JP4519377B2 - 旋削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型等に非球面を加工可能な旋削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、非球面レンズの非球面や当該非球面レンズを成形するための金型の非球面を加工するのに用いられる旋削装置は、たとえば、図8および図9に示すような概略構成を備えている。
図8および図9において、旋削装置100の砥石軸110は、先端部に円盤状の砥石120が装着されており、この砥石軸110は回転自在に保持されているとともに、直交座標系のZ軸およびY軸方向に位置決め可能となっている。砥石軸110は、図示しない駆動モータによって回転される。
ワーク用軸130は、砥石軸110と直交するX軸方向に沿って配置されており、先端部にワークが装着され、X軸方向に位置決め可能となっている。ワーク用軸130は、図示しない駆動モータによって駆動される。
【0003】
上記構成の旋削装置100における砥石120は、外周面が所定の曲率で湾曲する曲面となっており、この砥石120を所定の向きに回転させるとともにワークWを回転させ、砥石120の外周面をワークWの被研削面Wfに接触させながら、砥石120とワークWとをX軸、Y軸およびZ軸方向に適宜相対移動させ、ワークWの被研削面Wfに凸状あるいは凹状の曲面を加工する。
また、砥石軸110およびワーク用軸130の先端部は、砥石120およびワークを含めて研削室101により遮蔽されている。加工の際に研削液(クーランント)を使用する場合があることに加え、回転する砥石120とワークWとの接触により発生する研削屑等の飛散を防止するために、砥石軸110およびワーク用軸130の先端部は研削室101内に収容されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成の旋削装置100では、砥石120の外周面は所定の曲率で湾曲する曲面となっており、ワークWの被研削面Wfに点接触する。このため、ワークWの加工の進行にしたがって、砥石120の被研削面Wfとの接触部分が徐々に摩耗し、砥石120の外周面形状は変形し、砥石120の外周面はワークWの被研削面Wfに点接触しなくなり、精度のよい加工が困難になる。
【0005】
このため、砥石120の外周面のツルーイングを定期的に行う必要がある。
砥石120の外周面のツルーイングは、ワーク用軸130および砥石軸110の駆動を停止した状態で、たとえば、図10に示すように、作業者OPが研削室101のカバー102を開く。
次いで、ワーク用軸130の先端にワークWに代えて先端にダイアモンド等の工具141を備えたツルーイング治具140を装着する。ツルーイング治具140をワーク用軸130の先端に装着したのち、砥石軸110を回転させながら、工具141が砥石120の外周面に接触するように、砥石軸110および/またはワーク用軸130を移動させる。
この状態で、作業者OPは研削室101内に手を伸ばし、研削室101内にあるワーク用軸130を直接操作して矢印A1およびA2の向きに回動させ、砥石120の外周面が所望の曲率をもつように再成形する。
【0006】
しかしながら、上記のような方法で砥石120のツルーイングを行うと、作業者OPが手動でワーク用軸130を直接操作するため、比較的操作性が悪いという問題があった。すなわち、ワーク用軸130はベルト等により駆動モータに連結されているため、これらが抵抗となりワーク用軸130を容易に回転させることができない。
また、ツルーイング作業は砥石120を回転させながら行うため、砥石120の一部が外部に飛散する等の問題もあり、砥石120からできるだけ離れた位置でワーク用軸130を操作することが望まれていた。
【0007】
一方、砥石120の外周面を高精度に再成形するには、砥石120の外周面と工具141との接触状態を確認しながら行う必要がある。このため、ツルーイング作業を自動化するには、砥石120の外周面と工具141との接触状態を検出する必要がある。しかしながら、砥石120の外径は摩耗により徐々に変化するため、外径の変化する砥石120と工具141との接触状態を正確に検出するための検出系を構成するのは容易ではなく、また、コストも嵩むという問題があった。
【0008】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、旋削装置において砥石を装置に装着した状態でツルーイング作業する際に、作業性を向上させることができる旋削装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の旋削装置は、外周に所定の曲率の研削面をもつ円盤状の砥石と、前記砥石の中心部が先端部に装着され、回転自在に保持された砥石軸と、前記砥石軸を軸回りに回転させる砥石軸回転手段と、前記砥石軸に直交する向きに配置され、先端部にワークが着脱され、回転自在に保持されたワーク用軸と、前記ワーク用軸を軸回りに回転させるワーク用軸回転手段と、前記砥石軸および前記ワーク用軸の先端部を前記ワークおよび前記砥石を含めて遮蔽する研削室とを有し、前記砥石軸と前記ワーク用軸とを三次元的に相対移動させて、前記砥石により前記ワークを加工する旋削装置であって、前記ワーク用軸回転手段から前記ワーク用軸への回転の伝達を遮断可能な回転遮断手段をさらに有し、前記ワークに代えてツルーイング用治具を装着し、前記ワーク用軸を回動させて当該砥石の外周面を当該ツルーイング用治具によって再成形する際に必要な手動による当該ワーク用軸の回動動作のためのグリップ部が前記研削室外に設けられている。
【0010】
好適には、本発明の旋削装置は、少なくとも、前記ワーク用軸のうち前記研削室外に突出した部分、前記ワーク用軸回転手段および前記回転遮断手段を遮蔽する機械室をさらに有し、前記機械室は、前記回転遮断手段および前記ワーク用軸のグリップ部を操作可能に前記機械室を開閉する第1のカバー部材を有し、前記研削室は、当該研削室内の前記砥石と前記ワークまたは前記ツルーイング用治具との接触状態を観察可能に当該研削室を開閉する第2のカバー部材を有し、前記第2のカバー部材を開いたのち、前記第1のカバー部材を開くことにより、当該第1のカバー部材は前記研削室の開口部を遮蔽する位置に配置されるように設けられており、かつ、当該第1のカバー部材を通じて前記研削室内を観察可能な当面あるいは半透明の材料で形成されている。
【0011】
本発明では、砥石のツルーイング作業を行う際に、回転遮断手段を操作してワーク用軸とワーク用軸回転手段との間の係合を開放する。これにより、ワーク用軸は容易に回転可能となる。この状態で、回転させる砥石とツルーイング用治具とを接触させる。
ここで、砥石の再成形を行うためには、ワーク用軸を回動させる必要がある。このワーク用軸の回動操作は、研削室外に設けられたグリップ部を操作することにより行う。すなわち、研削室外でワーク用軸の回動操作が可能となる。
【0012】
また、たとえば、上記の研削室外でワーク用軸の回動操作を行っている際に、砥石とツルーイング用治具との状態を観察したい場合には、第2のカバー部材を開いたのち第1のカバー部材を開くと、研削室の開口部が第1のカバー部材によって遮蔽されるが、この第1のカバー部材は透明あるいは半透明の材料で形成されているので砥石とツルーイング用治具との状態を観察できる。この第1のカバー部材が研削室の開口部を遮蔽しているので、ツルーイングによって砥石の一部等が外部に飛散することがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る旋削装置の外観斜視図である。
図1に示す旋削装置1は、互いに隣接する研削室11と機械室21とを備えている。
研削室11内には、砥石14、この砥石14を先端に装着した砥石軸12、および、砥石軸12を回転させる電動モータ13が設けられている。電動モータ13は、本発明の砥石軸回転手段の一実施態様である。
また、研削室11内には、機械室21側からワーク用軸15が突き出している。
さらに、研削室11には、当該研削室11を開閉するカバー部材18がヒンジ結合されている。
【0014】
機械室21内には、ワーク用軸15、クラッチ装置40およびワーク用軸15を回転させるための電動モータ30が設けられている。電動モータ30は、本発明のワーク用軸回転手段の一実施態様である。クラッチ装置40は、本発明の回転遮断手段の一実施態様である。
また、機械室21には、当該機械室21を開閉するカバー部材22がヒンジ結合されている。
【0015】
図2は、図1に示す旋削装置1のカバー部材22を閉じた状態を示す斜視図である。
図2に示すように、カバー部材22は通常は閉じられた状態となっており、カバー部材22を図1に示したように開くのは、後述するように、砥石14のツルーイング作業を行うときである。
一方、研削室11側のカバー部材18も通常は閉じられて使用されるが、加工時や砥石14のツルーイング作業時等に必要に応じて開かれる。
【0016】
図3は上記の旋削装置1内の概略構成を示す図であり、図4は図3の矢印A方向から見た旋削装置1内の概略構成である。
図3および図4に示すように、砥石14は、外周面に所定の曲率で湾曲する曲面からなる研削面をもつ円盤状の部材である。この砥石14は、たとえば、ダイアモンド砥粒をバインダで結合したものであり、中心部が砥石軸12に装着される。
【0017】
砥石軸12は、水平方向に沿って配置されており、電動モータ13によって軸回りに回転される。この砥石軸12は、矢印B1およびB2で示すZ軸方向に移動可能となっており、図示しない移動機構によって位置決めされる。さらに、砥石軸12は、図4において矢印D1およびD2で示すY軸方向に移動可能となっており、図示しない移動機構によって位置決めされる。
【0018】
ワーク用軸15は、図3および図4において矢印C1およびC2で示すX軸方向に移動可能となっており、図示しない移動機構により位置決めされる。なお、上記した砥石軸12を位置決めする移動機構およびワーク用軸15を位置決めする移動機構は、図示しない制御装置によって予め準備された加工プログラムに従って制御される。
また、ワーク用軸15は、先端にワークWが着脱可能となっており、このワーク用軸15は図示しない支持機構によって回転自在に保持されている。
【0019】
ワーク用軸15の後端部には、クラッチ装置40を介してプーリ41が連結されている。このプーリ41には、ワーク用軸15に隣接して設けられた電動モータ30の出力軸に連結されたプーリ31との間でベルトBTが巻回されている。このベルトBTには、平ベルトあるいは丸ベルトを使用するのが好ましい。
電動モータ30が駆動されると、プーリ31、ベルトBTおよびプーリ41を介して電動モータ30の回転がワーク用軸15に伝達される。
【0020】
クラッチ装置40は、たとえば、機械式あるいは電気式のクラッチであり、プーリ41とワーク用軸15との間を連結、開放自在になっている。クラッチ装置40を開放することにより、ワーク用軸15は比較的小さな力で容易に回転する。
【0021】
ワーク用軸15の後端側には、拡径されたグリップ部16が設けられている。このグリップ部16は、ワーク用軸15を軸回りに回動させる際に作業者が使用する部分である。このグリップ部16は、表面にローレット加工等の滑り止めを施すことが好ましい。グリップ部16は研削室11の外部に配置されている。
【0022】
次に、上記構成の旋削装置1を用いたワークWの加工手順の一例について説明する。
まず、上記したカバー部材22を閉じたまま、研削室11側のカバー部材18を開き、ワークWをワーク用軸15の先端部に装着する。
次いで、電動モータ13を所定の回転数で駆動することにより砥石軸12を回転させるとともに、電動モータ30を駆動することによりワーク用軸15を回転させる。
【0023】
砥石14およびワークWが回転した状態で、加工する曲面形状に従った経路でワーク用軸15および砥石軸12を3次元的に相対移動させ、砥石14の外周面によりワークWの被研削面Wfを加工する。
このとき、砥石14の外周面は、所定の半径の曲面となっているため、砥石14の外周面とワークWの被研削面Wfとは部分的に接触する。
このため、砥石14の使用時間が進行するにしたがって、砥石14の外周面の形状は変形し、所定の半径の曲面ではなくなる。
【0024】
砥石14の外周面の形状が変形した状態では、ワークWの被研削面Wfを精度良く加工することができないため、砥石14の外周面をツルーイング用治具を用いて再成形する。
【0025】
図5は、砥石14の外周面を再成形するためのツルーイング作業の手順を説明するための図であって、(a)は砥石軸12に沿った方向から砥石14を見た図であり、(b)はワーク用軸15に沿った方向から砥石14を見た図である。
図5に示すように、ツルーイング作業を行う際には、まず、回転が停止した状態にあるワーク用軸15の先端部に、研削室11側のカバー18を開いてツルーイング用治具50を装着する。
このツルーイング用治具50は、先端部に、たとえば、ダイアモンド等で形成された工具51をワーク用軸15の半径方向に沿った向きに備えており、図5(b)に示すように、この工具51の先端とワーク用軸15の中心位置との距離Gによって、砥石14の外周面の曲率半径を規定する。
【0026】
すなわち、ワーク用軸15を図5に示す矢印E1およびE2の向きに回動させることにより、工具51の先端はワーク用軸15の中心から距離Gの位置を旋回する。
【0027】
次いで、上記のツルーイング用治具50をワーク用軸15に装着したのち、ワーク用軸15と砥石軸12を移動して、工具51の先端が砥石14の外周面に接触する位置に位置決めする。
【0028】
次いで、研削室11側のカバー18を閉じ、機械室21側のカバー部材22を開く。カバー部材22を開いたのち、上記したクラッチ装置40を開放する。
クラッチ装置40を開放することにより、ワーク用軸15に電動モータ30やベルトBT等の抵抗が作用しなくなり、ワーク用軸15を容易に回動可能となる。
【0029】
この状態から、砥石軸12を回転させながら、ワーク用軸15のグリップ部16を操作して、ワーク用軸15を図5に示す矢印E1およびE2の向きに回動させる。
このとき、研削室11側のカバー18は閉じられているため砥石14の外周面の状態は直接には確認できないが、ワーク用軸15を手動により回動させる際の音の変化等からある程度状態を判断することができる。
また、ワーク用軸15を手動により回動させて、砥石14の外周面が再成形されたのち、研削室11側のカバー18を開いて砥石14の外周面の状態を確認する。
【0030】
このように、本実施形態によれば、クラッチ装置40を開放することにより、ワーク用軸15の操作が容易となる。
さらに、ワーク用軸15の操作を研削室11の外部において行い、かつ、研削室11側のカバー18を閉じた状態でツルーイング作業を行うため、たとえば、工具51によって削り取られた砥石14の一部が作業者に飛散したり、外部に飛散したりすることがない。
【0031】
第2実施形態
図6は本発明の第2の実施形態に係る旋削装置の外観斜視図であり、図7は図6に示す旋削装置の機械室側のカバー部材を開いた状態を示す外観斜視図である。なお、図6および図7に示す旋削装置200は、基本的には同一の構成となっており、同一構成部分については同一の符号を使用している。
【0032】
本実施形態に係る旋削装置200と、上述した第1の実施形態に係る旋削装置1とで異なる構成は、機械室側21のカバー部材が異なるだけであり、他の構成部分については同一である。
本実施形態に係る旋削装置200の機械室21側のカバー部材220は、たとえば、アクリル樹脂等の透明あるいは半透明の材料から形成されており、複数のヒンジ部材221により機械室21に開閉可能に設けられている。なお、図6においては、カバー部材220は閉じられた状態にあり、研削室11側のカバー部材18は開いた状態にある。
【0033】
図6に示す状態から、上記のカバー部材220を開くと、図7に示すように、カバー部材220は、カバー部材18が開いた状態にある研削室11の開口部をの一部を遮蔽する位置に配置され、砥石14とワーク用軸15の先端部に対向する位置に配置される。
このため、砥石14とワーク用軸15の先端部の状態をカバー部材220を介して外部から観察可能となる。
【0034】
たとえば、上述した第1の実施形態では、砥石14のツルーイング作業中は研削屑等の飛散防止のため研削室11側のカバー部材18は閉じられていることから、ツルーイング中の砥石14やツルーイング用治具50の状態を観察することが難しい。
本実施形態では、機械室21内にあるワーク用軸15のグリップ部16を操作しながら、カバー部材220を介して外部からツルーイング中の砥石14やツルーイング用治具50を観察可能となるため、ツルーイング作業の作業性がさらに向上する。
【0035】
また、ツルーイング作業中だけでなく、ワークを加工中にも研削室11内を観察することができるとともに、研削液や研削塵の飛散がカバー部材220によって防止される。
さらに、ツルーイング作業を行う際に、ワーク用軸15のグリップ部16を操作するのではなく、研削室11内のワーク用軸15を直接操作したい場合にも、カバー部材220によって砥石14の一部が作業者に向かって飛散するのを防ぐことが可能となる。
【0036】
なお、上述した実施形態では、本発明の回転遮断手段としてクラッチ装置40の場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、プーリ31とプーリ41との間に巻回されるベルトBTには、通常、張力を付与するテンショナーが用いられるが、このテンショナーを開放することによりベルトBTの張力を低下させ、プーリ31とプーリ41との間の回転の伝達を遮断する構成としてもよい。なお、この場合には、上記のクラッチ装置40は不要となる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ツルーイング作業の作業性が向上した旋削装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る旋削装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示す旋削装置の機械室側のカバー部材を開いた状態を示す外観斜視図である。
【図3】旋削装置1内の概略構成を示す図である。
【図4】図3の矢印A方向から見た旋削装置1内の概略構成である。
【図5】ツルーイング作業の手順の一例を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る旋削装置の外観斜視図である。
【図7】図6に示す旋削装置の機械室側のカバー部材を開いた状態を示す外観斜視図である。
【図8】旋削装置の概略構成の一例を示す平面図である。
【図9】図8に示す旋削装置の概略構成の側面図である。
【図10】砥石のツルーイング作業の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…旋削装置
11…研削室
12…砥石軸
13…電動モータ
15…ワーク用軸
16…グリップ部
18…カバー部材
21…機械室
22…カバー部材
30…電動モータ
31…プーリ
40…クラッチ装置
41…プーリ
50…ツルーイング用治具
51…工具
BT…ベルト
W…ワーク

Claims (2)

  1. 外周に所定の曲率の研削面をもつ円盤状の砥石と、
    前記砥石の中心部が先端部に装着され、回転自在に保持された砥石軸と、
    前記砥石軸を軸回りに回転させる砥石軸回転手段と、
    前記砥石軸に直交する向きに配置され、先端部にワークが着脱され、回転自在に保持されたワーク用軸と、
    前記ワーク用軸を軸回りに回転させるワーク用軸回転手段と、
    前記砥石軸および前記ワーク用軸の先端部を前記ワークおよび前記砥石を含めて遮蔽する研削室とを有し、
    前記砥石軸と前記ワーク用軸とを三次元的に相対移動させて、前記砥石により前記ワークを加工する旋削装置であって、
    前記ワーク用軸回転手段から前記ワーク用軸への回転の伝達を遮断可能な回転遮断手段をさらに有し、
    前記ワークに代えてツルーイング用治具を装着し、前記ワーク用軸を回動させて当該砥石の外周面を当該ツルーイング用治具によって再成形する際に必要な手動による当該ワーク用軸の回動動作のためのグリップ部が前記研削室外に設けられている
    旋削装置。
  2. 少なくとも、前記ワーク用軸のうち前記研削室外に突出した部分、前記ワーク用軸回転手段および前記回転遮断手段を遮蔽する機械室をさらに有し、
    前記機械室は、前記回転遮断手段および前記ワーク用軸のグリップ部を操作可能に前記機械室を開閉する第1のカバー部材を有し、
    前記研削室は、当該研削室内の前記砥石と前記ワークまたは前記ツルーイング用治具との接触状態を観察可能に当該研削室を開閉する第2のカバー部材を有し、
    前記第2のカバー部材を開いたのち、前記第1のカバー部材を開くことにより、当該第1のカバー部材は前記研削室の開口部を遮蔽する位置に配置されるように設けられており、かつ、当該第1のカバー部材を通じて前記研削室内を観察可能な透明あるいは半透明の材料で形成されている
    請求項1に記載の旋削装置。
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