JP4501627B2 - 画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム - Google Patents

画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像データを照合する技術に関し、特に、十分に鮮明ではない画像のデータであっても画像の照合の精度を維持できるようにする技術に関し、例えば指紋画像データの照合等に適する画像照合装置、画像照合プログラムに関する。
データベース等に予め登録されている登録画像と、イメージセンサ等により取得した照合画像とを照合する画像照合装置の適用分野として、指紋照合の分野が挙げられる。
従来、画像照合装置として、登録されている指紋画像データ(以下、登録画像データと呼称する)Aと、それに対して照合される指紋画像データ(以下、照合画像データと呼称する)Bにおいて、登録画像データA上に複数の矩形領域Aiを定義して、固定的な位置関係で配置し、各矩形領域Aiを照合画像データ上に走査させて、最大相関係数が得られる領域Biを検出する。そして、登録画像データA内に配置した矩形領域Aiの分布とB内で検出された領域Biの分布を比較して、相対的な位置ずれが既定ずれ量より小さい矩形領域ペア数が既定ペア数以上の場合には登録画像データAと照合画像データBは同一であると判定し、一方、既定ペア数より小さい場合には登録画像データAと照合画像データBは同一でないと判定するものがある(特許文献1参照)。
特開2000−194862号公報
従来の画像照合装置では、登録画像データA上に配置する複数の矩形領域Aiの位置関係が固定されているため、登録画像データA上に配置された複数の矩形領域Aiに対応する照合画像データ上の領域において、歪んでいたり、濃淡が一様になってつぶれていたり、または、かすれていたりする領域が存在する場合には、本来、登録画像データAと照合画像データBが同一のデータであっても、誤った拒否を発生してしまう可能性が高くなるおそれがあった。
本発明の課題は、照合画像の一部に不良な領域が存在する場合であっても、誤った拒否を発生させないことが可能な画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、第1画像データと第2画像データとを照合する画像照合装置において、第1画像データ上に矩形の形状で定義されるN(N≧3)個の領域Ai(1≦i≦N)の内、M(M<N)個の領域Ai(1≦i≦M)を固定的な位置関係で配置する第1領域配置処理手段と、前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(1≦i≦M)を前記第2画像データから検出する第1最大相関領域検出処理手段と、前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の分布と前記第1最大相関領域検出処理手段により検出された領域Bi(1≦i≦M)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiを検出する第1判定処理手段と、前記第1判定処理手段により検出された相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiに隣接させて、残り(N−M)個の領域Ai(M+1≦i≦N)を前記第1画像データ上に配置する第2領域配置処理手段と、前記第2領域配置処理手段で配置した領域Ai(M+1≦i≦N)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(M+1≦i≦N)を前記第2画像データから検出する第2の最大相関領域検出処理手段と、前記領域Ai(1≦i≦N)の分布と前記領域Bi(1≦i≦N)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域を検出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が既定領域ペア数以上の場合には、第1画像データと第2画像データは同一であると判断し、一方、既定領域ペア数よりも小さい場合には、第1画像データと第2画像データは同一でないと判断する第2判定処理手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像照合装置において、前記第1判定処理手段は、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を求め、前記第2領域配置処理手段は、前記第1判定処理手段により求められた領域ペア数が、予め決められた数以下である場合に第2領域を配置することを特徴とする。
請求項1,3,5記載の発明によれば、第1画像データに対して配置する領域の全てを固定的な位置関係で配置して照合するのではなく、配置する複数の領域の一部を固定的な位置関係で配置して第1判定処理を実行し、その結果に応じて残りの領域を配置して第2判定処理を実行するので、照合対象とする画像データ中の歪んでいたり、濃淡が一様になってつぶれていたり、または、かすれていたりする領域以外に領域が配置されるようになり、照合画像データの歪み、つぶれ、及び、かすれに起因した誤拒否率を軽減することが可能となる。
請求項2,4,6記載の発明によれば、照合判定処理手段により求められた領域ペア数が、予め決められた数以下である場合のみ、例えば領域ペア数が固定的に配置された領域数の半分(M/2)以下である場合のみに、十分な照合結果が得られていないとみなして第2照合判定処理を実行するようにできる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態における画像照合装置は、例えばCPU、記憶装置、RAM、イメージ読み取り装置(スキャナ装置)、表示装置、入力装置等がバスを介して相互に接続されたコンピュータシステムにより実現される。
CPUは、記憶装置に格納されている制御プログラムに従って、RAMをワークエリアとして使用しながら画像照合装置全体の動作を制御する。CPUは、画像照合プログラムを実行することにより、図1に示す各機能部の処理を実行して指紋照合処理を行なう。
図1は、第1実施形態における画像照合装置の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態における画像照合装置は、登録画像データ記憶部1、登録処理部2、画像データ入力部3、照合処理部4、及び照合結果表示部5により構成されている。
登録画像データ記憶部1は、画像データ入力部3から入力された画像データ(指紋画像データ)を登録画像データAとして記憶する。
登録処理部2は、画像データ入力部3から入力された画像データを登録画像データ記憶部1に記憶させる。
画像データ入力部3は、図示せぬイメージ読取装置(スキャナ装置)などを通じて、登録画像データ記憶部1に記憶させる登録画像データA、あるいは照合対象となる画像データ(照合画像データB)を入力する。
照合処理部4は、登録画像データ記憶部1に記憶された登録画像データAをもとに、画像データ入力部3から入力された照合画像データBに対する照合処理を実行する。
照合結果表示部5は、照合処理部4(照合判定処理部9)における照合結果について表示出力する。
さらに、照合処理部4には、回転変換処理部6、領域配置処理部7、最大相関領域検出処理部8、及び照合判定処理部9が設けられている。
回転変換処理部6は、入力される照合画像データに傾きがある場合にも対応することができるように、登録画像データAを所定の回転角度により回転変換する。
領域配置処理部7は、登録画像データA上に所定の形状で定義されるN(N≧3)個の領域(テンプレート)Ai(1≦i≦N)の内、M(M<N)個の領域Ai(1≦i≦M)を固定的な位置関係で配置する(第1領域配置処理手段)。なお、領域としては、例えば矩形領域が用いられる。また、領域配置処理部7は、後述する照合判定処理部9(第1判定処理手段)により導出された相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域の位置関係によって、残り(N−M)個の領域Ai(M≦i≦N)を変動的に配置する(第2領域配置処理手段)。
最大相関領域検出処理部8は、領域配置処理部7(第1領域配置処理手段)により配置された領域Ai(1≦i≦M)を照合画像データB上で走査させながら、領域Ai内の画素データとそれに対応する照合画像データB内の画素データから算出される相関係数が最大となる領域Biを照合画像データB上から検出する(第1最大相関領域検出処理手段)。また、最大相関領域検出処理部8は、領域配置処理部7(第2領域配置処理手段)により配置された領域Ai(M≦i≦N)を照合画像データB上で走査させながら、領域Ai内の画素データとそれに対応する照合画像データB内の画素データから算出される相関係数が最大となる領域Biを照合画像データB上から検出する(第2の最大相関領域検出処理手段)。
照合判定処理部9は、領域Ai(1≦i≦M)の分布と領域Bi(1≦i≦M)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を算出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が得られる時の相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域を導出する(第1判定処理手段)。また、照合判定処理部9は、領域Ai(1≦i≦N)の分布と領域Bi(1≦i≦N)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を算出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が既定領域ペア数以上の場合には、登録画像データAと照合画像データBは同一であると判断し、一方、既定領域ペア数よりも小さい場合には、登録画像データAと照合画像データBは同一でないと判断する(第2判定処理手段)。
次に、第1実施形態における画像照合装置の動作について説明する。
第1実施形態では、登録画像データA上にN個の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦N}を定義して配置し、各矩形領域Aiに対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|1≦i≦N}を照合画像データB上から検出して、Ai{Ai|1≦i≦N}の分布とBi{Bi|1≦i≦N}の分布を比較して照合する。この場合、まずN個の内M個(ただし、M<N)の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}を登録画像データA上に固定的な位置関係で配置して、M個の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}に対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|1≦i≦M}を照合画像データB上から検出し、Ai{Ai|1≦i≦M}の分布とBi{Bi|1≦i≦M}の分布を比較した結果に基づいて、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}の配置位置を変動して配置する。そして、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}に対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|(M+1)≦i≦N}を照合画像データB上から検出して、Ai{Ai|1≦i≦N}の分布とBi{Bi|1≦i≦N}の分布を比較して照合する。
以下、指紋照合に適用した画像照合装置の動作について、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第1実施形態の画像照合装置では、予め、画像データ入力部3で採取された指紋画像データに対して、登録処理部2で登録処理が施され、登録画像データ記憶部1に格納されているものとし、登録画像データAと照合処理を実施するために画像データ入力部3で採取した照合画像データBの2つの指紋画像データを用いて説明する。
また、N=9個の矩形領域を配置する場合を例にして説明をする。図3は、画像照合方法を説明するための登録画像データAと照合画像データBとに配置される矩形領域の配置を説明するための図である。
まず、照合処理部4は、登録画像データ記憶部1により登録画像データAを読み込む(ステップA1)。
次に、照合処理部4は、画像データ入力部3により照合対象とする照合画像データBを採取する(ステップA2)。
照合処理部4の回転変換処理部6は、登録画像データ記憶部1から読み取った登録画像データAの全体に対して回転角度θmの回転処理を施す(ステップA3)。ただし、ここでは、θm={0、1、−1、2、−2、…、φ、−φ}とすし、最初は0°(回転なし)で照合処理を行って、照合処理が繰り返されるにしたがって1°、―1°、2°・・と所定の量まで回転させる。
領域配置処理部7は、図3(a)の登録画像データAに示すように、登録画像データA上にN=9個の内、M=5個の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}を固定的な位置関係で配置する(以下、第1矩形領域配置処理と呼称する)(ステップA4)。5個の矩形領域は、例えば登録画像データAの中心に矩形領域A1を配置し、矩形領域A1と同サイズの矩形領域A2,A3,A4を、矩形領域A1の4つの頂点において接するようにそれぞれ配置している。
次に、最大相関領域検出処理部8は、図3(a)の照合画像データBに示すように、各矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}のそれぞれを照合画像データB上に走査させて、各矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}に対して、最大相関係数が得られる矩形領域Bi{Bi|1≦i≦5}を検出する(ステップA5)。
図3(a)では、矩形領域B1,B3,B4については、登録画像データAの矩形領域A1,A3,A4とほぼ同じ配置となっているが、矩形領域B2,B5については、矩形領域A2,A5とはずれが大きな配置となっている。
こうして、M個の矩形領域矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}の全てに対して相関係数が最大となる領域が検出されると(ステップA6、Yes)、照合判定処理部9は、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}の分布と矩形領域Bi{Bi|1≦i≦5}の分布を比較して、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦5}に対する矩形領域Bi{Bi|1≦i≦5}の相対的な位置ずれが既定ずれ量より小さい領域を検出する。そして矩形領域ペア数を算出して、最大矩形領域ペア数P1を導出する(ステップA7)。
次に、領域配置処理部7は、登録画像データAに対して、図3(b)に示すように、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係で、残りの(N−M)=4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}の配置位置を決定して配置する(以下、第2矩形領域配置処理と呼称する)(ステップA8)。
ここでは、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域の配置関係は、A1,A3,A4(B1,B3,B4)であるので、この矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係により残りの矩形領域を配置する。
第1実施形態では、第2矩形領域配置処理で行う2回目の領域の配置関係は、図4乃至図12に示すように定義されている。図3に示す例では、図6(d)の場合に相当する。なお、図4乃至図12に示す配置関係の詳細については後述する。
最大相関領域検出処理部8は、図3(c)に示すように、2回目に配置した残りの各矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を照合画像データB上で走査させて、各矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}に対して、最大相関係数が得られる矩形領域Bi{Bi|6≦i≦9}を検出する(ステップA9)。
こうして、(N−M)個のAi全てに対して、相関係数が最大となる領域が検出されると(ステップA10、Yes)、照合判定処理部9は、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦9}の分布と矩形領域Bi{Bi|1≦i≦9}の分布を比較して(ステップA11)、相対的な位置ずれが既定ずれ量より小さい矩形領域ペア数を算出して、最大矩形領域ペア数P2を導出し、最大矩形領域ペア数が既定ペア数よりも大きい場合には、登録画像データAと照合画像データBは同一であると判定する(ステップA12、Yes)。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一であるという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
一方、最大矩形領域ペア数が既定ペア数よりも小さい場合には、画像データ同一と判断できないので、ステップA13に進み、全ての回転補償角度θmに対して、前述したステップA4〜A12の処理を実施したかを判定して、全ての回転補償角度θmに対して処理が終了していれば(ステップA13、Yes)、登録画像データAと照合画像データBは同一でないと判定する。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一ではないという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
なお、全ての回転角度θmに対して処理が終了していなければ(ステップA13、No)、m=m+1として回転角度θmを変化させて、ステップA3の処理に戻り、前述した処理を実行する。
ここで、矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係について、図4乃至図12をもとに説明する。
図4は、第1矩形領域配置処理により配置された矩形領域について、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域が5個の場合の矩形領域の位置関係を示している。この場合、第2矩形領域配置処理では、中心の矩形領域A1と隣接するように4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。
図5は、同じく矩形領域が4個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図5(a)〜(d)は、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5の何れか1個の領域が含まれていない。この場合、第2矩形領域配置処理では、既定ずれ量より小さいと判定された矩形領域と接するように4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図5(a)では、矩形領域A3,A4との間に矩形領域A6を配置し、さらに矩形領域A3,A4の頂点と接する位置、すなわち矩形領域A6と隣接せて矩形領域A7を配置している。同様にして、矩形領域A4,A5との間に矩形領域A9を配置し、矩形領域A9と隣接させて矩形領域A8を配置している。ここでは、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さくないと判定された矩形領域A2が配置されていた位置と、中心位置(矩形領域A1)に対して反対側に4個の矩形領域を配置している。つまり、矩形領域A2は、画像の歪み、つぶれ、かすれなど、画像が不良であったために、相対的な位置ずれ量が大きくなった可能性があるため、この領域A2の位置を避けて4個の矩形領域を配置する。図5(b)〜(d)に示す場合も同様にして、第2矩形領域配置処理では、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さくないと判定された矩形領域の位置を避けて、4個の矩形領域を配置している。
図6は、同じく矩形領域が4個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図6は、中心に配置された矩形領域A1が含まれていない。この場合、第2矩形領域配置処理では、中心位置を避けて周辺の領域A2,A3,A4,A5の間に隣接させて、4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。
図7は、同じく矩形領域が3個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図7(a)〜(d)は、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち縦または横方向に並んで配置された2個の領域が含まれていない。この場合、第2矩形領域配置処理では、既定ずれ量より小さいと判定された矩形領域と接するように4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図7(a)では、矩形領域A2,A3との間に矩形領域A6を配置し、さらに矩形領域A2,A3の頂点と接する位置、すなわち矩形領域A6と隣接せて矩形領域A8を配置し、矩形領域A3,A8と隣接する位置に矩形領域A9を配置し、矩形領域A2,A8と隣接する位置に矩形領域A7を配置している。この場合も、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さくないと判定された矩形領域A4,A5が配置されていた位置と、中心位置(矩形領域A1)に対して反対側に4個の矩形領域を配置している。
図8は、同じく矩形領域が3個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図8(a)(b)は、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち、矩形領域A1をはさんで相対する2個の領域が含まれていない。この場合、第2矩形領域配置処理では、矩形領域A1と隣接するように4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図8(a)では、矩形領域A1と隣接するように矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置することで、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さくないと判定された矩形領域A3,A5が配置されていた位置を外して4個の矩形領域を配置している。
図9は、同じく矩形領域が3個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図9(a)〜(d)は、矩形領域A1と、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち1個の矩形領域が含まれていない。この場合、第2矩形領域配置処理では、既定ずれ量より小さいと判定された矩形領域と接するように4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図9(a)では、矩形領域A2,A3との間に矩形領域A7を配置し、さらに矩形領域A7と隣接させて矩形領域A9を配置し、同様にして矩形領域A2,A5との間に矩形領域A6を配置し、さらに矩形領域A6と隣接させて矩形領域A8を配置している。この場合も、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さくないと判定された矩形領域A1を含まず、矩形領域A4が配置されていた位置と中心位置(矩形領域A1)に対して反対側に4個の矩形領域を配置している。
図10は、同じく矩形領域が2個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図10(a)〜(d)は、矩形領域A1と、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち1個の矩形領域のみからなる。この場合、第2矩形領域配置処理では、既定ずれ量より小さいと判定された矩形領域A2,A3,A4,A5の何れか1個の領域と隣接するように、4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図10(a)では、矩形領域A2と隣接させて4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置している。
図11は、同じく矩形領域が2個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図11(a)〜(d)は、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち縦または横方向に配列された2個の矩形領域のみからなる。この場合、第2矩形領域配置処理では、既定ずれ量より小さいと判定された矩形領域A2,A3,A4,A5の何れか2個の領域と接するように、4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図11(a)では、矩形領域A2,A3との間に矩形領域A6を配置し、さらに矩形領域A2,A3の頂点と接する位置、すなわち矩形領域A6と隣接せて矩形領域A8を配置し、矩形領域A3,A8と隣接する位置に矩形領域A9を配置し、矩形領域A2,A8と隣接する位置に矩形領域A7を配置している。
図12は、同じく矩形領域が2個の場合の矩形領域の位置関係を示している。図12(a)(b)は、矩形領域A1の周辺に配置された矩形領域A2,A3,A4,A5のうち、矩形領域A1をはさんで相対する2個の領域のみが含まれている。この場合、第2矩形領域配置処理では、相対する2個の矩形領域と隣接するようにそれぞれ2個(計4個)の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を配置する。例えば、図12(a)では、矩形領域A2と隣接するように2個の矩形領域A6,A7を矩形領域A1が配置されていた位置と相対するように配置し、矩形領域A4と隣接するように2個の矩形領域A8,A9を矩形領域A1が配置されていた位置と相対するように配置している。
こうして、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して、それぞれの場合について残りの矩形領域についての配置関係を定義しておくことで可変的な配置が可能となる。
このようにして、第1実施形態の画像照合装置(画像照合方法)では、配置する矩形領域の全てを固定的な位置関係で配置して照合するのではなく、配置する矩形領域の一部を可変的に配置して照合することによって、歪んでいたり、濃淡が一様になってつぶれていたり、または、かすれていたりする領域以外に矩形領域が配置されるようになり、照合画像データの歪み、つぶれ、及び、かすれに起因した誤った拒否率を軽減することが可能となる。
なお、第1実施形態では、同一サイズの矩形領域(テンプレート)を登録画像データAに配置していたが、これを任意サイズの任意形状の領域を配置しても良い。照合画像データBからは、登録画像データAに配置した形状領域と同じ形状領域において相関係数が最大となる領域を検出する。
また、第1実施形態では、矩形領域を登録画像データA内に配置していたが、これを照合画像データB内に配置してもよい。
また、第1実施形態では、複数の矩形領域を登録画像データAの中心を基準にして配置しているが、これを登録画像データAの重心など、他の位置を基準にして配置してもよい。
また、第1実施形態では、各矩形領域は接する状態で配置していたが、これを重ねた状態や離れた状態で配置してもよい。
さらに、第1実施形態では、登録画像データA全体に対して回転変換処理を施していたが、これを各矩形領域部分に対して回転変換処理を施すようにしてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態の画像照合装置は、第1実施形態の説明で用いた図1と同様の機能構成が設けられるものとする。ただし、第1実施形態とは異なる画像照合方法により動作する。
第2実施形態では、登録画像データA上にN個の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦N}を定義して配置し、各Aiに対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|1≦i≦N}を照合画像データB上から検出して、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦N}の分布とBi{Bi|1≦i≦N}の分布を比較して照合する場合、まずN個の内M個(ただし、M<N)の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}を登録画像データA上に固定的な位置関係で配置して、M個の矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}に対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|1≦i≦M}を照合画像データB上から検出し、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}の分布とBi{Bi|1≦i≦M}の分布を比較した結果に基づいて、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}に対する最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|(M+1)≦i≦N}を検出することを実施するかを判断し、実施する場合には、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}の分布と矩形領域Bi{Bi|1≦i≦M}の分布を比較した結果に基づいて、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}の配置位置を変動して配置し、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}に対して、最大相関係数が得られる領域Bi{Bi|(M+1)≦i≦N}を照合画像データB上から検出して、Ai{Ai|1≦i≦N}の分布とBi{Bi|1≦i≦N}の分布を比較して照合する。
以下、指紋照合に適用した画像照合装置の動作について、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第2実施形態では、予め、画像データ入力部3で採取された指紋画像データに対して、登録処理部2で登録処理が施され、登録画像データ記憶部1に格納されているものとし、登録画像データAと照合処理を実施するために画像データ入力部3で採取した照合画像データBの2つの指紋画像データを用いて説明する。
また、第1実施形態と同様に、N=9(M=5)個の矩形領域を配置する場合を例にし、図3を参照しながら説明する。
なお、図13に示すステップB1〜B7の処理については、第1実施形態において説明した図2に示すフローチャートのステップA1〜A7と同様の処理を実行するものとして説明を省略する。
照合判定処理部9は、最大矩形領域ペア数P1を導出すると(ステップB7)、最大矩形領域ペア数が、P1>M/2またはP1=0を満たしているかを判別する(ステップB8)。
ここで、P1>M/2、つまり最大矩形領域ペア数が3以上の時には(ステップB8、Yes)、登録画像データAと照合画像データBは同一であると判定する(ステップB13、Yes)。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一であるという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
また、P1=0の時には(ステップB8、Yes)、画像データは同一でないことが明らかであるから、2回目の領域配置を行うことを省略して、ステップB14に進み、全ての回転角度θmに対して、ステップB3〜B7の照合処理を実施したかを判定して、全ての回転角度θmに対して処理が終了していれば(ステップB14、Yes)、登録画像データAと照合画像データBは同一でないと最終判定する。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一ではないという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
一方、0<P1≦M/2の時には、領域配置処理部7は、登録画像データAに対して、図3(b)に示すように、最大矩形領域ペア数が得られる時の相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係で、残りの(N−M)=4個の矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}の配置位置を決定して配置する(以下、第2矩形領域配置処理と呼称する)(ステップB9)。
ここでは、相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域の配置関係は、A1,A3,A4(B1,B3,B4)であるので、この矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係により残りの矩形領域を配置する。第2実施形態においても第1実施形態において説明した、図4乃至図12に示すように定義されている、矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係により残りの矩形領域を配置する。
最大相関領域検出処理部8は、図3(c)に示すように、新たに配置した残りの各矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}を照合画像データB上で走査させて、各矩形領域Ai{Ai|6≦i≦9}に対して、最大相関係数が得られる矩形領域Bi{Bi|6≦i≦9}を検出する(ステップB10)。
こうして、(N−M)個のAi全てに対して、相関係数が最大となる領域が検出されると(ステップB11、Yes)、照合判定処理部9は、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦9}の分布と矩形領域Bi{Bi|1≦i≦9}の分布を比較して、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦9}に対する矩形領域Bi{Bi|1≦i≦9}の相対的な位置ずれが既定ずれ量より小さい矩形領域を検出し、そのペア数を算出して、最大矩形領域ペア数P2を導出する(ステップB12)。そして最大矩形領域ペア数P2が既定ペア数よりも大きい場合には、登録画像データAと照合画像データBは同一であると判定する(ステップB13、Yes)。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一であるという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
一方、最大矩形領域ペア数P2が既定ペア数よりも小さい場合には、画像データが同一でないので、ステップB14に進み、全ての回転角度θmに対して、前述したステップB3〜B7の処理を実施したかを判定して、全ての回転角度θmに対して処理が終了していれば(ステップB14、Yes)、登録画像データAと照合画像データBは同一でないと判定する。
照合結果表示部5は、照合画像データBが登録画像データAと同一ではないという照合判定処理部9による判定結果を出力する。
なお、全ての回転角度θmに対して処理が終了していなければ(ステップB143、No)、m=m+1として回転角度θmを変化させて、ステップB3の処理に戻り、前述した処理を実行する。
なお、前述した説明では、矩形領域Ai{Ai|1≦i≦M}の分布とBi{Bi|1≦i≦M}の分布を比較した結果として、最大矩形領域ペア数P1>M/2の場合に、残り(N−M)個の矩形領域Ai{Ai|(M+1)≦i≦N}を配置しないようにしているが、P1に対する判断の基準値としてM/2に限定されるものではない。この基準値は、残りの矩形領域を配置して照合を行わなくても十分有効な結果を得ることができれば、他の値に任意に設定することができる。
このようにして、第2実施形態では、第1実施形態と同様にして、照合画像データの歪み、つぶれ、及び、かすれに起因した誤拒否率を軽減することを可能にすると共に、さらに最大矩形領域ペア数P1が、P1>M/2またはP1=0を満たす場合には、第2矩形領域配置処理で配置される矩形領域に対して、最大相関係数が得られる領域を検出する処理を省いて照合処理を実施するため、第1実施形態による方法と比べて照合時間を短縮することが可能となる。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様にして、同一サイズの矩形領域(テンプレート)だけでなく、任意サイズの任意形状の領域を配置しても良い。また、矩形領域を登録画像データA内に配置していたが、これを照合画像データB内に配置してもよい。また、複数の矩形領域を登録画像データAの中心だけでなく、重心などの他の位置を基準にして配置してもよい。また、各矩形領域は接する状態で配置していたが、これを重ねた状態や離れた状態で配置してもよい。さらに、登録画像データA全体に対して回転変換処理を施していたが、これを各矩形領域部分に対して回転変換処理を施すようにしてもよい。
また、第1及び第2実施形態において、第2矩形領域配置処理によって配置される矩形領域は、第1矩形領域配置処理によって固定的に配置された矩形領域を除く残り(N−M)個の全ての矩形領域を配置しているが、その一部の矩形領域のみを配置するようにしても良い。例えば、登録画像データAに配置した矩形領域Aiの分布と照合画像データBから検出された矩形領域Biの分布を比較することにより得られる、相対的な位置ずれが既定ずれ量より小さい矩形領域ペア数(最大矩形領域ペア数)に応じて、第2矩形領域配置処理によって配置される矩形領域の数を決定することができる。例えば、最大矩形領域ペア数が多いほど、第2矩形領域配置処理によって配置する矩形領域の数を少なくすることができる。
なお、各実施形態における画像照合装置は、標準的なコンピュータが備えている構成により実現することができる。従って、各実施形態における画像照合装置を実現するコンピュータに実行させることのできる画像照合プログラムを、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで、あるいは通信媒体を通じて提供し、この画像照合プログラムによりコンピュータの動作を制御することで、前述した実施形態における機能を実現することができる。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1及び第2実施形態における画像照合装置の機能構成を示すブロック図。 第1実施形態における指紋照合に適用した画像照合装置の動作について説明するためのフローチャート。 第1及び第2実施形態における画像照合方法を説明するための登録画像データAと照合画像データBとに配置される矩形領域の配置を説明するための図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第1及び第2実施形態における相対的な位置ずれ量が既定ずれ量より小さい矩形領域だけで構成される矩形領域の位置関係に対して予め決められた配置関係の一例を示す図。 第2実施形態における指紋照合に適用した画像照合装置の動作について説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…登録画像データ記憶部、2…登録処理部、3…画像データ入力部、4…照合処理部、5…照合結果表示部、6…回転変換処理部、7…領域配置処理部、8…最大相関領域検出処理部、9…照合判定処理部。

Claims (6)

  1. 第1画像データと第2画像データとを照合する画像照合装置において、
    第1画像データ上に矩形の形状で定義されるN(N≧3)個の領域Ai(1≦i≦N)の内、M(M<N)個の領域Ai(1≦i≦M)を固定的な位置関係で配置する第1領域配置処理手段と、
    前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(1≦i≦M)を前記第2画像データから検出する第1最大相関領域検出処理手段と、
    前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の分布と前記第1最大相関領域検出処理手段により検出された領域Bi(1≦i≦M)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiを検出する第1判定処理手段と、
    前記第1判定処理手段により検出された相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiに隣接させて、残り(N−M)個の領域Ai(M+1≦i≦N)を前記第1画像データ上に配置する第2領域配置処理手段と、
    前記第2領域配置処理手段で配置した領域Ai(M+1≦i≦N)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(M+1≦i≦N)を前記第2画像データから検出する第2の最大相関領域検出処理手段と、
    前記領域Ai(1≦i≦N)の分布と前記領域Bi(1≦i≦N)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域を検出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が既定領域ペア数以上の場合には、第1画像データと第2画像データは同一であると判断し、一方、既定領域ペア数よりも小さい場合には、第1画像データと第2画像データは同一でないと判断する第2判定処理手段と
    を具備したことを特徴とする画像照合装置。
  2. 前記第1判定処理手段は、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を求め、
    前記第2領域配置処理手段は、前記第1判定処理手段により求められた領域ペア数が、予め決められた数以下である場合に第2領域を配置することを特徴とする請求項1記載の画像照合装置。
  3. 第1画像データと第2画像データとを照合する画像照合方法において、
    第1画像データ上に矩形の形状で定義されるN(N≧3)個の領域Ai(1≦i≦N)の内、M(M<N)個の領域Ai(1≦i≦M)を固定的な位置関係で配置する第1領域配置処理ステップと、
    前記第1領域配置処理ステップにより配置された領域Ai(1≦i≦M)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(1≦i≦M)を前記第2画像データから検出する第1最大相関領域検出処理ステップと、
    前記第1領域配置処理ステップにより配置された領域Ai(1≦i≦M)の分布と前記第1最大相関領域検出処理ステップにより検出された領域Bi(1≦i≦M)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiを検出する第1判定処理ステップと、
    前記第1判定処理ステップにより検出された相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiに隣接させて、残り(N−M)個の領域Ai(M+1≦i≦N)を前記第1画像データ上に配置する第2領域配置処理ステップと、
    前記第2領域配置処理ステップで配置した領域Ai(M+1≦i≦N)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(M+1≦i≦N)を前記第2画像データから検出する第2の最大相関領域検出処理ステップと、
    前記領域Ai(1≦i≦N)の分布と前記領域Bi(1≦i≦N)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域を検出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が既定領域ペア数以上の場合には、第1画像データと第2画像データは同一であると判断し、一方、既定領域ペア数よりも小さい場合には、第1画像データと第2画像データは同一でないと判断する第2判定処理ステップと
    を具備したことを特徴とする画像照合方法。
  4. 前記第1判定処理ステップは、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を求め、
    前記第2領域配置処理ステップは、前記第1判定処理ステップにより求められた領域ペア数が、予め決められた数以下である場合に第2領域を配置することを特徴とする請求項3記載の画像照合方法。
  5. 第1画像データと第2画像データとを照合する画像照合装置に搭載されるコンピュータを、
    第1画像データ上に矩形の形状で定義されるN(N≧3)個の領域Ai(1≦i≦N)の内、M(M<N)個の領域Ai(1≦i≦M)を固定的な位置関係で配置する第1領域配置処理手段と、
    前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(1≦i≦M)を前記第2画像データから検出する第1最大相関領域検出処理手段と、
    前記第1領域配置処理手段により配置された領域Ai(1≦i≦M)の分布と前記第1最大相関領域検出処理手段により検出された領域Bi(1≦i≦M)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiを検出する第1判定処理手段と、
    前記第1判定処理手段により検出された相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域Aiに隣接させて、残り(N−M)個の領域Ai(M+1≦i≦N)を前記第1画像データ上に配置する第2領域配置処理手段と、
    前記第2領域配置処理手段で配置した領域Ai(M+1≦i≦N)の画素データとの相関が最大となる領域Bi(M+1≦i≦N)を前記第2画像データから検出する第2の最大相関領域検出処理手段と、
    前記領域Ai(1≦i≦N)の分布と前記領域Bi(1≦i≦N)の分布を比較して、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域を検出して、最大領域ペア数を導出し、最大領域ペア数が既定領域ペア数以上の場合には、第1画像データと第2画像データは同一であると判断し、一方、既定領域ペア数よりも小さい場合には、第1画像データと第2画像データは同一でないと判断する第2判定処理手段として機能させるための画像照合プログラム。
  6. 前記第1判定処理手段は、相対ずれ量が既定ずれ量よりも小さくなる領域ペア数を求め、
    前記第2領域配置処理手段は、前記第1判定処理手段により求められた領域ペア数が、予め決められた数以下である場合に第2領域を配置することを特徴とする請求項5記載の画像照合プログラム。
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