JP4518219B2 - 歯列矯正用器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は歯列矯正用器具に関し、上顎歯列と下顎歯列の噛み合わせを矯正する歯列矯正用器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯列矯正治療においては、種々の矯正用器具が使用されているが、その一つに、上顎歯列と下顎歯列の噛み合わせを矯正する歯列矯正用器具がある。この歯列矯正用器具は、例えば、上顎歯列に比べて下顎歯列が後方に位置する状態(クラスII又は上顎前突)、逆に、上顎歯列に比べて下顎歯列が前方に位置する状態(クラスIII又は下顎前突)にあるとき、上下顎間に弾性体の復元力を作用させて歯列を矯正するものがある。
【0003】
この種の歯列矯正用器具を用いて矯正治療を行う場合は、弾性体が持つ復元力(付勢力)を上下顎間に適宜作用させて歯列を移動させる方法が一般的である。このような従来における歯列矯正用器具においては、下記するような問題点があった。
【0004】
ゴム製のエラスティック(輪ゴムやゴム製チェーン)は、上下顎間に引っ張り力を作用させるべく、適宜位置の例えばブラケットやアーチワイヤーなどフック部分等に掛け渡すように装着するもので、治療具として最もシンプルで分かりやすい形態である。しかし、その装着形態がシンプルであるだけに脱着が容易であるため、患者によってはドクターの指示を守らず、エラスティックを外して掛け忘れたりするので、思うような治療効果を期待できない場合があった。また、このゴム製のエラスティックは、口腔内で時間とともに急激に張力が劣化するため、意図した矯正荷重を長期間持続して加えることができないといった問題があった。
【0005】
また、米国特許5545037号明細書に開示された治療具においては、引張コイルを筒状の樹脂でカバーし、両端にフックを備えている。この治療具の場合、例えば、一端を下顎第一大臼歯のバッカルチューブのフックに掛け、他端を上顎犬歯ブラケットの近心側の、アーチワイヤーに取り付けたクリンパブルフックに掛けることによって、クラスIIの上顎前突を矯正する。
【0006】
しかし、アーチワイヤー、バッカルチューブ、ブラケット等をまたいで顎間に掛けられるため、食事や会話による開口のときに、跨いだ部分との間に不要な摩擦が生じ、コイルスプリングが切れたり、フックが外れたりする問題があった。
【0007】
米国特許4708646号明細書に開示された治療具は、オープンコイルスプリングを樹脂で被覆したもの又は樹脂単体で構成されたものであり、一方、特開平10−33561号公報に開示された治療具は、板バネ状の弾性体であり、両者の弾性体自体の形態は違うものの、両者共に口を閉じた状態で弾性体の復元力が上下顎間に作用するようになっている。この両者ともに弾性体が伸縮等の機能がないため、口を閉じた際に、オープンコイルスプリング及び板バネは圧縮され曲がった状態となり、頬の内側や歯茎を圧迫する不快感があった。
【0008】
また、特開平9-10235号公報に開示された治療具は、スリーブ及びプランジャーが3段階に伸縮する構造となっている。このため、コイルスプリングが圧縮された状態ではコンパクトにはなるものの、伸縮時のスムースな動作に欠ける問題があった。
【0009】
また、米国特許5711667号明細書に開示された治療具は、横に張り出したフック部分を有するスリーブに対して、これを貫通し且つ横方向に曲がったフック部分を有するスライド軸の外面にコイルスプリングを装着した形態である。このような構成の場合、スライド軸の軸方向に対してフック部分が横方向に張り出し且つ回転自在な構成であるために、コイルスプリングの復元力がダイレクトに伝わりにくい構造となってしまっている。
【0010】
特開平11-19099号公報に開示された治療具は、ピストン部分と該ピストン部分の両端に回転可能な取付部分からなるZ状の組み合わせ構造になっている。このため、伸縮時はコンパクトとなり、口中での違和感は少ないが、ピストン部分の軸方向(復元方向)に対して、回転可能な取付部分が横方向に位置した構成であるために、ピストンの復元力がダイレクトに伝わりにくい構造となってしまっている。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】
この種の歯列矯正器具における従来タイプの多くは、口を閉じた状態で負荷がかかるため常時違和感があった。また、従来のものにおいては、コンパクトな構造のものでは、口中での違和感がないものの復元力が作用する軸線から外れた回転部分があるなど弾性部材の復元力がダイレクトに伝達できない問題があった。また、回転部分がないものでは、例えば、プランジャーが3段階に伸縮する構造となっているなど、構造が複雑化しており、伸縮時のスムースな動作に欠ける問題があった。さらに、従来の歯列矯正器具においては、引張コイルスプリングは、負荷がかかる伸張時に該コイルの切断の恐れがあった。また、従来の歯列矯正器具においては、構造がシンプルなものでは、コイルスプリングが露出しており、このようなタイプでは、食べ物や頬肉の咬み込みの危険性もあり、また、衛生的にも問題があった。
【0012】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、口を閉じた状態で違和感がなく、弾性部材の復元力がダイレクトに伝達でき、構造が複雑化することなく伸縮時のスムースな動作が保証でき、負荷がかかる伸張時にコイルスプリングの切断の恐れがなく、食べ物や頬肉の咬み込みもなく衛生的な歯列矯正器具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る歯列矯正用器具は、上顎歯列と下顎歯列との噛み合わせを矯正するべく該上下顎歯列の間に掛け渡すように装着して、該上下顎歯列間に弾性力を付与する歯列矯正用器具であって、
前記歯列の一部に取り付ける係合手段を有するプランジャーと、プランジャーが貫通する開口が内部空間の径よりも小さい狭窄部を有するスリーブと、前記プランジャーの前記スリーブ内の先端部分と前記スリーブの前記狭窄部との間に作用する弾性体とを備え、前記スリーブは、第一スリーブと該第一スリーブ内に装着された第二スリーブとの二つからなり、前記第一スリーブの狭窄部と前記第二スリーブのスリーブ内先端部との間に第一弾性体が装着されており、前記第二スリーブの一端側の開口から前記プランジャーが貫通されており、該プランジャーは前記スリーブ内先端部と前記第二スリーブの狭窄部との間に第二弾性体が装着されており、前記第一スリーブの他端側には、該第一スリーブに固定された取付アームを備えてなり、前記第一及び第二の弾性体により前記上下顎歯列の間に引っ張り力を生じるように構成されたことを特徴とし(請求項1)、これにより上記目的を達成することができる。
【0014】
【0015】
・開口時のみに上下顎歯列間に前記弾性体の復元力が作用するように構成されたこと(請求項)、を特徴とする。
【0016】
(作用)本発明に係る歯列矯正用器具によれば、歯列の一部に取り付ける係合手段を有するプランジャーと、このプランジャーが貫通する開口が内部空間の径よりも小さい狭窄部を有するスリーブと、このプランジャーのスリーブ内の先端部分とスリーブの狭窄部との間に作用するコイルスプリングなどの弾性体とを備え、スリーブは、第一スリーブと該第一スリーブ内に装着された第二スリーブとの二つからなり、第一スリーブの狭窄部と第二スリーブのスリーブ内先端部との間に第一弾性体が装着されており、第二スリーブの一端側の開口からプランジャーが貫通されており、プランジャーはスリーブ内先端部と第二スリーブの狭窄部との間に第二弾性体が装着されており、第一スリーブの他端側には、該第一スリーブに固定された取付アームを備えた構成であることから、コンパクトな構成にすることができ、また、上下顎歯列の間に掛け渡して該上下顎歯列間に引っ張り力を付与するとき、この弾性体とプランジャーとは常に直線的に位置することができるので、弾性体の付勢力を直接的に付与することができる。また、弾性体並びにプランジャーの摺動部分がスリーブ内に収納されるので、清潔性を確保できるだけでなく、頬肉の咬み込みを回避することができることに加えて、更に、スリーブ内に他のスリーブが収まるので、長さをさほど大きくすることなく伸縮ストロークを大きくすることができる。(請求項1)
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
本発明に係る上記歯列矯正用器具において、開口時のみに上下顎歯列間に弾性体の復元力が作用するように構成されたことにより、歯牙の移動用の力を間欠的に付与するので、常時違和感をもつような不快感を解消できる。(請求項
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る歯列矯正用器具の好ましい実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る歯列矯正用器具の第1実施形態を示す概略図である。図2は、図1に示す歯列矯正用器具において、フックを引っ張った状態を示す概略図であり、図3は、図1に示す歯列矯正用器具を実際に装着した状態を示す概略図である。
【0023】
図4は、本発明に係る歯列矯正用器具の第2実施形態を示すものであり、図5は、図4に示す歯列矯正用器具において、フックを引っ張った状態を示す概略図である。
【0024】
図6は、本発明に係る歯列矯正用器具の第3実施形態を示す概略図である。図7は、本発明に係る歯列矯正用器具の第4実施形態を示す概略図である。図8は、図7に示す歯列矯正用器具の装着状態を示す概略図である。図9は、本発明に係る歯列矯正用器具の第5実施形態を示す概略図である。
【0025】
(第1実施形態)本実施形態における歯列矯正用器具1は、上顎歯列30と下顎歯列31との噛み合わせを矯正するべく上下顎歯列30,31の間に掛け渡すように装着する(図3参照)。この歯列矯正用器具1は、図3に示すように装着することにより、口を開けたときに上下顎歯列30,31間に引っ張り力を付与することができる。
【0026】
本実施形態における歯列矯正用器具1の構造は、図1に示すように、歯列の一部に取り付ける係合手段であるフック3a,4aを有するプランジャー3,4と、このプランジャー3,4が貫通する開口が内部空間10の径よりも小さい狭窄部7,8を有するスリーブ2と、プランジャー3のスリーブ内の先端部分であるフラットヘッド3bとスリーブ2の狭窄部7との間に作用するコイルスプリング5(圧縮バネ)、さらに、プランジャー4は、スリーブ内の先端部分が球状部4bに構成されており、スリーブ2の狭窄部8に係合して該スリーブ2との間で自在に屈曲する関節構成(想像線ならびに矢印Aにて示すように動く構成)を備えている。
【0027】
歯列矯正用器具1は、口腔内に装着された状態で、口を閉じているときには、図1に示すように、プランジャー3がスリーブ2内に収納されて、コンパクトな構成になる。一方、口を開いたときには(図2に示すようにプランジャー3が矢印B方向に移動したとき)、上下顎歯列間30,31に引っ張り力を付与することができ、引っ張り力を付与するときには、図2に示すように、コイルスプリング5とプランジャー3,4とは常に直線的に位置することができる。
【0028】
図3に示す歯列矯正用器具1は、クラスII(上顎前突)の治療形態を示すものである。図3に示すように、歯牙には、予めブラケット32及びバッカルチューブ38が取り付けられ、アーチワイヤー33が装着されている。歯列矯正用器具1は、そのフック3aがボールクラスプ35を通して、下顎第一大臼歯のリップバンパーチューブ34の丸穴に差し込んで係止され、フック4aが、上顎犬歯の遠心側のアーチワイヤー33上に固定したクリンバブルフック39にかけるようにして係止される。
【0029】
患者が口を閉じた状態では、コイルスプリング5は自由状態にあるため、上下顎間には力が作用しない。一方、口を開けた場合には、プランジャー3が伸びてコイルスプリング5が圧縮され、下顎を前方に押し出し、上顎を後方に移動させようとする力が働く。したがって、上下顎歯列間30,31にコイルスプリング5の付勢力を直接的に付与することができる。また、コイルスプリング5並びにプランジャー3の摺動部分がスリーブ2内に収納されることから、食物或いは食物かす等がコイルスプリング3に付着することが回避でき、清潔な状態を確保できる。また、コイルスプリング5の伸縮によって、頬肉の咬み込みを回避することができる。更にまた、本実施形態の歯列矯正用器具1は、関節部分を備えていることで、該歯列矯正用器具1に不測の力が加わったときでも自在に屈曲でき、口中における違和感を極力少なくできる。
【0030】
なお、取り付け方向を逆にした場合、一端を上顎第一大臼歯の丸チューブ及びフックに固定し、他端を下顎犬歯の遠心フックに取り付けた場合には、下顎を後方に移動させ、上顎を前方に押し出そうとする力が働き、クラスIII(下顎前突)の治療に使用することもできる。また、歯牙や他の矯正用器具との関係でフックの取り付け箇所の動きに支障をきたす場合は、例えば、図2に示す8字状のジョイント9を介して取り付ければ、より自由度が増して伸縮時の動作もスムースとなる。
【0031】
(第2実施形態)
図4および図5に示す第2実施形態の歯列矯正用器具41は、スリーブ42には、両端の開口の狭窄部47,48から別々のプランジャー43,44が貫通されている。この両プランジャー43,44に別個のコイルスプリング45a,45bが作用するように構成されている。すなわち、両プランジャー43,44のスリーブ内先端のボールヘッド43b,44bと、狭窄部47,48との間に、それぞれ別々のコイルスプリング45a,45bが装着されている。このような二つのコイルスプリング45a,45bが装着されている構成によれば、例えば図5に示すように、プランジャー43,44が引っ張られたときに、復元力を大きくできる。
【0032】
(第3実施形態)
図6に示す第3実施形態の歯列矯正用器具61においては、スリーブ62は、一端側の開口である狭窄部68からプランジャー63が貫通されており、このプランジャー63には、コイルスプリング65が、フラットヘッド63bと狭窄部68との間において作用する。一方、他端側には、このスリーブ62に固定された取付アーム64を備えた構成である。このような構成とすることにより、スリーブ62をしっかりと固定することができる。
【0033】
(第4実施形態)
図7に示す第4実施形態の歯列矯正用器具71においては、第3実施形態の構成と同様に、スリーブ72は、一端側の開口である狭窄部78からプランジャー73が貫通されており、このプランジャー73には、コイルスプリング75が、フラットヘッド73bと狭窄部78との間において作用する。一方、他端側には、このスリーブ72に固定された取付アーム74を備えた構成である。そして、取付アーム74には、サイズ調整およびディスタルストップのためのオメガループ74c並びにフック80をロー付けまたは溶接にて取り付けてある。また、プランジャー73の先端には、例えば、コイル状に丸めたフック73aを形成してある。
【0034】
このような構成とすることにより、例えば、図8に示すように取り付けることができる。図8に示すように、歯列矯正用器具1は、フック73aが、上顎犬歯の近心側のアーチワイヤー33上に固定したクリンパブルフック85にかけるようにして係止され、一方、取付アーム74は、その先端部分が丸チューブに差し込まれ、かつオメガループ74の部分を掛け渡すように、ゴム88またはワイヤーをフック80に掛けて、外れないようにしっかりと固定されている。
【0035】
(第5実施形態)図9に示す第5実施形態の歯列矯正用器具91においては、スリーブは第一スリーブ92Aと該第一スリーブ92A内に装着された第二スリーブ92Bとの二つからなり、第一スリーブ92Aの狭窄部98Aと第二スリーブ92Bのスリーブ内先端部92bとの間に第一コイルスプリング95aが装着されており、第二スリーブ92Bの一端側の開口である狭窄部98Bからプランジャー93が貫通されている。このプランジャー93は、スリーブ内先端部93bと第二スリーブ92Bの狭窄部98Bとの間に第二コイルスプリング95bが装着されている。一方、第一スリーブ92Aの他端側には、該第一スリーブ92Aに固定された取付アーム94を備えている。このような構成としたことによれば、第一スリーブ92A内に第二スリーブ92Bが収まるので、長さをさほど大きくすることなく伸縮ストロークを大きくすることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る歯列矯正用器具は、歯列の一部に取り付ける係合手段を有するプランジャーと、このプランジャーが貫通する開口が内部空間の径よりも小さい狭窄部を有するスリーブと、このプランジャーのスリーブ内の先端部分とスリーブの狭窄部との間に作用するコイルスプリングなどの弾性体とを備え、スリーブは、第一スリーブと該第一スリーブ内に装着された第二スリーブとの二つからなり、第一スリーブの狭窄部と第二スリーブのスリーブ内先端部との間に第一弾性体が装着されており、第二スリーブの一端側の開口からプランジャーが貫通されており、プランジャーはスリーブ内先端部と第二スリーブの狭窄部との間に第二弾性体が装着されており、第一スリーブの他端側には、該第一スリーブに固定された取付アームを備えた構成であることから、コンパクトな構成にすることができ、また、上下顎歯列の間に掛け渡して該上下顎歯列間に引っ張り力を付与するとき、この弾性体とプランジャーとは常に直線的に位置することができるので、弾性体の付勢力を直接的に付与することができる。また、弾性体並びにプランジャーの摺動部分がスリーブ内に収納されるので、清潔性を確保できるだけでなく、頬肉の咬み込みを回避することができることに加えて、更に、スリーブ内に他のスリーブが収まるので、長さをさほど大きくすることなく伸縮ストロークを大きくすることができる。歯列矯正用器具を提供することができる。(請求項1)
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
また、本発明に係る上記歯列矯正用器具において、開口時のみに上下顎歯列間に弾性体の復元力が作用するように構成されたことにより、歯牙の移動用の力を間欠的に付与するので、常時違和感をもつような不快感を解消できる歯列矯正用器具を提供することができる。(請求項
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯列矯正用器具の第1実施形態を示す概略図である。
【図2】図1に示す歯列矯正用器具において、フックを引っ張った状態を示す概略図である。
【図3】図1に示す歯列矯正用器具を実際に装着した状態を示す概略図である。
【図4】本発明に係る歯列矯正用器具の第2実施形態を示すものである。
【図5】図4に示す歯列矯正用器具において、フックを引っ張った状態を示す概略図である。
【図6】図6は、本発明に係る歯列矯正用器具の第3実施形態を示す概略図である。
【図7】図7は、本発明に係る歯列矯正用器具の第4実施形態を示す概略図である。
【図8】図7に示す歯列矯正用器具の装着状態を示す概略図である。
【図9】本発明に係る歯列矯正用器具の第5実施形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1,41,61,71,91 歯列矯正用器具
2,42,62,72, スリーブ
3,4,43,44,63,73,93プランジャー
5,45a,45b,65,75 コイルスプリング
64,74,94 取付アーム
92A 第一スリーブ
92B 第二スリーブ
95a 第一コイルスプリング
95b 第二コイルスプリング

Claims (2)

  1. 上顎歯列と下顎歯列との噛み合わせを矯正するべく該上下顎歯列の間に掛け渡すように装着して、該上下顎歯列間に弾性力を付与する歯列矯正用器具であって、
    前記歯列の一部に取り付ける係合手段を有するプランジャーと、プランジャーが貫通する開口が内部空間の径よりも小さい狭窄部を有するスリーブと、前記プランジャーの前記スリーブ内の先端部分と前記スリーブの前記狭窄部との間に作用する弾性体とを備え、前記スリーブは、第一スリーブと該第一スリーブ内に装着された第二スリーブとの二つからなり、前記第一スリーブの狭窄部と前記第二スリーブのスリーブ内先端部との間に第一弾性体が装着されており、前記第二スリーブの一端側の開口から前記プランジャーが貫通されており、該プランジャーは前記スリーブ内先端部と前記第二スリーブの狭窄部との間に第二弾性体が装着されており、前記第一スリーブの他端側には、該第一スリーブに固定された取付アームを備えてなり、前記第一及び第二の弾性体により前記上下顎歯列の間に引っ張り力を生じるように構成されたことを特徴とする歯列矯正用器具。
  2. 開口時のみに前記上下顎歯列間に前記弾性体の復元力が作用するように構成された請求項に記載の歯列矯正用器具。
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