JP4519507B2 - 自家用発電装置 - Google Patents
自家用発電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4519507B2 JP4519507B2 JP2004120811A JP2004120811A JP4519507B2 JP 4519507 B2 JP4519507 B2 JP 4519507B2 JP 2004120811 A JP2004120811 A JP 2004120811A JP 2004120811 A JP2004120811 A JP 2004120811A JP 4519507 B2 JP4519507 B2 JP 4519507B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- panel
- private power
- engine
- private
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 68
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 49
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 38
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 6
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 14
- 230000006870 function Effects 0.000 description 14
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 13
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 8
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
このような自家用発電装置は、商用電力と、発電電力(駆動源により発電機を駆動して得られる電力)とを必要に応じて切り替えることにより、負荷の需要電力を賄う形式のものが知られている。また、自家用発電装置に熱交換器や水の供給配管等を設け、駆動源から発生する排熱を利用して水を昇温し、温水を供給可能としたコージェネレーション装置としたものも知られている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
従って、制御盤の間でデータの送受信ができなくなった場合(通信異常が発生した場合)には外部負荷の電力需要の変動に応じて統括された運転制御を行うことができなくなる。
該発電機盤と端末盤とをCAN通信で接続し、
端末盤を各監視対象の近傍に分割配置し、
補機盤はモータ駆動する補助アクチュエータをインバータ制御する構成とし、通信タイムエラーを検出することによりCAN通信の異常を検出するものである。
状態監視用端末と端末盤との間を接続する配線の断線を検知可能とし、
端末盤は、状態監視用端末との間を接続する配線の断線を検知した場合には、所定の値を検出データとして発電機盤に送信し、前記CAN通信異常を検出した場合には自家用発電装置を停止するものである。
なお、本明細書における「自家用発電装置」は、本実施例の自家用発電装置1に限定されず、駆動源(エンジン)と発電機とを具備し、駆動源により発電機を駆動して電力(発電電力)を発生し、該電力を外部負荷に供給可能なものを広く指すものとする。また、駆動源から発生する排熱を利用して温水を供給可能としたコージェネレーション装置も自家用発電装置に含まれるものとする。
エンジン3は発電機4を駆動するための駆動源であり、具体的にはガスエンジンやディーゼルエンジン等のエンジンからなる。エンジン3には燃料を供給するための配管および燃料の供給および停止を行うバルブ群が接続される。
発電機盤5は主に箱体11、発電機コントローラ(GCU)12、集合形保護継電器13、電気通信ユニット14、タッチパネル15等で構成される。
このとき、GCU12には、現在自家用発電装置1に設けられているエンジン3に関する制御プログラムおよび制御データだけでなく、エンジン3とは種類の異なるエンジンであって、仕様が異なる場合に設ける可能性があるもの(すなわち、予め定められたもの)に関する制御プログラムおよび制御データもメモリに格納されている。
そして、自家用発電装置1を運転制御する際には、設けられるエンジン3に対応する制御プログラムおよび制御データを用いることとしている。
このように構成することにより、仕様毎に異なる発電機盤を用意する必要がなく、組み立て時の作業性に優れるとともに、部品の共通化によるコスト削減を図ることが可能である。
GCU12は、発電機4から出力される交流電流の周波数に係るデータに基づいて、外部負荷に電力を供給する際に周波数を合わせる(すなわち、エンジン盤6と連係してエンジン3の回転数を調整する)。
なお、電気通信ユニット14は通常はモデムを具備しているが、自家用発電装置1を複数台連係させて使用する場合には、各自家用発電装置1の電気通信ユニット14を電気通信回線にて接続し、複数の自家用発電装置1のいずれかの電気通信ユニット14にのみモデムを具備し、他の自家用発電装置1については電気通信ユニット14のモデムを省略することが可能である。
タッチパネル15は、表示面15aの中心の高さが自家用発電装置1のパッケージ2の底面から約120cm程度となる位置(すなわち、作業者がタッチパネル15の正面に立ったときに、視線の方向が水平よりもやや下方に傾き、かつ、タッチパネル15を操作する手を大きく上方に上げる必要が無く、作業者が楽な姿勢でタッチパネル15の操作をすることが可能な位置)に配置される。
このように構成することにより、タッチパネル15の視認性および操作性が向上する。
このように構成することにより、作業者が誤った機能ボタンを操作することを防止可能であり、作業性に優れる。
なお、本実施例では反対の操作となる一対の機能ボタンを、操作対象を挟んで表示面15aの左右に離して配置したが、表示面15aの上下に離して配置しても良い。
このように構成することにより、発電機盤6の正面等に従来設けていた運転状況や警報を示すランプを省略することが可能である。
このように構成することにより、作業者は自家用発電装置1に故障が発生した場合でも故障原因を容易に把握することができ、作業性に優れる。
このように構成することにより、作業者は自家用発電装置から離れた位置にいる場合でも、自家用発電装置の故障の発生および故障の内容を容易に把握することができる。
このように構成することにより、故障発生時に全停止する(発電機盤5への電力供給を除いて、自家用発電装置に係るエンジンおよび電気機器を全て停止する)よりも自家用発電装置を構成する機器の熱劣化を軽減することが可能である。
具体的には、タッチパネル15の表示及び触れた部分を検知する部分の選択は、GCU12のプログラムの変更により制御可能であるが、GCU12に接続される端子台26に接続する端子の選択により防水仕様や寒冷地仕様、防災兼用仕様等を決められるようにしている。つまり、タッチパネル15の端子台26には自家用発電装置1の各仕様に必要な端子が全て設けられており、ある仕様としたときに使用しない機能に対応する端子には配線をせず空けておく。
例えば、防災兼用仕様においては商用電力が停電した時にその旨をタッチパネル15に表示する必要があるため、系統の不足電圧接点とタッチパネル15の端子台26に設けられた対応する接点とを配線にて接続しておく必要があるが、他の仕様においてはこのような機能は必要でないため、当該配線を接続しないで空けておくのである。
また、タッチパネル15の機能(表示画面のパターン等)についても、タッチパネル15を適用し得る仕様に必要な機能は予め全て設けられており、組み立て時にある仕様としたときに使用しない機能については選択不可能とするように構成している。
このように、端子台26への接続を選択してタッチパネル15を仕様に応じて使い分け可能としたことにより、仕様毎に異なるタッチパネル15を用意する必要が無く、部品の共通化を図ることが可能であり、コスト削減に寄与する。また、組み立て作業時に異なる仕様のタッチパネルを組み付けるといったミスを防止することが可能であり作業性に優れる。
なお、本実施例では発電機盤5とエンジン盤6とを別体としているが、発電機盤5内にエンジン3の運転制御に係るプログラムおよびデータ等を格納し、エンジン盤6を省略することも可能である。
状態監視用端末の具体例としては、エンジン3の冷却水温度を監視する温度センサ31、エンジン3の回転数を検出する回転数センサ32、発電機4の界磁電流の大きさを計測するための電流計33、発電機4の発電電圧値を計測するための変圧器45、発電機4の発電電流値を計測するための変流器46、燃料の流量を検知する流量センサ(図示せず)、自家用発電装置1がコージェネレーション装置である場合に設けられる温水の温度を計測する温度センサ(図示せず)、温水の流量を検知する流量センサ(図示せず)等が挙げられる。
なお、端末盤8を状態監視用端末が配置されている場所の近傍に適宜分割配置し、端末盤8と状態監視用端末との間の距離を極力小さくすることが望ましい。
従って、図1においては端末盤8を一個だけ表しているが、状態監視用端末による監視対象がパッケージ内の離れた位置に配置される場合には、複数の状態監視用端末が互いに離れた位置に配置されることとなるため、対応する端末盤8も複数個設ける場合がある。
ここで、「外部」とは、自家用発電装置1が設置されている建物内において、該自家用発電装置1から離れた位置(例えば、監視モニター室等)に設置されたパソコンや、自家用発電装置1を複数台設置してこれらを連係させて使用する場合における他の自家用発電装置1、あるいは図5に示す系統連系システム100に自家用発電装置1用いた場合における連系盤120を指す。
また、発電機盤5はエンジン盤6、補機盤7および端末盤8等との間で大量のデータ(自家用発電装置1の運転状況に係るデータ)をリアルタイムで送受信することが可能であり、外部負荷の電力需要に応じてエンジン3、発電機4、その他の補助アクチュエータ等を所望の条件で運転および停止させることが可能である。
さらに、自家用発電装置1の仕様(エンジンの種類や出力の大きさ)によってはパッケージ2内部のレイアウトの制約上、状態監視用端末(センサ等)と発電機盤5との距離が長くなる場合があるが、このような場合でも、端末盤8を監視対象(エンジン3や発電機4等)の近傍に配置することにより、従来の配線にて接続される区間を短くし、その分を内部CAN通信ケーブル20に置換することが可能であり、データ信号を途中で増幅する必要が無く、長距離のデータ転送が可能であるとともに配線が簡単(シンプル)でデータ伝送の信頼性が高い。
そこで、自家用発電装置1においては、CAN通信によるデータ送受信をモニタリングする機能をGCU12に付与している。そして、GCU12は、CAN通信の異常が発生したと判断した場合には、自家用発電装置1を全停止する(自家用発電装置に係るエンジンおよび電気機器を発電機盤5への電力供給を除いて全て停止する)とともに、CAN通信に異常が発生したことを外部(例えば、遠隔地に設けた監視用のパソコン等)に電気通信回線14aを通じて送信可能としている。なお、CAN通信の異常としては、あるデータ(例えば、エンジンの回転数に係るデータ等)についてCAN通信によるデータ送受信が行われない状態が所定時間以上続いた場合(通信タイムアウトエラー)や、発電機盤5、エンジン盤6、端末盤8のいずれかが内部CAN通信ケーブル20から遮断された状態となった場合(バスオフ)等が挙げられる。
このように構成することにより、作業者は自家用発電装置から離れた位置にいる場合でも、自家用発電装置にCAN通信の異常が発生したことを容易に把握することができ、信頼性が向上する。
また、作業者の手によらずとも、CAN通信に異常が発生した場合には直ちに自家用発電装置を停止し、制御盤の間でのデータの送受信に異常が発生した場合に異常を検知しないまま運転を継続する事態を防止することが可能である。
このように構成することにより、発電機の界磁電流の異常を検知するための専用の継電器等を設ける必要がなく、部品コストを削減することが可能である。
GCU12はバッテリー27の充電電圧に係るデータに基づいて充電電圧のボトム値およびピーク値をタッチパネル15の表示部15aに表示する。
このように構成することにより、エンジン始動用のバッテリー27の傷み具合(交換時期)を把握することが容易である。
なお、電圧計34を状況監視用端末とし、端末盤8に接続してCAN通信によりGCU12にデータ送信する構成としても良い。
このように構成することにより、エンジン3またはエンジン始動用のバッテリー27に何らかの異常が発生しているにもかかわらず、いつまでもエンジン3を始動させようとイグニッション動作を継続するという事態を防止することができる。
そして、GCU12は発電機4にて発生する発電電力の有効電力の時間変化率をGCU12にて演算し、該演算結果が、通常(発電機4に異常が発生していない)時に取りうる値の範囲から外れている場合には、発電機4に何らかの異常が発生し、発電機4の有効電力に異常な変動があるとみなして、エンジン3の運転を停止するように構成している。
このように構成することにより、発電機4に異常が発生した場合には早急にエンジン3を停止することが可能であり、外部負荷に正常な波形と異なる波形を有する発電電力を供給することを防止可能である。
なお、出力配線に設けられる電流計を状況監視用端末とし、端末盤8に接続してCAN通信によりGCU12にデータ送信する構成としても良い。
このように構成することにより、自家用発電装置1が誤った信号に基づいて運転制御を行うといった事態を防止することが可能である。
このように構成することにより、GCU12は状態監視用端末と端末盤8との間で断線が発生したことを検知することが可能である。
そこで、本実施例の自家用発電装置1においては、パッケージ2の適当な場所(エンジン3等騒音の発生源から離れた位置が望ましい)に開放部(複数の小さな孔等)を形成し、パッケージ2の内部において該開放部の近傍に防水仕様の音声による警報手段(ベル、ブザー、スピーカ等)を設けている。
このように構成することにより、警報ベルの警報音が外からも聞こえるとともに、自家用発電装置1を屋外に設置した場合に、雨水等が開放部から侵入しても警報ベルが故障することがない。
そして、自家用発電装置1を防災仕様または防災兼用仕様とする場合にはこれらの外部表示手段とGCU12とを配線で接続し、自家用発電装置1を他の仕様とする場合にはこれらの外部表示手段とGCU12とを配線で接続しないようにしている。
このように構成することにより、仕様毎に異なる発電機盤5を用意する必要が無く、部品の共通化を図ることが可能であり、コスト削減に寄与する。
本実施例の自家用発電装置1においては、上記AC電源遮断器および断線検出手段を設けている。
そして、自家用発電装置1を寒冷地仕様とする場合には凍結防止用のヒータとAC電源遮断器、およびAC電源遮断器と直流電源盤9(ヒータに電力を供給する)とを配線で接続するとともに断線検知手段とGCU12とを接続する。また、自家用発電装置1を他の仕様とする場合にはAC電源遮断器は残したままで凍結防止用のヒータを省略し、断線検知手段とGCU12とを接続する配線を省略する。
このように構成することにより、仕様毎に異なる発電機盤5を用意する必要が無く、部品の共通化を図ることが可能であり、コスト削減に寄与する。
さらに、自家用発電装置1がコージェネレーション装置である場合には、上記燃費に加えて、燃料の流量センサに係るデータ(燃料の使用量に係るデータ)と、排熱を利用して得られる温水の供給量に係るデータと、温水の温度(より厳密には、エンジンの排熱により昇温される前の水温と、排熱により昇温された後の温水の温度差)に係るデータと、発電電力に係るデータと、に基づいて、エネルギー効率(発電電力と温水が得た熱エネルギーとの和を、燃料を燃焼させたときに発生する熱エネルギーで割った値)を算出し、該算出結果をタッチパネル15の表示面15aに表示可能としている。
このように構成することにより、自家用発電装置1の燃費またはエネルギー効率を把握し、コストメリット(商用電力のみを外部負荷に供給する場合と比較してどれだけ電力コストが削減されているか)を把握することが容易である。
また、当該燃費およびエネルギー効率に関するデータをGCU12に蓄積したり、あるいは外部のパソコンに送信してモニタリングすることにより、自家用発電装置1のメンテナンスの時期を決める材料とすることもできる(例えば、エネルギー効率が下がってきた場合には、自家用発電装置1の各種軸受部に注油を行う等)。
保護回路は商用電力または発電電力に何らかの異常が発生した場合に、適宜遮断器112、遮断器122、および発電装置側遮断器35を作動させて、一台または複数台の自家用発電装置1や外部負荷140・140・・・を保護する(破損を防止する)ものである。
なお、本実施例における保護回路は受電側保護回路113と連系側保護回路123とを合わせたものであるが、保護回路が受電盤110と連系盤120とに跨って配置されなくても良い(例えば、連系盤120に保護回路に係る構成部材を集中させても良い)。
過電流継電器114は変流器116の電流信号が所定の値を超えた(すなわち商用電力の母線40を流れる電流が過電流となった)場合にトリップ信号を発信し、遮断器112、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて商用電力、発電電力、外部負荷140・140・・・をそれぞれ遮断する。
地絡が発生すると、零相変流器117から地絡点に向かって流れる電流は大きくなり、地絡点から零相変流器117に向かって流れる電流は小さくなるため、零相変流器117に磁束が誘起され、二次側(零相変流器117と地絡継電器115と接続する配線)に電流が流れる。当該電流値が所定の値を超えた(地絡が発生した)場合にトリップ信号を発信し、遮断器112、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて商用電力、発電電力、外部負荷140・140・・・をそれぞれ遮断する。
不足電圧継電器(UVR)125は制御ユニット124からの変圧器45に係る電流信号が所定の値以下になった(すなわち発電電力側の電圧が不足した)場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する交流電圧の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を不足電圧継電器(UVR)125に送信する。
地絡が発生すると、変圧器45が発する電流信号に変化が生じるため、該電流信号が所定の範囲外となった場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する交流電圧の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を地絡過電圧継電器(OVGR)126に送信する。
短絡が発生すると、変流器46の電流信号に変化が生じるため、該電流信号が所定の範囲外となった場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する交流電流の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を方向短絡継電器(DSR)127に送信する。
自家用発電装置1の発電機4に設けられた変圧器45および変流器46(端末盤8に接続された状況監視用端末の一つ)が発する電流信号は、端末盤8にてCAN通信に係るデータに変換され、該データは内部CAN通信ケーブル20を経てGCU12に送信される。
GCU12は変圧器45および変流器46からのデータに基づき、発電機4にて発生する電力を算出し、該算出結果に係るデータは外部CAN通信ケーブル21を経て制御ユニット124に送信される。制御ユニット124は発電機4にて発生する電力に係るデータを電流信号に変換して逆電力継電器(RPR)128に送信する。
逆電力継電器(RPR)128は逆電力が発生している(すなわち、発電電力が商用電力側に逆流している)場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する発電電力の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を逆電力継電器(RPR)128に送信する。
過電圧継電器(OVR)129は制御ユニット124からの変圧器45に係る電流信号が所定の値以上になった(すなわち発電電力側の電圧が過電圧となった)場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する交流電圧の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を過電圧継電器(OVR)129に送信する。
不足周波数継電器(UFR)130は制御ユニット124からの集合形保護継電器13に係る電流信号が所定の値以上になった(すなわち発電電力側の電圧が過電圧となった)場合にトリップ信号を発信し、遮断器122、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
自家用発電装置1の発電機4に設けられた変圧器45および変流器46(端末盤8に接続された状況監視用端末の一つ)が発する電流信号は、端末盤8にてCAN通信に係るデータに変換され、該データは内部CAN通信ケーブル20を経てGCU12に送信される。
GCU12は変圧器45および変流器46からのデータに基づき、発電機4にて発生する電力を算出し、該算出結果に係るデータは外部CAN通信ケーブル21を経て制御ユニット124に送信される。制御ユニット124は発電機4にて発生する電力に係るデータを電流信号に変換して不足電力継電器(UPR)131に送信する。
不足電力継電器(UPR)131は発電電力が所定の値よりも不足している場合にトリップ信号を発信し、発電装置側遮断器35を開いて発電電力と外部負荷140・140・・・とを遮断する。
なお、自家用発電装置1を複数台使用している場合には、各自家用発電装置1から発生する発電電力の合成値を制御ユニット124(またはGCU12)にて算出し、該算出結果に対応する電流信号を不足電力継電器(UPR)131に送信する。
このように構成することにより、保護回路について専用のセンサ等を設ける必要が無く、部品点数を削減可能である。
また、CAN通信により連系盤120と自家用発電装置との間のデータ送信を行うため、連系盤120と自家用発電装置とが離れて設置されている場合でも送信信号を増幅する必要が無く、送信信号を増幅する手段(増幅回路等)を具備する接続盤等の設備を省略することが可能である。
ここで、「保護回路に接続された検知手段」の具体例としては、(1)過電流継電器114に接続された変流器(CT)116、(2)方向地絡継電器115に接続された零相変流器(ZCT)117、(3)CAN通信により不足電圧継電器(UVR)125、地絡過電圧継電器(OVGR)126、過電圧継電器(OVR)129に発電電圧に係る検知データを提供する変圧器45、(4)CAN通信により方向短絡継電器(DSR)127に発電電流に係る検知データを提供する変流器46、(5)CAN通信により不足周波数継電器(UFR)130に発電電力の周波数に係る検知データを提供する集合形保護継電器13、等が挙げられる。
そして、「保護回路または保護回路に接続された検知手段に異常が発生した場合」の具体例としては、保護回路を構成する継電器群に故障が発生したり、該継電器群と上記検知手段等との間の配線に断線が発生したり、接点で接触不良が生じたり、受電盤110における変圧器(図示せず)および変流器116と電力計との間に接続されるトランスジューサ(電力用変換器)に故障が発生した場合が挙げられる。
このように構成することにより、保護回路に何らかの異常が発生したまま発電電力を発生させ続けるといった事態を防止することが可能であるとともに、自家用発電装置1から離れた位置に作業者がいる場合でも速やかに異常が発生したことを知らせることが可能である。
3 エンジン
4 発電機
5 発電機盤
7 補機盤
8 端末盤
Claims (9)
- エンジンが発電機を駆動することにより発生する発電電力の制御を行う発電機盤と、補助アクチュエータの制御を行う補機盤と、状態監視用端末の制御を行う端末盤と、を具備する自家用発電装置において、
該発電機盤と端末盤とをCAN通信で接続し、
端末盤を各監視対象の近傍に分割配置し、
補機盤はモータ駆動する補助アクチュエータをインバータ制御する構成とし、
通信タイムエラーを検出することによりCAN通信の異常を検出することを特徴とする自家用発電装置。 - 前記発電機の界磁電流を常時計測し、該計測結果に基づいて過励磁、低励磁および界磁喪失の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の自家用発電装置。
- エンジン始動用バッテリーの充電電圧を計測し、該充電電圧のボトム値およびピーク値を表示可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自家用発電装置。
- エンジン始動に要する時間を計測可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。
- 前記発電機の有効電力の時間変化率を演算し、該演算結果に基づいて発電機の有効電力の異常な変動を検出可能としたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。
- 前記状態監視用端末の検出データを保護回路の判定条件として使用可能とし、
状態監視用端末と端末盤との間を接続する配線の断線を検知可能とし、
端末盤は、状態監視用端末との間を接続する配線の断線を検知した場合には、所定の値を検出データとして発電機盤に送信し、
前記CAN通信異常を検出した場合には自家用発電装置を停止することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。 - 保護回路または保護回路に接続された検知手段に異常が発生した場合に、エンジンを停止するとともに、異常が発生したことを外部に送信可能としたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。
- 故障発生時においても、当該故障の内容に応じて補機の運転を可能としたことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。
- 自家用発電装置に故障が発生した場合に、当該故障内容を外部に送信可能としたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の自家用発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004120811A JP4519507B2 (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | 自家用発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004120811A JP4519507B2 (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | 自家用発電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005304267A JP2005304267A (ja) | 2005-10-27 |
JP4519507B2 true JP4519507B2 (ja) | 2010-08-04 |
Family
ID=35335137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004120811A Expired - Fee Related JP4519507B2 (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | 自家用発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4519507B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4768482B2 (ja) * | 2006-03-22 | 2011-09-07 | 矢崎総業株式会社 | 車両用計器ユニット及び車両用計器駆動制御方法 |
KR101102606B1 (ko) | 2010-09-29 | 2012-01-03 | 한국전력공사 | 장거리 케이블의 단선위치 검출장치 |
US8626371B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-01-07 | General Electric Company | Systems and methods for diagnosing auxiliary equipment associated with an engine |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001268711A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2002070607A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Honda Motor Co Ltd | エンジン発電装置およびコジェネレーション装置 |
JP2004032836A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 車両の蓄電制御装置 |
JP2004092434A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Honda Motor Co Ltd | スロットル弁制御装置の故障判定装置 |
-
2004
- 2004-04-15 JP JP2004120811A patent/JP4519507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001268711A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2002070607A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Honda Motor Co Ltd | エンジン発電装置およびコジェネレーション装置 |
JP2004032836A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 車両の蓄電制御装置 |
JP2004092434A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Honda Motor Co Ltd | スロットル弁制御装置の故障判定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005304267A (ja) | 2005-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2011261646B2 (en) | Power distribution system having priority load control | |
US9000611B2 (en) | Protection techniques for an electric power system | |
EP2200153B1 (en) | Genset power system having multiple modes of operation | |
US9906034B2 (en) | Power generation and control system | |
US20100071744A1 (en) | Photovoltaic Installation With Automatic Disconnect Device | |
JP2006320149A (ja) | 分散型電源システム | |
US8035239B2 (en) | Cogeneration system | |
JP4860726B2 (ja) | 電気計器 | |
JP2007242330A (ja) | 燃料電池発電装置システム | |
JP4519507B2 (ja) | 自家用発電装置 | |
US20080196413A1 (en) | Cogeneration system | |
JP4473631B2 (ja) | 自家用発電装置 | |
JP2005304262A (ja) | 発電装置 | |
KR20190143053A (ko) | 유휴(비상)용 발전기에서 발전된 전기를 상용전원에 계통연계하는 전류제어시스템 | |
CN207264221U (zh) | 低压配电柜温度自动控制装置 | |
JP2003134839A (ja) | 電力変換装置 | |
CN107769163B (zh) | 一种牵引变压器油泵的保护方法、系统及装置 | |
KR101473224B1 (ko) | 블랙아웃 및 아크결함 방지용 세대분전반 | |
CN210512839U (zh) | 冷却塔plc控制系统 | |
JP6719765B1 (ja) | デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム | |
CN103036205B (zh) | 一种压缩机用电子保护器 | |
US20180090922A1 (en) | Method and Apparatus for Automatic Electricity Backfeed Protection | |
JP6719764B1 (ja) | デジタルエレクトリックマルチセフティコントロールシステム | |
JPH08126206A (ja) | 電力供給装置 | |
KR102100903B1 (ko) | 온도 및 과전류제한에 의해 연속운전이 가능한 영상고조파전류 저감장치 및 그 제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100519 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4519507 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |