JP4507840B2 - 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4507840B2
JP4507840B2 JP2004324172A JP2004324172A JP4507840B2 JP 4507840 B2 JP4507840 B2 JP 4507840B2 JP 2004324172 A JP2004324172 A JP 2004324172A JP 2004324172 A JP2004324172 A JP 2004324172A JP 4507840 B2 JP4507840 B2 JP 4507840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording
thin film
head
magnetic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004324172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006134513A (ja
Inventor
直人 小島
直紀 井手
正彦 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004324172A priority Critical patent/JP4507840B2/ja
Priority to US11/268,086 priority patent/US20060114756A1/en
Publication of JP2006134513A publication Critical patent/JP2006134513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4507840B2 publication Critical patent/JP4507840B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/1278Structure or manufacture of heads, e.g. inductive specially adapted for magnetisations perpendicular to the surface of the record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59677Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks with optical servo tracking
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0021Thermally assisted recording using an auxiliary energy source for heating the recording layer locally to assist the magnetization reversal

Description

本発明は、磁気記録媒体への情報記録時に、対象となる記録部を光照射によって局所的に加熱し、この加熱によって局所的に保磁力を低下させて情報の記録を行う光(熱)アシスト磁気記録用の光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法に関する。
記録媒体に対する記録容量の増大化の要求に伴って、益々高記録密度化の要求が高まっている。
磁気記録において、垂直磁化記録は、面内記録に比して高記録密度化が図られるが、いずれの記録態様においても、高記録密度化、低ノイズ化を図るには、磁気記録媒体における記録磁性層の保磁力を高める必要がある。
磁気記録媒体に対する磁気記録は、記録情報に応じて、異なる向きの磁界を、磁気記録ヘッドによって磁気記録媒体の強磁性の記録磁性層の特定局所領域に与えることによって、この特定局所領域における磁化の向きを変化させた記録磁区による情報ピットを形成することによってなされる。
このような磁化による記録方式における情報の記録密度の限界は、異なる磁化による記録磁区間に生じる境界のゆらぎ、すなわち磁区間の境界面の乱れや不確定性で決定される。また、このゆらぎが記録情報信号のジッターとなって現れ、S/Nの低下をきたすなどの問題も生じる。
この境界のゆらぎは、磁区に存在する磁性粒子、すなわち磁性層を構成する磁性粒子のサイズを小さくすることによって抑制できるが、このように磁性粒子のサイズを小さくすると、熱的安定性が低下して、熱による磁化方向の変化が生じやすくなる。したがって、この熱的安定性を確保するためには保磁力を更に高めることが必要になる。
したがって、上述したように、磁気記録媒体の記録密度を決定する磁区(ビット)の境界のゆらぎを小さくし、更に情報記録や長期保存の安定化を向上させるには、保磁力すなわち磁気異方性エネルギーの高い磁気記録媒体が必要となる。
これに伴って、磁気記録がなされる磁気ヘッドにおいては、強力な記録磁界を発生することができ、しかも、高記録密度化を図る上で、記録磁界を狭小領域で発生させる磁気ヘッドが必要となる。
しかし、このような磁気ヘッドを、より小型構造で得ることに限界がある。
これに対し、磁気記録ヘッドによる磁界印加がなされるべき磁気記録媒体の所定箇所に対してレーザ光を照射して加熱することによって一時的に材料の保磁力を低下させて磁気記録を行う、光アシスト(または熱アシスト)による磁気記録方法を行うことのできる磁気記録ヘッドが提案された(例えば特許文献1参照)。
ところで、上述したレーザ光照射による光(熱)アシストによる記録方法による場合、目的とする磁気記録部の保磁力を必要充分に低下させるだけの熱量をレーザ光照射で得られること、記録密度を高める上で目的とする記録部以外では、保磁力低下を来たすことがないようにレーザ光を絞り、更に磁界印加部とレーザ光照射スポットが一致もしくは近接する最適位置関係に設定されることが望まれる。
このように、レーザ光を、所定位置に充分な光量をもって照射するには、光学レンズを用いる方法が有効である。
特許2809688号公報
上述したように、光アシスト磁気記録を行う場合、レーザ光を光学レンズ系を用いて、磁気記録媒体の所定部に照射することが望ましいが、通常の光学レンズ系におけるように、ファーフィールド対応のレンズを用いるのでは、その光スポットが、磁気ヘッドによる記録磁界領域より大きすぎて、前述した目的とする記録部を限定的に加熱し、保磁力低下を他部に及ぼすことなく、目的とする記録部に限定的に行うようにすることは困難である。
また、この場合、レーザ光のスポット上に記録磁気ヘッドが配置されることから、この記録磁気ヘッドによって、レンズから磁気記録媒体に向かう光路が遮断されて、レーザ光が磁気記録媒体上の目的とする位置に到達することができない。
このような不都合を回避するには、磁気記録媒体の裏面からレーザ光を入射する対向型配置とすることが考えられるが、この場合は、記録膜上の磁界のスポット位置と、レンズの焦点を一致させることの新たな制御機構ないしは制御方法を必要とする。
そこで、上述した光アシスト記録にあっては、ニアフィールド型レンズを用いることが望まれる。
しかしながら、このニアフィールド型レンズは、磁気記録媒体に極めて近接して配置されるものであることから、記録磁気ヘッドの配置に問題が生じる。
本発明においては、ニアフィールド型構成として、充分小さいスポットを光照射対象の磁気記録媒体上に形成でき、しかも、磁気ヘッドの配置によってレーザ光が遮られる不都合を効果的に改善し、更に、製造の簡易化を図ることができるようにした光アシスト型磁気記録ヘッドと、この光アシスト型磁気記録ヘッドを有する磁気記録装置と、光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法を提供するものである。
本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドは、対物レンズ、及び半球あるいは超半球レンズから構成され、実効開口数が1.0以上であり、近接光を発生するための集光レンズ系を有し、前記半球あるいは超半球レンズの内部に記録用薄膜磁気ヘッドが埋め込まれた構造を有することを特徴とする。
またさらに、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記記録用薄膜磁気ヘッドは、記録磁界を発生する薄膜磁極による主磁極と、記録補助用の薄膜磁極による副磁極と、磁界発生用薄膜コイルとによる垂直磁気記録用の磁気記録ヘッドであることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記半球あるいは超半球レンズは、その底面が中心部に突出部を有する平面もしくは円錐面とされていることを特徴とする
た、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記主磁極は、前記底面の前記突出部から、前記半球あるいは超半球レンズの内部に、前記半球あるいは超半球レンズの光軸に近接平行して配置されて成ることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記主磁極は、前記半球あるいは超半球レンズの底面側で断面小とされたことを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記主磁極が、前記集光レンズ系の光軸に近接平行して配置され、近接光の開口構造が、前記集光レンズ系の光軸上に形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記記録用薄膜磁気ヘッドが、先端部間に磁気ギャップが形成された第1及び第2の薄膜磁極と、磁界発生用薄膜コイルとを有するリング型インダクティブ磁気ヘッドによることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記磁気ギャップの中心が、前記集光レンズ系の光軸に近接する位置に選定され、近接光の開口構造が、前記集光レンズ系の光軸上に形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記記録用薄膜磁気ヘッドは、記録磁界を発生する薄膜磁極による主磁極と、記録補助用の薄膜磁極による副磁極と、磁界発生用薄膜コイルとを有し、該コイルの端末部が前記半球あるいは超半球レンズの外面に形成された電極に延長され、該電極を介して外部配線に接続され成ることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、前記記録用薄膜磁気ヘッドが磁界発生用薄膜コイルを有し、該コイルが透明導電材料によって形成されて成ることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光アシスト型磁気記録ヘッドにおいて、半球あるいは超半球レンズの内部に、前記記録用薄膜磁気ヘッドと共に、磁気抵抗効果型薄膜再生磁気ヘッドが配置されて成ることを特徴とする。
本発明による磁気記録装置は、レーザ光源と、光アシスト磁気記録ヘッドと、該光アシスト磁気記録ヘッドの磁気記録媒体とのギャップを規定もしくは制御するギャップ調整手段とを有し、前記光アシスト磁気記録ヘッドは、前記磁気記録媒体に対し磁界を発生させる記録用薄膜磁気ヘッドと、前記磁気記録媒体に対し前記レーザ光源からのレーザ光を集光する集光レンズ系とを有し、該集光レンズ系は、対物レンズ及び半球あるいは超半球レンズから構成され、実効開口数が1.0以上とされ、前記磁気記録媒体に対する情報の記録を、前記ギャップ調整手段によって前記磁気記録媒体に対する前記光アシスト磁気記録ヘッドのギャップ調整がなされた状態で、前記集光レンズ系により前記レーザ光源からのレーザ光を前記磁気記録媒体に集光照射させて、前記薄膜磁気ヘッドからの磁界発生による情報の記録を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記ギャップ調整手段が、浮上スライダより成り、該浮上スライダに前記光アシスト磁気ヘッドが搭載されて成ることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記磁気記録媒体に照射された前記レーザ光の反射光の検出手段を具備し、該検出手段による検出出力によって、前記ギャップ調整手段のギャップサーボ信号を得ることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記光アシスト磁気ヘッドが2軸アクチュエータに搭載され、該2軸アクチュエータによって前記光アシスト磁気ヘッドの光軸方向及びこれと直交する方向の2軸調整がなさることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記反射光の検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記光学系による上記磁気記録媒体に対するフォーカシングサーボ信号を得ることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記反射光の検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記記録用薄膜磁気ヘッドによる上記磁気記録媒体に対する磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、記録トラックの長手方向と交叉する方向に関してランド・アンド・グルーブの凹凸が形成された磁気記録媒体が用いられ、該磁気記録媒体に対する上記レーザ光の反射光の上記検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記記録用薄膜磁気ヘッドによる上記磁気記録媒体に対する磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることを特徴とする。
また、本発明は、上記磁気記録装置において、前記磁気記録媒体が、記録層の下に軟磁性層を有することを特徴とする。
本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法は、所定の波長帯の光を透過する第1の光学部材の端面に溝を形成する工程と、該溝内に記録用薄膜磁気ヘッドを形成する工程と、該記録用薄膜磁気ヘッド上を、保護膜を構成する絶縁膜によって覆う工程と、 前記保護膜を平坦化研磨する工程と、前記第1の光学部材上に、上記溝内の上記記録用薄膜磁気ヘッドを挟み込んで、前記同一の波長帯の光を透過する第2の光学部材を接合して接合体を形成する工程と、該接合体を球面研磨して上記薄膜磁気ヘッドが内部に埋め込まれた半球状または超半球状の光学レンズを形成する工程を有することを特徴とする。
また、本発明は、上記光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法において、前記溝内に記録用薄膜磁気ヘッドを形成する工程が、前記溝内に高透磁率材による第1の薄膜磁極を形成する工程と、該第1の薄膜磁極上に絶縁膜を形成した後、金属導体薄膜による磁界発生用薄膜コイルを形成する工程と、該磁界発生用薄膜コイル上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁層上に高透磁率材による第2の磁極を形成する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法において、前記半球状または超半球状の光学レンズの形成工程後に、該半球状または超半球状の光学レンズの外面に電極を形成する工程を有し、前記磁界発生用薄膜コイルの形成工程において、該半球状または超半球状の光学レンズ内の前記磁界発生用薄膜コイルの端末部を、前記第1の光学部材の前記第2の光学部材との接合面に延長形成して、前記半球状または超半球状の光学レンズの外面の電極に接続されるようにしたことを特徴とする。
上述したように、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドは、その集光レンズ系を、対物レンズ、及び半球あるいは超半球レンズによる構成とすることによって、実効開口数が1.0以上とし、近接光を発生する構成としたことにより、目的とする磁気記録媒体上でのスポット径を充分小さくできるものである。更に、本発明においては、その集光レンズ系の半球あるいは超半球レンズの内部に、レンズ内部における磁気ヘッドによる光遮蔽を効果的に回避できるものである。
すなわち、本発明においては、開口数が1.0以上、すなわち、広角入射を図ったことによって、磁気ヘッドをレンズ間に配置したにも拘わらず、磁気ヘッドによる遮光効果の低減を図ることができる。また、この磁気ヘッドの構成を薄膜ヘッドとしたことによって、更にこの遮蔽効果を抑制できるものである。したがって、磁気記録媒体の所定の記録部のみに小径スポットで必要充分に加熱でき、局部的に保磁力を低下させることができる。
そして、レンズ内部に記録用磁気ヘッドを配置したことによって、レンズを充分磁気記録媒体に近接することができるものである。
そして更に、記録磁界の印加位置を光アシストのスポットとを理想的位置関係の、すなわち両者をほぼ一致もしくは近接させることができるものである。
また、上述したようにレンズ内に磁気ヘッドが配置された構成としたことにより、磁気ヘッドの機械的保持が、安定してなされることから、薄膜技術によって充分薄型小型に構成でき、磁界印加を微小領域に行う構成とすることができるものである。
また、本発明による磁気記録装置は、上述した本発明による光アシスト型磁気ヘッドを用いたことにより、上述したと同様の効果が得られる。そして、ギャップ調整手段を設けたことによって、磁気記録媒体に対する光アシスト型磁気ヘッドのギャップを所要に設定できることから、安定した記録動作を行うことができる。
そして、光アシスト構成によってレーザ光を用いるので、このレーザ光の磁気記録媒体から反射光(戻り光)によってギャップサーボ、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボ信号を得ることができ、磁気ヘッドの媒体に対する位置関係を特段の手段を設けることなく行うことができるものである。
また、本発明製造方法によれば、本発明による光アシスト型磁気ヘッドを構成する記録用薄膜磁気ヘッドが内蔵された半球もしくは超半球レンズを、レンズの形成と同時に作製することから、製造の簡易化と、レンズと磁気ヘッドの信号関係の精度を高めることができるものである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、本発明は、この実施の形態に限られるものでない。
まず、本発明による磁気記録装置の実施の形態を、この磁気記録装置を構成する本発明による磁気記録ヘッドの実施の形態とともに説明する。
図1は、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドを有する磁気記録装置の概略構成図である。
この実施の形態において、磁気記録装置12は、図1に示すように、レーザ光源6と、光アシスト型磁気記録ヘッド1と、磁気記録媒体11例えば磁気ディスクが配置されて回転駆動される磁気記録媒体11の配置部61と、レーザ光源6と光アシスト型磁気記録ヘッド1との間に配置されたビームスプリッタ7と、光アシスト型磁気記録ヘッド1からの磁気記録媒体11に照射した光の反射光(戻り光)を検出する反射光検出手段8と、この検出出力を演算することによって所望のサーボ信号例えばフォーカシング、トラッキング等の各サーボを行う。
光アシスト型磁気記録ヘッド1は、対物レンズ3と、半球あるいは超半球レンズ(以下半球/超半球レンズと記す)2とによって構成され、実効開口数が1.0以上とされる集光レンズ系を有し、その半球/超半球レンズ2内に、記録用薄膜磁気ヘッド20が配置されて成る。
図2は、この磁気記録装置を構成する集光レンズ系の構成を示す模式的斜視図である。
記録用薄膜磁気ヘッド20は、垂直磁気記録用の磁気ヘッド構成とすることができ、この場合の例を図2に模式的に示す。この垂直記録型記録ヘッド20は、それぞれ薄膜磁極による記録磁界発生用の磁極22と、その記録補助用の副磁極23と、磁界発生用の薄膜コイル24とを有して成る。
この薄膜コイル24には、信号電源5が接続されて、記録信号電流が導入される。
磁気記録媒体11の配置部61は、例えばディスク状の磁気記録媒体が載置された状態で、スピンドルモータ10によって回転駆動するようになされている。
磁気記録媒体11例えばハードディスクは、例えばガラスによる基板11a、記録層11cと、例えば垂直記録において記録層11cの基板11a側に透磁率の高い軟磁性層11bを有する構成とし得る。
この構成による磁気ヘッドにおいて、その薄膜コイル24に記録信号電流が印加されると、薄膜コイル24の中心軸に沿って磁束が発生する。発生した磁束は主磁極22を通過し、磁気記録媒体11に対向する先端部で磁化が集中する。この場合、磁気記録媒体11に、上述した軟磁性層11bが存在すると、鏡像効果により媒体表面に垂直な磁束が発生し、記録層11cに垂直な記録磁界が印加される。かつ軟磁性層11bによる鏡像効果により、発生する記録磁界は、主磁極22の先端径とほぼ同程度の範囲にのみ分布するので、主磁極22先端を微細化することにより、局所的に記録磁場を印加することが可能となるものである。
上述の構成において、対物レンズ3と半球/超半球レンズ2の組み合わせによるレンズ系4は、近接場光記録で用いられる所謂SIL(Solid Immersion Lens)やSuper−SIL構成であり、実効的開口数1.0を超える近接場光の発生がなされるものである。
通常、単体の対物レンズによる集光スポット径は、光の回折限界によって、光の波長をλとし、対物レンズの開口率をNAobjとするとλ/NAobj程度までにしか絞ることができない。しかし、上述のSILレンズ系やSuper−SILレンズ系によれば、半球及び超半球の光学レンズの焦点面すなわち底面で、それぞれ光学レンズの屈折率をnとすると、スポット径を1/n及び1/nにまで縮小低減できる。
更に、これらの構成による光学レンズの底面を記録媒体に対向させ、記録媒体との間隙をλ/10以下とした場合には、近接場光による結像作用によって、光学レンズ2の底面におけるのと同様に、磁気記録媒体11上に直径1/n及び1/nの光スポットを形成できる。
上述した図1の構成において、レーザ光源6からのレーザ光は、ビームスプリッタ7を透過して、集光レンズ系4に導入され、その対物レンズ3によって集光されて、半球/超半球レンズ2に入射する。この入射光は、半球/超半球レンズ2の底面及この底面に近接対向する磁気記録媒体11に集光スポットが形成される。したがって、この底面側に配置された記録用薄膜磁気ヘッド20の磁界発生用の主磁極22によって磁気記録媒体11に対する記録磁界印加により記録がなされる目的とする記録部もしくはその近傍にレーザ光の微細スポットが照射される。したがって、このレーザ光の照射スポットによって、目的とする垂直記録部の昇温がなされ、この記録部の保磁力を局部的に低下させることができる。すなわち光(熱)アシストがなされる。
そして、この光アシストに用いた光は、その一部が、磁気記録媒体11の表面から反射されて、レンズ系4を通じてビームスプリッタ7に導入され、これによって光路が入射光路と分離されて反射光検出手段8に導入される。
この反射光検出手段8は、例えば通常の光ディスクの光ピックアップにおける光検出手段と同様に、複数の分割フォトダイオードにより、反射光のファーフィールド成分を検出する。これらの出力を用いて、それぞれ所要の演算がなされて、フォーカシングサーボ信号、トラッキングサーボ信号等が得られる。さらに、この本発明構成においては、磁気記録媒体表面からの反射光のうち、ニアフィールド成分の反射光量が、集光レンズ系4と磁気記録媒体11との間隔、すなわちギャップ量に比例して変化する。そこで、このニアフィールド成分の反射光量によりギャップサーボ信号を得ることができるものである。
そして、これらサーボ信号によって、フォーカシング、トラッキング制御を行い、更に、上述したギャップ調整手段62によるってギャップ制御を行う。
これら、フォーカシング、トラッキング及びギャップ制御は、後述するように、集光レンズ系4を、2軸アクチュエータに搭載し、この2軸アクチュエータによって行うことが
できる。
半球/超半球レンズ2は、種々の構成を採り得るものであり、例えば図1及び図3Aに示すように、底面の中央部に、外部に突出する突出形状部2Pを形成し、ここに集光点を形成するようにすることもできる。この突出部2Pの形状としては、図1及び図3Aで示した円筒形状とすることもできるし、図3Bに示すように円錐形状とすることができる。あるいは切頭円錐形状、角柱形状、半球面の曲面形状とすることができる。このようにして、集光部において、底面を突出させて磁気記録媒体11との間隔を近接場光によるスポットを形成する狭隘な間隔(ギャップ)に設定しときに問題となるレンズの傾きによって半球状または超半球状の光学レンズ2の集光部周辺において、その底面が、不用意に磁気記録媒体面に接触することを回避することができる。
図4Aと図4Bとは、それぞれ、本発明による垂直記録用の光アシスト型磁気記録ヘッド1を構成する半球/超半球レンズ2の一例の構成を示す概略断面図と、この半球あるいは超半球レンズ2の要部の断面図である。
この場合、半球/超半球レンズ2内にそれぞれ薄膜コイルによる記録磁界発生用の主磁極22と、その補助用の副磁極23とが積層され、副磁極23の、主磁極と磁気的に結合するL字状屈曲部に薄膜コイル24が巻回されるパターンとすることができる。そして、主磁極22は、図4Aに示すように、半球/超半球レンズ2の、入射光L及び集束光L
の光軸Oに、もしくは光軸Oに近接平行して形成される。
光アシスト磁気記録用の磁気記録ヘッド及び磁気記録装置においては、記録媒体11の目的とする所定部に対する、光スポットの形成位置と磁界の印加位置を正確に合わせる必要がある。記録効率を高めるためには、記録磁界・印加位置と光スポット中心は、なるべく近接していることが望ましい。なぜなら両者の距離が大きくなるにつれ、温度勾配、および最高到達温度が低下してしまい、記録効率が低減してしまうからである。しかし磁極による光の遮蔽を避けるように磁極を配置するためには、記録磁界の印加位置と光スポット中心が離れていたほうが容易である。レーザ光スポットによる媒体表面の昇温特性を解析した結果から、記録磁界印加中心と光スポット中心間距離は、数100nm以下、望ましくは50〜100nm程度が適当であると考えられる。
本発明による磁気記録ヘッドの構成によれば、後述する本発明による磁気記録ヘッドの製造方法によって、上述した主磁極22によって磁気記録媒体11上に印加形成される磁界の位置と、レーザ光Lに基づく集束光Lによって磁気記録媒体11上に形成される光スポットの位置との相対位置を、正確に選定することができる。
また、この例において主磁極22は、入射レーザ光L及び集束光Lの光路内に形成されているものの、光軸外でこれに近接して平行に形成されており、更に磁気記録媒体11に対する印加磁界を狭隘なものとするために、半球/超半球レンズ2の底面の例えば突出部において、半球/超半球レンズ2の頂部側におけるよりも断面小の例えば幅狭に形成される。しかし、底面とは反対側の頂部側においては、集光レンズ系4への入射レーザ光Lの、半球/超半球レンズ2への入射光Lの入射側の光束すなわち光路径が大であることから、これに比して主軸22は、断面形状例えばその径が小さく、この主磁極22による集束光Lの光路形成に対する遮蔽及び阻害は回避される。
また、副磁極23は、主磁極22に比して断面形状が大、例えば幅広、肉厚に形成されるが、集束光Lによって最終的に形成される半球/超半球レンズ2の底面及び磁気記録媒体11上の光スポットからは離れているため、集束光L光路全体に対する遮蔽量は一定以下となる。
副磁極23による集束光Lの遮蔽を光学シミュレーションで解析したところ、半球/超半球レンズ2の底面における収差の増大とスポットにおける光量減少はみられたものの、スポット径には殆ど変化がみられなかった。そして、このスポット光量は入射レーザ光Lの入射パワーを増大させることによって補うことができることから、磁気記録媒体11の所定部に対して所望の光照射が可能となる。
図5Aと図5Bとは、それぞれ、本発明の他の実施形態による半球あるいは超半球レンズの構成を示す概略断面図と、この半球あるいは超半球レンズの要部の断面図である。
この例では、ハードディスク用の磁気記録ヘッドで広く用いられている面内磁気記録を行うリング型構成によるインダクティブ型磁気記録ヘッド20を構成する光アシスト磁気ヘッドを構成するものである。
このリング型インダクティブ型の記録用薄膜磁気ヘッド20は、図5Bに示すように、所謂上部磁極と呼称される高透磁率材による第1の薄膜磁極22aと、所謂下部磁極と呼称される高透磁率材による第2の薄膜磁極23aとを有し、これら磁極間が、図5B、中矢印aで示す狭小間隙すなわち磁気ギャップを挟んで対向する構成を有する。
磁気ギャップは、その中心が光軸Oに近接する位置に選定される。なお、このリングインダクティブ型の記録用薄膜磁気ヘッド20による場合にも、後述するような、半球/超半球レンズ2の底面に開口構造が設けられた構成とすることができる。
磁界発生用薄膜コイル24で発生した磁束は、第1及び第2の薄膜磁極22a及び23aによる閉磁路内の磁気ギャップからの漏れ磁界による磁界が、記録磁界として磁気記録媒体11に印加される。このインダクティブ型の構成による磁気ヘッドにおいては、上述の記録磁界のうち、磁気記録媒体11の媒体面に平行な面内成分を用いて磁気記録を行う。
しかしながら、或る場合は、垂直成分を用いて垂直磁気記録を行うことも可能である。
図6Aと図6Bは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドを構成する半球あるいは超半球レンズ2の底面に開口構造を設けた構成を示す概略断面図と、半球あるいは超半球レンズの要部の構造を示す拡大断面図である。
この本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1を構成する記録用薄膜磁気ヘッド20は、半球/超半球レンズ2の底面の、集束光Lによる光スポット形成位置に、開口26Wが形成された例えば金属薄板による開口構造26を有する。
光は、その光自身の波長以下の微小開口を通常の伝播モードで通過することはできないことから、例えば開口構造26によって、半球/超半球レンズ2の底面の光透過領域が直径10nm〜100nmの開口26Wのみとされると、開口26Wからは、入射した光に代わって近接場光が開口周辺に発生する。
このような開口構造26による微小開口26Wが形成された構成により、半球/超半球レンズ2の底面及び記録媒体11上での光スポットの、スポット径と主磁極22からの相対位置とを正確に制御することが可能とされる。
なお、前述したように、記録効率を高めるためには、記録磁界・印加位置と光スポット中心は、なるべく近接していることが望ましい。なぜなら両者の距離が大きくなるにつれ、温度勾配、および最高到達温度が低下してしまい、記録効率が低減してしまうからである。一方磁極の配置をする上では光スポット中心と磁極間距離は離れていたほうが容易である。以上の点から、主磁極22からスポットまでの距離は数100nm以下、望ましくは50〜100nm程度とすることが好ましい。また、開口構造26を構成する材料としては、可視光域で表面プラズモン共鳴を発生させることが可能な銀(Ag)や金(Au)を用いることが、開口からの発生光量の増大を図ることができるため、特に好ましい。
図7は、本発明による磁気記録装置における、半球もしくは超半球レンズ2と、記録用薄膜磁気ヘッド20を構成する薄膜磁界発生用薄膜コイル24の電流を制御する信号電源5との関係を示す模式図である。
記録用薄膜磁気ヘッド20は、磁界発生用薄膜コイル24の巻回部24cが、半球あるいは超半球レンズ2内部の、入射光が光軸の周りに形成する円錐状の領域内に形成され、磁界発生用薄膜コイル24の端部24tが、半球あるいは超半球レンズ2の外面まで延長形成され、この外面に形成された電極63介して、外部配線によって信号電源5に接続されている。
このようにして、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1においては、記録用薄膜磁気ヘッド20を構成する磁界発生用薄膜コイル24に対して信号電源5から通電を行うことによって例えば垂直記録用ヘッド構成においては主磁極22から磁界の発生がなされる。
ここで、磁界発生用薄膜コイル24及び配線パターンは、銅(Cu)などの導電性金属薄膜によって構成することができるが、ITO(Indium-Tin-Oxide)などの透明導電材料によって構成することが好ましい。磁界発生用薄膜コイル24の巻回部は通常、直径10μm〜数100μm、厚さ数μmの領域に形成されるが、半球/超半球レンズ2を構成する材料と、屈折率などの光学的性質が等しいか類似した透明導電材料による構成とすることにより、磁界発生用薄膜コイル24による集束光Lの散乱や反射などが低減され、上述した光スポットの形状に対する影響も低減される。
また、光アシスト型磁気記録ヘッド1は、この配線パターンから半球/超半球レンズ2の外縁部に導出された箇所と、上述の信号電源5とが、例えば光学レンズ2の底部の配線パターン導出箇所や半球/超半球レンズ2の外部に形成された電極63におけるワイヤーボンディング等によって接続された構成とすることもできる。
図8は、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1の、半球/超半球レンズ2内に薄膜磁気再生ヘッドが積層形成された例の構成を示す概略断面図である。
本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1は、半球/超半球レンズ2中に、記録用薄膜磁気ヘッド20とは別に磁気再生ヘッド28が形成された構成とすることもできる。
磁気再生ヘッド28は、薄膜磁気抵抗(MR;Magneto Resistive)ヘッド、例えばNiFe薄膜による磁気抵抗(AMR;Anisotropic Mgneto Resistive)ヘッド、あるスピンバルブヘッド、巨大磁気抵抗(GMR;Giant Magneto Resistive)ヘッド、トンネリング磁気抵抗(TMR;Tunneling Magneto Resistive)ヘッドなどの高感度薄膜再生磁気ヘッドによって構成することができる。
このように半球/超半球レンズ2内に薄膜再生磁気ヘッド28が併設された構成により、光アシスト磁気記録用の記録用薄膜磁気ヘッド20と、再生磁気ヘッド28との間のアジマスロスの低減が図られ、磁気記録媒体11の記録密度の増大化が可能とされる。
本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1は、前述したギャップ調整手段62を兼ねる2軸アクチュエータに搭載されて、フォーカシング調整、トラッキング調整と、更にフォーカシング調整に重畳してギャップ調整を行うことができる。フォーカシング調整は、媒体表面からの反射光のファーフィールド成分を用い、レンズの結像点が媒体記録層と一致するように行う。フォーカシング調整により、レンズ底面と媒体表面との距離は、レンズの焦点深度の範囲、すなわち±100nm程度の範囲まで制御される。しかるのちにギャップ調整により、レンズ底面と媒体表面との距離を極めて近接させる。例えばレンズ底面と媒体表面との距離は20±2nm程度まで制御する必要がある。ギャップ検出信号としては、前述の、媒体表面からのニアフィールド成分の反射光量を用いることができる。レンズ底面と媒体表面との距離はnmオーダーで近接しているため、ギャップ制御は近接光場を発生させる意味で重要であるばかりでなく、レンズ表面/媒体表面の界面でのトライボロジー的信頼性を確保するうえでも極めて重要である。
図9Aと図9Bは、2軸アクチュエータを、磁気記録媒体11との関係と共に示した斜視図で、2軸アクチュエータの、2軸アクチュエータ機構を示した斜視図である。
この2軸アクチュエータは、2軸アクチュエータ機構41が粗動アクチュエータ機構42を具備し、この粗動アクチュエータ機構42によって磁気記録媒体11例えば磁気ディスクのラジアル方向に粗動調整がなされる。
2軸アクチュエータ機構41は、集光レンズ系4が搭載され、図9Bに示すように、上述の2軸アクチュエータ機構41が、支持ばね41aによって、例えば支持体29内に集光レンズ系4が支持され、第1及び第2のボイスコイルモータ41b及び41cによって、前述したトラッキングサーボ信号によって磁気記録媒体11の媒体面に水平な方向すなわちトラッキング方向(矢印xで図示)に移動調整し得るようになされ、フォーカスサーボ信号と更にギャップサーボ信号によって光軸方向すなわち媒体面に垂直な方向すなわちフォーカス方向(矢印yで図示)とに対する駆動がなされる構成とする。
図10は、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッド1の、ギャップを一定に保持するギャップ調整手段62を浮上スライダ構成とした場合の一部を断面とする側面図である。この浮上型構成においては、サスペンション13の遊端に支持されたスライダ14に、光アシスト型磁気ヘッド1が搭載され、磁気ヘッド1と対向する磁気記録媒体の移動もしくは回転によって浮上するスライダの浮上量によって光アシスト型磁気ヘッド1と媒体11とのギャップが規定される構成による。
本発明による磁気記録装置1においては、上述したアクチュエータによる集光レンズ系4及び光アシスト型磁気記録ヘッド1の制御による能動制御型の構成に限らず、半球/超半球レンズ2に対向する磁気記録媒体11の移動もしくは回転(矢印で図示)によって浮上をなされる受動制御型の構成とすることもできる。また、この構成における浮上スライダ14及びこのスライダによる浮上機構が、上述したギャップ調整手段を兼ねる構成とすることもできる。
次に、本発明による磁気記録ヘッドの製造方法の実施の形態について説明する。
図11A〜図11D、図12A〜図12Cは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の説明に供する工程図である。
まず、所定の波長帯の光を透過する、例えば光学ガラス、SiC、アルミナ、石英、ダイヤモンド基板などによる第1の光学部材31を用意し、図11Aに示すように、この第1の光学部材31の所定位置に、フォトリソグラフィー及びエッチング、例えばDeep RIE(Reactive Ion Etching)法によって、深さ数μm〜数十μmの溝31aを形成する。
ここで、Deep-RIE法とは、通常のRIE法に比べてエッチング対象を深く垂直にエッチングする方法である。エッチングガスとしてSF及びCを用い、主にSFによってエッチングを行うとともに、主にCによってエッチングで形成される溝の側壁に保護膜を形成することによって、深く垂直なエッチングが可能とされる。
続いて、図11Bに示すように、先に形成した溝31a内の、最終的に得る磁気ヘッドにおける底部側すなわち端面側に、例えばレジストパターニングとメッキ或いはスパッタリングによって、高透磁率磁性材による第2の薄膜磁極すなわち副磁極23を形成し、この副磁極23の形成部を除く溝31a内に、副磁極23と等しい高さまで例えばSiO、アルミナ、レジストによる絶縁層32を形成する。
その後、図11Cに示すように、副磁極23の一部の上面に、レジストパターニングとメッキ或いはスパッタリングによって副磁極架橋部23bを形成し、この副磁極架橋部23aの形成部を除く副磁極23上及び絶縁膜32上に、層間絶縁膜33を形成する。
続いて、図11Dに示すように、レジストパターニングとメッキ或いはスパッタリングによって、例えばCu、アルミニウム(Al)、ITOなどの導体膜による巻回構造によるコイル24を形成する。
その後、図12Aに示すように、コイル24の上面及び側面を層間絶縁膜33の形成によって被覆し、副磁極架橋部23cを、副磁極架橋部23bの上にレジストパターニングとメッキ或いはスパッタリングによって形成する。
続いて、図12Bに示すように、副磁極架橋部23c上から、最終的に得る磁気ヘッド
における底部側すなわち端面側にかけて、レジストパターニングとメッキ或いはスパッタリングによって、例えば第1の薄膜磁極すなわち主磁極22を形成し、主磁極22から層間絶縁膜35に渡って、その上面を覆う保護膜として絶縁膜36を形成する。
その後、図12Cに示すように、第1の光学部材31と、溝31aの上部に形成された絶縁膜36とを平坦化研磨することによって、記録用薄膜磁気ヘッド20を第1の光学部材31の溝31a内に形成する。
ここでは記録用薄膜磁気ヘッドとして、垂直記録用磁気ヘッドにおける形成プロセスを示したが、リング型インダクティブヘッドも同様のプロセスで形成可能である。また再生用薄膜磁気ヘッドを併設する場合には、上記と同様のプロセスにより、再生用磁気ヘッドを形成した後、記録用磁気ヘッドの形成を行えばよい。このプロセスにより、記録ヘッドの方をレンズ光軸側に設置することができる。
図13A〜図13D、図14A〜図14Cは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の、上述の工程に引き続いての工程の説明に供する工程図である。
まず、図13Aに示すように、上述した磁気記録ヘッド構体の形成工程で得た、例えば同一端面に多数の記録用薄膜磁気ヘッド20が同時に形成された第1の光学部材31を用意し、この第1の光学部材31と同一の波長帯の光を透過する第2の光学部材41を、例えば光学接着剤による接着や、圧着加熱による溶着すなわちオプティカルコンタクト法によって、第1の光学部材31と、記録用薄膜磁気ヘッド20が形成された端面で、図13Bに示すように接合して接合体51を得る。
その後、図13Cに示すように、接合体51を第1の研磨手段52による機械研磨によって円柱状とし、この円柱状の接合体51に対して、先に形成した多数の記録用薄膜磁気ヘッド20の形成間隔に応じて、最終的に得る球状体中に記録用薄膜磁気ヘッド20が各1つずつ内包される間隔で機械研磨を行い、図14Aに示すように、粗球形状の球状体53を作製する。
続いて、図14Bに示すように、粗球形状の球状体53に対して、内面が半球型の湾曲面とされた、互いに対向する1組の第2の研磨手段54a及び54bによって粗球形状の球状体53を回転及び揺動して研磨することにより、所望の真球度及び表面粗度を有し、入射光に対して所定の収差量を示す球状体とする。
その後、図14Cに示すように、この球状体を所定のチップ55内に固定し、所定の高さを有する半球状または超半球状に成形することによって、記録用薄膜磁気ヘッド20を内包する半球/超半球レンズ2を得て、この半球/超半球レンズ2と前述した対物レンズ3とを所望の位置角度で組み合わせて集光レンズ系4を形成することによって、上述した、集光レンズ系4と記録用薄膜磁気ヘッド20とによる光アシスト型磁気記録ヘッド1を製造することができるものである。
なお、この光アシスト型磁気記録ヘッド1の製造において、予め磁界発生用薄膜コイル24を、最終的に半球/超半球レンズ2の外面となる第2の光学部材41との接合面に延長形成しておき、製造した半球/超半球レンズ2の外面に表出した磁界発生用薄膜コイル24の端末部に電極を形成して、信号電源5との接続を図る構成とすることができる。
なお、本発明による磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び磁気記録ヘッドの製造方法は、この実施の形態に限られるものではない。
例えば、本発明による磁気記録ヘッドにおいては、副磁極でなく、主磁極を内芯としてコイルが巻回形成された構成とすることもできるし、主磁極及び副磁極のそれぞれ一方に巻回するコイルが例えば複数形成された構成とすることもできる。
また、磁気記録媒体は、従来のハードディスクと同様の構成のほか、例えば記録トラックの長手方向と交叉する方向に関してランド・アンド・グルーブの凹凸が形成された構成とすることができ、この磁気記録媒体に対するレーザ光の照射に基づいて、その反射光の検出によって、光アシスト型磁気記録ヘッドによる磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることも可能である。
また、上述の実施の形態ではディスク状の磁気記録媒体に対する光アシスト磁気記録用の磁気記録装置と、この磁気記録装置を構成する磁気記録ヘッドを例として説明したが、本発明による磁気記録装置及び磁気記録ヘッドを、テープ状など他の磁気記録媒体に対する光アシスト磁気記録に適用することもできるなど、本発明は種々の変更及び変形をなされうる。
本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドを有する磁気記録装置の概略構成図である。 本発明による磁気記録装置を構成する集光レンズ系の構成を示す模式的斜視図である。 図3Aと図3Bとは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドを構成する半球/超半球レンズの構成の一例を示す概略構成図である。 図4A及び図4Bは、それぞれ、本発明による半球あるいは超半球レンズの一例の構成を示す概略断面図と、この半球あるいは超半球レンズの要部の構造を示す断面図である。 図5A及び図5Bは、それぞれ、本発明による半球あるいは超半球レンズの他の例の構成を示す概略断面図と、この半球あるいは超半球レンズの要部の構造を示す断面図である。 図6A及び図6Bは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドを構成する半球あるいは超半球レンズの底面に開口形成手段を設けた例の構成を示す概略断面図と、半球あるいは超半球レンズの要部の構造を示す断面図である。 本発明による磁気記録装置における、半球もしくは超半球レンズと、記録用薄膜磁気ヘッドを構成する薄膜磁界発生用薄膜コイルの電流を制御する信号電源との関係を示す模式図である。 本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの、半球もしくは超半球レンズ内に磁気再生ヘッドが形成された例の構成を示す概略断面図である。 図9A及び図9Bは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの、2軸アクチュエータによる構成の一例を示す、磁気記録媒体に対向する概略斜視図と、この2軸アクチュエータの一例の構成を示す概略斜視図である。 本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの、対向する磁気記録媒体の移動もしくは回転によって浮上をなされる構成による、一例の概略構成図である。 図11A〜図11Dは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の説明に供する工程図である。 図12A〜図12Cは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の説明に供する工程図である。 図13A〜図13Dは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の説明に供する工程図である。 図14A〜図14Cは、それぞれ、本発明による光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法の一例の説明に供する工程図である。
符号の説明
1・・・光アシスト型磁気記録ヘッド、2・・・半球/超半球レンズ、2a・・・記録用薄膜磁気ヘッド、3・・・対物レンズ、4・・・集光レンズ系、5・・・信号電源、6・・・レーザ光源、7・・・ビームスプリッタ、8・・・反射光検出手段、10・・・スピンドルモータ、11・・・磁気記録媒体、11a・・・基板、11b・・・軟磁性層、11c・・・記録層、12・・・磁気記録装置、13・・・サスペンション、14・・・スライダ、22・・・主磁極、22a・・・第1の薄膜磁極、23・・・副磁極、23a・・・第2の薄膜磁極、23b,23c・・・副磁極架橋部、24・・・磁界発生用薄膜コイル、26・・・開口構造、27・・・シールド、28・・・磁気再生ヘッド、29・・・支持体、31・・・第1の光学部材、31a・・・溝、32・・・絶縁膜、33・・・層間絶縁膜、35・・・層間絶縁膜、36・・・絶縁膜、41・・・第2の光学部材、51・・・接合体、52・・・第1の研磨手段、53・・・球状体、54a,54b・・・第2の研磨手段、55・・・チップ、61・・・磁気記録媒体の配置部、62・・・ギャップ調整手段

Claims (20)

  1. 対物レンズ、及び半球あるいは超半球レンズから構成され、実効開口数が1.0以上であり、近接光を発生するための集光レンズ系を有し、前記半球あるいは超半球レンズの内部に記録用薄膜磁気ヘッドが埋め込まれた構造を有し、前記記録用薄膜磁気ヘッドは、記録磁界を発生する薄膜磁極による主磁極と、記録補助用の薄膜磁極による副磁極と、磁界発生用薄膜コイルとによる垂直磁気記録用の磁気記録ヘッドである光アシスト型磁気記録ヘッド。
  2. 前記半球あるいは超半球レンズは、その底面が中心部に突出部を有する平面もしくは円錐面とされていることを特徴とする請求項1に記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  3. 前記主磁極は、前記半球あるいは超半球レンズの底面から、前記半球あるいは超半球レンズの内部に、前記半球あるいは超半球レンズの光軸に近接平行して配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  4. 前記主磁極は、前記半球あるいは超半球レンズの底面の前記突出部で断面小とされたことを特徴とする請求項2記載の光アシスト型磁気ヘッド。
  5. 前記主磁極が、前記集光レンズ系の光軸に近接平行して配置され、
    近接光の開口構造が、前記集光レンズ系の光軸上に形成されたことを特徴とする請求項1記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  6. 対物レンズ、及び半球あるいは超半球レンズから構成され、実効開口数が1.0以上であり、近接光を発生するための集光レンズ系を有し、前記半球あるいは超半球レンズの内部に記録用薄膜磁気ヘッドが埋め込まれた構造を有し、前記記録用薄膜磁気ヘッドは、先端部間に磁気ギャップが形成された第1及び第2の薄膜磁極と、磁界発生用薄膜コイルとを有するリング型インダクティブ磁気ヘッドによることを特徴とする光アシスト型磁気記録ヘッド。
  7. 前記磁気ギャップの中心が、前記集光レンズ系の光軸に近接する位置に選定され、
    近接光の開口構造が、前記集光レンズ系の光軸上に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  8. 前記記録用薄膜磁気ヘッドが磁界発生用薄膜コイルを有し、該コイルが透明導電材料によって形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  9. 半球あるいは超半球レンズの内部に、前記記録用薄膜磁気ヘッドと共に、磁気抵抗効果型薄膜再生磁気ヘッドが配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の光アシスト型磁気記録ヘッド。
  10. レーザ光源と、
    光アシスト磁気記録ヘッドと、
    該光アシスト磁気記録ヘッドの磁気記録媒体とのギャップを規定もしくは制御するギャップ調整手段とを有し、
    前記光アシスト磁気記録ヘッドは、記録磁界を発生する薄膜磁極による主磁極と、記録補助用の薄膜磁極による副磁極と、磁界発生用薄膜コイルとを備え、前記磁気記録媒体に対し磁界を発生させる垂直磁気記録用薄膜磁気ヘッドと、前記磁気記録媒体に対し前記レーザ光源からのレーザ光を集光する集光レンズ系とを有し、
    該集光レンズ系は、対物レンズ及び半球あるいは超半球レンズから構成され、実効開口数が1.0以上とされ、前記半球あるいは超半球レンズの内部に前記記録用薄膜磁気ヘッドが埋め込まれ、
    前記磁気記録媒体に対する情報の記録を、前記ギャップ調整手段によって前記磁気記録媒体に対する前記光アシスト磁気記録ヘッドのギャップ調整がなされた状態で、前記集光レンズ系により前記レーザ光源からのレーザ光を前記磁気記録媒体に集光照射させて、前記薄膜磁気ヘッドからの磁界発生による情報の記録を行うことを特徴とする情報記録装置。
  11. 前記ギャップ調整手段が、浮上スライダより成り、該浮上スライダに前記光アシスト磁気記録ヘッドが搭載されて成ることを特徴とする請求項10に記載の情報記録装置。
  12. 前記磁気記録媒体に照射された前記レーザ光の反射光の検出手段を具備し、
    該検出手段による検出出力によって、前記ギャップ調整手段のギャップサーボ信号を得ることを特徴とする請求項10に記載の情報記録装置。
  13. 前記光アシスト磁気記録ヘッドが2軸アクチュエータに搭載され、該2軸アクチュエータによって前記光アシスト磁気記録ヘッドの光軸方向及びこれと直交する方向の2軸調整がなさることを特徴とする請求項10に記載の情報記録装置。
  14. 前記反射光の検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記集光レンズ系による上記磁気記録媒体に対するフォーカシングサーボ信号を得ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  15. 前記反射光の検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記記録用薄膜磁気ヘッドによる上記磁気記録媒体に対する磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  16. 記録トラックの長手方向と交叉する方向に関してランド・アンド・グルーブの凹凸が形成された磁気記録媒体が用いられ、該磁気記録媒体に対する上記レーザ光の反射光の上記検出手段による検出出力から上記光アシスト磁気ヘッドの上記記録用薄膜磁気ヘッドによる上記磁気記録媒体に対する磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  17. 前記磁気記録媒体が、記録層の下に軟磁性層を有することを特徴とする請求項10に記載の情報記録装置。
  18. 所定の波長帯の光を透過する第1の光学部材の端面に溝を形成する工程と、
    該溝内に記録用薄膜磁気ヘッドを形成する工程と、
    該記録用薄膜磁気ヘッド上を、保護膜を構成する絶縁膜によって覆う工程と、
    前記保護膜を平坦化研磨する工程と、
    前記第1の光学部材上に、上記溝内の上記記録用薄膜磁気ヘッドを挟み込んで、前記同一の波長帯の光を透過する第2の光学部材を接合して接合体を形成する工程と、
    該接合体を球面研磨して上記薄膜磁気ヘッドが内部に埋め込まれた半球状または超半球状の光学レンズを形成する工程を有することを特徴とする光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法。
  19. 前記溝内に記録用薄膜磁気ヘッドを形成する工程が、
    前記溝内に高透磁率材による第1の薄膜磁極を形成する工程と、
    該第1の薄膜磁極上に絶縁膜を形成した後、金属導体薄膜による磁界発生用薄膜コイルを形成する工程と、
    該磁界発生用薄膜コイル上に絶縁膜を形成する工程と、
    該絶縁層上に高透磁率材による第2の磁極を形成する工程とを有することを特徴とする、
    請求項18に記載の光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法。
  20. 前記半球状または超半球状の光学レンズの形成工程後に、該半球状または超半球状の光学レンズの外面に電極を形成する工程と、金属導体薄膜による磁界発生用薄膜コイルを形成する工程と、を有し、前記磁界発生用薄膜コイルの形成工程において、該半球状または超半球状の光学レンズ内の前記磁界発生用薄膜コイルの端末部を、前記第1の光学部材の前記第2の光学部材との接合面に延長形成して、前記半球状または超半球状の光学レンズの外面の電極に接続されるようにしたことを特徴とする請求項18に記載の光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法。
JP2004324172A 2004-11-08 2004-11-08 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP4507840B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324172A JP4507840B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法
US11/268,086 US20060114756A1 (en) 2004-11-08 2005-11-07 Light-assisted type magnetic recording head, magnetic recording apparatus and laser-assisted type magnetic recording head manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324172A JP4507840B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006134513A JP2006134513A (ja) 2006-05-25
JP4507840B2 true JP4507840B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=36567238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004324172A Expired - Fee Related JP4507840B2 (ja) 2004-11-08 2004-11-08 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060114756A1 (ja)
JP (1) JP4507840B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008004535A1 (fr) * 2006-07-03 2008-01-10 Sharp Kabushiki Kaisha Curseur, curseur de type intégré et appareil d'enregistrement hybride
JP2009036759A (ja) * 2007-07-10 2009-02-19 Canon Inc 検知装置及び観測対象の光学的特性の変化を検知する方法
JP2009076166A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Sony Corp 光アシスト型磁気ヘッド装置、光アシスト型磁気記録装置及び光アシスト磁気記録方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000306283A (ja) * 1999-02-18 2000-11-02 Hitachi Maxell Ltd 記録再生方法、記録再生装置及び光磁気ヘッド
JP2001023230A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Nikon Corp 光ヘッド及び光記録再生装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69117323T2 (de) * 1990-04-16 1996-07-11 Hitachi Ltd Dünnfilm-Magnetkopf mit schmaler Spurbreite und dessen Herstellungsverfahren
US6552864B1 (en) * 1998-02-17 2003-04-22 Ramot At Tel Aviv University Ltd. Beam generation method and system
JPH11288537A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Hitachi Maxell Ltd 光磁気ヘッド
US6657927B1 (en) * 1998-08-04 2003-12-02 Hitachi Maxell, Ltd. Optical head and apparatus provided therewith
US6130864A (en) * 1999-03-04 2000-10-10 Terastor Corporation Method and apparatus for generating magnetic field for magneto-optic recording system
EP1433173A2 (en) * 2001-09-06 2004-06-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. Head arrangement with improved field characteristic for domain expansion technology
JP3799322B2 (ja) * 2002-11-15 2006-07-19 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ 磁気ディスク装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000306283A (ja) * 1999-02-18 2000-11-02 Hitachi Maxell Ltd 記録再生方法、記録再生装置及び光磁気ヘッド
JP2001023230A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Nikon Corp 光ヘッド及び光記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060114756A1 (en) 2006-06-01
JP2006134513A (ja) 2006-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8416530B2 (en) Write head with bevel structure and reverse NFT for HAMR
US8649245B2 (en) Direct waveguide light delivery to NFT for heat assisted magnetic recording
US8116034B2 (en) Thermally assisted magnetic head having main pole arranged between near-field light-generating portions and manufacturing method of same
US8472286B2 (en) Near field transducer having main body and wings extending therefrom and only electrically coupled thereby
JP2007207349A (ja) 近接場光発生部を備えた薄膜磁気ヘッド
US8760978B2 (en) Magnetic recording head and system having optical waveguide core and/or cladding of an alloyed oxide material
JP5028526B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッドおよび熱アシスト磁気ヘッドの組み立て方法
JP2009076166A (ja) 光アシスト型磁気ヘッド装置、光アシスト型磁気記録装置及び光アシスト磁気記録方法
JP4507840B2 (ja) 光アシスト型磁気記録ヘッド、磁気記録装置、及び光アシスト型磁気記録ヘッドの製造方法
JP4148258B2 (ja) 近接場光発生層を備えた薄膜磁気ヘッド
US6700838B1 (en) Planar coil structure for magneto-optical head
JP2001236685A (ja) 光ヘッド、光磁気ヘッド、ディスク装置、および光ヘッドの製造方法
JP5270829B2 (ja) 近接場光アシスト磁気記録ヘッド及びそれを用いた記録装置
US20080225673A1 (en) Information recording device and head
JP4442395B2 (ja) 光アシスト型磁気記録ヘッド及び磁気記録装置
JP2006286119A (ja) 光アシスト型磁気ヘッド、磁気記録装置、および光アシスト型磁気ヘッドの製造方法
JP4949313B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、および該情報記録媒体の製造方法
JP3617806B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド及びそれを用いた熱アシスト磁気記録装置
JP2006236482A (ja) 光磁気ヘッド及び記録再生装置
JP4370880B2 (ja) 光学素子の製造方法、記録及び/又は再生装置及び光学顕微鏡装置
JP2009157974A (ja) 光アシスト型磁気ヘッド装置及び光アシスト型磁気ヘッド装置
JP5097613B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、および該情報記録媒体の製造方法
JP2002032941A (ja) ヘッド位置調整方法及び記録再生装置
JP2000306283A (ja) 記録再生方法、記録再生装置及び光磁気ヘッド
JP2009059441A (ja) 光アシスト型磁気ヘッド装置、光アシスト型磁気記録装置及び光アシスト磁気記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees