JP4508242B2 - アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 - Google Patents

アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4508242B2
JP4508242B2 JP2007530912A JP2007530912A JP4508242B2 JP 4508242 B2 JP4508242 B2 JP 4508242B2 JP 2007530912 A JP2007530912 A JP 2007530912A JP 2007530912 A JP2007530912 A JP 2007530912A JP 4508242 B2 JP4508242 B2 JP 4508242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency band
radiation electrode
low frequency
base
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007530912A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007020728A1 (ja
Inventor
信人 椿
一也 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2007020728A1 publication Critical patent/JPWO2007020728A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4508242B2 publication Critical patent/JP4508242B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/28Combinations of substantially independent non-interacting antenna units or systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/30Combinations of separate antenna units operating in different wavebands and connected to a common feeder system
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、低周波帯域での無線通信と、高周波帯域での無線通信とを行うためのアンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置に関するものである。
高周波帯域を利用した無線通信機能と低周波帯域を利用した無線通信機能とを両方共に持つ無線通信装置がある。例えば、携帯型電話機では、通話のための音声信号や、映像や文字情報等のデータ信号などの信号の無線通信は例えば約800MHz以上というような高周波帯域で行われている。このような携帯型電話機に、例えば無線IDシステム(RF−IDシステム)のための無線通信機能が備えられている場合がある。その無線IDシステムでは、例えば13.56MHz程度の低周波帯域で無線通信が行われる。つまり、無線IDシステムに対応できる携帯型電話機では、高周波帯域での無線通信機能と、低周波帯域での無線通信機能とを両方共に有している。
特開平11−345518号公報 特開2000−339437号公報 特開2004−173308号公報
上記のような低周波帯域での無線通信機能をも備えた携帯型電話機では、例えば、図20aに示されるような高周波帯域用のアンテナ30が配設されると共に、例えばピックアップコイル等から成る低周波帯域用のアンテナが設けられている。
図20aに示される高周波帯域用のアンテナ30は、高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行うことができる放射電極31が誘電体基体32に設けられている態様を有するものである。この高周波帯域用のアンテナ30は、アンテナ特性の向上を図る観点から、例えば図20bに示されるような携帯型電話機33に設けられる回路基板34の他の部品の搭載領域を避けた回路基板端部に設けられる。
また、低周波帯域用のアンテナは、例えば図20bに示されるように回路基板34に形成されたフィルム状のスパイラル電極35により構成されている。このスパイラル電極35は、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行うものであることから、当該スパイラル電極35は、低周波帯域の共振周波数を持たせるために、高周波帯域用の放射電極31に比べて、大型化し易い。
しかしながら、無線通信装置(携帯型電話機33)の小型化に伴って、低周波帯域用のスパイラル電極35に対して小型化が要求されている。また、アンテナ(放射電極)の形成面積の削減も要求されている。さらに、携帯型電話機33が折り畳みタイプである場合には、図20cの模式的な側面図に示されるように携帯型電話機33を折り畳んだ状態では、回路基板34の片面側に、別の回路基板36が配置されることとなる。その別の回路基板36には、例えば、液晶パネル37等の部品が設けられているので、その回路基板36の部品が、低周波帯域用のスパイラル電極35から発生した磁界を遮ってアンテナ感度を劣化させる。また、外部からの磁界を回路基板36の部品が遮って低周波帯域用のスパイラル電極35に到達することを妨げる。このため、低周波帯域用のスパイラル電極35においては、回路基板36側のアンテナ感度が大幅に悪くなるという問題がある。
この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明のアンテナ構造は、
高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極と、この高周波帯域用の放射電極が設けられている基体とを有し、
その基体を部分的に欠如して形成された空間部には、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う低周波帯域用の放射電極として機能するコイルを備えた低周波帯域用アンテナ部品が配設されており、
高周波帯域用の放射電極は、上記低周波帯域用アンテナ部品のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体に形成されている構成と成し、
上記基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることを特徴としている。
また、この発明のアンテナ構造は、
低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う低周波帯域用の放射電極と、
高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極と、
上記低周波帯域用の放射電極と、上記高周波帯域用の放射電極とが両方共に設けられている基体と、
を有し、
基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることをも特徴としている。
さらに、この発明のアンテナ構造は、
高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極を備えた基体が、プリント基板に搭載されて成るアンテナ構造であって、
基体が搭載されるプリント基板領域には、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行うコイル状の低周波帯域用の放射電極が形成されており、当該低周波帯域用の放射電極の上側に上記高周波帯域用の放射電極を備えた基体が積層配置されている構成と成し、
高周波帯域用の放射電極は、上記コイル状の低周波帯域用の放射電極のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体に形成されている構成と成し、
上記基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることをも特徴としている。
さらに、この発明の無線通信装置は、この発明において特有な構成を持つアンテナ構造が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、高周波帯域用の放射電極が形成されている基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により形成されている構成とした。基体を構成している混合材料の誘電体材料は、周波数に関係無く比誘電率がほぼ一定であるという特性を持つ。これに対して、磁性体材料は、低周波帯域の周波数に対しては高い比透磁率を持ち、高周波帯域の周波数に対しては低い比透磁率(例えばほぼ1に近い比透磁率)を持つものである。本発明者はその磁性体材料の特性に着目した。
つまり、磁性体材料の特性により、誘電体材料と磁性体材料の混合割合を適宜調整することによって、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料から成る基体は、低周波帯域では磁性体材料の透磁率の効果によって(誘電体材料の特性が弱まる訳ではないが)磁性体として扱うことができる。また、高周波帯域では磁性体材料の透磁率がほぼ1となるために誘電体として扱うことが可能となる。このため、基体は、低周波帯域の周波数に対しては誘電体材料の比誘電率よりも磁性体材料の比透磁率に基づいた特性が強く出て磁性体基体として振る舞う。また、基体は、高周波帯域の周波数に対しては磁性体材料の比透磁率よりも誘電体材料の比誘電率に基づいた特性が強く出て誘電体基体として振る舞う。この発明のアンテナ構造を構成する基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されることにより、上記のような特有な特性を持つことができる。
この発明では、低周波帯域用の放射電極は、基体を部分的に欠如して形成された空間部に配設されているか、あるいは、基体に高周波帯域用の放射電極と共に形成されているか、あるいは、基体が搭載されるプリント基板の基体搭載領域に形成されている構成としている。換言すれば、低周波帯域用の放射電極から発生する磁界の通り道の一部に基体が配置されている構成と成している。つまり、この発明では、基体は低周波帯域の周波数に対しては磁性体基体として振る舞うように構成することができることから、低周波帯域用の放射電極の磁界の一部は磁性体を通る構成とすることができる。このように磁界が磁性体を通る構成とすることにより、低周波帯域用の放射電極の小型化を図ることができる。また、低周波帯域用の放射電極が小型化されることにより、高周波帯域用の放射電極が形成されている基体に、その小型な低周波帯域用の放射電極を設けることができたり、基体の搭載領域内に収まるように低周波帯域用の放射電極を配設することができる。これにより、例えば、無線通信装置の回路基板における低周波帯域用の放射電極の形成面積を削減することができる。
さらに、低周波帯域用の放射電極の小型化を図ることができることから、例えば、無線通信装置に内蔵されている回路基板の端縁部分に低周波帯域用の放射電極を配設することができる。回路基板の端縁部分に低周波帯域用の放射電極を配設することにより、低周波帯域用の放射電極から発生する磁界のうち、回路基板に搭載されている部品によって遮られる磁界が減少する。これにより、低周波帯域用の放射電極のアンテナ感度の向上を図ることができる。
さらに、低周波帯域用の放射電極がコイル状と成し、その低周波帯域用の放射電極と、高周波帯域用の放射電極とが積層配置されている構成を有する場合に、高周波帯域用の放射電極は、低周波帯域用の放射電極のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体に形成される構成を備えることにより、低周波帯域用の放射電極の磁束密度の高い磁界が、高周波帯域用の放射電極によって遮られる事態を回避することができる。これにより、低周波帯域用の放射電極と高周波帯域用の放射電極が近接配置されていることに因る低周波帯域用の放射電極のアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
さらに、この発明のアンテナ構造を備えた無線通信装置にあっては、アンテナ構造の小型化によって無線通信装置の小型化を図ることができる。また、無線通信装置におけるアンテナ以外の部品の配置スペースの拡大を図ることができる。さらに、低周波帯域用の放射電極に対してアンテナ感度の良い方向の拡大が望まれている場合に、本発明のアンテナ構造を回路基板の端縁部分に設けることによって、低周波帯域用の放射電極から放射される磁界のうち、回路基板の部品によって遮られる磁界を低減させることができる。これにより、低周波帯域用の放射電極のアンテナ感度の良い方向を拡大することができる。
第1実施例のアンテナ構造を説明するためのモデル図である。 誘電体材料の比誘電率の周波数特性と、磁性体材料の比透磁率の周波数特性との一例を説明するためのグラフである。 低周波帯域用アンテナ部品の一構成例を表したモデル図である。 低周波帯域用アンテナ部品の別の構成例を表したモデル図である。 低周波帯域用アンテナ部品のさらに別の構成例を表したモデル図である。 図4bに表されている低周波帯域用アンテナ部品の構成例を説明するための分解図である。 低周波帯域用アンテナ部品の別の構成例を表したモデル図である。 さらに、低周波帯域用アンテナ部品の別の構成例を表したモデル図である。 さらに、低周波帯域用アンテナ部品の別の構成例を表したモデル図である。 さらにまた、低周波帯域用アンテナ部品の別の構成例を表したモデル図である。 第1実施例のアンテナ構造から得られる効果の一つを説明するための図である。 低周波帯域用アンテナ部品のその他の配置例を表したモデル図である。 低周波帯域用アンテナ部品のその他の配置姿勢の一例を表したモデル図である。 高周波帯域用の放射電極のその他の形態例を説明するための図である。 図10aに示す高周波帯域用の放射電極の断面側面図である。 第2実施例のアンテナ構造を説明するための図である。 第2実施例のアンテナ構造を構成する基体の一形態例を表したモデル図である。 第2実施例のアンテナ構造を構成する基体の別の形態例を表したモデル図である。 第2実施例のアンテナ構造を構成する基体のさらに別の形態例を表したモデル図である。 第3実施例のアンテナ構造を説明するための図である。 基体における高周波帯域用の放射電極の形成領域の実効透磁率を下げるための穴部の形態例を表したモデル図である。 基体における高周波帯域用の放射電極の形成領域の実効透磁率を下げるための穴部の別の形態例を表したモデル図である。 基体における高周波帯域用の放射電極の形成領域の実効透磁率を下げるための穴部のさらに別の形態例を表したモデル図である。 基体における高周波帯域用の放射電極の形成領域の実効透磁率を下げるための穴部のさらにまた別の形態例を表したモデル図である。 図12に示されるアンテナ構造の変形例を表したモデル図である。 図12に示されるアンテナ構造の別の変形例を表したモデル図である。 逆F型タイプの高周波帯域用の放射電極の一形態例を表したモデル図である。 逆F型タイプの高周波帯域用の放射電極の一形態例を表したモデル図である。 ライン状の高周波帯域用の放射電極の一形態例を表したモデル図である。 ライン状の高周波帯域用の放射電極の別の形態例を表したモデル図である。 第4実施例のアンテナ構造を説明するための図である。 第5実施例のアンテナ構造を説明するための図である。 その他の実施例を説明するための図である。 さらに別のその他の実施例を説明するための図である。 従来の課題を説明するための図である。 図20aと共に従来の課題を説明するための図である。 図20aおよび図20bと共に従来の課題を説明するための図である。
符号の説明
1 アンテナ構造
2 回路基板
3 基体
4 高周波帯域用の放射電極
5 低周波帯域用アンテナ部品
25 低周波帯域用の放射電極
26 穴部
27 基体
以下に、この発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
図1には第1実施例のアンテナ構造が模式的な斜視図により示されている。この第1実施例のアンテナ構造1は、プリント基板である回路基板2に搭載される基体3と、高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極4(4A,4B)と、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う放射電極を備えた低周波帯域用アンテナ部品5とを有して構成されている。
この第1実施例では、基体3は、直方体状の底面側が部分的に欠如して断面形状がL字形状と成している態様を有している。当該基体3は、樹脂材料に誘電体材料と磁性体材料が混合された混合材料により構成されている。この基体3は、例えば、射出成形等の成形技術により作製されている。成形技術により基体3を作製することにより、基体3の製造が容易となる。
誘電体材料は、図2のグラフ中の鎖線βに表されるように、周波数の変化に関係無く比誘電率が一定である特性を持つ。これに対して、磁性体材料は、図2のグラフ中の実線αに表されるように、低周波帯域の周波数に対しては周波数が低くなるに従って緩やかに上昇するほぼ飽和状態の高い比透磁率を持つ。かつ、磁性体材料は、高周波帯域の周波数に対しては周波数が高くなるに従って緩やかに低下するほぼ安定した低い比透磁率(例えば比透磁率がほぼ1)を持つ。かつ、磁性体材料は、高い比透磁率を持つ低周波帯域と低い比透磁率を持つ高周波帯域との間の周波数範囲内に、周波数が高くなるに従って急激に比透磁率が低下し当該変化の変曲点を持つ特性部分を有する。
この第1実施例では、基体3は、上記した磁性体材料の特性に着目して構成されているものである。基体3が次に示すような特性を持つことができるように、基体3の構成用材料としての誘電体材料や磁性体材料が選定されたり、誘電体材料と磁性体材料の混合割合が設定されている。すなわち、低周波帯域用アンテナ部品5がアンテナ動作を行う共振周波数(例えば13.56MHz)を含む低周波帯域の周波数に対しては誘電体材料の比誘電率よりも磁性体材料の比透磁率に基づいた特性が強く出て基体3が磁性体基体として振る舞う。また、高周波帯域用の放射電極4(4A,4B)がアンテナ動作を行う共振周波数(例えば800MHz以上の周波数)を含む高周波帯域の周波数に対しては磁性体材料の比透磁率よりも誘電体材料の比誘電率に基づいた特性が強く出て基体3が誘電体基体として振る舞う。この第1実施例では、基体3は、そのように低周波帯域の周波数に対しては磁性体基体として振る舞い、かつ、高周波帯域の周波数に対しては誘電体基体として振る舞うことができるように、誘電体材料や、磁性体材料や、それら誘電体材料と磁性体材料の混合割合が設定されている。
この第1実施例では、基体3は、その底面側の一部を部分的に欠如した態様と成し、その欠如部分に空間部6が形成されている。基体3は、その空間部6が回路基板2側となる姿勢でもって回路基板2の片端側の端縁部に搭載される。低周波帯域用アンテナ部品5は、その基体3の欠如部分に形成された空間部6に配設されるように回路基板2に設けられている。この低周波帯域用アンテナ部品5は、例えば無線IDシステム等の低周波帯域を利用した無線通信システムに用いられるものである。当該低周波帯域用アンテナ部品5は、予め定められた低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う低周波帯域用の放射電極として機能するコイルを有して構成されている。
この第1実施例では、低周波帯域用アンテナ部品5は、基体3の上記空間部6に配設できる程度の小型な大きさを持ち、かつ、設定の共振周波数でアンテナ動作を行うことができる構成を有していれば、その構成は特に限定されるものではなく、様々な形態を採り得る。例えば、低周波帯域用アンテナ部品5は、図3aに示されるように、磁性体基体10の上面に低周波帯域用の放射電極としてのコイルパターン11が形成されている構成としてもよい。また、低周波帯域用アンテナ部品5は、図3bに示されるように、磁性体基体10の複数の面に渡って低周波帯域用の放射電極としてのコイルパターン11を形成されている構成としてもよい。さらに、低周波帯域用アンテナ部品5は、図3cに示されるように、磁性体基体10の上面に低周波帯域用の放射電極としてのコイルパターン11が形成され、当該コイルパターン11の上側に誘電体膜12が積層形成されている構成としてもよい。
さらに、低周波帯域用アンテナ部品5は、図4aに示されるようなコイルパターン13と、磁性体層(図示せず)とが交互に積層配置され、図4bに示されるように、一体化されている構成としてもよい。なお、複数のコイルパターン13は、磁性体層に形成されたビアホールによって、一続きに電気的に接続されて一つのコイルを構成している。
さらに、低周波帯域用アンテナ部品5は、図5aに示されるように、導線14をコイル状に巻回形成された構成と成していてもよい。さらに、低周波帯域用アンテナ部品5は、図5bに示されるように、導線14をコイル状に巻回して形成されたコイルの中心部にフェライト等の磁性体から成るコア15を配置させた構成としてもよい。さらに、低周波帯域用アンテナ部品5は、図6に示されるように、磁性体基体16の周面に導線17が巻回形成されている構成としてもよい。
この第1実施例では、上述したような様々な構成のうちの何れの構成をも低周波帯域用アンテナ部品5の構成として採用してよい。この第1実施例では、低周波帯域用アンテナ部品5は、当該低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が回路基板2の基板面および基体3の上面をほぼ直交する姿勢でもって回路基板2に固定されている。
この第1実施例では、高周波帯域用の放射電極4は、例えば携帯型電話機の音声信号やデータ信号の無線通信等の高周波帯域を利用した無線通信システムに利用することができるものである。当該高周波帯域用の放射電極4は、予め定められた高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行うことができ、かつ、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る部分を避けた基体上面領域に形成される構成であれば、その構成は特に限定されるものではないが、その一構成例が図1に表されている。図1の例では、高周波帯域用の放射電極4は、給電放射電極4Aと、無給電放射電極4Bとを有して構成されている。放射電極4A,4Bはλ/4タイプの放射電極である。給電放射電極4Aは、例えば無線通信装置に設けられている無線通信用の高周波回路18に接続されてアンテナ動作を行うものである。無給電放射電極4Bは、給電放射電極4Aと電磁結合し、給電放射電極4Aの共振動作に伴って共振して複共振状態を作り出すものである。このように、給電放射電極4Aと無給電放射電極4Bが形成され複共振状態を作り出すことができる構成とすることによって、周波数帯域の広帯域化の効果や、互いに異なる周波数帯を利用する複数の無線通信システムに対応することが可能になるという効果や、アンテナ利得向上の効果等を得ることができる。
この第1実施例では、前述したように、基体3は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されている。これにより、基体3は、低周波帯域の周波数に対しては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域の周波数に対しては誘電体基体として振る舞う構成と成している。つまり、基体3は、高周波帯域用の放射電極4から見れば誘電体基体であり、低周波帯域用アンテナ部品5から見れば磁性体基体である。このため、この第1実施例に示したように、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が基体3を通るように低周波帯域用アンテナ部品5を配置することによって、磁性体材料による波長短縮効果によって、低周波帯域用アンテナ部品5の小型化を図ることができる。また、この第1実施例では、低周波帯域用アンテナ部品5の小型化を図ることができることから、回路基板2における基体3の搭載領域内に低周波帯域用アンテナ部品5をも搭載できる。これにより、回路基板2においてアンテナを搭載するのに必要なアンテナ搭載面積を削減することができる。
さらに、この第1実施例では、高周波帯域用の放射電極4(4A,4B)は、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る部分を避けて形成されている。このことから、低周波帯域用アンテナ部品5の磁界(電波)が高周波帯域用の放射電極4によって妨げられることを防止できる。このため、高周波帯域用の放射電極4の近接配置に起因した低周波帯域用アンテナ部品5のアンテナ特性の悪化を抑えることができる。
さらに、回路基板2における回路構成用部品の搭載領域を避けた回路基板端縁部分にアンテナ構造1を配置することによって、低周波帯域用アンテナ部品5が回路基板2における端縁部分以外の部分に搭載されている場合に比べて、低周波帯域用アンテナ部品5の磁界(電波)放射の指向性を広げることができる。例えば、この第1実施例におけるアンテナ構造1が折り畳み式携帯型電話機に設けられる場合に、図7の側面図に示されるような回路基板2の端縁部分にアンテナ構造1を設ける構成とする。これにより、低周波帯域用アンテナ部品5の磁界は、液晶パネル等の部品20に遮られることなく、図7の上下方向に広がることができる。このことから、低周波帯域用アンテナ部品5のアンテナ感度を向上させることができる。
なお、低周波帯域用アンテナ部品5は、回路基板2における基体3の搭載領域内であれば、回路基板2の回路と、高周波帯域用の放射電極4や低周波帯域用アンテナ部品5とを接続する配線構成や、高周波帯域用の放射電極4の構成等を考慮した適宜な位置に配設してよく、低周波帯域用アンテナ部品5の配置位置は、図1に示した位置に限定されるものではない。例えば、図8に示されるように、低周波帯域用アンテナ部品5は、コイル中心部の磁束密度の高い磁束が基体3の角部を通るように配置してもよい。また、この第1実施例では、低周波帯域用アンテナ部品5は、当該部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が回路基板2の基板面および基体3の上面をほぼ直交する姿勢でもって配設されていたが、例えば、図9に示されるように、低周波帯域用アンテナ部品5は、コイル中心部の磁束密度の高い磁界が回路基板2の基板面および基体3の上面にほぼ沿うような姿勢でもって配設してもよい。この場合には、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が基体3の上面を通らない。このため、高周波帯域用の放射電極4が基体3の上面に形成される場合には、低周波帯域用アンテナ部品5による高周波帯域用の放射電極4の形成領域の規制が緩和される。これにより、高周波帯域用の放射電極4の設計の自由度を高めることができる。
さらに、図1の例では、基体3は、断面形状がL字形状となる態様と成していたが、例えば、図9に示されるように、基体3は、その底面側に凹部21が形成されて低周波帯域用アンテナ部品5を収容するための空間部が設けられている態様であってもよい。
さらに、アンテナ構造1は、図10aの斜視図および図10bの断面側面図に示されるような構成としてもよい。すなわち、このアンテナ構造1では、放射電極4(4A,4B)はループ形状と成している。つまり、放射電極4(4A,4B)は、回路基板2の端縁側から回路基板2の外側領域に回路基板2よりも下方側に膨らみながら伸長形成した後に、回路基板2の端面を間隔を介して囲むように回路基板2の上面側に回り込み伸長形成し、当該伸長先端側が回路基板2の上面に間隔を介して配置されている形態を有する。このような放射電極4(4A,4B)の一部分に、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料から成る基体3が形成されている。また、回路基板2における基体3の搭載領域には、図10aでは放射電極4の影となって見えない部分に低周波帯域用アンテナ部品5が配設されている。
以下に、第2実施例を説明する。なお、第2実施例の説明において、第1実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施例では、基体3の形態に特徴がある。それ以外のアンテナ構造1の構成は第1実施例と同様である。すなわち、低周波帯域用アンテナ部品5のアンテナ特性の向上を図る観点から見れば、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体3の部位の厚みは厚い方が好ましい。一方、高周波帯域用の放射電極4から見れば、基体3には磁性体材料が含有されているので、基体3の磁性体材料による磁性体損失が発生する。このことから、基体3の厚みは薄いことが好ましい。このことを考慮して、この第2実施例では、基体3は、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体3の部位の厚みが、高周波帯域用の放射電極4の形成領域の平均的な厚みよりも厚くなっている形態を備えている。
具体例を示すと、例えば、低周波帯域用アンテナ部品5が、図11aに示されるような回路基板2の位置(つまり、回路基板2における予め定められた基体搭載領域の中で回路基板2の中央部に近い側の端縁部)に配設される場合には、基体3は、例えば図11a〜図11dに示されるような形態を採り得る。つまり、図11aの例では、基体3は、対向し合う端縁部3a,3bのうちの一方側3bから他方側3aに向かうに従って厚みが連続的に厚くなって基体上面は基体底面に対して傾いている形態と成している。当該基体3は、薄い部分が回路基板2の片端側の端縁部分に配置され、厚い部分が低周波帯域用アンテナ部品5の配置側となるように、回路基板2の端縁部分に搭載される。なお、基体3の底面側には、低周波帯域用アンテナ部品5を収容配置する空間部を形成するための凹部(図示せず)が設けられている。
図11bの例では、基体3は略丘状の態様と成している。基体3の厚みが最も厚くなっている部位の底面側には、低周波帯域用アンテナ部品5を収容配置する空間部を形成するための凹部(図示せず)が設けられている。
図11cの例では、基体3は、低周波帯域用アンテナ部品5の配設領域の部位に凸部22が形成されて当該基体部分の厚みが厚くなっている形態と成している。基体3の厚みが厚くなっている部位の底面側には、低周波帯域用アンテナ部品5を収容配置する空間部を形成するための凹部(図示せず)が設けられている。図11dの分解図の例では、基体3は、低周波帯域用アンテナ部品5の配設領域を避けた部分が中空状態となっており、低周波帯域用アンテナ部品5の配設領域の基体部分の厚みが実質的に厚くなっている。その低周波帯域用アンテナ部品5の配設領域の基体底面側には、低周波帯域用アンテナ部品5を収容配置する空間部を形成するための凹部(図示せず)が設けられている。
この第2実施例では、基体3は、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る部分の厚みを増加させることができる構成となっている。これにより、低周波帯域用アンテナ部品5のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分(つまり、磁性体基体部分)の長さが長くなる。このため、磁性体による波長短縮効果が大きくなって低周波帯域用アンテナ部品5の小型化やアンテナ感度の向上等をより一層図ることができる。また、高周波帯域用の放射電極4の形成領域の基体部分を薄くできるので、基体3の磁性体材料による高周波帯域用の放射電極4の磁性体損失を低減させることができる。これにより、高周波帯域用の放射電極4のアンテナ特性を向上させることができる。なお、そのように、高周波帯域用の放射電極4の磁性体損失を低減させるために高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の厚みが薄くなるように構成した場合には、この構成のために高周波帯域用の放射電極4に対する基体3の波長短縮効果が小さくなることが懸念される。そこで、高周波帯域用の放射電極4に対する基体3の波長短縮効果が小さくなることを防止するために、例えば、基体3に含有する誘電体材料として比誘電率の高い誘電体材料を用いる等の手段を講じることが好ましい。
以下に、第3実施例を説明する。なお、この第3実施例の説明において、第1や第2の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第3実施例では、図12に示されるように、高周波帯域用の放射電極4(4A,4B)と、低周波帯域用の放射電極25とが両方共に基体3に設けられている。すなわち、基体3は、第1や第2の各実施例と同様に、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されている。この基体3の上面における図12の左側領域には、給電放射電極4Aと無給電放射電極4Bを有する高周波帯域用の放射電極4が形成されている。基体3の上面における図12の右側領域には、高周波帯域用の放射電極4と間隔を介してコイルパターンから成る低周波帯域用の放射電極(コイル電極)25が形成されている。これら構成以外のアンテナ構造1の構成は、第1や第2の各実施例と同様である。
この第3実施例では、高周波帯域用の放射電極4と、低周波帯域用の放射電極25とを両方共に共通の基体3に設けて一つの部品と成している。このため、例えば、高周波帯域用の放射電極4と低周波帯域用の放射電極25とを両方共に設けた基体3を、無線通信装置の回路基板2の設定の搭載領域に配設するだけで、アンテナ構造1を回路基板2に設けることができる。これにより、例えば無線通信装置の製造工程の簡略化を図ることができる。
ところで、高周波帯域用の放射電極4が磁性体材料を含む基体3に形成されていると、その磁性体材料によって磁性体損失が発生する。このため、高周波帯域用の放射電極4の磁性体損失を低減するために、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の実効透磁率を低くする構成を備えてもよい。例えば、図13a〜図13dに示されるように、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分に、実効透磁率を下げるための穴部(又はくりぬき部)26を設ける。すなわち、図13aの例では、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の底面に、基体3の図13aに示す前端面と後端面との両面に開口部を持つ凹部(溝部(穴部))26が設けられている。図13bの例では、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分に、基体3の図13bに示す前端面側から後端面側に貫通している穴部(貫通孔)26が設けられている。図13cの例では、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分に、基体3の図13cに示す左側面に開口部を持つ穴部26が設けられている。図13dの例では、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の底面に開口部を持つ凹部(穴部(くりぬき部))26が形成されている。このように、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分に穴部26を形成する。これにより、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の実効透磁率を下げて高周波帯域用の放射電極4の磁性体損失を低減する構成を備えてもよい。そのような構成を備えることにより、高周波帯域用の放射電極4のアンテナ特性を向上させることができる。
また、例えば、基体3の上面における高周波帯域用の放射電極4の形成領域が低周波帯域用の放射電極25の形成領域よりも低くなるように、基体3の上面に段差が設けられている構成として、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体3の部位の厚みを、低周波帯域用の放射電極25が形成されている基体3の部位よりも薄くしてもよい。このような構成を採用して、高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体部分の実効透磁率を下げて高周波帯域用の放射電極4の磁性体損失を低減する構成を備えてもよい。そのような構成を備えることにより、高周波帯域用の放射電極4のアンテナ特性を向上させることができる。
なお、図12や図13a〜図13dに示される例では、高周波帯域用の放射電極4と低周波帯域用の放射電極25は両方共に基体3の上面に形成されていたが、例えば、高周波帯域用の放射電極4と、低周波帯域用の放射電極25とがそれぞれ基体3の別々の面に形成されている構成としてもよい。例えば、図14aに示される例では、高周波帯域用の放射電極4は基体3の上面に形成され、低周波帯域用の放射電極25は基体3の側面に形成されている。このように、高周波帯域用の放射電極4と、低周波帯域用の放射電極25とがそれぞれ基体3の別々の面に形成されている構成とすることにより、基体3を大型化することなく、高周波帯域用の放射電極4や低周波帯域用の放射電極25の電極面積の拡大を図ることができる。これにより、高周波帯域用の放射電極4や低周波帯域用の放射電極25の周波数帯域の広帯域化を図ることができて、アンテナ特性を向上させることができる。また、図14aの例では、低周波帯域用の放射電極25は、当該低周波帯域用の放射電極25のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が基体3の上面に沿うように形成される。このことから、基体3の上面に形成される高周波帯域用の放射電極4は、低周波帯域用の放射電極25のコイル中心部の磁束密度の高い磁界の通り道を気にすることなく、設計することができる。つまり、高周波帯域用の放射電極4の設計の自由度を高めることができる。
また、図14bに示されるように、高周波帯域用の放射電極4と、低周波帯域用の放射電極25とのうちの一方又は両方が基体3の複数の面に渡って形成されている構成としてもよい。この構成を備えることにより、高周波帯域用の放射電極4や低周波帯域用の放射電極25の電極面積の拡大を図ることができる。これにより、高周波帯域用の放射電極4や低周波帯域用の放射電極25の周波数帯域の広帯域化を図ることができて、アンテナ特性を向上させることができる。
さらに、図12や図13a〜図13dに示される例では、高周波帯域用の放射電極4はλ/4タイプの放射電極であったが、例えば、図15aや図15bに示されるように、高周波帯域用の放射電極4は逆F型タイプの放射電極であってもよい。また、図16aや図16bに示されるようなライン状の放射電極であってもよい。なお、図15aや図16aや図16bの例では、低周波帯域用の放射電極25は基体3の上面に形成されている。また、図15bの例では、低周波帯域用の放射電極は、図4aに示されるようなコイルパターンと、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料から成る絶縁体層とが交互に積層一体化されて形成されている。
以下に、第4実施例を説明する。なお、この第4実施例の説明において、第1〜第3の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第4実施例では、図17の分解図に示されるように、高周波帯域用の放射電極4は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料から成る基体3に形成されている。この高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体3が搭載される回路基板2の部分には、コイル状の低周波帯域用の放射電極25が形成されている。つまり、回路基板2に形成されている低周波帯域用の放射電極25の上側に、高周波帯域用の放射電極4を備えた基体3が積層配置されている。
この第4実施例においても、前記各実施例と同様に、低周波帯域用の放射電極25のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分をできるだけ避けて高周波帯域用の放射電極4が基体3に形成されている。
以下に、第5実施例を説明する。なお、この第5実施例の説明において、第1〜第4の各実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第5実施例では、図18の分解図に示されるように、高周波帯域用の放射電極4は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料から成る基体3に形成されている。低周波帯域用の放射電極25は、例えば樹脂材料から成る例えばフィルム状の基体27に形成されている。高周波帯域用の放射電極4が形成されている基体3と、低周波帯域用の放射電極25が形成されている基体27とは積層一体化されて一つの部品と成している。図18に示されるように、この第5実施例においても、前記各実施例と同様に、低周波帯域用の放射電極25のコイル中心部の磁束密度の高い磁界の通り道を妨げないように、高周波帯域用の放射電極4は、その低周波帯域用の放射電極25のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体3に形成されている。
なお、図18に示される例では、低周波帯域用の放射電極25は基体27の上面に形成されていたが、例えば、低周波帯域用の放射電極25は、基体27の複数の面に渡って形成されていてもよい。また、低周波帯域用の放射電極25を樹脂材料から成るフィルム状の基体27に形成するのに代えて、低周波帯域用の放射電極25は、磁性体材料から成る基体に形成される構成としてもよい。さらに、図4に示されるような低周波帯域用の放射電極を構成する複数のコイルパターンが磁性体層を介しながら積層一体化されており、基体の内部に低周波帯域用の放射電極が形成されている態様としてもよい。さらに、低周波帯域用の放射電極は、第1実施例に示したような低周波帯域用アンテナ部品5の態様と成し、当該低周波帯域用アンテナ部品が基体27に固定され、当該低周波帯域用アンテナ部品5が固定された基体27の上側に、高周波帯域用の放射電極4が形成された基体3が積層されて一体化されている態様と成していてもよい。この場合には、基体3の底面側には、その一部分を欠如して低周波帯域用アンテナ部品5を収容するための空間部が形成される。このように、この第5実施例のアンテナ構造1を構成する低周波帯域用の放射電極の形態は特に限定されるものではない。
以下に、第6実施例を説明する。この第6実施例は無線通信装置に関するものである。この第6実施例の無線通信装置は、低周波帯域での無線通信機能と高周波帯域での無線通信機能との両方を行うことが可能な構成を備えている。この第6実施例では、第1〜第5の実施例に示したアンテナ構造1のうちの何れか1つのアンテナ構造1が設けられている。無線通信装置におけるアンテナ構造以外の構成には様々な構成があり、ここでは、その何れの構成をも採用してよく、その説明は省略する。また、第1〜第5の実施例のアンテナ構造1の説明は前述したので、ここでは、その重複説明は省略する。
なお、この発明は第1〜第6の各実施例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、基体3は、樹脂材料に誘電体材料と磁性体材料が混合された混合材料により構成されていたが、基体3の構成材料は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料であればよく、例えば、誘電体材料と磁性体材料のみの混合材料であってもよい。
また、第1〜第6の各実施例では、高周波帯域用の放射電極4は基体3に形成されていたが、例えば、図19aや図19bに示されるように、高周波帯域用の放射電極4は、その一部が基体3からプリント基板である回路基板2に引き出し形成されている構成としてもよい。なお、図19aや図19bの例では、図示が省略されているが、回路基板2における基体3の搭載領域に低周波帯域用アンテナ部品5やコイル状の低周波帯域用の放射電極25が形成されている。
さらに、基体3に低周波帯域用の放射電極25が形成されている場合には、その低周波帯域用の放射電極25は、その一部が基体3からプリント基板である回路基板2に引き出し形成されている構成としてもよい。
さらに、第1〜第6の各実施例の構成に加えて、高周波帯域用の放射電極4の少なくとも一部分を覆う誘電体膜を設けてもよい。このように、高周波帯域用の放射電極4に誘電体膜を設けることによって、誘電体による波長短縮効果が大きくなって、高周波帯域用の放射電極4のより一層の小型化を図ることができる。
本発明は、高周波帯域用のアンテナおよび低周波帯域用のアンテナが設けられている場合に低周波帯域用のアンテナの小型化を図ることができる。このことから、小型化が要求されている例えば携帯型の無線通信装置等の無線通信装置に組み込まれるアンテナ構造および無線通信装置に本発明を適用することは有効である。

Claims (11)

  1. 高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極と、この高周波帯域用の放射電極が設けられている基体とを有し、
    その基体を部分的に欠如して形成された空間部には、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う低周波帯域用の放射電極として機能するコイルを備えた低周波帯域用アンテナ部品が配設されており、
    高周波帯域用の放射電極は、上記低周波帯域用アンテナ部品のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体に形成されている構成と成し、
    上記基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
    上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることを特徴とするアンテナ構造。
  2. 基体はプリント基板に搭載される構成と成し、高周波帯域用の放射電極は、その一部が基体からプリント基板に引き出し形成されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ構造。
  3. 低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う低周波帯域用の放射電極と、
    高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極と、
    上記低周波帯域用の放射電極と、上記高周波帯域用の放射電極とが両方共に設けられている基体と、
    を有し、
    基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
    上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることを特徴とするアンテナ構造。
  4. 高周波帯域用の放射電極が形成されている基体部分には、当該基体部分の実効透磁率を制御するための穴部又はくりぬき部が形成されていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ構造。
  5. 低周波帯域用の放射電極はコイル電極により構成されており、高周波帯域用の放射電極と、低周波帯域用のコイル電極とのうちの一方又は両方は、基体の複数の面に渡って形成されていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ構造。
  6. 低周波帯域用の放射電極はコイル電極により構成されており、高周波帯域用の放射電極と、低周波帯域用のコイル電極とは、それぞれ、基体の別々の面に形成されていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ構造。
  7. 基体はプリント基板に搭載される構成と成し、低周波帯域用の放射電極はコイル電極により構成されており、高周波帯域用の放射電極と、低周波帯域用のコイル電極とのうちの一方又は両方は、その一部が基体からプリント基板に引き出し形成されていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ構造。
  8. 高周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行う高周波帯域用の放射電極を備えた基体が、プリント基板に搭載されて成るアンテナ構造であって、
    基体が搭載されるプリント基板領域には、低周波帯域の共振周波数でもってアンテナ動作を行うコイル状の低周波帯域用の放射電極が形成されており、当該低周波帯域用の放射電極の上側に上記高周波帯域用の放射電極を備えた基体が積層配置されている構成と成し、
    高周波帯域用の放射電極は、上記コイル状の低周波帯域用の放射電極のコイル中心部の磁束密度の高い磁界が通る基体部分を避けて基体に形成されている構成と成し、
    上記基体は、誘電体材料と磁性体材料を含む混合材料により構成されており、
    上記基体の誘電体材料と磁性体材料の混合割合は「高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては周波数が高くなるにつれ比透磁率が1よりも高い値から緩やかに下降して比透磁率が1の値に向けて集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては周波数が低くなるにつれ比透磁率が飽和状態の高い比透磁率の値に向けて緩やかに上昇しつつ集束する態様を呈し、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域と高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域との間の周波数帯域においては周波数が高くなるに従って比透磁率が急激に低下する特性部分をもち、以て、基体は、低周波帯域用アンテナ部品の共振周波数帯域においては磁性体基体として振る舞い、高周波帯域用の放射電極の共振周波数帯域においては誘電体基体として振る舞う」ように調整設定されていることを特徴とするアンテナ構造。
  9. 基体を構成する混合材料の誘電体材料は、使用する高周波帯域での周波数の変化に対して比透磁率がほぼ変化しない特性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載のアンテナ構造。
  10. 請求項1乃至請求項の何れか一つに記載のアンテナ構造が設けられていることを特徴とする無線通信装置。
  11. アンテナ構造は、無線通信装置に内蔵されている回路基板における回路構成用部品の搭載領域を避けた回路基板端縁部分に設けられていることを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
JP2007530912A 2005-08-12 2006-03-09 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置 Expired - Fee Related JP4508242B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005234666 2005-08-12
JP2005234666 2005-08-12
PCT/JP2006/304620 WO2007020728A1 (ja) 2005-08-12 2006-03-09 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007020728A1 JPWO2007020728A1 (ja) 2009-02-19
JP4508242B2 true JP4508242B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=37757398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007530912A Expired - Fee Related JP4508242B2 (ja) 2005-08-12 2006-03-09 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4508242B2 (ja)
WO (1) WO2007020728A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101743666B (zh) 2007-07-18 2013-04-03 富士通株式会社 无线标签以及无线标签的制造方法
JP4770810B2 (ja) * 2007-07-30 2011-09-14 Tdk株式会社 無線送信機
JP2009212923A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Denso Corp 複合アンテナ、通信装置、および電子キーシステム
US7825860B2 (en) * 2008-04-16 2010-11-02 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Antenna assembly
EP2453519A4 (en) * 2009-07-06 2013-01-16 Samsung Electronics Co Ltd WIRELESS ENERGY TRANSMISSION SYSTEM AND RESONATOR FOR THE SYSTEM
US9190711B2 (en) 2010-07-28 2015-11-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Antenna device and communication apparatus including the same
JP4883208B2 (ja) * 2010-07-28 2012-02-22 パナソニック株式会社 アンテナ装置及びこれを備えた通信装置
GB2500136B (en) 2010-10-15 2015-02-18 Microsoft Corp Parasitic folded loop antenna
GB2501385B (en) * 2010-10-21 2015-05-27 Murata Manufacturing Co Communication terminal device
JP5152395B2 (ja) * 2011-11-24 2013-02-27 パナソニック株式会社 アンテナ、アンテナ装置及び通信装置
JP6011910B2 (ja) * 2012-05-07 2016-10-25 日立金属株式会社 アンテナ装置
JP6239176B1 (ja) * 2017-04-21 2017-11-29 株式会社Maruwa アンテナモジュール

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050924A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Sansei Denki Kk 広帯域内蔵アンテナ、および、その構成方法
JP2002171126A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JP2003060425A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Sony Corp 低姿勢小型アンテナおよび同構成方法
JP2003234617A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Yokowo Co Ltd 複合アンテナ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05299925A (ja) * 1992-04-22 1993-11-12 Mitsubishi Electric Corp 移動体アンテナ装置
JPH0969717A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Murata Mfg Co Ltd チップアンテナ
JPH09130112A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Murata Mfg Co Ltd チップアンテナ
JP3297601B2 (ja) * 1996-04-25 2002-07-02 京セラ株式会社 複合アンテナ
JPH11297532A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Murata Mfg Co Ltd 電子部品及びその製造方法
JP3471620B2 (ja) * 1998-07-08 2003-12-02 内田油圧機器工業株式会社 クローズドセンター型電磁比例方向制御弁を使用したブリードオフ制御方法
JP2000278037A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Tdk Corp チップアンテナ
EP1306923B1 (en) * 2000-08-04 2006-10-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna device and radio communication device comprising the same
JP3420232B2 (ja) * 2001-11-16 2003-06-23 日本アンテナ株式会社 複合アンテナ
JP2004048369A (ja) * 2002-07-11 2004-02-12 Alps Electric Co Ltd 複合アンテナ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050924A (ja) * 2000-08-01 2002-02-15 Sansei Denki Kk 広帯域内蔵アンテナ、および、その構成方法
JP2002171126A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JP2003060425A (ja) * 2001-08-13 2003-02-28 Sony Corp 低姿勢小型アンテナおよび同構成方法
JP2003234617A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Yokowo Co Ltd 複合アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007020728A1 (ja) 2007-02-22
JPWO2007020728A1 (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4508242B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
US7768462B2 (en) Multiband antenna for handheld electronic devices
JP3895737B2 (ja) 多周波共用アンテナ及び小型アンテナ
JP4003077B2 (ja) アンテナ及び無線通信機
US8872708B2 (en) Antennas for handheld electronic devices
US7864123B2 (en) Hybrid slot antennas for handheld electronic devices
US7551142B1 (en) Hybrid antennas with directly fed antenna slots for handheld electronic devices
EP1524723B1 (en) Antenna device and portable radio communnication terminal
JP4129803B2 (ja) アンテナ及び携帯無線通信機
JP4238915B2 (ja) アンテナ装置及び無線通信機
JP3713476B2 (ja) 移動通信端末
JP2000004116A (ja) 移動通信装置用アンテナ
US7639194B2 (en) Dual-band loop antenna
JP2002299933A (ja) アンテナの電極構造およびそれを備えた通信機
US20050174296A1 (en) Antenna and wireless communications device having antenna
JP4073789B2 (ja) 誘電体アンテナ及びそれを内蔵する移動体通信機
US7408510B2 (en) Patch antenna
JP4944708B2 (ja) ループアンテナ
JP2006352673A (ja) 通信端末及びアンテナの実装方法
JP2004282534A (ja) アンテナ装置及び無線通信端末装置
JP7324858B2 (ja) アンテナ装置および無線通信装置
WO2024012659A1 (en) Cavity-slot antenna apparatus and wireless communication apparatus
WO2021074972A1 (ja) アンテナ装置および無線通信装置
JP4400427B2 (ja) 携帯無線機
WO2014002378A1 (ja) アンテナ装置及び携帯無線機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees