ13aによりセンシングを行う。 化学センサ13aにより検出され、検出回路14を経て検出対象物のセンシングがされたセンシングデータは、ステップS3に示すようにアンテナ17から送信され、体外装置4により受信され、体外装置4内に記憶される。
ステップS4に示すように制御回路15は、センシングを開始してから所定時間が経過したかの判断を行い、所定時間経過していない場合にはステップS2に戻る。一方、所定時間が経過すると、ステップS5に示すように制御回路15は、以下のように再生処理を行う。
つまり、制御回路15は、所定時間センシングを行った化学センサ13aによるセンシングを停止し、その化学センサ12aが臨む開口部12aを蓋移動機構32を駆動して蓋31を移動して閉じる。
また、制御回路15は、ステップS6に示すようにポンプ36を駆動して、洗浄液をセンサ面が臨む洗浄用空間33に流し(送り)、このセンサ面を洗浄する。この洗浄液をセンサ面を通るように循環的に流すことにより、センサ面を洗浄して、清浄な状態に再生することができる。
次のステップS7において、制御回路15は、ヒータ回路19を介してヒータ18aを駆動して化学センサ13aを加熱し、センサ面を乾燥する。そして再生処理を終える。
次のステップS8において、制御回路15は、再生処理された化学センサ13aのセンサ面を覆う蓋31を蓋移動機構32を介して開ける。
その後、ステップS2に戻り、化学センサ13aにより、センシングを行う。
このようにしてセンシングと再生処理を時間点に交互に行うことにより、化学センサ13aによりセンシングを行った後には再生処理して再び初期状態に戻し、清浄な状態に再生された化学センサ13aによりセンシングを繰り返し行うことができる。
また、本変形例によれば、化学センサ13iをヒータ18iにより乾燥する前に、洗浄液で洗浄しているので、より確実にセンサ面を清浄な状態に再生ができる。
なお、本変形例を変形した構成として、蓋31を省いた構成により簡略化した構成にしても良い。
また、逆に洗浄液による洗浄で再生する構成を省き、蓋31及び蓋移動機構32を設けた構成にしても良い。つまり、再生処理を行う場合には、蓋31により再生処理を行う化学センサ13iの開口部12iを閉じて行う方が、その化学センサ13iをより効率良く乾燥できる。
なお、第2変形例は、実施例1に対して適用した構成であるが、第1変形例に適用しても良い。この場合、上記したように蓋31及び蓋移動機構32を設けた構成にしても良い。つまり、再生処理を行う場合には、蓋31により再生処理を行う化学センサ13iの開口部12iを閉じて行う方が、化学センサ13iを効率良く乾燥でき、さらに振動素子21iにより化学センサ13iを振動させることにより不要物を効率良く除去できる。
図6は第3変形例のカプセル型医療装置3Dを示す。本変形例は、例えば図4のカプセル型医療装置3Cにおいて、2つの化学センサを隣接して配置し、蓋31を交互に開くようにしたものである。
図6の場合には、例えば開口部12a、12bをカプセル型医療装置3Dの周方向に隣接して形成し、その内側には蓋31を配置し、この蓋31を図6では示していない蓋移動機構32により周方向に移動可能にしている。
そして、蓋31が開いた側の開口部12j(j=a又はb)側で開口するセンサ面の化学センサ13jによりセンシングを行い、一方蓋31で閉じられた側の化学センサ側においては、再生処理を行う。
本変形例によれば、隣接して設けた2つの化学センサ13a、13bにより、常時一方はセンシング、他方は再生処理を行えるので、2つの化学センサ13a、13bにより常時測定を行うことができる。つまり、一方が再生処理中においても、他方の化学センサ13jによりセンシングを行うことができる。
このため、例えば2つの化学センサ13a、13bを同じ化学センサにすれば殆ど常時センシングができ、センシング(検出)を中断しなければならない時間を実質的に解消できる。また、2つの化学センサ13a、13bの代わりに、1つの化学センサ13aを開口部12a、12bをカバーするように設けても良い。
図7は第4変形例のカプセル型医療装置3Eを示す。このカプセル型医療装置3Eは、図4のカプセル型医療装置3Cにおいて、内蔵した洗浄液を用いないで、体内の消化管液等を洗浄に利用するようにしたものである。
このため、このカプセル型医療装置3Eは、図4のカプセル型医療装置3Cにおいて、ポンプ36が接続されたチューブ35の端部は、洗浄液槽34に接続されないで、途中に介挿した洗浄液浄化手段としてのフィルタ38を介して外装ケース11の外部に連通している。そして、この端部は吸液口35aとなる。
また、他方のチューブ35の端部も、洗浄液槽34に接続されないで、外装ケース11の外部に連通している。そして、この端部は、排液口35bとなる。その他の構成は、図4のカプセル型医療装置3Cと同様の構成である。
本変形例は、洗浄する場合には、ポンプ36により吸液口35aから体液を吸引し、フィルタ38においてフィルタ処理して清浄な洗浄液にして、センサ面に設けた洗浄用空間33に流し込み、洗浄に利用した液体を排液口35bからカプセル型医療装置3Eの外部に排液する。
つまり、洗浄の機能は、図4のように洗浄液を内蔵した場合とほぼ同様に機能する。 本変形例によれば、図4の場合と同様の作用及び効果が得られると共に、カプセル型医療装置3E内に洗浄液を収納しなくても済むため、より小型化できると共に、洗浄に必要な量の液体を内部に収納しなくても済むため、低コスト化することができる。
なお、フィルタ38を通した体液で洗浄中の化学センサ13iの検出出力をリファレンスとし、センシングしようとする部位毎の化学センサ13iの出力を補正することも可能となる。このようにすることにより、より高精度な検出を行うことが可能となる。
次に本発明の実施例2を図8を参照して説明する。図8は本発明の実施例2のカプセル型医療装置3Fを示す。本実施例は、体液等の光学的特性から成分を検出する光学式の化学センサを搭載している。
図8に示す実施例2のカプセル型医療装置3Fは、外装ケース11を横断するように透明なガラス管41が配置され、その途中には送液用或いは吸引用のポンプ42が介挿され、一方の開口端から体液を吸引し、他方の開口端から排液する。つまり、ガラス管41の一方の開口端は吸液口となり、他方の開口端は排液口41bとなる。
吸液口となる開口端にはフィルタ43が設けられており、ガラス管41内に固形物が流入しないようにしている。
また、ガラス管41の途中には、光学的に検出するために薄く扁平にされた管路となるように狭隘化された光学窓部44が設けてあり、この光学窓部44に対向して光検出素子45が配置されると共に、光学窓部44を挟むようにして、光検出素子45に対向するように発光素子46aを配置可能にして、(光学的な)検出部47を形成している。
発光素子46aは、血液中のヘモグロビンが特異的な吸収特性を示す略415nm付近の波長となる青色で発光する青色LEDあるいは青色レーザダイオード等の青色発光素子により構成され、青色の波長の光を光学窓部44側に照射し、この光学窓部44のガラス管41及び光学窓部44内の体液を通して光検出素子45により光量を検出するようにしている。
このように狭隘化された光学窓部44において、光の透過光量を検出することにより、光の検出面積を大きくし、かつ各部における光路長を略均一にしている。つまり、光学的な検出部47における光路長の最適化がされている。
この光検出素子45により検出信号は、検出回路48に入力される。この検出回路48は、ヘモグロビンが含まれない場合における通常の透過強度に対応した基準レベルと比較して、その差信号を増幅等して制御回路15に送る。この検出回路48の出力は、ヘモグロビンが含まれるか否か或いは含まれる場合にはヘモグロビン量に対応した検出信号となる。
また、本実施例においては、以下のように検出部47を再生ないしは初期状態に戻す手段を形成している。
発光素子46aに隣接して紫外線発光する紫外線LEDあるいは紫外線発光LDにより構成される発光素子46bを配置している。具体的には、発光素子46aと隣接する発光素子46bを移動機構49に取り付け、検出部47を形成する光学窓部44付近に発光素子46bを移動設定できるようにしている。
また、光学窓部44の内面には光触媒膜(或いは光触媒コーティング部)50が形成されている。この光触媒膜50は、紫外線照射により活性化され、ガラス管41の内面に付着した汚れを落とす機能を持つ。
そして、発光素子46aにより所定時間、センシングを行った場合には、制御回路15の制御下で移動機構49により移動し、検出部47付近のガラス管41に発光素子46bにより紫外線を照射し、光触媒膜50により検出部47付近のガラス管41内面を清浄な状態に戻す。或いは、移動機構49を省き、その場で発光素子46bを発光させても良い。この場合には構造が簡便になる。
その他は、実施例1等と同様の構成である。
本実施例においては、血液中のヘモグロビンは、415nmの波長の光を最も良く吸収するため、体液中に血液が混ざっている(=消化管内が出血している)場合、光検出素子45に届く光が極端に少なくなる。その変化をもって血液検出を行うことができる。
また、光触媒を利用して検出部47を形成するガラス管41の内部のクリーニングができるため、検出性能が落ちない。
の、本実施例における変形例として、例えば発光素子46aの代わりにこの発光素子46aの機能を有すると共に、ヘモグロビンが特異的な吸収特性を持たない波長で発光する発光素子とを1つの発光素子内に形成したマルチ発光素子を採用し、この発光素子を上記青色で発光させた場合と他方の発光素子で発光させた場合の透過光を光検出素子45により検出し、他方の発光素子の場合の透過光の値をリファレンスとして、その値よりも透過光の強度の減衰量から血液中のヘモグロビンの検出、つまり血液検出を行うようにしても良い。
なお、図8の実施例において、発光素子46aと46bとをマルチ発光素子により形成しても良い。このようにすると、移動機構49を不要にでき、より小型化することもできる。
図9は第1変形例のカプセル型医療装置3Gを示す。このカプセル型医療装置3Gは、図8のカプセル型医療装置3Fにおいては血液中のヘモグロビンを検出する機能を備えたものであったが、さらに他の成分を検出できるようにしたものである。
具体的には、体液中の検査対象物と反応して着色する試薬を内蔵した試薬収納部51を内蔵し、管路52を介してガラス管41に接続している。また、この管路52の途中には、ポンプ53を設け、制御回路15によりポンプ53の駆動を制御して、試薬をガラス管41側に供給して体液中に試薬を混合(滴下)できるようにしている。
そして、体液中に試薬を滴下することにより、この体液中に混ざっている蛋白質、糖、脂質、酵素、薬物、免疫、遺伝子等の検査対象物と反応させて色素に変換し、その変換される色素による吸収を利用して、検査対象物の量或いは濃度を検出する。また、体液中のpHを、色変化で示す試薬を利用してpH値を検出することも考えられる。
ここでは、例えば白色光で発光する白色LED46cを移動機構49に取り付けている。その他は図8と同様である。
本変形例は、発光素子46aと46bとによる作用は実施例7と同様であり、さらに他の検査対象物を検出する場合には、白色LED46cが光学窓部44に対向するように制御回路15は移動機構49を制御する。そして、白色LED46cを発光させ、光検出素子45により光学窓部44を介してその透過光量を検出し、検査対象物の量或いは濃度を検出する。
本変形例によれば、血液検出の他にさらに他の検査対象物の検出を行うことができる。 なお、他の変形例として、ガラス管41の検出部47以外の内面に、MPCポリマコーティングする。
このMPCポリマコーティングは、蛋白質の付着を防止するコーティングで、光触媒より汚れ防止効果は少ないが、紫外線照射の必要は無い。なお、MPCポリマは、2−メタクリロイルオキシエチル・ホスホリルコリンポリマの略称で、アクリルベースに、ポリマ構造の一部を、生体膜を構成するリン脂質と全く同じ構造に置き換えたものである。
従って、この変形例によれば、光学的に検出を行うガラス管41を簡単にクリーンに保つことができる。
次に本発明の実施例3を図10を参照して説明する。図10は本発明の実施例3のカプセル型医療装置3Hを示す。本実施例は、例えば図4の実施例2のカプセル型医療装置3Cにおいて、化学センサ13iにより検査対象物を検出したと判断して、後でその部位を精密検査する可能性があるような場合に対処し易くするために、検出結果に応じて、検出部位に対してマーカを留置するマーキング機能(マーカ機能)を設けたものである。
従って、このカプセル型医療装置3Hは、カプセル型医療装置3Cにおいて、さらにマーキング剤61の収納タンク62を有し、この収納タンク62に設けた小さなノズル63を外装ケース11の外部に開口させている。
また、この収納タンク62には、ノズル63に対向する側に、ピエゾ素子64を取り付け、このピエゾ素子64を制御回路15により駆動することにより、例えばインクジェット方式により収納タンク62内のマーキング剤61をノズル63から吐出(或いは噴出)させ、化学センサ13aにより(正常な状態よりも高いレベルで検査対象物を)検出した部位付近に、吐出した小さなマーキング剤61の塊をその付近の内壁に付着させてマーキングを付けることができるマーキング機構65を設けている。
なお、マーキング剤61は、消化管用黒色マーカ(米GISupply社製SPOT等)等の染色液が簡便であるが、生体接着性ポリマや磁性体などでも良いし、他のものでも良い。生体接着性ポリマは、消化管の細胞に接着する特性があるので、このポリマを着色しておけば、マーカとしても使える。
なお、本実施例においては、無線回路16は、送信機能だけでなく、受信する機能も備え、受信した信号を制御回路15に送る。制御回路15は、無線回路16から入力された信号により、マーキング機構65を制御する。
次に本実施例の動作を図11を参照して説明する。
患者2は、このカプセル型医療装置3Hを飲み込むことにより、このカプセル型医療装置3Hは、体腔内の消化管内に送り込まれる。
そして、ステップS11に示すように、このカプセル型医療装置3Hに内蔵された化学センサ13i及び検出回路14により図4で説明したように対象物の検出(センシング)を行い、検出したセンサ出力(センシングデータ)を電波により体外に送信する。
ステップS12に示すように体外装置4(の内部の図示しないCPU)は、受信したセンサ出力のレベルを検出する。そして、ステップS13に示すように、検出されたレベルが正常な範囲を越える所定レベル以上か否かを判断する。
この判断の結果が所定レベル以上を越えない場合には、ステップS12に戻る。一方、検出されたレベルが所定レベルを越えて出血、腫瘍或いは酵素等を検出した場合には、ステップS14に示すように体外装置4(のCPU)は、マーキング指示信号をカプセル型医療装置3Hに向けて送信する。
ステップS15に示すようにカプセル型医療装置3Hは、このマーキング指示信号を受信すると、制御回路15は、マーキング機構65を駆動するように制御する。つまり、制御回路15は、ピエゾ素子64を駆動して、上述のようにマーキング剤61をノズル63から吐出させ、検査すべき部位にマーキングをする(マーカを付ける)。そして、ステップS11に戻り、次のセンサ出力に対して同様の処理を行う。
マーキングを行った部位に対しては、後で別のカプセル型医療装置あるいは内視鏡で投薬等の治療を行うときに、マーカを検出することで、検査すべき患部等の場所を速やかに特定することができる。
本実施例は実施例2の効果の他に、体内の異常(出血等)検出場所を検出或いは特定し易くでき、後の処置を円滑に行うことができる。
上述の説明では、センシングデータを体外に送信し、体外装置4側において、マーキング指示信号を生成する構成にしているが、検出されたレベルが所定レベル以上か否かをカプセル型医療装置3H内の制御回路15により判断し、その判断結果によりマーキング機構65を駆動するように制御しても良い。
図12(A)は、第1変形例のカプセル型医療装置3Iを示す。本変形例は、図10の場合とマーキング機構が異なる。
このカプセル型医療装置3Iにおいては、収納タンク71内に生体接着性ポリマ72とID情報を含めて高周波(RF)で発信するRF−IDタグ73とを混ぜて収納している。このRF−IDタグ73は、微小タグ(例えば0.4mm角日立製μチップ等)で形成されている。
また、リニアアクチュエータ74により駆動される可動片75を収納タンク71内に嵌入させ、可動片75を移動させて収納タンク71内の内蔵物をノズル76から外部に吐出させてマーキングを行うマーキング機構77を形成している。
この場合には、収納タンク71内には生体接着性ポリマ72とRF−IDタグ73とを混ぜて収納しているので、生体接着性ポリマ72とRF−IDタグ73とが吐出されることになる。その他は、図10と同様の構成である。
図12(B)は、本変形例の使用例を示す。図12(B)は、このカプセル型医療装置3Iを、例えば腸78内で使用している状態を示し、腸78内にクロスハッチングで示すように出血部分79が存在すると、化学センサ13a等により、その部位周辺で高いレベルで検出される。すると、図11において説明したようにマーキング機構77が駆動状態となり、ノズル76から生体接着性ポリマ72とRF−IDタグ73とが吐出され、出血部分79の近傍の内壁に付着固定される。
そして、このカプセル型医療装置3Iでの検査後、体外からRF−IDタグ73による電波スキャン(電波検出)をすることによって、その電波検出によりマーキングの位置を容易に確認できる。手術する場合、あるいは後で別のカプセル型医療装置によって投薬を行う場合などに利用する。
本変形例によれば、検出場所の特定がより確実にできる。
図13は、第2変形例のカプセル型医療装置3Jを示す。第1変形例では微小なRF−IDタグ73を採用していたが、本変形例ではチューブ状のICタグ81を採用している。このICタグ81は、微小なRF−IDタグ73よりは、サイズが多少大きくなるが、検出距離が増すため、体外からの検出するときの確実性が上がる。或いは高精度で位置検出ができる。
このチューブ状のICタグ81は、樹脂あるいはガラス管の中に、ICとアンテナコイルが内蔵されている。
カプセル型医療装置3J内に設けたICタグ収納部82内には、チューブ状のICタグ81と共に、生体接着性ポリマ72とが収納され図12(A)の場合と同様にリニアアクチュエータ74により駆動される。
また、ICタグ収納部82におけるノズル83と反対側には、ソレノイド84が設けてあり、このソレノイド84を制御回路15により駆動すると、ソレノイド84の可動片が突出移動してチューブ状のICタグ81を押し出し、ノズル83から生体接着性ポリマ72で覆われた状態に近いICタグ81を吐出させることができる。
図13に示すように消化管壁86内において、吐出させて、消化管壁86に固定することができる。
前述のμチップに比べるとアンテナを大きくすることができる。アンテナを大きくできると、無線の周波数を下げることができる。
本変形例によれば、検出場所の特定がより確実にできる。
なお、上述した各実施例を部分的に組み合わせる等して構成される実施例等も本発明に属する。また、カプセル型医療装置には、図示しない生体内画像を取得するための照明手段及び撮像手段を設けても良い。このように照明手段及び撮像手段を設けると、化学センシングと生体内画像の取得とを同時に行うことができ、より確実な診断が可能となる。
カプセル型医療装置を口から飲み込むことにより、内蔵した化学センサにより体腔内を通過する際に腫瘍、出血、酵素、細菌、体液、pH、遺伝子その他の検査対象物を検出でき、かつ再生手段により検出特性の低下を防止して継続的に使用できる。
[付記]
1.請求項4において、前記洗浄手段が、
前記カプセル状筐体内に洗浄液を収納する洗浄液収納手段と、
前記洗浄液収納手段から洗浄液を前記化学センサ表面に送る送液手段とからなることを特徴とする。
2.請求項4において、前記洗浄手段が、
前記カプセル状筐体内に生体内の体液を吸引するための吸引手段と、
前記吸引した体液を浄化し洗浄液とする洗浄液浄化手段と、
前記洗浄液を前記化学センサ表面に送る送液手段とからなることを特徴とする。
2−1.付記2において、前記洗浄液浄化手段は、フィルタである。
3.付記1又は2において、前記カプセル状筐体内に、
体液と反応させるための試薬を保持する試薬保持手段と、
前記試薬保持手段あるいは前記洗浄液保持手段のいずれかを選ぶ選択手段とからなり、 前記選択手段で選ばれた保持手段から試薬あるいは洗浄液が前記送液手段によって前記化学センサに送られることを特徴とする。
4.請求項3において、前記汚れ防止コーティングが光触媒コーティングであることを特徴とする。
5.付記4において、前記光触媒コーティングを施された光学窓に紫外線を照射する紫外線光源を設けたことを特徴とする。
6.付記5において、前記紫外線光源が紫外線発光ダイオードあるいは紫外線レーザダイオードであることを特徴とする。
7.請求項3において、前記汚れ防止コーティングがMPCポリマコーティングであることを特徴とする。
8.請求項1〜5において、前記再生手段は、前記化学センサを振動する振動手段を有する。
9.請求項5において、前記蓋により隣接して配置された2つの化学センサに対して、一方を前記蓋で覆う時には、蓋で覆われていない他方の化学センサによりセンシングを可能にしたことを特徴とする。
10.請求項3において、前記光学式センサは、透明な管路内に体液を通し、該管路を透過する光量により、検査対象物のセンシング(検出)を行う。
11.付記10において、前記センシングは、ヘモグロビンの特異的な吸収波長の光に対する透過光量検出により行われる。
12.付記10において、前記センシングは、前記管路に検査対象と反応する試薬を送り込み、前記試薬との反応物に対する透過光量検出により行われる。
13.請求項1において、前記再生手段を定期的に動作させる制御手段を有する。
14.請求項1〜5において、さらに位置検出用のマ−カを付ける(マーキングを行う)マーキング機構を有する。
15.付記14において、前記マーキング機構を駆動するか否かの駆動制御手段を有する。
16.付記14において、前記マーキング機構は、生体に接着し易い特性を持つポリマを吐出ないしは噴出する手段を有する。
17.付記14において、前記マーキング機構は、生体に接着し易い特性を持つポリマと共に、電波を発信するRF−IDタグを吐出ないしは噴出する手段を有する。
18.カプセル型医療装置に内蔵された化学センサにより、検出対象物をセンシングする第1のステップと、
前記第1のステップを行った後、適宜の時間間隔において前記化学センサを初期状態に戻す再生処理を行う第2のステップと、
を備えたカプセル型医療装置によるセンシング方法。
(付記18の効果)化学センサによる検出特性の低下を回復させて、継続してセンシングができる。
19.付記18において、再生処理を行う第2のステップにおいては、化学センサのセンサ面を蓋により覆う。
20.付記18において、再生処理を行う第2のステップにおいては、化学センサのセンサ面を洗浄液により洗浄する。
21.付記20において、再生処理を行う第2のステップにおいては、化学センサのセンサ面を洗浄液により洗浄し、乾燥する。
22.付記18において、再生処理を行う第2のステップにおいては、化学センサのセンサ面を蓋により覆い、洗浄液で洗浄する。
23.請求項1〜5、付記1〜22において、前記カプセル型医療装置は、照明手段及び撮像手段を有する。
本発明の実施例1を備えたカプセル型医療システムの構成を使用例で示す図。 カプセル型医療装置の構成を示す図。 第1変形例のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 第2変形例のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 第2変形例の動作内容を示すフローチャート図。 第3変形例のカプセル型医療装置を示す平面図。 第4変形例のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 本発明の実施例2のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 第1変形例のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 本発明の実施例3のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。 実施例3の動作内容を示すフローチャート図。 第1変形例のカプセル型医療装置の内部構成等を示す図。 第2変形例のカプセル型医療装置の内部構成の概略を示す図。
符号の説明
1…カプセル型医療システム
2…患者
3…カプセル型医療装置
4…体外装置
6…アンテナ
11…外装ケース
12a〜12d…開口部
13a〜13d…化学センサ
14…検出回路
15…制御回路
16…無線回路
17…アンテナ
18a〜18d…ヒータ
19…ヒータ回路
20…電池
21a…振動素子
22…ヒータ&振動素子駆動回路
31…蓋
32…蓋移動機構
33…洗浄用空間
34…洗浄液槽
35…チューブ
36…ポンプ
38…フィルタ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (18)

  1. 化学センサを搭載したカプセル型医療装置において、
    カプセル状筐体と、
    前記カプセル状筐体内に設けられた化学センサと、
    前記化学センサを複数回あるいは連続的に使用できるように化学センサを略初期状態に戻す再生手段と、
    を具備することを特徴とするカプセル型医療装置。
  2. 前記再生手段は、
    前記化学センサを加熱し、センサ表面を乾燥して再生するヒータを有することを特徴とする請求項1のカプセル型医療装置。
  3. 前記化学センサは、光学窓を持つ光学式センサであり、
    前記再生手段は、前記光学窓の表面に施した汚れ防止コーティングを有することを特徴とする請求項1のカプセル型医療装置。
  4. 前記再生手段は、
    前記化学センサの表面を洗浄液によって洗浄する洗浄手段からなることを特徴とする請求項1,2のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  5. 前記再生手段は、さらに
    前記化学センサ表面を保護する開閉可能な蓋を有することを特徴とする請求項2または4のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  6. 前記洗浄手段が、
    前記カプセル状筐体内に洗浄液を収納する洗浄液収納手段と、
    前記洗浄液収納手段から洗浄液を前記化学センサ表面に送る送液手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型医療装置。
  7. 前記洗浄手段が、
    前記カプセル状筐体内に生体内の体液を吸引するための吸引手段と、
    前記吸引した体液を浄化し洗浄液とする洗浄液浄化手段と、
    前記洗浄液を前記化学センサ表面に送る送液手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型医療装置。
  8. 前記洗浄液浄化手段は、フィルタであることを特徴とする請求項7に記載のカプセル型医療装置。
  9. 前記汚れ防止コーティングが光触媒コーティングであることを特徴とする請求項3に記載のカプセル型医療装置。
  10. 前記光触媒コーティングを施された光学窓に紫外線を照射する紫外線光源を設けたことを特徴とする請求項9に記載のカプセル型医療装置。
  11. 前記紫外線光源が紫外線発光ダイオードあるいは紫外線レーザダイオードであることを特徴とする請求項10に記載のカプセル型医療装置。
  12. 前記汚れ防止コーティングがMPCポリマコーティングであることを特徴とする請求項3に記載のカプセル型医療装置。
  13. 前記再生手段は、前記化学センサを振動する振動手段を有することを特徴とする請求項1,2,4,5のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  14. 前記蓋により隣接して配置された2つの化学センサに対して、一方を前記蓋で覆うときには、蓋で覆われていない他方の化学センサによりセンシングを可能にしたことを特徴とする請求項5に記載のカプセル型医療装置。
  15. 前記光学式センサは、透明な管路内に体液を通し、該管路を透過する光量により、検査対象物のセンシングを行うことを特徴とする請求項3に記載のカプセル型医療装置。
  16. 前記センシングは、ヘモグロビンの特異的な吸収波長の光に対する透過光量検出により行われることを特徴とする請求項15に記載のカプセル型医療装置。
  17. 前記センシングは、前記管路に検査対象と反応する試薬を送り込み、前記試薬との反応物に対する透過光量検出により行われることを特徴とする請求項15に記載のカプセル型医療装置。
  18. 前記再生手段を定期的に動作させる制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型医療装置。
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