JP4505660B2 - 園芸用散水装置の散水ノズル - Google Patents

園芸用散水装置の散水ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP4505660B2
JP4505660B2 JP2009135291A JP2009135291A JP4505660B2 JP 4505660 B2 JP4505660 B2 JP 4505660B2 JP 2009135291 A JP2009135291 A JP 2009135291A JP 2009135291 A JP2009135291 A JP 2009135291A JP 4505660 B2 JP4505660 B2 JP 4505660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
watering
water supply
hose
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009135291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009201514A (ja
Inventor
良雄 清水
孝司 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichirin Co Ltd
Original Assignee
Nichirin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichirin Co Ltd filed Critical Nichirin Co Ltd
Priority to JP2009135291A priority Critical patent/JP4505660B2/ja
Publication of JP2009201514A publication Critical patent/JP2009201514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4505660B2 publication Critical patent/JP4505660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、園芸用散水装置の散水ノズルに関するものである。
近年、一戸建ての庭園においては勿論のこと、マンション等のベランダにおいてもプランターや植木鉢等を用いてのガーデニングが行われている。植物への散水は、一般に先端に手動操作式の散水ノズルが取付けられたホースと、このホースが巻回されるホースリールと、このホースリールと水道蛇口を接続する水供給ホースとからなる散水装置が用いられている。ガーデニングでは、定期的に散水しなければならないが、散水作業効率が悪く、特にベランダに設置された鉢やプランターにおいては夏場になると複数回の散水が必要となり、結構煩わしいのに加えて面倒であった。さらに、留守または旅行時の散水に問題があった。そのため、散水作業の労力を軽減することができ、しかも簡単な構造の散水装置が提案されている。
先ず、従来例1に係る散水装置を、添付図面を参照しながら説明する。図6は従来例1に係る散水装置の全体構成を示す図であり、図7は従来例1に係る散水装置の要部を示す斜視図である。即ち、この従来例1に係る散水装置は、図6に示すように、軟質合成樹脂からなる長尺なホース51と、このホース51の長手方向の任意の位置に取付けられる継手管52と、この継手管52に立ち上がり状に取付けられる立ち上げ管53と、この立ち上げ管53に取付けられるノズル54、55とを備えている。前記ホース51は散水が行われる庭園等の地面56上に敷設されており、そしてこのホース51は地面56からの不用意な移動を防止するために、地面に差込まれるフック57により適宜位置に固定されている。このようなホース51は水道蛇口58に蛇口継手59を介して連結されており、水道蛇口58から水が供給されるように構成されている。
前記継手管52の一端側(図6における下側)は、図7に示すように、図示しないパンチを使用してホース51の長手方向の任意の位置に明けられた吐水孔51aにネジ込まれる。また、前記継手管52の他端側(図5における上側)が、前記立ち上げ管53の下端にネジ込まれて接続される。この立ち上げ管53の上端には前記ノズル54のネジ部がネジ込まれて取付けられる。前記ノズル55も前記ノズル54と同様に、他の立ち上げ管53の上端にネジ込まれて取付けられる。なお、図4における符号51b、51dはホース51の継目部分に用いられる継目管であり、符号51cはT字形の符号51bの分岐部を必要に応じて閉塞する栓である(例えば、特許文献1参照。)。
次に、従来例2に係るガーデニング用散水器具(以下、散水装置という)を、添付図面を参照しながら説明する。図8は、従来例2に係る散水装置の実施方法を示す説明図である。この従来例2に係る散水装置は、特に可能な限り市販の材料を使用して、散水労力の軽減と水資源の節約を目的としてなされたものである。即ち、市販の散水用のチューブaを庭やベランダ等に配管し、散水を必要とする場所で、準備した穴あけ器を使用して一定の大きさの穴を開けて、市販の滴り型フィッティング61またはミニスプリンクラーフィッティング63を取付けて散水を行うことができるようになっている。
また、市販のT字型の分水フィッティングFに所定長さに切断したホースaを接続すると共に、先端に市販のミニスプリンクラーフィッティング63を取付ける。そして、分配器Bで分水された水道水を誘導し、分水フィッティング62、チューブを介してプランターボックスD、Eや手の届かない場所への散水を行えるようになっている。この散水装置では、散水が不要になった場所は止水プラグ64で止水し、各部品が使用不能になった場合は単にその単体部品を交換するだけで再使用可能になるように構成されている。なお符号Aは水道栓(水道蛇口)であり、符号Cはぶら下げ型プラントボックスであり、符号65は穴あけ、ヒダ生成用器具である(例えば、特許文献2参照。)。
実開平7−3737号公報 特開2003−111527号公報
上記従来例1に係る散水装置は、軟質合成樹脂からなるホースの任意の位置に適宜吐水孔をあけて、ネジ込んだ継手管に立ち上げ管を接続すると共に、立ち上げ管にノズルを取付けて散水することができる。従って、極めて簡便で、しかも安価であり、そして短期的な観点からすれば格別の問題がないようにも考えられる。しかしながら、この従来例1に係る散水装置には、後述するような解決すべき課題がある。
(1)継手管のネジ部を吐水孔にネジ込むだけの構成であるため、漏水の恐れがある。
(2)ホースは、土に差込まれるフックで適宜位置に固定されるが、軟質合成樹脂から構成されていて立ち上げ管が傾くため、ノズルを所定の位置に位置させることが難しい。
(3)個々のノズルから噴射し得る水量を、植物の量、育成程度、つまり植物にとって好ましい水量に調整することが困難である。
(4)散水するノズルが取付けられる立ち上げ管がホースに直に突設されているため、植物群の外側からの散水となる。従って、水滴のレンズ作用により葉が焼けたりすることがあるので、夏場では散水時間が制限されてしまう。
また、上記従来例2に係る散水装置は、可能な限り市販の材料を使用する構成であるため、コスト的にも有利であると考えられる。この従来例2に係る散水装置の滴り型フィッティングでは任意の位置に適宜取付けることができるという利点があるが、後述するような解決すべき課題がある。
(1)市販のミニスプリンクラーフィッティングを、分水フィッティングに取付けたホースに取付ける場合には、分水フィッティングを取付けるためにホースを切断しなければならないので面倒である。
(2)分水フィッティングに接続したホースが傾くため、ノズルを所定の位置に位置させることが難しい。
(3)分水フィッティングに接続されたホースを調整クリップで絞ることにより植物にとって好ましい水量に調整できるものの、能力が相違する多種類の調整クリップを用意しなければならず、実用上極めて面倒である。
(4)分水フィッティングがホースに直に接続されているため、植物群の外側からの散水となる。従って、水滴のレンズ作用により葉が焼けたりすることがあるので、夏場では散水時間が制限されてしまう。
(5)散水範囲が分水フィッティングの周辺に限定される為、ベランダ等の細長い庭園には設置が難しい。
従って、本発明の目的は、土の任意の位置に設置することができ、しかも散水量を容易に調節することができる園芸用散水装置の散水ノズルを提供することである。
本発明の請求項1に係る園芸用散水装置の散水ノズルが採用した手段の要旨は、水供給源から供給される水を送水する送水ホース、分岐ホースを介して供給される水を植物に散水する園芸用散水装置の散水ノズルにおいて、前記分岐ホースが接続されるホース接続部を有し、このホース接続部の反対側に、O−リングが嵌着されたネジを有しない大径ロッド部と、雄ネジを有しその先端に水供給口を有する小径ロッド部からなるロッド部を備える水供給体と、該水供給体のロッド部の外形に対応させて、ネジを有しない大径開孔部と、前記雄ネジが螺着される雌ネジを有する小径開孔部とからなる取付凹所を備え、前記水供給体が水密可能、かつネジ込量調整自在に取付けられ、前記雄ネジのねじ込み量によって水量を調整する水量調整機構が設けられた水分配室を備え、この水分配室内に供給された水を外方に向って噴射する複数の水噴射孔を備え、土の任意の位置に自在に設置されるノズル本体とからなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る園芸用散水装置の散水ノズルによれば、ノズル本体を土の任意の位置に設置することができ、そして分岐ホースが水供給体のホース接続部に接続されるため、ノズル本体を植物群の中に容易に設置することができる。また、ノズル本体は、その雌ネジへの水供給体の雄ネジのネジ込み量の調整により水量を調整する水量調整機構が設けられた水分配室を備えているので、ノズル本体の水噴射孔から噴射する水量を容易に調整することができる。
本発明の散水ノズルが適用される園芸用散水装置の模式的全体構成説明図である。 本発明の散水ノズルが適用される園芸用散水装置の水分岐具の構成説明図である。 本発明の実施の形態1に係り、園芸用散水装置の散水ノズルの一部断面示構成説明図である。 本発明の実施の形態1に係り、園芸用散水装置の散水ノズルの水分配室周りの一部切り欠き拡大図である。 本発明の実施の形態2に係り、園芸用散水装置の散水ノズルの水分配室周りの一部切り欠き構成説明図である。 従来例1に係る散水装置の全体構成を示す図である。 従来例1に係る散水装置の要部を示す斜視図である。 従来例2に係る散水装置の実施方法を示す説明図である。
以下、本発明を、添付図面を順次参照しながら説明する。図1は本発明に係る散水ノズルが適用される園芸用散水装置の模式的全体構成説明図であり、図2は同園芸用散水装置の水分岐具の構成説明図である。また、図3は本発明の実施の形態1に係る園芸用散水装置の散水ノズルの一部断面示構成説明図であり、図4は同実施の形態1に係る園芸用散水装置の散水ノズルの水分配室周りの一部切り欠き拡大図である。
図1に示す符号1は、園芸用散水装置である。この園芸用散水装置1は、蛇口継手3を介して水道蛇口(水供給源)2に接続され、前記蛇口継手3の下流側に散水したい時間をセットするタイマーを備えたタイマー付きバルブ5が介装されると共に、先端に市販のマニュアル操作式ノズル6が取付けられてなる送水ホース4を備えている。前記タイマー付きバルブ5は、タイマーの作動を停止させると自在に通水させることができるように構成されており、これにより前記マニュアル操作式ノズル6から必要に応じて散水することができるように構成されている。
さらに、前記送水ホース4の前記タイマー付きバルブ5と前記マニュアル操作式ノズル6の間に、この送水ホース4を流れる水を分水する、複数の後述する構成になる水分岐具10が取付けられている。そして、これら各水分岐具10のそれぞれから分岐ホース7を介して、プランターまたは植木鉢等からなる植物育成容器8内の土9に設置され、前記タイマー付きバルブ5のタイマーにより設定された時間に、植物に対して散水する、後述する構成になる本発明の散水ノズル20に水が供給されるように構成されている。なお、この例の場合には、送水ホース4に4個の水分岐具10が取付けられている。しかしながら、前記水分岐具10の取付け数は、4個未満であっても、また5個以上であっても良いので、水分岐具10の数は4個に限定されるものではない。
前記水分岐具10は、図2に示すように構成されている。即ち、一端側の差込部13と、他端側の前記分岐ホース7が接続される他端側のニップル14との間に鍔12が形成されてなる差込管11を備えている。この差込管11の一端側の差込部13の先端は斜め切断により先鋭に形成され、前記送水ホース4の長手方向の任意の位置に抜き差し自在に差込み得るように構成されている。なお、前記差込管11に設けられ、一端側から他端側に連通する穴は水流出路11aである。
前記差込管11の一端側の差込部13には、ワッシャ状のシールリング15が外嵌されると共に、前記差込管11のニップル14に、差込部13が差込まれた差込管11を送水ホース4に固定する固定具である面ファスナー16が、その長手方向の所定の位置に明けられた穴が前記ニップル14に通されることにより装着されている。そして、前記シールリング15は、面ファスナー16の同図における左側部分17が前記分岐ホース7に沿って曲げられ、次いで面ファスナー16の同図における右側部分18が前記分岐ホース7に沿って曲げられると共に、この面ファスナー16の前記左側部分17に重ねて曲げられて着脱自在に接着されることにより、前記送水ホース4の外周面に押圧されるように構成されている。
なお、この例の場合には、面ファスナー16の右側部分18が左側部分17よりも長くなるように設定されている。しかしながら、このような構成に限るものではなく、例えば逆に面ファスナー16の左側部分17が右側部分18よりも長くなるように設定されていても良く、また同長さに設定されていても構わない。つまり、面ファスナー16の右側部分18と左側部分17とは、所定長さだけ互いに重なり合うように設定されていれば良い。また、この例の場合には、固定具として面ファスナーを用いたが、一般的に市販されている固定具、例えば結束バンド、クリップ等を使用することが可能であるから、特に面ファスナーに限定されるものではない。
本発明の実施形態1に係る園芸用散水装置の散水ノズル20は、図3、4に示すように、主として前記分岐ホース7から水が供給される水供給体21と、この水供給体21がネジ込量調整可能に螺着され、植物に対して水を散水するノズル本体31と、このノズル本体31に螺着され、前記植物育成容器8内の土9の任意の位置に抜き差し自在に差込まれて前記ノズル本体31を固定する杭体36とから構成されている。
前記水供給体21には、前記分岐ホース7が接続されるニップル(ホース接続部)22が設けられると共に、このニップル22のナット部23の反対側にロッド部が設けられている。このロッド部はナット部23側の大径ロッド部と、先端側の小径ロッド部とから構成されている。そして、前記大径ロッド部にO−リング溝25が周設され、このO−リング溝25にO−リング26が嵌着されると共に、前記小径ロッド部に雄ネジ24が螺刻されている。また、前記小径ロッド部の先端の水流出口27が開口する先端面28は平坦になっており、この先端面28は水供給体21の径方向の中心を通る中心線と直交するように構成されている。
前記ノズル本体31は、前記水供給体21が水密可能(前記O−リング26の働きに依る)、かつネジ込量調整自在に取付けられ、前記雄ネジ24が螺着される雌ネジ33が螺刻され、前記ノズル本体31の先端面28と相対する上平面を有する低高円筒体38が設けられた水分配室34を有する取付凹所32が設けられている。また、前記ノズル本体31には、前記水供給体21から前記水分配室34内に供給された水を、その径方向の外方に向って放射状に噴射する複数の水噴射孔35が設けられている。
さらに、前記取付凹所32の前記水供給体21の反対側から、図3における上端側の雄ネジ37がネジ込まれて杭体36が螺着されている。この杭体36の図3における下端側が先鋭(逆三角錐状)に形成されており、前記植物育成容器8内の土9の任意の位置に抜き差し自在に差込まれて、ノズル本体31を固定するように構成されている。この実施の形態の場合、前記水分配室34内に位置する低高円筒体38は、前記杭体36の杭頭36aの上面に形成されている。なお、前記雄ネジ24と前記雌ネジ33との嵌め合いはきつ目に設定するのが好ましい。
そして、前記散水ノズル20は、前記水供給体21のネジ込量を調整して平坦な先端面28と、前記低高円筒体38の上平面との間の間隔tを調整することにより、前記複数の水噴射孔35から噴射される散水量を調整することができ、また遮断し得るように構成されている。即ち、前記水供給体21の水流出口27が開口する先端面28と、前記低高円筒体38の上平面との間が水量調整機構39となるものである。なお、前記間隔tは、例えば先端面28が完全に低高円筒体38の上平面に当接するまで水供給体21をネジ込み後のネジ戻し角度やネジ戻し回数から容易に知ることができる。
以下、本発明の散水ノズルが適用される園芸用散水装置1の作用態様を説明する。即ち、園芸用散水装置1の水分岐具10によれば、先端が先鋭な差込管11の差込部13を送水ホース4の長手方向の任意の位置に差込んで取付ける構成になっているため、水分岐具10の取付けに際して送水ホース4を切断する必要がない。また、送水ホース4に巻回された面ファスナー16により鍔12を介して、差込部13に外嵌されたシールリング15と送水ホース4に明けられた穴の内周面との間の隙間がシールリング15よって閉塞される。さらに、送水時の水圧によって送水ホースが膨張することでシールリングと送水ホース間の密着性が高められる。従って、この例の園芸用散水装置1の水分岐具10によれば、差込管11の差込部13の差込み個所から漏水するようなことがない。
本発明の実施形態1に係る園芸用散水装置の散水ノズル20によれば、ノズル本体31の水供給体21の反対側に螺着された杭体36を土の任意の位置に差し込むことにより、ノズル本体31を固定することができる。また、ノズル本体31が固定された状態においては、分岐ホース7が上側に開口する水供給体21のニップル22に接続されるため、ノズル本体31を植物群の中に容易に設置することができる。また、水供給体21のノズル本体31の取付凹所32へのネジ込み量の調整により、水供給体21の水流出口27が開口する平坦な先端面28と水分配室34に設けられた低高円筒体38の上平面との間の水量調整機構(間隔tの調整による)39により、水噴射孔35から噴射する散水量を容易に調整することができる。従って、本発明の実施の形態1に係る園芸用散水装置1の散水ノズル20によれば、植物の量、育成程度に容易に対応することができる。
従って、本発明の散水ノズルが適用される園芸用散水装置1によれば、下記のとおりの効果を得ることができる。
(1)差込管11の差込部13と、送水ホース4に明けられた穴の内周面との間の隙間がシールリング15により閉塞され、さらに送水時の水圧によって送水ホースが膨張することでシールリングと送水ホース間の密着性が高められるので、差込管11の差込部13の差込み個所から漏水するようなことがない。
(2)ノズル本体31の水供給体21の反対側に設けられた杭体36を土の任意の位置に抜き差し自在に差し込むことにより、ノズル本体31を固定することができる。
(3)水供給体21のノズル本体31の取付凹所32へのネジ込み量の調整で、水供給体21の水流出口27が開口する平坦な先端面28と水分配室34に設けられた低高円筒体38の上平面との間の水量調整機構により、水噴射孔35から噴射する散水量を容易に調整することができる。
(4)差込管11の差込部13を送水ホース4の長手方向の任意の位置に差込んで取付ける構成になっているため、送水ホース4を切断する必要がない。従って、容易に分岐管の分岐数、つまり植物育成容器8を増やすことができる。
(5)分岐ホース7により上側からノズル本体31に水が供給されるため、植物群を傷めることなくノズル本体31を植物群の中に設置して植物の根元に散水することができる。
従って、たとえ真夏であっても水滴のレンズ作用により葉が焼けたりすることがないから、夏場でも散水時間が制限されるようなことがない。
(6)送水ホースを基点に鉢やプランターの位置に合わせて分岐ホースを任意の位置に接続できる。従ってマンションのベランダ等狭い場所でも鉢やプランターの設置場所を変更することなく散水装置を設置することができる。
以下、本発明の実施の形態2に係る園芸用散水装置の散水ノズルの水分配室周りの一部切り欠き構成説明図の図5を参照しながら説明する。なお、本発明の実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは水量調整機構の相違にあり、この水量調整機構以外は全く同構成であるから、同一のものには同一符号を付して、主としてその相違する構成について説明する。
本発明の実施の形態2に係る園芸用散水装置の散水ノズル20は、図5に示すように構成されている。即ち、上記実施の形態1と同様に、分岐ホースから水が供給され、後述する水供給体21と、散水するノズル本体31を備えると共に、このノズル本体31に螺着され、植物育成容器8内の土9の任意の位置に抜き差し自在に差込まれて前記ノズル本体31を固定する、後述する構成になる杭体36とから構成されている。前記水供給体21は、図5における上下方向(長手方向)のほぼ中央部に形成され、外周にローレット加工が施されてなる大径ローレット加工部23′の可逆回転により、ネジ込み、ネジ戻しされるように構成されている。
前記ノズル本体31の取付凹所32の前記水供給体21の反対側から、同図における上側の雄ネジ37がネジ込まれて螺着された杭体36の杭頭36aの径方向の中心位置に、円錐体38′が突設されている。そして、前記ノズル本体31の雌ネジ33への水供給体21の雄ネジ24のねじ込み量の調整により、この水供給体21の水流出口27内への前記円錐体38′の先端の突入長さLが調整されるように構成されている。即ち、本実施の形態2の場合には、水供給体21の水流出口27と、杭体36の杭頭36aに突設されてなる円錐体38′とにより水量調整機構39′が構成されるものである。なお、前記円錐体38′の外周が前記水流出口27の開口内角部に当接するまで前記水供給体21をネジ込むことにより、止水することができる。
本実施の形態2によれば、前記ノズル本体31の雌ネジ33への水供給体21の雄ネジ24のねじ込み量の調整により、円錐体38′の先端の水供給体21の水流出口27内への突入長さLを調整することができる。従って、水流出口27の水通過面積が制御され、水供給体21から水分配室34内に供給される水量が調整され、前記ノズル本体31の複数の水噴射孔35から噴射される散水量を調整することができるから、本実施の形態2は上記実施の形態1と同効である。
なお、上記実施の形態1、2に係る園芸用散水装置の散水ノズルは、具体例に過ぎない。従って、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であるから、上記実施の形態1、2において説明した園芸用散水装置の構成に限定されるものではない。
1…散水装置、2…水道蛇口、3…蛇口継手、4…送水ホース、5…タイマー付きバルブ、6…マニュアル操作式ノズル、7…分岐ホース、8…植物育成容器、9…土
10…水分岐具、11…差込管、11a…水流出路、12…鍔、13…差込部、14…ニップル、15…シールリング、16…面ファスナー、17…面ファスナーの左側部分、18…面ファスナーの右側部分
20…散水ノズル、21…水供給体、22…ニップル、23…ナット部、23′…大径ローレット加工部、24…雄ネジ、25…O−リング溝、26…O−リング、27…水流出口、28…先端面
31…ノズル本体、32…取付凹所、33…雌ネジ、34…水分配室、35…水噴射孔、36…杭体、36a…杭頭、37…雄ネジ、38…低高円筒体、38′…円錐体、39、39′…水量調整機構

Claims (1)

  1. 水供給源から供給される水を送水する送水ホース、分岐ホースを介して供給される水を植物に散水する園芸用散水装置の散水ノズルにおいて、前記分岐ホースが接続されるホース接続部を有し、このホース接続部の反対側に、O−リングが嵌着されたネジを有しない大径ロッド部と、雄ネジを有しその先端に水供給口を有する小径ロッド部からなるロッド部を備える水供給体と、該水供給体のロッド部の外形に対応させて、ネジを有しない大径開孔部と、前記雄ネジが螺着される雌ネジを有する小径開孔部とからなる取付凹所を備え、前記水供給体が水密可能、かつネジ込量調整自在に取付けられ、前記雄ネジのねじ込み量によって水量を調整する水量調整機構が設けられた水分配室を備え、この水分配室内に供給された水を外方に向って噴射する複数の水噴射孔を備え、土の任意の位置に自在に設置されるノズル本体とからなることを特徴とする園芸用散水装置の散水ノズル。
JP2009135291A 2009-06-04 2009-06-04 園芸用散水装置の散水ノズル Expired - Fee Related JP4505660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135291A JP4505660B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 園芸用散水装置の散水ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135291A JP4505660B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 園芸用散水装置の散水ノズル

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046412A Division JP4359937B2 (ja) 2008-02-27 2008-02-27 園芸用散水装置の水分岐具および園芸用散水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009201514A JP2009201514A (ja) 2009-09-10
JP4505660B2 true JP4505660B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=41144390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009135291A Expired - Fee Related JP4505660B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 園芸用散水装置の散水ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4505660B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032457A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 三菱化学株式会社 給液パイプ及び該給液パイプを備えた給液構造
CN108770457A (zh) * 2018-05-27 2018-11-09 上海华维节水灌溉股份有限公司 一种盆栽绿萝专用灌水器及水肥一体化实施方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564475Y2 (ja) * 1991-02-04 1998-03-09 九州日立マクセル株式会社 自動給水器
JP2000236760A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Hisashi Kitamori 分配器、アダプター、取水、散水フィッテングを利用した簡便ガーデニング灌水装置。

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159730A (en) * 1979-05-31 1980-12-12 Matsushita Electric Works Ltd Drip type irrigating nozzle
JPS5747074Y2 (ja) * 1979-11-09 1982-10-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2564475Y2 (ja) * 1991-02-04 1998-03-09 九州日立マクセル株式会社 自動給水器
JP2000236760A (ja) * 1999-02-24 2000-09-05 Hisashi Kitamori 分配器、アダプター、取水、散水フィッテングを利用した簡便ガーデニング灌水装置。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009201514A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4359937B2 (ja) 園芸用散水装置の水分岐具および園芸用散水装置
CN110214676B (zh) 一种园林绿化施工浇灌装置
US7614569B2 (en) Stream nozzle
JP4505660B2 (ja) 園芸用散水装置の散水ノズル
US8573509B2 (en) Tap device for connection to a sprinkler system
US4085895A (en) Adjustable spray device
CN207461027U (zh) 市政园林灌溉装置
KR102031959B1 (ko) 밸브 일체형 스프링클러 연결장치
CN112913653B (zh) 市政园林灌溉系统
US20200068820A1 (en) Irrigation system
KR102039668B1 (ko) 분배기 결합형 다기능 관수스틱
CN215122797U (zh) 一种露地花卉栽培用滴灌装置
CN210928980U (zh) 自动灌溉装置
CN105309276A (zh) 旋转式微灌溉装置
CN210226436U (zh) 一种智能灌溉用滴灌管道
KR100999541B1 (ko) 화분용 급수장치 및 급수시스템
AU2019100325A4 (en) Stake end dripper
CN213603571U (zh) 一种园林灌溉机构
CN219741445U (zh) 一种市政园林绿化用节水滴灌装置
US20100025498A1 (en) Tap device for connection to a sprinkler system
CN220654286U (zh) 园林绿化喷淋装置
CN219812763U (zh) 一种农产品种植用浇灌结构
CN214015350U (zh) 一种乔木自动滴灌装置
KR101672922B1 (ko) 양방향 밸브기능을 갖는 스프링클러
CN220108821U (zh) 一种植烟滴灌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090624

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090624

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4505660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees