以下、この発明の実施の形態について説明する。図1は、画像または音声の少なくとも一方を含むコンテンツを生成して、放送や配信あるいは記録媒体化して流通させ、このコンテンツを視聴可能とするコンテンツ提供システムを示している。
図1において、信号再生装置20は、編集装置30から供給された再生指示信号PCに基づいた速度で記録媒体の再生を行い、ノイズの少ない画像や音声の再生データDTkを生成して編集装置30に供給する。
編集装置30は、再生指示信号PCを信号再生装置20に供給して、信号再生装置20から供給された再生データDTkを用いて編集処理を行う。この再生データDTkは、再生指示信号PCで示した速度である設定フレームレートのデータである。また、再生指示信号PCに基づいてフレームレート情報を含む付属情報を生成して再生データDTkに連結させて編集処理を行い、放送用や配信用のコンテンツデータDCを生成して出力する。ここで言う連結とは、データと、このデータに関するフレームレート情報を含む付属情報が、互いにリンクされている状態であれば良い。例えば互いに別の記録媒体に記録されていたり、別の伝送路で伝送されたものであっても、付属情報に対応するフレーム番号が含まれているようにしていれば、後で互いに対応させることができる。本実施の形態では、このような場合も含めて連結しているという。
編集装置30は、編集に関した映像信号Svmを生成して編集画像表示装置40に供給することで、編集画像表示装置40での表示画像によって画像の編集経過や編集結果等の確認を行う。同様に、編集に関した音声信号Samを生成して編集音声出力装置41に供給することで、編集音声出力装置41から出力される音声によって音声の編集経過や編集結果等の確認を行う。
コンテンツ送出装置50は、編集装置30から供給されたコンテンツデータDCを蓄積する。また、例えばコンテンツ再生装置70からコンテンツデータの要求がなされたときには、伝送路60の帯域に応じてコンテンツデータを出力する際のフレームレート(以下「出力フレームレート」という)を調整し、この出力フレームレート調整後のコンテンツデータに基づき送出データDTzを生成して、この送出データDTzを有線あるいは無線の伝送路60を介してコンテンツ再生装置70に供給する。
コンテンツ再生装置70は、伝送路を介して供給された送出データDTzに基づきコンテンツの映像信号Svzや音声信号Sazを生成して、コンテンツ提示装置80に供給する。また付属情報に基づきコンテンツの再生動作を制御する。コンテンツ提示装置80は、映像信号Svzに基づいた画像表示や音声信号Sazに基づいた音声出力を行うことでコンテンツの提示を行う。
図2は、コンテンツデータの生成に用いる素材データが記録された記録媒体を、再生指示信号PCに応じた再生速度で再生する信号再生装置20の構成、例えば再生指示信号PCに応じた再生速度で再生し、ノイズの少ない画像の再生データDTkを得ることができる、ダイナミックトラッキング(ソニー社商標)方式のビデオテープレコーダの構成を示している。
入力された画像および/または音声のデータDRinはエンコーダ201に供給される。エンコーダ201は、供給されたデータDRinを用いて、誤り訂正符号の生成やデータのシャフリング,多重化,チャネル符号化等を後述する記録再生制御部215から供給された動作制御信号CTMに基づいて行い記録信号SWを生成する。また、生成した記録信号SWを切換スイッチ202に供給する。
切換スイッチ202には、記録再生制御部215から切換制御信号CTWが供給されており、この切換制御信号CTWに基づき切換スイッチ202の動作が制御されて、記録信号SWが記録増幅部203aあるいは記録増幅部203bに供給される。
記録増幅部203aは、供給された記録信号SWを増幅して磁気ヘッド204aに供給する。記録増幅部203bは、供給された記録信号SWを増幅して磁気ヘッド204bに供給する。このように、回転ドラム(図示せず)上に設けられている磁気ヘッド204a,204bに対して、増幅された記録信号SWを供給することで、磁気テープ(図示せず)に画像および/または音声を記録する。
また、磁気ヘッド204a,204bによって、磁気テープに記録された信号の読み出しを行い、磁気ヘッド204aから得られた信号は再生増幅部205aに供給する。また、磁気ヘッド204bから得られた信号は再生増幅部205bに供給する。
この磁気ヘッド204a,204bは、回転方向に対して180度の位相差を有し、電気機械変換素子であるバイモルフ211a,211bを介して回転ドラムに取り付けられている。バイモルフ211a,211bには、バイモルフ制御部212から例えば鋸歯状の駆動電圧BMa,BMbが供給されて、この駆動電圧BMa,BMbに基づいて磁気ヘッド204a,204bを回転方向に対して直交する方向に変位させる。
再生増幅部205aは、磁気ヘッド204aから供給された信号を増幅して切換スイッチ206の端子aに供給する。また、再生増幅部205bは、磁気ヘッド204bから供給された信号を増幅して切換スイッチ206の端子bに供給する。切換スイッチ206の端子cは、デコーダ207と接続されている。
切換スイッチ206には、記録再生制御部215から切換制御信号CTRが供給されており、この切換制御信号CTRに基づき切換スイッチ206の動作が制御されて、再生増幅部205a,205bから出力された信号が選択されて、再生信号SRとしてデコーダ207に供給される。また、再生信号SRは、バイモルフ制御部212に供給される。デコーダ207は、再生信号SRの復号化やデータの分離,デシャフリング、誤り訂正処理等を記録再生制御部215から供給された動作制御信号CTMに基づいて行い、画像および/または音声の再生データDTkを生成して出力する。また、再生データDTkにはタイムコード等の情報が含まれている。
バイモルフ制御部212は、磁気テープのトラック上を磁気ヘッド204a,204bが正しくトレースしているか再生信号SRに基づいて識別して、磁気ヘッド204a,204bがトラック上を正しくトレースするように駆動電圧BMa,BMbを生成して、バイモルフ211a,211bに供給する。このため、再生速度が可変されても、磁気テープのトラックを正しくトレースできるダイナミックトラッキング動作が行われて、ノイズの少ない良好な変速再生画像を得ることができる。
記録再生制御部215には、ユーザインタフェース部216が接続されており、ユーザインタフェース部216から供給された操作信号PSvや編集装置30等の外部機器から供給された操作信号PSwに基づき、切換制御信号CTW,CTR、エンコーダ201およびデコーダ207の動作を制御する動作制御信号CTMを生成する。また、記録再生制御部215は、磁気テープや回転ヘッドの駆動制御も行う。さらに、記録再生制御部215は、編集装置30から供給された再生指示信号PCに基づいて、磁気テープや回転ヘッドの駆動制御等を行い、再生指示信号PCで示された速度である設定フレームレートFRsのノイズの少ない再生データDTkを生成して編集装置30に供給する。また、記録再生制御部215は、動作状態や記録再生動作に関する情報等を表示部217に表示する。
なお、図2は、信号再生装置20としてダイナミックトラッキング方式のビデオテープレコーダの構成を示したが、ノイズの少ない変速再生画像を得ることができるものであれば、光や磁気を利用したディスク状記録媒体あるいは半導体メモリ等を用いる信号再生装置であっても良い。
次に、編集装置30について説明する。図3は、編集装置30の構成を示している。素材取込部31の再生指示回路311は、後述する編集制御部33から供給された制御信号RSに基づき再生指示信号PCを生成して信号再生装置20に供給することにより、信号再生装置20での再生速度や再生位置を指示して再生動作を開始させる。また、再生指示信号PCに基づくフレームレート情報DM-FRsを含む付属情報DM、すなわち再生指示信号PCによって指示した速度を示す設定フレームレートFRsをフレームレート情報DM-FRsとして、このフレームレート情報DM-FRsを含む付属情報DMをデータベース化処理回路312に供給する。
信号再生装置20から再生指示信号PCに基づいた設定フレームレートFRsの再生データDTkが供給されたときには、この再生データDTkをデータベース化処理回路312に供給する。
データベース化処理回路312は、再生データDTkを構成する映像データDVや音声データDAに対して付属情報DMを関係付けて、編集処理部32のデータ記憶装置321に素材データとして記憶させる。また、データベース化処理回路312は、データ記憶装置321に記憶した素材データを構成する再生データDTkに基づいて、容易に素材データの内容を確認可能とするデータベース情報DBを生成して編集制御部33に供給する。例えば、データベース情報DBは、素材データの内容を識別可能とする情報(例えばサムネイル)、設定フレームレートFRs、データ記憶装置321における記憶位置等の情報から構成されるものである。さらに、再生指示信号PCに基づいて再生が行われた時間長を示す情報や再生データDTkのタイムコード情報等も用いて、データベース情報DBを構成することもできる。また、データベース化処理回路312は、再生データDTkにタイムコード等の種々の情報が含まれているとき、この情報を付属情報DMに含めるものとすれば、再生データDTkに含まれている情報を編集中あるいは編集後に活用できる。
編集制御部33は、GUI(Graphical User Interface)環境で編集処理を可能とするための映像データDVgや、データベース情報の内容を表示するための映像データDViを生成して、映像出力信号生成回路351に供給する。映像出力信号生成回路351は、供給された映像データDVg,DViに基づき映像信号Svmを生成して編集画像表示装置40に出力する。このように、映像信号Svmを編集画像表示装置40に供給することで、どのような素材データが記憶されているか等を編集画像表示装置40の画面上に表示できる。
また、編集制御部33は、ポストプロダクション処理の制御を行う。すなわち、編集制御部33に接続されているユーザインタフェース部34から、GUI環境での表示を利用した操作信号PSeが供給されて、操作信号PSeによっていずれかの素材データを選択することが示されたときには、この操作信号PSeに応じた読出制御信号RCを生成して編集処理部32の書込読出処理回路322に供給する。また、操作信号PSeが読み出した素材データの加工や結合等の編集操作に関するものであるときには、操作信号PSeに応じた編集制御信号ETを生成して編集処理部32の信号編集回路323に供給する。さらに、素材データの編集が終了してコンテンツデータが完成されたとき、操作信号PSeがコンテンツデータをデータ記憶装置321に記憶する操作を示しているときには、操作信号PSeに応じた書込制御信号WCを生成して、書込読出処理回路322に供給する。また、操作信号PSeがコンテンツデータの出力を示しているときには、操作信号PSeに応じた出力制御信号RPを生成して書込読出処理回路322に供給する。操作信号PSeがコンテンツデータの再生速度範囲を規定するものであるときには、操作信号PSeに応じた速度範囲設定信号LPを生成して信号編集回路323に供給する。
書込読出処理回路322は、読出制御信号RCに基づき、要求された素材データをデータ記憶装置321から読み出して信号編集回路323に供給する。また、書込制御信号WCに基づき、完成されたコンテンツデータDCをデータ記憶装置321に記憶させる。また、出力制御信号RPに基づき、要求されたコンテンツデータDCをデータ記憶装置321から読み出して出力する。
信号編集回路323は、データ記憶装置321から読み出した素材データに含まれている映像データDVおよび/または音声データDAを用いて、画像や音声の加工や結合および削除等の編集処理を編集制御信号ETに基づいて行う。この編集処理では、素材である映像データDVや音声データDAのフレームレートを低下させることなくデータの加工や結合等を行い、時間軸上での画像の密度を低下させることなくコンテンツデータを生成する。ここで、信号編集回路323は、編集前や編集中あるいは編集後の映像データDVeを映像出力信号生成回路351に供給し、編集前や編集中あるいは編集後の音声データDAeを音声出力信号生成回路352に供給する。
また、信号編集回路323は識別機能や修正機能および連結機能を有し、ユーザインタフェース部34からの操作信号PSeに応じた編集処理を行い、映像データDVや音声データDAのフレームレートの変更を行ったときや再生動作の制限を識別したとき、付属情報DMも編集後の映像データや音声データに合わせて修正する。さらに、信号編集回路323は、指示情報である操作信号PSeに応じた速度範囲設定信号LPが供給されたときには、この速度範囲設定信号LPに基づいてコンテンツデータDCの再生可能速度範囲を示す速度範囲情報をコンテンツの再生動作を規制する制限情報DMc-LMとして識別して付属情報DMcに含める。
再生可能速度範囲は、一定のフレーム間隔で間引きを行うものとしたりフレーム繰り返しを行うことでノイズレスで自然な再生画像を得ることができるように設定される。例えば、基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数が1よりも大きいとき、この倍数1以外の約数を求めて、求めた約数の逆数を算出することで再生可能速度を設定できる。すなわち、設定フレームレートFRsが基準フレームレートの10倍であるとき、1以外の約数は「2,5,10」となり、この約数の逆数「1/10,1/5,1/2」となる。この約数の逆数を選択することで1倍速未満の再生可能速度を設定できる。また、1倍速以上の再生可能速度は自然数倍とすることで、各再生速度において行う間引き間隔を等しくできる。なお、再生可能速度の上限は、例えば素材データの内容を容易に把握できる速度に制限する。
基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数が1よりも小さいときには、この倍数の逆数を求めて逆数の1以外の約数あるいは逆数の整数倍の値を算出することで再生可能速度を設定できる。すなわち、設定フレームレートFRsが基準フレームレートの(1/6)倍であるとき、逆数の1以外の約数は「2,3,6」となるとともに逆数の整数倍は「6,12,18,・・・」となる。この逆数の1以外の約数や逆数の整数倍の値を再生可能速度とすれば、各再生速度において行う間引き間隔あるいは繰り返し回数を等しくできる。また、設定フレームレートFRsの倍数が1よりも小さいときに再生速度を(1/FRs)倍速以下としても、再生画像はフレーム画像を所定回数繰り返したものとなるため、再生可能速度の下限を(1/FRs)倍速、または、数回の繰り返しは入るが基本速度である1倍速としても良い。
ユーザインタフェース部34から操作信号PSeでコンテンツのタイトルやコンテンツの推奨再生速度が入力されたとき、信号編集回路323は、これらの情報も付属情報DMcとして連結させる。また、編集処理によってコンテンツデータの再生時間長情報が得られているときには、この情報も付属情報DMcとして連結させるものとしても良い。
また、信号編集回路323は、ユーザインタフェース部34からコンテンツのタイトル等が入力されたときには、この情報も付属情報DMcとして連結させる。また、編集処理によってコンテンツデータの再生時間長情報が得られているときには、この情報も付属情報DMcとして連結させるものとしても良い。
さらに、信号編集回路323は、視聴者側でのコンテンツ提示を所望の品質とするため、コンテンツの再生動作を規制する制限情報DMc-LMに、例えば早送り再生やスキップ再生を禁止して所望の再生速度とする情報や、表示サイズや画像の解像度を所望の値に設定する情報等を含める。
信号編集回路323は、編集後の映像データDVおよび/または音声データDAを主データとし、この主データに対応する制限情報DMc-LMが識別されたとき、この制限情報DMc-LMを示す付属情報DMcを、主データに連結させることで出力用のコンテンツデータDCを生成する。付属情報DMcには、上述したように、この主データに対応する設定フレームレートFRsを示すフレームレート情報DM-FRsを含める。
このようにして生成した出力用のコンテンツデータDCを書込読出処理回路322から出力する。なお、主データと付属情報DMcの連結は書込読出処理回路322で行うものとしても良い。
編集出力信号生成部35の映像出力信号生成回路351は、上述したように、編集制御部33から供給された映像データDVg,DViに基づき映像信号Svmを生成して編集画像表示装置40に供給する。このため、GUI環境で素材データに関する情報を表示できる。さらに、映像出力信号生成回路351は、信号編集回路323から供給された映像データDVeに基づき映像信号Svmを生成する。これにより、ユーザは、編集前や編集中あるいは編集後の画像を編集画像表示装置40の画面上で確認できる。
音声出力信号生成回路352は、信号編集回路323から供給された音声データDAeを、アナログの音声信号Samに変換するとともに所望の信号レベルとして、例えばスピーカやヘッドホンを用いて構成された編集音声出力装置41に供給する。このため、ユーザは、編集前や編集中あるいは編集後の音声を編集音声出力装置41から出力される音声によって確認できる。
このように、再生データDTkや再生指示信号PCに基づく付属情報DMを用いたポストプロダクション処理を行い、所望の画像または音声の少なくとも一方を含む主データを生成し、再生時における再生動作を制限する制限情報を示す付属情報を連結させて出力用のコンテンツデータDCが完成されると、この出力用のコンテンツデータDCは編集装置30から出力される。ここで、コンテンツデータDCを視聴者側に供給する場合、伝送路を介してコンテンツデータDCを送信したり、コンテンツデータDCをデータ記録媒体に記録し、このデータ記録媒体を配布することでコンテンツデータDCを供給することができる。このため、コンテンツデータDCの出力として、伝送路を介したデータ伝送やデータ記録媒体へのデータ記録を行う。
データ伝送を行う場合、例えば出力用のコンテンツデータDCを書込読出処理回路322からコンテンツ送出装置50に供給して、コンテンツ送出装置50から視聴者側のコンテンツ再生装置70に供給する。データ記録を行う場合、書込読出処理回路322によって例えば光や磁気を利用したディスク状記録媒体あるいは磁気テープまたは半導体メモリ等のデータ記録媒体に出力用のコンテンツデータDCを記録する。なお、データ記録媒体に、コンテンツデータのメニュー情報や特殊再生例えば逆時間方向のサーチ動作等を行うための情報等を合わせて記録すれば、データ記録媒体に記録されている所望のコンテンツデータを容易に再生できる。また、画像および/または音声のデータを符号化してデータ量を圧縮すれば、効率よくコンテンツデータを記録できる。さらに、記録されているデータを変更することが出来ないデータ記録媒体を用いれば、付属情報が視聴者側で変更されてしまうことがなく、主データの再生動作を制限情報に応じて確実に制限できる。
図4は、コンテンツ送出装置50の構成を示している。編集装置30から供給された配信用のコンテンツデータDCは、書込処理部51に供給される。書込処理部51は、送出データ生成部52のコンテンツ蓄積回路521と接続されており、供給された配信用のコンテンツデータをコンテンツ蓄積回路521に記憶させる。なお、コンテンツデータDCは、編集装置30から供給されたものに限られるものではなく、撮像装置や他の信号再生装置等から供給された画像や音声のデータを用いるものとしても良い。この場合、供給された画像や音声のデータの再生動作を制限するときは、ユーザインタフェース部(図示せず)を設けて指示情報の入力を行い、上述の編集装置30と同様に、指示情報が主データの再生動作を制限する制限情報を示すか否かを識別して、制限情報を示すと識別された際に、この制限情報を示す付属情報を主データに連結してコンテンツデータDCとする。
送出データ生成部52は、コンテンツデータDCに基づき送出データDTzの生成を行うものである。送出データ生成部52のコンテンツ蓄積回路521には、読出処理回路522が接続されているとともに、この読出処理回路522には、配信用のコンテンツデータを伝送する際の伝送路の帯域情報WBやコンテンツ再生装置側からのコンテンツ要求信号RQが後述する伝送処理部53から供給される。
読出処理回路522は、帯域情報WBやコンテンツ蓄積回路521に蓄積されている要求されたコンテンツデータDCの付属情報DMcに基づき、要求されたコンテンツデータの読み出しを制御して出力フレームレート調整を行い、出力フレームレート調整後のコンテンツデータDCzaを情報修正回路523に供給する。
また、読出処理回路522は、要求されたコンテンツデータの読み出し処理中に、例えば宣伝用コンテンツ等のデータを挿入してコンテンツデータDCzaを生成する。この宣伝用コンテンツ等のデータは、コンテンツ蓄積回路521に予め記憶させておくものとしても良い。外部機器(図示せず)から読出処理回路522に供給するようにしても良い。これらの場合、編集装置30から供給されたコンテンツデータに宣伝用コンテンツ等が含まれていないときでも、視聴者側へのコンテンツ送出時に宣伝用コンテンツ等を挿入できる。さらに、挿入した宣伝用コンテンツ等の提示を所望の品質で行うものとするときには、再生動作を制限する制限情報DMc-LMを含む付属情報を連結させて、宣伝用コンテンツ等のコンテンツデータとする。
次に、出力フレームレート調整について説明する。出力フレームレート調整は、制限情報DMc-LMを参照して行われる。付属情報DMcに制限情報DMc-LMが含まれていないコンテンツ部分は、出力フレームレート調整が可能な部分とされ、制限情報DMc-LMが含まれているコンテンツ部分は、コンテンツ提示を所望の品質で行うことができるように出力フレームレート調整が制限された部分とされる。
出力フレームレート調整では、例えば後述するエンコーダ524で符号化処理を行ったときの1フレーム分のデータ量がBDbit、付属情報DMcによって示された設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrのn(nは正の値)倍であるとき、単位時間で伝送するデータ量BTは「BT=BD×n×FRr+BH」となる。なお、データ量BHは、コンテンツデータをパケット化して伝送するときに付加されるヘッダ情報等をまとめて示したものである。
ここで、帯域情報WBによって伝送可能なデータ量として示された帯域幅BAがデータ量BTより小さくないときには、コンテンツデータの出力フレームレート調整を行わないものとされ、コンテンツ蓄積回路521からコンテンツデータが順次読み出され情報修正回路523に供給される。また、帯域幅BAがデータ量BTよりも小さいとき、コンテンツデータの映像データに対しては、出力フレームレート調整を行うことでデータ量を少なくして、コンテンツデータの伝送の遅れによる再生画像の途切れを防止する。例えば付属情報DMcに含まれているフレームレート情報DMc-FRsによって示された設定フレームレートFRsと、基準フレームレートFRrとから、基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数「m」を識別する。さらに、識別した倍数「m」の約数を求めて、「m」を除く約数の最大値と基準フレームレートFRrを乗算して調整後の設定フレームレートとする。すなわち「m=10」であるときには約数の最大値が「5」であるので「m=5」とする出力フレームレート調整を行う。この出力フレームレート調整では、1フレームおきにコンテンツデータを読み出すことで、基準フレームレートFRrに対して5倍のフレームレートのコンテンツデータを生成する。また、「m=9」であるときには「m=3」に調整して、2フレームおきにコンテンツデータを読み出すことで出力フレームレート調整後のコンテンツデータを生成する。また、調整後のデータ量BTが帯域幅BAよりも大きいときにはさらにフレームレートの調整を行う。このように、「m」を除く約数の最大値を用いて調整後の出力フレームレートを決定すれば、コンテンツデータを読み出す際にフレーム単位で間引きを行うだけで、簡単に出力フレームレート調整後のコンテンツデータを生成できる。
その後、「m=1」でも調整後のデータ量BTが帯域幅BAよりも大きいときには「m=1/k」(k:自然数)となるようにフレーム間引きを行うことで、データ量BTを更に少なくできる。また、帯域幅BAが変化したときには帯域幅BAの変化に応じてフレームレートを可変させる。
なお、コンテンツデータの音声データに対しては、映像データに対する出力フレームレート調整に応じてサンプル間引きを行い、出力フレームレート調整後の音声データを生成する。例えば映像データが1フレームおきに読み出されるときには、音声データを1サンプル置きに読み出す。また映像データが2フレームおきに読み出されるときには、音声データを2サンプル置きに読み出して出力フレームレート調整後の音声データを生成する。
情報修正回路523は、読出処理回路522によって出力フレームレート調整が行われているとき、調整後の出力フレームレートに対応するようにコンテンツデータDCzaの付属情報DMzaを修正して、出力フレームレートを正しく示す付属情報DMzとする。さらに、この付属情報DMzを連結したコンテンツデータDCzをエンコーダ524に供給する。例えば「m=10」が「m=5」に調整されたときには、設定フレームレートFRsを「×10」から「×5」に変更する修正を行い、設定フレームレートFRsが「×10」であることを示すフレームレート情報DMc-FRsを、設定フレームレートFRsが「×5」であることを示すフレームレート情報DMz-FRsに変更して付属情報DMzとする。
エンコーダ524は、供給されたコンテンツデータDCzの符号化処理を行い、映像データDVzや音声データDAzを伝送に適した信号に符号化して符号化データDZを生成する。例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4として規格化されている符号化方式等を用いてストリーミング配信に適した信号に符号化する。この符号化処理によって得られた符号化データDZに付属情報DMzを連結させて、送出データDTzとして伝送処理部53に供給する。このように、符号化処理を行うことで効率良くコンテンツデータの伝送を行うことが可能となる。また、エンコーダ524は、制限情報DMc-LMを含む付属情報DMzが連結されているとき、符号化処理でのデータ圧縮率を低く設定することで、出力フレームレート調整が制限された部分の画質劣化を少なくできる。
伝送処理部53は、コンテンツ再生装置70から供給された伝送信号TMrqによってコンテンツデータの要求がなされたとき、要求されているコンテンツデータを示すコンテンツ要求信号RQを読出処理回路522に供給する。また、伝送処理部53は、伝送路60の帯域に関する帯域情報WBを生成して読出処理回路522に供給する。さらに、伝送処理部53は、コンテンツデータの要求に基づき、エンコーダ524から供給された送出データDTzを所定のプロトコルの伝送信号TMzとして、伝送路60を介してコンテンツデータの要求を行ったコンテンツ再生装置70に供給する。
なお、例えばルータ等のネットワーク機器を用いて伝送処理部53を構成し、このネットワーク機器が持つ管理情報ベース(MIB:Management Information Base)から得ることができるトラフィック情報を、帯域情報WBとして用いることができる。また、計測用のパケットをコンテンツ再生装置70に送信し、コンテンツ再生装置70からのレスポンス時間などを測定することで帯域を識別して、この識別結果を帯域情報WBとして用いることもできる。
また、帯域情報WBに基づき読出処理回路522の出力フレームレート調整が制限されていない部分のフレームレート調整を行うだけでなく、帯域情報WBに基づきエンコーダ524でデータ圧縮率を可変することによってデータ量BTを帯域幅BAに応じて可変するものとしても良い。この場合には、データ量の制御をさらに細かく制御できるので、帯域幅BAが狭くなっても伝送される画像や音声の品質の劣化を少なくすることが可能となる。さらに、設定フレームレートFRsの等しい状態が続くフレーム期間中は、調整後のフレームレートを帯域情報WBにかかわらず一定として、データ量BTの調整をエンコーダ524で行うこともできる。この場合には、編集装置30によって所望のフレームレートに設定したコンテンツ部分が、帯域幅BAに応じて異なる出力フレームレートに調整されてしまうことを防止できる。なお、出力フレームレート調整は、コンテンツ送出装置で行う場合に限られるものではない。例えば上述の編集装置30からコンテンツデータDCを出力する場合に、コンテンツデータのフレームレートや付属情報の修正を行うこともできる。
ところで、上述のコンテンツ送出装置50のコンテンツ送出処理は、コンピュータを用いてソフトウェア処理によっても実現できる。このソフトウェア処理によってコンテンツ送出を行う場合の構成を図5に示す。
コンピュータは、図5に示すようにCPU(Central Processing Unit)551を内蔵しており、このCPU551にはバス560を介してROM552,RAM553,記憶容量が大容量であるハード・ディスク・ドライブ等を用いて構成したデータ蓄積部554,入出力インタフェース555が接続されている。さらに、入出力インタフェース555には信号入力部561や通信部562、記録媒体ドライブ563が接続されている。
CPU551は、ROM552やRAM553あるいはデータ蓄積部554に記憶されているプログラムを実行して、コンテンツ送出処理を行う。信号入力部561に入力されたコンテンツデータは、入出力インタフェース555とバス560を介してデータ蓄積部554に記憶させる。また、CPU551は、通信部562を介してコンテンツ要求信号RQが供給されたとき、データ蓄積部554に記憶されているコンテンツデータから、要求されたコンテンツデータの読み出しを行い、この読み出しを制御して伝送路60に応じたデータ量のコンテンツデータとなるように出力フレームレート調整を行う。さらに、伝送に適した符号化を行って送出データDTzを生成する。この生成した送出データDTzを、通信部562を介して出力する。
なお、コンテンツ送出処理を行うプログラムは、予めROM552やデータ蓄積部554に記憶させておくものとしたり、記録媒体ドライブ563によって、コンテンツ送出処理のプログラムを記録媒体に記録しあるいは記録媒体に記録されているプログラムを読み出して実行するものとしても良い。さらに、通信部562によって、プログラムを有線あるいは無線の伝送路を介して送信あるいは受信するものとし、受信したプログラムをコンピュータで実行するものとしても良い。
図6は、コンテンツ送出処理動作を示すフローチャートである。ステップST11で、CPU551は、コンテンツデータDCの取り込みを行い、信号入力部561に入力されたコンテンツデータDCをデータ蓄積部554に記憶させる。なお、コンテンツデータは、編集装置30から供給されたデータに限られるものではなく、他の信号再生装置から出力された再生データや可変速記録が可能な撮像装置から出力された映像データ等を用いてコンテンツデータを生成してデータ蓄積部554に記憶するものとしても良い。
CPU551は、ステップST12で、コンテンツデータの要求がなされたか否かを識別する。ここでコンテンツデータの要求がなされていないときにはステップST12に戻り、コンテンツデータの要求が例えば通信部562を介してなされたときにはステップST13に進む。
CPU551は、ステップST13で、要求されたコンテンツデータの付属情報DMcを読み出してステップST14に進む。
CPU551は、ステップST14で、伝送路の帯域を検出するとともに、検出された帯域に基づき制限情報を参照してコンテンツの出力フレームレートを調整する。さらに、CPU551は、調整されたフレームレートとなるようにコンテンツデータをデータ蓄積部554から読み出してステップST15に進む。
CPU551は、ステップST15で、読み出したコンテンツデータDCzaの付属情報DMzaが、調整後である出力フレームレートと対応するように修正してステップST16に進む。
CPU551は、ステップST16で、付属情報の修正がなされたコンテンツデータDCzを用いて伝送路に応じた符号化処理を行い符号化データDZを生成する。さらに、生成した符号化データDZと修正後の付属情報DMzを用いて、送出データDTzを生成してステップST17に進む。
CPU551は、ステップST17で、コンテンツデータの要求先に向けて、生成した送出データDTzを通信部562から出力する。
次に、コンテンツ再生装置について説明する。図7は、コンテンツ再生装置70の構成を示している。コンテンツ送出装置50から供給された伝送信号TMzは、抽出手段である入力部71に供給される。入力部71はコンテンツデータの取り込みを行うものであり、入力部71の通信回路711は、供給された伝送信号TMzから送出データDTzを生成するとともに、この送出データDTzから符号化データDZと付属情報DMzを抽出する。さらに、通信回路711は、抽出した付属情報DMzを情報記憶回路712に供給し、符号化データDZをデータ保持回路713に供給する。また通信回路711は、後述する再生制御部72からのコンテンツ要求信号RQに基づき伝送信号TMrqを生成して、コンテンツ送出装置50に供給する。
情報記憶回路712は、供給された付属情報DMzを記憶する。またデータ保持回路713は、供給された符号化データDZを記憶する。
再生制御部72には、ユーザインタフェース部73が接続されている。再生制御部72は、ユーザインタフェース部73からの操作信号PSpがコンテンツデータの要求を行うものであるとき、操作信号PSpに基づいたコンテンツ要求信号RQを生成して通信回路711に供給することで、コンテンツ送出装置50に対してコンテンツデータの送出要求を行う。
また、操作信号PSpがコンテンツデータの再生を指示するものであるとき、再生制御部72は、読出制御信号CNをデータ保持回路713に供給して、再生の指示が行われたコンテンツの符号化データDZをデータ保持回路713から読み出して再生処理部74に供給する。さらに、再生制御部72は、読み出した符号化データDZに対応する付属情報DMzを情報記憶回路712から読み出して、付属情報DMzに含まれている情報を表示する映像データDVs、例えば付属情報DMzに含まれている制限情報に基づき再生可能速度範囲を示す映像データ、付属情報DMzにタイムコード等の時間情報が含まれているとき、この時間情報で示された合計時間や再生位置の時間等を示す映像データを生成して再生処理部74に供給する。これにより、テレビジョン装置やモニター装置等であるコンテンツ提示装置80の画面上に再生可能速度範囲や合計時間および再生位置の時間等が表示される。また、付属情報DMzに速度範囲情報が含まれていないときには、上述の編集装置30において示したように再生可能速度範囲の設定を行う。設定された再生可能速度範囲は、コンテンツ提示装置80の画面上に表示される。
操作信号PSpがコンテンツの再生速度FPを可変するものであるとき、再生制御部72は、再生処理部74の動作を制御する提示制御信号CPを付属情報DMzに基づき生成して再生処理部74に供給する。
再生制御部72は、付属情報DMzに制限情報DMc-LMが設けられているときには、操作信号PSpによってなされた指示にかかわらず、制限情報DMc-LMが設けられているコンテンツの再生動作を規制する。ここで、再生制御部72は、制限情報DMc-LMが規制の内容、例えば再生速度や画像サイズ等を示しているとき、この規制の内容で示された条件で再生を行うように提示制御信号CPを生成して再生処理部74に供給する。また、再生制御部72は、制限情報DMc-LMが連結されていないとき、予め設定されている条件で再生を行うように提示制御信号CPを生成して再生処理部74に供給する。
なお、再生制御部72は、付属情報DMzによって推奨再生速度が示されているとともに制限情報DMc-LMが設けられていない場合、操作信号PSpによって再生速度が指示されていないときには、この推奨再生速度で再生動作を行うように提示制御信号CPを生成する。また、再生制御部72は、付属情報DMzによって、コンテンツのタイトルや時間長が示されているときには、これらの情報をコンテンツ提示装置80の画面上に表示させる。
コンテンツの可変速再生を行う再生処理部74は、データ保持回路713から供給された符号化データDZの復号化処理を行い、コンテンツの映像データDVzや音声データDAzを生成する。再生処理部74は、さらに、生成した映像データDVzや音声データDAzに対して提示制御信号CPに基づいた間引きや繰り返し処理を行い、ユーザの設定した再生速度FPあるいは推奨再生速度と等しい再生速度FPに応じた再生フレームレートの映像信号Svzや音声信号Sazを生成してコンテンツ提示装置80に供給することで、コンテンツ提示を行う。また、再生処理部74は、付属情報DMzに含まれている情報を表示する映像データDVsが供給されたときには、この映像データDVsに基づく表示、例えば再生可能速度範囲等をコンテンツ提示装置80の画面上に表示する映像信号Svzの生成を行う。
また、コンテンツ再生装置70は、コンテンツデータDCが記録されている記録媒体を用いるものであっても良い。この場合、記録媒体を再生して得られた再生信号から付属情報と画像および/または音声の符号化データを分離して、この付属情報を情報記憶回路712に記憶させ、符号化データをデータ保持回路713に記憶させることで、同様に処理することができる。
ところで、上述のコンテンツ再生装置70のコンテンツ再生処理も、コンピュータでソフトウェア処理することによって実現できる。このソフトウェア処理によってコンテンツ再生を行う場合の構成を図8に示す。
コンピュータは、図8に示すようにCPU751を内蔵しており、このCPU751にはバス760を介してROM752,RAM753,データ蓄積部754,入出力インタフェース755が接続されている。さらに、入出力インタフェース755には通信部761やユーザインタフェース部762、信号出力部763、記録媒体ドライブ764が接続されている。
CPU751は、ROM752やRAM753あるいはデータ蓄積部754に記憶されているプログラムを実行して、ユーザインタフェース部762からの操作信号PSpに基づいたコンテンツ送出処理動作を行う。ここで、通信部761に送出データDTzが供給されたとき、通信部761は、符号化データDZと付属情報DMzを抽出する。この通信部761で抽出された符号化データDZと付属情報DMzをデータ蓄積部754に記憶させる。また、ユーザインタフェース部762からの操作信号PSpに基づいて、データ蓄積部754に記憶されている符号化データDZの読み出しや復号化処理を行い、映像データDVzや音声データDAzを生成して信号出力部763に供給する。信号出力部763は、映像データDVzや音声データDAzに基づき、コンテンツ提示装置80に応じた映像信号Svzや音声信号Sazを生成して出力する。
なお、コンテンツ再生処理を行うプログラムは、予めROM752やデータ蓄積部754に記憶させておくものとしたり、記録媒体ドライブ764によって、コンテンツ再生処理のプログラムを記録媒体に記録しあるいは記録媒体に記録されているプログラムを読み出して実行するものとしても良い。さらに、通信部761によって、プログラムを有線あるいは無線の伝送路を介して送信あるいは受信するものとし、受信したプログラムをコンピュータで実行するものとしても良い。
図9は、コンテンツ再生処理動作を説明するためのフローチャートである。コンテンツデータを再生する場合、CPU751は、GUI環境を構成するための画像をコンテンツ提示装置80に表示させる。この表示画像に対応した操作がユーザインタフェース部762で行われることで操作入力が行われる。
図10は、コンテンツ提示装置80に表示したGUI環境を構成する画像を例示したものである。コンテンツ提示装置80の画面上には、コンテンツの画像を表示するビュワー部801、再生速度FPを可変するためのインタフェースである速度可変コンソール部802、再生速度FPを表示する再生速度表示部803、動作モードや音量等の切り換えを行うための動作コントロール部804、コンテンツのタイトルを示すタイトル表示部805、コンテンツの再生時間や現在の時間を表示する時間表示部806、現在の再生位置を示す再生位置表示部807等が設けられている。
CPU751は、図9のステップST21で、データ蓄積部754からコンテンツの付属情報DMzを読み出して、入出力インタフェース755を介して信号出力部763からコンテンツ提示装置80に、付属情報DMzに基づいて生成された映像信号Svzや音声信号Sazを出力する。これにより、コンテンツ提示装置80で付属情報DMzに基づいた表示が行われる。例えばコンテンツのタイトルやコンテンツの時間長がタイトル表示部805や時間表示部806に表示される。また再生可能速度範囲が速度可変コンソール部802に表示される。
CPU751は、ステップST22で、動作コントロール部804を利用して、コンテンツの再生開始操作が行われたか否かを操作信号PSpに基づき識別する。ここで、再生開始操作が行われていないとき、CPU751はステップST22に戻り、再生開始操作が行われたときにはステップST23に進む。
CPU751は、ステップST23で、再生速度FPと付属情報DMzに応じて再生処理条件の設定、すなわち符号化データDZを復号化して得られた映像データDVzや音声データDAzから映像信号Svzや音声信号Sazを生成する際、映像データDVzや音声データDAzを用いて行うデータの間引き間隔やデータの繰り返し数等を決定してステップST24に進む。
CPU751は、ステップST24で、データ蓄積部754から符号化データDZを読み出して復号化して映像データDVzや音声データDAzを生成するとともに、ステップST23で決定された再生処理条件でデータの間引きやデータの繰り返し等を行い、コンテンツ提示用である再生フレームレートの映像信号Svzや音声信号Sazを生成する。この生成した映像信号Svzや音声信号Sazをコンテンツ提示装置80に供給することで、速度可変コンソール部802のカーソル位置(太線で示す)で示された再生速度FPの再生画像をコンテンツ提示装置80のビュワー部801に表示する。また、このときの再生速度FPを再生速度表示部803に表示し、再生時間や再生位置を時間表示部806や再生位置表示部807に表示する。また、コンテンツ提示装置80は、速度可変コンソール部802のカーソル位置で示された再生速度FPでの再生音声を出力する。
CPU751は、ステップST25で、速度可変コンソール部802のカーソル位置が移動されて再生速度FPが変更されたか否かを識別する。ここで、再生速度FPの変更が行われたと識別されたときにはステップST23に戻り、再生速度FPの変更が行われたと識別されていないときにはステップST26に進む。
CPU751は、ステップST26で、再生動作の終了であるか否かを識別する。ここで、再生動作を停止する操作が行われていないとき、あるいはコンテンツの再生位置が終了位置となっていないときにはステップST25に戻る。また、停止操作が行われたとき、あるいは再生位置が終了位置となったときには、変速再生動作を終了する。
図11は、画像に対しての再生処理条件の設定動作を示すフローチャートである。CPU751は、ステップST31で、速度可変コンソール部802のカーソル位置に基づいて再生速度FPを識別してステップST32に進む。ここで、基準フレームレートFRrを1倍速として、速度可変コンソール部802でのカーソルの初期位置を例えば1倍速の位置とすることで、再生動作開始時の再生速度FPを設定する。また、編集装置30によって再生速度FPが推奨されているときには、この推奨されている再生速度FPの位置をカーソルの初期位置とし、推奨されている再生速度FPを、再生動作開始時の再生速度FPと設定する。さらに、ユーザインタフェース部762からの操作信号PSpによって、カーソル位置を移動するユーザ操作が行われたときにはカーソル位置と対応する速度を再生速度FPとする。なお、図示せずも、コンテンツ提示装置80側にカーソル位置を移動する操作部を設けて、この操作部からCPU751に操作信号を供給して、再生速度を設定することも可能である。
CPU751は、ステップST32で、付属情報DMzに制限情報DMc-LMが含まれているか否かを識別する。ここで制限情報DMc-LMが含まれているときにはステップST33に進む。また含まれていないときにはステップST34に進む。CPU751は、ステップST33で、制限情報DMc-LMに基づいて再生処理条件を決定する。例えば、操作信号PSpによって指示された速度にかかわらず、制限情報DMc-LMに基づいた速度や表示サイズ等、あるいは予め設定されている速度や表示サイズ等として、コンテンツ提示を所望の品質で行う。
CPU751は、ステップST34で、設定フレームレートFRsを識別してステップST35に進む。CPU751は、ステップST35で、再生速度FPと設定フレームレートFRsを乗算して、再生処理条件を決定するための識別値FDを算出する。
CPU751は、ステップST36で、識別値FDに基づいて再生処理条件を決定する。ここで識別値FDが1以上で小数点以下の値を含まないときには、識別値FDに応じたフレーム間隔で画像を間引いて出力するように再生処理条件を決定する。識別値FDが1以上で小数点以下の値を含む場合、基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数分のフレームから、識別値FDの整数値部分に応じたフレーム間隔で画像の間引きを行い、再生速度分の画像を読み出すように再生処理条件を決定する。識別値FDが1未満である場合には、所望の再生速度に応じたフレーム数となるまで同じ画像を繰り返し出力するように再生処理条件を決定する。このように決定された再生処理条件に基づいて上述のステップST24の処理を行うことにより、正しく所望の再生速度でコンテンツの画像を提示させることができる。また、コンテンツ提示側で制限情報DMc-LMを設定したときには、この制限情報DMc-LMに基づいた再生動作、すなわち所望の品質でコンテンツを提示する再生動作を行う。
図12は、識別値FDが1以上で小数点以下の値を含まない場合での画像再生動作を示している。図12Aは、設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrに対して10倍速とされているときの映像データDVzに基づく画像を示している。また図12Bはフレーム画像の設定フレームレートFRsを示すフレームレート情報DMz-FRs、図12Cは制限情報DMc-LM、図12Dは絶対フレーム番号ANをそれぞれ示している。なお、図12Cに示す制限情報DMc-LMは、例えばフラグを用いるものとしてフラグがハイレベル「H」のときに再生動作の規制を行うものとする。また図12Aから図12Hおよび後述する図13Aから図13Fと図14Aから図14Gでは、コマーシャル部分「CM」で再生動作の規制を行うものする。
再生速度FPが(1/5)倍速とされたとき、識別値FDは「10×(1/5)=2」となる。このため、図12E,図12Fに示すように、「FD=2」フレーム目毎、すなわち映像データDVzを1フレーム置きに用いて再生フレームレートの映像信号Svzを生成することで、(1/5)倍速での再生画像をコンテンツ提示装置80に表示できる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、制限情報DMc-LMに基づいた再生動作、例えば再生速度を予め設定されている1倍速に自動的に切り換えて、コマーシャル部分のフレーム画像を順次読み出す。また、表示サイズ等が操作信号PSpに基づいて変更されているときには、予め設定されている表示サイズに自動的に切り換える。このような再生動作を行うことにより、コンテンツ提供側が所望する品質でコマーシャルを提示できる。
また、上述したように制限情報DMc-LMが規制の内容を示しているときには、この規制の内容で示された条件で再生動作を行う。なお、図12Eは表示される画像の絶対フレーム番号ANを示しており、図12Fは映像信号Svzで表示されるフレーム画像を示している。
再生速度FPが2倍のとき、識別値FDは「10×2=20」となる。このため、図12G,図12Hに示すように、「FD=20」フレーム目毎すなわち映像データDVzを19フレーム分飛ばしながら用いて映像信号Svzを生成することで、2倍速の再生画像をコンテンツ提示装置80に表示できる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生速度を例えば1倍速に自動的に切り換えて、コマーシャル部分のフレーム画像を順次読み出すことにより、コンテンツ提供側が所望する品質でコマーシャルを提示できる。なお、図12Gは表示される画像の絶対フレーム番号ANを示しており、図12Hは映像信号Svzで表示されるフレーム画像を示している。
図13は、識別値FDが1以上で小数点以下の値を含む場合の画像再生動作を示している。図13Aは、設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrに対して7倍速とされているときの映像データDVzに基づく画像を示している。また図13Bはフレームレート情報DMz-FRs、図13Cは制限情報DMc-LM、図13Dは絶対フレーム番号ANをそれぞれ示している。
ここで、再生速度FPが(1/3)倍速であるとき、識別値FDは「7×(1/3)=2.33・・・」となる。このため、図13E,図13Fに示すように、基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数分である7フレームから、識別値FDの整数値部分に応じて2フレーム目毎すなわち1フレーム置きに映像データの読み出しを行い、3フレーム分の映像データDVzを出力させることで、(1/3)倍速の再生画像を得ることができる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生速度を予め設定されている例えば1倍速に自動的に切り換えて、コマーシャル部分のフレーム画像を順次読み出すことにより、コンテンツ提供側が所望する品質でコマーシャルを提示できる。なお、図13Eは表示される画像の絶対フレーム番号ANを示しており、図13Fは映像信号Svzで表示されるフレーム画像を示している。
図14は、識別値FDが1未満となる場合での再生動作を示している。図14Aは、設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrに対して(1/4)倍速とされているときの映像データDVzに基づく画像を示している。また図14Bはフレームレート情報DMz-FRs、図14Cは制限情報DMc-LM、図14Dは絶対フレーム番号ANをそれぞれ示している。
ここで、再生速度FPが2倍速とされたとき、識別値FDは「(1/4)×2=1/2」となる。このため、図14E〜図14Gに示すように、再生速度に応じたフレーム数すなわち映像データDVzをフレーム毎に2回繰り返し用いて映像信号Svzを生成することで、2倍速での再生画像をコンテンツ提示装置80に表示できる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生速度を予め設定されている例えば1倍速に自動的に切り換えて、コマーシャル部分のフレーム画像を順次読み出すことにより、コンテンツ提供側が所望する品質でコマーシャルを提示できる。なお、図14Eは制限情報DMc-LM、図14Fは表示される画像の絶対フレーム番号ANを示しており、図14Gは映像信号Svzで表示されるフレーム画像を示している。
ところで、図12と図13および図14では、コマーシャル等を挿入して再生動作を規制するものとしたが、コンテンツの一部の再生動作を規制することもできる。図15は、設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrに対して10倍速とされているコンテンツにおいて、一部のシーンの可変速再生動作を制限する場合を示している。図15Aは、映像データDVzに基づく画像を示している。また図15Bはフレーム画像の設定フレームレートFRsを示すフレームレート情報DMz-FRs、図15Cは制限情報DMc-LM、図15Dは絶対フレーム番号ANをそれぞれ示している。
ここで、再生速度FPが(1/5)倍速とされたとき、識別値FDは「10×(1/5)=2」となる。このため、図15E,図15Fに示すように、映像データDVzを1フレーム置きに用いて映像信号Svzを生成することで、(1/5)倍速での再生画像をコンテンツ提示装置80に表示できる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生可能速度範囲の最低値である1/10倍速に自動的に切り換えて、フレーム画像を間引くことなく再生する。このようにすれば、再生速度を可変できるようにコンテンツを提供できるだけでなく、コンテンツ提供側が意図する部分のみ再生速度を制限することもできる。なお、図15Eは表示される画像の絶対フレーム番号ANを示しており、図15Fは再生フレームレートである映像信号Svzで表示されるフレーム画像を示している。
次に、音声について説明する。図16は、音声に対しての再生処理条件の設定動作を示すフローチャートである。音声については、フレーム単位で音声データDAzを用いるものとしたとき、フレーム間で音のつながりがなくなり音の不連続を生じてしまう。このため、音声については、サンプル単位で再生処理を行う。
CPU751は、ステップST41で、ステップST31と同様にして再生速度を識別してステップST42に進む。ステップST42では、ステップST32と同様に、付属情報DMzに制限情報DMc-LMが含まれているか否かを識別する。ここで制限情報DMc-LMが含まれているときにはステップST43に進む。また含まれていないときにはステップST44に進む。CPU751は、ステップST43で、制限情報DMc-LMに基づいて再生処理条件を決定する。例えば、操作信号PSpによって指示された速度にかかわらず、制限情報DMc-LMに基づいた再生速度等、あるいは予め設定されている再生速度等として、コンテンツ提示を所望の品質で行う。
CPU751は、ステップST44で、ステップST34と同様に、設定フレームレートFRsを識別してステップST45に進む。ステップST45では、再生速度FPと設定フレームレートFRsを乗算して、再生処理条件を決定するための識別値FDを算出する。
CPU751は、ステップST46で、識別値FDに基づいて再生処理条件を決定する。ここで識別値FDが1以上で小数点以下の値を含まないときには、識別値FDに応じたサンプル間隔で音声データの間引きを行うように再生処理条件を決定する。識別値FDが1以上で小数点以下の値を含む場合、基準フレームレートFRrに対する設定フレームレートFRsの倍数分のフレームから、識別値FDの整数値部分に応じたサンプル間隔で音声データの間引きを行い、再生速度分の音声データを読み出すように再生処理条件を決定する。識別値FDが1未満である場合には、所望の再生速度に応じたフレーム数分のサンプル数となるように音声データを繰り返し用いるよう再生処理条件を決定する。このように決定された再生処理条件に基づいて上述のステップST24の処理を行うことで、正しく所望の再生速度でコンテンツの音声を提示させることができる。また、コンテンツ提示側で制限情報を設定したときには、この制限情報に基づいたコンテンツ音声の提示を行うことができる。
図17は、識別値FDが1以上で小数点以下の値を含まない場合での音声再生動作を示している。図17Aは、絶対フレーム番号ANを示しており、図17Bはフレームレート情報DMz-FRs、図17Cは制限情報DMc-LMを示している。
ここで、再生速度FPが(1/5)倍速とされたとき、設定フレームレートFRsは基準フレームレートFRrに対して10倍速とされていることから、識別値FDは「10×(1/5)=2」となる。このため、「FD=2」サンプル目毎すなわち1サンプル置きに音声データDAzを用いて音声信号Sazを生成することで、1/5倍速での再生音声をコンテンツ提示装置80から出力できる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生速度を予め設定されている例えば1/10倍速に自動的に切り換えて、音声データDAzを順次読み出すことにより、コンテンツ提供側が所望する品質で音声を提示できる。なお、図17Dは、映像信号Svzの生成に用いられるフレームを示しており、図17Eは音声データDAzが14サンプル/フレームであるとき、音声信号Sazで用いられる音声データを示している。
図18は、識別値FDが1以上で小数点以下の値を含む場合での音声再生動作を示している。図18Aは、絶対フレーム番号ANを示しており、図18Bはフレームレート情報DMz-FRs、図18Cは制限情報DMc-LMを示している。
ここで、再生速度FPが(1/3)倍速とされたとき、設定フレームレートFRsは基準フレームレートFRrに対して7倍速とされていることから、識別値FDは「7×(1/3)=2.3・・・」となる。また、音声データDAzが14サンプル/フレームであるとき、(1/3)倍速における1フレームのサンプル数は「14×3/7=6」となる。このため、識別値FDの整数値部分に応じて2サンプル目毎すなわち1サンプル置きに音声データDAzを出力させるとともに、1フレームのサンプル数分である6サンプルの音声データDAzの出力がなされたときには、次のフレームの先頭に移動して1サンプル置きに音声データDAzを出力させるようにする。このように音声データDAzを選択して出力させることで、(1/3)倍速の再生音声を得ることができる。また、制限情報DMc-LMがハイレベル「H」とされたときには、再生速度を予め設定されている例えば(1/7)倍速に自動的に切り換えて、音声データDAzを順次読み出すことにより、コンテンツ提供側が所望する品質で音声を提示できる。
また、音声信号Sazに基づいて音声出力する場合にフィルタ処理を行うものとすれば、音声データDAzの間引きによる影響を少なくして良好な再生音声を出力できる。なお、図18Dは、映像信号Svzの生成に用いられるフレームを示しており、図18Eは音声データDAzが14サンプル/フレームであるとき、音声信号Sazで用いられる音声データを示している。
また、音声データDAzの間引きを行って音声信号Sazの生成する場合、音声データDAzの間隔が広くなって再生音が不連続となってしまうことがないように、音声信号Sazの生成に用いる音声データの間隔が略一定となるように間引きを行うものとしても良い。例えば設定フレームレートFRsが基準フレームレートFRrのKA倍とされており、再生速度FPが(1/KB)倍とされているとき、連続するKBサンプルの音声データDAzから略等間隔でKBサンプル分の音声データを取りだして、この取り出した音声データに基づいて音声信号Sazを生成する。さらに、識別値FDが1未満である場合には、図示せずも画像のフレーム繰り返し数分だけ各音声データを繰り返して順次用いることで、所望の再生速度の音声データDAzを生成できるとともに、制限情報DMc-LMに応じて音声データDAzの読み出しを制御することで、コンテンツ提供側が所望する品質で音声を提示できる。
このように、上述の実施の形態によれば、コンテンツの再生時に可変速再生が可能とされていても、コンテンツ提示側で所望する部分については、所望の品質でコンテンツ提示を行うことができる。このため、例えばコマーシャルのコンテンツデータに制限情報を設けておけば、可変速再生動作が行われていても、コマーシャル部分についてはコンテンツの提供側が所望する品質でコンテンツ提示を行うことができる。
20・・・信号再生装置、30・・・編集装置、31・・・素材取込部、32・・・編集処理部、33・・・編集制御部、34,73,216・・・ユーザインタフェース部、35・・・編集出力信号生成部、40・・・編集画像表示装置、41・・・編集音声出力装置、50・・・コンテンツ送出装置、51・・・書込処理部、52・・・送出データ生成部、53・・・伝送処理部、60・・・伝送路、70・・・コンテンツ再生装置、71・・・入力部、72・・・再生制御部、74・・・再生処理部、80・・・コンテンツ提示装置、201・・・エンコーダ、202,203,206・・・切換スイッチ、203a,203b・・・記録増幅部、204a,204b・・・磁気ヘッド、205a,205b・・・再生増幅部、207・・・デコーダ、211a,211b・・・バイモルフ、212・・・バイモルフ制御部、215・・・記録再生制御部、217・・・表示部、311・・・再生指示回路、312・・・データベース化処理回路、321・・・データ記憶装置、322・・・書込読出処理回路、323・・・信号編集回路、351・・・映像出力信号生成回路、352・・・音声出力信号生成回路、521・・・コンテンツ蓄積回路、522・・・読出処理回路、523・・・情報修正回路、524・・・エンコーダ、554,754・・・データ蓄積部、561・・・信号入力部、711・・・通信回路、712・・・情報記憶回路、713・・・データ保持回路、801・・・ビュワー部、802・・・速度可変コンソール部、803・・・再生速度表示部、804・・・動作コントロール部、805・・・タイトル表示部、806・・・時間表示部、807・・・再生位置表示部