JP4515670B2 - ラケットフレーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラケットフレーム、特に、テニスラケットフレームに好適に用いられ,振動減衰性を高めるものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ラケットフレームは、軽量性、高剛性,高強度,耐久性等の性能が要求されており、その構成材料は繊維強化樹脂(以下、FRPと称す)が主流となっている。通常、ラケットフレームは炭素繊維のような高強度,高弾性率の繊維で強化された熱硬化性樹脂から成形されている。
この熱硬化性樹脂をマトリクス樹脂とする繊維強化樹脂は剛性が高く優れたものであるが、衝撃を受けた時に振動が発生しやすく、プレーヤーがテニスエルボーになりやすい問題がある。
【0003】
従来、振動減衰手段の一つとして、特開平10−22720号では、図11に示すように、ダブルヨーク1、2を設け、ガット張架部を構成するヨーク1の中央を分断して、その間隙分にスペーサを嵌挿すると共に、シャフト側のヨーク2は分断させずに左右のスロート枠3a、3bを連結した構成とされている。
上記構成により、ヨーク1の左右1a、1bが独立して動くことにより打球面に発生するねじれ衝撃を開放させ、かつ、ヨーク2でラケットフレーム全体のねじれを抑えてエネルギーロスを低減させる構成とされている。
【0004】
また、特開平6−312036号では、図12に示すように、グリップエンド5よりその4辺に長手方向に切れ目溝5aを設けて打球衝撃を吸収させると共に打球音を極力小さくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記図11に示すラケットフレームでは、ガット張架部を構成するヨーク1が中央で分断されているため強度、剛性が低下し、反発性が低下すると共に耐久性の点でも問題がある。
また、後記図12に示すラケットフレームでは、打球音を小さくできても、グリップ後端から切れ目溝を入れているだけであるため、グリップ後端に達するまでに振動の減衰がさほど図られず、プレーヤーの手に伝わる振動を飛躍的に抑制することは難しい。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、強度を低下させずに、打球時の衝撃、振動を飛躍的に抑制することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、連続したパイプからなるフレーム本体と、該フレーム本体に左右両端が接続される別体のヨークとからなり、上記フレーム本体は、打球面を囲むガット張架部と、該ガット張架部に連続するスロート部と、該スロート部の左右枠部が接合して連続するシャフト部、該シャフト部に連続するグリップ部とからなり、
上記スロート部の左右枠部が接合する上記シャフト部先端の中央からグリップ端に達しない位置まで、該シャフト部およびグリップ部に切込を入れて独立して動ける左右枠部に分割し、この分割した左右枠部を上記スロート部の左右枠部にそれぞれ連続していることを特徴とするラケットフレームを提供している。
上記シャフト部先端から設ける切込は、グリップ端側から20〜200mmの長さ範囲までとし、グリップ端側に切込がない連結部分を設けている。
【0008】
上記構成によれば、スロート部の接合端に当たるシャフト部先端からグリップ部に向けて部分的に切込が入れられているため、切込により分断されたシャフト部の左右両側部分が独立して動くことが可能となり、打球時に発生するねじれ衝撃を解放することができる。その結果、ねじれ衝撃に伴う不快な振動を抑制できる。
なお、グリップ部とはグリップ用被覆材(例えば、グリップレザー)で外周面を被覆している部分を指す。
【0009】
上記切込は幅1mm以上10mm以下とし、好ましくは2mm以上8mm以下、より好ましくは3mm以上7mm以下である。また、切込長さは20mm以上200mm以下とし、好ましくは40mm以上180mm以下、より好ましくは60mm以上160mm以下である。
上記切込幅を1mm以上、長さ20mm以上としているのは、幅1mm未満、長さ20mm未満では切込の両側が独立して動くにくくなり、衝撃を解放する作用が少なくるため、振動減衰性が低下することによる。一方、幅10mm、長さ200mmを越えると強度の低下を招くことに因る。
シャフトの幅に対しては切込の幅は2%〜30%の範囲としている。
【0010】
上記切込の全体あるいは一部に振動減衰材を充填しても良い。
即ち、振動充填材は切込の全長にわたって充填してもよいし、一部に充填して、切込により発生する空隙を残しておいてもよい。
上記振動減衰材としては制振シート(例えば、CCI社製のダイボールギーフィルム)、ナイロン等の熱可塑性樹脂製のシート等を用い、接着剤で固着することが好ましい。
【0011】
特に、上記切込に嵌合する部材として、ラケットフレームのフレーム本体と別個に形成するヨークに突片を設け、該突片を切込に嵌合している。
詳しくは、ラケットフレームのフレーム本体と別体に形成したヨークに、ガット張架部の開口を閉鎖するヨーク本体と、その両端に連続して、フレーム本体のガット張架部と上記スロート部との境界部分を挟んで延在する左右連結補助部とを設け、該左右連結補助部はスロート部の左右枠部の内面に沿って延在させて先端を接合して略三角形状の環状とし、該接合端より上記切込に内嵌する突片を設け、該突片に振動減衰性を付与している。
上記別体のヨークにスロート補強部を設けると共に突片を一体的に設けた場合、上記切込は突片を挿入するために必須のものとなる。
【0012】
上記ヨークの突片が内嵌された上記切込には、突片を切込の全長に亙って嵌合しても良いし、切込の奥端との間に10mm〜160mmの長さで空隙を残して嵌合してもよい。
上記突片は切込の全長の1/4〜1/5の長さとして、切込に内嵌した突片と切込の奥端との間に切込の全長の3/4〜4/5の空隙を残していることが好ましい。このように空隙を残すことにより、空隙により分断されたシャフトの左右両側部の独立した動きを促進することができる。
また、上記突片と切込の奥端との間に振動減衰材を充填しても良いが、この場合も突片と振動減衰材は切込の全長に充填せずに、少なくとも10mm〜100mmの空隙を残しておく方が好ましい。
【0013】
上記のように、ヨークとフレーム本体との接合部をガット張架部側とスロート側とに延在させて接合部の面積を増加させると、接合部においてラケットフレーム変形時に発生する剪断力を上記接合部に集中させて振動減衰性を高めることができる。上記フレーム本体の左右枠部に対してヨークの両端をそれぞれ少なくとも10cm2以上の面積で接合させ、機械的結合手段又は/及び接着剤により結合することが好ましい。
【0014】
上記振動減衰性を高めるために設けるヨークに、その左右連結補助部の接合端に上記突片を設け、該突片をフレーム本体のシャフトからグリップにかけて形成した上記切込に嵌合すると、フレーム本体とヨークとの接合面積を増加でき、振動減衰性を高めることが出来ると共に、上記切込による捩れ衝撃の解放との相乗効果により、飛躍的に振動減衰性を高めることができる。
さらに、ヨークを略三角形状の環状とすると、ヨークの強度が向上すると共に、該ヨークの接合端より突設した突片をフレーム本体の切込へ嵌合することにより、ヨークの位置決め保持力を高めることができる。
【0015】
上記ヨークの左右連結補助部はガット張架部側へ最大4時/8時(ガット張架部を時計面と見てトップを12時とした場合)の位置までとしている。
上記4時/8時の位置は二次振動モードの腹に含まれる位置であるため、この位置まで延在させると、振動減衰効果を高めることができる。
なお、4時/8時を越えてトップ方向へ延在すると、バランスが大きくなり、操作性が低下する。
【0016】
上記左右連結補助部は、厚さ方向の寸法を一定又は変化させている。なお、フレーム本体の厚さ方向の寸法より左右連結補助部の寸法を小さくし、フレーム本体より左右連結補助部が突出させないようにしている。
上記左右連結補助部の寸法を不均一に変化させると、該左右連結補助部とフレーム本体との凹凸嵌合の結合力を高めることができると共に、連結補助部の形状にデザイン性を持たせることができる。
【0017】
従来、通常のFRPからなるラケットフレームでは、ヨークとフレーム本体との結合部は、フレーム本体の成形時に一体的に成形されており、ヨークを成形している樹脂とフレーム本体との樹脂とが溶融して強固に一体化されている。そのため、ヨークとフレーム本体との接合面(境界)にはラケットフレーム変形時に応力が集中される構成とはなっていない。
逆に、ヨークと本体とを一体成形した際の接着力が弱いと、ラケットフレームの変形時に剪断荷重が集中するとクラックが生じることとなる。
これに対して、本発明では、フレーム本体とヨークとを金型内で一体的成形せずに、別体として成形し、後付けで機械的結合手段により連結しているため、フレーム本体とヨークとの結合力を確保できると共に、結合されたフレーム本体とヨークとの接合面は、一体化させていないため、ラケットフレームの変形時に発生する剪断荷重が分散されずに上記接合面に集中して負荷され、それにより、フレーム全体に発生する振動は抑制されることとなる。
【0018】
特に、フレーム本体にヨークを結合する部分は、面外方向の1次振動や2次振動においてフレームが大きく変形する部位であるため、剪断荷重を上記接合面に集中させやすく、その結果、ラケットフレーム全体に発生する振動を効果的に抑制でき、振動減衰性の高いラケットフレームとすることができる。
【0019】
上記フレーム本体の左右枠部とヨークの両端との各接合面の面積は、前記したように、それぞれ(片側で)少なくとも10cm2以上、好ましくは20cm2以上、さらに好ましくは30cm2以上としている。上記面積が10cm2より小さいと十分な振動減衰効果が得られないという問題がある。振動減衰性の観点からは上記接合面の面積は大きい方が良いが、ラケットフレーム強度や重量の点より60cm2以下であるのが好ましい。
【0020】
上記フレーム本体は繊維強化樹脂から一体成形したパイプからなり、打球面を囲むガット張架部、スロート部、シャフト部およびグリップ部を連続して形成している。このように、フレーム本体を1部品から形成することにより、フレーム本体とヨークとの結合部の接合面に剪断荷重を集中させている。
フレーム本体は、軽量化、剛性および強度の点から、連続繊維を強化繊維とすることが好ましい。マトリクス樹脂は熱硬化性樹脂として強度、剛性を高めても良いし、熱可塑性樹脂として振動減衰性をより高めてもよい。すなわち、振動減衰機能をフレーム本体とヨークとの接合面に持たせることにより、フレーム本体のFRPは、ラケットフレームの主たる機能に合わせて、任意に選択される。
【0021】
一方、ヨークは6ナイロンを含むポリアミド樹脂、エポキシ樹脂の単体あるいは、これらの樹脂をマトリクス樹脂とする繊維強化樹脂より成形している。
その重量は25g〜38gとし、ヨークとフレーム本体との合計重量からなるローフレーム重量の5%〜30%の範囲とすることが好ましい。
上記範囲は5%より少ないと強度低下となり、30%を越えると重量が大きくなり過ぎることによる。好ましくは10%〜25%の範囲である。
【0022】
ヨークは高振動減衰効果を考えると、繊維強化熱可塑性樹脂が好ましいが、金属、木材又は、これらの複合材から形成してもよい。金属を用いる場合は、アルミ、チタン、マグネシウム等の軽量金属又はそれぞれの金属を主成分とする合金が用いられる。
【0023】
上記ヨークの製法は、
カーボン繊維等の短繊維で強化した状態で射出成形する製法;
ポリアミド繊維とカーボン繊維のコミングルドヤーンをブレイド(組紐)に織りし、該強化繊維にポリアミドを加熱溶融して成形する方法;
発泡エポキシにナイロンチューブを被覆し、さらにカーボンブレイドを積層したものにRIMナイロンモノマーを注入して成るRIMナイロン成形する方法;
等が用いられる。
【0024】
上記ヨークをフレーム本体に結合する上記機械的結合手段とは、粘着性を有する材料や化学的結合力を介せずに結合する手段であり、結合させる物同士の形状等の違いや変化の組み合わせにより結合させる手段である。具体的には、凹凸嵌合、ネジ止め、はめ合わせ、噛み合わせ、引っかけ係止、ボルト・ナット、バネ等が挙げられ、凹凸嵌合、ネジ止め等が好適に用いられる。
この機械的結合力は、当然、ストリング力を保持でき、さらにボールの衝撃力に耐えうることが必要である。
具体的には、フレーム本体の内側とヨークの接合面のいずれか一方に凸部又は凹部を設ける一方、他方に凸部又は凹部に嵌合する凹部又は凸部を設け、これらを凹凸嵌合により結合している。あるいは、ヨークの一部は凹部としてフレーム本体の凸部に嵌合し、他部はヨークを凸部としフレーム本体を凹部とし、凹凸を部分的に逆転させてもよい。
【0025】
上記機械的結合手段による接合面に、振動吸収性に優れた接着剤又は/及び、制振フィルム又は制振シートを介在させてもよい。
即ち、フレーム本体とヨークとの結合に関しては、機械的結合に加えて、ヨークおよびフレーム本体よりも弾性率が小さい接着剤を併用してもよく、その場合には接着剤による接着力効果がある。
上記接着剤を介在させても、フレーム本体およびヨークよりは弾性率が小さいため、その部分に剪断応力が集中させることができ、かつ、接着剤を選定することでフレーム全体の振動減衰性を調整することが可能となる。
また、フレーム本体とヨークとの接合面の少なくとも一部に高減衰性材料(フィルム・シート・制振塗料)を介在させてもよく、この制振材を選定することで減衰性能を容易に調整することができる。
これら減衰材は単体で使用しても良いし、接着剤と併用しても良い。
上記接着剤、制振材をフレーム本体とヨークの接合面に介在させると、不快な音が発生するのを防止できる効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明の第一実施形態に係るラケットフレーム1を示す。ラケットフレーム1は、各々別個に形成されたフレーム本体2とヨーク10とから構成されている。フレーム本体2は、打球面Fを囲むガット張架部3、スロート部4、シャフト部5、グリップ部6を連続して構成している。
【0027】
ヨーク10は、左右スロート部4A、4Bからガット張架部3にかけてフレーム本体2と連結されており、フレーム本体2とヨーク10との接合面の面積は、片側35cm2、左右合計70cm2としている。ヨーク10は、ガット張架部3の開口を閉鎖するヨーク本体10aと、ヨーク本体10aの両端よりフレーム本体2のガット張架部3と左右スロート部4A、4Bとの境界部分を挟んで延在すして先端側で接合される左右連結補助部10b、10cと、この左右連結補助部10b、10cの接合端より突出する突片10dとよりなる。
上記ヨーク本体10aと左右連結補助部10b、10cとのより三角形の環状を構成している。
【0028】
ヨーク本体10aには凹部10a1を設け、フレーム本体2の凸部2aと嵌合させることにより機械的結合を行っている。また、ヨーク10とフレーム本体2とは、機械的結合に加えウレタン系接着剤でも結合されている。このように機械的結合により、フレーム本体2とヨーク10との接合面にラケットフレーム1の変形時に発生する剪断力を集中させて振動減衰性を高める構成としている。
【0029】
連結補助部10b、10cは、ガット張架部3側へは、ガット張架部3を時計面と見て5時(7時)の位置まで延在させている。また、左右スロート部4A、4B側へは、スロート部4A、4Bの内面に沿ってシャフト部5に達する位置まで延在させている。フレーム本体2には、左右連結補助部10b、10cの形状に合わせて、窪み部2bを設け、左右連結補助部10b、10cと凹凸嵌合している。
【0030】
上記左右連結補助部10b、10cの接合端から突出する突片10dは、フレーム本体2の左右スロート部接合端、即ち、シャフト部5の先端からグリップ部6にかけて長尺な切込20を設けている。切込20の長さは20mm以上200mm以下で、本実施形態では160mmとし、グリップ端6aから70mmの範囲Zは切込20を入れていない連結部としている。
切込20の幅Lは1mm以上10mm以下で、本実施形態では3mmとし、シャフト部5の幅に対して10%としている。このように切込20を設けることによりシャフト部5およびシャフト部に連続するグリップ部6の一部を左右枠部5a,5b、6a,6bに分割している。
なお、切込20の開口側の先端側部は若干幅を狭くして突片嵌合部20aとし、該突片嵌合部20aの長さは30mmとし、切込20の全長の約1/5としている。
上記切込20には開口よりヨーク10の突片10dを押し込み、突片嵌合部20a内に充填して、左右枠部5aと5bで挟持している。
【0031】
切込20に突片10dを挿入した状態で、突片10dと切込20の奥端20bとの間には130mmの長さの長尺な空隙部21をあけている。
【0032】
図3(B)に示すように、左右連結補助部10b、10cは、ラケットフレーム1の厚さ方向において、ヨーク本体10a近傍及び突片10dを突設する接合端近傍はフレーム本体2の略同一寸法t1であるが、左右スロート部4A、4Bの中間部では寸法t2と小さくなっており、その厚さを変えている。
また、図4に示すように、左右連結補助部10b、10cはフレーム本体2の窪み部2bに嵌合した状態で、フレーム本体2の内面側より突出させずに、同一平面を形成する肉厚としている。
【0033】
さらに、ヨーク本体10aおよびガット張架部3へと延在する左右連結補助部10c、10bには図3(D)に示すようにガット穴gを穿設している。ガット張架部3の5時(7時)付近に相当するガット穴gは、打球面Fに接する内側部分の径S1を、φ7mmとし、通常よりも大きくしている。また、ヨーク本体10aの打球面側には、幅5mm、深さ5mmの溝10fを設けている。
【0034】
本実施形態では、ヨーク10の重量は、33gとし、ヨーク10とフレーム本体2との合計重量からなるローフレーム重量の約17%としている。打球面積が110平方インチ、ラケットフレーム重量が245gとしている。
【0035】
フレーム本体2は、繊維強化樹脂製の中空パイプからなり、カーボン繊維からなる強化繊維をマトリクス樹脂のエポキシ樹脂で含浸している繊維強化プリプレグの積層体からなる。ヨーク10は、熱可塑性樹脂である6ナイロンに長さ1mmのカーボン繊維(短繊維)を30%充填させた材料からなり、中実の射出成形体からなる。
【0036】
上記のように、第1実施形態のラケットフレーム1は、フレーム本体2とヨーク10とを別部材として成形後、機械的結合手段及び接着剤により結合させ、両者の接合面にラケットフレーム1の変形時に発生する剪断力を集中させることでラケットフレーム1の振動減衰性能を高めることができる。
特に、ヨーク10に左右スロート部4A、4Bの全長に亙って左右連結補助部10b、10cを接合させ、更に、突片10dをシャフト部5に形成した切込20に内嵌してシャフト部5の左右枠部5a、5bと接合させ、接合面積を大きくしているため、この接合面にラケットフレームに発生する剪断力を集中させて、ラケットフレームの振動減衰性能を飛躍的に高めることができる。
【0037】
さらに、シャフト部5からグリップ部6にかけて切込20による空隙を設けているため、シャフト部5の左右枠部5a、5b、グリップ部6の左右枠部6a、6bは互いに独立して動作可能となり、打球時に発生する捩れ振動を解放することができる。
【0038】
また、ヨーク10に設けたガット穴gの打球面Fに接する内側部分を大きくしているため、ストリング長さを有効に活用することが可能であり、スイートエリアを拡大することができる。
【0039】
なお、上記実施形態では、機械的結合手段と接着剤により、ヨークとフレーム本体を結合させているが、両者の接合面に制振フィルムを挟みこむこともできる。これにより、さらに振動減衰性を向上することができる。また、上記実施形態では、ウレタン系の接着剤を用いているが、その他、必要性能に応じて、振動吸収性に優れた接着剤等を用いても良い。
【0040】
また、上記実施形態では、ヨークは熱可塑性樹脂により成形しており、成形性や振動減衰性に特に優れるが、繊維強化樹脂からなる中空体とすることもでき、強度や軽量性を高めることもできる。
【0041】
図6(A)(B)は第2実施形態を示し、切込20に内嵌した突片10dと切込奥端20bの間の空隙に、ナイロン樹脂成形品からなる一対の断面T形状の振動減衰材25(25A、25B)を対向する幅方向より嵌め込み、これら振動減衰材25Aと25Bの間に微小の空隙C2をあけている。
切込20により分割したシャフト部からグリップ部にかける左右枠部5aと5b、6aと6bとは、切込20に面する部分は図6に示すように幅方向先端面に段状凹部5c、6cを設け、上記断面T形状の振動減衰材25A、25Bの先端横枠部を嵌合させて状態で、シャフト部およびグリップ部の外面と平面を形成させている。
これら振動減衰材25とは接着剤でシャフト部5の左右枠部5a、5bに固着している。
第2実施形態では突片10dと切込奥端20bとの間に振動減衰材25を充填して、長さ方向(軸線方向)には空隙をあけていない。
【0042】
図7(A)は、第2実施形態の第1変形例を示し、振動減衰材25を切込奥端20b側に充填し、突片10dと振動減衰材25の間に空隙C1をあけている。
図7(B)は、第2実施形態の第2変形例を示し、突片10dと切込奥端20bの間にそれぞれ空隙C1をあけて振動減衰材25を充填している。
上記振動減衰材25は左右枠部5aと5b、6aと6bとが互いに独立して挙動できる弾性を持たせている。
図7(C)は、第2実施形態の第3変形例を示し、突片10dと切込奥端20bの間に振動減衰材25と、バランスウエイト26とを嵌合している。
【0043】
図8は第3実施形態を示し、ヨーク30は従来のラケットと同様に、その両端をガット張架部3に樹脂溶着により一体的に固着している。
フレーム本体2のシャフト部5からグリップ部6にかけて、第1実施形態と同様な切込31を形成している。該切込31には第1実施形態の突片に相当する挿入材は嵌合しておらず、左右スロート部4A、4Bの接合端にあたる切込31の開口端31aから奥端31bは空隙としている。よって、シャフト部5およびグリップ部6の左右枠部5aと5b、6aと6bは左右のスロート部4A、4Bにそれぞれ連続した状態で分割形状としている。
【0044】
図9は第4実施形態を示し、上記切込31の開口端より第2実施形態と同様な振動減衰材25(断面T形状の一対の振動減衰材25A、25B)を挿入している。この振動減衰材はナイロン樹脂成形品からなり、接着材でフレーム本体に固着している。この振動減衰材25と切込31の奥端31bとの間には空隙C1をあけている。
【0045】
以下、本発明のラケットフレームの実施例1〜4及び比較例1について詳述する。
実施例、比較例とも、フレーム本体は、繊維強化樹脂製の中空形状であり、厚み24mm,幅13mm〜15mmの断面形状を持ち、打球面積が110平方インチである同一形状とし、以下に示す方法により作成した。
カーボン繊維を強化繊維とした繊維強化熱硬化性樹脂のプリプレグシート(CFプリプレグ(東レT300,700,800,M46J))を、66ナイロンからなる内圧チューブを被覆したマンドレル(φ14.5)上に積層し、鉛直状の積層体を成型した。プリプレグ角度は0゜,22゜,30゜,90゜とし、積層した。マンドレルを抜き取って上記積層体を金型にセットした。金型を型締して、金型を150℃に昇温し、30分間の加熱を行うと同時に内圧チューブ内に9kgf/cm2の空気圧を付加し、加圧保持し、加熱加圧成形により作成した。 左右スロート部の接合端であるシャフト部の先端からグリップ端までの長さは220mm、グリップ部と連続する側のシャフト部の幅は30mm、厚みは24mmとした。
【0046】
ヨークの材質、特徴、重量、及び接着剤、ローフレーム(重量/バランス)、ラケットフレーム(重量/バランス)をそれぞれ下記の表1の通り設定した。
【0047】
【表1】
Figure 0004515670
【0048】
(実施例1)
前記図8に示す第3実施形態に該当し、ヨークは従来と同様な形状でガット張架部のスロート側開口を閉鎖する枠形状で、その両端をガット張架部に一体的に固着している。シャフト部からグリップ部にかけて幅3mm、長さ160mmの切込をいれている。この切込には充填材を挿入していない。
【0049】
(実施例2)
前記図9に示す第4実施形態に該当し、ヨークは従来と同様な形状でガット張架部のスロート側開口を閉鎖する枠形状で、その両端をガット張架部に一体的に固着している。シャフト部からグリップ部にかけて実施例1と同一形状の切込を設けた。この切込に、断面T形状の一対の振動減衰材を挿入した。該振動減衰材の長さは30mmで、該振動減衰材と切込奥端との間に長さ130mmの空隙を空けている。振動減衰材はシャフト部に接着剤で固着した。
【0050】
(実施例3)
前記図6の第2実施形態に該当し、ヨーク本体と左右連結補助部とで三角形の環状を構成し、左右連結補助部の接合端より突片を突設させたヨークをフレーム本体と結合し、突片を切込に挿入し、突片と切込奥端の間の振動減衰材を充填している。ヨークは6ナイロンに長さ1mmのカーボン繊維(短繊維)を30%充填させた材料を使用した。射出成形用金型を使用して中実のヨークを射出成形した。ヨークには凹部を配置し、フレーム本体の凸部と嵌合させることにより機械的接合を行った。
また、ヨークの打球面側には、幅5mm、深さ5mmの溝(ヨーク切込み)を配置した。ヨークの5時(7時)部分に相当するガット穴を通常よりも大きく、φ7mmとした。ヨークの連結補助部は厚さ方向の寸法を不均一にした。即ち、上記第1実施形態のヨークと同形状とした。
フレーム本体のシャフト部からグリップ部にかけて実施例1と同様の切込を設けた。上記ヨークの突片の長さを30mmとして、切込に挿入し、該切込の残りの空隙130mmにナイロン成形品からなる振動減衰材を充填した。
【0051】
(実施例4)
図1に示す第1実施形態に相当し、振動減衰材を切込に充填していない点が実施例3と相違する点である。
【0052】
(比較例1)
実施例1とラケットフレームと略同様で、切込を設けていない点が相違する通常のラケットフレームである。
【0053】
上記実施例1〜4及び比較例1のラケットフレームに関し、それぞれ、後述する方法により面外1次振動の振動数,減衰率、面外2次振動の振動数,減衰率、の測定と、実打振動テストを行った。その結果を前記表1に示す。
【0054】
(面外1次振動減衰率の測定)
各実施例及び比較例のラケットフレームを図10(A)に示すようにガット張架部3の上端を紐51で吊り下げ、ガット張架部3と左右スロート部4A、4Bのいずれか一方の連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、図10(B)に示すように、ガット張架部3と左右スロート部4A、4Bのいずれか他方の連続点をインパクトハンマー55で加振した。インパクトハンマー55に取り付けられたフォースピックアップ計で計測した入力振動(F)と加速度ピックアップ計53で計測した応答振動(α)をアンプ56A、56Bを介して周波数解析装置57(ヒューレットパッカード社製、ダイナミックシングルアナライザーHP3562A)に入力して解析した。解析で得た周波数領域での伝達関数を求め、テニスラケットの振動数を得た。振動減衰比(ζ)は下式より求め、面外1次振動減衰率とした。各実施例及び比較例のラケットフレームについて測定された平均値を上記表2に示す。
【0055】
ζ=(1/2)×(Δω/ωn)
To=Tn/√2
【0056】
(面外2次振動減衰率の測定)
ラケットフレームを図10(C)に示すようにガット張架部3上端を紐51で吊り下げ、スロート部4A、4Bとシャフト部5との連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、加速度ピックアップ計53の裏側のフレームをインパクトハンマー55で加振した。そして、面外1次振動減衰率と同等の方法で減衰率を算出し、面外2次振動減衰率とした。各実施例及び比較例のラケットフレームについて測定された平均値を上記表1に示す。
【0057】
(実打振動方法)
一般のテニスプレーヤー50人により実打して、振動の有る、無しを評価した。評価は5点法で評価し、振動の程度が最大を1とし、2、3…と順次振動が弱まり、5は振動が無しの場合である。評価は50人の評価の平均を採って表1に示す。
【0058】
表1に示すように、実施例1〜4は、面外1次振動の減衰率が0.5〜0.9、面外2次振動の減衰率が0.5〜1.0であるのに対し、比較例1は面外1次振動の減衰率が0.3、面外2次振動の減衰率も0.3であり、実施例1〜4の本発明のラケットフレームは振動減衰性に優れていることが確認できた。
【0059】
また、実施例1〜4は、いずれも実打振動テストの結果が3.5以上であったが、比較例1は2.5であった。この結果より、実施例1〜4は比較例1より実打時にプレーヤに振動が伝わりにくいことが確認できた。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、ラケットフレームの左右スロート部の接合端に当たるシャフト部の先端中央からグリップ部にかけて切込を入れて、互いに自由に動くことのできる左右枠部を分割して設けているため、振動減衰性、特に、ねじれ振動減衰性を高めることができる。さらに、切込により軽量化に寄与することもできる。
【0061】
また、スロート部の内面に接合されるヨークの左右連結補強部の先端より突片を設け、該突片を上記シャフトの切込を挿入すると、突片とシャフトとの接合面においても、ラケットフレームの変形時に発生する剪断力を集中させることでラケットフレームの振動減衰性能を高めることができる。かつ、ヨークの補強およびフレーム本体に対する位置決め保持を確実なものとすることができる。
【0062】
さらに、上記のように、フレーム本体と別部材のヨークを設け、機械的結合手段により結合させると、両者の接合面に上記のように複数の別部材の結合により振動減衰性を向上させているため、余分な重量増がなく、軽量である上に、機械的結合手段により結合させているため、剛性が低下することもなく、高い振動減衰性を得ることができる。
また、フレーム本体とヨークとの接合面の面積や、材料や接着剤の選定、形状の変更等により、打球感の好みにもなる振動減衰性の制御を可能としており、プレーヤーに応じた最適なラケットフレームを設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のラケットフレームの概略正面図である。
【図2】 フレーム本体とヨークの要部分解拡大図である。
【図3】 (A)はヨークの平面図、(B)は側面図、(C)は正面図、(D)は一部拡大図である。
【図4】 フレーム本体の一部斜視図である。
【図5】 (A)はフレーム本体へのヨークの取付状況を示す図、(B)は拡大断面図である。
【図6】 第2実施形態を示し、(A)は要部平面図、(B)は断面図である。
【図7】 (A)(B)(C)は第2実施形態の変形例を示す図面である。
【図8】 第3実施形態を示し、(A)は要部拡大平面図、(B)は要部拡大図である。
【図9】 第4実施形態を示し、(A)は要部拡大平面図、(B)は断面図である。
【図10】 (A)(B)(C)はラケットフレームの振動減衰率の測定方法を示す概略図である。
【図11】 従来例を示す図面である。
【図12】 他の従来例を示す図面である。
【符号の説明】
1 ラケットフレーム
2 フレーム本体
3 ガット張架部
4 スロート部
5 シャフト部
6 グリップ部
10 ヨーク
10a ヨーク本体
10b、10c 左右連結補助部
10d 突片
g ガット穴
20 切込

Claims (6)

  1. 連続したパイプからなるフレーム本体と、該フレーム本体に左右両端が接続される別体のヨークとからなり、上記フレーム本体は、打球面を囲むガット張架部と、該ガット張架部に連続するスロート部と、該スロート部の左右枠部が接合して連続するシャフト部、該シャフト部に連続するグリップ部とからなり、
    上記スロート部の左右枠部が接合する上記シャフト部先端の中央からグリップ端に達しない位置まで、該シャフト部およびグリップ部に切込を入れて独立して動ける左右枠部に分割し、この分割した左右枠部を上記スロート部の左右枠部にそれぞれ連続していることを特徴とするラケットフレーム。
  2. 上記シャフト部先端から設ける切込は、グリップ端側から20〜200mmの長さ範囲までとしている請求項1に記載のラケットフレーム。
  3. 上記切込は幅1mm以上10mm以下、長さ20mm以上200mm以下であり、該切込により生じる空隙の一部または全部に振動減衰材を充填している請求項1または請求項2に記載のラケットフレーム。
  4. 上記フレーム本体と別体に形成したヨーク上記ガット張架部の開口を閉鎖するヨーク本体と、該ヨーク本体の両端に連続すると共に上記フレーム本体のガット張架部と上記スロート部との境界部分を挟んで延在する左右連結補助部を有し、該左右連結補助部はスロート部の左右枠部の内面に沿って延在させ先端を接合して略三角形状の環状とし、該接合端より上記切込に内嵌する突片を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のラケットフレーム。
  5. 上記ヨークは、6ナイロンを含むポリアミド樹脂、エポキシ樹脂の単体あるいは、これらの樹脂をマトリクス樹脂とする繊維強化樹脂より形成し、その重量は、ヨークとフレーム本体との合計重量からなるローフレーム重量の5%〜30%の範囲としている請求項4に記載のラケットフレーム。
  6. 上記ヨークの突片が内嵌された上記切込には、突片と切込の奥端との間に10mm〜160mmの長さで空隙を残している請求項4に記載のラケットフレーム。
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