JP2002071980A - 波長ルータ - Google Patents

波長ルータ

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JP2002071980A
JP2002071980A JP2000263933A JP2000263933A JP2002071980A JP 2002071980 A JP2002071980 A JP 2002071980A JP 2000263933 A JP2000263933 A JP 2000263933A JP 2000263933 A JP2000263933 A JP 2000263933A JP 2002071980 A JP2002071980 A JP 2002071980A
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waveguides
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optical path
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Hideaki Okayama
秀彰 岡山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続導波路間の間隔を最小化することで分散
を拡大して、小型で高波長分解能の素子を実現する。 【解決手段】 基板10上に平面導波路12a、12b
と接続導波路14とチャネル導波路16a、16bとが
設けられる。各平面導波路は接続端面12aE、12b
Eと入出力端面12aS、12bSとを備える。両者の
接続端面の間は接続導波路で接続される。各平面導波路
の入出力端面にはチャネル導波路が接続される。各平面
導波路では、入出力端面の光入出力部から接続端面と接
続導波路との接続部までの距離が接続導波路ごとにそれ
ぞれ異なる。各平面導波路では、接続導波路との接続部
に光路変換器22aおよび22bが設けられる。この光
路変換器は平面導波路中の光伝搬方向から接続導波路中
の光伝搬方向への変換、またはこの変換の逆変換を行う
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、波長多重された
光信号を波長ごとに方路設定するための波長ルータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、波長ルータとして、アレイ導波路
回折格子素子やグレーティングを用いた素子など、様々
なタイプのものが知られている。
【0003】文献1「オプトロニクスNo.218 p
p.139−143,2000年2月」には、アレイ導
波路回折格子素子の例が記載されている。アレイ導波路
回折格子素子は、複数の入力ポートを設定できること
や、単一段で使用可能なことから最も盛んに研究されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アレイ導波路回折格子
素子は、スターカプラ状の平面導波路を二つ用い、その
間を長さがそれぞれ異なるチャネル導波路(接続導波
路)で接続した構成となっている。入出力ポートは、ス
ターカプラのこの接続導波路とは反対側のポートに接続
されている。
【0005】素子の性能を測る指数として、波長分散特
性がある。これは波長の変化に対して光ビームの方向が
どれだけ変化するかを示すものである。ビームの偏向方
向は、隣接する接続導波路間の光路長差と導波路間の幅
との関係で決まる。光路長差が大きいほど、導波路間の
幅dが小さいほど、偏向角dΘr は大きくなる。分散は
次式(a)で示されるものとなる。
【0006】 λdΘr /dλ=−ΔL/d ・・・(a) ここでΔLは隣接する接続導波路間の光路長差である。
アレイ導波路回折格子では、接続導波路間の光結合が生
じるとクロストーク特性が悪化するため、接続導波路間
に20μm以上の間隔dを必要とする。また、フィルタ
透過域幅ΔλFを基準として考えると、次式(b)の関
係が成立する。
【0007】 ΔL=2λ2 /(NΔλF ) ・・・(b) ここでNは接続導波路の本数である。したがって、次式
(c)が成立する。
【0008】 dΘr /dλ=−2λ/(NdΔλF ) ・・・(c) クロストーク特性を良くするためには、Nを100本以
上程度とするため、分散はあまり大きく取れない。しか
し、(c)式より、dを小さくすれば分散を高めること
が可能である。
【0009】参考までに、スターカプラの長さLは以下
の式(d)より算出される。
【0010】 L=(ΔλF /ΔλC )(NDd)/(2λ) ・・・(d) ここでDは出力ポートの間隔であり、ΔλC は波長チャ
ネル間の波長差である。導波路間の幅dが大きいこと
は、スターカプラの長さLの拡大につながることが理解
される。例えば、ΔλF /ΔλC =1、d/λ=20、
D=30μm、N=100とすればL=30mm程度と
なる。
【0011】この発明は以上のような点に鑑みなされた
ものであり、したがってこの発明は、接続導波路間の間
隔dを最小化することで分散を拡大して、小型で高波長
分解能の素子を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願に係る
発明の波長ルータによれば、複数の入出力部及び複数の
接続部を備え、各入出力部から入射した光が各接続部に
向かって拡散する構造を有する2つの第1の導波路と、
複数の第2の導波路と、光を第1の導波路から第2の導
波路へ導く、または光を第2の導波路から第1の導波路
へ導く光路変換器とからなり、2つの第1の導波路の各
接続部は、複数の第2の導波路を介して互いに接続さ
れ、複数の光の入出力部から、各接続部までの距離がそ
れぞれ異なり、光路変換器は、接続部に設けられている
ことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、光路変換器を設けるこ
とによって、従来構成に比べて第2の導波路間の幅を小
さくすることができる。そのため、波長分散特性が向上
する。したがって、第1の導波路の長さを短縮化するこ
とが可能になる。
【0014】この発明の波長ルータにおいて、好ましく
は、基板上に堆積されたクラッドを有し、2つの第1の
導波路及び複数の第2の導波路を、クラッド中に、所定
パタンのコアを埋め込むことで形成してあり、光路変換
器は、全反射面であると良い。
【0015】また、この発明の波長ルータにおいて、好
ましくは、クラッドに設けた開口部を有し、全反射面
は、開口部とクラッドとの境界面であると良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。なお、図は、この発明を理
解できる程度に形状、大きさおよび配置関係を概略的に
示すものに他ならない。よって、この発明は、図示例に
何ら限定されることがない。
【0017】図1は、この実施の形態の波長ルータの構
成を示す平面図である。この波長ルータは、基板10上
に形成された光導波路によって構成される。基板10
は、石英、シリコン、化合物半導体、有機物などの基板
である。光導波路は、基板10上に堆積したクラッド中
に、所定パタンのコアを埋め込んで形成される。コアの
屈折率はクラッドの屈折率よりも高い。図1では、基板
10上のコアのパタンを黒塗り領域で示してあり、クラ
ッドの図示は省略している。
【0018】上述の光導波路として、この波長ルータ
は、2個の平面導波路12aおよび12bと、複数個の
接続導波路14と、一方の平面導波路12aに接続され
る複数個のチャネル導波路16aと、他方の平面導波路
12bに接続される複数個のチャネル導波路16bとを
備える。接続導波路およびチャネル導波路の個数は、入
力される光信号の波長多重度などに応じて適宜選択され
る。
【0019】上述の平面導波路12aは、互いに対向す
る接続端面12aEおよび入出力端面12aSを備えて
いる。同様に、もう一つの平面導波路12bも、互いに
対向する接続端面12bEおよび入出力端面12bSを
備えている。一方の平面導波路12aの接続端面12a
Eと、他方の平面導波路12bの接続端面12bEとの
間は、接続導波路14のアレイによって接続されてい
る。この例では、各接続導波路14の長さが異なってい
るが、同一でも良い。
【0020】このように構成してあるので、平面導波路
12aの接続端面12aEから出力された光信号は、接
続導波路14によって、他方の平面導波路12bの接続
端面12bEに導かれる。
【0021】また、平面導波路12aの入出力端面12
aSにはチャネル導波路16aが接続されている。この
例では、このチャネル導波路16aの端部が入力ポート
18として用いられる。同様に、平面導波路12bの入
出力端面12bSにはチャネル導波路16bが接続され
ている。この例では、このチャネル導波路16bの端部
が出力ポート20として用いられる。
【0022】したがって、いずれかの入力ポート18に
入力された光信号は、チャネル導波路16aによって平
面導波路12aの入出力端面12aSに導かれる。ま
た、平面導波路12bの入出力端面12bSから出力さ
れた光信号は、チャネル導波路16bによって出力ポー
ト20に導かれる。
【0023】また、平面導波路12aでは、入出力端面
12aSにおける光の入出力部(入出力端面12aSと
チャネル導波路16aとの接続部)から、入出力端面1
2aSに対向する接続端面12aEと各接続導波路14
との接続部までの距離が、接続導波路14ごとにそれぞ
れ異なっている。同様に、平面導波路12bでは、入出
力端面12bSにおける光の入出力部(入出力端面12
bSとチャネル導波路16bとの接続部)から、入出力
端面12bSに対向する接続端面12bEと各接続導波
路14との接続部までの距離が、接続導波路14ごとに
それぞれ異なっている。
【0024】さらに、平面導波路12aでは、接続端面
12aEと接続導波路14との接続部に光路変換器(光
路変換部)22aが設けられている。この光路変換器2
2aは、平面導波路12a中における光の伝搬方向から
接続導波路14中における光の伝搬方向への変換、また
はこの変換の逆変換を行うものである。光路変換器22
aの構成について、図2を参照して説明する。
【0025】図2は、平面導波路12aの接続端面12
aE近傍を拡大して示した図である。この例では、接続
導波路14を構成するコアの、上述した接続部における
側面が全反射面になっていて、この側面が光路変換器2
2aを構成している。この側面を全反射面とするには、
この側面をクラッドと非接触の状態にすれば良い。この
非接触の状態は、クラッドにドライエッチングで開口2
4a(図2中の三角形状の領域)を掘り込むことで実現
される。このようにすると、開口24a内の空気とコア
との間の屈折率差により、コアの側面を全反射面として
得ることができる。
【0026】なお、接続導波路14がリッジ型であれ
ば、コアの側面はクラッドで覆われてなく、すなわち、
コアの側面はクラッドと非接触の状態であるから、特に
開口を形成する必要はない。
【0027】同様に、他方の平面導波路12bにあって
も、接続端面12bEと接続導波路14との接続部に光
路変換器22bが設けられている。この光路変換器22
bは、平面導波路12b中における光の伝搬方向から接
続導波路14中における光の伝搬方向への変換、または
この変換の逆変換を行うものである。光路変換器22b
の構成は、図2を参照して説明した光路変換器22aの
構成と同じである。
【0028】したがって、図2中に矢印aで示すよう
に、平面導波路12a中を進行して接続端面12aEに
達した光信号は、光路変換器22aにより偏向され、接
続導波路14中に入力される。このときの光路変換器2
2aの動作は上述の「変換」に相当する。また、接続導
波路14を通って他方の平面導波路12bの接続端面1
2bEに達した光信号は、光路変換器22bにより偏向
され、平面導波路12b中に入力される。このときの光
路変換器22bの動作は上述の「逆変換」に相当する。
【0029】図3は、平面導波路12aを拡大して示し
た図である。図3に示すように、この平面導波路12a
の接続端面12aEは、光路変換器22aを設けたこと
により、光の伝搬軸に対して傾けられている。このた
め、各接続導波路14間の間隔Gが大きくても、実質的
な間隔(隣接する接続導波路14にそれぞれ入力される
光ビーム間の間隔)g(=d)はGよりもかなり小さな
値にすることが可能である。また、このことは平面導波
路12bについても同様である。
【0030】次に、この実施の形態の波長ルータの動作
につき図1を参照して説明する。
【0031】入力ポート18に入力された光信号は、チ
ャネル導波路16aによって平面導波路12aの入出力
端面12aSに導かれる。平面導波路12a内では、横
方向の閉じ込めが無いために、光は回折により平面導波
路12a内を広がりながら伝搬していく。平面導波路1
2aの接続端面12aEに達した光は、光路変換器22
aによって偏向され、接続導波路14に入力される。接
続導波路14を伝搬後、平面導波路12bの接続端面1
2bEに達した光は、光路変換器22bによって偏向さ
れ、平面導波路12b内を入出力端面12bS方面へと
向かって伝搬される。複数の接続導波路14からの光
は、入出力端面12bSにおいて干渉し、チャネル導波
路16b中に焦点を結ぶ。
【0032】図3に示す平面導波路12aを例にとって
説明すると、入出力端面12aSにおける回折位置(集
光点)26と各光路変換器22aとの距離の差、および
各接続導波路14の長さは相違している。このため、光
がどの経路をとるかで位相が異なってくる。さらにこの
位相差が波長に応じて異なる。これにより、平面導波路
12bにおける集光位置が波長ごとに変化し、波長に応
じた光の分離が可能となる。
【0033】次に、この実施の形態の波長ルータの波長
分散特性につき図3を参照して説明する。
【0034】まず、平面導波路12a内での光路長差を
求める。このため、ある光路変換器22aと、これに隣
接する光路変換器22aと、入出力端面12aS上の集
光点26とで構成される三角形の頂角をdΘとする。ま
た、この三角形中に含まれる二等辺三角形の辺の長さ
(一方の光路変換器22aと集光点26との距離)をL
で表す。また、光路変換器22aの双方を結ぶ辺と上述
の二等辺三角形の底辺との角度をΦで表す。さらに、一
方の光路変換器22aと集光点26との距離と、他方の
光路変換器22aと集光点26との距離との差をdLで
表す。
【0035】良好なクロストーク特性を得るためには、
角度dΘが各光路変換器22aの組に対して一定である
必要がある。また、上述したLは平面導波路12a中で
の光経路の光路長を表し、dLは平面導波路12a中で
の光経路間の光路長差を表している。
【0036】下式(1)および(2)が成立する。
【0037】 tan(dΘ/2)=[G/(2L)]cosΦ/{1+[G/(2L)]s inΦ} ・・・(1) dL=GsinΦ/cos(dΘ/2) ・・・(2) 回折位置あるいは集光点26の位置ずれSによる光路長
Lの変化δ(dL)は、Φ(=S/L)の変化になるた
め、(2)式より次式(3)で示す関係が導かれる。
【0038】 δ(dL)=[GcosΦ/cos(dΘ/2)]S/L ・・・(3) また、(1)式からは次式(4)の関係が導かれる。
【0039】 G/L=2tan(dΘ/2)/{cosΦ[1−2tan(dΘ/2)ta nΦ]} ・・・(4) よって、(3)および(4)式からδ(dL)を導くと
次の式(5)が得られる。
【0040】 δ(dL)=2tan(dΘ/2)S/{cos(dΘ/2)[1−2tan (dΘ/2)tanΦ]} ・・・(5) Aを下式(6)で定義すると、δ(dL)はASで表さ
れる。
【0041】 A=2tan(dΘ/2)/{cos(dΘ/2)[1−2tan(dΘ/2 )tanΦ]} ・・・(6) 角度dΘが充分小さければ、A〜dΘ(すなわちAはほ
ぼdΘに等しい。)である。Lによる依存性が(5)式
には無いので、すべての経路での光路長変化はdΘおよ
びΦの調整により一定となり、特性を悪化させる位相チ
ャープは生じない。光経路間の総合光路長差をΔLとす
ると、位相項はiを経路番号として、ik(ΔL+A
S)で与えられる。ここでkは光の波数である。mを干
渉の次数とすれば、光は、k(ΔL+AS)/2=mπ
の位置で焦点を結ぶ。したがって、焦点を結ぶ波長λは
λ=(ΔL+AS)/mで表される。これより分散dS
/dλが下式(7)のように求められる。
【0042】 dS/dλ=m/A〜ΔL/(λdΘ) ・・・(7) すなわち、分散dS/dλは、ΔL/(λdΘ)にほぼ
等しい。(7)式より、偏向角dΘr をdΘr =dS/
avで表示すると、LavdΘ=gavの関係を用いて下式
(8)のように波長分散が求められる。
【0043】 λdΘr /dλ=−ΔL/gav ・・・(8) ここで、LavはLの平均値を示し、gavはgの平均値を
示している。上述したように、従来はd=Gであったも
のがd=g=GcosΦとなり、各接続導波路14間の
実質的な間隔gはGよりも小さくなる。したがって、波
長分散特性は1/cosΦ程度改善される。つまり、同
じ特性であれば平面導波路の長さはcosΦだけ短縮さ
れることになる。例えば、Φを75度とすれば、波長分
散特性は約4倍向上する。
【0044】以下、Φを75度とした場合の具体的な計
算例を示す。
【0045】すでに説明したように、下式(9)の関係
が成立する。
【0046】 dΘr /dλ=−2λ/(NdΔλF ) ・・・(9) ここで、ΔλF はフィルタ透過域幅、Nは接続導波路の
本数、dは接続導波路間の間隔である。
【0047】また、平面導波路の長さLavは下式(1
0)により算出される。
【0048】 Lav=(ΔλF /ΔλC )(NDd)/(2λ) ・・・(10) ここで、ΔλC は波長チャネル間の波長差、Dは平面導
波路の入出力端面におけるチャネル導波路の間隔であ
る。
【0049】(9)式において、λ/d=0.05、N
=100、ΔλF =0.0001とし、dがcosΦ倍
になることを考慮すると、従来はdΘr /dλ=−10
程度であったものが、この実施の形態の波長ルータでは
dΘr /dλ=−40となる。つまり、波長差dλ=
0.01に対して、dΘr =0.4rad(22度)が
達成される。
【0050】また、(10)式において、ΔλF /Δλ
C =1、d/λ=20、D=30μm、N=100と
し、dがcosΦ倍になることを考慮すると、従来はL
av=30mm程度であったものが、この実施の形態の波
長ルータではLav=8mm程度となる。
【0051】また、入出力部においても同様に、チャネ
ル導波路間の間隔を低減させると、さらに平面導波路長
の短縮化が図れる。例えば、D=10μmとすればさら
に3倍改善され、Lav=3mm程度にすることができ
る。
【0052】以上説明したように、この実施の形態の波
長ルータによれば、光路変換器22aおよび22bを設
けることによって、従来構成に比べ接続導波路14間の
幅を小さくすることができる。したがって、波長分散特
性が向上する。よって、平面導波路の長さを短縮化する
ことが可能になる。
【0053】また、従来は平面導波路内で広がった光が
接続導波路間に漏れてしまう分を拾うために、接続導波
路の接続端面との接続部にテーパ構造を設ける必要があ
った(例えば文献1参照)。一方、この実施の形態の波
長ルータでは、光路変換器を備えているため、テーパ構
造を設ける必要はない。よって、この実施の形態の波長
ルータによれば、接続導波路14から平面導波路12b
へ光が入射する際、接続導波路14の接続部の幅に反比
例する光の回折角を大きくすることができる。このた
め、平面導波路12bの長さを特に長くしなくても、回
折光を入出力端面12bS全体に十分行き渡らせること
ができる。よって、出力光のパワーの均一性を比較的短
い平面導波路で実現できる。
【0054】なお、この実施の形態では、図1に示すよ
うに、接続導波路に関して左右対称な配置の構造にした
が、必ずしもこの配置に限られない。また、この実施の
形態では、図1に示すように、各接続導波路を曲線状に
延在させたが、光路変換器の向きを変更するなどによ
り、各接続導波路を直線状に延在させることも可能であ
る。また、光路変換器には反射の原理を用いたが、屈折
の原理を用いることも可能である。例えば、平面導波路
12aと接続導波路14を屈折率の異なる材料で斜めの
境界面で接続する方法がある。
【0055】
【発明の効果】この発明の波長ルータによれば、複数の
入出力部及び複数の接続部を備え、各入出力部から入射
した光が各接続部に向かって拡散する構造を有する2つ
の第1の導波路と、複数の第2の導波路と、光を第1の
導波路から第2の導波路へ導く、または光を第2の導波
路から第1の導波路へ導く光路変換器とからなり、2つ
の第1の導波路の各接続部は、複数の第2の導波路を介
して互いに接続され、複数の光の入出力部から、各接続
部までの距離がそれぞれ異なり、光路変換器は、接続部
に設けられている。
【0056】この構成によれば、光路変換器を設けるこ
とによって、従来構成に比べて第2の導波路間の幅を小
さくすることができる。そのため、波長分散特性が向上
する。したがって、第1の導波路の長さを短縮化するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の波長ルータの構成を示す図であ
る。
【図2】平面導波路の接続端面近傍の構成を示す図であ
る。
【図3】平面導波路の構成を示す図である。
【符号の説明】
10:基板 12a,12b:平面導波路 12aS,12bS:入出力端面 12aE,12bE:接続端面 14:接続導波路 16a,16b:チャネル導波路 18:入力ポート 20:出力ポート 22a,22b:光路変換部 24a:開口 26:回折位置(集光点)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力部及び複数の接続部を備
    え、前記各入出力部から入射した光が前記各接続部に向
    かって拡散する構造を有する2つの第1の導波路と、 複数の第2の導波路と、 光を前記第1の導波路から前記第2の導波路へ導く、ま
    たは光を前記第2の導波路から前記第1の導波路へ導く
    光路変換器とからなり、 前記2つの第1の導波路の前記各接続部は、前記複数の
    第2の導波路を介して互いに接続され、 前記複数の光の入出力部から、前記各接続部までの距離
    がそれぞれ異なり、 前記光路変換器は、前記接続部に設けられていることを
    特徴とする波長ルータ。
  2. 【請求項2】 基板上に堆積されたクラッドを有し、 前記2つの第1の導波路及び前記複数の第2の導波路
    を、前記クラッド中に、所定パタンのコアを埋め込むこ
    とで形成してあり、 前記光路変換器は、全反射面であることを特徴とする請
    求項1記載の波長ルータ。
  3. 【請求項3】 前記クラッドに設けた開口部を有し、 前記全反射面は、前記開口部と前記クラッドとの境界面
    であることを特徴とする請求項2記載の波長ルータ。
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