JP4506064B2 - 表示装置、表示方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、画面上の表示内容をポインタによって選択することにより、所定の処理を行う場合に、選択された表示内容に関連する計数量、たとえば表示内容を記憶するための記憶媒体における空き領域などを見易い個所に表示することができる表示装置、表示方法およびその表示装置をコンピュータにより機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の表示装置として、たとえば、コンピュータに接続されたモニタの画面に画像を表示する場合に、その画像のサイズをバー表示するという技術を採用した装置が知られている(特開平5−307375号公報)。また、ハードディスク、メモリおよびバッテリの残量を一定時間毎に画面に表示する装置も知られている(特開平6−282393号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のものは、画像のサイズやハードディスクの残量などを画面上の固定位置にて表示しているので、画面上でポインタを用いて作業を行う場合は、上記の残量を確認するたびに視点をポインタと残量表示部分との間を往復移動させなければならない。そのため、非常に目が疲れるし、作業性が悪いという問題がある。また、画面上で画像編集などの作業を行う場合に、残量表示部分が邪魔になるため、作業性が悪いという問題もある。
【0004】
そこで、この発明は、ポインタを用いて画面上で処理を行う場合に所定の計数量などを表示する手法を改良し、目が疲れず作業性の良い表示装置を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる機能を備えた表示装置において、前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶する記憶手段と、前記ポインタが指示した前記画面上の位置に表示される表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算する演算手段と、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示する表示手段と、を備えたという技術的手段を用いる。
【0006】
上記所定の操作手段により、ポインタを画面上の所定の表示内容上に移動すると、そのポインタが指示している表示内容に対応付けられているデータが、記憶手段から読出される。そして、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合が演算され、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合が面積グラフで表示される。
たとえば、後述する発明の第1実施形態に記載するように、ペン型のポインタ40を表示されている所定の画像上に移動させると、ポインタ40により指示された画像に対応付けられているデータ量が、記憶領域の空き領域から減算され、この後、さらに画像データを記憶可能な空き領域をインクの残量に例えて表示する残量表示部42の黒い部分が減少する。
つまり、ポインタが指示した表示内容に関連する計数量と特定の量との割合を、ポインタ本体の表示領域を特定の量として、面積グラフで表示することができるため、ポインタを見ている視点を移動させなくても、上記演算結果を一目瞭然に知ることができる。これにより、現在注目する処理の数量的な結果を処理動作毎に知ることができるので、次に取るべき処理内容や手順をポインタの移動と同時に判断することができるようになる。また、演算結果がポインタ本体内に表示されるため、ポインタを移動させれば、演算結果がポインタ本体内に表示された状態で移動するため、演算結果を表示する部分が画面上で邪魔になることがない。
したがって、目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の表示装置において、前記特定の量は特定の総量であり、前記演算手段は、前記読出されたデータに対応付けられた計数量に従って、前記特定の総量から使用量および残量の割合を演算し、前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の総量として、使用量および残量の割合を面積グラフで表示するという技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2のいずれか1つに記載の表示装置において、前記演算手段は、前記データを読出す毎に、前記特定の量から前記計数量を減算して行き、前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、計数量と特定の量との割合を面積グラフで表示するという技術的手段を用いる。
【0008】
つまり、ポインタにより指示する表示内容が変化すると、その表示内容と対応付けられている計数量を示すデータも変化するが、その変化する毎に読出される計数量を元の残量から減算し、その結果をポインタ本体内に面積グラフで表示することができる。
したがって、現在注目する処理において、関連する計数量が減少する様子や残量が次の処理内容を選んだり決めたりするうえで重要な判断指標となる場合があり、これにより、ポインタから視線をずらさなくても、計数量が減少する様子を一目瞭然に知ることができるため、目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0009】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の表示装置において、前記演算手段は、前記データを読出す毎に、前記計数量を累積加算し、かつ、前記特定の量から前記累積加算した計数量を減算し、前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、計数量と特定の量との割合を面積グラフで表示するという技術的手段を用いる。
【0010】
つまり、ポインタにより指示する表示内容が変化すると、その表示内容と対応付けられている計数量を示すデータも変化するが、その変化する毎に読出される計数量を元の残量に累積加算し、その結果をポインタ本体内に面積グラフで表示することができる。
したがって、現在注目する処理において、関連する計数量が増加する様子や加算された総量が次の処理内容を選んだり決めたりするうえで重要な判断指標となる場合があり、これにより、ポインタから視線をずらさなくても、計数量が増加する様子を一目瞭然に知ることができるため、目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の表示装置において、前記表示手段は、前記演算結果を筆記具の形状をしたポインタの筆記材料の残量に模して表示するという技術的手段を用いる。
【0016】
つまり、演算結果を筆記具の形状をしたポインタの筆記材料の残量に模して表示することができるため、演算結果を馴染みやすい感覚で捉えることができる。
たとえば、後述する発明の第1実施形態に記載するように、ペン型のポインタを表示し、演算結果をインク(請求項5に記載の筆記材料に対応)の残量に例えて表示することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の表示装置において、前記操作手段は、前記演算手段の実行を指示する指示手段を備えるという技術的手段を用いる。
【0018】
つまり、操作手段は、演算手段の実行を指示する指示手段を備えるため、ポインタが指示した表示内容に関連する演算を実行したい場合と実行したくない場合とを使い分けることができるので、作業性をより一層向上することができる。
【0019】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の表示装置において、前記表示内容は、動画を構成する複数の静止画像であり、前記データは、前記複数の静止画像のそれぞれに関連付けられた前記動画を構成する静止画像の有する計数量を示すデータであるという技術的手段を用いる。
【0020】
たとえば、後述する発明の第1実施形態に記載するように、ポインタ40が所定の代表静止画(請求項7に記載の静止画像に対応)を選択すると、その選択した代表静止画に関連付けられた選択量(画像サイズ)が、残量から減算され、その値に対応して残量表示部42のインク残量が減少する。
したがって、動画を編集する場合に、既に編集した動画のサイズがどれくらいか、あるいは、後どれくらいの動画を編集できるかなどを、ペンのインクの残量を見るような感覚で一目瞭然に知ることができるため、動画の編集作業を行う場合に目が疲れないし、作業もはかどる。
【0021】
請求項8に記載の発明では、画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる移動処理と、前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶手段に記憶する記憶処理と、前記ポインタが指示した前記画面上の位置に表示される表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算する演算処理と、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示する表示処理と、を含む処理をコンピュータが実行するためのコンピュータプログラムという技術的手段を用いる。
【0022】
つまり、請求項1に記載の表示装置は、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、表示装置に内蔵されたCPU(コンピュータ)により機能するため、上記コンピュータプログラムをROM(記録媒体)に記憶しておき、その記憶されたコンピュータプログラムを上記CPUが実行することにより、表示装置を機能させることができる。
【0023】
請求項9に記載の発明では、画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる機能と、前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶する記憶手段と、を備えた表示装置を用い、前記ポインタが前記画面上の所定の表示内容を指示したときに、その所定の表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算し、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示するという技術的手段を用いる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る表示装置の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る表示装置として、コンピュータを例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
この発明の第1実施形態に係るコンピュータについて図1ないし図8を参照して説明する。なお、この実施形態では、コンピュータを使用して、ある動画から特定範囲の所望のシーンを選択するという動画の編集を行う場合を例に挙げて説明する。
図1(A)は、この実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成を示す説明図であり、図1(B)は、図1(A)に示すコンピュータ10の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。図2(A)は、図1(B)に示すハードディスクメモリ(以下、H.Dと略称する)24の記憶内容の一部を示す説明図であり、図2(B)は、静止画像番号とデータ量と選択済フラグとを対応付けて記憶するデータテーブルの説明図である。なお、各代表静止画には、所定のデータ量に相当する動画部分が割付けられており、ポインタが画面上に表示される表示内容である特定の代表静止画を指示すると、これに割付けられた動画部分の関連する計数量であり、編集という処理を行うことで消費されることになる記憶領域の大きさ、あるいは記憶領域に格納されることになるデータの量が対応付けられている。
図3は、ポインタおよび残量表示部の構成を示す説明図である。図3(A)はポインタにより静止画が選択されておらず、記憶領域の残量が100%の場合を表示する残量表示部の説明図であり、図3(B)はポインタによりいくつかの静止画が選択されることで記憶領域の残量が減少した場合を表示する残量表示部の説明図であり、図3(C)は選択された静止画に基いて編集すると編集データが記憶領域を使い切ってしまい、残量が0%の場合を表示する残量表示部の説明図である。図4は、図1に示すコンピュータ10のソフトウエア構成を示す説明図である。図5は、動画を構成する静止画から代表静止画が抽出された様子を示す説明図である。図6(A)は代表静止画を選択する前の状態を示す説明図であり、図6(B)は選択可能な残量が減少した状態を示す説明図であり、図6(C)は選択可能な残量が0になった状態を示す説明図である。図7は、図1(B)に示すCPU21がポインタおよび残量表示部を表示するために実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、図7に示す処理の続きを示すフローチャートである。
【0026】
[ハードウエア構成]
図1(A)に示すように、この実施形態に係るコンピュータ10は、コンピュータ本体20を備えており、そのコンピュータ本体20には、キーボード11と、マウス12と、モニタ13とが電気的に接続されている。
図1(B)に示すように、コンピュータ本体20には、CPU21と、RAM22と、ROM23と、H.D24とが内蔵されている。CPU21は、動画を編集するアプリケーションプログラムを実行したり、編集中に選択された静止画像に関連付けられたデータを記憶する記憶領域の残量および使用量の演算などを実行する。ROM23には、CPU21の基本動作プログラムなどが記録されている。
図2(A)に示すように、H.D24には、動画の編集処理において選択された静止画像に関連付けられたデータを記憶する選択画像記憶領域24a、編集されたデータ(以下、編集データと称する)を記憶する編集データ記憶領域24b、編集対象となる元データを記憶する元データ記憶領域24cが設定されている。また、H.D24には、選択画像記憶領域24aに既に記憶されているデータ量(使用量)および記憶可能なデータ量(残量)などを演算し、その演算結果に基づいてポインタなどを表示するためのポインタ表示プログラム24d、画面上で動画を編集するための動画編集プログラム24eおよびO.S(オペレーティングシステム)24fなどが記録されている。
RAM22は、CPU21が上記各プログラムなどを実行する際にH.D24から読出されたプログラムを一時的に記憶するワークメモリとしての記憶領域と、データテーブル22aを記憶する記憶領域と、CPU21が演算した上記残量や使用量などを一時的に記憶する記憶領域とを有する。
モニタ13は、コンピュータ本体20から出力された信号に基いて、動画の編集画面、ポインタなどを表示する。マウス12およびキーボード11は、モニタ13の画面上に表示されたポインタなどを移動させて静止画像の選択などを行う。
【0027】
[ソフトウエア構成]
(ポインタの構成)
図3に示すように、モニタ13の画面上に表示するポインタ40は、ペン型のポインタ本体41と、演算手段として働くポインタ表示プログラム24dによる演算結果を表示する表示領域である残量表示部42とを一体化して構成される。残量表示部42は、選択画像記憶領域24a(図2(A))の残量および使用量をペンのインクの残量および使用量に模して表示する領域であり、選択画像記憶領域24aの残量および使用量が一目で分かるようになっている。まだ何も静止画像を選択していない場合には、図3(A)に示すように、インクが満タンの状態であり、残量表示部42の全体が黒く塗り潰されている。そして、静止画像の選択が進行するにつれて、図3(B)に示すように、残量表示部42には、インクの残量が減少した状態が表示され、残量および使用量が一目で分かるようになっている。そして、選択画像記憶領域24aの残量が「0」になると、図3(C)に示すように、残量表示部42には、インクが残っていない状態が表示され、選択画像記憶領域24aの残量が「0」になったことが一目で分かるようになっている。
【0028】
(全体の主要構成)
図4において選択部21aは、マウス12またはキーボード11の操作により機能する部分であり、モニタ13の画面上においてポインタ40が指示した画像を選択する処理を実行する。また、選択部21aは、マウス12のクリック操作またはキーボード11の特定のキー、たとえばリターンキー操作により機能し、静止画像の選択を終了するときに押す選択終了ボタン30(図6)が押されたときの処理を実行する。
選択判断部21bは、選択部21aにより選択された内容の種類を判断する処理を実行する。選択量演算部21cは、ポインタ40により選択された静止画像のサイズ(静止画像に関連付けられた動画部分に相当するデータ量)をデータテーブル22a(図2(B))から読出す。
総量設定部21fは、選択画像記憶領域24aの最大記憶容量を超えない範囲で今回の編集作業において必要な総量を設定する処理を実行する。
【0029】
残量演算部21dは、既に記憶されている残量から、選択量演算部21cにより読出されたデータ量を減算し、選択画像記憶領域24aに記憶可能な新たな残量を演算する。
使用量演算部21eは、既に記憶されている使用量に選択量演算部21cにより読出されたデータ量を加算し、新たな使用量を演算する。
ポインタ作成部21gは、残量および使用量などを反映した残量表示部42が一体化されたポインタ40をモニタ13の画面上に表示するための画像データを作成する。
ポインタ表示部21hは、ポインタ作成部21gにより作成された画像データをモニタ13の画面上に表示するための信号に変換する。
選択範囲表示部21iは、ポインタ40により選択可能な範囲を示す選択映像エリア31や選択した範囲31a(図6)などの画像を表示する。
【0030】
(動画の編集)
次に、ポインタ40を使用して動画の編集作業を行う場合の流れについて説明する。
元データ記憶領域24c(図2(A))には、15fps(フレーム/秒)、つまり毎秒15フレーム(15の静止画像)の元映像がMPEG(Motion Pictures Experts Group) 圧縮方式で記憶されているものとする。また、動画編集プログラム24eは、元映像を構成する各静止画像の特徴量を算出し、その特徴量が特定量以上変化する位置で区切る処理を行う。ここで、上記特徴量とは、静止画像中の動体部分の画像データの移動方向ベクトル、色彩、大きさ(面積)および重心座標などを表す量である。なお、ここでは説明を分かり易くするため、図5に示すように、元映像を3つの静止画像のグループ単位で区切り、各グループの先頭の静止画像を代表静止画像として抽出する処理を行うこととする。図5に示す例では、静止画像番号P1〜P3で区切られたグループでは、先頭の静止画像番号P1の静止画像が代表静止画像として抽出され、静止画像番号P4〜P6で区切られたグループでは、先頭の静止画像番号P4の静止画像が代表静止画像として抽出されている。また、図2(B)に示すように、抽出された代表静止画像の静止画像番号と、その静止画像番号に対応するグループを構成する総ての静止画像のデータ量と、ポインタ40により選択済であるか否かを示す選択済フラグとを対応付けたデータテーブル22aがRAM22にデータ書換え可能にセットされる。
【0031】
以下、CPU21が動画編集プログラム24eを実行するときの処理の流れを図7および図8を参照して説明する。
最初に、動画編集プログラム24eを立上げると、CPU21は初期化を行う(ステップ(以下、Sと略す)10〜S16)。S10では総量設定部21f(図4)が記憶領域の容量の総量を設定し、その設定値をRAM22に記憶する。ここでは、200MBを総量に設定するものとする。この初期段階では、代表静止画の選択を実行していないため、使用量演算部21eは、S12において使用量として「0」を設定する。また、この初期段階では、総量は減少していないため、残量演算部21dは、S14において総量200MBを残量に設定する。S16では総ての選択済フラグをリセットする。ここで、選択済フラグとは、ポインタ40により選択された代表静止画であることを示すものであり、未選択の場合は選択済フラグはセットされていない状態であり(選択済フラグ=0)、選択済となると選択済フラグがセットされる(選択済フラグ=1)。この選択済フラグは、図2(B)に示すように、各静止画像番号に対応付けて記録される。
【0032】
続いて、元映像のファイルを開くと、CPU21は、上述した各グループの先頭の静止画像を抽出する処理を実行し、映像一覧Pをモニタ13に表示する(S17)。さらに、モニタ13には、図6(A)に示すように、選択映像エリア31が表示される(S18)。この映像一覧Pは、静止画像番号P1,P4・・P25の代表静止画像を時系列に繋げて構成されており、選択映像エリア31は、映像一覧Pの下部に沿って棒グラフ状に表示される。続いてポインタ作成部21g(図4)がポインタ40を作成する(S20)。この場合、使用量演算部21eが設定した使用量「0」を反映して、ポインタ40の残量表示部42は、残量が100%の場合に相当する状態を表示することになる。
ポインタ40の残量表示部42は、図3(B)に示すように、総量に対応する距離Ht、使用量に対応する距離Huおよび残量に対応する距離Hrに基づいて作成される。また、Ht,HuおよびHrは、モニタ13の画面を構成するドット数により表される。残量に対応する距離Hrは、Hr=(残量/総量)×Htの式により求める。また、使用量に対応する距離Huは、Hu=(使用量/総量)×Htの式により求める。たとえば、総量が200MBであり、使用量が50MB、残量が150MBであり、Htが40ドットのときは、Hr=(150MB/200MB)×40ドット=30ドット、Hu=(50MB/200MB)×40ドット=10ドットとなる。つまり、ポインタ40の残量表示部42は、インクが4分の3残っている状態に表示される。
【0033】
この初期段階では、まだ代表静止画を選択していないため、ポインタ作成部21gは、インクが満タンの状態を表すポインタ画像を作成する。続いて、ポインタ表示部21hは、S20において作成されたポインタ画像をモニタ13の画面に表示する(S22、図3(A))。続いて、編集を行う者(以下、ユーザと称する)からの入力待ちとなる(S24)。
代表静止画像の選択は、図6(A)に示すように、マウス12を操作して、ポインタ40を選択したい代表静止画像の近傍下部に対応する位置の選択映像エリア31に移動させ、その位置でクリックし、図6(B)に示すように、選択したい範囲に対応する選択映像エリア31の部分をドラグすることにより行う。または、ポインタ40により、選択したい代表静止画像を順次クリックして行くことにより選択する。また、ドラグおよびクリックの両方を用いて選択することもできる。図6(B)に示すように、選択映像エリア31のうち、選択した範囲31aに対応する部分が着色され、選択された範囲が一目瞭然に分かるようになっている。なお、選択した範囲31aに対応する部分の色を変化させてもよい。あるいは、選択した範囲に対応する代表静止画像の部分の色が変わるようにしてもよい。
【0034】
続いて、選択判断部21b(図4)は、選択部21aからの入力が「選択終了」を示すものであるか否かを判定する(S26)。選択終了は、編集画面上に表示された選択終了ボタン30をクリックするか、あるいは、マウス12の右クリックにより表示されるダイアログの中の「選択終了」という項目を右クリックまたは左クリックすることにより入力する。
ここで、選択判断部21bは、選択部21aからの入力が「選択終了」ではないと判定すると(S26:No)、選択部21aからの入力が「選択」であるか否かを判定する(S28)。つまり、いずれかの代表静止画像上にポインタ40が存在している状態で左クリックをしたか否かを判定する。ここで、選択判断部21bは、「選択」であると判定すると(S28:Yes)、ポインタ40が指示する代表静止画像に対応する選択済フラグがリセットされているか否かを判定し(S30)、リセットされている場合は(S30:Yes)、選択量演算部21cが、選択された代表静止画像の静止画像番号に対応するデータ量をデータテーブル22a(図2(B))から読出す(S32)。たとえば、図6(B)に示すように、静止画像番号P4,P7,P10の静止画像を選択したとすると、静止画像番号P4,P7,P10に対応付けられているデータ量0.21MB,0.19MB,0.20MBを読出し、それらの加算値0.60MBを選択量としてRAM22に記憶する。
【0035】
続いて、残量演算部21d(図4)は、総量からS32において演算された選択量を減算して残量を求め、その残量が選択量よりも少ないか否かを判定する(S34)。つまり、選択量が残量以上でないか否かを判定する。ここで、選択量が残量以上でないと判定すると(S34:No)、RAM22に記憶されている残量から、S32において演算した選択量を減算し、その値を新たな残量としてRAM22に記憶する(S36)。たとえば、上記例では、残量200MBから選択量0.60MBを減算した199.40MBを新たな残量として記憶する。また、使用量演算部21eは、RAM22に記憶されている使用量にS32において演算した選択量を加算し、その値を新たな使用量ととしてRAM22に記憶する(S36)。たとえば、上記例では、使用量0MBに選択量0.60MBを加算した0.60MBを新たな使用量として記憶する。
続いて、選択判断部21bは、S30において選択済フラグはリセットされていると判定した代表静止画像に対応する選択済フラグをセットする(S38)。たとえば、上記例では、図2(B)に示すように、選択された静止画像番号P4に対応する選択済フラグをセットする。
【0036】
また、S28において、選択判断部21bが選択部21aからの入力が「選択」ではないと判定した場合は(S28:No)、選択部21aからの入力が「解除」であるか否かを判定する(図8のS40)。解除は、マウス12のドラグにより解除する範囲を選択し、マウス12の右クリックにより行うか、あるいは、編集画面上に表示された解除ボタン(図示省略)をクリックすることにより行う。ここで、選択判断部26は、「解除」であると判定すると(S40:Yes)、選択された代表静止画像に対応する選択済フラグがセットされているか否かを判定し(S42)、セットされている場合は(S42:Yes)、選択量演算部21cが、解除された代表静止画像のデータ量をデータテーブル22aから読出す(S44)。たとえば、静止画像番号P7,P10の静止画像を選択したとすると、静止画像番号P7,P10に対応付けられているデータ量0.19MB,0.20MBをデータテーブル20aから読出し、それらの加算値0.39MBを選択量としてRAM22に記憶する。
【0037】
続いて、残量演算部21d(図4)は、RAM22に記憶されている残量に対して、S44において演算した選択量を加算し、その値を新たな残量としてRAMに記憶する(S46)。たとえば、RAMに記憶されている残量が199.40MBであるとすると、残量199.40MBに選択量0.39MBを加算した199.79MBを新たな残量として記憶する。
また、使用量演算部21eは、RAM22に記憶されている使用量からS44において演算した選択量を減算し、その値を新たな使用量ととしてRAMに記憶する(S46)。たとえば、RAM22に記憶されている使用量が0.60MBであるとすると、使用量0.60MBから選択量0.39MBを減算した0.21MBを新たな使用量として記憶する。
続いて、選択判断部21bは、S42において選択済フラグがセットされていると判定した代表静止画像に対応する選択済フラグをリセットする(S48)。たとえば、上記例では、解除するとして選択された静止画像番号P7,P10に対応する選択済フラグをリセットする。
【0038】
以降、ユーザの代表静止画像の選択が行われる毎にS18〜S38を実行し、残量が「0」になると、図3(C)に示すように、ポインタ40の残量表示部42には、インクが空になった表示がされるため、残量が「0」、つまりこれ以上代表静止画を選択することができないことが、一目で分かる。
そして、ユーザが選択終了ボタン30を押すと、選択判断部21b(図4)は、選択部21aからの入力が「選択終了」であると判定し(S26:Yes)、次の処理に移行する。
【0039】
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、第1実施形態のコンピュータ10を使用すれば、モニタ13の画面上で動画編集作業を行う場合において、編集のために選択した静止画像に関連付けられた動画部分に相当するデータの量を記憶する選択画像記憶領域24aの記憶可能な残量および使用量をペン型のポインタ40のインク残量に模して表示できるため、ユーザは、上記残量および使用量を確認する際に、ポインタ40を見ている視点を移動させなくてもよい。
しかも、上記残量および使用量を表示する残量表示部42が、画面上の他の表示内容の邪魔になることもない。
したがって、画面上で動画編集を行う場合に目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0040】
(2)特に、上記残量および使用量をインク残量というアナログ量にしてポインタ本体41と一体的に表示することができるため、デジタル量にて表示する場合よりも、上記残量および使用量を感覚的に捉えることができる。
したがって、上記残量および使用量を示す数値を読む場合よりも、目が疲れないし、表示領域が小さい場合であっても、残量および使用量を伝えることができる。
(3)また、静止画像を選択する毎に、ポインタ40内のインク残量が減少して行くように表示することができるため、ポインタ40から視線をずらさなくても、残量が減少する様子を一目瞭然に知ることができる。さらに、既に選択した静止画像の選択を解除する毎に、ポインタ40内のインク残量が増加して行くように表示することができるため、ポインタ40から視線をずらさなくても、残量が増加する様子を一目瞭然に知ることができる。
(4)さらに、マウス12の操作により、静止画像の選択および解除を行うことができるため、動画編集の作業性をより一層向上することができる。
【0041】
<応用例>
(1)静止画像を選択する毎にインク残量が増加するようにポインタ40を表示することもできる。
(2)ポインタ本体41の形状および残量表示部42の表示手法は、総量、使用量および残量が分かれば上記のものに限定されるものではない。たとえば、残量の減少に伴ってインクの色を変化させることもできる。また、残量の減少に伴ってインクの色を次第に薄くすることもできる。さらに、残量表示部42に残量を示す目盛りを表示することもできる。
(3)選択判断部21bは、既に選択されている範囲が再度選択された場合は、選択を解除するための入力であると判断し、S42〜S48を実行するようにすることもできる。
(4)元映像を一定の静止画数単位で区切ったり、一定の時間単位で区切ったりすることもできる。
(5)代表静止画像は、先頭の静止画像でなくてもよいし、ユーザが任意に選択した静止画像を代表静止画像に設定することもできる。
【0042】
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について図9ないし図11を参照して説明する。この実施形態は、ユーザがインターネットを通じて所望のファイルをダウンロードする場合に、ファイルを格納する記憶領域の残量などをポインタと一体的に表示できることを特徴とする。
図9は、この実施形態に係るコンピュータにおいて使用するポインタの構成を示す説明図である。図9(A)は総量、使用量および残量の関係を示す説明図であり、図9(B)は選択量を示す説明図であり、図9(C)は残量が少なくなり、指定したファイルのダウンロードができなくなった場合の説明図である。図10(A)はインターネット上のサイトに接続したときのモニタ13の画面を示す説明図であり、図10(B)は図10(A)に示す画面上においてファイルをダウンロードしている状態を示す説明図である。図11はファイルをダウンロードする際にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
なお、この実施形態に係るコンピュータは、ポインタの構成および表示手法以外は、前記第1実施形態と同一であるため、その同一部分の説明を省略する。
【0043】
(ポインタの構成)
図9に示すように、ポインタ50は、ドラム形状の残量表示部51の左上角部から矢印形状のポインタ本体55を左上に突出させた形状に構成されている。また、図9(B)に示すように、残量表示部51は、既に使用されている記憶領域の使用量を示す使用領域52と、ダウンロードしようと選択したファイルのサイズを示す選択領域53と、記憶可能な残量を示す空き領域54とから構成される。何も記憶していない状態では、残量表示部51は線画のみによって構成されており、何か記憶されると、使用領域52に着色(たとえば、青色または赤色)が施され、使用量および残量が一目で分かるようになっている。また、選択領域53には、使用領域52とは異なる着色(たとえば、黄色または緑色)が施され、使用領域52と選択領域53とを視覚的に識別できるようになっている。
つまり、残量、使用量および選択量をドラムに収容されている水量に模して表示することができる。
さらに、図9(C)に示すように、選択したファイルのサイズが空き領域を超えている場合には、ダウンロード不可を表す×印56を表示し、選択したファイルをダウンロードでいないことが一目で分かるようになっている。
【0044】
以下、CPU21が、インターネットに接続するためのアプリケーションプログラムであるブラウザを立上げ、画面上に表示されたファイルをダウンロードするときの処理の流れを図10および図11を参照して説明する。
なお、コンピュータ本体20には、インターネットに接続可能な通信回線に接続された通信モデムが内蔵されており、インターネットを介して通信を行うことができる態勢が整っているものとする。また、ファイルをダウンロードするためにH.D24(図1(B))に確保されている総量は10GBであり、既にH.D24に記憶されている使用量は4GBであるとする。
【0045】
最初に、ブラウザを立上げ、インターネットに接続し、希望するファイルのダウンロードを提供しているサイトに接続すると、図10(A)に示すように、画面B1がモニタ13に表示される。そして、総量設定部21f(図4)は、H.D24に確保されている記憶領域の総量を設定し、その総量をRAM22に記憶する(S60)。ここでは10GBが総量として記憶される。続いて使用量演算部21eは、使用量を演算し、その演算値をRAM22に記憶する(S62)。ここでは4GBが使用量として記憶される。続いて残量演算部21dは、S60において記憶した総量からS62において記憶した使用量を減算した値を残量として設定し、その残量をRAM22に記憶する(S64)。ここでは、10GB−4GB=6GBが残量として記憶される。
続いて選択判断部21bは、ポインタ50が画面B1に表示されているダウンロードボタンB1a上にあるか否かを判定する(S66)。なお、ダウンロードボタンB1aを表示するデータと、ダウンロードするファイルサイズを示すデータとはリンクしており、選択判断部21bは、ポインタ50がダウンロードボタンB1a上に存在することを検出すると、上記ファイルサイズを示すデータを読出す。
【0046】
ここで選択判断部21bは、ポインタ50がダウンロードボタンB1a上にあると判定すると(S66:Yes)、上記の読出したファイルサイズを選択量としてRAM22に記憶し(S68)、ポインタ50がダウンロードボタンB1a上にないと判定した場合は(S68:No)、「0」を選択量としてRAM22に記憶する(S70)。続いて残量演算部21dは、設定した選択量が残量を超えているか否か、つまり選択したファイルをダウンロードできるか否かを判定し(S72)、残量を超えていない場合は(S72:No)、S64においてRAM22に記憶した残量から、S68においてRAM22に記憶した選択量を減算し、その値を新しい残量としてRAM22に記憶する(S74)。続いてポインタ作成部21gは、S74においてRAM22に記憶した残量に基いてポインタ50の画像を作成し(S76)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ50を画面B1上に表示する(S82)。
【0047】
図9(A)において、総量に対応する距離Ht、使用量に対応する距離Hu、選択量に対応する距離Hsおよび残量に対応する距離Hrは、モニタ13の画面を構成するドットにより表される。使用量に対応する距離Huは、Hu=(使用量/総量)×Htの式により求める。また、残量に対応する距離Hrは、Hr=(残量/総量)×Htの式により求める。さらに、選択量に対応する距離Hsは、Hs=(選択量/総量)×Htの式により求める。
たとえば、総量が10GBであり、既に使用されている使用量が4GBであり、今回の選択量が500MB(=0.5GB)である場合は、残量が10GB−4GB−0.5GB=5.5GBとなる。したがって、Htが40ドットのときは、Hu=(4GB/10GB)×40ドット=16ドットとなり、Hr=(5.5GB/10GB)×40ドット=22ドットとなり、Hs=(0.5GB/10GB)×40ドット=2ドットとなる。
また、残量演算部21dはS72において、選択量が残量を超えていると判定した場合は(S72:Yes)、選択量として「0」をRAM22に記憶し(S78)、ポインタ作成部21gは、ダウンロード不可を示す×印56を有するポインタ50の画像を作成し(S80)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ50を表示する(S82、図9(C))。
【0048】
[第2実施形態の効果]
以上のように、第2実施形態のコンピュータ10を使用すれば、インターネットを介してファイルをダウンロードする作業を行う場合において、ファイルをダウンロードするためにH.D24に確保した記憶領域の残量、使用量および選択量(ファイルサイズ)をポインタ本体55と一体化された残量表示部51により、ドラムに収容されている水量に模して表示することができるため、ユーザは、残量などを確認する際に、ポインタ50を見ている視点を移動させなくてもよい。
しかも、残量表示部51が、画面上の他の表示内容の邪魔になることもない。
したがって、ファイルをダウンロードする作業を行う場合に目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0049】
<応用例>
(1)コンピュータ本体20にH.Dが複数装備されている場合は、H.Dの数に対応する数の残量表示部51とポインタ本体55とを一体化したポインタを表示し、各残量表示部51において残量などを表示することもできる。なお、H.Dは、コンピュータ本体20に内蔵のものでも、外付けのものでもよい。また、H.Dは、1枚のH.Dを仮想的に複数のH.Dに分割したものでもよい。さらに、H.Dに代えて、DVD−RAM、CD−RAM、M.Oを使用することもできる。
(2)ポインタ50によりダウンロードボタンを選択したときに、ダウンロードにかかる時間をポインタ本体55と一体的に表示することもできる。この場合、ドラムに収容された水量やレベルメータなどにより時間を表示することもできる。また、時間の上限を総量として設定し、時間の残量などを残量表示部51に表示することもできる。勿論、時間の上限を総量として設定した場合でも、単にダウンロード対象のファイルを選択する毎にダウンロード時間の加算値のみを表示するようにしてもよい。この場合、所定量を加算値が超えてしまう場合には、加算値を表示する部分の縮尺を変えるようにすればよい。
【0050】
<第3実施形態>
次に、この発明の第3実施形態について図12ないし図14を参照して説明する。この実施形態は、ファイルをインストールする場合に、ファイルを格納する記憶領域の残量などをポインタと一体的に表示できることを特徴とする。
図12(A)は、H.Dにファイルをインストールするためのインストーラが立上がった状態を示すモニタ13の画面の説明図であり、図12(B)は、上から2番目のチェックボックスにチェックを入れた状態を示す説明図であり、図12(C)は、上から2番目のチェックボックスのチェックを外す状態を示す説明図である。図13はファイルをインストールするためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図14は図13に示す処理の続きを示すフローチャートである。
なお、この実施形態に係るコンピュータは、図13および図14に示す処理以外は、前記第2実施形態と同一であるため、その同一部分の説明を省略する。
【0051】
以下、CPU21が、ファイルをインストールするためのアプリケーションプログラムであるインストーラを立上げてファイルをインストールするときの処理の流れを図13および図14を参照して説明する。
なお、ファイルをインストールするためにH.D24に確保されている記憶領域の総量は5GBであり、その記憶領域に既に記憶されている使用量は2GBであるとする。
最初に、インストーラを立上げると、図12(A)に示すように、インストーラを実行するための画面G1がモニタ13に表示される。画面G1には、インストールの対象となるファイル名を表示するファイル名表示部G1aが表示されており、そのファイル名表示部G1aは、チェックボックスG1b〜G1dとファイル名とを対応付けて構成されている。チェックボックスG1b〜G1dは、チェックボックスに対応付けられているファイルがインストールするために選択されているか否かを示すものであり、チェックボックスにチェックが入っている場合は、そのチェックボックスに対応するファイルがインストールするために選択されていることを示し、チェックが入っていない場合は、そのチェックボックスに対応するファイルがインストールするために選択されていないことを示す。
【0052】
そして、総量設定部21f(図4)は、ファイルをインストールするためにH.D24に確保されている記憶領域の総量を設定し、その総量をRAM22に記憶する(S90)。ここでは5GBが総量として記憶されるとする。続いて使用量演算部21eは、使用量を演算し、その演算値をRAM22に記憶する(S92)。ここでは2GBが使用量として記憶されるとする。続いて残量演算部21dは、S90において記憶した総量からS92において記憶した使用量を減算した値を残量として設定し、その残量をRAM22に記憶する(S94)。ここでは、5GB−2GB=3GBが残量として記憶される。
続いてCPU21は、総てのチェックボックスG1b〜G1dのチェックを外し、総てのファイルが選択されていない状態にする(S96)。続いてCPU21は、ポインタ50が、いずれかのチェックボックス上にあるか否かを判定する(S98)。なお、チェックボックスを表示するデータと、そのチェックボックスに対応するファイルのファイルサイズを示すデータとはリンクしており、ポインタ50をチェックボックス上に移動させると、選択判断部21bが上記ファイルサイズを示すデータを読出すようになっている。
【0053】
ここで選択判断部21bは、ポインタ50が、いずれかのチェックボックス上にあると判定した場合は(S98:Yes)、ポインタ50が指示するチェックボックスに対応付けられているファイルのファイルサイズを選択量としてRAM22に記憶し(S100)、ポインタ50が指示したチェックボックスにチェックが入っているか否かを判定する(S102)。ここで、チェックが入っていない場合は(S102:No)、残量演算部21dは、S100においてRAM22に記憶した選択量が、S94において演算した残量を超えているか否か、つまりポインタ50が指示しているチェックボックスに対応するファイルをインストールできるか否かを判定し(S104)、選択量が残量を超えていない場合は(S104:No)、ポインタ作成部21gは、残量および選択量に基いてポインタ画像を作成し(S106)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ画像を画面G1上に表示する(S114)。
【0054】
ポインタ50は、前述の第2実施形態において記載した手法と同じ手法により作成される。たとえば、総量が5GB、使用量が2GB、残量が3GBおよび選択量が500MB(=0.5GB)であり、Htが40ドットであるとすると、使用量Hu=(使用量/総量)×Ht=(2GB/5GB)×40ドット=16ドットとなる。また、残量Hr=(残量/総量)×Ht=(3GB/5GB)×40ドット=24ドットとなる。さらに、選択量Hs=(選択量/総量)×Ht=(0.5B/5GB)×40ドット=4ドットとなる。
また、残量演算部21dがS104において選択量が残量を超えていると判定した場合は(S104:Yes)、ポインタ作成部21gは、インストール不可を示す×印56を有するポインタ50作成し(S108)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ50を表示する(S114、図9(C))。
さらに、CPU21は、S102においてポインタ50が指示したチェックボックスにチェックが入っていると判定した場合、つまりそのチェックボックスに対応するファイルがインストールしないファイルとして指定された場合は(S102:Yes)、インストール解除のポインタ画像を作成し(S110)、その作成したポインタを表示する(S114)。
【0055】
そして選択判断部21bは、ユーザからの入力待ち状態となり(図14のS116)、「インストール開始」の入力があるか否かを判定し(S118)、「インストール開始」の入力ではないと判定すると(S118:No)、ポインタ50がチェックボックスを指定している状態でのマウス12のクリック操作により、その指定しているチェックボックスに対応するファイルのインストールを「決定」する入力があるか否かを判定する(S120)。ここで、「決定」が入力されたと判定すると(S120:Yes)、ポインタ50が指定しているチェックボックスにチェックが入っているか否かを判定する(S122)。ここで、チェックが入っていない場合は、チェックを入れることにより、インストールしないファイルとして指定していたファイルをインストールするファイルに変更することを意味する。
したがって、そのチェックボックスに対応したファイルをインストール可能であるか否かを確認するため、残量演算部21dは、選択量が残量を超えているか否かを判定し(S124)、超えていない場合は(S124:No)、RAM22に記憶されている残量から今回選択された選択量を減算し、その値を新たな残量として記憶する(S126)。また、使用量演算部21eは、RAM22に記憶されている使用量に今回選択した選択量を加算し、その値を新たな使用量として記憶する(S126)。続いてCPU21は、今回選択したチェックボックスにチェックを入れる(S128)。
【0056】
また、チェックが入っているチェックボックスにてクリック操作をしたということは、チェックを外すことにより、インストールするファイルとして指定していたファイルをインストールしないファイルに変更することを意味する。
したがって、残量演算部21dは、RAM22に記憶されている残量に今回選択された選択量を加算し、その値を新たな残量として記憶する(S130)。また、使用量演算部21eは、RAM22に記憶されている使用量から今回選択した選択量を減算し、その値を新たな使用量として記憶する(S130)。続いてCPU21は、今回選択したチェックボックスのチェックを外す(S132)。
また、S118において「インストール開始」が入力されたと判定した場合は(S118:Yes)、指定されたファイルをインストールすべく次の処理へ移行する。
【0057】
[第3実施形態の効果]
以上のように、第3実施形態のコンピュータ10を使用すれば、ファイルをインストールする作業を行う場合において、ファイルをインストールするためにH.D24に確保した記憶領域の残量、使用量および選択量(ファイルサイズ)をポインタ本体55と一体化された残量表示部51により、ドラムに収容されている水量に模して表示することができるため、ユーザは、残量などを確認する際に、ポインタ50を見ている視点を移動させなくてもよい。
しかも、残量表示部51が、画面上の他の表示内容の邪魔になることもない。
したがって、ファイルをインストールする作業を行う場合に目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0058】
<応用例>
(1)ファイルをインストールするためにH.D24において確保した記憶領域の残量よりも選択したファイルの選択量が大きい場合でも、そのファイルの選択だけはできるようにし、ポインタ50は、残量をオーバーした表示にすることもできる。ただし、選択したファイルのインストール開始を入力できないようにする。
(2)ポインタ50によりチェックボックスを指定したときに、その指定したチェックボックスに対応するファイルのダウンロードにかかる時間をポインタ本体55と一体的に表示することもできる。この場合、ドラムに収容された水量やレベルメータなどにより時間を表示することもできる。また、時間の上限を総量として設定し、時間の残量などを残量表示部51に表示することもできる。この場合、設定した時間の上限を総量として表示するのではなく、単にダウンロードにかかる時間の加算値を表示時の縮尺を変更しながら表示するのみでもよい。
【0059】
<第4実施形態>
次に、この発明の第4実施形態について図15ないし18を参照して説明する。この実施形態のコンピュータは、電子番組ガイド(以下、EPGと略す)を用いて番組の録画予約を行う際に、番組の予約量などをポインタと一体的に表示できることを特徴とする。
図15(A)はポインタの表示部における総量、使用量、予約量、選択量および残量の関係を示す説明図であり、図15(B)は番組を選択する前のポインタを示す説明図であり、図15(C)は残量がなくなった場合のポインタの説明図である。図16(A),(B)はモニタ13の画面に表示されたEPGの予約画面を示す説明図である。図17はEPGを使用して番組の録画予約を行う際にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図18は図17に示す処理の続きを示すフローチャートである。
なお、この実施形態に係るコンピュータは、ポインタの構成、CPU21が実行する図17および図18に示す処理以外は、前記第2実施形態と同一であるため、その同一部分の説明を省略する。
【0060】
EPGとは、番組名、チャンネル番号、放送日、放送開始時間、放送終了時間、番組内容などのデータを元に作成された番組表である。ここでは、EPGを使用して番組の予約録画などを行うアプリケーションプログラムがコンピュータ本体20にインストールされており、コンピュータ本体20には、ビデオデッキ(図示省略)が接続されており、コンピュータ本体20からビデオデッキに対して録画開始指令および録画停止指令を送出するものとする。さらに、マウス12をクリックすることにより、選択した番組を決定するものとする。
ユーザが、上記アプリケーションプログラムを立上げると、モニタ13の画面には、図16に示すように、EPGを示す番組表G2が表示される。番組表G2は、縦軸がチャンネル番号、横軸が時刻に設定されており、両軸に対応する個所に複数の番組名が表示されている。また、画面上には、予約録画を行う番組の選択を終了したときに押す選択終了ボタンG2fと、ポインタ70とが表示される。なお、図16において黒い部分は、既に予約済の番組を示し、白い部分はまだ予約されていない番組を示す。
【0061】
(ポインタの構成)
図15に示すように、番組表G2上に表示するポインタ70は、横長の長方形で枠状の残量表示部71の左上角部から矢印形状のポインタ本体76を左斜め上方に突出させた形状に構成されている。また、図15(A)に示すように、残量表示部71は、枠の内部に、既に使用されている記憶領域の使用量を示す使用領域72と、既に予約されている番組を記録するために必要な記憶容量である予約量を示す予約領域73と、今回予約するとして選択した番組を記憶するために必要な記憶容量(以下、選択量と称する)を示す選択量域74と、記憶可能な残量を示す空き領域75とを表示する。各領域は、録画時間に対応した帯グラフ状に表現され、その帯部分は、録画時間に対応して伸縮する。また、各領域毎に異なる着色が施されており、各領域を視覚的に識別できるようになっている。さらに、図15(C)に示すように、選択量が残量を超えている場合には、予約録画不可を表す×印77を表示し、選択した番組を予約録画できないことが一目で分かるようになっている。さらに、各番組には、番組を記憶するために必要なデータ量(以下、番組量と称する)が対応付けられており、番組を選択した場合にその番組に対応するデータ量が読出される。
【0062】
以下、CPU21が、EPGを使用して番組を予約録画するときにポインタ70を表示するために実行する処理の流れを図17および図18を参照して説明する。なお、ここでは、2時間録画可能なビデオテープを使用し、3倍録画モードで録画するものとする。また、ビデオテープは既に先頭から30分が使用されており、先頭から30分の位置に頭出しされた状態でビデオデッキに装填されているものとする。
最初に、CPU21は初期化を行う(S140〜S148)。S140では総量設定部21f(図4)が総量を設定し、その設定値をRAM22に記憶する。ここでは、2時間テープを3倍モードで録画するため、総量は2時間×3=6時間に設定される。続いて、この段階では、既に30分が使用されているため、使用量演算部21eは、S142において使用量として「0.5時間」を設定し、それをRAM22に記憶する。続いて、この段階では、何も予約していないため、予約量として「0」を設定する。続いて、残量演算部21dは、総量の6時間から使用量の0.5時間を減算した5.5時間を残量に設定し、それをRAM22に記憶する(S146)。S148では総ての予約済フラグをリセットする。ここで、予約済フラグとは、録画の予約が既に行われているか否かを示すものであり、予約が既に行われている場合は予約済フラグがセットされ、予約が行われていない場合は予約済フラグはセットされない。この予約済フラグは、各番組毎に記録される。
【0063】
そして、選択判断部21bは、番組表G2上に表示されているポインタ70の位置を検出し、ポインタ70がいずれかの番組上にあるか否かを判定する(S150)。たとえば、図16(A)に示すように、ポインタ70がドラマG2c上にあるとき、あるいは、図16(B)に示すように、ポインタ70が歌番組G2e上にあるときは、ポインタ70が番組上にあると判定する(S150:Yes)。続いて、ポインタ70により選択された番組(以下、選択番組と称する)に対応する予約済フラグがセットされているか否かを判定する(S152)。
ここで、選択番組に対応する予約済フラグがセットされていないと判定すると(S152:No)、ポインタ70により選択された番組に対応付けられているデータ量を選択量として設定する(S154)。
【0064】
続いて、選択番組と同時刻に他番組の予約があるか否かを判定する(S156)。たとえば、図16(A)に示す例では、ポインタ70はドラマG2cを選択しているが、そのドラマG2cと同時刻に予約されている番組が存在しないため、S156では否定判定し、選択量から削除するデータ量(以下、削除量と称する)を「0」に設定する(S160)。また、図16(B)に示す例では、ポインタ70は歌番組G2eを選択しているが、その歌番組G2eと同時刻にスポーツ中継G2dが存在するため、S156では肯定判定し、スポーツ中継G2dの番組量であり2時間を削除量に設定する(S158)。
続いて、S154において設定した選択量が、S146において設定した残量に削除量を加算した値を超えているか否かを判定する(S162)。ここで、超えていないと判定した場合は(S162:No)、ポインタ画像を作成し(S164)、その作成したポインタ画像を画面上に表示する(S168)。また、超えている場合は(S162:Yes)、予約不可を示す×印77を空き領域75上に伴うポインタ画像を作成し、その作成したポインタ70を表示する(S168、図15(C))。
【0065】
図15に示す例では、ポインタ70の残量表示部71の枠内上部には、横方向に6等分した目盛りが表示されており、1目盛りは1時間を示す。図15(A)に示す例では、最初の1目盛りの半分の0.5時間分が使用領域72になっており、次の4時間分が予約領域73になっており、次の1時間分が選択量域74になっており、最後の0.5時間分が空き領域75になっている。また、図15(B)に示す例では、最初の0.5時間分が使用領域72になっており、次の4時間分が予約領域73になっており、残りの1.5時間分が空き領域75になっている。図15(A)において、総量に対応する距離Htのサイズが横方向に60ドットであるとすると、使用量に対応する距離Huは、Hu=(使用量/総量)×60ドットの式で求める。たとえば、総量が6時間、使用量が0.5時間とすると、Hu=(0.5時間/6時間)×60ドット=5ドットとなる。また、予約量に対応する距離Hoは、Ho=(予約量/総量)×60ドットの式で求める。たとえば、予約量が4時間とすると、Ho=(4時間/6時間)×60ドット=40ドットとなる。また、選択量に対応する距離Hsは、Hs=(選択量/総量)×60ドットの式で求める。たとえば、選択量が1時間とすると、Hs=(1時間/6時間)×60ドット=10ドットとなる。さらに、残量に対応する距離Hrは、Hr=(残量/総量)×60ドットの式で求める。たとえば、残量が0.5時間とすると、Hr=(0.5時間/6時間)×60ドット=5ドットとなる。
こうしてユーザは、ポインタ70の残量表示部71に表示されている各量を確認しながら番組の予約録画の設定作業を行う。
【0066】
そしてCPU21は、ユーザからの入力待ち状態となり(図18のS170)、「選択終了」の入力があるか否か、つまり選択終了ボタンG2fが押されたか否かを判定し(S172)、「選択終了」の入力ではないと判定すると(S172:No)、「決定」の入力があるか否か、つまりマウス12のクリック操作により、選択した番組の決定が行われたか否かを判定する(S174)。ここで、「決定」の入力があったと判定すると(S174:Yes)、選択量が、残量に削除量を加算した値を超えているか否か、つまり選択番組を予約可能か否かを判定する(S176)。ここで、予約可能と判定された場合は(S176:No)、S146において記憶した残量からS154において記憶した選択量を減算し、S158、S160またはS172において記憶した削除量を加算した値を新たな残量として記憶する(S178)。また、S144において記憶した予約量にS154において記憶した選択量を加算し、S158、S160またはS172において記憶した削除量を減算した値を新たな予約量として記憶する(S178)。
【0067】
続いて、S174において決定した選択番組に対応する予約済フラグがセットされているか否かを判定し(S180)、セットされていない場合は(S180:No)、選択番組に対応する予約済フラグをセットする(S182)。また、予約済フラグがセットされている場合は(S180:Yes)、ユーザが行った操作は、選択番組の取り消しであるため、選択番組に対応する予約済フラグをリセットする(S184)。
続いて、選択番組と同時刻に他番組の予約があるか否かを判定し(S186)、予約がある場合は(S186:Yes)、該当する他番組の予約済フラグをリセットし(S188)、S150へスキップし、次の処理を実行する。
【0068】
[第4実施形態の効果]
以上のように、第4実施形態のコンピュータ10を使用すれば、EPGを用いて番組の予約を行う場合に、ビデオテープの残量、使用量および選択量(録画時間)などをポインタ本体76と一体化された残量表示部71により帯グラフ状に表示することができるため、ユーザは、残量などを確認する際に、ポインタ70を見ている視点を移動させなくてもよい。
しかも、残量表示部71が、画面上の他の表示内容の邪魔になることもない。
したがって、EPGを使用して番組の録画予約の作業を行う場合に目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0069】
<応用例>
(1)番組の中に有料番組が存在する場合は、その料金をポインタ本体76と一体的に表示することもできる。この場合、ドラムに収容された水量やレベルメータなどにより料金を表示することもできる。また、料金の上限を総量として設定し、料金の残量などを残量表示部71に表示することもできる。
(2)番組をH.D、DVD−RAM、CD−R、M.Oなどの記録媒体に録画する場合は、それらの記録媒体における空き領域および使用領域などを残量表示部71に表示することもできる。
(3)この実施形態の処理を行うコンピュータプログラムは、ビデオデッキに組み込まれていてもよい。
【0070】
<第5実施形態>
次に、この発明の第5実施形態に係るコンピュータについて図19ないし図22を参照して説明する。
この実施形態は、ネット上で買い物をする場合に、予算内での買い物状況をポインタと一体的に表示できることを特徴とする。
図19(A)はポインタの表示部における総量、使用量および残量の関係を示す説明図であり、図19(B)は選択量を示す説明図であり、図19(C)は残量が少なくなり、注文ができなくなった場合のポインタの説明図である。図20はモニタ13の画面に表示された商品注文画面を示す説明図である。図21はネット上で買い物をする場合にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートであり、図22は図21に示す処理の続きを示すフローチャートである。
なお、この実施形態に係るコンピュータは、ポインタの構成、CPU21が実行する図21および図22に示す処理以外は、前記第2実施形態と同一であるため、その同一部分の説明を省略する。
【0071】
(ポインタの構成)
図19に示すように、ポインタ80は、札束形状の残量表示部81の左上角部から矢印形状のポインタ本体85を左斜め上方に突出させた形状に構成されている。また、図19(A)に示すように、残量表示部81は、札束の内訳を、既に購入した商品の合計価格である使用量を示す購入金額表示部82と、残金である残量を示す残金表示部84とを表示する。また、図19(B)に示すように、残量表示部81は、商品を購入する場合に選択した商品の価格である選択量を示す購入価格表示部83を表示する。各表示部は、表示する金額に対応して札束の厚みを増減させる。また、各表示部毎に異なる彩色が施されており、各表示部を視覚的に識別できるようになっている。さらに、図19(C)に示すように、選択量が残量を超えている場合には、商品の追加不可を表す×印86を表示し、選択した商品を追加購入できないことが一目で分かるようになっている。
【0072】
図20に示す例では、モニタ13に表示される商品注文画面は、注文画面G3〜G6から構成されており、各注文画面は、それぞれ商品写真G3a〜G6a、購入個数表示部G3b〜G6b、追加ボタンG3c〜G6cおよび削除ボタンG3d〜G6dから構成される。ポインタ80により追加ボタンを指示した状態で1回クリックする毎に購入数が「1」ずつ増加し、削除ボタンを指示した状態で1回クリックする毎に購入数が「1」ずつ減少する。また、商品注文画面には、購入商品の選択が総て終了したときに押す選択終了ボタンG7が表示されている。なお、追加ボタンおよび削除ボタンには、そのボタンに対応する商品の価格を示すデータが対応付けられており、追加ボタンまたは削除ボタンを押した場合にその商品に対応する価格を示すデータが読出される。
【0073】
以下、CPU21が、ネット上で買い物をする場合にポインタを表示するためのプログラムを実行するときの処理の流れを図21および図22を参照して説明する。なお、ここでは、20,000円の予算で買い物をするものとする。
最初に、CPU21は初期化を行う(S200〜S206)。S200では総量設定部21f(図4)が総量を設定し、その設定値をRAM22に記憶する。ここでは、予算の20,000円が総量に設定される。続いて、この段階では、商品を何も購入していないため、使用量演算部21eは、使用料を「0」に設定し、それをRAM22に記憶する。続いて、S200において設定した総量を残量に設定し(S204)、総ての注文数を0に設定する(S206)。続いて、選択判断部21bは、画面上のポインタ80の位置を検出し、ポインタ80の位置がいずれかの追加ボタン上にあるか否かを判定する(S208)。たとえば、図20に示すように、ポインタ80が追加ボタンG5c上にある場合は、次のS210へ進み、選択量演算部21cは、選択した商品(以下、選択商品と称する)の価格を選択量に設定し、それをRAM22に記憶する(S210)。また、削除量を「0」に設定する(S210)。
【0074】
続いて、残量演算部21dは、選択量が残量を超えているか否かを判定し(S212)、超えていない場合は(S212:No)、ポインタ作成部21gが、S210において設定した選択量および残量に基いて、購入商品追加可能のポインタ画像を作成し(S214)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ画像を表示する(S216)。また、残量演算部21dが、S212において選択量が残量を超えていると判定した場合は(S212:Yes)、ポインタ作成部21gは、追加購入不可を示す×印89を有するポインタ画像を作成し(S218)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ画像を表示する(S216、19(C))。
また、選択判断部21bは、S208においてポインタ80が追加ボタン上にはないと判定した場合は(S208:No)、ポインタ80が削除ボタン上にあるか否かを判定し(S220)、削除ボタン上にある場合は(S220:Yes)、選択商品の注文数が「0」であるか否かを判定する(S222)。ここで、注文数が「0」でない場合は(S222:No)、残量演算部21dは、選択商品の価格を削除量に設定する(S224)。また、S204において設定した残量にS220において削除した削除量を加算し、その値を新たな残量に設定してRAM22に記憶し、選択量を「0」に設定する(S224)。続いて、ポインタ作成部21gは、S224において設定した残量に基いてポインタ画像を作成し(S226)、ポインタ表示部21hは、前記作成したポインタ画像を表示する(S216)。
【0075】
さらに、選択判断部21bは、S220においてポインタ80が削除ボタン上にないと判定した場合(S220:No)、あるいは、S222において選択商品の注文数が「0」であると判定した場合は(S222:Yes)、選択量および削除量をそれぞれ「0」に設定し(S228)、それらの設定値に基いてポインタ画像を作成し(S226)、その作成したポインタ画像を表示する(S216)。
図19(A)において、総量に対応する距離Htが40ドットであるとすると、使用量に対応する距離Huは、Hu=(使用量/総量)×40ドットの式で求める。たとえば、総量が20,000円、使用量が5,000円とすると、Hu=(5,000円/20,000円)×40ドット=10ドットとなる。また、残量に対応する距離Hrは、Hr=((残量−選択量+削除量)/総量)×40ドットの式で求める。たとえば、残量が15,000円であり、選択量が2,500円であるとすると、Hr=((15,000円−2,500円)/20,000円)×40ドット=25ドットとなる。さらに、削除量が1,400円であれば、Hr=((15,000円−2,500円+1,400円)/20,000円)×40ドット=約28ドットとなる。また、選択量に対応する距離Hsは、Hs=(選択量/総量)×40ドットの式で求める。たとえば、選択量が2,500円であるとすると、Hs=(2,500円/20,000円)×40ドット=5ドットとなる。
こうしてユーザは、ポインタ80の残量表示部81に表示されている各量を確認しながら商品を購入する。
【0076】
そして選択判断部21bは、ユーザからの入力待ち状態となり(図22のS230)、「選択終了」の入力があるか否か、つまり選択終了ボタンG7が押されたか否かを判定し(S232)、「選択終了」の入力ではないと判定すると(S232:No)、「追加」の入力があるか否か、つまり追加ボタンが押されたか否かを判定する(S234)。ここで、追加ボタンが押されたと判定した場合は(S234:Yes)、残量演算部21dは、選択量が残量を超えているか否かを判定し(S236)、超えていない場合は(S236:No)、記憶されている残量からS234において追加された選択量を減算した値を新たな残量として記憶する(S238)。また、使用量演算部21eは、記憶されている使用量にS234において追加された選択量を加算し、その値を新たな使用量として記憶する(S238)。さらに、CPU21は、記憶されている注文数に「1」を加算する(S238)。
【0077】
また、選択判断部21bは、S234において追加ボタンが押されたのではないと判定した場合は(S234:No)、入力が「削除」であるか否か、つまり削除ボタンが押されたか否かを判定し(S240)、削除ボタンが押されたと判定した場合は、(S240:Yes)、選択商品の注文数が「0」であるか否かを判定する(S242)。続いて、選択終了ボタンG7が押されるまで、S208〜S244の処理を繰り返す。
ここで、注文数が「0」ではないと判定した場合は(S242:No)、記憶されている残量にS240において削除された削除量を加算し、その値を新たな残量として記憶する(S244)。また、記憶されている使用量からS240において削除された削除量を減算し、その値を新たな使用量として記憶する(S244)。さらに、記憶されている注文数から「1」を減算する(S244)。続いて、選択終了ボタンG7が押されるまで、S208〜S244の処理を繰り返す。
【0078】
[第5実施形態の効果]
以上のように、第5実施形態のコンピュータ10を使用すれば、ネット上で買い物を行う場合に、予算に対する残量(残金)、使用量(既に購入した金額)および選択量(購入しようとしている商品の価格)などをポインタ本体85と一体化された残量表示部81により札束の厚みに模して表示することができるため、ユーザは、使用量などを確認する際に、ポインタ80を見ている視点を移動させなくてもよい。
しかも、残量表示部81が、画面上の他の表示内容の邪魔になることもない。
したがって、ネット上で買い物をする場合に目が疲れることもないし、作業性を向上することができる。
【0079】
<応用例>
(1)商品を配達してもらう場合において配達料が必要な場合には、その配達料を選択量とは別個に残量表示部81に表示することもできる。また、配達料を残量表示部81とは別個にポインタ本体85と一体的に表示することもできる。さらに、商品の重量、容積、内容量および梱包数などをそれぞれ残量表示部81の中に、あるいは、残量表示部81とは別個にポインタ本体85と一体的に表示することもできる。
(2)商品が食料品の場合は、各商品毎に消費カロリーを表示することもできる。この場合、1日(もしくは1食)の必要カロリー摂取量を総量に設定することができる。また、総量は、ユーザが任意の数値に設定することもできる。
(3)また、買い物に必要な購入金額の加算値のみを表示するようにしてもよい。この場合、上限値の設定は必ずしも必要でなく、金額が加算される毎に表示の縮尺を変えるようにすればよい。
【0080】
<他の実施形態>
(1)上記各実施形態では、ポインタ本体と一体的に表示する計数量として、データ量、記憶容量、価格などを例に挙げて説明したが、それら以外の計数量をポインタ本体と一体的に表示することもできる。また、上記各実施形態において使用した計数量の単位として他の単位を使用することもできる。
(2)ポインタ全体、ポインタ本体および残量表示部の少なくともいずれかの表示面積を拡大または縮小する表示面積変更手段を設けることもできる。
(3)ポインタ全体、ポインタ本体および残量表示部の少なくともいずれかの表示部、あるいは、残量表示部を構成する各表示部の色彩、模様、形状などのデザインを任意に設定できるデザイン設定手段を設けることもできる。
(4)残量、使用量および選択量などが、所定量以上になった場合にポインタ全体、ポインタ本体および残量表示部の少なくとも1つを点滅させる点滅手段を設けることもできる。また、残量表示部を構成する各表示部のうち、所定量以上になった部分に対応する表示部のみを点滅させる点滅手段を設けることもできる。
【0081】
(5)残量、使用量および選択量などが、所定量以上になった場合に音声を再生し、ユーザに報知する報知手段を設けることもできる。
(6)ポインタ表示プログラム24dは、H.Dの他にCD−ROM、CD−RAM、DVD−ROM、DVD−R、M.Oなどの記録媒体に記録し、その記録媒体からH.Dにインストールして使用することもできる。また、コンピュータネットワーク、インターネットなどの通信回線を介してH.Dなどの記録媒体にインストールして使用することもできる。
(7)この発明は、ポインタを表示することができる画面を備えたものであればコンピュータ以外にも適用することができる。たとえば、PDA(Personal Digital Assistant)、表示画面を備えた電子黒板などに適用することができる。
(8)以上、いくつかの実施の形態および応用例を用いて、画面上の任意の位置を指示するポインタと、ポインタが指示する表示内容に関連付けられた計数量を演算手段が演算した結果を表示する表示領域とを一体的に表示する例を説明したが、必ずしもこれらの説明に限定されるものではない。たとえば、前記ポインタと前記表示領域とが接続した状態に一体に表示されるのではなく、ポインタの近傍にこの表示領域が位置すると共に、ポインタの移動時には、この表示領域も同様の移動をするように表示してもよい。
【0082】
[各請求項と実施形態との対応関係]
マウス12またはキーボード11が請求項1に記載の所定の操作手段に対応する。また、データテーブル22aが記憶手段に対応し、CPU21が演算手段に対応し、モニタ13が表示手段に対応する。また、インクが請求項5に記載の筆記材料に対応し、マウス12のクリック操作、あるいは、キーボード11のリターンキー操作が、請求項6に記載の指示手段として機能する。
そして、CPU21が実行するS10〜S16およびS26〜S48が、請求項1に記載の演算手段として機能するとともに、請求項8に記載の演算処理に対応する。また、CPU21が実行するS20およびS22が、請求項1に記載の表示手段として機能するとともに、請求項8に記載の表示処理に対応する。また、S10〜S48を実行するためのポインタ表示プログラム24dが、請求項8に係るコンピュータプログラムに対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、この実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成を示す説明図であり、図1(B)は、図1(A)に示すコンピュータ10の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図2】図2(A)は、図1(B)に示すH.D24の記憶内容の一部を示す説明図であり、図2(B)は、静止画像番号とデータ量と選択済フラグとを対応付けて記憶するデータテーブルの説明図である。
【図3】ポインタおよび残量表示部の構成を示す説明図である。図3(A)は残量が100%の場合を表示する残量表示部の説明図であり、図3(B)は残量が減少した場合を表示する残量表示部の説明図であり、図3(C)は残量が0%の場合を表示する残量表示部の説明図である。
【図4】図1に示すコンピュータ10のソフトウエア構成を示す説明図である。
【図5】動画を構成する静止画から代表静止画が選択される様子を示す説明図である。
【図6】図6(A)は代表静止画を選択する前の状態を示す説明図であり、図6(B)は選択可能な残量が減少した状態を示す説明図であり、図6(C)は選択可能な残量が0になった状態を示す説明図である。
【図7】図1(B)に示すCPU21がポインタおよび残量表示部を表示するために実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図7に示す処理の続きを示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態に係るコンピュータにおいて使用するポインタの構成を示す説明図である。図9(A)は総量、使用量および残量の関係を示す説明図であり、図9(B)は選択量を示す説明図であり、図9(C)は残量が少なくなり、選択したファイルのインストールができなくなった場合の説明図である。
【図10】図10(A)はインターネット上のサイトに接続したときのモニタ13の画面を示す説明図であり、図10(B)は図10(A)に示す画面上においてファイルをダウンロードしている状態を示す説明図である。
【図11】ファイルをダウンロードする際にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図12(A)は、第3実施形態において、H.Dにファイルをインストールするためのインストーラが立上がった状態を示すモニタ13の画面の説明図であり、図12(B)は、上から2番目のチェックボックスにチェックを入れた状態を示す説明図であり、図12(C)は、上から2番目のチェックボックスのチェックを外す状態を示す説明図である。
【図13】ファイルをインストールするためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】図13に示す処理の続きを示すフローチャートである。
【図15】図15(A)は、第4実施形態において使用するポインタの表示部における総量、使用量、予約量、選択量および残量の関係を示す説明図であり、図15(B)は番組を選択する前のポインタを示す説明図であり、図15(C)は残量が少なくなり、選択した番組の予約ができなくなった場合のポインタの説明図である。
【図16】図16(A),(B)はモニタ13の画面に表示されたEPGの予約画面を示す説明図である。
【図17】EPGを使用して番組の録画予約を行う際にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図17に示す処理の続きを示すフローチャートである。
【図19】図19(A)は、第5実施形態において、ポインタの表示部における総量、使用量および残量の関係を示す説明図であり、図19(B)は選択量を示す説明図であり、図19(C)は残量が少なくなり、選択した商品の追加購入ができなくなった場合のポインタの説明図である。
【図20】モニタ13の画面に表示された商品注文画面を示す説明図である。
【図21】ネット上で買い物をする場合にポインタを表示するためにCPU21が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】図21に示す処理の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンピュータ(表示装置)
12 マウス(操作手段)
13 モニタ(表示手段)
21 CPU(演算手段)
22a データテーブル(記憶手段)
24 H.D
24d ポインタ表示プログラム(コンピュータプログラム)
40 ポインタ
41 ポインタ本体
42 残量表示部
Claims (9)
- 画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる機能を備えた表示装置において、
前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記ポインタが指示した前記画面上の位置に表示される表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算する演算手段と、
ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする表示装置。 - 前記特定の量は、特定の総量であり、
前記演算手段は、前記読出されたデータに対応付けられた計数量に従って、前記特定の総量から使用量および残量の割合を演算し、
前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の総量として、使用量および残量の割合を面積グラフで表示することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記演算手段は、前記データを読出す毎に、前記特定の量から前記計数量を減算して行き、
前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、計数量と特定の量との割合を面積グラフで表示することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記演算手段は、前記データを読出す毎に、前記計数量を累積加算し、かつ、前記特定の量から前記累積加算した計数量を減算し、
前記表示手段は、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、計数量と特定の量との割合を面積グラフで表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。 - 前記表示手段は、前記演算結果を筆記具の形状をしたポインタの筆記材料の残量に模して表示することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の表示装置。
- 前記操作手段は、前記演算手段の実行を指示する指示手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の表示装置。
- 前記表示内容は、動画を構成する複数の静止画像であり、
前記データは、前記複数の静止画像のそれぞれに関連付けられた前記動画を構成する静止画像の有する計数量を示すデータであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の表示装置。 - 画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる移動処理と、
前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶手段に記憶する記憶処理と、
前記ポインタが指示した前記画面上の位置に表示される表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算する演算処理と、
ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示する表示処理と、を含む処理をコンピュータが実行するためのコンピュータプログラム。 - 画面上の任意の位置を指示するポインタを表示し、そのポインタを所定の操作手段により移動させる機能と、前記画面上に表示される表示内容と、その表示内容に関連する計数量を示すデータとを対応付けて記憶する記憶手段と、を備えた表示装置を用い、
前記ポインタが前記画面上の所定の表示内容を指示したときに、その所定の表示内容に対応付けられているデータを前記記憶手段から読出すとともに、その読出されたデータに対応付けられた計数量と特定の量との割合を演算し、ポインタ本体内の表示領域を特定の量として、前記割合を面積グラフで表示することを特徴とする表示方法。
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