JP4509520B2 - 化粧料容器 - Google Patents
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Description
また、いたずら心から故意に不正行為が行なわれるおそれもあった。
したがって、キャップを取り外した状態で、誤って化粧料容器を床等に取り落としても、粉末化粧料を飛散させるようなことはない。
また、中皿が透明であるので、キャップを開いただけで中皿を透して粉末化粧料の色合いなどを確認し、所望する化粧料容器を選択することができる。
容器本体A、中皿B、キャップCは、いずれもPE、その他の合成樹脂をもって成形され、パッキンDは、軟材質の合成樹脂等をもって成形されている。
口筒部3内周には、等間隔をおいて多数の水平方向に延びる突条5が突設されており、口筒部3の外周には、ねじ6が螺設されている。
係止突条13の下方には、係止突条13とほぼ同一の形状と長さを有する突条14が、係止突条13の間に位置して互い違いとなるよう配設されている。
キャップCの頂壁21の下面には、保持リング23が垂設されている。
密封リング27は、バージンシール用のリングB2の上壁18に係合し、リングB2を切り離したときに、口筒部3天面を押圧するようになっている。
容器本体Aには、ルースパウダー、汗取りパウダー等の粉末化粧料が所定の位置まで収納され、バージンシール用のリングB2を連接した中皿Bが被せられる。
次いで、中皿Bをさらに廻動させて、係止突条13を突条5の間に位置させて、突条5の下側まで押し下げると、中皿本体B1の受け皿12下面は、粉末化粧料の上面に当接して、粉末化粧料はフィルム28に接するまで開口15内に入るようになっている。
そこで、中皿Bを再び廻動させ、図5(a)に示すように、係止突条13が突条5の下側に係合するよう位置決めする。
その際、パッキンDは、キャップCの側周壁20内周に接合しており、密封リング27は、バージンシール用のリングB2を押圧し、口筒部3とリングB2との間を密封するので、化粧料内の香料は外部に洩れることはなく、また外部から空気が入ったり、雑菌が侵入することもない。
また、中皿Bは、バージンシール用のリングB2を介して容器本体Aに取着されているので、誤って中皿Bを取り外すことができなくなった。
そのことによって、化粧料容器を誤って床等に取り落としたときに、粉末化粧料が飛散することを防ぐことができるようになった。
中皿Bからフィルム28を剥がし、パフEを受け皿12に押しつけると、化粧料をパフEに付着させることができる。
次に、パフEで受け皿12を押さえると、化粧料が充分に付着され、所要箇所に塗布することができる。
本実施例は、容器本体の内周に螺旋状の凸部を上下方向に下端に達するまで設け、中皿の周壁にねじを螺設したものである。
以下、相違点を中心に説明する。
図6において、Aaは容器本体、Baはバージンシール用のリングを連設した中皿、Caはキャップ、Daはリング状のパッキン、Eaはパフである。
外筒33の下端内周には、周縁に嵌着筒34を立設した底板35が嵌着されている。
側周壁30の内周には、上下方向に等間隔をおいて、螺旋状に延びる凸部36、または凸条が突設されており、フランジ32上方の側周壁30の外周は縮径され、容器本体Aaの口筒部37を構成し、外周面にはねじ38が螺設されている。
上記凸部36に変え、ねじを螺設してもよい。
周縁部には、中皿Baを廻動するため、複数の操作部46が設けられている。
操作部46は、受け皿42の湾曲面を上面とした一定巾の操作板47と、その両側に設けられた凹部48によって構成されている。
前記フィルム45は、開口44とともに、凹部48の上面を覆うようにしている。
本実施例の化粧料容器の容器本体Aaにも、前記第1実施例と同様の内容物が所定位置まで収納される。
次いで、中皿Baを被せ、操作板47を摘んで回転させ、中皿Baをバージンシール用のリングB2aの上壁51が口筒部37の天面に接合するまで下降させる。
次いで、上壁51と口筒部37の天面を分離可能に溶着、または接着する。
そのときには、中皿Baの受け皿42下面が化粧料の上面に当接し、開口44を通じて化粧料がフィルム45に接するまで入り込み、開口44内を充たすようになっている。
また、中皿Baは、バージンシール用のリングB2aを介して容器本体Aaに取着されているので、誤って中皿Baを取り外すことができなくなった。
そのことによって、化粧料容器を床等に取り落としたときに、粉末化粧料が飛散することを防ぐことができるようになった。
次に、受け皿42からフィルム45を剥がし、開口44を開くと、開口44内の化粧料をパフEaに付着させることができる。
また、前記第1実施例と同様に、中皿本体B1aを容器本体Aaの底壁31に当接するまで下降させることができ、化粧料を使い切ることができる。
B、Ba 中皿
B1、B1a 中皿本体
B2、B2a リング
C、Ca キャップ
D、Da パッキン
E、Ea パフ
1、30 側周壁
2、31 底壁
3、37 口筒部
4 接地端
5 突条
6、38 ねじ
10、40 側周壁
11、41 上壁
12、42 受け皿
13 係止突条
14 突条
15、44 開口
16、49 接続部
17、50 連結部
18、51 上壁
20 側周壁
21 頂壁
22 ねじ
23 保持リング
24 外筒
25 内筒
26 下壁
27 密封リング
28、45 フィルム
32 フランジ
33 外筒
34 嵌着筒
35 底板
36 凸部
43 ねじ
46 操作部
47 操作板
48 凹部
52 摘み
Claims (4)
- 化粧料が充填された容器本体とパフを収容する中皿、パッキンを装着したキャップとからなる化粧料容器であって、
中皿が、上面にパフを収容し、下面が化粧料の上面に当接して、容器本体の内周面と係合する中皿本体と、該中皿本体の側周壁上端に切断可能な接続部を介して連設され、容器本体の口筒部天面を覆うバージンシール用リングとを具備しており、バージンシール用リングにより容器本体に対して昇降不能とされているが、接続部の切断後は中皿本体が昇降可能にされていることを特徴とする化粧料容器。 - 中皿が、透明であることを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
- 容器本体の口筒部の内周に、一定の間隔をおいて複数の突条が配設され、中皿の外周面に、口筒部内周に設けた突条の間隔より短い長さとした突条が、上下に互い違いに配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の化粧料容器。
- 容器本体の内周面に、上下に一定間隔をおいて螺旋状に延びる凸部が配設され、
中皿の側周壁の周面にねじが螺設され、中皿の受け皿周縁部に操作部が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の化粧料容器。
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