JP4517924B2 - 真空調圧バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置などの理化学機械においてワークに化学的処理を施すための真空チャンバーの減圧などに使用する真空調圧バルブに関するものである。
例えば、半導体製造装置において、プロセスガスを用いて半導体基板上に成膜処理を施す場合、真空チャンバ内でその処理が行われる。その際、成膜処理に先立つ真空チャンバ内の段階的な減圧や、成膜反応中の該真空チャンバ内の真空圧の調整等に、例えば特許文献1に示すような真空調圧バルブが使用され、弁部材(弁シール部材)による弁座の開放度即ち弁開度を制御することにより、上記減圧や真空圧の調整等を精度良く行うようにしている。
ところが、この種の真空調圧バルブは、上記プロセスガスとの接触によってバルブの内部に副生成物(成膜による生成物以外の生成物)が付着し易く、特に、弁座を僅かに開放した状態で真空圧を調整する際に、該弁座と弁シール部材との距離が近いことから、これらの弁座と弁シール部材とがプロセスガスに直接晒されて副生成物が付着し易くなり、これらの部分に副生成物が付着すると、その付着の度合いによって弁部材の開閉ストロークと実際の弁開度との相関関係が変化し、調圧精度に狂いが生じたり、弁閉時のシールが不完全になってリークを生じるという問題があった。
特開平8−166085号公報
そこで本発明の目的は、弁座と弁シール部材とに対する副生成物の付着を防止することができる有効かつ新規な機構を備えた真空調圧バルブを提供することにある。
上記目的を達成するため,本発明によれば、バルブハウジングに形成された真空チャンバーに接続する第1主ポート及び真空ポンプに接続する第2主ポートと、これらの主ポートと弁室とを結ぶ第1流路孔及び第2流路孔と、該弁室内において上記第1流路孔の端部に該第1流路孔を取り囲むように形成された環状の弁座と、上記弁室内において該弁座を環状の弁シール部材で開閉する弁部材と、上記弁座と弁シール部材とに向けて不活性ガスを噴射するためのノズル部とを有し、上記ノズル部が、上記弁座の内側に該弁座と同心状に配設された噴射口を有すると共に、この噴射口全体に不活性ガスを均等に供給するための整流室を有し、上記噴射口及び整流室がそれぞれ円環状をしていて、上記第1流路孔内に嵌着した筒状部材の外周面と該第1流路孔の内周面との間に形成され、上記筒状部材の先端は、上記弁座と同じ高さにあるか又は該弁座よりも弁部材側に突出していることを特徴とする真空調圧バルブが提供される。
また、本発明の真空調圧バルブにおいては、上記筒状部材が、上記第1流路孔の端部の孔径が拡大された拡大孔部内に嵌め付けられるか、あるいは、上記第1流路孔のほぼ全長にわたって延在するように取り付けられる。
さらに、本発明の真空調圧バルブにおいては、上記バルブハウジングに、該バルブハウジングを加熱するための電気ヒーターを付設することができる。
この場合に好ましくは、上記バルブハウジングの外面に上記ヒーターからの熱を伝達するための伝熱カバーを付設し、該伝熱カバーに、上記不活性ガスが流通するガス流路を、該流路内の不活性ガスと伝熱カバーとの間で熱伝達が可能なるように形成し、このガス流路の一端を上記噴射口に接続すると共に、他端に不活性ガス供給源に接続するための接続口を設けることである。
より好ましくは、上記伝熱カバーに連なるガス加熱部を上記第1主ポートの回りに形成して、このガス加熱部に上記ガス流路を該第1主ポートを取り巻くように形成し、不活性ガスを上記伝熱カバーと同等の温度に加熱できるようにすることである。
本発明によれば、弁座と弁シール部材とに向けてノズル部から不活性ガスを噴射することにより、これらの弁座と弁シール部材とに対する副生成物の付着を効果的に抑制することができる。
図1は本発明に関連する構成を備えた真空調圧バルブの第1構成例を示すものである。このバルブは、流路中の弁座16を開閉する弁部材17を備えた主弁部1と、上記弁部材17を操作するシリンダ部2とを有していて、これらの主弁部1とシリンダ部2とが、筒形をした連結用ハウジング3を介してバルブの軸線Lに沿って直列に結合されている。
上記主弁部1は、実質的に角柱状又は円柱状をした中空のバルブハウジング10を有している。このバルブハウジング10は、ステンレスなどの高耐食性素材からなるもので、真空チャンバーに接続するための第1主ポート11と、真空ポンプに接続するための第2主ポート12とを有し、上記第1主ポート11は、バルブハウジング10の軸線L方向の一端側に該軸線Lに沿う方向に開口し、第2主ポート12は、バルブハウジング10の側面に上記軸線Lと直交する方向に開口している。
上記バルブハウジング10の内部には、上記第1主ポート11に通じる第1流路孔13と、上記第2主ポート12に通じる第2流路孔14と、これらの流路孔13,14が連通する弁室15とが形成され、上記第1流路孔13の端部の該弁室15内に開口する部分には、該第1流路孔13の開口部を同心状に取り囲む円環状の上記弁座16が形成されている。また、上記弁室15の内部には、該弁座16を開閉するポペット式の上記弁部材17が、該弁座16と同心状に設けられている。この弁部材17は、円形のディスク形をしていて、その先端面17aの外周端寄りの位置に、上記弁座16に接離する円環形をした弾性部材製の弁シール部材18が取り付けられている。
上記弁部材17の背面中央部には、バルブハウジング10の内部を上記シリンダ部2側に向けて延びる弁シャフト20の基端部が取り付けられている。この弁シャフト20は、主弁部1とシリンダ部2とを区画する隔壁21を、シール部材22を介して気密にかつ摺動自在に貫通し、その先端が該シリンダ部2のピストン室23内に延出してピストン24に連結されている。
また、上記弁部材17の背面には、該弁部材17が弁座16を全開した時の位置を規定するスリーブ状のストッパ26が、上記弁シャフト20を取り囲むように取り付けられている。このストッパ26は、上記弁部材17の背面から弁シャフト20に沿って一定長さ延びていて、上記弁部材17の全開位置でその先端が上記隔壁21の端部に当たるようになっている。また、上記弁部材17の背面にはばね座27が設けられ、このばね座27と上記隔壁21との間に、上記弁部材17を弁座16側に向けて弾発するコイル状の復帰ばね28が設けられている。
さらに、上記弁部材17の背面には、上記弁シャフト20とストッパ26及び復帰ばね28の回りを取り囲むように伸縮自在のベローズ29が設けられている。このベローズ29は、金属等の耐食性素材で形成され、その一端が上記弁部材17の背面に連結され、他端が、上記連結用ハウジング3から弁室15内に向けてフランジ状に延出する支持部3aに取り付けられており、上記弁部材17の開閉に伴って伸縮する。なお、該ベローズ29の内側空間は、上記連結用ハウジング3に設けられた呼吸孔3bを通じて外部に開放されている。
また、上記バルブハウジング10の外周面には、その全周または一部の側面に、アルミニウム合金などの熱伝導性に勝れた素材からなる伝熱カバー31が鋳込みなどの方法により密に取り付けられると共に、電気ヒーター32が付設され、この電気ヒーター32により該伝熱カバー31を介してバルブハウジング10が加熱されるようになっている。上記電気ヒーター32は、発熱体を内蔵する膜状ヒーターや棒状ヒーターなど、どのような形態のものであっても良く、このようなヒーターが、上記伝熱カバー31の外面の全体や一部に適宜方法で取り付けられる。あるいは、該伝熱カバー31の内部に設けた孔内に埋め込んで取り付けることもできる。
上記シリンダ部2は、上記バルブハウジング10に連結用ハウジング3を介して同軸状に結合されたシリンダハウジング35を有している。このシリンダハウジング35は、上記バルブハウジング10と同じ四角柱状又は円柱状をしていて、該バルブハウジング10側の端部に主弁部1との間を隔てる上記隔壁21を有すると共に、内部に上記ピストン室23を有している。円形孔からなるこのピストン室23の内部には、ディスク形をした上記ピストン24が、シール部材36を介して軸線L方向に摺動自在に収容され、上記弁シャフト20に連結されている。図中37は、この弁シャフト20をピストン24に固定するナットである。
上記ピストン24の前面側には、該ピストン24と上記隔壁21との間に圧力室38が形成され、この圧力室38が、上記シリンダハウジング35の側面に開口するパイロットポー39トに連通している。また、上記ピストン24の背面側の空間40は外部に開放している。
従って、上記パイロットポート39を外部に開放して上記圧力室38を排気状態にすると、図1の右半部に示すように、復帰ばね28のばね力によって弁部材17が弁座16に押し付けられ、弁シール部材18によって該弁座16が閉鎖される。また、上記パイロットポート39から圧力室38に圧力エアを供給すると、図1の左半部に示すように、ピストン24が図の上向きに移動することによって弁部材17が引き上げられ、弁シール部材18が弁座16から離れて該弁座16が開放する。
上記シリンダ部2の上部には、シリンダハウジング35の上部に連結された上部カバー5の内部に、上記弁部材17による弁座16の開放量を設定しあるいは調節するための開度調節機構6が設けられている。この開度調節機構6は、上記上部カバー5の中央の上記軸線L上の位置にベアリング42で回転自在なるように支持されたねじ棒44と、このねじ棒44の外周のボールねじに螺合する移動子45と、上記ねじ棒44を駆動するモーター47とを有していて、該移動子45の下端が上記ピストン24の上面に当接し、この移動子45で該ピストン24の動作位置が規定されるようになっている。また、上記ねじ棒44の上端部には、該ねじ棒44を上記モータ47に連結するためのギヤ46が取り付けられ、このギヤ46を介してねじ棒44をモーター47で正逆に回転させることにより、上記移動子45が該ねじ棒44に沿って移動するようになっている。
そして、上記弁部材17で弁座16を段階的に開放させて真空チャンバ内を段階的に減圧する場合や、弁座16の開放度を制御することによって真空チャンバ内の真空圧を調整する場合などに、上記移動子45を必要な位置まで移動させて上記ピストン24の動作位置を規定することにより、上記弁部材17による弁座16の開放度を必要な大きさに無段階に設定しあるいは調節することができるように構成されている。
上記真空調圧バルブには、さらに、上記弁座16と弁シール部材18とに向けて不活性ガスを供給するためのガス噴射機構50が設けられている。このガス噴射機構50は、真空チャンバ内に供給されるプロセスガスとの接触によって上記弁座16と弁シール部材18とに副生成物が付着するのを防止するためのもので、上記不活性ガスを噴射するためのノズル部51を有し、このノズル部51が、図2に示すように、上記弁座16に近接する位置に該弁座16と同心状に配設された噴射口52と、この噴射口52全体に不活性ガスを均等に供給するための整流室53とを有している。
上記噴射口52及び整流室53はそれぞれ円環状をしていて、上記第1流路孔13内に嵌着した筒状部材54の外周面と、該第1流路孔13の内周面との間に形成されている。この点についてさらに詳述すると、上記第1流路孔13の弁室15に開口する側の端部には、孔径を複数段階に拡大して形成した拡大孔部13Aが形成されている。この拡大孔部13Aは、流路孔13の先端に位置する噴射口形成用の第1拡大域57と、その奥に連なる最も孔径の大きい整流室形成用の第2拡大域58と、さらにその奥に連なる筒状部材固定用の第3拡大域59とからなるもので、この第3拡大域59がさらに、上記第2拡大域58寄りに位置する孔径の小さい固定部59aと、その奥の孔径の大きい逃げ部59bとに分かれている。
そして、上記拡大孔部13A内に、短円筒状をした上記筒状部材54を嵌め込んで、その基端部を上記第3拡大域59の固定部59aに密に嵌合させると共に、該基端部の外周に形成された係止縁54aを上記逃げ部59b内において該固定部59aに係止させることにより、この筒状部材54が上記拡大孔部13A内に固定されている。これにより、この筒状部材54の外周面と上記第1拡大域57の内周面との間に、微小な間隙からなる円環状の上記噴射口52が形成され、上記筒状部材54の外周面と上記第2拡大域58の内周面との間に、この噴射口52に全周にわたって連通する上記整流室53が形成されている。
上記筒状部材54は、全長にわたり均一な内径を有していて、その内径は、上記第1流路孔13の拡大孔部13Aを除いた部分である主孔部分13Bの内径と等しく形成されていることが望ましく、これにより、この筒状部材54の内周面と上記主孔部分13Bの内周面とを、段差や隙間を生じることなく滑らかに連結させることができる。また、該筒状部材54の外径は、上記係止縁54aが形成された基端部を除いて均一に形成されているが、必ずしも外径は均一である必要はなく、図3に第2構成例として示すように、上記噴射口52を形成する先端部分54bの外径を最も大きく、上記整流室53を形成する中間部分54cの外径をそれより小さくしても良い。この場合、これらの先端部分54bと中間部分54cとをテーパー面54dで連結することが望ましい。
上記筒状部材54を拡大孔部13A内に嵌め付けて固定する方法としては、該筒状部材54を液体窒素(−196℃)等の低温流体に浸漬させることによって収縮させ、その状態で上記拡大孔部13A内に嵌め込んだあと、常温へ戻すことにより径を復元させて固定部59aに密嵌させる方法が、最も簡単で確実な方法である。この方法によれば、ねじを使用することなく筒状部材54を拡大孔部13A内に固定することができるため、該ねじやねじ孔等による凹凸が流路内に形成されることがなく、プロセスガスとの接触による副生成物の付着を防止するうえで非常に有効である。
また、上記バルブハウジング10には、上記ノズル部51に不活性ガスを供給するためのガス流路60が、該流路60内の不活性ガスと上記伝熱カバー31との間で熱伝達が可能なるように形成されている。即ち、上記伝熱カバー31から延びて上記第1主ポート11の基端部を取り囲むガス加熱部31aの内部には、金属などの伝熱性チューブ61が該第1主ポート11を複数回取り巻くように内蔵され、このチューブ61の一端が、上記バルブハウジング10に形成されたチューブ接続部62に継手63とOリング64とを介して接続されることにより、該チューブ接続部62内の通孔65を通じて上記整流室53に連通しており、また、上記チューブ61の他端には、不活性ガス供給源に接続するための接続口66が設けられている。
上記チューブ接続部62は、保護カバー67で覆うこともできる。図中68は、この保護カバー67をバルブハウジング10に着脱自在に取り付けるためのねじである。
そして、上記ガス供給源からの不活性ガスが、上記伝熱カバー31のガス加熱部31a内を通る間に加熱され、該伝熱カバー31とほぼ等しい温度になって上記整流室53に流れ込むことによりこの整流室53全体に均等に分散し、上記噴射口52全体から均等な圧力で弁座16及び弁シール部材18に向けて噴射されるようになっている。
なお、図示した例では、上記伝熱性チューブ61がガス加熱部31aの内部に埋め込まれているが、この伝熱性チューブ61はガス加熱部31aの外面に巻き付けても良い。その場合に好ましくは、このガス加熱部31aの外面に伝熱性チューブ61が嵌合する螺旋状の溝を形成しておくことである。
また、上記ガス加熱部31aを形成する位置は、上述したような第1主ポート11の基端部を取り囲む位置とは別の位置、例えばバルブハウジング10の側面であっても良く、その際、ガス流路60の流路長を確保するため、伝熱性チューブ61を上記ガス加熱部の内部あるいは外面に波形に折り曲げて付設することが望ましい。
あるいは、上記のような伝熱カバー31と一体のガス加熱部31aを設けることなく、伝熱性チューブ61を第1主ポート11の回りに直接巻き付けるか、あるいは、バルブハウジング10の適宜位置に直接接触させて取り付けても良い。
上記不活性ガスの噴射は、真空チャンバ内の真空圧の調整時に、図2に示すように、弁部材17で弁座16を僅かに開放して真空圧を高める作用状態の時に行うのが効果的である。この状態では、真空チャンバ内のプロセスガスが、高圧の第1主ポート11から第1流路孔13及び弁室15を通って低圧の第2主ポート12に向けて流れるため、上記弁座16と弁シール部材18とがこのプロセスガスに直接晒され、副生成物が付着し易い。そこで、噴射口52から不活性ガスを噴射することにより、この不活性ガスでプロセスガスが押し流されて第2主ポート12から排出されるため、上記弁座16及び弁シール部材18と接触する度合いや回数が短くなって副生成物が付着しにくくなる。
上記第1構成例においては、長さの短い短円筒形の筒状部材54が第1流路孔13の先端部だけに取り付けられているが、図4に示す第3構成例のように、長さの長い筒状部材54Aを第1流路孔13のほぼ全長にわたって圧入しても良い。この場合には、第1流路孔13に、噴射口52を形成するための第1拡大域57と、整流室53を形成するための第2拡大域58とが形成されることになる。また、上記筒状部材54の基端部54eは、かしめ加工を施すことにより外側に向けて変形させ、第1流路孔13の端部の係止部13aに係止させても良い。
また、上記各構成例においては、上記筒状部材54の先端が弁座16の面よりも低く形成されているが、その先端は弁座16と同じ高さであっても、あるいは図5に示す第4構成例のように、弁座16の面よりも弁部材17側に突出していても良い。このように筒状部材54の先端を弁座16よりも突出させる場合は、この先端が弁部材17に当たるのを防止するため、該弁部材17の前面に逃げ用の凹部17bを設けておくことが望ましい。かくして筒状部材54の先端部を弁座16よりも弁部材17側に突出させることにより、不活性ガスが噴射口52から外周側即ち弁座16及び弁シール部材18側に向けて広がった状態に噴射されるため、副生成物の付着防止効果が向上する。
図6a、図6b、図6cには、不活性ガスを噴射口52から外周側に向けて広がった状態に噴射するための他の構成例が示されている。図6aの第5構成例では、筒状部材54の先端を弁座16よりも弁部材17側に突出させると共に、その突出する部分の外周に、外広がり状に傾斜する部材側傾斜面54fを形成している。また、図6bの第6構成例では、第1流路孔13の端部に外広がり状の孔側傾斜面13bを形成している。さらに、図6cの第7構成例では、上記部材側傾斜面54fと孔側傾斜面13bとを組み合わせることにより、噴射口52を外広がり状をなすように形成している。
なお、上記第5構成例及び第7構成例においては、上記筒状部材54の先端部の厚さをそれ以外の部分よりも外側に向けて大きくすることにより上記傾斜面54fを形成しているが、均一厚さの筒状部材54の先端部を先広がり状に変形させることによって上記傾斜面54fを形成することもできる。
上記第2〜第7構成例における図示された部分以外の構成は、実質的に第1構成例と同じである。
また、図示した例においては、上記バルブハウジング10とシリンダハウジング35とが連結用ハウジング3を介して連結されているが、両ハウジング10,35は直接連結されていても良い。
本発明に関連する構成を備えた真空調圧バルブの第1構成例を示す断面図であって、右半部は閉弁状態を示し、左半部は全開状態を示すものである。 図1の要部拡大図で、中間開放状態を示すものである。 本発明に関連する第2構成例を示す要部断面図である。 本発明に関連する第3構成例を示す要部断面図である。 本発明に関連する第4構成例を示す要部断面図である。 本発明に関連する第5構成例を示す要部断面図である。 本発明に関連する第6構成例を示す要部断面図である。 本発明に関連する第7構成例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 バルブハウジング
11 第1主ポート
12 第2主ポート
13 第1流路孔
14 第2流路孔
15 弁室
16 弁座
17 弁部材
18 弁シール部材
31 伝熱カバー
31a ガス加熱部
32 電気ヒーター
51 ノズル部
52 噴射口
53 整流室
54 筒状部材
60 ガス流路
66 接続口

Claims (5)

  1. バルブハウジングに形成された真空チャンバーに接続する第1主ポート及び真空ポンプに接続する第2主ポートと、これらの主ポートと弁室とを結ぶ第1流路孔及び第2流路孔と、該弁室内において上記第1流路孔の端部に該第1流路孔を取り囲むように形成された環状の弁座と、上記弁室内において該弁座を環状の弁シール部材で開閉する弁部材と、上記弁座と弁シール部材とに向けて不活性ガスを噴射するためのノズル部とを有し、
    上記ノズル部が、上記弁座の内側に該弁座と同心状に配設された噴射口を有すると共に、この噴射口全体に不活性ガスを均等に供給するための整流室を有し、
    上記噴射口及び整流室がそれぞれ円環状をしていて、上記第1流路孔内に嵌着した筒状部材の外周面と該第1流路孔の内周面との間に形成され、上記筒状部材の先端は、上記弁座と同じ高さにあるか又は該弁座よりも弁部材側に突出している、
    ことを特徴とする真空調圧バルブ。
  2. 上記筒状部材が、上記第1流路孔の端部の孔径が拡大された拡大孔部内に嵌め付けられていることを特徴とする請求項1に記載の真空調圧バルブ。
  3. 上記筒状部材が、上記第1流路孔の全長にわたって延在していることを特徴とする請求項1に記載の真空調圧バルブ。
  4. 上記バルブハウジングに、該バルブハウジングを加熱するための電気ヒーターが付設され、上記バルブハウジングが、上記ヒーターからの熱を伝達するための伝熱カバーを外面に有していて、該伝熱カバーに、上記不活性ガスが流通するガス流路が、該流路内の不活性ガスと伝熱カバーとの間で熱伝達が可能なるように形成され、このガス流路の一端が上記噴射口に接続されると共に、他端に不活性ガス供給源に接続するための接続口が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の真空調圧バルブ。
  5. 上記伝熱カバーに連なるガス加熱部が上記第1主ポートの回りに形成され、このガス加熱部に上記ガス流路が該第1主ポートを取り巻くように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の真空調圧バルブ。
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