JP4515178B2 - 蒸気調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、蒸気調理器に関する。
従来、蒸気の熱エネルギーによって被調理物の加熱を行う加熱調理器として、調理時に扉の内面等に付着した水滴のキッチン床面への落下を防止するものがある(実開平5‐42904号公報(特許文献1))。この加熱調理器は、調理室の前面を開閉する扉の下方には、上記扉の外面から上記扉の内面よりも内側にまで延びる受口を上部に有する水受を配置している。そして、この水受は、調理室前面の開口の周囲壁が下側に延在して上記水受の内側部を収納する凹嵌部に着脱可能に装着されている。そして、調理時において、扉の内面に結露した水滴は、この内面を伝って落下し、一部が上記周囲壁と扉の内面と間に溜まる。したがって、調理終了時に扉を開いた場合には、上記溜まった水滴や上記扉の内面に付着した水滴は上記水受内に落下して、キッチン床面への落下を防止するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の加熱調理器には、以下のような問題がある。すなわち、上記水受が水で一杯になった場合には、利用者は、上記水受を上記凹嵌部から外して水受内の水を捨てる必要がある。通常、上記水受の凹嵌部への装着は、水受における凹嵌部との連結面(後面)に設けられた係合部を、凹嵌部における水受との連結面(前面)に設けられた係合部に係合させることによって行われる。その場合、調理室の扉は、外装ケースの前面一杯に形成されており、上記扉の下側には略上記水受の高さ分の余裕しかない。然も、上記水受を装着する場合には、上記両係合部は上記水受の陰となって見えない。したがって、手探り状態で上記水受を凹嵌部に装着しなければならず、装着が困難であるという問題がある。
さらに、上記水受の後面における上記係合部とは異なる位置に、上記凹嵌部の係合部に係合可能な形状が形成されている場合には、上述したように上記水受の凹嵌部への装着は手探り状態であるため、上記水受の後面における上記係合部とは異なる部分が上記凹嵌部の係合部に係合してしまい、そのことを利用者が分からない場合がある。その場合には、総ての水滴が上記水受内に確実に落下できず、一部がキッチン床面への落下してしまう場合が生ずると言う問題がある。
実開平5‐42904号公報
そこで、この発明の課題は、露受容器の正規の位置への着脱が簡単であり、装着された露受容器を確実に保持することができる蒸気調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の蒸気調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置され、蒸気を発生する蒸気発生装置と、
上記本体ケーシング内に配置され、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、
上記本体ケーシングの前面側に配置され、下端側の辺を中心に回動して上記加熱室の開口部を開閉する扉と、
上記本体ケーシングの下面における上記扉との境界部に着脱可能に取り付けられると共に、上記扉の内面を伝って落下する水滴を受ける露受容器と、
上記本体ケーシングの下側に設けられると共に、上記露受容器を上記本体ケーシングの下面に沿って前側から後側に向かって挿入可能に保持する2つの保持部材と
を備え、
上記露受容器は
記本体ケーシングの前後方向と直交する左右方向に上記前後方向の長さよりも長い長尺の筺体を成すと共に、
上記筐体の後面における上記左右方向中央部が所定の幅だけ後面側に張り出してなる広幅部と、
上記筐体における上記広幅部の上記左右方向両側に位置すると共に、上記保持部材に入り込む2つの狭幅部と、
上記筐体における上記2つの狭幅部と上記広幅部とを繋ぐと共に、上記広幅部の後面から上記狭幅部の後面に向かって末広がりの傾斜を有する2つの第1傾斜面を有する2つの傾斜部と
を含み、
上記各保持部材は、上記露受容器を保持した際に、上記露受容器における上記第1傾斜面に対向し、且つ上記左右方向に対する傾斜角と同じ傾斜角を有する第2傾斜面を有しており、上記露受容器の上記広幅部を上記2つの第2傾斜面の間に嵌め込むようになっている
ことを特徴としている。
上記構成によれば、本体ケーシングの下側に設けられた保持部材によって、露受容器の2つの傾斜部の第1傾斜面が案内されて上記露受容器が移動し、上記2つの保持部材による2つの第2傾斜面の間に上記露受容器の上記広幅部が嵌め込まれる。その結果、上記露受容器が、上記保持部材によって保持されると共に、水平方向の位置が決められて、上記本体ケーシングの下面における扉との境界部に取り付けられる。こうして、上記扉の内面を伝って落下する水滴が、上記露受容器によって受けることが可能になる。
さらに、上記保持部材によって上記露受容器の傾斜部の第1傾斜面が案内されて上記露受容器が移動する際に、上記第1傾斜面は上記広幅部の後面から上記狭幅部の後面に向かって末広がりの傾斜を有しているため、上記露受容器は上記傾斜を有する上記第1傾斜面によって滑らかに案内される。したがって、上記露受容器は、途中で上記保持部材に引っ掛かったりすることなく滑らかに移動することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記各保持部材は、上記露受容器が挿入される際に、上記露受容器における上記狭幅部の底面を案内して上方に導く第3傾斜面と上記傾斜部の底面を案内して上方に導く第4傾斜面とを含んでいる。
この実施の形態によれば、上記露受容器が移動して上記2つの保持部材による2つの第2傾斜面の間に上記露受容器の上記広幅部が嵌め込まれる際に、上記露受容器における上記狭幅部の底面が上記保持部材の第3傾斜面によって上方に案内される。一方、上記傾斜部の底面が上記保持部材の第4傾斜面によって上方に案内される。こうして、上記露受容器は、上記本体ケーシングの下面と上記保持部材の第3傾斜面および第4傾斜面とによって上下方向の位置が決められる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記各保持部材は、
上記第3傾斜面部に連なると共に、上記露受容器を保持する際に、上記露受容器における上記狭幅部の底面を受ける第1平坦部と、
上記第4傾斜面部に連なると共に、上記露受容器を保持する際に、上記露受容器における上記傾斜部の後側の底面を受ける第2平坦部と
を含んでいる。
この実施の形態によれば、上記保持部材から上記露受容器を取り外す場合に、上記露受容器の底面が不必要に回転することが防止され、上記露受容器内の水がこぼれることが防止される
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記露受容器の上記各狭幅部には、上記保持部材によって挟持される挟持領域が設けられており、
上記露受容器の上記挟持領域における底面から上縁までの高さを、上記露受容器の上記挟持領域を含まない狭幅部および上記広幅部における底面から上縁までの高さよりも低くしている。
この実施の形態によれば、上記露受容器の上記挟持領域における高さが他の部分の高さよりも低くなっている。したがって、上記保持部材における上下方向への保持間隔が上記挟持領域における高さと同じであれば、上記保持部材は、上記露受容器における上記挟持領域以外の部分を保持することができない。そのために、上記露受容器および上記保持部材が、上記本体ケーシングの下面であるため使用者に見え難い場合であっても、上記露受容器における上記挟持領域以外の部分が上記保持部材によって挟持されてしまうことを防止することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記露受容器の上記狭幅部における上記挟持領域の底面には、第1係合部を有すると共に、
上記保持部材には弾性部材の一端を取り付け、この弾性部材には、上記露受容器側の第1係合部に係合する第2係合部を設けている。
この実施の形態によれば、上記露受容器の狭幅部と上記保持部材とが上記第1,第2係合部で係合されることによって、上記露受容器の上記保持部材に対する前後左右の位置が規制される。したがって、上記露受容器を、上記本体ケーシングの下面における正常な位置に保持することができる。さらに、その際に、上記第2係合部は弾性部材に設けられている。したがって、上記第1,第2係合部の係合およびその解除を、容易に且つ確実に行うことができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記保持部材は、上記露受容器における上記狭幅部を上下から挟み込むための上側突出部と下側突出部とを有しており、
上記下側突出部の突出長さの方が上記上側突出部の突出長さよりも長くなっている。
この実施の形態によれば、上記露受容器が上記保持部材の上側突出部と下側突出部とによって挟み込まれて、上記露受容器における上下方向の位置が規制される。さらに、その際に、上記下側突出部の突出長さの方が上記上側突出部の突出長さよりも長くなっているため、上記露受容器および上記保持部材が、上記本体ケーシングの下面であるため使用者に見え難い場合であっても、上記露受容器の底部を上記保持部材の下側突出部上に容易に載置することができる。
以上より明らかなように、この発明の蒸気調理器は、本体ケーシングの下側に設けられた保持部材によって露受容器の2つの傾斜部の第1傾斜面が案内されて、上記2つの保持部材による2つの第2傾斜面の間に上記露受容器の上記広幅部が嵌め込まれるまで、上記露受容器が移動するので、例え、上記保持部材や露受容器が上記本体ケーシングの陰になって見えない場合であっても、上記保持部材によって、上記露受容器を、容易に上記本体ケーシングの下面における扉との境界部に取り付け・保持することができる。
さらに、上記第1傾斜面は上記広幅部の後面から上記狭幅部の後面に向かって末広がりの傾斜を有しているので、上記保持部材によって上記露受容器の傾斜部の第1傾斜面が案内されて上記露受容器が移動する際に、上記露受容器は上記傾斜を有する上記第1傾斜面によって滑らかに案内される。したがって、上記露受容器は、途中で上記保持部材に引っ掛かったりすることなく滑らかに移動することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の蒸気調理器における外観斜視図である。本蒸気調理器1は、直方体形状の上記本体ケーシングとしてのキャビネット10の正面の上部に操作パネル11を設け、キャビネット10の正面における操作パネル11の下側には、下端側の辺を中心に回動する扉12を設けて概略構成されている。そして、扉12の上部にはハンドル13が設けられ、扉12には耐熱ガラス製の窓14が嵌め込まれている。
図2は、上記蒸気調理器1の扉12を開いた状態の外観斜視図である。キャビネット10内に、直方体形状の加熱室20が設けられている。加熱室20は、扉12に面する正面側に開口部20aを有し、加熱室20の側面,底面および天面がステンレス鋼板で形成されている。また、扉12は、加熱室20に面する側がステンレス鋼板で形成されている。加熱室20の周囲および扉12の内側に断熱材(図示せず)が載置されており、加熱室20内と外部とが断熱されている。
また、上記加熱室20の底面には、ステンレス製の受皿21が設置され、受皿21上には、被加熱物を載置するためのステンレス鋼線製のラック24(図3参照)が設置される。さらに、加熱室20の両側面下部には、略水平に延在する略長方形の側面蒸気吹出口22(図2では一方のみが見えている)が設けられている。
図3は、上記蒸気調理器1の基本構成を示す概略構成図である。図3に示すように、本蒸気調理器1は、加熱室20と、蒸気用の水を貯める水タンク30と、水タンク30から供給された水を蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生装置40と、蒸気発生装置40からの蒸気を加熱する蒸気昇温装置50と、蒸気発生装置40や蒸気昇温装置50等の動作を制御する制御装置80とを備えている。
上記加熱室20内に設置された受皿21上には格子状のラック24が載置され、そのラック24の略中央に被加熱物90が置かれる。
また、上記水タンク30の下側に設けられた接続部30aは、第1給水パイプ31の一端に設けられた漏斗形状の受入口31aに接続可能になっている。そして、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる第2給水パイプ32の端部にはポンプ35の吸込側が接続され、そのポンプ35の吐出側には第3給水パイプ33の一端が接続されている。さらに、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる水位センサ用パイプ38の上端には、水タンク用水位センサ36が配設されている。さらに、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる大気開放用パイプ37の上端には、後述する排気ダクト65に接続されている。
そして、上記第3給水パイプ33は、垂直に配置された部分から略水平に屈曲するL字形状をしており、第3給水パイプ33の他端には補助タンク39が接続されている。さらに、補助タンク39の下端には第4給水パイプ34の一端が接続され、その第4給水パイプ34の他端には蒸気発生装置40の下端が接続されている。また、蒸気発生装置40における第4給水パイプ34の接続点よりも下側には、排水バルブ70の一端が接続されている。そして、排水バルブ70の他端には排水パイプ71の一端が接続され、排水パイプ71の他端には排水タンク72が接続されている。尚、補助タンク39の上部は、大気開放用パイプ37と排気ダクト65を介して大気に連通されている。
上記水タンク30が第1給水パイプ31の受入口31aに接続されると、水タンク30内の水は、水タンク30と同水位になるまで大気開放用パイプ37内に上昇する。その際に、水タンク用水位センサ36につながる水位センサ用パイプ38は先端が密閉されているため水位は上がらないが、水タンク30の水位に応じて水位センサ用パイプ38の密閉された空間の圧力は大気圧から上昇する。この圧力変化を、水タンク用水位センサ36内の圧力検出素子(図示せず)で検出することによって、水タンク30内の水位が検出されるようになっている。ポンプ35が静止中である際の水位測定では、大気開放用パイプ37は不要であるが、ポンプ35の吸引圧力が直接上記圧力検出素子に働いて水タンク30の水位検出の精度が低下するのを防止するために、開放端を有する大気開放用パイプ37を設けている。
また、上記蒸気発生装置40は、下側に第4給水パイプ34の他端が接続されたポット41と、ポット41内の底面近傍に配置された蒸気発生ヒータ42と、ポット41内の蒸気発生ヒータ42の上側近傍に配置された水位センサ43と、ポット41の上側に取り付けられた蒸気吸引エジェクタ44とを有している。また、加熱室20の側面上部に設けられた吸込口25の外側には、ファンケーシング26を配置している。そして、ファンケーシング26に設置された送風ファン28によって、加熱室20内の蒸気は、吸込口25から吸い込まれて、第1パイプ61および第2パイプ62を介して蒸気発生装置40の蒸気吸引エジェクタ44の入口側に送り込まれる。第1パイプ61は、略水平に配置されており、一端がファンケーシング26に接続されている。また、第2パイプ62は、略垂直に配置されており、一端が第1パイプ61の他端に接続される一方、他端が蒸気吸引エジェクタ44のインナーノズル45の入口側に接続されている。
上記蒸気吸引エジェクタ44は、インナーノズル45の外側を包み込むアウターノズル46を備えており、インナーノズル45の吐出側がポット41の内部空間と連通するようになっている。そして、蒸気吸引エジェクタ44のアウターノズル46の吐出側には第3パイプ63の一端が接続され、その第3パイプ63の他端には蒸気昇温装置50が接続されている。
上記ファンケーシング26,第1パイプ61,第2パイプ62,蒸気吸引エジェクタ44,第3パイプ63および蒸気昇温装置50で外部循環路60を形成している。また、加熱室20の側面の下側に設けられた放出口27には放出通路64の一端が接続され、放出通路64の他端には排気ダクト65の一端が接続されている。さらに、排気ダクト65の他端には排気口66が設けられている。蒸気放出通路64の排気ダクト65側には、ラジエータ69が外嵌して取り付けられている。そして、外部循環路60を形成する第1パイプ61,第2パイプ62との接続部には、排気通路67を介して排気ダクト65が接続されている。さらに、排気通路67における第1,第2パイプ61,62の接続側には、排気通路67を開閉するダンパ68が配置されている。
また、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の天井側であって且つ略中央に、開口を下側にして配置された皿型ケース51と、この皿型ケース51内に配置された第1蒸気加熱ヒータ52と、皿型ケース51内に配置された第2蒸気加熱ヒータ53とを有している。皿型ケース51の底面は、加熱室20の天井面に設けられた金属製の天井パネル54で形成されている。天井パネル54には、複数の天井蒸気吹出口55が形成されている。ここで、天井パネル54は、上下両面が塗装等によって暗色に仕上げられている。尚、使用を重ねることにより暗色に変色する金属素材や暗色のセラミック成型品によって、天井パネル54を形成してもよい。
さらに、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の上部に、左右両側に向かって延在する上記過熱蒸気供給路としての蒸気供給通路23(図3においては一方のみが見えている)の一端が夫々接続されている。そして、蒸気供給通路23は加熱室20の両側面に沿って下方向かって延在しており、その他端には、上記加熱室20の両側面下側に設けられた側面蒸気吹出口22に接続されている。
次に、本蒸気調理器1の制御系について説明する。
制御装置80は、マイクロコンピュータおよび入出力回路等から構成され、図4に示すように、送風ファン28と、第1蒸気加熱ヒータ52と、第2蒸気加熱ヒータ53と、ダンパ68と、排水バルブ70と、蒸気発生ヒータ42と、操作パネル11と、水タンク用水位センサ36と、水位センサ43と、加熱室20(図3に示す)内の温度を検出する温度センサ81と、加熱室20内の湿度を検出する湿度センサ82と、ポンプ35とが、接続されている。そして、水タンク用水位センサ36,水位センサ43,温度センサ81および湿度センサ82からの検出信号に基づいて、送風ファン28, 第1蒸気加熱ヒータ52,第2蒸気加熱ヒータ53,ダンパ68,排水バルブ70,蒸気発生ヒータ42,操作パネル11およびポンプ35を所定のプログラムに従って制御する。
以下、上記構成を有する蒸気調理器1の動作について、図3および図4に従って説明する。操作パネル11の電源スイッチ(図示せず)が押圧されると電源がオンし、操作パネル11の操作によって加熱調理の運転が開始される。そうすると、先ず、制御装置80は、排水バルブ70を閉鎖し、ダンパ68によって排気通路67を閉じた状態でポンプ35の運転を開始する。そして、ポンプ35によって、水タンク30から蒸気発生装置40のポット41内に第1〜第4給水パイプ31〜34を介して給水される。その後、ポット41内の水位が所定水位に達したことを水位センサ43が検出すると、ポンプ35を停止して給水を止める。
次に、上記蒸気発生ヒータ42に通電し、ポット41内に溜まった所定量の水を蒸気発生ヒータ42によって加熱する。
そして、上記蒸気発生ヒータ42の通電と同時に、または、ポット41内の水の温度が所定温度に達すると、送風ファン28をオンすると共に、蒸気昇温装置50の第1,第2蒸気加熱ヒータ52,53に通電する。そうすると、送風ファン28は、加熱室20内の空気(蒸気を含む)を吸込口25から吸い込み、外部循環路60に空気(蒸気を含む)を送り出す。その際に、送風ファン28に遠心ファンを用いているので、プロペラファンを用いる場合に比べて高圧を発生させることができる。さらに、送風ファン28に用いる遠心ファンを直流モータで高速回転させることによって、循環気流の流速を極めて速くすることができる。
次に、上記蒸気発生装置40のポット41内の水が沸騰すると飽和蒸気が発生し、発生した飽和蒸気は、蒸気吸引エジェクタ44の箇所で外部循環路60を通る循環気流に合流する。そして、蒸気吸引エジェクタ44から出た蒸気は、第3パイプ63を介して高速で蒸気昇温装置50に流入する。
そして、上記蒸気昇温装置50に流入した蒸気は、第1,第2蒸気加熱ヒータ52,53によって加熱されて、略300℃(調理内容により異なる)の過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の天井パネル54に設けられた複数の天井蒸気吹出口55から加熱室20内の下方に向かって噴出される。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気昇温装置50の左右両側に設けられた蒸気供給通路23を介して、加熱室20の両側面の側面蒸気吹出口22から噴出される。
こうして、上記加熱室20の天井側から噴出した過熱蒸気が中央の被加熱物90側に向かって勢いよく供給されると共に、加熱室20の左右の側面側から噴出した過熱蒸気は、受皿21に衝突した後、被加熱物90の下方から被加熱物90を包むように上昇しながら供給される。その結果、加熱室20内において、中央部では吹き下ろし、その外側では上昇するという形の対流が生じる。そして、対流する蒸気は、順次吸込口25に吸い込まれて、外部循環路60を通って再び加熱室20内に戻るという循環を繰り返す。
このようにして、上記加熱室20内で過熱蒸気の対流を形成することにより、加熱室20内の温度・湿度分布を均一に維持しつつ、蒸気昇温装置50からの過熱蒸気を天井蒸気吹出口55と側面吹出口22とから噴出して、ラック24上に載置された被加熱物90に効率よく衝突させることが可能になる。こうして、過熱蒸気の衝突によって被加熱物90を加熱する。その場合、被加熱物90の表面に接触した過熱蒸気は、被加熱物90の表面で結露する際に潜熱を放出することによっても被加熱物90を加熱する。これにより、過熱蒸気の大量の熱を確実に且つ速やかに被加熱物90全面に均等に与えることができる。したがって、斑がなくて仕上がりのよい加熱調理を実現することができるのである。
また、上記加熱調理運転時において、時間が経過すると、加熱室20内の蒸気量が増加し、量的に余剰となった分の蒸気は、放出口27から放出通路64および排気ダクト65を介して排気口66から外部に放出される。その際に、放出通路64に設けたラジエータ69によって放出通路64を通過する蒸気を冷却して結露させることにより、外部に蒸気がそのまま放出されるのを防止している。尚、ラジエータ69によって放出通路64内で結露した水は、放出通路64内を流れ落ちて受皿21に導かれ、調理によって発生した水と共に調理終了後に処理される。
調理終了後、上記制御装置80によって操作パネル11に調理終了のメッセージが表示され、さらに操作パネル11に設けられたブザー(図示せず)によって合図の音を鳴らす。これらのメッセージやブザーによって調理終了を知った使用者が扉12を開けると、制御装置80は、センサ(図示せず)によって扉12が開いたことを検知して、排気通路67のダンパ68を瞬時に開く。そうすると、外部循環路60の第1パイプ61が排気通路67を介して排気ダクト65に連通し、加熱室20内の蒸気は、送風ファン28によって、吸込口25,第1パイプ61,排気通路67および排気ダクト65を介して排気口66から排出される。このダンパ動作は、調理中に使用者が扉12を開いても同様に機能する。したがって、使用者は、蒸気にさらされることなく、安全に被加熱物90を加熱室20内から取り出すことができるのである。
図5は、上記蒸気調理器1における前側側面の要部を示している。図5に示すように、閉められた状態の扉12の内面を伝って滴下した水等は、扉12とキャビネット10との隙間の下部に配置された露受容器91によって受けるようになっている。以下、露受容器91の構造と、露受容器91のキャビネット10下面への取り付け構造とについて説明する。
図6は、上記露受容器91の平面図(図6(a))と正面図(図6(b))と側面図(図6(c))を示す。露受容器91は、図6(a)において輪郭を描く実線によって示される外壁と底板とで構成されると共に、上部が開放された箱体を成している。尚、図6においては、上記外壁の厚みは省略して簡単に表現している。他の図においても同様である。図6(a)から分かるように、露受容器91は、上記外壁における前部は一平面を成すと共に、所定幅を有する広幅部92と、広幅部92の両側に位置して広幅部92よりも狭い所定幅を有する2箇所の狭幅部93,94と、広幅部92と狭幅部93,94とを略直線状に繋ぐ2箇所の傾斜部95,96とで、構成されている。
そして、2箇所の上記狭幅部93,94における広幅部92側の長さ方向に略半分の領域は、その底面93a,94aが他の領域の底面93b,94bよりも上方に上がっており、底面93a,94aから上縁97までの高さH2が底面93b,94bから上縁97までの高さH3よりも低くなっている。ここで、狭幅部93,94における底面93b,94bから上縁97までの高さH3は、広幅部92および傾斜部95,96における底面92a,95b,96bから上縁97までの高さH1と同じであるから、狭幅部93,94における底面93a,94aから上縁97までの高さH2は、広幅部92および傾斜部95,96における上記高さH1よりも低くなっている。
さらに、上記狭幅部93,94の底面93a,94aの略中央には、半球状の凹部98,99が設けられている。尚、狭幅部93,94における底面93a,94aの領域は、キャビネット10の下面に正しく装着された際に、図11に示すように、2つの保持部材101,102によって係合・保持される領域であり、以下、保持領域100,100'と言う。また、上記露受容器91は、扉12側から挿入されて保持部材101,102と係合する。以下、扉12側を「前」と称し、扉12の反対側を「後」と称する。
図7は、上記露受容器91における図6(a)中左側に在る保持領域100を保持する第1保持部材101の平面図(図7(a))と正面図(図7(b))と側面図(図7(c))とを示す。第1保持部材101は、略矩形の底のない箱の形状を有しており、その上面103にはビスによってキャビネット10の下面に取り付け固定するためのビス穴104が設けられている。
また、上記第1保持部材101の内側(キャビネット10の下面に取り付け固定された状態でキャビネット10の中心軸側)前方の角部は、最下部を所定の厚みの板状に残して垂直に切り欠かれており、第1保持部材101の前面および側面に対して傾斜した傾斜面105が形成されている。尚、この傾斜面105は、第1保持部材101に対して露受容器91が装着されて係合された際に、露受容器91における図6(a)中左側に在る傾斜部95の傾斜面95aに対向するような傾斜角度を有している。さらに、第1保持部材101の内側前方の上記角部を垂直に切り欠いて傾斜面105を形成する際に最下部に残された所定厚みの三角形の板状部材106は、前後方向略中央から後半分に在って上面103に略平行な平面で成る平坦部106aと、前後方向略中央から前半分に在って上記平坦部106aとの境界から前端に向かって下る平らな傾斜面で成る傾斜部106bとで、構成されている。
また、上記第1保持部材101における前面107の上端部には、前方に向かって延在する2枚の板状の突出部108,109が設けられている。さらに、前面107の下端部における2枚の突出部108,109の下方には、前方に向かって延在する2個の突出部材110,111が設けられている。そして、突出部材110,111の上面110a,111aにおける先端側には先端に向かって下る傾斜面110b,111bが設けられている。その場合、下側にある突出部材110,111の上面110a,111aの突出長さは、上側にある突出部108,109の突出長さよりも長くなっている。
また、上記第1保持部材101の前面107における2つの突出部材110,111の間が、上下方向略中央から下側が切り欠かれており、その下端には、二つに折り曲げられてL字形を成す板状の弾性部材112の一端が取り付けられている。こうして、弾性部材112を構成する一面部が垂直に配置される一方、上記一面部に直交する他面部が水平に配置される。その際に、上記他面部の上面と突出部材110,111の上面110a,111aとは、同一平面上に位置するようになっている。そして、弾性部材112における水平に配置された上記他面部には、露受容器91における狭幅部93の底面93aに設けられた凹部98に係合する半球状の凸部113が設けられている。
そして、上記弾性部材112における上記他面部の上面(または、突出部材110,111の上面110a,111a)から突出部108,109の上面までの距離は、露受容器91における狭幅部93の上記高さH3(=広幅部92および傾斜部95の上記高さH1)と同じになっている。また、弾性部材112の上記他面部の上面(または、突出部材110,111の上面110a,111a)から突出部108,109の下面までの距離は、露受容器91における保持領域100の上記高さH2と同じになっている。また、突出部材110の外側の面と突出部材111の外側の面との間隔は、保持領域100の長さよりもやや短くなっている。したがって、第1保持部材101における2本の突出部材110,111は、露受容器91における保持領域100の底面93aによって他の底面95bと底面93bとの間に形成される凹部114に挿入することが可能になる。
ここで、上記第1保持部材101における突出部材110,111の上面110a,111aから突出部108,109の下面までの距離は、露受容器91における保持領域100の上記高さH2と同じになっているため、第1保持部材101の突出部材110,111を露受容器91の凹部114に挿入した際に、露受容器91の保持領域100が、第1保持部材101の上側にある突出部108,109と下側にある突出部材110,111とによって挟み込まれて、上下方向への移動が規制されるのである。さらに、第1保持部材101の弾性部材112における上記他面部に設けられた凸部113が、上記他面部の弾性変形によって露受容器91における狭幅部93の凹部98に係合する。こうして、露受容器91の前後左右方向への移動が規制されるのである。
図8は、上記露受容器91における図6(a)中右側に在る保持領域100'を保持する第2保持部材102の平面図(図8(a))と正面図(図8(b))と側面図(図8(c))を示す。第2保持部材102は、図7(a)および図7(b)において第1保持部材101の左右を入れ換えた構造を有している。
上記図8(a)〜図8(c)において、上面123,ビス穴124,傾斜面125,板状部材126,突出部128,突出部129,突出部材130,突出部材131,弾性部材132および凸部133は、図7に示す第1保持部材101における上面103,ビス穴104,傾斜面105,板状部材106,突出部108,突出部109,突出部材110,突出部材111,弾性部材112および凸部113と、上述の如く左右が逆である点を除いて、全く同じ構成を有して同様に機能する。
図9〜図14は、上記露受容器91のキャビネット10下面への取り付け手順を示す。ここで、図9〜図11は平面図であり、図12〜図14は側面図である。また、図9と図12とが対応し、図10と図13とが対応し、図11と図14とが対応している。以下、図9〜図14に従って、露受容器91のキャビネット10下面への取り付け手順について説明する。尚、キャビネット10の下面における露受容器91を所定の位置に保持可能な箇所に、第1保持部材101の上面103および第2保持部材102の上面123が上述したようにビスによって取り付け固定されているものとする。
先ず、図9に示すように、使用者によって、露受容器91が、第1,第2保持部材101,102に対して前方からキャビネット10の下面に沿うように矢印(A),矢印(B)の方向に挿入される。その場合、露受容器91は、正しい位置よりも図中右側にずれているものとする。さらに、キャビネット10の下面に対しても下側にずれているとする。そうすると、やがて、露受容器91における図中右側の傾斜部96が、第2保持部材102の突出部材131の先端に当接する。そのとき、傾斜部96の傾斜面96aには凸部や凹部は一切無く平坦になっているため露受容器91は第2保持部材102に対して滑らかに摺動し、そのことから使用者は露受容器91は第2保持部材102に対してずれていることを感じ取り、露受容器91を上側に持ち上げる(尚、露受容器91はキャビネット10の下面に取り付けるのであるから、使用者は露受容器91を下げることは殆どない)。そうすると、傾斜部96の底面96bは、第2保持部材102の突出部材131における傾斜面131bに案内されて傾斜面131bに沿って前進し、突出部材131の上面131a上に乗る。その場合、図12および図13に示すように、傾斜部96の高さH1は突出部材131の上面131aから突出部129の下面までの高さH2よりも高いため、露受容器91の傾斜部96は第2保持部材102の突出部129と突出部材131との間に入り込むことができず、図10において破線の円Dによって示すように、傾斜部96の傾斜面96aは突出部129の角に当接する。この状態で、使用者が露受容器91を挿入し続けることによって、露受容器91の傾斜面96aが案内されて、露受容器91が矢印(C)の方向に移動する。
尚、図10においては、分かり易くするために、上記露受容器91の図中左側の保持領域100は、第1保持部材101から離間しているように描かれている。しかしながら、通常、使用者は、図中右側の傾斜部96の傾斜面96aが第2保持部材102の突出部129の角に当接した後も、露受容器91を押し続けるため、保持領域100も第1保持部材101に当接することになる。その場合、第1保持部材101側においても同様に、露受容器91の狭幅部93の高さH3が突出部材110の上面110aから突出部108の下面までの高さH2よりも高いため、露受容器91の狭幅部93は第1保持部材101の突出部108と突出部材110との間に入り込むことができない。
こうして、やがて、図11に示すように、上記露受容器91における保持領域100が第1保持部材101の突出部材110,111の箇所に位置し、保持領域100'が第2保持部材102の突出部材130,131の箇所に位置する。そして、この状態で、使用者によって露受容器91が押し込まれると、保持領域100の高さと第1保持部材101の突出部材110,111〜突出部108,109の距離とは同じH2であり、保持領域100'の高さと第2保持部材102の突出部材130,131〜突出部128,129の距離とは同じH2である。したがって、露受容器91における保持領域100は第1保持部材101の突出部材110,111と突出部108,109との間に挿入され、保持領域100'は第2保持部材102の突出部材130,131と突出部128,129との間に挿入される。さらに、第1保持部材101の弾性部材112に設けられた凸部113が、露受容器91の保持領域100に設けられた凹部98に係合する。一方、第2保持部材102の弾性部材132に設けられた凸部133が、露受容器91の保持領域100'に設けられた凹部99に係合する。
その結果、上記露受容器91は、キャビネット10の下面に取り付け固定された第1保持部材101および第2保持部材102によって保持されて、上下前後左右方向への移動が規制されるのである。また、第1,第2保持部材101,102の弾性部材112,132における上記他面部の上面と突出部材110,111,130,131の上面110a,111a,130a,131aとは同一平面上にあり、露受容器91の保持領域100,100'の底面93a,94aは同一平面上にあるため、露受容器91は第1,第2保持部材101,102によって水平に保持される。
尚、上記露受容器91のキャビネット10下面への取り付け手順においては、露受容器91が図9中右側にずれている場合を例に説明したが、図9中左側にずれている場合も全く同様の手順となる。
また、上述したようにして第1保持部材101および第2保持部材102によって保持されている露受容器91を外す場合には、露受容器91を両手で持って前側を上に向かってやや持ち上げればよい。互いに係合する第1,第2保持部材101,102の弾性部材112,132に設けられた凸部113,133と露受容器91の保持領域100,100'に設けられた凹部98,99とは、上述したように半球状の形成されている。したがって、露受容器91の前側を僅かに持ち上げただけで凸部113,133と凹部98,99との係合を解除でき、極簡単に露受容器91を取り外すことができる。
さらに、その際に、上記露受容器91における傾斜部95,96の傾斜面95a,96aと底面95b,96bとが交差する角部が不必要に下側に回転しないように、第1保持部材101および第2保持部材102の板状部材106,126における平坦部106a,126aによって上記回転が規制される。その結果、弾性部材112,132が半強制的に変形されて、凸部113,133と凹部98,99との係合の解除が促進される。それと共に、露受容器91が外れた瞬間以降は、露受容器91における傾斜部95,96の傾斜面95a,96aと底面95b,96bとが交差する角部が、第1,第2保持部材101,102の板状部材106,126における傾斜部106b,126bによって支えられて、ゆっくり下降することができる。したがって、外れた露受容器91が回転し過ぎて、中の水がこぼれてしまうことを防止できるのである。
上述した上記露受容器91のキャビネット10下面への取り付け手順において、露受容器91の保持領域100および保持領域100'を第1保持部材101および第2保持部材102へ導く、あるいは、第1保持部材101および第2保持部材102から下側へ導くためのガイド部材は、露受容器91における傾斜部95,96の傾斜面95a,96a、第1,第2保持部材101,102における突出部材110,111,130,131の傾斜面110b,111b,130b,131b、第1,第2保持部材101,102における板状部材106,126の傾斜部106b,126bである。したがって、露受容器91が上記ガイド部材によってガイドされる際に引っ掛かる箇所が全くなく、保持領域100および保持領域100'を極自然に滑らかに第1保持部材101および第2保持部材102の箇所まで案内することができる。
また、上記露受容器91における第1,第2保持部材101,102によって保持される保持領域100,保持領域100'の高さH2のみが、他の領域の高さH1,H3よりも低く、且つ、第1,第2保持部材101,102における突出部材110,111,130,131と突出部108,109,128,129との間隔と同じになっている。したがって、保持領域100,保持領域100'の位置が第1,第2保持部材101,102の位置になるまで露受容器91が移動する際に、露受容器91と第1,第2保持部材101,102とは全く係合および嵌合することはない。したがって、使用者は、第1,第2保持部材101,102が見えなくとも露受容器91を正規の箇所のみで第1,第2保持部材101,102に確実に係合させることができるのである。
尚、上記実施の形態においては、上記露受容器91における広幅部92を長手方向中央部に設ける一方、狭幅部93,94を広幅部92の両側に配置して設けている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、狭幅部を長手方向中央部に配置する一方、広幅部を上記狭幅部の両側に配置しても、上述したような機能・効果を奏することはできる。
また、上記実施の形態においては、上記露受容器91側の係合部を凹部98,99で構成する一方、第1,第2保持部材101,102側の係合部を凸部113,133で構成している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば、露受容器91側の係合部を凸部で構成する一方、第1,第2保持部材101,102側の係合部を凹部で構成しても差し支えない。あるいは、凸部と凹部とに因らない係合部であってもよい。
また、上記実施の形態においては、上記第1保持部材101および第2保持部材102を、キャビネット10の下面にビスによって取り付け固定するようにしている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、キャビネット10の下側に一体に形成しても差し支えない。
この発明の蒸気調理器における外観斜視図である。 図1に示す蒸気調理器の扉を開いた状態の外観斜視図である。 図1に示す蒸気調理器の概略構成図である。 図1に示す蒸気調理器の制御ブロック図である。 図1に示す蒸気調理器における前側側面の要部を示す図である。 図5に示す露受容器の平面図,正面図および側面図である。 第1保持部材の平面図,正面図および側面図である。 第2保持部材の平面図,正面図および側面図である。 露受容器の取り付け手順を示す平面図である。 図9に続く取り付け手順を示す平面図である。 図10に続く取り付け手順を示す平面図である。 露受容器の取り付け手順を示す側面図である。 図12に続く取り付け手順を示す側面図である。 図13に続く取り付け手順を示す側面図である。
1…蒸気調理器、
11…操作パネル、
20…加熱室、
23…蒸気供給通路、
30…水タンク、
35…ポンプ、
40…蒸気発生装置、
44…蒸気吸引エジェクタ、
50…蒸気昇温装置、
80…制御装置、
91…露受容器、
92…広幅部、
93,94…狭幅部、
95,96…傾斜部、
95a,96a…傾斜面、
98,99…凹部、
100,100'…保持領域、
101…第1保持部材、
102…第2保持部材、
10…上面103,123、
104,124…ビス穴、
105,125,110b,111b,130b,131b…傾斜面、
106,126…板状部材、
106a,126a…平坦部、
106b,126b…傾斜部、
108,109,128,129…突出部、
110,111,130,131…突出部材、
112,132…弾性部材、
113,133…凸部。

Claims (6)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置され、蒸気を発生する蒸気発生装置と、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、
    上記本体ケーシングの前面側に配置され、下端側の辺を中心に回動して上記加熱室の開口部を開閉する扉と、
    上記本体ケーシングの下面における上記扉との境界部に着脱可能に取り付けられると共に、上記扉の内面を伝って落下する水滴を受ける露受容器と、
    上記本体ケーシングの下側に設けられると共に、上記露受容器を上記本体ケーシングの下面に沿って前側から後側に向かって挿入可能に保持する2つの保持部材と
    を備え、
    上記露受容器は
    記本体ケーシングの前後方向と直交する左右方向に上記前後方向の長さよりも長い長尺の筺体を成すと共に、
    上記筐体の後面における上記左右方向中央部が所定の幅だけ後面側に張り出してなる広幅部と、
    上記筐体における上記広幅部の上記左右方向両側に位置すると共に、上記保持部材に入り込む2つの狭幅部と、
    上記筐体における上記2つの狭幅部と上記広幅部とを繋ぐと共に、上記広幅部の後面から上記狭幅部の後面に向かって末広がりの傾斜を有する2つの第1傾斜面を有する2つの傾斜部と
    を含み、
    上記各保持部材は、上記露受容器を保持した際に、上記露受容器における上記第1傾斜面に対向し、且つ上記左右方向に対する傾斜角と同じ傾斜角を有する第2傾斜面を有しており、上記露受容器の上記広幅部を上記2つの第2傾斜面の間に嵌め込むようになっている
    ことを特徴とする蒸気調理器。
  2. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記各保持部材は、上記露受容器が挿入される際に、上記露受容器における上記狭幅部の底面を案内して上方に導く第3傾斜面と上記傾斜部の底面を案内して上方に導く第4傾斜面とを含む
    ことを特徴とする蒸気調理器。
  3. 請求項2に記載の蒸気調理器において、
    上記各保持部材は、
    上記第3傾斜面部に連なると共に、上記露受容器を保持する際に、上記露受容器における上記狭幅部の底面を受ける第1平坦部と、
    上記第4傾斜面部に連なると共に、上記露受容器を保持する際に、上記露受容器における上記傾斜部の後側の底面を受ける第2平坦部と
    を含むことを特徴とする蒸気調理器。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1つに記載の蒸気調理器において、
    上記露受容器の上記各狭幅部には、上記保持部材によって挟持される挟持領域が設けられており、
    上記露受容器の上記挟持領域における底面から上縁までの高さを、上記露受容器の上記挟持領域を含まない狭幅部および上記広幅部における底面から上縁までの高さよりも低くした
    ことを特徴とする蒸気調理器。
  5. 請求項4に記載の蒸気調理器において、
    上記露受容器の上記狭幅部における上記挟持領域の底面には、第1係合部を有すると共に、
    上記保持部材には弾性部材の一端を取り付け、この弾性部材には、上記露受容器側の第1係合部に係合する第2係合部を設けた
    ことを特徴とする蒸気調理器。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1つに記載の蒸気調理器において、
    上記保持部材は、上記露受容器における上記狭幅部を上下から挟み込むための上側突出部と下側突出部とを有しており、
    上記下側突出部の突出長さの方が上記上側突出部の突出長さよりも長い
    ことを特徴とする蒸気調理器。
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