JP4509003B2 - 回折格子、光ピックアップ装置 - Google Patents
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Description
sinθ=(L・P)/(λ・f0)
(但し、P・・・前記第1格子溝及び前記第2格子溝の前記隣接方向と直交する方向
のそれぞれの長さ
λ・・・前記レーザー光の波長
f0・・前記対物レンズの焦点距離
L・・・cos(L・π/Tp(1))≒・・≒cos(L・π/Tp(n))
を満たす共通の値
但し、Tp(1)・・Tp(n)は、前記光ディスク媒体が複数(n)
種類の場合の前記光ディスク媒体の各トラックピッチ)
を満たすことを特徴とする。
sinθ=(L・P)/(λ・f0)
(但し、P・・・前記第1格子溝及び前記第2格子溝の前記隣接方向と直交する方向
のそれぞれの長さ
λ・・・前記レーザー光の波長
f0・・前記対物レンズの焦点距離
L・・・cos(L・π/Tp(1))≒・・≒cos(L・π/Tp(n))
を満たす共通の値
但し、Tp(1)・・Tp(n)は、前記光ディスク媒体が複数(n)
種類の場合の前記光ディスク媒体の各トラックピッチ)
を満たすことを特徴とする。
図1、図2を参照しつつ、本発明に係る光ピックアップ装置の全体構成について説明する。図1は、光ピックアップ装置の全体構成の一例を示す機能ブロック図である。図2は、図1に示す光検出器9の詳細図である。
コリメータレンズ3は、回折格子2からのメインビーム、先行サブビーム、後行サブビームを平行光に変換して、ビームスプリッタ4に出射する。
検出光学系8は、例えば、集光レンズから構成され、ビームスプリッタ4からのメイン反射光、先行サブ反射光、後行サブ反射光を集光して光検出器9に出射する。
光検出器9は、検出光学系8からのメイン反射光、先行サブ反射光、後行サブ反射光を受光し、当該メイン反射光、先行サブ反射光、後行サブ反射光の光量に基づいてDPP信号を生成する。
図3乃至図5を参照しつつ、本発明に係る回折格子2の構成について説明する。図3は、図1−X方向から回折格子2を見たときの、当該回折格子2の正面図である。図4は、本発明に係る回折格子2を適用したときの、光ディスク媒体10のトラックに対する、メインビーム、先行サブビーム、後行サブビームの集光スポットを示す図である。図5は、先行サブビーム(又は後行サブビーム)を平面波で表したときの、当該先行サブビーム(又は後行サブビーム)における位相差の様子を模式的に示した図である。
P2´=fc×P2/d
となる。そして、このP2´が、P2´≦a0/2を満たす長さとなるようにP2を定める。つまり、第1周期構造42と第2周期構造43の長さP2は、当該P2が回折格子2からコリメータレンズ3までの光路において拡大されたときのP2´が、対物レンズ6の有効径a0の1/2以下の長さとなるように設けられる。そして、第1周期構造42と第2周期構造43は、隣接方向と直交する方向に、このP2をもって交互に形成されている。
L=λ×f0×sinθ/P2´
となる。更に、L=Tpとしてθを求める。そして、このように求められたθをもって、第1周期構造42、第2周期構造43をZ方向に対して構成することにより、集光スポットA、B、C、Dは、トラックピッチTpの1/2に位置に形成されることとなり、信号振幅が最大となるSPP信号を得ることが可能となる。
図6、図13を参照しつつ、本発明に係る回折格子2が−Y方向に所定距離tずれた場合(以下、単に回折格子2ずれという)における、先行サブビームの位相パターンについて説明する。図6(a)は、回折格子2ずれが発生していないときの、当該回折格子2へのレーザー光の照射の様子及び先行サブビームの位相パターンを示す図である。また、図6(b)は、回折格子2ずれが発生したときの、当該回折格子2へのレーザー光の照射の様子及び先行サブビームの位相パターンを示す図である。図13は、本発明に係る回折格子2を用いた場合の視野特性を示した図である。尚、図13に示す各信号は、対物レンズシフトが0μmのときの値で規格化したものである。
以上、本発明に係る回折格子2、光ピックアップ装置について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。
上述した実施形態によれば、所定の角度θをLがトラックピッチTpと等しくなるように定めているが、これに限るものではない。
cos(L×π/Tp1)≒cos(L×π/Tp2)
を満たす共通の値Lを算出する。上記式からLについて解くと、L≒0.924μm×n(nは整数)となる。そして、前述のL=λ×f0×sinθ/P2´からθを求める。そして、Z方向に対して求めたθとなるように第1周期構造42と第2周期構造43が構成された回折格子2を形成する。このように形成された回折格子2は、DVD−RAM、DVD−R/RWに対して良好なSPP信号を生成させることが可能となる。尚、上述のように算出されるLは、DPP信号を検出する上で必要な条件である、MPP信号とSPP信号とが逆相となる条件を満たす必要がある。
cos(L×π/Tp1)≒cos(L×π/Tp2)≒・・≒cos(L×π/Tpn)
を満たす共通の値Lを算出する。例えば、n=3である場合の共通の値Lを算出する方法の一例としては、
cos(L×π/Tp1)−cos(L×π/Tp2)、
cos(L×π/Tp1)−cos(L×π/Tp3)、
cos(L×π/Tp2)−cos(L×π/Tp3)、
のそれぞれの演算結果が、ゼロに最も近似するような共通の値Lを算出する。そして、共通の値Lに基づいて、θを求めることとなる。
上述した実施形態によれば、第1周期構造42の格子溝40の位相に対する、第2周期構造43の格子溝40の位相を略+180度異なるように形成しているが、これに限るものではない。
2 回折格子
3 コリメータレンズ
4 ビームスプリッタ
5 絞り
6 対物レンズ
7 ホルダー
8 検出光学系
9 光検出器
10 光ディスク媒体
12 4分割フォトディテクタ
13 2分割フォトディテクタ
14 2分割フォトディテクタ
16、17、18 分割線
19、20、24 加算器
21、22、23、25 減算器
26 増幅器
40 格子溝
41 格子面
42 第1周期構造
43 第2周期構造
101 2分割回折格子
102 格子溝
103 格子面
104 第1周期構造
105 第2周期構造
106 3分割回折格子
107 第1周期構造
108 第2周期構造
109 第3周期構造
Claims (5)
- 一定幅の第1溝を当該幅方向に一定間隔で繰り返し、光ディスク媒体に対して出射されるレーザー光を回折することにより、0次光、1次以上の正の第1高次回折光、1次以上の負の第1高次回折光を発生する第1格子溝と、
前記一定幅の第2溝を当該幅方向に前記一定間隔で繰り返し、且つ、前記第1溝に対して前記第2溝をずらすとともに前記第1格子溝に隣接し、前記レーザー光を回折することにより、0次光、前記第1溝に対する前記第2溝のずれに応じた1次以上の正の第2高次回折光、前記第1溝に対する前記第2溝のずれに応じた1次以上の負の第2高次回折光を発生する第2格子溝と、
を有する回折格子において、
前記第1格子溝及び前記第2格子溝の隣接方向と直交する方向のそれぞれの長さは、前記0次光、前記正の第1及び第2高次回折光、前記負の第1及び第2高次回折光を前記光ディスク媒体に集光するための対物レンズの有効径の1/2以下であり、
前記第1溝同士又は前記第2溝同士の隣接する辺の方向と、前記第1格子溝及び前記第2格子溝の隣接方向とがなす90度以下の角度θは、
sinθ=(L・P)/(λ・f0)
(但し、P・・・前記第1格子溝及び前記第2格子溝の前記隣接方向と直交する方向
のそれぞれの長さ
λ・・・前記レーザー光の波長
f0・・前記対物レンズの焦点距離
L・・・cos(L・π/Tp(1))≒・・≒cos(L・π/Tp(n))
を満たす共通の値
但し、Tp(1)・・Tp(n)は、前記光ディスク媒体が複数(n)
種類の場合の前記光ディスク媒体の各トラックピッチ)
を満たすことを特徴とする回折格子。 - 前記一定幅及び前記一定間隔は、同一長であり、
前記第1溝及び前記第2溝は、前記隣接方向において前記一定間隔ずれてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の回折格子。 - 前記レーザー光が平行光であるときの光路に介在する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回折格子。 - 前記レーザー光が発散光であるときの光路に介在する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回折格子。 - 光ディスク媒体に対してレーザー光を出射するレーザー素子と、
一定幅の第1溝を当該幅方向に一定間隔で繰り返し、光ディスク媒体に対して出射されるレーザー光を回折することにより、0次光、1次以上の正の第1高次回折光、1次以上の負の第1高次回折光を発生する第1格子溝と、前記一定幅の第2溝を当該幅方向に前記一定間隔で繰り返し、且つ、前記第1溝に対して前記第2溝をずらすとともに前記第1格子溝に隣接し、前記レーザー光を回折することにより、0次光、前記第1溝に対する前記第2溝のずれに応じた1次以上の正の第2高次回折光、前記第1溝に対する前記第2溝のずれに応じた1次以上の負の第2高次回折光を発生する第2格子溝と、を有する回折格子と、
前記0次光、前記正の第1及び第2高次回折光、前記負の第1及び第2高次回折光を前記光ディスク媒体に集光するための対物レンズと、
を備えた光ピックアップ装置において、
前記回折格子における前記第1格子溝及び前記第2格子溝の隣接方向と直交する方向のそれぞれの長さは、前記対物レンズの有効径の1/2以下であり、
前記第1溝同士又は前記第2溝同士の隣接する辺の方向と、前記第1格子溝及び前記第2格子溝の隣接方向とがなす90度以下の角度θは、
sinθ=(L・P)/(λ・f0)
(但し、P・・・前記第1格子溝及び前記第2格子溝の前記隣接方向と直交する方向
のそれぞれの長さ
λ・・・前記レーザー光の波長
f0・・前記対物レンズの焦点距離
L・・・cos(L・π/Tp(1))≒・・≒cos(L・π/Tp(n))
を満たす共通の値
但し、Tp(1)・・Tp(n)は、前記光ディスク媒体が複数(n)
種類の場合の前記光ディスク媒体の各トラックピッチ)
を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005311677A JP4509003B2 (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 回折格子、光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005311677A JP4509003B2 (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 回折格子、光ピックアップ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007122792A JP2007122792A (ja) | 2007-05-17 |
JP4509003B2 true JP4509003B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=38146474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005311677A Expired - Fee Related JP4509003B2 (ja) | 2005-10-26 | 2005-10-26 | 回折格子、光ピックアップ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003272188A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ディスク装置およびサブビームの照射位置決定方法 |
JP2004086957A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Sharp Corp | 光ピックアップ装置 |
JP2005100550A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Sony Corp | 光ピックアップ及び光ディスク記録再生装置 |
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---|---|---|---|---|
JPH11296875A (ja) * | 1998-02-16 | 1999-10-29 | Hitachi Ltd | 光ヘッドおよび光ディスク装置 |
US7821899B2 (en) * | 2005-07-22 | 2010-10-26 | Pioneer Corporation | Optical pickup device |
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2005
- 2005-10-26 JP JP2005311677A patent/JP4509003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003272188A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 光ディスク装置およびサブビームの照射位置決定方法 |
JP2004086957A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Sharp Corp | 光ピックアップ装置 |
JP2005100550A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Sony Corp | 光ピックアップ及び光ディスク記録再生装置 |
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