JP4507525B2 - 情報処理システムおよび方法 - Google Patents

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本発明は情報処理装置および方法、プログラム、並びに記憶媒体に関し、特に、適切なプログラムにデータを処理させるようにした情報処理装置および方法、プログラム、並びに記憶媒体に関する。
非接触IC(Integrated Circuit)カードが、電車の定期券や電子マネーとして使用されている。
また、ブラウザに対してコンテンツを提供するビュー・サーバと、非接触ICカードであるオブジェクトと通信を行う通信サーバと、ビュー・サーバと通信サーバ間の動作を連携させるアプリケーション・サーバとを備えているサーバ装置がある(例えば、特許文献1参照)。このサーバ装置においては、オブジェクトから読み出しを行なう際に、通信サーバがアプリケーション・サーバに読み出し結果を通知することにより、通信サーバとビュー・サーバ間の同期をとる。
特開2003−141063号公報
しかしながら、非接触ICが使用されている非接触ICカードである定期券と通信して処理を実行する改札装置や、電子マネーである非接触ICカードと通信して処理を実行する端末装置などでは、そのサービスを提供する端末装置上で、そのサービス専用のアプリケーションプログラムが常に実行されていなければならない。
特定のサービスを提供する端末装置に、他のサービスを受けるための非接触ICをかざしても(近接させても)、その端末装置は処理を実行しない。これは、特定のサービスを提供する端末装置は、他のサービスを受けるための非接触ICがかざされることを前提としていないからである。例えば、電子マネーとして使用される非接触ICカードを、改札装置に近づけても、その改札装置は、全く反応しない。
このため、使用者は、サービス毎に別々の非接触ICカードを持たなければならず、受けようとするサービス毎に非接触ICカードを選んで、さらに端末装置を選ばなければならないという、面倒な作業が必要であった。
本発明の情報処理システムは、サービスID、プログラム名と、そのプログラムを実行する第2の情報処理装置のネットワーク上のアドレスとの対応関係を示す対応表を備えた第1の情報処理装置と、当該第1の情報処理装置とネットワークを介して接続された第2の情報処理装置とからなる情報システムであって、前記第1の情報処理装置が、送信手段を有する記憶媒体から、非接触通信により、サービスIDを受信し、前記対応表を参照して、受信したサービスIDに対応するプログラム名とアドレスとを特定し、前記アドレスを用いて、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラム名に対応するプログラムの起動を要求し、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置からのプログラム起動要求により、前記第1の情報処理装置を介して、前記記憶媒体に対してサービスデータを要求し、前記記憶媒体が、サービスデータを前記第1の情報処理装置を介して前記第2の情報処理装置に送信し、前記第2の情報処理装置は、前記プログラムを実行することにより、サービスデータを処理し、処理結果を前記第1の情報処理装置に送信すると共に、当該処理が終了すると、その旨を示す情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置は、前記処理が終了した旨の情報を受信すると、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラムの終了を要求することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、サービスID、プログラム名と、そのプログラムを実行する第2の情報処理装置のネットワーク上のアドレスとの対応関係を示す対応表を備えた第1の情報処理装置と、当該第1の情報処理装置とネットワークを介して接続された第2の情報処理装置とからなる情報システムにおいて、前記第1の情報処理装置が、送信手段を有する記憶媒体から、非接触通信により、サービスIDを受信し、前記対応表を参照して、受信したサービスIDに対応するプログラム名とアドレスとを特定し、前記アドレスを用いて、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラム名に対応するプログラムの起動を要求し、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置からのプログラム起動要求により、前記第1の情報処理装置を介して、前記記憶媒体に対してサービスデータを要求し、前記記憶媒体が、サービスデータを前記第1の情報処理装置を介して前記第2の情報処理装置に送信し、前記第2の情報処理装置は、前記プログラムを実行することにより、サービスデータを処理し、処理結果を前記第1の情報処理装置に送信すると共に、当該処理が終了すると、その旨を示す情報を前記第1の情報処理装置に送信し、前記第1の情報処理装置は、前記処理が終了した旨の情報を受信すると、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラムの終了を要求することを特徴とする。
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、装置の情報処理を行うブロックであっても良い。
本発明の情報処理システムおよび方法においては、サービスID、プログラム名と、そのプログラムを実行する第2の情報処理装置のネットワーク上のアドレスとの対応関係を示す対応表が備えられた第1の情報処理装置と、当該第1の情報処理装置とネットワークを介して接続された第2の情報処理装置とからなる情報システムにおいて、前記第1の情報処理装置が、送信手段を有する記憶媒体から、非接触通信により、サービスIDが受信され、前記対応表を参照して、受信したサービスIDに対応するプログラム名とアドレスとが特定され、前記アドレスを用いて、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラム名に対応するプログラムの起動が要求され、前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置からのプログラム起動要求により、前記第1の情報処理装置を介して、前記記憶媒体に対してサービスデータを要求され、前記記憶媒体から、サービスデータが前記第1の情報処理装置を介して前記第2の情報処理装置に送信され、前記第2の情報処理装置は、前記プログラムが実行されることにより、サービスデータが処理され、処理結果が前記第1の情報処理装置に送信されると共に、当該処理が終了すると、その旨を示す情報が前記第1の情報処理装置に送信され、前記第1の情報処理装置は、前記処理が終了した旨の情報が受信されると、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラムの終了が要求される。
1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できるようにする。これにより、使用者は、記録媒体または装置を選択することなく、所望のサービスを簡単に受けられるようになる。
図1は、本発明に係るサービス提供システムの一実施の形態を示す図である。本発明に係るサービス提供システムは、例えば、電子マネーサービス、改札サービス、勤怠管理サービス、または入室管理サービスなどのサービスを非接触ICカードを使用する使用者に提供することができる。
パーソナルコンピュータ1は、サービスを提供する情報処理装置の一例であり、接続されている(または内蔵されている)リーダーライタ2を介して、非接触ICカード3と通信する。さらに、パーソナルコンピュータ1は、LAN(Local Area Network)4およびインターネット5を介してサーバ6と通信する。
パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムを特定する情報を基に、プログラムを実行する。または、パーソナルコンピュータ1は、LAN4およびインターネット5を介してサーバ6から送信されてくるプログラムを受信し、受信したプログラムを実行する。
また、パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムに処理されるデータを受信して、受信したデータを処理する。
パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムに処理されるデータを受信して、LAN4およびインターネット5を介して、受信したデータをサーバ6に送信する。サーバ6は、パーソナルコンピュータ1から送信されたデータを処理する。
さらに、または、パーソナルコンピュータ1は、パーソナルコンピュータ10にプログラムを実行させ、パーソナルコンピュータ10が実行するプログラムに、非接触ICカード3から送信されてくるデータを処理させる。
デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA(Personal Digital Assistant)9は、サービスを提供する情報処理装置の他の一例であり、内蔵されているリーダーライタ(図示せず)を介して、非接触ICカード3と通信する。さらに、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、LAN4およびインターネット5を介してサーバ6と通信する。
デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムを特定する情報を基に、プログラムを実行する。または、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、LAN4およびインターネット5を介してサーバ6から送信されてくるプログラムを受信し、受信したプログラムを実行する。
また、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムに処理されるデータを受信して、受信したデータを処理する。
デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、非接触ICカード3から送信されてくる、プログラムに処理されるデータを受信して、LAN4およびインターネット5を介して、受信したデータをサーバ6に送信する。サーバ6は、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9から送信されたデータを処理する。
または、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、パーソナルコンピュータ10にプログラムを実行させ、パーソナルコンピュータ10が実行するプログラムに、非接触ICカード3から送信されてくるデータを処理させる。
非接触ICカード3は、プログラムを特定する情報、サーバ6のインターネット5上のアドレス、およびプログラムに処理されるデータを記憶する。また、非接触ICカード3は、記憶している、プログラムを特定する情報およびプログラムに処理されるデータを、パーソナルコンピュータ1、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9に送信する。
LAN4またはインターネット5は、有線または無線により、データを伝送する。
サーバ6は、パーソナルコンピュータ1、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9が実行するプログラムを記録する。サーバ6は、記録している、パーソナルコンピュータ1、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9が実行するプログラムをLAN4およびインターネット5を介してパーソナルコンピュータ1、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9に送信する。
パーソナルコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1、デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9からの要求に応じて、プログラムを実行する。パーソナルコンピュータ10は、非接触ICカード3から送信されてくるデータを処理する。
以下、パーソナルコンピュータ1を情報処理装置の一例として、本発明の処理を説明する。デジタルカメラ7、携帯電話機8、またはPDA9は、パーソナルコンピュータ1と同様の処理を実行するので、その説明は省略する。
図2は、非接触ICカード3が記憶してるデータ、パーソナルコンピュータ1が記録しているデータおよび実行するプログラム、並びにサーバ6が記録しているプログラムおよび実行するプログラムの例を説明する図である。
非接触ICカード3は、プログラムを特定する情報(プログラム特定情報)の一例である、サービスID21を記憶する。例えば、サービスID21は、パーソナルコンピュータ1が実行するプログラムを特定する。
非接触ICカード3は、ネットワーク上のアドレスを特定するアドレス情報の一例である、アドレスデータ22を記憶する。例えば、アドレスデータ22は、インターネット5上のサーバ6のアドレスを示す。
また、非接触ICカード3は、プログラムに処理されるデータの一例である、サービスデータ23を記憶する。例えば、サービスデータ23は、プログラム特定情報で特定されるプログラムによって実行されるプログラムにより処理される。
例えば、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23が格納される領域は、XML(Extensible Mark-up Language)方式により記述されるデータフォーマット用のタグセット(DTD(Document Type Definition)(文書型定義))によって、確保される。このようにすることで、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23を格納する領域(のフォーマット)を自由に確保することができ、例えば、複数のサービスを提供するプログラムのそれぞれに対応する、複数のサービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23を記憶することができるようになる。
リーダーライタ2に近接されたとき、非接触ICカード3は、記憶している、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23をリーダーライタ2に送信する。
パーソナルコンピュータ1には、リーダーライタ2が接続されるか、または、パーソナルコンピュータ1は、リーダーライタ2を内蔵している。
パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から、サービスID21を受信し、ブラウザプログラム25を実行させる(立ち上げる)ランチャープログラム24を実行する。
ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ1が起動されたとき、自動的に起動され、パーソナルコンピュータ1が起動中、常に、実行される。すなわち、ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ1に常駐する。
後述するように、ランチャープログラム24は、起動後、非接触ICカード3が近接されたか否かを検出する、ポーリングの処理を常に実行する。
ブラウザプログラム25は、例えば、WWW(World-Wide Web)サーバであるサーバ6から提供される、データを閲覧するためのプログラムである。
ブラウザプログラム25は、ネットワーク27を介して、サーバ6に、プログラムの提供を要求し、サーバ6からプログラムが送信されてきたとき、これを受信する。ブラウザプログラム25は、受信したプログラムを実行する。例えば、ブラウザプログラム25は、ネットワーク27を介して、サーバ6から送信されてきた、アプレット26を受信して、受信したアプレット26を実行する。
図2におけるネットワーク27は、図1のインターネット5またはLAN4を含む。
サーバ6は、ネットワーク27を介して、アプレット26またはデータをパーソナルコンピュータ1に提供するサーバプログラム28を実行する。サーバ6は、アプレット26を記録している。サーバ6は、ネットワーク27を介して、アプレット26をパーソナルコンピュータ1に送信する。例えば、サーバ6は、パーソナルコンピュータ1のブラウザプログラム25から所定のアドレスのデータが要求された場合、そのアドレスに対応するデータおよびアプレット26をパーソナルコンピュータ1に送信する。
次に、パーソナルコンピュータ1の内部の構成例について図3を参照して説明する。
中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))101は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(登録商標)プロセッサ等で構成され、フロントサイドバス(FSB(Front Side Bus))102に接続されている。FSB102には、更に、ノースブリッジ103が接続されており、ノースブリッジ103(ハブ)は、AGP(Accelerated Graphics Port)110を有しているとともに、ハブインタフェース106に接続されている。
ノースブリッジ103は、例えば、インテル社製のMemory Controller Hubである82865PEなどで構成されており、CPU101およびRAM(Random Access Memory)104(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。更に、ノースブリッジ103は、AGP110を介して、ビデオコントローラ107を制御する。ビデオコントローラ107は、LCD(Liquid Crystal Display)151またはVGA(Video Graphics Array)方式のディスプレイ(以下、VGA152と記述する)をコントロールする。
ビデオコントローラ107は、CPU101から供給されるデータ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成するか、または、受信したデータをそのまま内蔵するビデオメモリ(不図示)に記憶する。ビデオコントローラ107は、LCD151またはVGA152に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。LCD151またはVGA152は、ビデオコントローラ107から供給されたデータを基に、画像または文字などを表示する。
ノースブリッジ103は、更に、キャッシュメモリ105とも接続されている。キャッシュメモリ105は、SRAM(Static RAM)などRAM104と比較して、より高速な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU101が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
なお、CPU101は、その内部に1次的な、キャッシュメモリ105に比較して、より高速に動作でき、CPU101自身が制御するキャッシュを有する。
RAM104は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU101が実行するプログラム、またはCPU101の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例えば、RAM104は、起動が完了した時点において、HDD117からロードされたオペレーティングシステムやWWW(World-Wide Web)ブラウズプログラム、ランチャープログラム24などを記憶する。
オペレーティングシステム(OS(Operating System))は、例えば、マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)XP、またはアップルコンピュータ社のいわゆるMac OS(登録商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するプログラムである。
ノースブリッジ103は、ハブインタフェース106を介して、サウスブリッジ108(ハブ)とも接続されている。サウスブリッジ108は、例えば、インテル社製の82801EBなどで構成されており、AC97(Audio Codec '97)リンクインタフェース108A、USB(Universal Serial Bus)インタフェース108B、IDE(Integrated Drive Electronics)インタフェース108C、PCI(Peripheral Component Interconnect)インタフェース108D、LPC(Low Pin Count)インタフェース108E、および、LANインタフェース108F等を内蔵している。
サウスブリッジ108は、AC97リンクバス109、USBバス110、IDEバス111に接続されるデバイスを介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
AC97リンクバス109には、モデム112、サウンドコントローラ113が接続されている。モデム112は、公衆回線網に接続されており、公衆回線網、LAN4、またはインターネット5を介する通信処理を実行する。サウンドコントローラ113は、マイクロフォン153から音声を取り込み、その音声に対応するデータを生成して、RAM104に出力する。またサウンドコントローラ113は、スピーカ154を駆動して、スピーカ154に音声を出力させる。
サウスブリッジ108のUSBバス110には、USBコネクタ114が接続され、各種USBデバイスが接続可能になされている。リーダーライタ2は、USBコネクタ114を介して、USBバス110に接続されている。またUSBバス110を介して、メモリースティックスロット115とブルートゥース通信部116が設けられている。メモリースティックスロット115には、メモリースティック(商標)155が接続される。
メモリースティック155は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリースティック155は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
またメモリスティック155は、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S] 、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
ブルートゥース通信部116は、ブルートゥース規格による通信を行う。USBインタフェース108Bは、USBバス110を介して接続されている外部の装置(デバイス)にデータを送信するとともにデバイスからデータを受信する。
IDEインタフェース108Cは、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(configuration register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
プライマリIDEコントローラには、IDEバス112を介して、HDD117が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、CD-ROMドライブ118またはHDD(不図示)などの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
LAN(Local Area Network)コネクタ119は、LAN4などのネットワークに接続される。例えば、LANインタフェース108Fは、有線通信により、LANコネクタ119に接続されたネットワークにデータを送信するとともに、データを受信する。LANインタフェース108Fは、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a、IEEE802.11b、またはIEEE802.11gなどの規格に基づき、局の一例である、他の装置またはアクセスポイントと無線通信し、データまたは指令などを送受信するようにしてもよい。
LPCバス120には、BIOS(Basic Input Output System)121、I/O(Input/Output)インタフェース122、およびコントローラ123が接続されている。BIOS121は、パーソナルコンピュータ1の基本動作命令を集めたプログラム群であり、例えば、ROM(Read Only Memory)などに記憶されている。また、BIOS121は、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器との間でのデータの受け渡し(入出力)を制御する。
I/Oインタフェース122には、シリアル端子124とパラレル端子125が接続されており、それぞれの端子に接続された機器とのデータの授受を行う。コントローラ123には、ジョグダイヤル158、キーボード157、マウス156、AC電源126などが接続されている。
PCIバス127には、PCカードインタフェース128とIEEE1394インタフェース129が接続されている。PCカードインタフェース128は、スロット131に接続された機器(カード)から供給されたデータを、CPU101またはRAM104に供給するとともに、CPU101から供給されたデータをPCカードスロットに接続されているカードに出力する。ドライブ159は、必要に応じて、スロット131およびPCカードインタフェース128を介して、PCIバス127に接続される。
ドライブ159は、装着されている磁気ディスク171、光ディスク172、光磁気ディスク173、または半導体メモリ174に記録されているデータを読み出し、読み出したデータをRAM104に供給する。また、CPU101の処理により生成されたデータを、ドライブ159に装着される磁気ディスク171、光ディスク172、光磁気ディスク173、または半導体メモリ174に記録させることができる。
IEEE1394インタフェース129は、IEEE1394ポート130を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を送受信する。
なお、パーソナルコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1と同様の構成を有するので、その説明は省略する。
図4は、リーダーライタ2の詳細な構成例を示すブロック図である。
制御部201は、CPU211、ROM212、RAM213、SCC(Serial Communication Controller)214、SPU(Signal Processing Unit)216、並びに、これらのCPU211乃至SPU216を相互に接続するバス215から構成されている。制御部201は、1つのIC(Integrated Circuit)で構成される。
CPU211は、ROM212に格納されている制御プログラムをRAM213に展開し、例えば、非接触ICカード3から送信されてきた応答データや、図3のCPU101から供給されてきた制御信号に基づいて、各種の処理を実行する。例えば、CPU211は、非接触ICカード3に送信するコマンドを生成し、それを、バス215を介してSPU216に出力したり、非接触ICカード3から送信されてきたデータの認証処理などを行ったりする。
SCC214は、図3のCPU101から供給されてきたデータを、バス215を介してCPU211に供給したり、CPU211から、バス215を介して供給されてきたデータをCPU101に出力したりする。
SPU216は、非接触ICカード3からの応答データが復調部208から供給されてきたとき、そのデータに対して、例えば、BPSK復調(マンチェスターコードのデコード)などを施し、取得したデータをCPU211に供給する。また、SPU216は、非接触ICカード3に送信するコマンドがバス215を介して供給されてきたとき、そのコマンドにBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部202に出力する。
変調部202は、発振回路(OSC)203から供給される所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を、SPU216より供給されるデータに基づいて、ASK(Amplitude Shift Keying)変調し、生成された変調波を増幅部204に増幅させ、電磁波としてアンテナ206から出力する。出力特定調整部205は、CPU211の指令に基づいて、例えば、増幅部204の利得を調整する。一方、復調部208は、アンテナ206を介して取得され、増幅部207で増幅された、変調波(ASK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU216に出力する。
アンテナ206は、所定の電磁波を輻射し、それに対する負荷の変化に基づいて、非接触ICカード3が近接されたか否かを検出する。そして、例えば、非接触ICカード3が近接されたとき、アンテナ206は、非接触ICカード3と各種のデータを送受信する。
図5は、非接触ICカード3の詳細な構成例を示すブロック図である。
非接触ICカード3は、例えば、図に示すアンテナ(ループアンテナ)230およびコンデンサ231と、それ以外の構成が1チップに格納されたICから構成され、電磁誘導を利用してパーソナルコンピュータ1に設けられたリーダーライタ2等と各種のデータを半二重通信するものであって、必ずしもカード状のものとして構成されるわけではない。また、ICカードとは、説明の便宜上用いた名称であり、上述したような、または後述するような機能を意図するものである。この非接触ICカード3と基本的に同様の機能を提供するものとして、例えば、Felicaチップ(登録商標)などがある。
CPU221は、ROM222に格納されている制御プログラムをRAM223に展開し、非接触ICカード3の全体の動作を制御する。例えば、CPU221は、パーソナルコンピュータ1に設けられたリーダーライタ2等から輻射されている電磁波がアンテナ230において受信された場合、リーダーライタ2から要求されたとき、それに応じて、非接触ICカード3に記憶されている、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23などの各種のデータをリーダーライタ2に供給したりする。
アンテナ230とコンデンサ231により構成されるLC回路は、近傍に配置されたパーソナルコンピュータ1に設けられたリーダーライタ2等から輻射される所定の周波数の電磁波と共振する。インタフェース部229は、ASK復調部243において、アンテナ230を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部232に出力する。
また、インタフェース部229は、アンテナ230において励起された交流磁界をASK復調部243により整流し、それを電圧レギュレータ241において安定化し、各部に直流電源として供給する。リーダーライタ2等から輻射される電磁波の電力は、後述するように非接触ICカード3に必要な電力を賄う電磁界を発生させるように調整されている。
また、インタフェース部229の発振回路244はPLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、受信信号のクロック周波数と同一の周波数のクロック信号を発生する。
さらに、インタフェース部229は、例えば、データ等をパーソナルコンピュータ1に設けられたリーダーライタ2等に送信する場合、BPSK変調部228から供給されるデータに対応して、例えば、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ230に並列に接続させることにより、アンテナ230の負荷を変動させる。
ASK変調部242は、アンテナ230の負荷の変動により、BPSK変調部228より供給されたBPSK変調波をASK変調し、その変調成分を、アンテナ230を介してリーダーライタ2に送信する(リーダーライタ2のアンテナの端子電圧を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
BPSK復調部232は、ASK復調部243で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部233に出力する。データ受信部233は、供給されてきたデータをCPU221に適宜出力する。CPU221はこのデータをRAM223またはEEPROM224に記憶させる。
EEPROM224に記憶されたデータは、CPU221により読み出され、データ送信部227に供給される。BPSK変調部228は、データ送信部227から供給されてきたデータにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を行い、それをASK変調部242に出力する。
EEPROM224には、例えば、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23が記憶される。
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、ランチャープログラム24またはブラウザプログラム25を実行するパーソナルコンピュータ1、制御プログラムを実行する非接触ICカード3、およびサーバプログラム28を実行するサーバ6からなるサービス提供システムによる、サービス提供の処理の例を説明する。ステップS1001において、パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム24は、ポーリングの処理を実行する。例えば、ステップS1001において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、所定の返答を要求するコマンドを非接触ICカード3に送信させる。なお、この場合、リーダーライタ2は、その近傍に、非接触ICカード3に必要な電力を賄う電磁界を発生させる。
リーダーライタ2に非接触ICカード3が近接した場合、非接触ICカード3は、リーダーライタ2等から輻射される電磁波の電力を取得して、制御プログラムの実行を開始し、ステップS2001において、制御プログラムは、リーダーライタ2から所定の返答が要求されているので、返答をリーダーライタ2に送信する。例えば、ステップS2001において、制御プログラムは、データ送信部227に、返答のデータを供給し、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、返答のデータをリーダーライタ2に送信させる。
ステップS1002において、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3から送信されてくる返答を、リーダーライタ2に受信させ、受信した返答を取得する。受信した返答により、非接触ICカード3が近接されたことがわかるので、ステップS1003において、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3に、サービスID21の要求を送信する。例えば、ステップS1003において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、サービスID21を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させる。
ステップS2002において、非接触ICカード3の制御プログラムは、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2から送信されてくる、サービスID21の要求を受信する。例えば、ステップS2002において、制御プログラムは、リーダーライタ2から送信されてくる、サービスID21を要求するコマンドをデータ受信部233に受信させる。
ステップS2003において、制御プログラムは、サービスID21を読み出す。例えば、ステップS2003において、制御プログラムは、EEPROM224の所定のアドレス(領域)に記憶されている、サービスID21を読み出す。
ステップS2004において、制御プログラムは、サービスID21をパーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2に送信する。例えば、制御プログラムは、ステップS2003の処理でEEPROM224の所定のアドレス(領域)から読み出したサービスID21をデータ送信部227に供給して、データ送信部227に、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、サービスID21をリーダーライタ2に送信させる。
ステップS1004において、ランチャープログラム24は、サービスID21を受信する。例えば、ステップS1004において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスID21を受信させ、受信されたサービスID21を取得する。
ステップS1005において、ランチャープログラム24は、サービスID21に関係付けられたプログラムを特定する。
例えば、サービスID21とプログラム名との対応関係が記述されている対応表がHDD117に記録されている。ランチャープログラム24は、HDD117に記録されている対応表を基に、受信したサービスID21に対応するプログラム名を取得することにより、受信したサービスID21に関係付けられたプログラムを特定する。
なお、対応表は、サービスID21と、プログラムを特定する情報であるプログラムIDとの対応関係を記述するようにしてもよい。この場合、ランチャープログラム24は、サービスID21に対応するプログラムIDによって、プログラムを特定する。
さらに、非接触ICカード3は、サービスIDに代えて、プログラムIDを記憶し、要求された場合、サービスIDに代えて、プログラムIDを送信するようにしてもよい。この場合、対応表を必要とせず、ランチャープログラム24は、受信したプログラムIDによって、プログラムを特定する。
ステップS1006において、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3に、アドレスデータ22の要求を送信する。例えば、ステップS1006において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、アドレスデータ22を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させる。
ステップS2005において、非接触ICカード3の制御プログラムは、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2から送信されてくる、アドレスデータ22の要求を受信する。例えば、ステップS2005において、制御プログラムは、リーダーライタ2から送信されてくる、アドレスデータ22を要求するコマンドをデータ受信部233に受信させる。
ステップS2006において、制御プログラムは、アドレスデータ22を読み出す。例えば、ステップS2006において、制御プログラムは、EEPROM224の所定のアドレス(領域)に記憶されている、アドレスデータ22を読み出す。
ステップS2007において、制御プログラムは、アドレスデータ22をパーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2に送信する。例えば、制御プログラムは、ステップS2006の処理でEEPROM224の所定のアドレス(領域)から読み出したアドレスデータ22をデータ送信部227に供給して、データ送信部227に、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、アドレスデータ22をリーダーライタ2に送信させる。
ステップS1007において、ランチャープログラム24は、アドレスデータ22を受信する。例えば、ステップS1007において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたアドレスデータ22を受信させ、受信されたアドレスデータ22を取得する。
ステップS1008において、ランチャープログラム24は、受信したサービスID21により特定されるプログラムであるブラウザプログラム25の起動を要求する。
例えば、ステップS1008において、ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ1のオペレーティングシステムにブラウザプログラム25の起動を要求する。ランチャープログラム24は、ブラウザプログラム25の起動の要求と共に、アドレスデータ22をオペレーティングシステムに供給するので、オペレーティングシステムは、ブラウザプログラム25の起動の処理のとき、アドレスデータ22をブラウザプログラム25に供給する。これにより、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を取得する。
例えば、アドレスデータ22は、シェルスクリプトの引数として、オペレーティングシステムに供給されて、オペレーティングシステムからブラウザプログラム25に供給される。
ステップS1008において、ブラウザプログラム25が起動されるので、ブラウザプログラム25による処理が開始され、ステップS3001において、ブラウザプログラム25は、ネットワーク27を介して、サーバ6にデータを要求する。例えば、ステップS3001において、ブラウザプログラム25は、ランチャープログラム24から取得したアドレスデータ22を基に、ネットワーク27を介して、サーバ6にアクセスして、サーバ6にデータを要求する。
後述するステップS4002の処理において、サーバ6のサーバプログラム28は、アドレスデータ22で示されるアドレスのデータが要求された場合、アドレスに対応するデータおよびアプレット26を送信してくるので、ステップS3001におけるブラウザプログラム25の処理は、ネットワーク27を介して、サーバ6にデータを要求すると共に、アドレスに対応する、プログラムであるアプレット26を要求していると言える。
ステップS4001において、サーバ6のサーバプログラム28は、パーソナルコンピュータ1からのデータの要求を受信する。ステップS4002において、サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、データおよびプログラムの一例であるアプレット26をパーソナルコンピュータ1に送信する。
サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、圧縮されているプログラムをパーソナルコンピュータ1に送信するようにしてもよい。このようにすることで、より迅速に、プログラムを送信できる。
また、サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、暗号化したプログラムをパーソナルコンピュータ1に送信するようにしてもよい。このようにすることで、第三者がプログラムを取得して、そのプログラムを不当に利用することを防止できる。
ステップS3002において、ブラウザプログラム25は、サーバ6から送信されてきたデータおよびアプレット26を受信する。例えば、ステップS3002において、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、サーバ6から送信されてきたデータおよびアプレット26を受信させ、受信したデータおよびアプレット26を取得する。ブラウザプログラム25は、受信したデータを基に、画像などをLCD151に表示させる。
ステップS3003において、ブラウザプログラム25は、プログラムであるアプレット26を実行する。例えば、アプレット26は、ブラウザプログラム25に組み込まれて実行される(ブラウザプログラム25上で実行される)。
なお、サーバプログラム28は、パーソナルコンピュータ1からの要求に対して、パーソナルコンピュータ1上で単独で動作するプログラム(例えば、アプリケーションプログラム)をパーソナルコンピュータ1に送信し、ブラウザプログラム25は、受信したプログラムを起動させて、受信したプログラムを1つのタスク(スレッド)として実行するようにしてもよい。
さらに、サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、自動起動型のプログラムをパーソナルコンピュータ1に送信するようにしてもよい。この場合、受信されたプログラムは、より簡単に、起動できる。
ステップS3004において、ブラウザプログラム25上のアプレット26は、非接触ICカード3に、サービスデータ23の要求を送信する。例えば、ステップS3004において、アプレット26は、パーソナルコンピュータ1にサーバ6などから予めダウンロードされているリーダーライタ2用のプラグイン(プログラム)によってリーダーライタ2を制御し、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させる。
ステップS2008において、非接触ICカード3の制御プログラムは、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23の要求を受信する。例えば、ステップS2008において、制御プログラムは、リーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23を要求するコマンドをデータ受信部233に受信させる。
ステップS2009において、制御プログラムは、サービスデータ23を読み出す。例えば、ステップS2009において、制御プログラムは、EEPROM224の所定のアドレス(領域)に記憶されている、サービスデータ23を読み出す。
ステップS2010において、制御プログラムは、サービスデータ23をパーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2に送信する。例えば、制御プログラムは、ステップS2009の処理でEEPROM224の所定のアドレス(領域)から読み出したサービスデータ23をデータ送信部227に供給して、データ送信部227に、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、サービスデータ23をリーダーライタ2に送信させる。
ステップS3005において、ブラウザプログラム25上のアプレット26は、サービスデータ23を受信する。例えば、ステップS3005において、アプレット26は、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスデータ23を受信させ、受信されたサービスデータ23を取得する。ステップS3006において、アプレット26は、受信したサービスデータ23を基に処理を実行して、サービス提供の処理は終了する。
このように、パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されたサービスID21で特定されるブラウザプログラム25を実行する。ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3から送信されたアドレスデータ22で特定されるアドレスのサーバ6からプログラムを受信して、受信したプログラムを実行する。サーバ6から受信されたプログラムは、非接触ICカード3から送信されたサービスデータ23を基に処理を実行する。
非接触ICカード3は、受けようとする異なるサービスに対応して、異なるアドレスデータ22およびサービスデータ23を記憶することができる。パーソナルコンピュータ1は、異なるアドレスデータ22が非接触ICカード3から送信されてきたとき、異なるサーバ6から異なるプログラムを受信して、受信したプログラムによって、異なる処理を実行する。
従って、パーソナルコンピュータ1は、異なる種類のサービスを受けるための非接触ICカード3が近接されても、非接触ICカード3に対応するサービスを提供することができるようになる。
次に、制御プログラムを実行する非接触ICカード3、ランチャープログラム24を実行するパーソナルコンピュータ1、およびブラウザプログラム25を実行するパーソナルコンピュータ1のそれぞれの処理を説明する。
図8のフローチャートを参照して、制御プログラムを実行する非接触ICカード3のデータの送信の処理を説明する。リーダーライタ2から輻射されている電磁波がアンテナ230において受信された場合、電圧レギュレータ241から各部に直流電源が供給されるので、ステップS11において、制御プログラムは、ハードウェアイニシャライズ(起動時のリセット)の処理を実行する。
ステップS12において、制御プログラムは、データ受信部233に、リーダーライタ2から送信されてくるコマンドを受信させる。この場合、リーダーライタ2から送信されてくるコマンドは、サービスID21の要求、アドレスデータ22の要求、またはサービスデータ23の要求などである。
ステップS13において、制御プログラムは、コマンドが取得されたか否かを判定し、コマンドが取得されていないと判定された場合、ステップS12に戻り、コマンドが取得されるまで、コマンドの受信の処理を繰り返す。
ステップS13において、コマンドが取得されたと判定された場合、ステップS14に進み、制御プログラムは、取得されたコマンドが、データの(送信)要求、すなわちREADコマンドであるか否かを判定する。取得されたコマンドがREADコマンドでないと判定された場合、データの送信が要求されていないので、ステップS12に戻り、コマンドを受信する処理から上述した処理を繰り返す。
ステップS14において、取得されたコマンドがREADコマンドであると判定された場合、ステップS15に進み、制御プログラムは、コマンドにおいて与えられたアドレスのデータを、EEPROM224から読み出す。例えば、サービスID21の要求のコマンドには、サービスID21が格納されているEEPROM224のアドレスが含まれているので、サービスID21の要求のコマンドを受信したとき、制御プログラムは、EEPROM224からサービスID21を読み出す。
例えば、アドレスデータ22の要求のコマンドには、アドレスデータ22が格納されているEEPROM224のアドレスが含まれているので、アドレスデータ22の要求のコマンドを受信したとき、制御プログラムは、EEPROM224からアドレスデータ22を読み出す。また、例えば、サービスデータ23の要求のコマンドには、サービスデータ23が格納されているEEPROM224のアドレスが格納されているEEPROM224のアドレスが含まれているので、サービスデータ23の要求のコマンドを受信したとき、制御プログラムは、EEPROM224からサービスデータ23を読み出す。
ステップS16において、制御プログラムは、与えられたアドレスのデータ、すなわち、ステップS15の処理で読み出されたデータを、データ送信部227に、リーダーライタ2に送信させて、処理は終了する。例えば、ステップS15の処理において、サービスID21が読み出された場合、制御プログラムは、データ送信部227に、サービスID21をリーダーライタ2に送信させる。また、例えば、ステップS15の処理において、アドレスデータ22またはサービスデータ23が読み出された場合、制御プログラムは、データ送信部227に、アドレスデータ22またはサービスデータ23をリーダーライタ2に送信させる。
非接触ICカード3においてサービスID21またはアドレスデータ22が記憶されているアドレスを、非接触ICカード3自身は知らず、ランチャープログラム24のみが知っているので、ランチャープログラム24以外のプログラム、またはランチャープログラム24を実行していない機器は、サービスID21またはアドレスデータ22を取得することはできない。
非接触ICカード3においてサービスデータ23が記憶されているアドレスを、非接触ICカード3自身は知らず、ブラウザプログラム25上で実行されるアプレット26のみが知っているので、アプレット26以外のプログラム、またはそのアプレット26を実行していない機器は、サービスデータ23を取得することはできない。
このように、非接触ICカード3は、リーダーライタ2からの要求に応じて、サービスID21、アドレスデータ22、またはサービスデータ23をリーダーライタ2に送信することができる。
次に、図9のフローチャートを参照して、ランチャープログラム24を実行するパーソナルコンピュータ1による、ブラウザプログラム25の起動の処理を説明する。
ステップS31において、パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、所定の返答を要求するコマンドを非接触ICカード3に送信させて、非接触ICカード3から送信されてくる返答を、リーダーライタ2に受信させ、ポーリングの処理を実行する。ステップS32において、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3から返答があったか否かを判定し、返答がないと判定された場合、ステップS31に戻り、ポーリングの処理を繰り返す。
ステップS32において、非接触ICカード3から返答があったと判定された場合、ステップS33に進み、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3からサービスID21を取得する。例えば、ステップS33において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、サービスID21を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させると、非接触ICカード3がサービスID21を送信してくるので、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスID21を受信させて、サービスID21を取得する。
ステップS34において、ランチャープログラム24は、実行すべきプログラムを特定する。例えば、ステップS34において、ランチャープログラム24は、HDD117に記録されている対応表から、受信したサービスID21に対応するプログラム名を取得することにより、受信したサービスID21に対応する、実行すべきプログラム(ブラウザプログラム25)を特定する。
ステップS35において、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3からアドレスデータ22を取得する。例えば、ステップS35において、ランチャープログラム24は、リーダーライタ2に、アドレスデータ22を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させると、非接触ICカード3がアドレスデータ22を送信してくるので、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたアドレスデータ22を受信させて、アドレスデータ22を取得する。
ステップS36において、ランチャープログラム24は、特定されたブラウザプログラム25を起動する。例えば、ステップS36において、ランチャープログラム24は、オペレーティングシステムにブラウザプログラム25の起動を要求することにより、オペレーティングシステムにブラウザプログラム25を起動させる。ランチャープログラム24は、特定されたブラウザプログラム25を起動させる場合、ブラウザプログラム25にアドレスデータ22を供給する。
ステップS37において、ランチャープログラム24は、ブラウザプログラム25からの情報を基に、ブラウザプログラム25の処理が終了したか否かを判定し、ブラウザプログラム25の処理が終了していないと判定された場合、ステップS37に戻り、判定の処理を繰り返す。
例えば、ランチャープログラム24は、ブラウザプログラム25のアクティブまたはノンアクティブなどのステータスを示す情報を基に、ブラウザプログラム25の処理が終了したか否かを判定する。また、例えば、ブラウザプログラム25が、終了を示す情報をオペレーティングシステムに通知するように構成されている場合、ランチャープログラム24は、オペレーティングシステムを介して、ブラウザプログラム25からの終了を示す情報を取得することにより、ブラウザプログラム25の処理が終了したか否かを判定する。
ステップS37において、ブラウザプログラム25の処理が終了したと判定された場合、ステップS38に進み、ランチャープログラム24は、ブラウザプログラム25を終了させて、ステップS31に戻り、上述した処理を繰り返す。ブラウザプログラム25を終了させることにより、多数のプログラムが実行されることを防止することができ、これにより、処理速度の低下またはレスポンスの遅れをなくすことができる。
このように、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3からブラウザプログラム25を特定する情報であるサービスID21を取得すると、ブラウザプログラム25を実行する。
次に、図10のフローチャートを参照して、ブラウザプログラム25を実行するパーソナルコンピュータ1による、サービスデータ23の処理を説明する。ステップS51において、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、サーバ6からデータおよびアプレット26を取得する。例えば、ステップS51において、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、ランチャープログラム24から取得したアドレスデータ22を基に、ネットワーク27を介して、サーバ6にアクセスして、サーバ6にデータを要求させると、サーバ6がデータおよびアプレット26を送信してくるので、LANインターフェース108Fに、サーバ6から送信されてきたデータおよびアプレット26を受信させ、受信したデータおよびアプレット26を取得する。
ステップS52において、ブラウザプログラム25は、アプレット26を実行する。例えば、ステップS52において、ブラウザプログラム25は、アプレット26を自分自身に組み込んで実行する。
ステップS53において、ブラウザプログラム25に組み込まれたアプレット26は、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得する。例えば、アプレット26は、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させると、非接触ICカード3がサービスデータ23を送信してくるので、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスデータ23を受信させ、受信されたサービスデータ23を取得する。
ステップS54において、ブラウザプログラム25に組み込まれたアプレット26は、サービスデータ23を基に処理を実行して、サービスデータ23の処理は終了する。
このように、ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3から送信されたアドレスデータ22で特定されるアドレスのサーバ6からプログラムを受信して、受信したプログラムを実行すると、サーバ6から受信されたプログラムは、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得して、サービスデータ23を基に処理を実行する。
図11は、非接触ICカード3が記憶してるデータ、パーソナルコンピュータ1が実行するプログラム、並びにサーバ6が実行するプログラムの他の例を説明する図である。図2に示す場合と同様の部分には、同一の番号を付してあるので、その説明は適宜省略する。
画11のブラウザプログラム25は、非接触ICカード3からデータを取得して、取得したデータをネットワーク27を介して、サーバ6に供給する。
サーバプログラム28は、サーブレット301を実行する。サーブレット301は、パーソナルコンピュータ1から送信されてきた、データを受信して、受信したデータを基に処理を実行する。
次に、図12および図13のフローチャートを参照して、ランチャープログラム24またはブラウザプログラム25を実行するパーソナルコンピュータ1、制御プログラムを実行する非接触ICカード3、およびサーバプログラム28を実行するサーバ6からなるサービス提供システムによる、サービス提供の処理の他の例を説明する。ステップS1101乃至ステップS1108およびステップS2101乃至ステップS2107の処理のそれぞれは、図6または図7のステップS1001乃至ステップS1008およびステップS2001乃至ステップS2007の処理のそれぞれと同様なので、その説明は省略する。
ステップS1108において、ブラウザプログラム25が起動されるので、ブラウザプログラム25による処理が開始され、ステップS3101において、ブラウザプログラム25は、ネットワーク27を介して、サーバ6にデータを要求する。例えば、ステップS3101において、ブラウザプログラム25は、ランチャープログラム24から取得したアドレスデータ22を基に、ネットワーク27を介して、サーバ6にアクセスして、サーバ6にデータを要求する。
ステップS4101において、サーバ6のサーバプログラム28は、パーソナルコンピュータ1からのデータの要求を受信する。ステップS4002において、サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、データをパーソナルコンピュータ1に送信する。
ステップS3102において、ブラウザプログラム25は、サーバ6から送信されてきたデータを受信する。例えば、ステップS3002において、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、サーバ6から送信されてきたデータを受信させ、受信したデータを取得する。ブラウザプログラム25は、受信したデータを基に、画像などをLCD151に表示させる。
ステップS3103において、ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3に、サービスデータ23の要求を送信する。例えば、ステップS3103において、ブラウザプログラム25は、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させる。
ステップS2108において、非接触ICカード3の制御プログラムは、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23の要求を受信する。例えば、ステップS2108において、制御プログラムは、リーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23を要求するコマンドをデータ受信部233に受信させる。
ステップS2109において、制御プログラムは、サービスデータ23を読み出す。例えば、ステップS2109において、制御プログラムは、EEPROM224の所定のアドレス(領域)に記憶されている、サービスデータ23を読み出す。
ステップS2110において、制御プログラムは、サービスデータ23をパーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2に送信する。例えば、制御プログラムは、ステップS2109の処理でEEPROM224の所定のアドレス(領域)から読み出したサービスデータ23をデータ送信部227に供給して、データ送信部227に、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、サービスデータ23をリーダーライタ2に送信させる。
ステップS3104において、ブラウザプログラム25は、サービスデータ23を受信する。例えば、ステップS3104において、ブラウザプログラム25は、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスデータ23を受信させ、受信されたサービスデータ23を取得する。ステップS3105において、ブラウザプログラム25は、サービスデータ23をサーバ6に送信する。例えば、ステップS3105において、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、LANインターフェース108Fに、ネットワーク27を介して、サーバ6宛てに、サービスデータ23を送信させる。
ステップS4103において、サーバプログラム28は、サービスデータ23を受信する。例えば、ステップS4103において、サーバプログラム28は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1から送信されてきたサービスデータ23を受信する。ステップS4104において、サーバプログラム28は、サーバプログラム28上で実行されているプログラムであるサーブレット301に、サービスデータ23を基に処理を実行させる。
ステップS4105において、サーバプログラム28は、サービスデータ23を基にしたサーブレット301による処理結果をネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1に送信する。
ステップS3106において、ブラウザプログラム25は、サーバ6から送信されてきた処理結果を受信する。例えば、ステップS3106において、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、ネットワーク27を介して、サーバ6から送信されてきた処理結果を受信させ、受信した処理結果を取得する。
ステップS3107において、ブラウザプログラム25は、受信した処理結果をLCD151に表示するか、またはスピーカ154に出力させるなど、処理結果を通知して、サービス提供の処理は終了する。
このように、パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されたサービスID21で特定されるブラウザプログラム25を実行する。ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3から送信されたサービスデータ23を受信し、受信したサービスデータ23を、非接触ICカード3から送信されたアドレスデータ22で特定されるアドレスのサーバ6に送信する。サーバ6は、パーソナルコンピュータ1から送信されたサービスデータ23を基に処理を実行する。
図11で示される場合における、非接触ICカード3の制御プログラムのデータの送信の処理は、図8のフローチャートを参照して説明した処理と同様なのでその説明は省略する。
図11で示される場合における、パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム24のブラウザプログラム25の起動の処理は、図9のフローチャートを参照して説明した処理と同様なのでその説明は省略する。
次に、図14のフローチャートを参照して、図11で示される場合における、ブラウザプログラム25を実行するパーソナルコンピュータ1による、サービスデータ23の処理を説明する。ステップS71において、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、サーバ6からデータを取得する。例えば、ステップS71において、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、ランチャープログラム24から取得したアドレスデータ22を基に、ネットワーク27を介して、サーバ6にアクセスして、サーバ6にデータを要求させると、サーバ6がデータを送信してくるので、LANインターフェース108Fに、サーバ6から送信されてきたデータを受信させ、受信したデータを取得する。例えば、ブラウザプログラム25は、サーバ6からデータを基にLCD151に画像を表示させる。
ステップS72において、ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得する。例えば、ブラウザプログラム25は、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させると、非接触ICカード3がサービスデータ23を送信してくるので、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスデータ23を受信させ、受信されたサービスデータ23を取得する。
ステップS73において、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、サービスデータ23をサーバ6に供給する。例えば、ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、LANインターフェース108Fに、ネットワーク27を介して、サーバ6宛てに、サービスデータ23を送信させる。
サービスデータ23をサーバ6に送信すると、サーバ6は、サービスデータ23を基に処理を実行して、その処理結果をネットワーク27を介して送信してくるので、ステップS74において、ブラウザプログラム25は、サーバ6から送信されてきた処理結果を受信する。例えば、ブラウザプログラム25は、LANインターフェース108Fに、ネットワーク27を介して、サーバ6から送信されてきた処理結果を受信させ、受信した処理結果を取得する。ステップS75において、ブラウザプログラム25は、受信した処理結果をLCD151に表示するか、またはスピーカ154に出力させるなど、処理結果を通知して、サービス提供の処理は終了する。
このように、ブラウザプログラム25は、非接触ICカード3から送信されたサービスデータ23を受信し、受信したサービスデータ23を、非接触ICカード3から送信されたアドレスデータ22で特定されるアドレスのサーバ6に送信する。サーバ6は、ブラウザプログラム25から送信されてきた、アドレスデータ22を基に処理を実行する。
図15は、非接触ICカード3が記憶してるデータ、パーソナルコンピュータ1が実行するプログラム、並びにパーソナルコンピュータ10が実行するプログラムの例を説明する図である。図2に示す場合と同様の部分には、同一の番号を付してあるので、その説明は適宜省略する。
非接触ICカード3は、サービスID21およびサービスデータ23を記憶する。非接触ICカード3は、サービスID21およびサービスデータ23をパーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2に送信する。
パーソナルコンピュータ1は、ランチャープログラム24を実行する。パーソナルコンピュータ1は、リーダーライタ2にサービスID21を受信させる。パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム24は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ10に、アプリケーションプログラム321の実行を要求する。
アプリケーションプログラム321を実行するパーソナルコンピュータ10は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御し、サービスデータ23を受信させて、サービスデータ23を取得する。アプリケーションプログラム321を実行するパーソナルコンピュータ10は、サービスデータ23を基に処理を実行する。
次に、図16および図17のフローチャートを参照して、ランチャープログラム24を実行するパーソナルコンピュータ1、制御プログラムを実行する非接触ICカード3、およびアプリケーションプログラム321を実行するパーソナルコンピュータ10からなるサービス提供システムによる、サービス提供の処理のさらに他の例を説明する。ステップS1201乃至ステップS1204およびステップS2201乃至ステップS2204の処理のそれぞれは、図6または図7のステップS1001乃至ステップS1004およびステップS2001乃至ステップS2004の処理のそれぞれと同様なので、その説明は省略する。
ステップS1205において、パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム23は、サービスID21に関係付けられたプログラムを特定する。
例えば、サービスID21とプログラム名とそのプログラムを実行する装置のアドレスとの対応関係が記述されている対応表がHDD117に記録されている。ランチャープログラム24は、HDD117に記録されている対応表を基に、受信したサービスID21に対応するプログラム名およびそのプログラムを実行する装置のアドレスを取得することにより、受信したサービスID21に関係付けられたプログラムおよびそのプログラムを実行する装置を特定する。
この場合、プログラムを実行する装置のアドレスは、IP(Internet Protocol)アドレスまたはURL(Uniform Resource Locator)方式で記述されるアドレスとすることができる。
なお、対応表は、サービスID21と、プログラムを特定する情報であるプログラムIDと、そのプログラムを実行する装置のアドレスとの対応関係を記述するようにしてもよい。この場合、ランチャープログラム24は、サービスID21に対応するプログラムIDによって、プログラムを特定する。
さらに、非接触ICカード3は、サービスIDに代えて、プログラムIDを記憶し、要求された場合、サービスIDに代えて、プログラムIDを送信するようにしてもよい。この場合、対応表は、プログラムIDと、そのプログラムを実行する装置のアドレスとの対応関係を記述する。ランチャープログラム24は、受信したプログラムIDによって、実行するプログラムおよびこれを実行する装置を特定する。
また、ランチャープログラム23が、ネットワーク27に接続されている装置に問い合わせると、各装置が実行する(実行可能な)プログラムのリストをパーソナルコンピュータ1に返答するようにして、ステップS1205において、ランチャープログラム23は、そのリストを基に、特定されたサービスID21に関係付けられたプログラムを実行する装置を特定するようにしてもよい。
例えば、ランチャープログラム23が、ネットワーク27に接続されている装置に問い合わせると、各装置は、実行するプログラムを示すリストとして、オペレーティングシステムのレジストリをパーソナルコンピュータ1に送信する。ランチャープログラム23は、受信したレジストリを基に、特定されたサービスID21に関係付けられたプログラムを実行する装置を特定する。
ステップS1205の処理で特定されたプログラムがアプリケーションプログラム321である場合、ステップS1206において、ランチャープログラム23は、アプリケーションプログラム321の起動を要求する。例えば、ステップS1206において、ランチャープログラム23は、ネットワーク27を介して、LANインターフェース108Fに、パーソナルコンピュータ10宛てにアプリケーションプログラム321の起動の要求を送信させる。アプリケーションプログラム321の起動の要求には、例えば、アプリケーションプログラム321の名前またはプログラムIDなどプログラムを特定する情報が含まれている。
パーソナルコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1から送信されてきた、アプリケーションプログラム321の起動の要求を受信すると、アプリケーションプログラム321を起動させるので、ステップS3201において、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23の要求を送信する。
例えば、ステップS3201において、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御して、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させる。例えば、アプリケーションプログラム321は、SOAP(Simple Object Access Protocol)またはCORBA(Common Object Request Broker Architecture)などの分散オブジェクト技術、すなわち、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルを利用して、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御することができる。
ステップS2205において、非接触ICカード3の制御プログラムは、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23の要求を受信する。例えば、ステップS2205において、制御プログラムは、リーダーライタ2から送信されてくる、サービスデータ23を要求するコマンドをデータ受信部233に受信させる。
ステップS2206において、制御プログラムは、サービスデータ23を読み出す。例えば、ステップS2206において、制御プログラムは、EEPROM224の所定のアドレス(領域)に記憶されている、サービスデータ23を読み出す。
ステップS2207において、制御プログラムは、サービスデータ23をリーダーライタ2に送信する。例えば、制御プログラムは、ステップS2206の処理でEEPROM224の所定のアドレス(領域)から読み出したサービスデータ23をデータ送信部227に供給して、データ送信部227に、BPSK変調部228、インタフェース部229、およびアンテナ230を介して、サービスデータ23をリーダーライタ2に送信させる。
ステップS3202において、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23を受信する。
例えば、ステップS3202において、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御して、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてくるサービスデータ23を受信させる。そして、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、リーダーライタ2(およびパーソナルコンピュータ1)に、サービスデータ23をパーソナルコンピュータ10に送信させる。これにより、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23を取得する。
ステップS3203において、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23を基に処理を実行して、サービス提供の処理は終了する。ステップS3203において、アプリケーションプログラム321は、必要に応じて、処理結果をネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1に通知するようにしてもよい。
このように、パーソナルコンピュータ1は、非接触ICカード3から送信されたサービスID21を基に、プログラムおよびプログラムを実行する機器を特定し、その機器にプログラムの実行を要求する。実行されたプログラムは、ネットワーク27を介して、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得して、サービスデータ23を処理する。
図15で示される場合における、非接触ICカード3の制御プログラムのデータの送信の処理は、図8のフローチャートを参照して説明した処理と同様なのでその説明は省略する。
次に、図18のフローチャートを参照して、ランチャープログラム24を実行するパーソナルコンピュータ1による、アプリケーションプログラム321の起動の処理を説明する。
ステップS81乃至ステップS83の処理のそれぞれは、図9のステップS31乃至ステップS33の処理のそれぞれと同様なので、その説明は省略する。
ステップS83において、パーソナルコンピュータ1のランチャープログラム24は、サービスID21を基に、実行すべきアプリケーションプログラム321を特定する。例えば、ランチャープログラム24は、HDD117に記録されている対応表から、受信したサービスID21に対応するプログラム名およびそのプログラムを実行する装置のアドレスを取得することにより、受信したサービスID21に関係付けられたアプリケーションプログラム321を特定する。
また、例えば、ランチャープログラム23は、HDD117に記録されている対応表から、受信したサービスID21に対応するプログラム名を取得し、ネットワーク27に接続されている他の装置に問い合わせ、各装置から送信されてきたプログラム名のリストを基に、アプリケーションプログラム321を特定すると共に、アプリケーションプログラム321を実行する装置を特定する。
ステップS85において、ランチャープログラム23は、アプリケーションプログラム321を起動させる。例えば、ステップS85において、ランチャープログラム23は、ネットワーク27を介して、LANインターフェース108Fに、パーソナルコンピュータ10宛てにアプリケーションプログラム321の起動の要求を送信させる。
ステップS86において、ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ10からの情報を基に、アプリケーションプログラム321の処理が終了したか否かを判定し、アプリケーションプログラム321の処理が終了していないと判定された場合、ステップS86に戻り、判定の処理を繰り返す。
例えば、ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ10から送信されてくるアプリケーションプログラム321のアクティブまたはノンアクティブなどのステータスを示す情報を基に、アプリケーションプログラム321の処理が終了したか否かを判定する。また、例えば、アプリケーションプログラム321が、終了を示す情報をオペレーティングシステムに通知するように構成されている場合、ランチャープログラム24は、パーソナルコンピュータ10のオペレーティングシステムを介して、アプリケーションプログラム321からの終了を示す情報を取得することにより、アプリケーションプログラム321の処理が終了したか否かを判定する。
ステップS86において、アプリケーションプログラム321の処理が終了したと判定された場合、ステップS87に進み、ランチャープログラム24は、アプリケーションプログラム321を終了させて、ステップS81に戻り、上述した処理を繰り返す。アプリケーションプログラム321を終了させることにより、パーソナルコンピュータ10において多数のプログラムが実行されることを防止することができ、これにより、パーソナルコンピュータ10の処理速度の低下またはレスポンスの遅れをなくすことができる。
このように、ランチャープログラム24は、非接触ICカード3からブラウザプログラム25を特定する情報であるサービスID21を取得すると、パーソナルコンピュータ10にアプリケーションプログラム321を実行させる。
次に、図19のフローチャートを参照して、アプリケーションプログラム321を実行するパーソナルコンピュータ10による、サービスデータ23の処理を説明する。
ステップS91において、パーソナルコンピュータ10のアプリケーションプログラム321は、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得する。例えば、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御する。アプリケーションプログラム321は、リーダーライタ2に、サービスデータ23を要求するコマンドを非接触ICカード3宛てに送信させると、非接触ICカード3がサービスデータ23を送信してくるので、リーダーライタ2に、非接触ICカード3から送信されてきたサービスデータ23を受信させる。そして、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、リーダーライタ2(およびパーソナルコンピュータ1)に、サービスデータ23をパーソナルコンピュータ10に送信させる。これにより、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23を取得する。
ステップS92において、アプリケーションプログラム321は、サービスデータ23を基に処理を実行して、サービスデータ23の処理は終了する。
このように、アプリケーションプログラム321は、ネットワーク27を介して、パーソナルコンピュータ1のリーダーライタ2を制御することにより、非接触ICカード3からサービスデータ23を取得して、サービスデータ23を基に処理を実行する。
次に、本発明を適用した具体例を説明する。
図20は、電車などの中吊り広告に組み込まれた非接触ICによるサービスの提供の例を示す図である。使用者401は、リーダーライタ2を内蔵しているPDA9を持っている。広告媒体である中吊り広告402は、電車やバスなどに吊られ、その表面には、広告の画像が複製されている。さらに、中吊り広告402には、非接触ICカード3と同様の機能を有する非接触IC403が配置されている。
使用者401がリーダーライタ2を内蔵しているPDA9を、中吊り広告402(の非接触IC403)に近接させると、非接触IC403は、PDA9のブラウザプログラム25を特定するプログラム特定情報の一例であるサービスID21、および中吊り広告402の詳細を案内するサイトのURL(Uniform Resource Locator)方式のアドレスを示すデータであるアドレスデータ22をPDA9に送信する。この場合、アドレスデータ22は、例えば、ネットワーク27上のサーバ6−1のアドレスを示す。
PDA9は、非接触IC403から送信されてきたサービスID21を受信し、ブラウザプログラム25を実行する。ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、サーバ6−1にアクセスし、ネットワーク27を介して、サーバ6−1からアプレット26およびサイトのデータをダウンロードする。ブラウザプログラム25は、ダウンロードしたアプレット26を実行する。
PDA9のブラウザプログラム25は、受信したサイトのデータを基に、PDA9に中吊り広告402の詳細を案内する画像を表示させる。
PDA9のブラウザプログラム25上で実行されるアプレット26は、さらに、非接触IC403から、サービスデータ23の一例である、予約のサイトのアドレスを示すデータ、および食事の割引のデータを受信する。アプレット26は、非接触IC403から受信したデータを基に、食事の予約の指令と共に、食事の割引のデータをサーバ6−2宛てに送信させることで、食事の予約と料金の割引のサービスを受けることができる。
広告に興味をもった使用者401に、面倒な操作をさせることなく、より詳しい情報を提供したり、従来の単なる広告では提供できなかった新たなサービスを提供できるようになる。
図21は、サーバ6への自動ログインの処理の例を示す図である。非接触ICカード3は、画像データをデジタルビデオカメラ431からアップロードするサーバ6のアドレスを示すアドレスデータ22を記憶し、サーバ6へのログインに要する、ユーザIDおよびパスワードからなるサービスデータ23を記憶している。
デジタルビデオカメラ431は、リーダーライタ2を内蔵している。サーバ6は、デジタルビデオカメラ431の使用者が登録された場合、デジタルビデオカメラ431の使用者の利用に供する、画像を記録する記録領域を確保する。サーバ6は、デジタルビデオカメラ431の使用者がログインしてきたとき、その使用者のための記録領域に、デジタルビデオカメラ431から送信されてきた画像データなどを記録する。また、サーバ6は、デジタルビデオカメラ431の使用者または他の使用者の要求に応じて、インターネット5を介して、記録されている画像データを提供する。
非接触ICカード3が、リーダーライタ2を内蔵しているデジタルビデオカメラ431に近接されると、非接触ICカード3は、デジタルビデオカメラ431のリーダーライタ2に、ブラウザプログラム25を特定するサービスID21、およびサーバ6のインターネット5上のアドレスを特定するアドレスデータ22を送信する。
デジタルビデオカメラ431は、非接触ICカード3から送信されてきたサービスID21を受信し、ブラウザプログラム25を実行する。ブラウザプログラム25は、アドレスデータ22を基に、LAN4およびインターネット5を介して、サーバ6にアクセスする。
サーバ6は、デジタルビデオカメラ431に、画像データをサーバ6にアップロードさせるアプレット26を送信する。デジタルビデオカメラ431は、アプレット26を受信して、実行する。
アプレット26を実行するデジタルビデオカメラ431は、ユーザIDおよびパスワードからなるサービスデータ23の送信を非接触ICカード3に要求する。
非接触ICカード3は、デジタルビデオカメラ431のリーダーライタ2に、サーバ6へのログインに要する、ユーザIDおよびパスワードからなるサービスデータ23を送信するので、アプレット26は、非接触ICカード3から送信されてくるサービスデータ23を受信して、受信したサービスデータ23である、ユーザIDおよびパスワードを基に、サーバ6へのログインの処理を実行する。
非接触ICカード3をデジタルビデオカメラ431に近接させただけで、サーバ6にログインすることができるので、デジタルビデオカメラ431に、ユーザIDおよびパスワードを入力するためのキーボードを接続したり、ユーザIDおよびパスワードを表示させることが不要になる。
その結果、デジタルビデオカメラ431をより小型化、より軽量化、より安価にすることができるようになる。
以上のように、1つの情報処理装置(端末装置)は、複数のサービスを提供できる。1つの情報処理装置は、複数のサービスのうちのいずれかに対応した非接触ICカード3のそれぞれに対して、複数のサービスのうちの、対応するサービスを提供する。従って、1つの情報処理装置(端末装置)で、より多くの非接触ICカード3に対して、サービスを提供することができるようになる。その結果、電子マネーなどのサービスまたは非接触ICカード3そのものの普及も促進される。
このように、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、プログラムを特定するプログラム特定情報の受信し、プログラム特定情報によって特定されるプログラムを実行するようにした場合には、送信手段を有する記録媒体に対応するサービスを提供できる。
また、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、プログラムを特定するプログラム特定情報、およびネットワーク上のアドレスを特定するアドレス情報を受信し、プログラム特定情報によって特定されるプログラムを実行し、実行されるプログラムが、アドレス情報を基に、ネットワークを介して、提供装置宛ての他のプログラムの要求の送信を制御し、ネットワークを介して、提供装置から送信されてくる他のプログラムの受信を制御し、受信された他のプログラムの実行を制御するようにした場合には、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
第1のプログラムを特定するプログラム特定情報、ネットワーク上のアドレスを特定するアドレス情報、およびアドレス情報で特定されるアドレスの提供装置から提供される第2のプログラムであって、第1のプログラムによって実行が制御されるものに処理されるデータを記憶し、第1のプログラムを実行する情報処理装置に、プログラム特定情報、アドレス情報、またはデータを送信するようにした場合には、情報処理装置において、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、プログラムを特定するプログラム特定情報、およびネットワーク上のアドレスを特定するアドレス情報を受信し、プログラム特定情報によって特定されるプログラムを実行し、実行されるプログラムが、記憶媒体から送信されてくる、データの受信を制御し、アドレス情報を基に、データを処理するデータ処理装置へのデータの送信を制御するようにした場合には、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
ネットワーク上のアドレスを特定するアドレス情報、アドレス情報で特定されるアドレスのデータ処理装置において処理されるデータ、およびデータ処理装置へのデータの送信を制御するプログラムを特定するプログラム特定情報を記憶し、プログラムを実行する情報処理装置に、アドレス情報、データ、またはプログラム特定情報を送信するようにした場合には、情報処理装置において、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、プログラムを特定するプログラム特定情報を受信し、ネットワークで接続されている、プログラム特定情報で特定されるプログラムを実行する他の装置を特定し、ネットワークを介して、他の装置にプログラムの実行を要求するようにした場合には、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
第1の情報処理装置にネットワークで接続されている第2の情報処理装置で実行されるプログラムを特定するプログラム特定情報、およびプログラム特定情報によって特定されるプログラムに処理されるデータを記憶し、第1の情報処理装置に、プログラム特定情報またはデータを送信するようにした場合には、情報処理装置において、1つの装置で、送信手段を有する記録媒体に対応して異なる種類のサービスを提供できる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図3に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク171(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク172(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク173(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ174などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMや、HDD117などで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明に係るサービス提供システムの一実施の形態を示す図である。 サービス提供システムにおいて実行されるプログラムおよび記憶されているデータの例を示す図である。 パーソナルコンピュータの内部の構成例を示すブロック図である。 リーダーライタの詳細な構成例を示すブロック図である。 非接触ICカードの詳細な構成例を示すブロック図である。 サービス提供の処理の例を説明するフローチャートである。 サービス提供の処理の例を説明するフローチャートである。 データの送信の処理を説明するフローチャートである。 ブラウザプログラムの起動の処理を説明するフローチャートである。 サービスデータの処理を説明するフローチャートである。 サービス提供システムにおいて実行されるプログラムおよび記憶されているデータの他の例を示す図である。 サービス提供の他の処理を説明するフローチャートである。 サービス提供の他の処理を説明するフローチャートである。 サービスデータの他の処理を説明するフローチャートである。 サービス提供システムにおいて実行されるプログラムおよび記憶されているデータのさらに他の例を示す図である。 サービス提供のさらに他の処理を説明するフローチャートである。 サービス提供のさらに他の処理を説明するフローチャートである。 アプリケーションプログラムの起動の処理を説明するフローチャートである。 サービスデータの他の処理を説明するフローチャートである。 本発明の適用の具体例を示す図である。 本発明の適用の具体例を示す図である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ, 2 リーダーライタ, 3 非接触ICカード, 4 LAN, 5 インターネット, 6 サーバ, 10 パーソナルコンピュータ, 21 サービスID, 22 アドレスデータ, 23 サービスデータ, 24 ランチャープログラム, 25 ブラウザプログラム, 26 アプレット, 27 ネットワーク, 28 サーバプログラム, 101 CPU, 104 RAM, 117 HDD, 171 磁気ディスク, 172 光ディスク, 173 光磁気ディスク, 174 半導体メモリ, 202 変調部, 206 アンテナ, 208 復調部, 211 CPU, 212 ROM, 213 RAM, 221 CPU, 222 ROM, 223 RAM, 224 EEPROM, 227 データ送信部, 230 アンテナ, 233 データ受信部, 301 サーブレット, 321 アプリケーションプログラム, 403 非接触IC, 404 無線LAN, 431 デジタルビデオカメラ

Claims (2)

  1. サービスID、プログラム名と、そのプログラムを実行する第2の情報処理装置のネットワーク上のアドレスとの対応関係を示す対応表を備えた第1の情報処理装置と、当該第1の情報処理装置とネットワークを介して接続された第2の情報処理装置とからなる情報システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置が、
    送信手段を有する記憶媒体から、非接触通信により、サービスIDを受信し、
    前記対応表を参照して、受信したサービスIDに対応するプログラム名とアドレスとを特定し、
    前記アドレスを用いて、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラム名に対応するプログラムの起動を要求し、
    前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置からのプログラム起動要求により、前記第1の情報処理装置を介して、前記記憶媒体に対してサービスデータを要求し、
    前記記憶媒体が、サービスデータを前記第1の情報処理装置を介して前記第2の情報処理装置に送信し、
    前記第2の情報処理装置は、前記プログラムを実行することにより、サービスデータを処理し、処理結果を前記第1の情報処理装置に送信すると共に、当該処理が終了すると、その旨を示す情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の情報処理装置は、前記処理が終了した旨の情報を受信すると、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラムの終了を要求する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. サービスID、プログラム名と、そのプログラムを実行する第2の情報処理装置のネットワーク上のアドレスとの対応関係を示す対応表を備えた第1の情報処理装置と、当該第1の情報処理装置とネットワークを介して接続された第2の情報処理装置とからなる情報システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置が、
    送信手段を有する記憶媒体から、非接触通信により、サービスIDを受信し、
    前記対応表を参照して、受信したサービスIDに対応するプログラム名とアドレスとを特定し、
    前記アドレスを用いて、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラム名に対応するプログラムの起動を要求し、
    前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置からのプログラム起動要求により、前記第1の情報処理装置を介して、前記記憶媒体に対してサービスデータを要求し、
    前記記憶媒体が、サービスデータを前記第1の情報処理装置を介して前記第2の情報処理装置に送信し、
    前記第2の情報処理装置は、前記プログラムを実行することにより、サービスデータを処理し、処理結果を前記第1の情報処理装置に送信すると共に、当該処理が終了すると、その旨を示す情報を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の情報処理装置は、前記処理が終了した旨の情報を受信すると、前記第2の情報処理装置に対して、前記プログラムの終了を要求する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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