JP4506447B2 - 光分岐結合器、ビームスプリッタおよびアレイ導波路回折格子型光合分波器 - Google Patents

光分岐結合器、ビームスプリッタおよびアレイ導波路回折格子型光合分波器 Download PDF

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Description

本発明は、光信号を分岐または結合する光分岐結合器、光信号を分岐するビームスプリッタおよび光信号を合波あるいは分波するアレイ導波路回折格子型光合分波器に係わり、特に低損失な光分岐結合器、ビームスプリッタおよびアレイ導波路回折格子型光合分波器に関する。
情報伝送量の拡大に伴い、伝送容量を飛躍的に高めるWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送システムが、広く商用化されている。このWDM伝送システムでは、複数の波長の光信号を、1本の光ファイバで伝送する。このため、伝送路としての光ファイバの入出力部には、光合分波器が必要となる。この光合分波器は、複数の波長の光信号を1本の光ファイバで伝送するために合波したり、1本の光ファイバで伝送されてきた波長多重された光信号を波長ごとに分波したりする。アレイ導波路回折格子型光合分波器(AWG:Arrayed Waveguide Grating)は、数十GHzから100GHzオーダの波長間隔での光合分波が可能である。そのため、WDM伝送システムのキーデバイスとして広く使用されている。
アレイ導波路回折格子型光合分波器では、波長多重された光信号は、第1のスラブ導波路によって、アレイ導波路に等位相で入力される。分けられた同一位相の光信号は、光路長がそれぞれ異なるアレイ導波路内を伝搬することで、位相差が与えられる。次に、位相差が与えられた光信号は、第2のスラブ導波路に入力される。その光信号は、第2のスラブ導波路内で、波長ごとに集光位置が異なっている。そこで、その光信号は、波長ごとの集光位置に配置された出力導波路によって、波長ごとに分けられて出力される。アレイ導波路回折格子型光合分波器は、受動部品として、光信号の伝搬時の損失が極力低いことが重要である。このため低損失化の実現が要望されている。
アレイ導波路回折格子型光合分波器に特有の損失原因の1つとして、光信号が、スラブ導波路からアレイ導波路に伝搬される際に、アレイ導波路の間から漏れて、その一部がアレイ導波路に入射されないことがある。アレイ導波路とスラブ導波路の結合部分では、このような光の漏れによって、1〜2dB(デシベル)の損失が生じる。そこで、この損失を低減する第1の提案が行われている(たとえば特許文献1参照。)
この第1の提案では、スラブ導波路からアレイ導波路に光が入力する箇所に、テーパ状に傾斜したテーパ導波路を形成している。
図15は、この第1の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器の主要部を表わしたものである。アレイ導波路回折格子型光合分波器10におけるスラブ導波路11と、複数本からなるアレイ導波路121、122、……、125、……の接続箇所の周囲には、埋設層として楔形のテーパ導波路13が、設置されている。これは、エッチング処理によって形成されている。このテーパ導波路13の高さは、アレイ導波路121、122、……、125、……が、スラブ導波路11と接続している箇所ではスラブ導波路11の高さとほぼ等しく、スラブ導波路11から離れるに従って低くなっている。
このため、このアレイ導波路回折格子型光合分波器10のスラブ導波路11と、アレイ導波路121、122、……、125、……の接続部では、電磁界分布が徐々に変化する。したがって、スラブ導波路11を伝搬してきた光信号は、漏れることなく、アレイ導波路121、122、……、125、……との接続部に入射される。この結果、低損失化を実現することができる。これと可逆的に、アレイ導波路121、122、……、125、……内を伝搬してきた光信号は、低損失でスラブ導波路11に入射することができる。
しかしながら、この楔形のテーパ導波路13を形成するためには、エッチングにより、処理される深さ(高さ)を徐々に変えて、傾斜を作る必要がある。このため、光量を連続的に変化させるような特殊なフォトマスクやエッチング方法を用いなければならないという問題がある。よって、テーパ導波路13の生産性に問題がある。更に、アレイ導波路121、122、……、125、……間に形成されたテーパ導波路13の厚さによって、光の伝搬特性が大きく変化する。このため、テーパ導波路13の傾斜を高精度に制御する必要がある。よって、テーパ導波路13の形状の再現性および均一性に問題がある。
そこで、スラブ導波路とアレイ導波路との接続箇所にメッシュ状の導波路を形成して挿入損失を低減しようとする第2の提案が行われている(たとえば特許文献2参照)。
図16は、参考として、通常のアレイ導波路回折格子型光合分波器のスラブ導波路と、その周辺を表わしたものである。図17は、この第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器のスラブ導波路と、その周辺を表わしたものである。図16に示す通常のアレイ導波路回折格子型光合分波器20では、スラブ導波路21に入力導波路アレイ22と出力導波路アレイ23が、共に単純に接続された構造となっている。
これに対して、図17に示す第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器30では、入力導波路アレイ32は特に異なるところがないが、出力導波路アレイ33は、スラブ導波路31との接続部近傍に転換領域34を備えた構造となっている。ここで、転換領域34は、出力導波路アレイ33を横切る複数本の導波路パス35によって形成されている。導波路パス35は、図では本数を減らして示しているが、20〜40本、好ましくは30本程度存在する。また、導波路パス35は、出力導波路アレイ33と同じ材料からなる。したがって、これらの導波路パス35は、アレイ導波路回折格子型光合分波器30を構成するスラブ導波路31や出力導波路アレイ33と同じ工程で製造することができる。また、導波路パス35は、スラブ導波路31から離れるに従って次第に幅が小さくなっている。これは、スラブ導波路31から遠ざかるほど、出力導波路アレイ33の間に漏れ出す光信号が徐々に減少していくためと、出力導波路アレイ33内を伝搬する光信号が逆に導波路パス35を介して漏れ出すことを減らすためである。これにより、出力導波路アレイ33の間を伝搬する光信号を、導波路パス35によって、効率的に出力導波路アレイ33内に取り込むことができる。この第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器30では、挿入損失を転換領域34の存在によって減少させることができる。一例として、典型的なスターカプラでは、挿入損失を約0.8dBから約0.3dBへと減少させることができる。
特開2000−147283号公報(第0013段落、図1) 特開平10−274719号公報(第0010、第0012段落、図1、図2)
しかしながら、第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器30では、出力導波路アレイ33と、それを横切る導波路パス35との接続部分で、周期的な屈折率の変化が生じる。よって、特定の波長の光信号が累積されて、反射となって現われる。この反射は、光合分波器の合分波特性に、リップル、クロストーク、そして歪みなどを生じさせ、悪影響を与える。
そこで本発明の目的は、低損失化を実現する転換領域を備えるとともに、その転換領域で生じる光信号の反射を効果的に防止することを可能とする光分岐結合器、ビームスプリッタおよびアレイ導波路回折格子型光合分波器を提供することにある。
本発明の光分岐結合器は、(イ)スラブ導波路と、(ロ)前記したスラブ導波路に光信号を入力する1つ以上の入力導波路と、(ハ)前記したスラブ導波路から光信号を出力する複数の出力導波路とを備え、(ニ)複数の導波路パスが、前記した出力導波路の隣接するもの同士を連結することにより、前記したスラブ導波路と前記した出力導波路との接続状態を緩やかに変換し挿入損失を低減するための転換領域を構成することと、(ホ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、(へ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路それぞれと、これに左右に隣り合う2つの前記した出力導波路とを左右交互の順に連結することと、(ト)前記した導波路パスは、前記した出力導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、スラブ導波路からの距離が異なっていることと、(チ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていることを特徴としている。
また、本発明のビームスプリッタは、(イ)入力導波路と、(ロ)前記した入力導波路に連結して、光信号を出力する複数の出力導波路とを備え、(ハ)複数の導波路パスが、前記した入力導波路から前記した出力導波路への分岐の際に前記した出力導波路から漏れ出した光を捕獲して前記した出力導波路のいずれかに送り出すことと、(ニ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、(ホ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、前記した入力導波路から前記した出力導波路への分岐点からの距離が異なっており、これにより、前記した導波路パスは、前記した出力導波路それぞれの長手方向において、前記した出力導波路それぞれに対して左右交互に接続されることと、(へ)前記した導波路パスは、前記した出力導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていることを特徴としている。
更に本発明のアレイ導波路回折格子型光合分波器は、(イ)光信号を入力する1つ以上の入力導波路と、(ロ)前記した入力導波路に結合され、前記した光信号を分岐する第1のスラブ導波路と、(ハ)前記した第1のスラブ導波路のもう一方の側に結合され、前記した光信号に位相差を与える複数のアレイ導波路と、(ニ)前記したアレイ導波路のもう一方の側に結合され、前記した光信号を分波して出力する第2のスラブ導波路とを備え、(ホ)複数の導波路パスが、前記したアレイ導波路の隣接するもの同士を連結することにより、前記した第1または前記した第2のスラブ導波路と前記したアレイ導波路との接続状態を緩やかに変換し挿入損失を低減するための転換領域を構成することと、(へ)前記した導波路パスは、前記したアレイ導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、(ト)前記した導波路パスは、前記したアレイ導波路それぞれと、これに左右に隣り合う2つの前記したアレイ導波路とを左右交互の順に連結することと、(チ)前記した導波路パスは、前記したアレイ導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、前記した第1または前記した第2のスラブ導波路からの距離が異なっていることと、(リ)前記した導波路パスは、前記したアレイ導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていることを特徴としている。
なお、この導波路パスは、つぎのような条件を備えていてもよい。
(1)この導波路パスは、隣り合う出力導波路または導波路アレイを、左右交互の順で連結している。
(2)隣り合う導波路パス同士は、出力導波路または導波路アレイの長手方向に対して、ずれて配置されている。
(3)この導波路パスは、出力導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されている。
(4)この導波路パスは、出力導波路または導波路アレイの長手方向に対して、次第に長くなる間隔で配置されている。
(5)この導波路パスの幅は、スラブ導波路または入力導波路から離れるほど、細くなる。
(6)この導波路パスは、出力導波路または導波路アレイに対して傾斜して、配置されている。
(7)この導波路パスの幅は、連結する出力導波路または導波路アレイの間で、異なっている。
以上説明したように、本発明は、次のような効果を有する。
本発明では、出力側導波路を連結する導波路パスが、出力導波路との各接続点において、片側にだけ配置されている。このため、交差して配置されている導波路パスと比べて、等価屈折率の変化を軽減することができ、光信号の透過特性を向上させることができる。
以下に、本発明の光分岐結合器、ビームスプリッタおよびアレイ導波路回折格子型光合分波器の基本構成およびその動作原理について説明する。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態におけるアレイ導波路回折格子型光合分波器(AWG:Arrayed Waveguide Grating)の基本構成について、説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるアレイ導波路回折格子型光合分波器の概要を表わしたものである。このアレイ導波路回折格子型光合分波器50を構成する基板51上には、1以上の第1のチャネル導波路52と、複数の第2のチャネル導波路53と、異なった曲率でそれぞれ一定方向に曲がった導波路アレイ54が配置されている。また、第1のチャネル導波路52と導波路アレイ54を接続する第1のスラブ導波路55と、導波路アレイ54と第2のチャネル導波路53を接続する第2のスラブ導波路56とが配置されている。また、導波路アレイ54において、第1のスラブ導波路55、第2のスラブ導波路56の近傍の一方あるいはその両方には、接続状態を緩やかに変換する転換領域61が備えられている。導波路アレイ54は、各導波路の間に一定の光路長差(導波路長差)ΔLが設けられている。ここで、光路長は、順次長く、あるいは短くなるように設定されている。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるアレイ導波路回折格子型光合分波器の基本動作について、説明する。
第1のチャネル導波路52に入力された波長λ1、λ2、……λnの多重光信号は、第1のスラブ導波路55によって進路を広げられ、導波路アレイ54に等位相で入力される。等位相で入力された光信号は、導波路アレイ54のそれぞれによって、一定間隔ずつの位相差が付けられて、第2のスラブ導波路56に到達する。ここで、実際には波長分散があるため、波長によってその等位相面は傾いている。その結果、第2のスラブ導波路56で拡散された光信号は、波長によって光が結像(集光)する位置が異なる。そこで、第2のスラブ導波路56の境界面において、波長に対応したそれぞれの位置に第2のチャネル導波路53が配置されている。よって、第2のチャネル導波路53から波長成分λ1、λ2、……λnごとの光信号が個別に出力される。なお、この光分波作用と光合波作用は、可逆的に行われ、第2のチャネル導波路53から波長成分λ1、λ2、……λnごとの光信号を個別に入力した場合、第1のチャネル導波路52から波長λ1、λ2、……λnの多重光信号が出力される。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるアレイ導波路回折格子型光合分波器の具体的な構成について説明する。
図2は、アレイ導波路回折格子型光合分波器における第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分を具体的に表わしたものである。導波路アレイ54は、第1のスラブ導波路55と接続される箇所の近傍に、転換領域61が備えられている。この転換領域61では、導波路アレイ54を構成する各導波路621、622、……、6210の隣接するもの同士が、導波路パス63によって連結されている。なお、導波路の数および図は説明のための例示であり、これに限定されるものではない。
本実施の形態の導波路パス63は、次のような構造となっている。
導波路パス63は、各導波路621、622、……、6210に対する各接続点において、片側だけに配置されている。これらの導波路パス63は、第2の提案の図17とは異なり、各導波路621、622、……、6210に対して交差して配置されていない。
また、本実施の形態の導波路パス63は、次のような構造としてもよい。
(1)導波路パス63は、転換領域61において各導波路621、622、……、6210の長手方向に等間隔Lで配置されている。
(2)導波路パス63は、導波路621、622、……、6210における奇数番目と偶数番目の接続位置が、長手方向にL/2だけずれて配置されてもよい。たとえば、導波路621と622を連結する各導波路パス63は、導波路622と623を連結する各導波路パス63と、L/2だけずれて配置されていている。ここで、長さLは、数μmから数十μm程度であり、一例として20μmである。各導波路621、622、……、6210および導波路パス63を構成するコアの高さは、数μmから十数μm程度であり、たとえば7μmである。各導波路621、622、……、6210のコアの幅は、数μmから十数μm程度であり、たとえば7μmである。また、導波路パス63の幅は、数μmから20μm程度であり、たとえば7μmである。
(3)導波路パス63は、各導波路621、622、……、6210に対して、数本〜数十本程度が設置される。
更に、本実施の形態では、次のような条件が付加されていてもよい。
(4)導波路パス63は、転換領域61で第1のスラブ導波路55に近いほど、幅が太くてもよい。たとえば、導波路パス63は、第1のスラブ導波路55に最も近い場所で約18μmの幅で、最も遠い場所で約2μmの幅となっている。これは、各導波路621、622、623、624……、6210間に漏れた光信号が捕獲される量が、第1のスラブ導波路55に近いほど多くなるためである。
(5)各導波路パス63は、各導波路621、622、……、6210の入力端が配置されている曲線と、同心円をなす曲線で構成されていてもよい。
以上のような条件により、図17に示す第2の提案の転換領域34で生じる反射が、図2に示す本実施の形態の転換領域61では著しく減少する。その理由を以下に説明する。
図3は、図17に示す第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器における転換領域の一部の拡大を示したものである。また、図4は、図2に示す本実施の形態のアレイ導波路回折格子型光合分波器における転換領域の一部の拡大図である。
第2の提案のアレイ導波路回折格子型光合分波器30の場合を、図3(A)および図3(B)で説明する。
図3(A)は、転換領域の導波路のパターンを示したものである。各導波路パス351、352、……は、出力導波路33nと交差している。なお、光信号82は、出力導波路33nを矢印81方向に伝搬している。図3(B)は、導波路を矢印81方向に伝搬する光の感じる等価屈折率の変化を示す。このように、第2の提案では、導波路パスが、出力導波路に交差して両側に配置されているため、大きな等価屈折率の変化を生じる。また、距離Lごとに同周期で等価屈折率の変化が繰り返される。そのため、各導波路パス351、352、……の交差点において生じる微少な反射光のうち、特定波長だけが強め合う。それによって、特定波長の反射が増加する。
これに対して、本実施の形態のアレイ導波路回折格子型光合分波器50の場合を、図4(A)および図4(B)に説明する。
図4(A)は、転換領域の導波路のパターンを示す。各導波路パス631R、632R、633R、631L、632L、633Lは、出力導波路62nに対してL/2ずつずれて、片側にしか接続されていない。なお、光信号84は、出力導波路62nを矢印83方向に伝搬している。図4(B)は、導波路を矢印83方向に伝搬する光の感じる等価屈折率の変化を示す。このように、図4(B)では、導波路パスが片側にしか配置されていないため、比較的小さな等価屈折率の変化しか受けない。したがって、各導波路パス631R、632R、633R、631L、632L、633Lによる光信号の反射が弱くなる。このように、本実施の形態では、図2に示す転換領域61における周期的な等価屈折率変化が、大幅に低減される。よって、周期的な屈折率変化が低減されることによって、特定波長の反射が、大幅に低減される。従って、本実施の形態のアレイ導波路回折格子型光合分波器50は、良好な透過特性を得ることができる。
<第1の実施の形態の第1の変形例>
図5は、第1の実施の形態の第1の変形例における第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分を拡大したものである。この第1の変形例において、導波路621、622、……、6210から成る導波路アレイ54は、第1の実施の形態と配置構造が同一である。転換領域61Aは、導波路アレイ54を構成する各導波路621、622、……、6210の隣接するもの同士が、導波路パス63Aによって連結されている。なお、導波路の数および図は説明のための例示であり、これに限定されるものではない。
この第1の変形例では、第1の実施の形態における(1)、(3)の条件については、同じ条件である。ただし、(2)の条件が、第1の実施の形態と異なっている。
(2)導波路パス63Aは、導波路621、622、……、6210のそれぞれを連結する位置が、隣同士でL/3ずつずれている。具体的には、導波路624、623を連結している導波路パス63Aと、導波路623、622を連結している導波路パス63Aと、導波路622、621を連結している導波路パス63Aは、L/3ずつずれて配置されている。なお、この図例と反対方向に、L/3ずつずらして配置してもよい。
更に、この第1の変形例でも、第1の実施の形態における(4)、(5)と同じ条件が付加されていてもよい。
この第1の変形例では、導波路パス63Aにより反射を生じる位置が、2/3周期ずつ変化している。そのため、周期Lにより増幅される波長の反射を、第1の実施の形態と同様に効果的に阻止することができる。
また、第1の実施の形態では、L/2置きに導波路パス63を配置し、この第1の変形例ではL/3置きに導波路パス63Aを配置している例を示している。しかしながら、配置の形態はこれらに限るものではない。nを“1”以外の正の整数とすると、L/n置きに、導波路パスを配置してもよい。
なお、各導波路パス63Aは、図5に示すように、各導波路621、622、……、6210がスラブ導波路55と接続する端部で形成される曲線と、同心円上の曲線で形成されていてもよい。
<第1の実施の形態の第2の変形例>
図6は、第1の実施の形態の第2の変形例における転換領域の一部を示したものである。この第2の変形例の転換領域61Bでは、各導波路621、622、623、624……のそれぞれにおいて、左右に配置される導波路パス63Bが、ΔL(≠0)だけずれて配置されている。このように導波路パス63Bの位置を、各導波路621、622、623、624……の長手方向に等間隔とならないように配置することで、第1の変形例と同様に反射される波長の増幅を抑えることができる。
このように、この第2の変形例では、導波路パス63Bを、ΔLだけずらして配置することで、導波路パス63Bが各導波路621、622、623、624……に対して交差しないようにしている。したがって、光の伝搬の際に感じる等価屈折率の変化が弱められる。この第2の変形例は、図2に示す第1の実施の形態または図5に示す第1の変形例を、より一般化した構成である。
<第1の実施の形態の第3の変形例>
図7は、第1の実施の形態の第3の変形例における転換領域の一部を示したものである。この第3の変形例の転換領域61Cでは、先の実施例および各変形例と異なり、図2あるいは図5に示す第1のスラブ導波路55から離れる方向に、導波路パス63Cの配置される間隔L1、L2、L3、……、Ln(ただし間隔Lnは図示せず)が次第に長くなっている。すなわち、図示した3つの間隔L1、L2、L3の大小関係は、次の(1)式で示される。
1<L2<L3 …(1)
このように第1のスラブ導波路55から離れる方向に、導波路パス63Cの配置される間隔L1、L2、L3、……、Lnを長くしている。これは、各導波路621、622、623、624……、62n(ただし導波路62nは図示せず)間を漏れた光信号は、第1のスラブ導波路55から遠ざかるほど、捕獲される量が少なくなるためである。これは、図5での導波路パス61Aの幅を、第1のスラブ導波路55から離れるほど、細くなるように設定しているのと、共通の理由である。なお、この第3の変形例では、同じ導波路間に配置される導波路パス63Cにおいても、配置される間隔L1、L2、L3、……、Lnが異なっている。そのため、特定の周波数の反射が増幅されることを、更に効果的に防ぐことができる。
なお、これまでの例では、導波路パスの間隔にある規則性を持たせた構成を示した。しかしながら、規則性を持たず、それぞれの導波路パスの間隔がランダムに変化するだけでも同様の効果が得られる。
<第1の実施の形態の第4の変形例>
図8は、第1の実施の形態の第4の変形例における転換領域の一部を示したものである。この第4の変形例の転換領域61Dでは、導波路パス63Dの配置される間隔L1、L2、L3、……が次の(2)式に示すようにランダムに異なっている。
1≠L2,L2≠L3,L1≠L3 …(2)
これによって、各導波路621、622、623、624……の長さ方向において、反射が生じる波長を、ランダムに変化させることができる。よって、光信号の反射が周期的に生じることを防ぎ、特定波長の光信号の反射が累積することを低減できる。
<第1の実施の形態の第5の変形例>
図9は、第1の実施の形態の第5の変形例における転換領域の一部を示したものである。この第5の変形例の転換領域61Eでは、互いに隣接する導波路621と622、622と623、623と624、などを接続する導波路パス63Eが、所定の角度、傾斜して連結している。そのため、導波路パス63Eは、導波路621、622、623、624……の長手方向において、異なった位置で接続される。その結果、屈折率の変化点が、異なった位置に存在する。たとえば導波路622と導波路623を連結する導波路パス63EXは、導波路の長手方向に対して、異なった位置に屈折率変化点85,86を生じさせる。
これにより、各導波路間での屈折率の周期的な変化を低減している。従って、特定波長の光信号の反射が増幅することを、更に低減することができる。また、この第5の変形例では、導波路パス63EXで捉えた漏れ光を、光の進行方向に傾斜された側の導波路622に送り出しやすいという利点もある。更に、この第5の変形例では、導波路パス63EXが光の進行方向に対して垂直となっていないため、ここで反射される光がスラブ導波路内に戻りにくいという効果もある。
<第1の実施の形態の第6の変形例>
図10は、第1の実施の形態の第6の変形例における転換領域の一部を示したものである。この第6の変形例の転換領域61Fでは、導波路パス63Fは、一方向に幅が広がっている。この図では、一例として、第1の導波路パス63F1と、第2の導波路パス63F2とが反転された形状であるものを示している。このように、導波路パスの形状は、各導波路を交差しない形状において、自由に選択可能である。
<第1の実施の形態の第7の変形例>
図11は、第1の実施の形態の第7の変形例における第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分の拡大したものである。この第7の変形例は、図2の第1の実施例の形態と同様に、隣り合わせの導波路パスは、一例として、中心軸がL/2周期程度ずれて配置されている。ただし、導波路パス63Gの幅の変化量がさらに大きくなっている。そのため、第1のスラブ導波路55の近傍では、導波路パスの幅が広くなって、隣の導波路パスと重なっている領域が存在する。具体的には、導波路パス63G1Rと隣の導波路パス63G1Lは、導波路622と接続されている領域64Aが重なっている。同じく、導波路パス63G1Lと隣の導波路パス63G2Rは、導波路622に対して重なっている領域64Bが存在する。このように、導波路パス63G3Lまでは、導波路622に対して重なっている領域が存在する。なお、導波路パス63G3Lよりも図で上側の領域では、導波路パスの幅が狭くなっているため、重なっていない。
このように、隣り合う導波路パスは、中心軸がずれて配置されていれば、重なっている領域が存在してもかまわない。これによって、設計の自由度が大きくなる。図11のように、スラブ導波路からの距離に対する導波路パスの幅の変化量を、さらに大きくすることが可能となる。スラブ導波路近傍では、漏れ光の光密度が高い。そこで、スラブ導波路近傍では、導波路パスの幅をより広くすることで、漏れ光を効率的に捉えることが可能となる。なお、スラブ導波路から離れた場所では、漏れ光の光密度が低い。そのため、図11のように、導波路パスの幅を狭くして、隣り合う導波路パスが重ならないようにしてもよい。これにより、導波路62から導波路パス63GnR、63GnL(nは、例えば4以上の整数)に、逆に光が漏れ出すことを防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
図12は、本発明の第2の実施の形態におけるビームスプリッタの構成を示したものである。このビームスプリッタ101は、1本の入力導波路102と、この入力導波路102を進行する光を2方向に分岐する第1および第2の出力導波路103、104を備えている。第1および第2の出力導波路103、104における分岐点から比較的近い場所には、分岐の際に第1あるいは第2の出力導波路103、104から漏れ出した光を捕獲する導波路パス105〜110が備えられている。これらの導波路パス105〜110の本数、幅、分岐点から配置される距離等の特徴は、第1の実施の形態と同様である。また、入力導波路102、第1および第2の出力導波路103、104のサイズも、第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態のビームスプリッタ101では、第1の実施の形態と同様に、出力導波路103、104に対して、導波路パス105〜110が交差していない。そのため、等価屈折率の急激な変化を抑え、特定波長の光信号が反射されることを低減できる。
<第2の実施の形態の第1の変形例>
図13は、本発明の第2の実施の形態の第1の変形例におけるビームスプリッタの構成を示したものである。この第1の変形例のビームスプリッタ101Aでは、それぞれの導波路パス105A〜110Aの出力導波路103あるいは104との接続部分が、ほぼ直角に接続されている。また、導波路パス105A、106Aについては、パスが曲線形状となって、出力導波路103と104を連結している。
<第2の実施の形態の第2の変形例>
図14は、第2の実施の形態の第2の変形例におけるビームスプリッタの構成を示したものである。この第2の変形例のビームスプリッタ111は、1本の入力導波路112と、この入力導波路112から入力された光を拡散するスラブ導波路等のビーム拡散部113と、このビーム拡散部113の出力側に一定の間隔を置いて放射状に配置された複数の導波路1141、1142、……、11410と、これらの導波路1141、1142、……、11410の隣接するもの同士を接続する導波路パス115とを備えている。なお、各導波路1141、1142、……、11410と導波路パス115の関係は、第1の実施の形態と同等であるので、その具体的な説明は省略する。なお、この例では、入力導波路を1本の例で示したが、入力導波路をN本として、N×M光カプラとしてもよい。
本発明が以上説明した実施例および変形例に限定されるものでないことは当然である。また、本発明が全ての選択肢、変更態様および均等物を含むことも当然である。
本発明の第1の実施の形態におけるアレイ導波路回折格子型光合分波器の概略構成図である。 図1の第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分の拡大平面図である。 (A)は、図17のアレイ導波路回折格子型光合分波器における転換領域の一部の構成図、(B)は、その屈折率の変化を表した説明図である。 (A)は、図1のアレイ導波路回折格子型光合分波器における転換領域の一部の構成図、(B)は、その屈折率の変化を表わした説明図である。 第1の実施の形態の第1の変形例における第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分の拡大平面図である。 第1の実施の形態の第2の変形例における転換領域の一部を示した拡大平面図である。 第1の実施の形態の第3の変形例における転換領域の一部を示した拡大平面図である。 第1の実施の形態の第4の変形例における転換領域の一部を示した拡大平面図である。 第1の実施の形態の第5の変形例における転換領域の一部を示した拡大平面図である。 第1の実施の形態の第6の変形例における転換領域の一部を示した拡大平面図である。 第1の実施の形態の第7の変形例における第1のスラブ導波路と導波路アレイの接続部分の拡大平面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるビームスプリッタの構成を表わした平面図である。 第2の実施の形態の第1の変形例におけるビームスプリッタの構成を表わした平面図である。 第2の実施の形態の第2の変形例におけるビームスプリッタの構成を表わした平面図である。 従来の第1の提案によるアレイ導波路回折格子型光合分波器の主要部を表わした斜視図である。 通常のアレイ導波路回折格子型光合分波器のスラブ導波路とその周辺を表わした平面図である。 従来の第2の提案によるアレイ導波路回折格子型光合分波器のスラブ導波路とその周辺を表わした平面図である。
符号の説明
50 アレイ導波路回折格子型光合分波器
51 基板
54 導波路アレイ
55 第1のスラブ導波路
56 第2のスラブ導波路
61、61A〜61G 転換領域
62、114 導波路
63、105〜110、115 導波路パス
101、101A ビームスプリッタ
102、112 入力導波路
103、104 出力導波路
113 ビーム拡散部

Claims (9)

  1. スラブ導波路と、
    前記スラブ導波路に光信号を入力する1つ以上の入力導波路と、
    前記スラブ導波路から光信号を出力する複数の出力導波路とを備え、
    複数の導波路パスが、前記出力導波路の隣接するもの同士を連結することにより、前記スラブ導波路と前記出力導波路との接続状態を緩やかに変換し挿入損失を低減するための転換領域を構成することと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路それぞれと、これに左右に隣り合う2つの前記出力導波路とを左右交互の順に連結することと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、スラブ導波路からの距離が異なっていることと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていること
    を特徴とする光分岐結合器。
  2. 前記導波路パスの幅は、前記スラブ導波路から離れるほど、細くなることを特徴とする請求項1記載の光分岐結合器。
  3. 前記導波路パスは、前記スラブ導波路から距離が互いに異なる位置において、隣接する前記出力導波路のそれぞれを連結していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光分岐結合器。
  4. 前記導波路パスは、前記出力導波路に対して傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光分岐結合器。
  5. 前記導波路パスの幅は、連結する前記出力導波路の間で異なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光分岐結合器。
  6. 入力導波路と、
    前記入力導波路に連結して、光信号を出力する複数の出力導波路とを備え、
    複数の導波路パスが、前記入力導波路から前記出力導波路への分岐の際に前記出力導波路から漏れ出した光を捕獲して前記出力導波路のいずれかに送り出すことと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、前記入力導波路から前記出力導波路への分岐点からの距離が異なっており、これにより、前記導波路パスは、前記出力導波路それぞれの長手方向において、前記出力導波路それぞれに対して左右交互に接続されることと、
    前記導波路パスは、前記出力導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていること
    を特徴とするビームスプリッタ。
  7. 前記導波路パスの幅は、前記入力導波路から離れるほど、細くなることを特徴とする請求項6記載のビームスプリッタ。
  8. 光信号を入力する1つ以上の入力導波路と、
    前記入力導波路に結合され、前記光信号を分岐する第1のスラブ導波路と、
    前記第1のスラブ導波路のもう一方の側に結合され、前記光信号に位相差を与える複数のアレイ導波路と、
    前記アレイ導波路のもう一方の側に結合され、前記光信号を分波して出力する第2のスラブ導波路とを備え、
    複数の導波路パスが、前記アレイ導波路の隣接するもの同士を連結することにより、前記第1または前記第2のスラブ導波路と前記アレイ導波路との接続状態を緩やかに変換し挿入損失を低減するための転換領域を構成することと、
    前記導波路パスは、前記アレイ導波路との各接続点において、片側にだけ配置されていることと、
    前記導波路パスは、前記アレイ導波路それぞれと、これに左右に隣り合う2つの前記アレイ導波路とを左右交互の順に連結することと、
    前記導波路パスは、前記アレイ導波路それぞれに対して左右に配置されるものが、前記第1または前記第2のスラブ導波路からの距離が異なっていることと、
    前記導波路パスは、前記アレイ導波路の長手方向に対して、ランダムな間隔で配置されていること
    を特徴とするアレイ導波路回折格子型光合分波器
  9. 前記導波路パスの幅は、前記第1のスラブ導波路または前記第2のスラブ導波路から離れるほど、細くなることを特徴とする請求項8記載のアレイ導波路回折格子型光合分波器
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