JP4503644B2 - 光ケーブル用平衡伝送用コネクタ - Google Patents

光ケーブル用平衡伝送用コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、光ケーブル用平衡伝送用コネクタに関する。
近年、情報化社会の発展により、通信速度のさらなる向上並びに伝送距離のさらなる延長が求められている。このような要求から、ネットワーク上をやりとりされる信号は、電気から光へと代わりつつある。
光信号を用いた通信機器であって、大容量および高速通信を実現するものとしては、たとえば以下に示す特許文献1が開示するところの光トランシーバモジュールが存在する。図1に、本従来技術による光トランシーバモジュール900の構成を示す。
図1に示すように、光トランシーバモジュール900は、ハウジング901、ベゼル902、2つの光コネクタ903、PCB(Printed Circuit Board)コネクタ904、およびレール905を有してなり、サーバ装置やネットワーク・通信機器(スイッチやルータ等)などの情報処理装置(以下、ホスト装置という)にレール905を用いて装着される。
PCBコネクタ904は、いわゆるカードエッジ型コネクタであり、情報処理装置のマザーボード(システムボードともいう)と直接接続される。PCBコネクタ904は、たとえば業界標準とされたXAUI(10Gigabit Attachment Unit Interface)に適合する形で構成されている。すなわち、本従来技術では、光トランシーバモジュール900と情報処理装置とがXAUIにより接続される。
ハウジング901内部には、図示しない送信機と受信機とが設けられている。したがって、情報処理装置から入力されたデータは、送信機において光信号に返還された後、光コネクタ903に接続された光ケーブル(図示せず)へ送出される。また、光ケーブルから入力された光信号は、受信機において電気信号に返還された後、PCBコネクタ904を介して情報処理装置へ入力される。
特開2002−328269号公報
しかしながら、光信号を送受信するための通信機器、たとえば上述した送信機および受信機は、電気信号を送受信するための通信機器と比べて一般的に高価であり、汎用性に欠けるという問題が存在する。
一方、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのシステムを構築する際、ビル内部の集中したエリアにサーバ装置などの情報処理装置を設置するのであれば、必ずしも光通信で実現されるほどのスペック、特に送信距離が必要となるわけではなく、電気通信で十分対応可能な場合が存在する。
本発明は、厚みを抑えることができる光ケーブル用平衡伝送用コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、請求項1記載のように、光ケーブルを着脱可能なソケットと、該ソケットの底部に設けられた光電変換部と、トランシーバモジュールと接続するための外部接続コネクタと、筐体とを有する光ケーブル用平衡伝送用コネクタであって、前記光電変換部における前記ソケットと反対側の面に設けられた第1内部接続コネクタと、一方の端にカードエッジ型の第1コネクタ部が設けられた基板とを有し、前記第1コネクタ部が前記第1内部接続コネクタに差し込まれることで、前記基板と前記光電変換部とが電気的に接続され、 前記外部接続コネクタは、絶縁体を間に挟む信号コンタクトが垂直に配置され、その水平方向の両サイドに絶縁体を挟んでグランドコンタクトが配置された形状をなし、前記基板の前記光電変換部が取り付けられる側と反対側の端に取り付けられ、前記筐体の内部に前記ソケット、前記光電変換部、前記第1内部接続コネクタ、前記第1コネクタ部及び前記外部接続コネクタが、前記基板の板面に沿って配置されると共に、前記ソケット及び前記外部接続コネクタが前記筐体の外方側に位置して光ケーブル用平衡伝送用コネクタが構成されており、前記トランシーバモジュールは、情報処理装置に実装されるものであり、前記情報処理装置と電気的に接続するカードエッジコネクタを有するプリント回路基板を収容するハウジングと、ハウジングの一部を構成するベゼルと、前記外部接続コネクタと接続するための平衡伝送用コネクタと、前記情報処理装置に設けられたグランドラインと電気的に接続するグランド端子とを有しており、前記外部接続コネクタが前記トランシーバモジュールの前記平衡伝送用コネクタに接続し、前記ソケットに前記光ケーブルが接続されることを特徴とする。以上のような構成を有することで、ソケットと光電変換部と基板とを直線状に配置させることが可能となり、光ケーブル用平衡伝送用コネクタの厚みを抑えることができる。
また、請求項1記載の前記光ケーブル用平衡伝送用コネクタは、たとえば請求項2記載のように、前記外部接続コネクタと前記基板とがライトアングルSMTタイプのコネクタを介して電気的に接続されてもよい。
また、請求項1記載の前記光ケーブル用平衡伝送用コネクタは、たとえば請求項3記載のように、前記外部接続コネクタと前記基板とが挟み込みSMTタイプのコネクタを介して接続されてもよい。
また、請求項1記載の前記光ケーブル用平衡伝送用コネクタは、たとえば請求項4記載のように、前記基板に設けられた信号ラインの特定インピーダンスがディファレンシャル信号に対して100Ωであってもよい。
また、請求項1記載の前記光ケーブル用平衡伝送用コネクタは、たとえば請求項記載のように、前記ハウジングと前記ベゼルとの間にインナーカバーが配置され、前記ベゼルには、前記トランシーバモジュールを前記情報処理装置に固定するためのネジ穴が設けられていてもよい。
本発明によれば、厚みを抑えることができる光ケーブル用平衡伝送用コネクタを実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
まず、本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100について図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施例は特に、最大転送速度が10GbpsのEthernet(登録商標)仕様を満足できるトランシーバモジュールに関する。このトランシーバモジュールは、後述する平衡伝送用ケーブル150(図5参照)と接続可能な構成であり、サーバ装置やネットワーク・通信機器(ホスト装置)などの情報処理装置間でのデータの送受信を可能にするためのものである。ただし、本発明はこれに限定されず、その主旨を逸脱しない限り、種々変形可能であることは言うまでもない。
図2は、本実施例によるトランシーバモジュール100の外部概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、トランシーバモジュール100は、ハウジング101とベゼル102と平衡伝送用コネクタ103とPCB端子104とグランド端子106とを有する。
ハウジング101は、後述する内部回路などを搭載したプリント回路基板(以下、PCBと略す)を収納する。PCB113(図6参照)および内部回路については、後述において図9と共に説明する。
ベゼル102は、ハウジング101の一方の面、特にトランシーバモジュール100が情報処理装置に実装された際に情報処理装置本体外部に露出する面に設けられる外部筐体である。これをフロントベゼルともいう。なお、以下の説明では、情報処理装置をホスト装置という。また、以下の説明では、図2にも示すように、トランシーバモジュール100の挿入方向をY方向とし、これと垂直方向であってPCB113の平面と平行な方向をX方向とし、X方向およびY方向と垂直な方向をZ方向とする。
ベゼル102の中央部には、平衡伝送用ケーブル150(図5参照)とドッキングするための平衡伝送用コネクタ103が設けられる。換言すれば、平衡伝送用コネクタ103は平衡伝送用ケーブル150が着脱可能に構成される。平衡伝送用コネクタ103は、たとえばIEEE802.3zの10GBASE−CX4で規格されるインタフェースに適合した構成とすることができる。この形状の詳細については、後述において説明する。
内部回路が搭載されたPCB113の一部は、ハウジング101から突出している。この突出した部分には、トランシーバモジュール100とホスト装置とを電気的に接続するためのPCB端子104が設けられている。このPCB端子104は、いわゆるカードエッジコネクタと呼ばれるものであり、ホスト装置におけるマザーボードに設けられたコネクタに着脱可能である。すなわち、トランシーバモジュール100をホスト装置の所定のスロットに挿着することで、マザーボードに設けられたコネクタとトランシーバモジュール100のPCB端子104とが電気的な接点を持つ。このようなPCB端子104は、たとえばIEEE802.3aeで提供されるXAUI(10 Gigabit Attachment Unit Interface)に適合した構成とすることができる。
グランド端子106は、PCB端子104と同様に、トランシーバモジュール100がホスト装置に挿着されることによって、ホスト装置に設けられたグランドラインと電気的に接続される。これにより、ハウジング101やその他の部材をアースすることが可能となる。
次に、トランシーバモジュール100の外部構成の詳細を図面と共に説明する。図3(a)はトランシーバモジュール100の上面図(−Z方向へ見た際の外観図)であり、図3(b)はその側面図(X方向へ見た際の外観図)であり、図3(c)はその底面図(Z方向へ見た際の外観図)である。また、図4(a)はトランシーバモジュール100の前面図(Y方向へ見た際の外観図)であり、図4(b)はその背面図(−Y方向へ見た際の外観図)であり、図4(c)はそのA−A断面図である。
図3(a)〜(c)および図4(a)〜(c)を参照すると明らかなように、トランシーバモジュール100は、第1筐体111と第2筐体112とPCB113とベゼル102と平衡伝送用コネクタ103とPCB端子104とグランド端子106とレール117と組立ネジ119と固定ネジ120とを有する。
第1筐体111および第2筐体112は図2におけるハウジング101を形成する筐体である。これらが組み立てられた内部にPCB113が収納される。PCB113は上述したように内部回路を搭載した基板である。
また、第2筐体112には、トランシーバモジュール100のホスト装置への挿入方向と平行なレール117が設けられている。一方、トランシーバモジュール100が挿入されるホスト装置のスロットには、レール117と係合するレール溝が設けられている。したがって、挿入時では、レール117がレール溝を滑動することで、トランシーバモジュール100が正規の位置に導かれ、PCB端子104がホスト装置のスロットにおける底部に設けられたコネクタに差し込まれる。
固定ネジ120は、トランシーバモジュール100をホスト装置に挿着した際に、これをホスト装置に固定するためのネジである。すなわち、ホスト装置の所定の位置にはネジ穴が設けられており、トランシーバモジュール100をホスト装置の所定のスロットに挿入し、固定ネジ120をネジ穴に回し込むことで、トランシーバモジュール100をホスト装置に固定することができる。
なお、ベゼル102と平衡伝送用コネクタ103とPCB端子104とグランド端子106とについては、上述と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、組立ネジ119については、後述において図6と共に説明する。
次に、平衡伝送用コネクタ103とドッキングする平衡伝送用ケーブル150の構成を図5と共に説明する。図5に示すように、平衡伝送用ケーブル150は、ハウジング151と平衡伝送用コネクタ本体152と平衡伝送用プラグ(メス)153と電線ケーブル154と係合溝155とを有する。なお、係合溝155については後述する。
平衡伝送用コネクタ本体152は、ハウジング151の先端側(トランシーバモジュール100側)に組み込んであり、ハウジング151の先端に平衡伝送用プラグ(メス)153が突出している。また、ハウジング151の後端からは電線ケーブル154が延在している。
平衡伝送用プラグ(メス)153は、上述した平衡伝送用コネクタ103(特に平衡伝送用プラグ(オス)130)と組み合うように構成されたコネクタ部である。したがって、平衡伝送用プラグ(メス)153は、たとえばIEEE802.3zの規格である10GBASE−CX4で規定されるインタフェースに適合した構成とすることができる。
次に、トランシーバモジュール100の他の構成を図6に示す分解図を用いて詳細に説明する。
図6に示すように、トランシーバモジュール100は、第1および第2筐体111,112とPCB113と平衡伝送用コネクタ103とベゼル102とインナーカバー118とを有する。
内部回路が搭載されたPCB113は穴116を有する。また、第2筐体112はネジ穴123を有する。PCB113は組立ネジ115により第2筐体112の所定の位置に固定される。このように固定された後、第2筐体112の開口側が第1筐体111により封じられることで、PCB113がハウジング101内部に収納される。
また、PCB113の一方の端、すなわちPC内部へ挿入される側の端には、上述したようにPCB端子104が形成されている。これに対し、PCB113の他方の端、すなわち平衡伝送用コネクタ103が設けられる端には、これの金属パターンと電気的な接点を持つための内部端子114が形成されている。
平衡伝送用コネクタ103は平衡伝送用プラグ(メス)153と組み合うための平衡伝送用プラグ(オス)130が設けられたユニットである。したがって、平衡伝送用プラグ(オス)130を平衡伝送用プラグ(メス)153に差し込むことで、平衡伝送用プラグ(メス)153に設けられた金属パターンと電気的な接点が形成される。
以上のように第1および第2筐体111,112とPCB113と平衡伝送用コネクタ103とを組み立てた後、平衡伝送用コネクタ103側はベゼル102により封じられる。ベゼル102には穴121が設けられている。また、第2筐体112にはネジ穴122が設けられている。ベゼル102は組立ネジ119により第2筐体112の所定の位置に固定される。この際、ベゼル102と第2筐体112との間にインナーカバー118を配置することで、粉塵の進入を防止したり、強度の向上を図ることができる。
また、トランシーバモジュール100を正規の位置に導くためのレール117には、上述したようにグランド端子106が設けられる。一方、上述したホスト装置のレール溝はグランドラインとしての機能も果たす。これにより、実装時に、グランド端子106と接続された構成がアースされる。
この他、上述したように、ベゼル102の少なくとも2カ所には穴124が設けられている。一方、ホスト装置における穴124と位置合わせされた箇所には、ネジ穴が設けられている。したがって、固定ネジ120に穴124を嵌挿し、固定ネジ120をホスト装置のネジ穴回し込むことで、トランシーバモジュール100をホスト装置に固定することができる。
次に、本実施例による平衡伝送用コネクタ103の構成を図7と共に説明する。図7(a)は平衡伝送用コネクタ103の斜視図であり、図7(b)はその前面図(−Z方向へ見た際の外観図)であり、図7(c)はその側面図(X方向へ見た際の外観図)であり、図7(d)はその背面図(Z方向へ見た際の外観図)である。
図7(a)〜(d)に示すように、平衡伝送用コネクタ103は、平衡伝送用プラグ(オス)130と係合爪131と固定部132と内部端子133とを有する。
平衡伝送用プラグ(オス)130は、上述したように、平衡伝送用ケーブル150の平衡伝送用プラグ(メス)153とドッキングし、電気的な接点を形成するための部である。係合爪131は、平衡伝送用ケーブル150の係合溝155とかみ合うことで、平衡伝送用ケーブル150をトランシーバモジュール100へ固定するための部材である。固定部132は、第1および第2筐体111,112からなるハウジング101に対して平衡伝送用コネクタ103を位置決めし、これを固定するための部材である。内部端子133は、PCB113の内部端子114と接触することで、電気的な接続を形成するための部材である。
また、平衡伝送用コネクタ103の他の構成例を図8に示す。図8に示す構成は、図7に示す構成と略同様であるが、固定部132Aの形状が図7に示す固定部132の形状と異なる。このように、平衡伝送用コネクタ103は種々変形して実施することができるものである。
次に、トランシーバモジュール100の回路構成、すなわちPCB113に搭載された内部回路の構成を図面と共に説明する。
図9は、トランシーバモジュール100の回路構成を示すブロック図である。図9に示すように、トランシーバモジュール100は、リタイマ11と制御部12と基準クロック生成部13と電源部14とCX4インタフェース15とを有し、XAUI(10 Gigabit Attachment Unit Interface)インタフェース22を介してホスト装置の送受信部(Tx/Rx)21と接続されると共に、CX4インタフェース15を介して平衡伝送用ケーブル150の一方の端に接続された他の機器と接続される。なお、リタイマ11と制御部12と基準クロック生成部13と電源部14とCX4インタフェース15とは、上述したPCB113上に形成された内部回路である。
ホスト装置側に設けられた送受信部(Tx/Rx)21は、IEEE802.3aeの規定にあるXGXS(10 Gigabit ethernet eXtended Sublayer)を実現するデバイスである。すなわち、送受信部(Tx/Rx)21は、IEEE802.3aeによって定義された10ギガビット・イーサネット(登録商標)用に開発されたアプリケーションの一つであり、XGMII(10 Gigabit Media Independent Interface)デバイスとXAUIデバイスとの間のつなぎ機能を供給するためのものである。なお、XGMIIデバイスとは、同じくIEEE802.3aeの規定にあるアプリケーションの一つであり、156MHzのダブル・データ・レート(DDR)、並列、小範囲、インターコネクト・インターフェースであり、10ギガビット・イーサネット(登録商標)のメディア・アクセス・コントロール(MAC)と物理層(PHY)デバイスのインターフェースとをサポートするものである。
リタイマ(Re-timer)11は、ホスト装置から平衡伝送用コネクタ103を介して入力された信号からクロックを抽出すると共に、ホスト装置から入力されたデータのビット幅と基準クロック生成部13から入力された基準クロックとのエッジのタイミングを調整することで、電線ケーブル154が形成するネットワークとの同期を図りつつ、ホスト装置側に設けられた送受信部(Tx/Rx)21から入力されたデータを平衡伝送用ケーブル150の他の一方の端に接続された他の機器へ送信する。なお、ネットワークとの同期を図る回路を本実施例では特に同期回路(Normalization)11aという。また、リタイマ11はネットワークから入力されたデータをホスト装置の送受信部(Tx/Rx)21へ入力する。
リタイマ11と送受信部(Tx/Rx)21とは、XAUIインタフェース22を介して接続される。XAUIインタフェース22は、上述にもあるように、IEEE802.3aeの規定にあるアプリケーションの一つであり、ピン・カウント減少を提供する高速インターコネクトである。なお、参考として、XAUIインタフェース22のピン使用例を図10に示す。
図10に示すように、XAUIインタフェース22はピン数が70本のコネクタ形状を有する。これらのうち、1から35番までのピンは、トランシーバモジュール100の電源やその他の構成(制御部12など)を制御するための制御信号の入力端子として使用される。また、36から70番までは、目的のデータを入出力するために使用される。データの入出力に用いられるピン、すなわち36から70番までのピンを参照すると明らかなように、データは8組の差動信号として入力される。
一方、ネットワークとリタイマ11とはCX4インタフェース15を介して接続される。すなわち、平衡伝送用コネクタ103と平衡伝送用ケーブル150とは10GBASE−CX4の規格を満足するように構成される。なお、参考として、CX4インタフェース15のピン使用例を図11に示す。
図11に示すように、CX4インタフェース15は、目的のデータを入出力するためのピン(S1+〜S8+,S1−〜S8−)を8組有し、これらの間に合計9本のピン(G1〜G9)が設けられている。9本のピンは主としてグランド端子として使用される。また、ピン番号S1(+,−)〜S8(+,−)のピンは、信号端子として使用され、それぞれ図10におけるピン番号65および64,62および61,59および58,56および55,51および50,48および47,45および44,42および41のピンと対応づけられる。すなわち、平衡伝送用ケーブル150は目的のデータを8組のペアケーブルを用いて差動信号として伝送する。
図9に戻り説明する。図9において、制御部12はホスト装置から入力されたMIDO信号やMDC信号やその他の信号(other signal)などの制御信号に基づいてリタイマ11を制御する。また、基準クロック生成部(Reference Clock)13は、ネットワークと同期を図る際に使用される基準クロックを生成し、これを制御部12に入力する。したがって、制御部12は入力された基準クロックに基づいてリタイマ11を動作させることで、これにデータを送受信させる。
また、電源部(Hot Swap Control)14は、ホスト装置側からXAUIインタフェース22を介して入力された電源電圧Vccをトランシーバモジュール100内部に供給する。
以上のように構成することで、本実施例によれば、高速通信を必要とするが短距離通信で十分な場合のニーズに対してこれを安価に実現することが可能なトランシーバモジュールを実現することができる。
次に、本発明の実施例2について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1と同様である。
実施例1は電気信号のみを対象とした構成であるのに対し、本実施例は電気信号と光信号との双方に対応することを可能とした構成である。なお、本実施例によるトランシーバモジュール200の構成は、実施例1と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略し、本実施例の特徴部分である回路構成について詳細に説明する。
図12は、本実施例によるトランシーバモジュール200の回路構成を示すブロック図である。図12に示すように、本実施例によるトランシーバモジュール200は、図9に示す実施例1によるトランシーバモジュール100と同様の構成に検出/電力供給回路26が追加されている。
検出/電力供給回路26は平衡伝送用コネクタ103に接続されたケーブル(電線ケーブル/光ケーブル154)の種類、すなわち電線ケーブルであるか光ケーブルであるかを検出する。ただし、通常の光ケーブルの形状では直接、平衡伝送用コネクタ103に接続することができない。そこで本実施例では、図13に示すような光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250を用いる。
この光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250は、平衡伝送用コネクタ本体252の一方の端に図5に示す平衡伝送用ケーブル150と同様の平衡伝送用プラグ(メス)153を有し、他方の端に光ケーブル254を差し込むための光ケーブル用ソケット255を有する。光ケーブル用ソケット255には光電変換用の素子が組み込まれた光電変換部256が取り付けられ、これにより、信号が電気から光へまたは光から電気への変換されて送受信される。光ケーブル用ソケット255および光電変換部256は、通常、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250内部の基板上に搭載される。このため、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250全体の小型化のために、本実施例では、光ケーブル用ソケット255および光電変換部256の一部をハウジング251外部に露出した構成とされている。
次に、検出/電力供給回路26の回路構成を図14と共に説明する。図14に示すように、検出/電力供給回路26は、検出回路26aと電力供給回路26bとを含んでなる。
検出回路26aは、アンド回路AND1と、2つの比較器COMP1,COMOP2とからなる差動回路261と、抵抗R2〜R5と、コンデンサC1とを含む。なお、コンデンサC1は高周波ノイズを除去する目的で設けられている。
また、検出回路26aはCX4インタフェース15のグランド用の端子の何れかに接続される。本実施例では、例として端子G7(TYPE_SENCE)に接続された場合を図示する。CX4インタフェース15に電線ケーブルが接続される、すなわち平衡伝送用プラグ(オス)130に図5に示す平衡伝送用ケーブル150が接続されると、平衡伝送用ケーブル150内部では、端子G7がグランド(GND)に接続される。したがって、平衡伝送用プラグ(オス)130内部の導体抵抗と平衡伝送用ケーブル150内部でグランド(GND)に接続されるまでの導体抵抗との合計をRcとすると、図14中、A点の電位はVcc×(Rc/(R2+Rc))となる。導体抵抗の合計Rcは、抵抗R2に比べると十分に小さいので、A点の電位はほぼGNDレベルとなる。
このA点の電位は比較器COMP1の反転入力端子(−)および比較器COMP2の非反転入力端子(+)に入力される。一方、比較器COMP1の非反転入力端子(+)には基準電圧Vcc×((R4+R5)/(R3+R4+R5))(これを基準電圧1とする)の電位が入力され、比較器COMP2の反転入力端子(−)には基準電圧Vcc×(R5/(R3+R4+R5))(これを基準電圧2とする)が入力される。
以上のような構成において、A点の電位は基準電圧1より低いため、比較器COMP1の出力はHighとなる。また、A点の電位は基準電圧2と比べても低いため、比較器COMP2の出力はLowとなる。比較器COMP1およびCOMP2の出力は、アンド回路AND1に入力される。これらはそれぞれHigh,Lowであることから、アンド回路AND1の出力はLowとなる。これにより、パワースイッチ回路262はオフ状態となり、端子G8には電源が供給されない。
次に、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250が接続された場合を考える。光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250内部では、端子G7は抵抗Roを介してグランド(GND)に接続される。抵抗Roは、R5/(R3+R4+R5)<Ro/(R2+Ro)<(R4+R5)/(R3+R4+R5)を満たす値とする。このとき、A点の電位は、Vcc×(Ro/(R2+Ro))で表されるが、この値は基準電圧1よりも低いため、比較器COMP1の出力はHighとなる。また、A点の電位は基準電圧2よりも高いため、比較器COMP2の出力はHighとなる。したがって、アンド回路AND1の出力はHighとなる。これにより、パワースイッチ回路262はオン状態となり、端子G8に電源が供給される。
次に、平衡伝送用プラグ(オス)130に何も嵌合されていない状態、すなわち、端子G7が開放されている場合を考える。端子G7が開放されていると、A点の電位は、抵抗R2を介して電源電圧Vccに接続されているため、ほぼVccと同じ電位となる。このとき、A点の電位は、基準電圧1に比べて高いため、比較器COMP1の出力はLowとなる。また、A点の電位は、基準電圧2と比べても高いため、比較器COMP2の出力はHighとなる。したがって、アンド回路AND1の出力はLowとなりる。これにより、パワースイッチ回路262はオフ状態となり、端子G8には電源が供給されない。なお、これは安全を考えての処理となる。
ここで、検出/電力供給回路26におけるTYPE_SENCE(図14参照)の入力電圧と、比較器COMP1,COMP2およびアンド回路AND1の出力と、パワースイッチ回路262のオン/オフ状態との関係を表1にまとめる。表1に示すように、TYPE_SENCE入力電圧が基準電圧2(表中例として0.8V)より高く、基準電圧2(表中例として2.4V)よりも低い場合のみ、パワースイッチ回路262はオン状態となる。
Figure 0004503644
以上のように構成することで、本実施例によれば、トランシーバモジュール200に接続されたケーブルの種類を検出し、これに応じて動作することが可能となる。
次に、本発明の実施例3について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1または2と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1または2と同様である。
図15は本実施例によるトランシーバモジュール300の外観構成を示す斜視図である。図15に示すように、トランシーバモジュール300は、実施例1によるトランシーバモジュール100と同様の構成において、取外用レバー301とラッチ302とが設けられている。
ラッチ302は、トランシーバモジュール300をホスト装置などのスロットに装着した際、スロットのレール部分に設けられた溝に係合することで、トランシーバモジュール300をホスト装置にロックし、これが不用意にホスト装置から外れることを防止するためのものである。また、取外用レバー301は、ラッチ302をトランシーバモジュール300本体内部に収容することで、トランシーバモジュール300のロック状態を解除するためのものである。
本実施例では、図16に示すように、取外用レバー301を手前、すなわちトランシーバモジュール300をホスト装置から引き抜く方向に引っ張ることで、ラッチ302がトランシーバモジュール300本体内部に終了されるように構成している。なお、以下の説明では、図15に示す取外用レバー301の状態をロック状態または通常状態とし、図16に示す取外用レバー301の状態をアンロック状態とする。
図17に、トランシーバモジュール300の分解図を示す。図17に示すように、トランシーバモジュール300は、実施例1によるトランシーバモジュール100と同様の部品構成の他に、取外用レバー(301)を構成するレバー部材(301a、301b)を有する。すなわち、取外用レバー301は2つのレバー部材301aおよび301bとからなる。このほか、トランシーバモジュール300は、バネ313と、ラッチ302が設けられた金属部材303とを有する。
レバー部材301aには、アーム311が設けられている。アーム311には溝311aと係部311bとが設けられている。溝311aにはバネ313がはめ込まれる。このバネ313は、組立時に係部311bとベゼル102との間に介在し、取外用レバー301を通常状態に復帰させるように作用する。すなわち、取外用レバー301は引き抜く際以外はロック状態がキープされる。
また、アーム311の先端には後述するくさび304が設けられている。このくさび304は取外用レバー301のスライドに連動してスライドする。
金属部材303はラッチ302が設けられた端と反対側がU字型に折り曲げられており、この部分がバネとして作用するように構成されている。
次に、くさび304とラッチ302の作用について図18と共に説明する。図18(a)はロック状態にあるトランシーバモジュール300のA−A断面図である。また、図18(b)はアンロック状態にあるトランシーバモジュール300のA−A断面図である。
図18(a)に示すように、ロック状態では、くさび304は金属部材303の一方の端(ラッチ302側)に力を加えない。したがって、ラッチ302はトランシーバモジュール300本体外部に突出している。一方、取外用レバー301を−Y方向にスライドさせることで、くさび304もスライドし、これにより、金属部材303のラッチ302側の端がトランシーバモジュール300内部方向に押し込まれる。これにより、ラッチ302がトランシーバモジュール300本体内部に収容される(アンロック状態)。
以上のように構成することで、本実施例によれば、トランシーバモジュールが不用意にホスト装置などから外れることを防止することが可能となる。また、これを簡素な構成で実現することができる。
次に、本発明の実施例4について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1から3のいずれかと同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1から3のいずれかと同様である。
トランシーバモジュール内部に配置される基板上のチップ部品からは熱が放出される。このため、一般的にトランシーバモジュールでは、筐体部分に放熱用の羽根(フィン)が形成できるダイカストが用いられる。しかし、ダイカストの筐体は、板金に比べると、重く、寸法制度が悪く、さらに高価である。また、上記した各実施例で取り上げたような電気信号を用いたトランシーバモジュールは、従来の光信号を用いたトランシーバモジュールよりも消費電力が低いという利点がある。そこで、本実施例では、トランシーバモジュールの筐体の少なくとも一部、たとえば2以上の筐体からなるハウジングの少なくとも一方にプレス部品を採用する。これにより、軽量化や製造精度や生産性が向上されたトランシーバモジュールを安価に提供することができる。
また、本実施例では、トランシーバモジュールの筐体を容易に組み立てることを可能にするために、簡易な組立機構を採用する。これにより、生産性のさらなる向上を得られる。
図19に本実施例によるトランシーバモジュール400の分解図を示す。図19に示すように、トランシーバモジュール400は、実施例1と同様の構成において、第1筐体111が第1筐体401に置き換えられている。この第1筐体401はプレス加工された板金である。第1筐体401には、PCBに搭載された実装部品、特に放熱体411と直接または間接的に接触する。また、第1筐体401には、特に放熱体411の少なくとも一部をトランシーバモジュール400外部に露出するための通気穴402が設けられている。さらに、第1筐体401には凸状のロック機構403が設けられており、これが第2筐体112に設けられた凹状のロック機構412と係合することで、第1筐体401が第2筐体112に固定されるように構成されている。なお、ロック機構403はバネとして作用し、ロック機構412へ係合させる際にこれが歪曲するように構成されている。
以上のように構成することで、本実施例によれば、組立が容易で且つ軽量化や製造精度や生産性が向上されたトランシーバモジュールを安価に提供することが可能となる。
また、以上の説明では、プレス加工によりトランシーバモジュール400のハウジングを構成する第1筐体401または第2筐体112を形成した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、たとえばプレス加工の代わりにモールドによって第1筐体401または第2筐体112を形成してもよい。ただし、この場合、モールドによって作成した筐体には電気特性を向上させるために導電性メッキ処理しておくことが望ましい。
次に、本発明の実施例5について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1から4と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1から4のいずれかと同様である。
たとえば実施例2で触れた光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250は、ハウジング251内部に設けられた基板上に光電変換部256および光ケーブル用ソケット255が搭載されていたため、本体が厚く構成されていた。そこで本実施例は、基板の端に光電変換部256および光ケーブル用ソケット255を設けるように構成し、これにより、本体の厚さを抑える。
図20は本実施例による光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500の構成を示す断面図である。なお、図20は光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500の主面を水平面とし、これに垂直で且つ光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500の長さ方向と平衡な面で切断した場合の断面図である。
図20に示すように、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500は、第1筐体501および第2筐体502で構成されたハウジング内部に基板511と光電変換部256と光ケーブル用ソケット255とが収納されている。光電変換部256と光ケーブル用ソケット255とは上述した実施例と同様に、光ケーブル用ソケット255の底部に光電変換部256の受光・発光面が配置されるように組み立てられている。
光電変換部256の裏面、すなわち光ケーブル用ソケット255が設けられた面と反対側の面には、基板511を差し込むための内部接続コネクタ512が設けられている。すなわち、本実施例では、基板511の一方の端がいわゆるカードエッジ型のコネクタ形状を有しており、これが光電変換部256裏面に設けられた内部接続コネクタ512に差し込まれた構成をなす。なお、基板511において、信号ラインの特性インピーダンスはディファレンシャル信号で100Ω(オーム)となるように構成されている。
また、基板511の光電変換部256が取り付けられる側と反対側の端もいわゆるカードエッジ型コネクタ形状を有しており、これが内部接続コネクタと一体形成されたプラグ部材(凸部)513に差し込まれる構成をなす。なお、プラグ部材(凸部)513を外部接続コネクタともいう。この構成をより詳細に説明する。
プラグ部材(凸部)513の外部接続コネクタ側は、図11にも示したように、絶縁体を間に挟む信号コンタクトが垂直に配置され、その水平方向の両サイドに絶縁体を挟んでグランドコンタクトが配置された形状をなしている。一方、内部接続コネクタ側は、ライトアングルSMT(表面実装技術:Surface Mount Technology)タイプの形状であって、挟み込みSMTの形状を成している。
以上のように構成することで、光ケーブル用ソケット255と光電変換部256と基板511とプラグ部材(凸部)513とを並べて配置することが可能となり、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500の厚みを抑えることが可能となる。
また、図21に他の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ550の構成を示す。図21に示すように、光ケーブル用平衡伝送用コネクタ550は、図20に示す光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500と同様の構成において、光電変換部256裏面の中央でなく、やや下側(ただし、図面中での下側)に内部接続コネクタ512が設けられている。このように構成した場合、基板511とプラグ部材(オス)553とはL字型に折り曲げられた金属部材により電気的に接続される。
ただし、基板511とプラグ部材(オス)553とは、たとえばフレキシブル基板により電気的に接続することも可能であるが、この場合、フレキシブル基板の曲げ半径の制限により信号の伝送路が長くなり、損失が増加する可能性が存在する。また、フレキシブル基板の曲げ半径分のスペースが必要となり、装置が大型化する可能性も存在する。さらに、フレキシブル基板を曲げることで屈折による信号特性への影響が存在する場合がある。したがって、上記したように、基板511とプラグ部材(オス)553とはL字型の金属部材により電気的に接続することが好ましい。
また、光電変換部256と基板511とを収納する第1および第2筐体501および502は、金属製であることが好ましい。これにより、外来ノイズを排除でき、電気的特性を向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施例6について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1から5と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1から5のいずれかと同様である。
本実施例では、上記した実施例で説明したトランシーバモジュールと光ケーブル用平衡伝送用コネクタ(平衡伝送用コネクタも含む)とを固定するための構成について説明する。
図22に本実施例による構成を示す。なお、図22(b)は図22(a)における領域Aの拡大図である。図22(a)および(b)に示すように、光ケーブル用平衡伝送用コネクタの平衡伝送用プラグ(メス)153が設けられた側の両脇には、トランシーバモジュールに設けられたフック状の係合部と組み合うための凹状の係合部601が設けられている。これにより、両者を確実に固定することができ、不用意な外れを防止することができる。
また、上述した構成は、たとえば図23に示すように、ネジ型の固定部602としてもよい。
なお、上記した実施例1から6は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
従来技術による光トランシーバモジュール900の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100の外部概略構成を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100の上面図(−Z方向へ見た際の外観図)であり、(b)はその側面図(X方向へ見た際の外観図)であり、(c)はその底面図(Z方向へ見た際の外観図)である。 (a)は本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100の前面図(Y方向へ見た際の外観図)であり、(b)はその背面図(−Y方向へ見た際の外観図)であり、(c)はそのA−A断面図である。 本発明の実施例1による平衡伝送用コネクタ103とドッキングする平衡伝送用ケーブル150の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100の分解図である。 本発明の実施例1による平衡伝送用コネクタ103の構成を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその前面図(−Z方向へ見た際の外観図)であり、(c)はその側面図(X方向へ見た際の外観図)であり、(d)はその背面図(Z方向へ見た際の外観図)である。 本発明の実施例1による平衡伝送用コネクタ103の他の構成を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその前面図(−Z方向へ見た際の外観図)であり、(c)はその側面図(X方向へ見た際の外観図)であり、(d)はその背面図(Z方向へ見た際の外観図)である。 本発明の実施例1によるトランシーバモジュール100の回路構成を示す図である。 本発明の実施例1によるXAUIインタフェース22のピン使用例を示す図である。 本発明の実施例1によるCX4インタフェース22のピン使用例を示す図である。 本発明の実施例2によるトランシーバモジュール200の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2による光ケーブル用平衡伝送用コネクタ250の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例2による検出/電力供給回路26の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施例3によるトランシーバモジュール300の外観構成を示す斜視図である(通常状態)。 本発明の実施例3によるトランシーバモジュール300の外観構成を示す斜視図である(アンロック状態)。 本発明の実施例3によるトランシーバモジュール300の分解図である。 本発明の実施例3におけるくさび304とラッチ302の作用について説明するための図である。 本発明の実施例4によるトランシーバモジュール400の分解図である。 本発明の実施例5による光ケーブル用平衡伝送用コネクタ500の構成を示す断面図である。 本発明の実施例5による他の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ550の構成を示す断面図である。 本発明の実施例6による平衡伝送用コネクタの構成を示す斜視図である。 本発明の実施例6による他の平衡伝送用コネクタの構成を示す斜視図である。
符号の説明
11 リタイマ
12 制御部
13 基準クロック生成部
14 電源部
15 CX4インタフェース
21 送受信部(Tx/Rx)
22 XAUI(10 Gigabit Attachment Unit Interface)インタフェース
26 検出/電力供給回路
100 トランシーバモジュール
101 ハウジング
102 ベゼル
103 平衡伝送用コネクタ
104 PCB端子
106 グランド端子
150 平衡伝送用ケーブル
151 ハウジング
152 平衡伝送用コネクタ本体
153 平衡伝送用プラグ(メス)
154 電線ケーブル
155 係合溝

Claims (5)

  1. 光ケーブルを着脱可能なソケットと、該ソケットの底部に設けられた光電変換部と、トランシーバモジュールと接続するための外部接続コネクタと、筐体とを有する光ケーブル用平衡伝送用コネクタであって、
    前記光電変換部における前記ソケットと反対側の面に設けられた第1内部接続コネクタと、
    一方の端にカードエッジ型の第1コネクタ部が設けられた基板とを有し、
    前記第1コネクタ部が前記第1内部接続コネクタに差し込まれることで、前記基板と前記光電変換部とが電気的に接続され、
    前記外部接続コネクタは、絶縁体を間に挟む信号コンタクトが垂直に配置され、その水平方向の両サイドに絶縁体を挟んでグランドコンタクトが配置された形状をなし、前記基板の前記光電変換部が取り付けられる側と反対側の端に取り付けられ、
    前記筐体の内部に前記ソケット、前記光電変換部、前記第1内部接続コネクタ、前記第1コネクタ部及び前記外部接続コネクタが、前記基板の板面に沿って配置されると共に、前記ソケット及び前記外部接続コネクタが前記筐体の外方側に位置して光ケーブル用平衡伝送用コネクタが構成されており、
    前記トランシーバモジュールは、情報処理装置に実装されるものであり、前記情報処理装置と電気的に接続するカードエッジコネクタを有するプリント回路基板を収容するハウジングと、ハウジングの一部を構成するベゼルと、前記外部接続コネクタと接続するための平衡伝送用コネクタと、前記情報処理装置に設けられたグランドラインと電気的に接続するグランド端子とを有しており、
    前記外部接続コネクタが前記トランシーバモジュールの前記平衡伝送用コネクタに接続し、前記ソケットに前記光ケーブルが接続されることを特徴とする光ケーブル用平衡伝送用コネクタ。
  2. 前記外部接続コネクタと前記基板とがライトアングルSMTタイプのコネクタを介して電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ。
  3. 前記外部接続コネクタと前記基板とが挟み込みSMTタイプのコネクタを介して接続されることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ。
  4. 前記基板に設けられた信号ラインの特定インピーダンスがディファレンシャル信号に対して100Ωであることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ。
  5. 前記ハウジングと前記ベゼルとの間にインナーカバーが配置され、前記ベゼルには、前記トランシーバモジュールを前記情報処理装置に固定するためのネジ穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル用平衡伝送用コネクタ。
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