JP4514065B2 - 基板用電気コネクタ及びこれと中間電気コネクタとを有する電気コネクタ組立体 - Google Patents

基板用電気コネクタ及びこれと中間電気コネクタとを有する電気コネクタ組立体 Download PDF

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Description

本発明は、回路基板に取り付けられる基板用電気コネクタ及びこれと中間電気コネクタとを有する電気コネクタ組立体に関する。
中間電気コネクタ(以下、「中間コネクタ」という)と基板用電気コネクタ(以下、「基板用コネクタ」という)とを有する電気コネクタ組立体は、例えば、特許文献1にて知られている。この特許文献1にあっては、中間コネクタは、図示が省略されているハウジングにより支持されている複数の基板状の中間部材を有し、各中間部材の対向せる二つの縁部に沿って接続部と称されるパッドが配列されていて、上記中間コネクタが基板用コネクタと嵌合した際に、該基板用コネクタの端子の接触部が上記パッドに接触接続するようになっている。
上記基板用コネクタの端子は、二股に分枝されていて、それらの先端部に接触部を有し、上記中間部材に対してこの二つの接触部が中間部材の両面側からパッド部に対し弾性的に接触する。このような中間コネクタと基板用コネクタとの組立体によれば、両コネクタが上記中間部材の厚み方向に多少ずれて嵌合されたり、嵌合後に同方向に外力を受けても、各端子の二つの接触部の少なくともいずれか一方は必ず接圧をもって中間部材のパッドと確実に接触し、電気的接続が安定する。
特開2005−216695
特許文献1のコネクタ組立体にあっては、各端子が中間部材のパッドとの接触のために該中間部材の両面側に分枝された接触部を有している。したがって、端子配列方向での同一位置で、中間部材の両面側に異なる端子を配することができない。これは、コネクタ全体から見て、端子数が半減してしまうことを意味する。
さりとて、特許文献1の各端子を単純に二つに分割しても、端子数は増えるものの、中間部材の厚み方向で一つの方向にずれてコネクタが嵌合されたときあるいは嵌合後に同方向に外力を受けたときには、中間部材の一方の面の側の端子が十分に接圧を確保して中間部材に接触しても、他方の面の側の端子の接圧が不十分で接触が不安定となったりあるいは接触しなくなったりする。また、上記一方の面の側の端子でも、コネクタの嵌合時の上記厚み方向のずれが他方に向いていれば、接触不十分になったりあるいは接触しなくなる。
本発明は、この事情に鑑み、コネクタの嵌合が中間部材の厚み方向でいずれの方向にずれたりあるいは嵌合後に同方向に外力を受けても、端子が中間部材に対して十分に接圧をもって接触することのできる、基板用コネクタ及びこれと中間コネクタとを有する電気コネクタ組立体を提供することを課題とする。
<基板用コネクタ>
発明に係る基板用コネクタは、ハウジングの一方の側で回路基板に取り付けられると共に他方の側で中間コネクタと互いに嵌合し合い該中間コネクタの中間部材のパッド部と接触する端子がハウジングに複数植設されている。
かかる基板用コネクタにおいて、本発明は、中間コネクタの中間部材の縁部を受け入れる受入溝がハウジングに開口形成されていて該基板用コネクタの端子の接触部が、上記中間部材の両面側で、かつ上記中間部材の受入溝への受入方向にて同じ位置で、上記受入溝内に突入していて上記中間部材に接圧をもって接触可能に位置しており、上記受入溝の内壁面には、上記接触部の突入量よりも小さい突入量の突起が、上記中間部材の両面側で、上記中間部材の受入方向にて、接触部と重複範囲を有する位置に設けられており、該受入方向での該突起の前後に上記中間部材の傾斜を許容する空間が形成されていることを特徴としている。
このような構成の基板用コネクタにあっては、相手方たる中間コネクタとの嵌合時に嵌合方向と直角な横方向、すなわち中間コネクタの中間部材に対する端子の接圧方向にずれが生じたり、このような横方向のずれがなく嵌合されても嵌合後に上記横方向に外力を受けたときには、端子は、単独では、接触部が受入溝の内壁面よりも没する位置まで接圧を増加する方向に弾性変位可能である。しかし、本発明では、その以前に突起が存在している。そこで、上記嵌合ずれがあるとき、あるいは嵌合後に外力を受けたとき、中間部材は上記突起でそれ以上の変位が阻止される。そして、変位が阻止されているその位置でも接触部は弾性的に中間部材と接触している。逆方向のずれの場合は、端子の接圧が減少する方向で受入溝の逆側内壁面に当接するまで予圧範囲内で中間部材に追従して弾性的接触を維持する。また、本発明では、中間コネクタの中間部材の両面に形成されたパッド部に対応して受入溝の両内壁面側に端子が設けられているので、端子の数が増加することはもとより、両面での接触によって、嵌合時の横方向のずれや嵌合後の横方向外力がどちら向きでも、端子の接圧が確保でき、安定した接触状態を得る。
本発明では、さらに、中間部材の受入れ方向にて、接触部と突起が同位置にあるので、該突起は中間部材に対して支点として機能し、中間部材はこの支点まわりに傾くことが可能となり、中間コネクタと基板側コネクタとの間の横方向の変位をさらに大きく許容し、横方向での嵌合時のずれや嵌合後の外力に対応範囲を広げる。本発明において、接触部と突起が中間部材の受入方向にて厳格に同位置にある必要はなく、両者が同方向で重複範囲を有しているような実質的な同位置にあってもよい。
本発明において、突起は、端子の配列方向にて、隣接せる端子同士間に設けられているようにすることができる。こうすることにより、突起が隣接端子同士間に分散して位置し、突起や中間部材での当接圧を軽減すると共に、中間部材と端子配列方向で均一に接触するので、中間部材の姿勢が安定し、しかもパッド部と端子との間の接触圧が均一となる。
本発明において上記受入溝の両内壁面側の端子は、端子配列方向にて交互に位置していることが好ましい。こうすると、両方向接圧が端子の配列方向でも均一に分布するようになる。
<電気コネクタ組立体>
本発明に係る電気コネクタ組立体は、基板の対向せる平行な二つの縁部に沿って複数のパッド部が配列され両縁部での対応パッド部同士がリード部で導通されている複数の中間部材を中間ハウジングで支持している中間コネクタと、一方の側で回路基板に取り付けられると共に他方の側で上記中間コネクタと互いに嵌合し合い上記中間部材のパッド部と接触する端子がハウジングに複数植設されている基板用コネクタとを有する。
かかる電気コネクタ組立体において、本発明は、基板用コネクタは中間コネクタの中間部材の一方の縁部を受け入れる受入溝がハウジングに開口形成されていて該基板用コネクタの端子の接触部が、上記中間部材の両面側で、かつ上記中間部材の受入溝への受入方向にて同じ位置で、上記受入溝内に突入していて上記中間部材に接圧をもって接触可能に位置しており、上記受入溝の内壁面には、上記接触部の突入量よりも小さい突入量の突起が、上記中間部材の両面側で、上記中間部材の受入方向にて、接触部と重複範囲を有する位置に設けられており、該受入方向での該突起の前後に上記中間部材の傾斜を許容する空間が形成されていることを特徴としている。
このような本発明において、中間コネクタの中間部材は一方の面にパッド部が設けられそして他方の面にシールド板が設けられており、これに対応して、基板用コネクタが受入溝の一方の内壁面に上記パッド部に接触する端子がそして他方の内壁面側に上記シールド板に接触する端子がそれぞれ設けられているようにすることができる。
他方の面に設けられたシールド板により、一方の面に設けられたパッド部に導通する回路部分は良好にシールドされ、このシールド板に接触することとなる基板用コネクタの端子はグランド端子として機能する。この場合も、このグランド端子とシールド板との間の接触は、既述したコネクタ嵌合時の横方向ずれや嵌合後の同方向の外力に良好に対処すると共に、常時弾性的な接触となる。
本発明は、以上説明したように、受入溝内に受け入れられた中間部材に対し、端子の接触部が接圧をもって接触しており、コネクタ嵌合時にその接圧方向の一方向に中間部材がずれても、また嵌合後に同方向の外力を受けても、接触部が接圧を増加する方向で弾性をもって中間部材に接触し、またその接触と共に受入溝の内壁面に形成された突起が中間部材に接触するので、それ以上の中間部材の変位が規制され、常時、接触部の接圧が確保される。この突起は中間部材に対して支点として機能するので、中間部材はこの突起を中心として傾くことができ、したがって、中間コネクタと基板側コネクタとの上記一方向での嵌合時のずれや嵌合後の外力への対応の幅をさらにひろげる。また、中間部材が他方向にずれても、接触部は接圧を減ずる方向で接圧を確保しつつ中間部材を追従する。この場合も、中間部材は受入溝の他方の内壁面でそれ以上の変位が規制されるので、上記接圧は維持される。本発明において、中間部材の両面側に対称的に端子と突起を配することとすれば、コネクタ嵌合時の中間部材の厚み方向でのずれや嵌合後の外力による変位の影響の大部分が両方向で相殺されて、中立状態に近づく。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態の基板用コネクタ10と中間コネクタ30とを嵌合前の状態で示す斜視図である。図1の形態では、中間コネクタ30の上方そして下方に同一構成の基板用コネクタ10が上下対称な位置関係で配置されている。上方の基板用コネクタ10の上面そして下方の基板用コネクタ10の下面には、端子の接続部に半田ボール11が設けられており、この半田ボール11によって図示せぬ回路基板と接続されるようになっている。この基板用コネクタ10は、半田ボール11が設けられている側とは反対側に、後述の中間コネクタ30の中間部材33が挿入される受入溝12(下方の基板用コネクタ10を参照)が複数形成されている。
中間コネクタ30は、そのハウジング31が上部材31Aと下部材31Bとを有し、両者が結合されて成っている。ハウジング31には溝32(図2参照)が上記基板用コネクタ10の受入溝12に対応した位置に形成されていて、そこには、中間コネクタ30の板状の中間部材33が挿入されている。
このような二つの基板用コネクタ10と中間コネクタ30は、それぞれの基板用コネクタ10が回路基板に接続された後に、上記中間コネクタ30に嵌合する。かくして回路基板に接続された二つの基板用コネクタ10は、中間コネクタ30の中間部材33を介して電気的に接続される。
かかる基板用コネクタ10と中間コネクタ30について、図1におけるII−II断面の一部を示す図2を参照して、その内部構成そして係り具合を説明する。
図2は、図1におけるII−II断面の左部のみを拡大して示しているが、図1のコネクタでは、図2における中間部材33が図1に見られる数だけ有しており、右部は左部と左右対称な構成となっている。
図2において、上方の基板用コネクタ10と下方の基板用コネクタ10は、全く同一構成で、単に上下の向きが逆になって配置されているだけなので、ここでは下方の基板用コネクタ10について説明する。
基板用コネクタ10は、ハウジング本体13と、端子15を保持する端子保持体14とを結合して成っている。図1にて、半田ボール11がコネクタの上面あるいは下面で互いに直角な二方向に配列されていることで理解できるように、端子15も互いに直角な二方向に配列されているが、図2では横方向に配列されている様子が示されている。又、図3では、二方向での配列の様子が示されている。
ハウジング本体13は、図2において紙面に直角方向に延び上下に貫通せる受入溝12が横方向に間隔をもって複数形成され、隣接する二つの受入溝12により、両者間に仕切壁16が形成されている。この受入溝12は中間コネクタ30の中間部材33の縁部を受け入れる。各仕切壁16には、紙面に直角な方向で間隔をもって下方に開口せる溝17(図3参照)が該仕切壁16の板厚方向に没して形成されている。また、ハウジング本体13の下面には端子保持体14を収め保持する凹部18が形成されている。
端子保持体14により保持されている端子15は、上下に延出していて、上部に接触部15A、下部に半田ボール11が設けられている接続部15Bを有している。この上部は、該端子保持体14が上記凹部18に収容されここで保持されたとき、その該上部の大部分が上記仕切壁16の溝17に収められるが、端子の上部が自由状態にあるときには、凸状に屈曲形成された接触部15は上記受入溝12へ突入している(図3参照)。本実施形態では、図2において横方向で隣接せる二つの端子15は、凸状をなす接触部15の頂部同士が近づく向きで左右で対称に配置され、各受入溝12の両内壁側に位置している。上記二つの端子15の接触部15は後述の板状の中間部材33を弾性的に挟圧する。各受入溝12が延びる方向、すなわち図2にて紙面に直角な方向では、受入溝12の両内壁面側に位置する端子15は、同方向で交互に位置している。したがって、端子15の接触部15Aを有する該端子15の上部を収めている溝17も、上記受入溝12の両内壁面に、紙面に直角方向で交互に形成されている。
上記仕切壁16により形成される受入溝12の内壁面には、図3に見られるように、略半円筒状の突起19が設けられている。該仕切壁16には間隔をもって溝17が形成されているので、該突起19はこの溝17同士間、すなわちこの溝17に収められる端子15の接触部15A同士間に位置している。図3に示されるように、該突起19は、上下方向、すなわち受入溝12への中間部材33の進入方向で、端子15の接触部15Aの頂部と同じ位置にある(共に仕切壁の上端面から距離pの位置にある)。上記突起19は、受入溝12の内壁面からの受入溝12内への突入qは上記接触部15Aの突入量rよりも小さい。
中間コネクタ30は、ハウジング31に形成された溝32に中間部材33を保持して構成されている。ハウジング31は、図2にも見られるように、上部材31Aと下部材31Bとから成り、上部材31Aに設けられた段状係止部34Aに、下部材31Bから延びる弾性係止腕34Bの爪部34B−1が係止して、上記上部材31Aと下部材31Bが一体
化されて一つのハウジング31を形成している。該ハウジング31には、上述した基板用コネクタ10が嵌合されるための嵌合凹部35が形成されている。該基板用コネクタ10がこの嵌合凹部35に嵌合した際には、基板用コネクタ10の受入溝12が、上記上部材31Aと下部材31Bを上下に貫通する溝32と連通する。この溝32は、図2に見られるように、上方に向けて溝幅が僅かに広がっており、上方からの中間部材33の該溝32への挿入を容易とし、又、中間部材33の傾きを許容できるようにしている。
中間部材33は、図2において、上下に延びると共に紙面に直角方向にも延びる幅を有する板状をなし、その一方の面(図2では左面)に端子36を、そして他方の面(図2では右面)にシールド板37を有している。上記端子36は上下に長い細帯状部材で形成されていて、上記中間部材33の幅方向に間隔をもって複数設けられている。該端子36は、中間部材33の上下縁近くにまで延びており、上下の縁部におけるパッド部36Aと導通している。上記中間部材33は、左面の上、中、下位置に、該中間部材33の幅方向に延びる突条部37A,37B,37Cが設けられている。この突条部37A,37B,37Cには、上下に貫通する保持孔(図示せず)が上記左面位置に形成されていて、各端子36が上記突条部37A,37B,37Cの保持孔に貫通圧入されてここで保持されている。
上記シールド板37は、中間部材33の右面のほぼ全域を覆っており、複数の突起39A,39B,39Cにより保持されている。
このように端子36そしてシールド板37を有する中間部材33は、ハウジング31の溝32へ上方から挿入されると、中間部での突条部3Bと突起39B、そして下部での突条部3Cと突起39Cとにより、溝32に対して圧入状態となり、溝32内で保持させる。これは、溝32の溝幅が若干広がっている上部では、中間部材33は、溝32の内壁面に接していないので、変位できる自由度があることを意味する。
中間部材33がハウジング31に組み込まれた状態では、該中間部材33の上縁側と下縁側は、ハウジング31の嵌合凹部35の底面から突出しており、該嵌合凹部35に基板用コネクタ10が嵌合したときには、該基板用コネクタ10の受入溝12内にまで進入する位置にある。中間部材33の上縁側と下縁側が対応せる基板用コネクタ10の受入溝12内に進入すると、端子36のパッド部6Aそしてシールド板37の縁部が基板用コネクタ10の端子15の接触部15Aと接触するようになる。
次に、かかる本実施形態の基板用コネクタそしてこれに嵌合される中間コネクタの作動について説明する。
中間コネクタ30が基板用コネクタ10に対して、端子の接圧方向で理想的な正規位置で嵌合されるときには、中間コネクタ30の中間部材33は基板用コネクタ10の受入溝12内で、該受入溝12の幅方向中央に位置して、中間部材33のッド部36Aは基板用コネクタ10の対向せる二つの端子15の接触部15Aに均しい接圧をもって接触する。すなわち、中間部材33は上記受入溝12内で中立位置にあり、該受入溝12の内壁面に形成されている突起19の受入溝12内への突入量qが接触部15の突入量rよりも小さいので、該突起19は中間部材33とは接触しない。
一方、中間コネクタ30が基板用コネクタ10に対して、端子の接圧方向にずれた状態で嵌合したとき、あるいは正規位置で嵌合したにもかかわらず、嵌合後に上記方向に外力を受けたときには、中間部材33は上記受入溝12内で中立位置からずれた位置にくる。このずれた位置では当然、中間部材33の端子36そしてシールド板37の一方にて接圧が大きくそして他方で小さくなってしまう。上記ずれが微小であれば、この接圧の差でずれを修正する方向に上記中間部材33は移動され、接圧差がなくなる位置で保持される。
しかし、上記ずれが大きい場合、中間部材33の位置の修正は上記接圧差だけでは十分になされず、接圧差が大きくなる前に上記中間部材33が受入溝12の内壁面の突起19に当接し、ここで該突起19からの反力をも受け、この反力と接触部15Aとの接圧の両者により力がバランスし、中間部材33はこの位置で保持されることとなる。この場合、コネクタの嵌合方向では、接触部15Aと上記突起19とは同じ位置にあるので、図4に見られるように、該突起19は中間部材33に対して支点として機能し、該中間部材33はこの突起19のまわりに傾斜することが可能となる。したがって、この傾斜の分だけ中間部材33の変位の許容幅が大きくなる。
本発明は、図1ないし図4に示した形態に限定されずに、種々変形が可能である。例えば、基板用コネクタの受入溝の内壁面に形成される突起の形、大きさ、位置を変更できる。
図5では、右側に位置する受入溝12’の左右内壁面で対称に形成された突起19’は平坦面を有する形、例えば略台形断面をなしている。こうすることにより、突起19’は中間部材33との接触面積を大きくでき、突起19’の強度を増す。
又、図5の中央に位置する受入溝12''の左右内壁面に形成された突起19''A,19''Bは、その高さ(受入溝内への突入量)が互いに異なっている。これは、接触する相手が端子であるかシールド板であるかにより接触条件に差があるときに使い分けることも可能である。
さらに、図5の左側に位置する受入溝12'''の左右内壁面に形成された突起19'''A,19'''Bは、上下方向にずれた位置にある。しかし、両突起19'''A,19'''Bは、同方向にて重複部分を有しており、この重複部分で支点としての機能を確保する。勿論、基板用コネクタ10の端子15の接触部15Aも上下方向ではこの重複部分内に位置している。
本発明の一実施形態としての基板用コネクタ、そしてこれに嵌合される中間コネクタについての嵌合前における斜視図である。 図1の基板用コネクタと中間コネクタとの嵌合後を示す、図1におけるII−II断面の一部を示す図である。 基板用コネクタの受入溝内における突起そして端子の接触部を示す部分斜視図である。 図3の受入溝に中間コネクタの中間部材を、ずれを伴って受け入れたときの様子を示す断面図である。 図4に対応した図であり、本実施形態の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 基板用コネクタ 30 中間コネクタ
12 受入溝 31 (中間)ハウジング
12’;12'';12''' 受入溝 33 中間部材
13 ハウジング 36A パッド部
15 端子 37 シールド板
15A 接触部
19 突起
19’;19''A,19''B;19'''A,19'''B 突起

Claims (5)

  1. ハウジングの一方の側で回路基板に取り付けられると共に他方の側で中間コネクタと互いに嵌合し合い該中間コネクタの中間部材のパッド部と接触する端子がハウジングに複数植設されている基板用コネクタにおいて、
    中間コネクタの中間部材の縁部を受け入れる受入溝がハウジングに開口形成されていて該基板用コネクタの端子の接触部が、上記中間部材の両面側で、かつ上記中間部材の受入溝への受入方向にて同じ位置で、上記受入溝内に突入していて上記中間部材に接圧をもって接触可能に位置しており、上記受入溝の内壁面には、上記接触部の突入量よりも小さい突入量の突起が、上記中間部材の両面側で、上記中間部材の受入方向にて、接触部と重複範囲を有する位置に設けられており、該受入方向での該突起の前後に上記中間部材の傾斜を許容する空間が形成されていることを特徴とする基板用電気コネクタ。
  2. 突起は、端子の配列方向にて、隣接せる端子同士間に設けられていることとする請求項1に記載の基板用電気コネクタ。
  3. 受入溝の両内壁面側の端子は、端子配列方向にて交互に位置していることとする請求項に記載の基板用電気コネクタ。
  4. 基板の対向せる平行な二つの縁部に沿って複数のパッド部が配列され両縁部での対応パッド部同士がリード部で導通されている複数の中間部材を中間ハウジングで支持している中間コネクタと、一方の側で回路基板に取り付けられると共に他方の側で上記中間コネクタと互いに嵌合し合い上記中間部材のパッド部と接触する端子がハウジングに複数植設されている基板用コネクタとを有する電気コネクタ組立体において、
    基板用コネクタは中間コネクタの中間部材の一方の縁部を受け入れる受入溝がハウジングに開口形成されていて該基板用コネクタの端子の接触部が、上記中間部材の両面側で、かつ上記中間部材の受入溝への受入方向にて同じ位置で、上記受入溝内に突入していて上記中間部材に接圧をもって接触可能に位置しており、上記受入溝の内壁面には、上記接触部の突入量よりも小さい突入量の突起が、上記中間部材の両面側で、上記中間部材の受入方向にて、接触部と重複範囲を有する位置に設けられており、該受入方向での該突起の前後に上記中間部材の傾斜を許容する空間が形成されていることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  5. 中間コネクタの中間部材は一方の面にパッド部が設けられそして他方の面にシールド板が設けられており、これに対応して、基板用コネクタが受入溝の一方の内壁面に上記パッド部に接触する端子がそして他方の内壁面側に上記シールド板に接触する端子がそれぞれ設けられていることとする請求項に記載の電気コネクタ組立体。
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