JP2009199993A - コネクタ支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアホルダのねじ止め部がハウジング本体に対して片側に偏心して装備されていても、ねじ止めによりリアホルダに作用する押圧力にばらつきが生じることを抑止できるコネクタ支持構造を提供する。
【解決手段】リアホルダ9上の前面上で、ハウジング本体5の中心軸位置Gの片側に偏心して装備されたねじ止め部9aに対して、前記中心軸位置Gとは反対側となる領域に、ねじ止め時に、収容ケース16の前面対向壁14に押圧される突起部21を設けたことによって、ねじ止め時には、ハウジング本体5の中心軸位置Gを挟むリアホルダ9上の2箇所がしっかりと前面対向壁14に押圧されることになり、ねじ止めによりリアホルダ9に作用する押圧力にばらつきが生じることを抑止することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、端子収容孔を有したハウジング本体と、該ハウジング本体の後部に係合して前記端子収容孔に収容されている接続端子を押さえるリアホルダと、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心するように前記リアホルダに形成されたねじ止め部と、を有するコネクタと、前面対向壁を有する収容ケースと、を備え、前記ねじ止め部が、その前面側に対向する位置に前記前面対向壁が配置された状態で、該前面対向壁にねじ止めされており、これにより前記ハウジング本体が前記収容ケースに固定されるコネクタ支持構造に関する。
図11はハウジング本体の後部にリアホルダが係合装着される形式のコネクタの従来例であり、図12は図11に示したコネクタにおいて、ハウジング本体にリアホルダを係合させる組み立て途中の状態を示したものである。
図11及び図12に示したコネクタ101は、下記特許文献1に開示されたもので、端子収容孔103を有した樹脂製のハウジング本体105と、該ハウジング本体105の後部に係合して端子収容孔103に収容されている接続端子107を押さえるリアホルダ109と、を備えている。
ハウジング本体105は、先端側(図11では左端側)に相手のコネクタハウジングが嵌合接続された時に、相手コネクタの接続端子が挿入される相手端子受入孔111が、端子収容孔103に隣接して形成されている。
ハウジング本体105の端子収容孔103に収容される接続端子107は、電線111の先端部に圧着接続される板金製の圧着端子であり、電線113の長さ方向に沿って、被覆加締め部107aと、導体加締め部107bと、端子収容孔103内に嵌合する略角筒状の端子本体部107cとが形成されている。また、端子本体部107cには、隣接する相手端子受入孔111内に突出して、該相手端子受入孔111に進入してきた相手側接続端子との弾性接触により相手側接続端子との電気的接続を果たす弾性接触片107dが設けられている。
リアホルダ109は、図12に示すように、ハウジング本体105の後部のホルダ係合用の開口121に係合突起部131を挿入すると、係合突起部131に装備された端子係止部133が図11に示すように端子本体部107cの後端に当接して、接続端子107を押さえ込む。また、係合突起部131において端子係止部133とは逆側に突出して装備された可撓腕135の端部の傾斜面135aが、開口121の端縁に形成された係止片123の係止用斜面123aに係合して、図11に示すように、ハウジング本体105の後部に合体した状態になる。
特開平9−213399号公報
以上のように、ハウジング本体105の後部にリアホルダ109を備えるコネクタ101では、収容する接続端子の数量が多い多極型になると、相手コネクタとの接続時に、端子を押さえるリアホルダ109により大きな操作力が作用するようになる。そのため、リアホルダ109をより高い結合強度で、ハウジング本体105又は該ハウジング本体105を収容する収容ケースに固定する必要が生じる。
そして、リアホルダ109を高い結合強度で固定する方法の一つとして、ねじ止めが考えられる。
この場合に、ハウジング本体105上の各接続端子107に作用するリアホルダ109からの押さえ力にばらつきが生じないように、リアホルダ109をしっかりと固定するには、リアホルダ109上に、ハウジング本体105の中心軸に対して対称配置となるように複数のねじ止め部を装備すると良い。
しかし、ハウジング本体105やリアホルダ109は、それらが取り付けられる機器の構造等からの制約で、形状や寸法に各種の制限が課される場合が少なくなく、形状や寸法の制限のために、ハウジング本体105の中心軸に対して対称となるリアホルダ上の位置には、ねじ止め部を設ける余裕を確保できなくなる場合も少なくない。
そのような場合には、リアホルダ109上に装備するねじ止め部の位置は、妥協して、ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心した位置に設定することになる。
ところが、リアホルダ109上に装備するねじ止め部の位置がハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心しているコネクタでは、ねじ止めによってリアホルダ109に働く押圧力が、ねじ止め部の周辺と、ねじ止め部から離れた領域とで大きくばらついてしまい、その結果、相手コネクタとの嵌合接続時等に、ねじ止め部から離れた側が収容ケース内に落ち込むように大きく変位したり、無理な変形が加わり、コネクタ相互間における結合不良や、コネクタの破損等の不都合を招くおそれがあった。
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ハウジング本体内の接続端子を押さえるリアホルダの固定のために当該リアホルダに装備するねじ止め部が前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心して装備されている場合でも、相手コネクタとの嵌合接続時等に、リアホルダのねじ止め部から離れた側が収容ケース内に落ち込むように大きく変位したり変形することに起因した不都合が生じることのないコネクタ支持構造を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子収容孔を有したハウジング本体と、該ハウジング本体の後部に係合して前記端子収容孔に収容されている接続端子を押さえるリアホルダと、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心するように前記リアホルダに形成されたねじ止め部と、を有するコネクタと、
前面対向壁を有する収容ケースと、
を備え、
前記ねじ止め部が、その前面側に対向する位置に前記前面対向壁が配置された状態で、該前面対向壁にねじ止めされており、これにより前記ハウジング本体が前記収容ケースに固定されるコネクタ支持構造であって、
前記リアホルダ上の前面上で、前記ねじ止め部に対して前記ハウジング本体の中心軸位置とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記ねじ止め部のねじ止め時に、前記前面対向壁に押圧される突起部が設けられたことを特徴とするコネクタ支持構造。
(2) 端子収容孔を有したハウジング本体と、該ハウジング本体の後部に係合して前記端子収容孔に収容されている接続端子を押さえるリアホルダと、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心するように前記リアホルダに形成されたねじ止め部と、を有するコネクタと、
前面対向壁と、前記リアホルダの背面側を覆う背面対向壁とを有する収容ケースと、
を備え、
前記ねじ止め部が、その前面側に対向する位置に前記前面対向壁が配置された状態で、該前面対向壁にねじ止めされており、これにより前記ハウジング本体が前記収容ケースに固定されるコネクタ支持構造であって、
前記リアホルダ上の背面側で、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して前記ねじ止め部とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記背面対向壁に当接するスペーサが突設され、前記スペーサが前記背面対向壁に当接することで、前記自由端側領域の部分の前記背面対向壁側への変位が規制されることを特徴とするコネクタ支持構造。
(3) 前記収容ケースは、前記リアホルダの背面側を覆う背面対向壁を更に有し、
前記リアホルダ上の背面側で、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して前記ねじ止め部とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記背面対向壁に当接するスペーサが突設され、前記スペーサが前記背面対向壁に当接することで、前記自由端側領域の部分の前記背面対向壁側への変位が規制されることを特徴とする前記(1)に記載のコネクタ支持構造。
前記(1)に記載した本発明によるコネクタ支持構造では、リアホルダに装備されるねじ止め部がハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心していても、リアホルダのねじ止め時には、ハウジング本体の中心軸位置を挟んでその両側に位置しているリアホルダ上の突起部と自由端側領域の部分との2箇所がしっかりと収容ケースの前面対向壁に当接した傾斜状態でリアホルダの締め付けが進む。そのため、ハウジング本体の中心軸位置に対してねじ止め部とは反対側に位置しているリアホルダの自由端側領域の部分でも、ねじの締め付けに対応して、強い押圧力を得ることができる。
そのため、ねじ止めによってリアホルダに働く押圧力が、ねじ止め部の周辺とねじ止め部から離れた領域とで大きくばらつくことを防止することができ、リアホルダの全周に渡って、ばらつきが小さい安定した押圧力でしっかりと固定することができる。
従って、相手コネクタとの嵌合接続時に、押圧力不足のためにねじ止め部から離れた側が収容ケース内に落ち込むように大きく変位することがなく、また、コネクタの一部に無理な変形が加わることも無くなり、リアホルダの一部の領域の落ち込みや変形に起因したコネクタ相互間における結合不良、コネクタの破損等の不都合の発生を防止することができる。
更に、換言すると、リアホルダに装備されるねじ止め部が前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心して装備されている場合でも、押圧力のばらつきを原因としていた不都合が生じないため、リアホルダ上のねじ止め部の配置自由度が向上し、リアホルダ上のねじ止め部の配置設計を容易にできる。
また、前記(2)に記載した本発明によるコネクタ支持構造では、リアホルダに装備されるねじ止め部がハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心して装備されている場合には、ねじ止めによってリアホルダ上に作用する前面対向壁への押圧力自体は、当該リアホルダのねじ止め部側と、ハウジング本体の中心軸位置に対してねじ止め部とは反対側に位置したリアホルダの自由端側とで差異が生じ、リアホルダの自由端側では弱くなる。
しかし、リアホルダの背面側を覆う背面ケースが取り付けられると、リアホルダの自由端側領域の部分に突設されたスペーサが背面ケースの背面対向壁に当接して、前記リアホルダの自由端側領域の部分の背面側への変位を規制する。
即ち、リアホルダの自由端側領域の部分に突設されたスペーサによる位置規制力が、リアホルダの自由端側領域の部分での押圧力の不足を補って、リアホルダのねじ止め部側と自由端側領域の部分との双方において、収容ケースの前面対向壁にしっかりと固定された状態を得ることができる。
従って、リアホルダに装備するねじ止め部が前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心して装備されている場合でも、ねじ止め部の周辺とねじ止め部から離れた領域の部分とのそれぞれをしっかりと固定することができ、相手コネクタとの嵌合接続時に、ねじ止めによる押圧力不足のためにねじ止め部から離れた側が収容ケース内に落ち込むように大きく変位することがなく、また、コネクタの一部に無理な変形が加わることも無くなり、リアホルダの一部の領域の部分の落ち込みや変形に起因したコネクタ相互間における結合不良、コネクタの破損等の不都合の発生を防止することができる。
更に、換言すると、リアホルダの固定のために当該リアホルダに装備するねじ止め部が前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心して装備されている場合でも、リアホルダの自由端側の領域の部分に装備したスペーサによりリアホルダの自由端側の領域の部分の落ち込みを防止できるため、リアホルダ上のねじ止め部の配置自由度が向上し、リアホルダ上のねじ止め部の配置設計を容易にできる。
以下、本発明に係るコネクタ支持構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係るコネクタ支持構造の第1実施形態のハウジング本体と該ハウジング本体の後部に係合したリアホルダの斜視図、図2は図1に示したハウジング本体及びリアホルダの組み立て状態の縦断面図、図3は図2に示したリアホルダの背面図、図4は図2に示したリアホルダの背面に回路基板が結合されると共に、リアホルダの前面に収容ケースが配置された状態のコネクタ縦断面図、図5は図4に示したリアホルダがその前面の収容ケースにねじ止めされた状態の縦断面図、図6は図5に示した収容ケースのコネクタ取付け部の概略形状を示す斜視図、図7は図5に示したリアホルダのねじ止め時の状態の説明図で、図7(a)は側面図、図7(b)は図7(a)のA−A矢視図、図8(a)は本発明の一実施形態のリアホルダ上の突起部の斜視図、図8(b)は本発明に係るリアホルダ上の突起部の他の実施形態の斜視図である。
この第1実施形態のコネクタ支持構造におけるコネクタ1は、図1及び図2に示すように、多数の端子収容孔3を有した樹脂製のハウジング本体5と、該ハウジング本体5の後部に係合して端子収容孔3に収容されている各接続端子7を押さえる樹脂製のリアホルダ9と、を備えている。
接続端子7は、図2に示すように、端子収容孔3内に収容されて、相手側コネクタの接続端子が弾性嵌合する弾性嵌合部7aと、リアホルダ9を貫通してリアホルダ9の背面側に突出する基板接続端子部7bとを板金で一体成形したものである。
図4及び図5に示すように、リアホルダ9の背面側には回路基板11が配置され、また、リアホルダ9の前面側には、該リアホルダ9の前面が当接する前面対向壁14を有した収容ケース16が配置される。
回路基板11は、リアホルダ9を貫通した接続端子7の基板接続端子部7bを導通接続する回路接点を備えたもので、基板接続端子部7bと基板上の導通接続には、半田付けによる接続が利用される。
本実施形態のリアホルダ9は、図3に示すように、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に距離Lだけ偏心して一対のねじ止め部9aが装備されている。
リアホルダ9は、その前面を収容ケース16の前面対向壁14に突き合わせるようにして、収容ケース16の裏面側のホルダ取付け部17に位置決めして、ねじ止め部9aを前面対向壁14にねじ止めすることにより、収容ケース16に固定される。
本実施形態の場合、一対のねじ止め部9aは、前面対向壁14に当接する板部9bにねじ部材18を挿通させる孔9cを貫通形成したもので、図5に示すように、該ねじ止め部9aを挿通するねじ部材18によって、収容ケース16に固定される。
収容ケース16の裏面側のホルダ取付け部17は、前記リアホルダ9の外形に対応した菱形形状の前面対向壁14を形成したもので、前面対向壁14には、ハウジング本体5を挿通させるハウジング挿通穴14aと、ねじ部材18が螺合する一対の雌ねじ部14bが設けられている。
本実施形態の場合、図7に示すように、リアホルダ9上の前面上で、ねじ止め部9aを挟んでハウジング本体5の中心軸位置Gとは反対側となる領域S1に、ねじ止め部9aのねじ止め時に、前面対向壁14に押圧される突起部21を設けている。
本実施形態の場合、この突起部21は、図8(a)に示すように、略三角形の断面で延在するリブ状突起であるが、図8(b)に示すように、半球状突起としても良い。
以上に説明した第1実施形態のコネクタ支持構造では、ハウジング本体5内の接続端子7を押さえるリアホルダ9の固定のために当該リアホルダ9に装備するねじ止め部9aがハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に偏心して装備されている場合でも、リアホルダ9のねじ止め時には、図7(a)に示すように、ハウジング本体5の中心軸位置Gを挟んでその両側に位置しているリアホルダ9上の突起部21と自由端側領域S2との2箇所がしっかりと収容ケース16の前面対向壁14に当接した傾斜状態でリアホルダ9の締め付けが進む。
そのため、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対してねじ止め部9aとは反対側に位置しているリアホルダ9の自由端側でも、ねじの締め付けに対応して、強い押圧力P2を得ることができる。
そのため、ねじ止めによってリアホルダ9に働く押圧力が、ねじ止め部9aの周辺とねじ止め部9aから離れた領域とで大きくばらつくことを防止することができ、リアホルダ9の全周に渡って、ばらつきが小さい安定した押圧力でしっかりと固定することができる。
従って、相手コネクタとの嵌合接続時に、押圧力不足のためにねじ止め部9aから離れた側が収容ケース16内に落ち込むように大きく変位することがなく、また、コネクタ1の一部に無理な変形が加わることも無くなり、リアホルダ9の一部の領域の落ち込みや変形に起因したコネクタ相互間における結合不良、コネクタ1の破損等の不都合の発生を防止することができる。
更に、換言すると、リアホルダ9の固定のために当該リアホルダ9に装備するねじ止め部9aが、上記実施形態のように、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に偏心して装備されている場合でも、押圧力のばらつきを原因としていた不都合が生じないため、リアホルダ9上のねじ止め部9aの配置自由度が向上し、リアホルダ9上のねじ止め部9aの配置設計を容易にできる。
(第2実施形態)
図9は本発明に係るコネクタ支持構造の第2実施形態の縦断面図、図10は図9に示したリアホルダをその背面側から見た斜視図である。
この第2実施形態のコネクタ支持構造におけるコネクタ31は、端子収容孔3を有したハウジング本体5と、該ハウジング本体5の後部に係合して端子収容孔3に収容されている接続端子7を押さえるリアホルダ9と、を備え、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に距離Lだけ偏心して装備されたリアホルダ9上のねじ止め部9aを、ねじ部材18により、該ねじ止め部9aの前面側に対向する前面対向壁14にねじ止めすることによって、ハウジング本体5が前面対向壁14を有した収容ケース16に固定されるという基本構成は、第1実施形態のコネクタ1と共通である。
但し、この第2実施形態のコネクタ31の場合は、収容ケース16の背面側に、前記リアホルダ9の背面側を覆う背面ケース33が装備された構成になっている。
そして、この第2実施形態のコネクタ31の場合、前記リアホルダ9には、第1実施形態に示した突起部21は装備されていない。その代わりに、図10に示すように、リアホルダ9上の背面側で、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して前記ねじ止め部9aとは反対側となる自由端側領域S2に、リアホルダ9の背面に対向している背面ケース33の背面対向壁33aに当接して自由端側領域S2の背面対向壁33a側への変位を規制する円柱状のスペーサ35を突設している。
この第2実施形態のコネクタ31では、ハウジング本体5内の接続端子7を押さえるリアホルダ9の固定のために当該リアホルダ9に装備するねじ止め部9aがハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に偏心して装備されているため、ねじ止めによってリアホルダ9上に作用する前面対向壁14への押圧力自体は、当該リアホルダ9のねじ止め部9a側と、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対してねじ止め部9aとは反対側に位置したリアホルダ9の自由端側とで差異が生じ、リアホルダ9の自由端側では弱くなる。
しかし、リアホルダ9の背面側を覆う背面ケース33が取り付けられると、リアホルダ9の自由端側領域S2に突設されたスペーサ35が背面ケース33の背面対向壁33aに当接して、リアホルダ9の自由端側領域S2の背面側への変位を規制する。
即ち、リアホルダ9の自由端側領域S2に突設されたスペーサ35による位置規制力が、リアホルダ9の自由端側での押圧力の不足を補って、リアホルダ9のねじ止め部9a側と自由端側との双方において、収容ケース16の前面対向壁14にしっかりと固定された状態を得ることができる。
従って、リアホルダ9に装備するねじ止め部9aが前記ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に偏心して装備されている場合でも、ねじ止め部9aの周辺とねじ止め部9aから離れた領域とのそれぞれをしっかりと固定することができ、相手コネクタ1との嵌合接続時に、ねじ止めによる押圧力不足のためにねじ止め部9aから離れた側が収容ケース16内に落ち込むように大きく変位することがなく、また、コネクタ31の一部に無理な変形が加わることも無くなり、リアホルダ9の一部の領域の落ち込みや変形に起因したコネクタ相互間における結合不良、コネクタ31の破損等の不都合の発生を防止することができる。
更に、換言すると、リアホルダ9の固定のために当該リアホルダ9に装備するねじ止め部9aが前記ハウジング本体5の中心軸位置Gに対して片側に偏心して装備されている場合でも、リアホルダ9の自由端に装備したスペーサ35によりリアホルダ9の自由端側の落ち込みを防止できるため、リアホルダ9上のねじ止め部9aの配置自由度が向上し、リアホルダ9上のねじ止め部9aの配置設計を容易にできる。
なお、本発明に係るコネクタ支持構造では、第1実施形態に示したように、リアホルダ9の前面上で、ねじ止め部9aを挟んでハウジング本体5の中心軸位置Gとは反対側となる領域S1に、ねじ止め部9aのねじ止め時に、前面対向壁14に押圧される突起部21を設けた構成にするだけでなく、更に、該リアホルダ9上の背面側で、ハウジング本体5の中心軸位置Gに対してねじ止め部9aとは反対側となる自由端側領域S2に、リアホルダ9の背面側を覆う背面ケース33の背面対向壁33aに当接して、前記ホルダ端部領域の前記背面対向壁33a側への変位を規制するスペーサ35を突設した構成とするようにしても良い。
このような構成は、第1実施形態の特徴に、第2実施形態の特徴を追加したもので、それぞれの特徴による作用効果を得ることができる。
その結果、更に堅固にリアホルダ9及びハウジング本体5を固定することが可能になり、リアホルダ9の自由端の落ち込みや変形に起因した不都合の発生をより確実に防止することができる。
本発明に係るコネクタ支持構造の第1実施形態のハウジング本体と該ハウジング本体の後部に係合したリアホルダの斜視図である。 図1に示したハウジング本体及びリアホルダの組み立て状態の縦断面図である。 図2に示したリアホルダの背面図である。 図2に示したリアホルダの背面に回路基板が結合されると共に、リアホルダの前面に収容ケースが配置された状態のコネクタ縦断面図である。 図4に示したリアホルダがその前面の収容ケースにねじ止めされた状態の縦断面図である。 図5に示した収容ケースのコネクタ取付け部の概略形状を示す斜視図である。 図5に示したリアホルダのねじ止め時の状態の説明図で、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。 (a)は本発明の一実施形態のリアホルダ上の突起部の斜視図、(b)は本発明に係るリアホルダ上の突起部の他の実施形態の斜視図である。 本発明に係るコネクタ支持構造の第2実施形態の縦断面図である。 図9に示したリアホルダをその背面側から見た斜視図である。 従来のコネクタの構成を示す縦断面図である。 図11に示したコネクタにおいてハウジング本体にリアホルダを係合させる組み立て時の状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
3 端子収容孔
5 ハウジング本体
7 接続端子
7b 基板接続端子部
9 リアホルダ
9a ねじ止め部
11 回路基板
14 前面対向壁
16 収容ケース
18 ねじ部材
21 突起部
31 コネクタ
33 背面ケース
33a 背面対向壁
35 スペーサ
G 中心軸位置
S2 自由端側領域

Claims (3)

  1. 端子収容孔を有したハウジング本体と、該ハウジング本体の後部に係合して前記端子収容孔に収容されている接続端子を押さえるリアホルダと、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心するように前記リアホルダに形成されたねじ止め部と、を有するコネクタと、
    前面対向壁を有する収容ケースと、
    を備え、
    前記ねじ止め部が、その前面側に対向する位置に前記前面対向壁が配置された状態で、該前面対向壁にねじ止めされており、これにより前記ハウジング本体が前記収容ケースに固定されるコネクタ支持構造であって、
    前記リアホルダ上の前面上で、前記ねじ止め部に対して前記ハウジング本体の中心軸位置とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記ねじ止め部のねじ止め時に、前記前面対向壁に押圧される突起部が設けられたことを特徴とするコネクタ支持構造。
  2. 端子収容孔を有したハウジング本体と、該ハウジング本体の後部に係合して前記端子収容孔に収容されている接続端子を押さえるリアホルダと、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して片側に偏心するように前記リアホルダに形成されたねじ止め部と、を有するコネクタと、
    前面対向壁と、前記リアホルダの背面側を覆う背面対向壁とを有する収容ケースと、
    を備え、
    前記ねじ止め部が、その前面側に対向する位置に前記前面対向壁が配置された状態で、該前面対向壁にねじ止めされており、これにより前記ハウジング本体が前記収容ケースに固定されるコネクタ支持構造であって、
    前記リアホルダ上の背面側で、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して前記ねじ止め部とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記背面対向壁に当接するスペーサが突設され、前記スペーサが前記背面対向壁に当接することで、前記自由端側領域の部分の前記背面対向壁側への変位が規制されることを特徴とするコネクタ支持構造。
  3. 前記収容ケースは、前記リアホルダの背面側を覆う前記背面対向壁を更に有し、
    前記リアホルダ上の背面側で、前記ハウジング本体の中心軸位置に対して前記ねじ止め部とは反対側となる自由端側領域の部分に、前記背面対向壁に当接するスペーサが突設され、前記スペーサが前記背面対向壁に当接することで、前記自由端側領域の部分の前記背面対向壁側への変位が規制されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ支持構造。
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