JP4518111B2 - 映像処理装置、映像処理方法、及びプログラム - Google Patents

映像処理装置、映像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像処理装置、映像処理方法、及びプログラムに関する。
近年、情報処理技術、及び情報通信技術の急速な発展に伴い、高品質な映像や音楽のデジタル配信サービスが普及しつつある。しかしながら、高画質映像はデータ容量が膨大であるため、それを経済的に配信するためには何らかの工夫が必要とされる。そのため、高精細な大画面テレビ等で視聴される高画質映像の配信技術には大きな注目が集まっている。その中でも、高画質な映像データを高画質なままにデータ容量を圧縮する種々の符号化技術が盛んに研究されている。例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)やVCEG(Video Coding Experts Group)により規格化された映像データ等の圧縮方式はよく知られた圧縮符号化技術の一つである。
ところで、映像データの圧縮符号化技術の代表的な例として「動き補償」と呼ばれる技術がある。この技術よると、まず、複数のフレーム間で同一又は最も近似する画素を含むブロックが抽出され、そのブロックが移動した方向と移動量とを表す動きベクトルが算出される。そして、フレーム間の差分符号化が行われる際に、その動きベクトルに基づいて画素の補償が行われる。その結果、同一又は近似した画素値を持つブロックがフレーム間で移動した場合等において、画質を悪化させずに映像データのデータ容量を大きく低減させることが可能になる。この技術を応用して、例えば、下記特許文献1のように、フレームレート変換やインターレース/プログレッシブ変換(以下、IP変換)を行うこともできる。その場合、動き補償を利用してフレーム間を補間する中間画像が生成される。
特開2007−104652号公報
しかしながら、動きベクトルの算出に要する処理負荷が他の符号化処理に比べて大きいため、高精度の動きベクトルを算出すること自体が容易ではない。例えば、動きベクトルの算出法として良く知られるブロックマッチング法の例を挙げて簡単に説明する。この方法によると、一対の参照フレームに対してブロック単位で画素値の差分絶対値和が算出され、その最小値に対応するブロックの移動方向と移動量とが算出されることで動きベクトルが決定される。そこで、例えば、所定のブロック位置から水平に±7画素、垂直に±3画素の範囲でブロックマッチングする場合を考えると、1画素の動きベクトルを求めるために『(21画素の差分+21回の絶対値計算+21回の累積加算)×水平15方向×垂直7方向』の計算が必要とされる。つまり、この計算に要するリソースがゲート規模で100万ゲート以上になる。
そこで、ブロックマッチング法を改良して計算リソースを低減させる種々の技術が日々研究されている。しかしながら、どの技術においても、符号化データをデコードして復元されるフレームに対してブロックマッチング法が適用されており、フレームサイズが大きいこと自体が計算リソースの増加を齎しているという根本的な原因に対する訴求が十分になされているとは言えない。例えば、フレームの画像サイズが1920×1080画素の場合にデータ量が約1900Mbpsであることが、計算リソースを増大させる原因なのである。これは、インターレースモード、フレームレート60Hz、画素データ30bitにおける例であるが、他のフォーマットの場合、データ量が1900Mbps以上になることもある。このように、膨大な計算リソースが要求されるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、計算リソースを低減することが可能な、新規かつ改良された映像処理装置、映像処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、符号化データのフレームレートを変換することが可能な映像処理装置が提供される。当該映像処理装置は、入力された符号化データを差分符号化データに復号する差分符号化データ復号部と、前記差分符号化データ及び前記符号化データの一方又は両方に基づいて前記差分符号化データのフレーム間に挿入される補間差分符号化データを生成する補間差分符号化データ生成部と、前記補間差分符号化データを用いて前記差分符号化データのフレームレートを変換するフレームレート変換部とを備える。
また、前記映像処理装置は、前記フレームレート変換部により変換された前記差分符号化データをデコードしてフレームレートが変換された映像信号を復元する映像信号復元部をさらに備えていてもよい。
また、前記映像処理装置は、前記符号化データを高画質処理する高画質処理部をさらに備えていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、符号化データのフレームレートを変換することが可能な映像処理方法が提供される。当該映像処理方法は、入力された符号化データを差分符号化データに復号する差分符号化データ復号ステップと、前記差分符号化データ及び前記符号化データの一方又は両方に基づいて前記差分符号化データのフレーム間に挿入される補間差分符号化データを生成する補間差分符号化データ生成ステップと、前記補間差分符号化データを用いて前記差分符号化データのフレームレートを変換するフレームレート変換ステップとを含む。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記の映像処理装置が有する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。さらに、前記プログラムが記録された記録媒体が提供される。
上記の構成により、フレームレート変換に要する計算リソースが軽減され、必要なフレームメモリの容量が低減され、動き推定の精度が向上されうる。
以上説明したように本発明によれば、計算リソースを低減することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[高画質化処理の概要]
まず、本発明の好適な実施形態について説明するのに先立ち、動きベクトルを利用した映像データの高画質化処理について簡単に説明する。尚、高画質化処理の一例として、フレームレート変換について説明するが、以下で述べる本発明の好適な実施形態を適用可能な高画質化処理はこれに限定されるものではない。例えば、上で述べたIP変換等にも適用することが可能である。IP変換に適用する場合、前後のインターレース画像から推定された動きベクトルを用いて、インターレース画像の奇数番目又は偶数番目のブランクラインが補間される。
(フレームレート変換について)
まず、図1を参照しながら、映像処理装置によるフレームレート変換について簡単に説明する。図1は、動きベクトルを用いたフレームレート変換の原理を説明するための説明図である。図1には、一例として、時刻t、t、tに対応する3つのフレームが記載されている。その中で、時刻t及びtに対応するフレームをオリジナルフレームと呼び、時刻tに対応するフレームを補間フレームと呼ぶことにする。オリジナルフレームは、変換前の映像データに含まれるフレームである。一方、補間フレームは、動きベクトルを用いて新たに生成されるフレームである。
フレームレート変換とは、図1に示すように、オリジナルフレーム間に補間フレームを挿入することによって映像データの時間解像度を高める処理である。その際、補間フレームは、例えば、前後の時刻に対応するオリジナルフレームの画素値に基づいて生成される。図1の例で説明すると、補間フレームの画素A”は、時刻tのオリジナルフレームに含まれる画素Aと、その画素Aに対応し、時刻tのオリジナルフレームに含まれる画素A’とに基づいて算出される。このとき、画素Aと画素A’との間の対応関係は、動きベクトルMV02により表現される。動きベクトルとは、ある画素が移動する方向と移動する速さ(単位時間当たりの移動量)とを表すベクトル量である。従って、動きベクトルM02が算出されると、映像処理装置は、補間フレームが挿入される時刻t(即ち、Δt01、Δt02)と動きベクトルM02とに基づいて、画素A及び画素A’に対応する補間フレーム上の画素A”を生成することが可能になる。
(ブロックマッチング法について)
例えば、映像処理装置は、ブロックマッチング法を用いて動きベクトルを推定することができる。ブロックマッチング法とは、参照されるオリジナルフレーム(以下、参照フレーム)の各画素値に対し、所定サイズのブロック単位で差分絶対値和を算出した上で、その最小値に対応するブロックを抽出する手法である。
ここで、図2の例を参照しながら、ブロックマッチング法について簡単に説明する。図2は、ブロックマッチング法の原理を説明するための説明図である。図2の例では、ブロックのサイズをx方向に5画素、y方向に3画素としているが、これに限定されない。また、図2の各図は、図1の投影図に対応する。
まず、映像処理装置は、生成したい補間フレーム上の画素A”に画素A及びA’が一致するように各ブロックを設定する(Step.0)。次いで、映像処理装置は、画素Aに対応するブロック(以下、ブロックA)をx方向及びy方向に所定画素数だけ移動させる。同様に、映像処理装置は、画素A’に対応するブロック(以下、ブロックA’)をブロックAと逆方向に移動させる。例えば、映像処理装置は、ブロックAをx方向に−2画素、y方向に1画素移動させ、ブロックA’をx方向に2画素、y方向に−1画素移動させる。そして、映像処理装置は、ブロックAの各画素値と、それに対応するブロックA’の各画素値との間の差分絶対値を算出する。
図2のStep.1に示すように、例えば、映像処理装置は、ブロックAの右上(位置(1,5))に位置する画素の画素値q15と、ブロックA’の右上(位置(1,5))に位置する画素の画素値q’15との間の差分絶対値|Δq15|=|q15−q’15|を算出する。但し、位置(i,j)は、ブロックの左上隅を位置(1,1)として、x方向のi番目、y方向のj番目にある画素の位置を表すものとする。同様にして、映像処理装置は、ブロックA及びA’に含まれる全ての画素に対して差分絶対値|Δqij|(i=1〜5,j=1〜3)を算出する。その後、映像処理装置は、全ての差分絶対値|Δqij|を累積して差分絶対値和S=Σ|Δqij|を算出する。
さらに、映像処理装置は、ブロックA及びA’の位置を移動させて差分絶対値和を算出する。例えば、映像処理装置は、Step.1の位置からブロックAをx方向に−2画素、y方向に1画素移動し、ブロックA’をx方向に2画素、y方向に−1画素移動させる。そして、映像処理装置は、Step.1と同様に、移動後のブロックA及びA’の各画素に対して差分絶対値|Δqij|を算出した上で、差分絶対値和S=Σ|Δqij|を算出する(Step.2)。
さらに、映像処理装置は、Step.1及びStep.2と同様にして、様々な位置にブロックA及びA’を移動させながら、差分絶対値和S(k=1,2,...)を算出する。その後、映像処理装置は、算出された差分絶対値和Sの最小値Sminを抽出し、最小値Sminに対応するブロックA及びA’の位置を検出する。そして、映像処理装置は、最小値Sminに対応するブロックA及びA’について、ブロックAに含まれる画素Aと、ブロックA’に含まれる画素A’とを結ぶベクトルを動きベクトルMV02に設定する。上記のように、参照フレームのブロック(以下、参照ブロック)を移動させながら差分絶対値和を算出して動きベクトルを推定する方法をブロックマッチング法と呼ぶ。
図2の例では、説明の都合上、ブロックを移動させる方向や移動量を大雑把に示したが、実際には、1画素又は少数の画素単位でブロックを移動させながら、±x方向及び±y方向にそれぞれブロックマッチングが行われる。特に、高精度に動きベクトルを推定する場合には、より細かな画素単位で全方向にブロックマッチングが行われる。以下の説明において、上記の方法又は他の方法を用いて動きベクトルを推定することを単に動き推定と呼ぶことがある。
上記のように、ブロックマッチング法を用いることで、比較的単純なアルゴリズムにより動きベクトルの推定が可能になる。しかしながら、ブロックマッチング法は、動きベクトルを推定する処理に要する計算リソースが大きいという問題点を含んでいる。図2のように、参照ブロックを互いに対称的に移動させてブロックマッチングした場合でも膨大な計算量が必要になる。例えば、x方向に±7画素、y方向に±3画素の移動幅と1画素単位の移動量とを考慮してブロックマッチングする場合、ブロックのサイズが21画素であるから、1つの動きベクトルを推定するのに要する演算量は、(21画素の差分絶対値演算+累積演算)*x方向の移動分(15画素)*y方向の移動分(7画素)となり、ゲート規模で100万ゲートを越えてしまう。そのため、フレームレート変換の際に、計算リソースを削減することが可能な技術が求められているのである。
《映像処理装置10の機能構成》
ここで、図3を参照しながら、上記のフレームレート変換をすることが可能な通常の映像処理装置10の機能構成について簡単に説明する。図3は、フレームレート変換をすることが可能な映像処理装置10の機能構成を示す説明図である。後ほど、ここで述べる映像処理装置10の機能構成と、本発明の好適な実施形態に係る映像処理装置の機能構成とが対比して説明される。
図3に示すように、映像処理装置10は、主に、映像信号復元ブロック20と、フレームレート変換ブロック40とにより構成される。映像信号復元ブロック20は、例えば、MPEGやH.264の方式等で符号化された符号化データを元の映像信号に復元するための機能構成ブロックである。また、フレームレート変換ブロック40は、映像信号復元ブロック20により復元された映像信号をフレームレート変換して高画質化するための機能構成ブロックである。
(映像信号復元ブロック20)
映像信号復元ブロック20は、例えば、可変長復号部22と、逆量子化部24と、変換復号部26と、フレームメモリ28と、動き補償復号部30とにより構成される。
可変長復号部22は、入力端子Inから入力される可変長符号化(VLC;Variable Length Coding)された符号化データ(例えば、MPEGビットストリーム等)を復号(VLD;Variable length Decoding)する。次いで、逆量子化部24は、可変長復号部22により可変長復号された符号化データを逆量子化する。次いで、変換復号部26は、逆量子化された符号化データを逆離散コサイン変換(IDCT;Inverse Discrete Cosine Transform)する。但し、符号化データの変換方式に、DCTとは異なる他の変換方式(例えば、KL変換(Karhunen−Loeve Transform)やウェーブレット変換等)を用いることもできる。その場合、変換復号部26は、他の変換方式に応じた逆変換をする。
次いで、動き補償復号部30は、変換復号部26により復号された符号化データから動きベクトルを算出し、これに基づいて元の映像信号を復元する。例えば、動きベクトルは、マクロブロック単位で算出される。このとき、動き補償復号部30は、フレームを蓄積するためのフレームメモリ28を利用する。例えば、動き補償復号部30は、動きベクトルに基づいて算出される差分画像とフレームメモリ28に蓄積されたフレーム画像とを合成して映像信号を復元する等の処理を実行する。そして、動き補償復号部30は、復元された映像信号の情報(例えば、色度値(Y,Cb,Cr)等)をフレームレート変換ブロック40に伝送する。
(フレームレート変換ブロック40)
フレームレート変換ブロック40は、例えば、動き検出部42と、フレームレート変換部44と、フレームメモリ50とにより構成される。また、フレームレート変換部44は、主に、補間動きベクトル算出部46と、補間フレーム生成部48とにより構成される。
動き検出部42は、映像信号復元ブロック20から入力された映像信号に基づいて、フレーム間の動きベクトルを検出する。例えば、動き検出部42は、ブロックマッチング法等に基づいて動きベクトルの検出を行う。
フレームレート変換部44は、動きベクトルに基づいて映像信号のフレーム間に挿入する補間フレームを生成する機能を有する。また、フレームレート変換部44は、生成した補間フレームを映像信号のフレーム間に挿入することにより、映像信号のフレームレートを変換する機能を有する。これらの機能を実現させるために、補間動きベクトル算出部44は、映像信号復元ブロック20から取得した映像信号と動き検出部42により検出された動きベクトルとに基づいて、補間フレームに対応する補間動きベクトルMVitpを算出する。例えば、補間動きベクトル算出部46は、元の動きベクトルと同じ方向を有し、参照フレーム間の時間間隔と参照フレームー補間フレーム間の時間間隔との比率から決定される長さとを有するベクトル量を補間動きベクトルとして決定する。
次いで、補間フレーム生成部48は、補間動きベクトル算出部46により決定された補間動きベクトルを用いて補間フレームの画素を生成する。例えば、補間フレーム生成部48は、参照フレームの画素を補間動きベクトルに基づいて移動させ、補間フレームの画素に設定する。このとき、補間フレーム生成部48は、フレームメモリ50に蓄積された参照フレームを参照しながら補間フレームを生成すると共に、補間フレームを挿入して映像信号を生成する。フレームレート変換された映像信号は、出力端子Outに出力される。
以上、画像処理装置10の機能構成について簡単に説明した。上記の機能構成により、映像信号のフレームレート変換が可能になるが、動き検出部42の処理に必要な計算リソースが大きい上、補間フレームの生成に別途フレームメモリ50を必要とするため、装置自体の製品コストが増大してしまう。そこで、これらの問題を解決することが可能な本発明の好適な実施形態について、以下で詳細に説明する。
<本発明の一実施形態>
ここで、本発明の一実施形態について詳細に説明する。本実施形態の特徴は、フレーム間差分符号化された符号化データをデコードする前段でフレームレート変換を実行する構成にある。この構成を適用することにより、補間動きベクトルを生成する際に要する計算リソースが低減されると共に、フレームレート変換された映像信号の生成処理に要するフレームメモリの容量を削減することが可能になる。
[映像処理装置100の機能構成]
図4を参照しながら、本実施形態に係る映像処理装置100の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る映像処理装置100の機能構成を示す説明図である。
図4に示すように、映像処理装置100は、主に、可変長復号部102と、逆量子化部104と、変換復号部106と、フレームレート変換部110と、フレームメモリ122と、動き補償復号部124とにより構成される。さらに、フレームレート変換部110は、補間動きベクトル算出部112と、補間フレーム生成部114とを含む。
可変長復号部102は、入力端子Inから入力される可変長符号化された符号化データを復号する。次いで、逆量子化部104は、可変長復号部102により可変長復号された符号化データを逆量子化する。次いで、変換復号部106は、逆量子化された符号化データを逆離散コサイン変換する。但し、符号化データの変換方式に、DCTとは異なる他の変換方式(例えば、KL変換やウェーブレット変換等)を用いることもできる。その場合、変換復号部106は、他の変換方式に応じた逆変換をする。
このとき、変換復号部106から出力される映像信号は、フレーム間差分符号化されたデータ(以下、差分符号化データ)である。上記の映像処理装置10の場合、この差分符号化データを動き補償して元の映像信号に復号した上でフレームレート変換していた。しかし、本実施形態に係る映像処理装置100は、後述するように、差分符号化データのフレーム間に挿入される補間差分符号化データを直接的に生成した上で映像信号を復元する構成が上記の映像処理装置10と明確に相違する点に注意されたい。
フレームレート変換部110は、符号化データから得られる差分符号化データの動きベクトルに基づいて、差分符号化データのフレーム間に挿入する補間差分符号化フレームを生成する機能を有する。また、フレームレート変換部110は、生成した補間差分符号化フレームを差分符号化データのフレーム間に挿入することにより、符号化データのフレームレートを変換する機能を有する。
これらの機能を実現させるために、補間動きベクトル算出部112は、差分符号化データに含まれる画素の動きベクトルに基づいて、補間差分符号化フレームに対応する動きベクトル(以下、補間動きベクトル)を算出する。例えば、補間動きベクトル算出部112は、元の動きベクトルと同じ方向を有し、かつ、参照フレーム間の時間間隔と、参照フレームと補間フレームとの間の時間間隔と、の比率から決定される長さを有する補間動きベクトルを算出する。
次いで、補間フレーム生成部114は、補間動きベクトル算出部112により算出された補間動きベクトルを用いて補間差分符号化フレームの画素を生成する。例えば、補間フレーム生成部114は、参照される差分符号化データの画素を補間動きベクトルに基づいて移動させ、補間差分符号化フレームの画素に設定する。このとき、補間フレーム生成部114は、フレームメモリ122に蓄積された差分符号化データを参照しながら補間差分符号化フレームを生成すると共に、補間差分符号化フレームを差分符号化データに挿入してフレームレート変換された差分符号化データを生成する。補間フレーム生成部114は、フレームレート変換された差分符号化データを動き補償復号部124に入力する。尚、上記の補間動きベクトルは、フレームメモリ122に蓄積されて後述する動き補償復号部124の処理に利用されうる。
次いで、動き補償復号部124は、補間フレーム生成部114から入力された差分符号化データと、フレームメモリ122に蓄積された補間動きベクトルとに基づいて映像信号を生成する。尚、この差分符号化データには既にオリジナルの差分符号化データのフレームと補間差分符号化フレームとが含まれているため、出力される映像信号は、フレームレート変換されたものになる。
(フレームレート変換方法について)
ここで、図5を参照しながら、本実施形態に係るフレームレート変換方法について具体例を挙げて詳細に説明する。図5は、本実施形態に係るフレームレート変換方法の具体例を示す説明図である。尚、この方法は、フレームレート変換部110により実行される。
図5には、時刻tに対応するIピクチャフレーム(I−pict.)と、時刻tに対応するBピクチャフレーム(B−pict.)と、時刻tに対応するPピクチャフレーム(P−pict.)とが示されている。この例は、IピクチャフレームとBピクチャフレームとの間に補間フレーム(Itp−pict.)を挿入してフレームレートを変換する方法を示している。また、この例の前提として、時刻tのBピクチャフレームは、時刻tのIピクチャフレームと時刻tのPピクチャフレームとを参照フレームにして復元されるものと仮定する(双方向参照)。もちろん、前方参照や後方参照の場合にも実質的に同一の方法が適用可能である。
また、Iピクチャフレームの画素AからBピクチャフレームの画素Aへの動きベクトルをMV02、Pピクチャフレームの画素AからBピクチャフレームの画素Aへの動きベクトルをMV32と表現する。これらの動きベクトル(MV02、MV32)は、入力される符号化データから得られる。そこで、補間動きベクトル算出部112は、補間フレームの時刻(生成タイミング時間)に基づいて補間フレームに対応する補間動きベクトルMV01及びMV31を算出する。
例えば、補間動きベクトル算出部112は、Iピクチャフレームと補間フレームとの間の時間間隔Δt01=t−t、及びIピクチャフレームとBピクチャフレームとの間の時間間隔Δt02=t−tの比率に基づき、動きベクトルMV02の長さをΔt01/Δt02倍して補間動きベクトルMV01を生成する。同様に、補間動きベクトル算出部112は、補間フレーム、Bピクチャフレーム、及びPピクチャフレームの間の時間間隔に基づいて、動きベクトルMV32の長さをΔt13/Δt23倍して補間動きベクトルMV31を生成する。つまり、MV01=MV02*(Δt01/Δt02)、MV31=MV32*(Δt13/Δt23)となる。
上記のような方法により、補間動きベクトル算出部112は、補間差分符号化フレームに含まれる全てのマクロブロックに対して補間動きベクトルを算出することができる。尚、このときにオリジナルの符号化データのヘッダ情報を更新してもよい。
次いで、補間フレーム生成部114は、例えば、補間動きベクトルMV01に従ってIピクチャフレームの画素Aを移動させ、補間フレームの画素a (01)を生成する。同様に、補間フレーム生成部114は、例えば、補間動きベクトルMV31に従ってPピクチャフレームの画素Aを移動させ、補間フレームの画素a (31)を生成する。そして、補間フレーム生成部114は、補間フレームの画素a (01)の画素値と画素a (31)の画素値とを平均することで補間フレームの画素Aを生成することができる。尚、フレーム生成部114は、Iピクチャフレームから算出された補間動きベクトルMV01に重みを付けて平均することで補間フレームの画素Aを生成するように構成してもよい。その後、動き補償復号部124は、復元されたIピクチャフレーム、補間フレーム、Bピクチャフレーム、Pピクチャフレームを順に出力することで、高フレームレートの映像信号が出力される。
以上、本実施形態に係る映像処理装置100の機能構成、及びフレームレート変換方法について説明した。上記の構成を適用すると、通常の映像処理装置10において必要とされた動き検出部42が不要になる。また、少ないフレームメモリのメモリ容量と計算リソースとによりフレームレート変換が可能になる。さらに、本実施形態に係る映像処理装置100は、通常の映像処理装置10と異なり、内部で動きベクトルの検出を行わないため、内部の動きベクトル検出性能に補間フレームの精度が依存しないという利点もある。その結果、本実施形態に係る映像処理装置100は、通常の映像処理装置10に比べて、よりオリジナルの映像に近い補間フレームを生成することが可能になる。
[ハードウェア構成]
上記装置が有する各構成要素の機能は、例えば、図6に示すハードウェア構成を有する情報処理装置により実現することが可能である。図6は、上記装置の各構成要素が有する機能を実現することが可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。
図6に示すように、前記の情報処理装置は、主に、CPU(Central Processing Unit)902と、ROM(Read Only Memory)904と、RAM(Random Access Memory)906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とにより構成される。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する。RAM906は、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等を一時的又は永続的に格納する。これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908によって相互に接続されている。また、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続されている。
入力部916は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等の操作手段である。また、入力部916は、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントロール手段(所謂、リモコン)であってもよい。なお、入力部916は、上記の操作手段を用いて入力された情報を入力信号としてCPU902に伝送するための入力制御回路等により構成されている。
出力部918は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma DisplayPanel)、又はELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置であり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等により構成される。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD−DVDメディア、コンパクトフラッシュ(CF;CompactFlash)(登録商標)、メモリースティック、又はSDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit Card)、又は電子機器等であってもよい。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、放送、又は衛星通信等である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態においては、MPEG符号化データを意識して説明を行ったが、H.264/AVC符号化データ等の他の動きベクトルを用いた符号化データデコーダを有するシステムに適用することも可能である。H.264/AVCの場合、Bピクチャフレームの符号化データは、任意の複数フレームを参照フレームとして利用している。しかし、上記の実施形態で説明したように、動きベクトルを参照フレームと補間フレームの生成タイミング時間の比率によって算出することで、上記の実施形態に係るフレームレート変換技術を適用することが可能である。
他の例として、補間フレームの画素を生成する際、過去のフレームに対する動きベクトルを同時に参照し、複数の動きベクトルに基づいて補間動きベクトル又は補間フレームの画素を生成することも可能である。それにより、より高精度の動き補償が可能になる。さらに、入力される符号化データに対してシャープネス等の高画質処理を施すことにより、出映像信号が平滑化、或いは精細化されるため、補間差分符号化フレームに対する動きベクトルの生成精度が低い場合でも高品質の映像信号が得られる。その結果、出力表示画像のサイズが大型化しても、その影響を受けにくくなる。
フレームレート変換の原理を示す説明図である。 ブロックマッチング法の原理を示す説明図である。 フレームレート変換が可能な映像処理装置の機能構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る映像処理装置の機能構成を示す説明図である。 同実施形態に係るフレームレート変換方法を示す説明図である。 同実施形態に係る映像処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。
符号の説明
100 映像処理装置
102 可変長復号部
104 逆量子化部
106 変換復号部
110 フレームレート変換部
112 補間動きベクトル算出部
114 補間フレーム生成部
122 フレームメモリ
124 動き補償復号部

Claims (3)

  1. 映像データを差分符号化して得られる差分符号化データ及び動きベクトルを含む符号化データが入力された場合に、当該符号化データに含まれる動きベクトルの長さを所定の時刻に対応するように短縮した補間動きベクトルを生成する補間動きベクトル生成部と、
    前記符号化データに対して、映像をシャープネス化するような高画質処理を施した後、
    前記動きベクトルに対応する差分符号化データを前記補間動きベクトル生成部で生成された補間動きベクトルに基づいて移動させることにより補間差分符号化データを生成する補間差分符号化データ生成部と、
    前記差分符号化データと前記補間差分符号化データ生成部で生成された補間差分符号化データとを用いてデコードし、元の前記映像データよりもフレームレートの高い映像データを生成するフレームレート変換部と、
    を備え、
    前記補間差分符号化データ生成部は、前記動きベクトルの参照元となるフレームの時刻t1と、当該動きベクトルの参照先となるフレームの時刻t2との間に位置する前記所定の時刻t12に対応する補間動きベクトルを生成する際、当該動きベクトルの長さを|t12−t1|/|t2−t1|倍に短縮する、映像処理装置。
  2. 映像データを差分符号化して得られる差分符号化データ及び動きベクトルを含む符号化データが入力された場合に、当該符号化データに含まれる動きベクトルの長さを所定の時刻に対応するように短縮した補間動きベクトルを生成する補間動きベクトル生成ステップと、
    前記符号化データに対して、映像をシャープネス化するような高画質処理を施した後、
    前記動きベクトルに対応する差分符号化データを前記補間動きベクトル生成ステップで生成された補間動きベクトルに基づいて移動させることにより補間差分符号化データを生成する補間差分符号化データ生成ステップと、
    前記差分符号化データと前記補間差分符号化データ生成ステップで生成された補間差分符号化データとを用いてデコードし、元の前記映像データよりもフレームレートの高い映像データを生成するフレームレート変換ステップと、
    を含み、
    前記補間差分符号化データ生成ステップでは、前記動きベクトルの参照元となるフレームの時刻t1と、当該動きベクトルの参照先となるフレームの時刻t2との間に位置する前記所定の時刻t12に対応する補間動きベクトルを生成する際、当該動きベクトルの長さを|t12−t1|/|t2−t1|倍に短縮する、映像処理方法。
  3. 映像データを差分符号化して得られる差分符号化データ及び動きベクトルを含む符号化データが入力された場合に、当該符号化データに含まれる動きベクトルの長さを所定の時刻に対応するように短縮した補間動きベクトルを生成する補間動きベクトル生成機能と、
    前記符号化データに対して、映像をシャープネス化するような高画質処理を施した後、
    前記動きベクトルに対応する差分符号化データを前記補間動きベクトル生成機能で生成された補間動きベクトルに基づいて移動させることにより補間差分符号化データを生成する補間差分符号化データ生成機能と、
    前記差分符号化データと前記補間差分符号化データ生成機能で生成された補間差分符号化データとを用いてデコードし、元の前記映像データよりもフレームレートの高い映像データを生成するフレームレート変換機能と、
    コンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記補間差分符号化データ生成機能は、前記動きベクトルの参照元となるフレームの時刻t1と、当該動きベクトルの参照先となるフレームの時刻t2との間に位置する前記所定の時刻t12に対応する補間動きベクトルを生成する際、当該動きベクトルの長さを|t12−t1|/|t2−t1|倍に短縮する、プログラム。
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