JP4512388B2 - 眼底カメラ - Google Patents

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本発明は、眼底カメラ、更に詳細には、対物レンズの後方に反射部材を備え、反射部材と被検眼の間で照明光路の一部と観察撮影光路の一部が共通化されている眼底カメラに関するものである。
眼底撮影時の撮影光による対物レンズの反射を防止するために、対物レンズの各面の反射光による撮影絞りの像に共役な位置にそれぞれ黒点を置いていた(例えば、特許文献1、特許文献2)。そして、黒点は、特許文献2に示されるように、通常照明光路に置かれる平面ガラス上に配置され、2個使用されることが一般的であった。また、特許文献3に示されているように、被検眼前眠部の反射防止のために、円柱状の黒点を照明光路に配置する例も知られている。
ところが、平面ガラスの端面で照明光の反射が発生するため、例えば平面ガラス上に配置された黒点の表面反射光が表面ガラスの下に配置された黒点を逆方向から照射してしまい、下の黒点自身が、微弱ではあるが、光源になってしまい、遮光効果が低下して対物レンズでの反射光を引き起こすという問題があった。この場合には、撮影画面の中心に白いスポットのようなアーチファクトが発生し、眼底画像の品質および信頼性の点で問題となっていた。
特開昭54−141653号公報(第3図、第4図) 特開昭60−254012号公報(第1図、第4図、第5図) 特開昭58−86138号公報(請求項1、第5図)
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、眼底撮影の際に、撮影光の対物レンズでの反射光が、撮影像に結像されないように、対物レンズでの反射光を効果的に遮光できる眼底カメラを提供することをその課題とする。
上記課題を解決する本発明は、
対物レンズの後方に反射部材を備え、前記反射部材と被検眼の間で照明光路の一部と観察撮影光路の一部が共通化されている眼底カメラにおいて、
平面ガラスに貫通し一体化されて照明光路中に配置された所定の厚さの遮光部材と、
前記反射部材の近辺で観察撮影光路に配置された撮影絞りとを有し、
前記遮光部材の被検眼側端面と撮影絞りが、対物レンズの被検眼と反対側端面での反射光による結像に関して共役になっており、前記遮光部材の被検眼と反対側端面と撮影絞りが、対物レンズの被検眼側端面での反射光による結像に関して共役になっていることを特徴とする。
本発明では、対物レンズの両面で反射される撮影光は、遮光部材により撮影絞りで点状に集光し除去される。平面ガラス内部での多重反射光が発生しても、遮光部材の黒い円柱部内には光が侵入することができないので、従来のように黒点表面が間接照明されることがなく、対物レンズでの反射光によって形成される中心スポット像をより完全に取り除くことができる、という効果が得られる。また、本発明では、円柱状の黒点を平面ガラスに埋め込むことにより、遮光部材が平面ガラスと一体化されるので、平面ガラスの両端面に現れる黒点の同芯度が維持されており、同芯合わせ作業が不要になる、という効果も得られる。
本発明は、撮影絞りの位置と黒点を設けた平面ガラスの表面の位置を、対物レンズでの表面反射光による結像に関して共役な位置になるようにしている。この場合、対物レンズの表面反射光は対物レンズの前後2箇所、すなわち、被検眼側の端面とその反対側の端面で発生する。そこで、平面ガラスの被検眼側の黒点位置からの光が、対物レンズの被検眼と反対側端面により反射されて撮影絞りの位置に結像されるように、また、平面ガラスの被検眼と反対側の黒点位置からの光が、対物レンズの被検眼側端面により反射されて撮影絞りの位置に結像されるように光学系を構成する。そして、本発明では、平面ガラスの両黒点間の空間を遮光物により埋め、両黒点間に平面ガラスの端面反射光が入り込まないようにしている。
以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
図1に本発明に係る眼底カメラを示す。図1において、観察用光源であるランプLAがミラーM1の中心に配置され、このランプLAから発せられた光は、コンデンサーレンズ1、ストロボSR、コンデンサーレンズ2を経て、全反射ミラーM2によって反射され、続いてレンズ3、リング状照明を形成するためのリングスリット4、レンズ5、対物レンズ8の反射を除去するための遮光部材(黒点)31を備えた平面ガラス30、リレーレンズ7を通過し、中心に穴の開いた穴あき全反射ミラー(反射部材)M3で反射されてから対物レンズ8を経て、被検眼Eの瞳Epより眼底Erに入射される。
眼底Erからの反射光は再び瞳Epから対物レンズ8を介して受光され、穴あき全反射ミラーM3の穴を通過してその背後に配置された撮影絞り32で絞られ、合焦レンズ9、結像レンズ10を通過して、リターンミラーM4に入射する。リターンミラーM4の背後には、フィルム11が配置される。
リターンミラーM4、および後述のミラー22は不図示の駆動手段を介して光路から外せるように構成されており、これらのミラーの初期位置は図1では実線により示されている。
リターンミラーM4に入射した光は、視野絞り20、フィールドレンズ21を経て、ミラー22で反射され、レンズ25を経て、赤外CCDカメラ26に入射する。ミラー22が光路から離脱される場合は、眼底像は、レンズ23を経てカラーCCDカメラ24に入射する。
CCDカメラ24、26で撮像された眼底の動画あるいは静止画は、記録装置やモニタ(いずれも不図示)に記録したりあるいは表示される。
このような眼底カメラでは、全反射ミラー(反射部材)M3と被検眼の間で照明光路の一部と観察撮影光路の一部が共通化されており、眼底観察時には、赤外光を透過させ可視光をカットするフィルタFが光路に挿入され、眼底が照明光学系により照明される。そして、眼底からの反射光が、撮影光学系を介して赤外CCDカメラ26に入射し眼底画像が動画像として観察される。アライメントや合焦が終了すると、フィルタFが光路から離脱されるとともに、ストロボSRが発光し、眼底画像がフィルム11あるいはカラーCCDカメラ24で撮影される。フィルム11に撮影する場合には、リターンミラーM4が光路から離脱され、カラーCCDカメラ24で撮影される場合には、リターンミラーM4が光路に挿入され、ミラー22が光路から離脱される。
眼底カメラでは、眼底撮影時の撮影光が対物レンズ8で反射してその反射光が結像して撮影されるために、これを防止するために、遮光部材(黒点)を、照明光路中で撮影絞りと共役な位置に配置することが行われている。例えば、図3(A)に示したように、黒点42を設けた平面ガラス40と、黒点43を設けた平面ガラス41の2枚を使用して、対物レンズの両面反射を各々除去することが行われている。この構成では、下に配置した黒点43の表面が間接照明されてしまうため、中心スポットを完全に取り除くことができない、という欠点があるとともに、上の黒点42と下の黒点43の同芯合せを行うための作業が必要になる、という欠点があり、好ましい構成ではない。
また、図3(B)に示したように、1枚の平面ガラス44の上面と下面各々に黒点45、46を設ける構成の場合には、最初から上下の黒点の同芯を出しておければ芯を合せる作業は不必要なので、図3(A)の構成より良いが、それでもガラス内部の反射戻り光が下の黒点46を照明してしまうので、黒点の効果が半減し、中心スポットが残ってしまう。
そこで、本実施例では、図3(C)に示したように、黒点として機能する円柱状の遮光部材31を平面ガラス30に貫通させ一体化した構造にしている。その場合、遮光部材31の被検眼側端面31aを平面ガラス30の被検眼側端面30aと一致させ、また遮光部材31の被検眼と反対側端面31bを平面ガラス30の被検眼と反対側端面30bと一致させ、平面ガラス30の各端面で、遮光部材31が円形の黒点として現れるようにしている。
このように構成された平面ガラスを、図1に示したように、照明光路のレンズ5とリレーレンズ7間に配置し、その際、図2(A)に示したように、遮光部材31の被検眼側端面31aと撮影絞り32が、対物レンズ8の被検眼と反対側端面8bでの反射光による結像に関して共役になるように、また図2(B)に示したように、遮光部材31の被検眼と反対側端面31bと撮影絞り32が、対物レンズ8の被検眼側端面8aでの反射光による結像に関して共役になるように、平面ガラス30を配置する。
このような構成では、平面ガラス30内部での多重反射光が発生しても、遮光部材31の黒い円柱部内には光が侵入することができないので、従来のように黒点表面が間接照明されることがなく、対物レンズ8での反射光によって撮影絞り32に形成される中心スポット像をより完全に取り除くことができる。
また、本実施例では、例えば、平面ガラス30に穴を貫通させ、この貫通穴に黒ボンドを充填して円柱状の黒点を埋め込んで、遮光部材を平面ガラスと一体化することができるので、平面ガラスの両端面に現れる黒点の同芯度が維持されており、同芯合わせ作業が不要になる、という効果も得られる。
本発明の眼底カメラの光学系の構成を示した構成図である。 (A)は、対物レンズの被検眼と反対側の端面での反射光の結像を説明する説明図、(B)は、対物レンズの被検眼側端面での反射光の結像を説明する説明図である。 (A)は、黒点を異なる平面ガラス上に設けたときの反射を説明する説明図、(B)は2つの黒点を同じ平面ガラス上に設けたときの反射を説明する説明図、(C)は本発明により一つの平面ガラス上に円柱状の黒点を一体化したときの反射を説明する説明図である。
符号の説明
8 対物レンズ
24、26 CCDカメラ
30 平面ガラス
31 遮光部材(黒点)
32 視野絞り
LA ランプ
M4 リターンミラー
SR ストロボ

Claims (2)

  1. 対物レンズの後方に反射部材を備え、前記反射部材と被検眼の間で照明光路の一部と観察撮影光路の一部が共通化されている眼底カメラにおいて、
    平面ガラスに貫通し一体化されて照明光路中に配置された所定の厚さの遮光部材と、
    前記反射部材の近辺で観察撮影光路に配置された撮影絞りとを有し、
    前記遮光部材の被検眼側端面と撮影絞りが、対物レンズの被検眼と反対側端面での反射光による結像に関して共役になっており、前記遮光部材の被検眼と反対側端面と撮影絞りが、対物レンズの被検眼側端面での反射光による結像に関して共役になっていることを特徴とする眼底力メラ。
  2. 前記遮光部材の被検眼側端面が平面ガラスの被検眼側端面と一致し、前記遮光部材の被検眼と反対側端面が平面ガラスの被検眼と反対側端面と一致していることを特徴とする請求項に記載の眼底カメラ。
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