JP4501589B2 - 通信方法、パルス同期回路、受信装置 - Google Patents

通信方法、パルス同期回路、受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウルトラワイドバンド通信の通信方法に関する。そして、このような通信方法を利用する受信装置、及びパルス同期回路に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、所定の周期タイミングに同期したパルス信号からなるパルス信号列を用いて超広帯域な通信を行うウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。UWB通信の一態様では、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かいパルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものである。このようなUWB通信に用いられる変調方式として、パルスの発生タイミングを微妙に前後にずらした信号を用いて、「0」、「1」情報を表現するパルス位置変調(Pulse Position Modulation : PPM)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、別の変調方式として、パルス信号の有無によって「1」、「0」情報を表現するオンオフキーイング(On−Off Keying : OOK)や、パルスの位相の変化で「0」、「1」情報を表現するバイフェーズ変調(Bi−phase Modulation)が知られている。
図20は、背景技術に係るUWB通信の受信装置101を示すブロック図である。また、図21は、図20に示す受信装置101の動作を説明するための信号波形図である。図20に示す受信装置101は、UWB通信による送信装置から送られてきたUWB通信信号を受信するアンテナ102と、その送信装置でUWB通信信号を生成するために用いられたものと同じ既知のPN(Pseudorandom Noise)コードに対応するデコード制御信号を生成するデコーダソース103と、受信した信号の各パルスと実質的に等価な波形を有するテンプレート信号110のパルス列を含む周期タイミング信号を発生する調整可能時間ベース104と、デコード制御信号及び周期タイミング信号に基づき送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号を生成するデコード時間変調器105と、アンテナ102で受信された受信信号111とデコード信号との相関を取って相関電圧112を生成する相互相関器106と、その相関電圧112を調整可能時間ベース104へフィードバックするローパスフィルタ107と、相関電圧112からサブキャリアを除去して受信データを復元するサブキャリア復調器108とを備えている。
そして、相互相関器106によって、アンテナ102によって受信された受信信号111と、送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号との間で相関が取られることにより、その相関値に基づき受信信号111に含まれる受信対象のパルス信号を取得可能なタイミングに受信装置101を同期させるパルス同期が行われ、受信信号111を復調することができるようになっている。
特表平10−508725号公報
ところで、上述のような受信装置101では、受信信号111を復調するためには受信信号111のパルス信号とPNコードから生成されたデコード信号との間で相関を取ることによって、受信信号111における受信対象のパルス信号を認識し、パルス同期が取られるようになっているので、パルス同期を取るためにPNコードが必要となり、PNコードを生成するデコーダソース103の回路規模が増大するという不都合があった。また、送信機側、受信機側でそれぞれタイミングを生成するクロック信号の精度誤差によって、時間の経過に伴い受信信号とデコード信号との間のタイミングがずれてしまい、パルス同期が取れなくなる結果、受信信号の復元が困難になるという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、簡素な回路でパルス同期が取れた状態を維持することができる受信装置、パルス同期回路、及びこれに用いられる通信方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る通信方法は、オンオフキーイング方式により変調されたパルス列によってデータを表すデータ用パルス列を備えた通信フレームを用いて通信を行う通信方法であって、前記データ用パルス列は、データを表すための一のパルス毎に付与される時間であるパルス区間を複数の時間スロットに細分化した各時間スロットにそれぞれチャンネルが割り付けられ、前記チャンネルのうちいずれかである第1のチャンネルにおけるパルスの有無によってデータを表すと共に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに前記データ用パルス列におけるパルス位置の同期を取るための同期用パルスを備えることを特徴としている。
また、上述の通信方法において、前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えることを特徴としている。
そして、本発明の第2の手段に係るパルス同期回路は、オンオフキーイング方式により変調されたパルス列によってデータを表すデータ用パルス列を備え、前記データ用パルス列は、一のパルス毎に付与される時間であるパルス区間を複数の時間スロットに細分化した各時間スロットにそれぞれチャンネルが割り付けられ、前記複数のチャンネルのうちいずれかである第1のチャンネルにおけるパルスの有無によってデータを表すと共に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに前記データ用パルス列におけるパルス位置の同期を取るための同期用パルスを備えるものである通信フレームを受信してパルス同期を行うパルス同期回路であって、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルについて、当該チャンネルに対応する期間である標準期間と前記標準期間を進めた進行期間と前記標準期間を遅延させた遅延期間とについてそれぞれ積分する第1の積分回路と、前記第1の積分回路による、前記標準期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを維持し、前記進行期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを進ませ、前記遅延期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを遅延させることにより前記パルス同期のタイミングを補正する同期タイミング補正部と、を備えることを特徴としている。
さらに、上述のパルス同期回路において、前記第1の積分回路による積分値を記憶する積分値記憶部をさらに備え、前記第1の積分回路は、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける標準期間と進行期間と遅延期間とについて、逐次それぞれ積分を行いその積分値をそれぞれ前記積分値記憶部に記憶させるものであり、前記同期タイミング補正部は、前記積分値記憶部に記憶された各期間についての積分値に基づいて、前記補正を行うものであることを特徴としている。
また、上述のパルス同期回路において、前記第1の積分回路は、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける標準期間について積分する標準積分回路と、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける進行期間について積分する進行積分回路と、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける遅延期間について積分する遅延積分回路と、を備え、前記同期タイミング補正部は、前記標準積分回路による標準期間についての積分値と前記進行積分回路による進行期間についての積分値と前記遅延積分回路による遅延期間についての積分値とに基づいて、前記補正を行うものであることを特徴としている。
そして、上述のパルス同期回路において、前記同期タイミング補正部は、前記第1の積分回路による、前記標準期間についての積分値と前記進行期間についての積分値と前記遅延期間についての積分値とに基づいて、前記パルス同期のタイミングを補正する補正量を変化させるものであることを特徴としている。
また、上述のパルス同期回路において、前記同期タイミング補正部は、前記補正を行った後、前記データ用パルス列における前記同期用パルスが当該補正後の標準期間における中央位置に位置するタイミングを探索し、当該探索されたタイミングに基づいて、前記パルス同期のタイミングをさらに補正することを特徴としている。
そして、上述のパルス同期回路において、前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えるものであって、前記第1の積分回路は、前記データ用パルス列において前記同期用パルスを備えるパルス区間について、前記積分を行うことを特徴としている。
また、上述のパルス同期回路において、前記データ用パルス列を、前記第1のチャンネルについて、前記標準期間と前記進行期間と前記遅延期間とについてそれぞれ積分する第2の積分回路をさらに備え、前記同期タイミング補正部は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが有る場合、前記第2の積分回路による、前記標準期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを維持し、前記進行期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを進ませ、前記遅延期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを遅延させることによりさらに前記パルス同期のタイミングを補正するものであることを特徴としている。
そして、上述のパルス同期回路において、前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えるものであって、前記第1の積分回路は、前記第1及び第2のチャンネルについて、前記積分を行うものであることを特徴としている。
また、本発明の第3の手段に係る受信装置は、オンオフキーイング方式により変調されたパルス列を用いた通信信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された通信信号との間でパルス同期を行うパルス同期回路と、前記パルス同期回路によるパルス同期に基づいて、前記受信部により受信された通信信号からデータを復元するデータ復元部とを備え、前記パルス同期回路は、請求項3〜10のいずれかに記載のパルス同期回路であることを特徴としている。
このような構成の通信方法は、データ用パルス列のパルス区間に、パルス位置の同期を取るための同期用パルスを備えるので、パルス同期が取れた状態を維持することが容易であると共に、パルス同期を取る回路を簡素化することができる。
そして、このような構成のパルス同期回路及び受信装置は、データ用パルス列が備える同期用パルスが、第1の積分回路によって標準期間と進行期間と遅延期間とについてそれぞれ積分され、同期タイミング補正部によって、標準期間についての積分値が最大であった場合はパルス同期のタイミングが維持され、進行期間についての積分値が最大であった場合はパルス同期のタイミングが進められ、遅延期間についての積分値が最大であった場合はパルス同期のタイミングが遅延されるので、簡素な回路によって、パルス同期が取れた状態を維持することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る通信方法に用いられる通信フレームの一例を示す図である。図1に示す通信フレームP1は、オンオフキーイング方式によって変調されており、通信フレームP1におけるパルス位置の同期を取るためのパルス同期用パルス列P2と、パルス同期後に通信フレームP1におけるビット位置の同期を取るためのビット同期用パルス列P3と、データを表すデータ用パルス列P4とを備えている。
図2は、データ用パルス列P4の構成の一例を示す図である。図2に示すデータ用パルス列P4は、データを表すためのパルス同士の最少の間隔であると共に、データを表すための一のパルス毎に付与される一定の時間であるパルス区間P41に区分され、複数のパルス区間P41、例えば127個のパルス区間P41によって、1ビットのデータを表す1ビット区間P42が構成されている。さらに各パルス区間P41は、それぞれ複数の時間スロット、例えばn個の時間スロットに区分され、その各時間スロットに1、2、3、・・・、nとチャンネルが割り付けられている。
そして、オンオフキーイング方式による変調によって、予め定められた第1のチャンネル、例えばチャンネル1にデータを表すためのパルスP43が配置されており、1ビット区間P42が「1」を示す場合にはその1ビット区間P42に含まれるパルス区間P41のチャンネル1にパルスP43が有り、1ビット区間P42が「0」を示す場合にはその1ビット区間P42に含まれるパルス区間P41にはパルスP43が無い。また、各パルス区間P41には、第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネル、例えばチャンネル2にパルス位置の同期を取るための同期用パルスP44が配置される。また、パルス区間P41の期間は、通信に要求される信頼性の程度に応じて定められるが、例えばパルス区間P41は100nsec、1チャンネルの時間は10nsec、チャンネル数nは10としてもよい。
なお、パルスP43はパルス区間P41のチャンネル1に配置され、同期用パルスP44はパルス区間P41のチャンネル2に配置される例に限られず、パルスP43と同期用パルスP44とは互いに異なるチャンネルに配置されていればよい。また、後述するように、1ビット区間P42におけるパルスP43が有る状態を「H」、パルスP43が無い状態を「L」として、1ビットのデータをマンチェスタ符号によって表す構成としてもよい。
図3は、上述のような通信フレームP1を送信する送信装置の一例を示すブロック図である。図3に示す送信装置1は、送信データを作成するデータ生成器11と、データ生成器11で作成された送信データに基づいてパルスを発生し、通信フレームP1を生成するパルス生成器12と、パルス生成器12で生成されたパルスの帯域制限を行うバンドパスフィルタ(BPF)13と、バンドパスフィルタ13から出力された送信パルスを放射する送信用アンテナ14とを備えて構成される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る受信装置2、及び後述する受信装置2b,2c,2dの構成の一例を示すブロック図である。図4に示す受信装置2は、受信部の一例である受信用のアンテナ21、受信信号を増幅する増幅器22、受信信号を検波する検波器23、高周波ノイズを除去する低域通過フィルタ(LPF)24、及びパルス同期回路25を備えている。また、パルス同期回路25は、データ用積分器201と、第1の積分回路である同期用積分器202と、タイミング制御部203と、パルス位置情報記憶部204と、データ復元部の一例に相当するAD変換器205と、積分値記憶部206とを備えている。
データ用積分器201は、タイミング制御部203からの制御信号に従い、データを表すパルスP43に応じた積分区間で、低域通過フィルタ24から出力された信号を積分することにより、パルスP43を積分した積分信号SDをタイミング制御部203及びAD変換器205へ出力する。
同期用積分器202は、タイミング制御部203からの制御信号に従い、同期用パルスP44に応じた積分区間で、低域通過フィルタ24から出力された信号を積分することにより、同期用パルスP44を積分した積分信号SSをタイミング制御部203及びAD変換器205へ出力する。
パルス位置情報記憶部204は、例えばROM(Read Only Memory)によって構成された記憶部で、通信フレームP1のフォーマットに従って、通信フレームP1におけるパルス同期用パルス列P2と、ビット同期用パルス列P3と、データ用パルス列P4と、パルス区間P41におけるパルスP43及び同期用パルスP44との位置を示す位置情報が、予め記憶されている。
AD変換器205は、データ用積分器201から出力された積分信号SDをデジタル値に変換し、受信装置2によって受信された復調信号として外部へ出力すると共に、同期用積分器202から出力された積分信号SSをデジタル値に変換し、そのデジタル変換された積分値をタイミング制御部203からの制御信号に応じて例えばレジスタを用いて構成された積分値記憶部206へ記憶させる。
タイミング制御部203は、例えば同期を取るためのシーケンス動作を制御する順序回路やデータ用積分器201から得られた積分信号から同期タイミングを取得するためのコンパレータ等を備えて構成されており、パルス同期を行うパルス同期制御部207と、ビット同期を行うビット同期制御部208と、パルス同期のタイミングを補正する同期タイミング補正部の一例であるパルス同期補正制御部209とを備えている。
次に、上述のように構成された受信装置2の動作について説明する。まず、送信装置1のアンテナ14から放射された信号、例えば通信フレームP1が、アンテナ21によって受信され増幅器22によって増幅され検波器23によって例えば包絡線検波あるいはピーク検波により検波される。さらに、検波器23によって検波された信号は、低域通過フィルタ24によって高周波帯域の雑音成分が除去され、パルス同期回路25におけるデータ用積分器201と同期用積分器202へ出力される。
パルス同期回路25においては、受信信号とパルス同期を取るべくパルス同期制御部207によって、パルス同期用パルス列P2を検出するための制御信号が例えばデータ用積分器201へ出力され、データ用積分器201によって、パルス同期制御部207からの制御信号に応じたタイミングで低域通過フィルタ24から出力された受信信号が積分される。そして、その積分信号SDがパルス同期制御部207へフィードバックされ、積分信号SDに基づきパルス同期制御部207によってパルス同期用パルス列P2が検出されることにより、アンテナ21で受信された信号から、受信対象となるパルスを識別するためのタイミングであるパルス同期タイミングが取得される。
パルス同期タイミングは、パルス区間P41においてオンオフキーイング方式による変調によって、データを表すパルスP43が配置されるタイミング、例えばチャンネル1のタイミングである。
次に、ビット同期制御部208によって、パルス同期制御部207により同期されたパルス同期タイミングに基づき、ビット同期用パルス列P3を検出するための制御信号がデータ用積分器201へ出力され、データ用積分器201によって、ビット同期制御部208からの制御信号に応じたタイミングで低域通過フィルタ24から出力された受信信号が積分される。そして、その積分信号SDがビット同期制御部208へフィードバックされ、ビット同期制御部208によってその積分信号SDに基づきビット同期用パルス列P3が検出されることによりビットを検出するためのビット同期タイミング、すなわちビット区間P42のタイミングが取得され、ビット同期が確保される。
次に、パルス同期補正制御部209によって、データ用パルス列P4に基づいて、データの復元とパルス同期タイミングの補正を行うべく以下の動作が行われる。図5は、データ用パルス列P4の受信時において、データ用積分器201から出力される積分信号SDと、同期用積分器202から出力される積分信号SSとの一例を説明するための説明図である。なお、図5において、積分信号SDは波形Aによって、積分信号SDが一定の閾値を超えた状態を「H」、積分信号SDが一定の閾値に満たない状態を「L」で表し、積分信号SSについては電圧波形を示している。
また、図5においてビット区間P42は、積分信号SDをマンチェスタ符号として扱うことにより、ビット区間P42内で波形AがLからHへ変化した場合にビットデータ「1」を表し、ビット区間P42内で波形AがHからLへ変化した場合にビットデータ「0」を表わす例を示している。なお、ビット区間P42は、マンチェスタ符号を用いず、例えば波形AがLの場合ビットデータ「0」を表わし、波形AがHの場合ビットデータ「1」を表わす等、他の表現方法を用いてデータを表すものであってもよい。
また、サイクル期間P45は、パルス同期補正制御部209によってパルス同期タイミングの補正が1サイクル分実行される時間で、例えば受信装置2における受信タイミングを生成する発振器の精度が40ppmであるとすると、パルス同期タイミングのずれを1チャンネルの1/2以下に維持するためには、データ用パルス列P4において、サイクル期間P45を125μsec以下にして、125μsec以下の間隔で同期補正が実行される構成とすることが望ましい。
まず、パルス同期補正制御部209によって、パルス位置情報記憶部204からパルスP43及び同期用パルスP44の位置情報が読み出される。そして、パルス同期補正制御部209によって、その位置情報に基づきパルス同期制御部207で取得されたパルス同期タイミングとビット同期制御部208で取得されたビット同期タイミングとに応じた制御信号がデータ用積分器201及び同期用積分器202へ出力される。
そうすると、パルス同期補正制御部209からの制御信号に応じて、データ用積分器201によって、低域通過フィルタ24から出力された受信信号のチャンネル1が積分されてAD変換器205へ出力され、AD変換器205によって、デジタル値に変換され、データが復元された復調信号が外部へ出力される。
この場合、まず、ビット区間P42が「1」を示す場合、パルス同期補正制御部209からの制御信号に応じて、AD変換器205によってビット区間P42の期間中例えばチャンネル1が積分されることにより、積分信号SDが上昇し、予め設定された所定の閾値を超えて積分信号SDの波形AがLからHへ変化することにより当該ビット区間P42から「1」が検出される。一方、ビット区間P42が「0」を示す場合、パルス同期補正制御部209からの制御信号に応じて、AD変換器205によってビット区間P42の期間中例えばチャンネル1が積分されることにより、積分信号SDが低下し、予め設定された所定の閾値を下回り、積分信号SDの波形AがLからHへ変化することにより当該ビット区間P42から「0」が検出される。
また、このようにしてビット区間P42からビット情報「0」及び「1」を取得することができるので、RN符号の生成回路を必要とせず、受信装置2の回路を簡素化することができる。
図6は、パルス同期補正制御部209による同期補正動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS1において、パルス同期補正制御部209によって、パルス位置情報記憶部204から読み出された同期用パルスP44の位置情報に基づいて、パルス同期補正制御部209によって、同期用積分器202の積分タイミングが設定される(ステップS1)。
具体的には、まず、パルス同期補正制御部209によって、同期用パルスP44のチャンネル、例えばチャンネル2に対応する期間である標準期間Pを例えば1チャンネルの期間の1/2の時間だけ進めた進行期間Eが、同期用積分器202の積分期間として設定される。この場合、標準期間Pは、現状のパルス同期タイミングに対応し、進行期間Eは現状のパルス同期タイミングより1チャンネルの1/2の時間だけ進んだ時間に対応している。
そして、同期用積分器202によって、所定の期間、例えばサイクル期間P45の1/3の期間、進行期間Eについて受信信号が積分され、その積分信号SSがAD変換器205によってAD変換されて得られた積分値が、進行期間Eについての積分値である進行積分値Seとして積分値記憶部206に記憶される(ステップS2)。
次に、再びステップS1へ移行して(ステップS3でNO)、パルス同期補正制御部209によって、標準期間Pが同期用積分器202の積分期間として設定される。そして、同期用積分器202によって、標準期間Pについて受信信号が積分され、その積分信号SSがAD変換器205によってAD変換されて得られた積分値が、標準期間Pについての積分値である標準積分値Spとして積分値記憶部206に記憶される(ステップS2)。
次に、再びステップS1へ移行して(ステップS3でNO)、パルス同期補正制御部209によって、標準期間Pを例えば1チャンネルの時間の1/2の時間だけ遅延させた遅延期間Lが、同期用積分器202の積分期間として設定される。そして、同期用積分器202によって、例えばサイクル期間P45の1/3の期間、遅延期間Lについて受信信号が積分され、その積分信号SSがAD変換器205によってAD変換されて得られた積分値が、遅延期間Lについての積分値である遅延積分値Slとして積分値記憶部206に記憶される(ステップS2)。
次に、進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slが積分値記憶部206に記憶されたのでステップS4へ移行し(ステップS3でYES)、パルス同期補正制御部209によって、積分値記憶部206から進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slが読み出され、その最大値が判定される(ステップS4)。
この場合、標準期間P、進行期間E、及び遅延期間Lのうち積分値が最大になるタイミングが現在の同期用パルスP44が配置されているチャンネル、例えばチャンネル2におけるパルス位置のタイミングであると考えられるので、当該積分値が最大になるタイミングに基づき、パルス同期タイミング、すなわちチャンネル1に対応する時間をデータ用積分器201の積分期間として設定することにより、パルス同期が取られる。
具体的には、まず、パルス同期補正制御部209によって、標準期間Pの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングが維持され(ステップS5)、進行期間Eの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングは適正なパルス同期タイミング(受信対象のパルスP43がチャンネル1に存在するタイミング)から遅れていると推定されるので、パルス同期タイミングが例えば1チャンネルの1/2の時間だけ進められ(ステップS6)、遅延期間Lの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングは適正なパルス同期タイミングから進んでいると推定されるので、パルス同期タイミングが例えば1チャンネルの1/2の時間だけ遅延され(ステップS7)、再びステップS1〜S7の処理が繰り返される。
図5において、タイミングT1は遅延期間Lの積分値が最大であった場合を示しており、タイミングT2,T3はパルス同期タイミングが遅延期間Lに対応するタイミングに変更されることにより補正された状態を示している。
以上、ステップS1〜S7の処理により、データ用パルス列P4において、ビット区間P42毎に設けられている同期用パルスP44を用いてパルス同期タイミングを補正することができるので、長時間にわたってパルス同期が取れた状態を維持することができる。また、パルス同期タイミングを補正するためにRN符号の生成回路を必要としないので、回路構成も簡素である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る受信装置について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る受信装置2aの構成の一例を示すブロック図である。図4に示す受信装置2と図7に示す受信装置2aとでは、下記の点で異なる。すなわち、図7に示す受信装置2aは、進行積分回路の一例である同期用進行積分器210と、遅延積分回路の一例である同期用遅延積分器211とをさらに備え、積分値記憶部206を備えない。その他の構成は図4に示す受信装置2と同様であるのでその説明を省略し、以下、図7に示す受信装置2aの動作について説明する。
まず、パルス同期制御部207及びビット同期制御部208の動作と、パルス同期補正制御部209aのデータ受信動作は図4に示す受信装置2と同様であるのでその説明を省略し、パルス同期タイミングの補正動作について説明する。まず、データ用パルス列P4を受信する際に、パルス同期補正制御部209aによって、進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lがそれぞれ同期用進行積分器210、標準積分回路の一例である同期用積分器202、及び同期用遅延積分器211に積分期間として設定される。
図8は、同期用進行積分器210、同期用積分器202、及び同期用遅延積分器211から出力される積分信号SE,SP,SLの一例を示す図である。図8に示すように、データ用パルス列P4に基づいて低域通過フィルタ24から出力された受信信号が、同期用進行積分器210、同期用積分器202、及び同期用遅延積分器211によって並行して積分され、その積分信号SE,SP,SLがAD変換器205へ出力される。
そして、その積分信号SE,SP,SLがAD変換器205によってそれぞれAD変換され、進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについての積分値である進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slがそれぞれパルス同期補正制御部209aへ出力される。
さらに、パルス同期補正制御部209aによって、図6におけるステップS4〜S7と同様にして、標準期間Pの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングが維持され、進行期間Eの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングは適正なパルス同期タイミング(受信対象のパルスP43がチャンネル1に存在するタイミング)から遅れていると推定されるので、パルス同期タイミングが例えば1チャンネルの1/2の時間だけ進められ、遅延期間Lの積分値が最大であった場合は現状のパルス同期タイミングは適正なパルス同期タイミングから進んでいると推定されるので、パルス同期タイミングが例えば1チャンネルの1/2の時間だけ遅延される。
これにより、データ用パルス列P4において、ビット区間P42毎に設けられている同期用パルスP44を用いてパルス同期タイミングを補正することができるので、長時間にわたってパルス同期が取れた状態を維持することができる。また、進行期間E、標準期間P、遅延期間Lについての積分が、同期用進行積分器210、同期用積分器202、及び同期用遅延積分器211によって並行して実行されるので、進行期間E、標準期間P、遅延期間Lについての積分を逐次実行する図4に示す受信装置2よりも、パルス同期タイミングの補正処理を高速化することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る受信装置2bについて説明する。本発明の第3の実施形態に係る受信装置2bは、図4に示す受信装置2と同様に構成されており、図4で示される。図4に示す受信装置2bは、受信装置2とは、パルス同期補正制御部209bの動作が異なる。その他の構成は図4に示す受信装置2と同様であるのでその説明を省略し、以下、図4に示す受信装置2bの動作について説明する。
上述の図4に示す受信装置2では、進行期間E、標準期間P、遅延期間Lについての積分値が最大となるタイミングが現在のパルス位置であると推定し、該当する期間に対応するタイミングをパルス同期タイミングとすることで、パルス同期タイミングの補正を行っている。
一方、図4に示す本実施形態に係る受信装置2bでは、パルス同期補正制御部209bは、進行期間E、標準期間P、遅延期間Lについて、逐次、例えばサイクル期間P45の1/3の期間ずつ、積分を行った積分値である進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルに応じてパルス同期タイミングの補正を行う補正量を変化させることにより、パルス同期タイミングの微調整を行うものである。補正量は、例えば、進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルの組み合わせパターンに応じて予め設定しておくことにより、進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルに応じたパルス同期タイミングの補正量が得られる。
図9は、進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルに応じたパルス同期タイミングの補正量の一例を示す表形式の説明図である。図9において、「積分値」の欄における進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルは、例えば高、中、低の3段階の閾値と比較することにより、高い閾値レベル以上の積分値を二重丸、中の閾値レベル以上で高い閾値レベル未満の積分値を丸、低い閾値レベル以上で中の閾値レベル未満の積分値を三角、低い閾値レベル未満の積分値を×で表している。また、「タイミング」の欄は、積分値が最大となった積分期間を示している。
そして、「方向」の欄は、「−」が進み方向にパルス同期タイミングを補正することを示し、「+」が遅延方向にパルス同期タイミングを補正することを示している。さらに、「変化量×Δt」の欄は、補正量が、タイミング補正の最小単位Δtの何倍であるかを示している。この場合、最小単位Δtは、標準期間Pより短い期間、例えば標準期間Pの1/6、すなわち1チャンネルの時間スロットの1/6にされている。また、図9における参照符Bは、同期用パルスP44が標準期間Pの中央位置に有る場合の積分値を示し、参照符Cは、同期用パルスP44が進行期間Eの中央位置に有る場合の積分値を示し、参照符Dは、同期用パルスP44が遅延期間Lの中央位置に有る場合の積分値を示している。
図10は、図4に示す受信装置2bの動作を説明するためのタイミング図である。図10(a)は、同期用パルスP44が、標準期間Pの中央位置から遅れ方向にずれている場合、すなわちパルス同期タイミングが実際のパルスよりも進んでいる場合を示している。図10において、進行期間Eは1チャンネルの時間の1/2だけ標準期間Pよりも進み、遅延期間Lは1チャンネルの時間の1/2だけ標準期間Pよりも遅延するように設定されている例を示している。
そして、データ用パルス列P4において、例えば図10(a)に示すように、同期用パルスP44が標準期間Pの中央位置から遅れ方向にずれている場合、図9に参照符Eで示すように、パルス同期補正制御部209bによって、進行積分値Seとして低い閾値レベル未満の積分値(×印)が得られ、標準積分値Spとして高い閾値レベル以上の積分値(二重丸印)が得られ、遅延積分値Slとして中の閾値レベル以上で高い閾値レベル未満の積分値(丸印)が得られる結果、図10(b)に示すように、パルス同期補正制御部209bによって、パルス同期タイミングが「+」方向、すなわち遅延方向にΔt×1の時間だけ補正される。
これにより、進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slのレベルに基づいて、パルス同期タイミングの補正量が増減されるので、パルス同期タイミングの補正精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る受信装置2cについて説明する。本発明の第4の実施形態に係る受信装置2cは、図4に示す受信装置2と同様に構成されており、図4で示される。図4に示す受信装置2cは、受信装置2とは、パルス同期補正制御部209cの動作が異なる。その他の構成は図4に示す受信装置2と同様であるのでその説明を省略し、以下、図4に示す受信装置2cの動作について説明する。
図11は、図4に示す受信装置2cの動作を説明するための説明図である。図4に示す受信装置2cにおいて、パルス同期補正制御部209cは、図4に示す受信装置2と同様にしてパルス同期タイミングの補正を行った後、さらにパルス同期タイミングを微調整する微調整モードFを有する。
図12は、微調整モードFにおけるパルス同期補正制御部209cの制御動作を説明するための説明図である。微調整モードFにおいて、パルス同期補正制御部209cによって、例えばチャンネル1に対応する期間である積分期間tsが同期用積分器202に設定され、同期用積分器202によって積分期間tsについての積分信号SSがパルス同期補正制御部209cへ出力される。そして、パルス同期補正制御部209によって、その積分信号SSが予め設定されたパルスの有無を判定するための所定の判定閾値を超えているか否かが判定される。これにより、パルス同期補正制御部209cによって、積分期間tsに同期用パルスP44があるか否かが判定される。
まず、図12(a)に示す初期状態においては、積分期間tsは標準期間Pと一致している。次に、パルス同期補正制御部209cによって、同期用パルスP44の位置を探索するべく同期用積分器202による積分信号SSが判定閾値以下、すなわち積分期間tsに同期用パルスP44がなくなるまで積分期間tsのタイミングが例えば進み方向に変更される。図12(b)に示す例では、単位時間Δt2だけ、積分期間tsのタイミングが例えば進み方向に変更される。単位時間Δt2は、パルス同期タイミングを微調整するための最小単位時間であり、例えば積分期間tsすなわち各チャンネルの時間スロットの1/nにされており、図12に示す例では、積分期間tsの1/3にされている。
そして、パルス同期補正制御部209cによって積分期間tsに同期用パルスP44がなくなったことが検出されると、パルス同期補正制御部209cによって、n/2を切り上げて整数にした数と単位時間Δt2とを乗じた時間、図12(c)においてはΔt2×2、だけ、積分期間tsが図12(b)と逆方向、すなわち遅れ方向に変更される。そうすると、積分期間tsの中央位置に同期用パルスP44が位置することとなるので、パルス同期補正制御部209cによって、同期用パルスP44に対応するチャンネル2が当該積分期間tsと一致するように、データを表すパルスP43を取得するタイミングであるパルス同期タイミングが変更される。
これにより、同期用パルスP44が標準期間Pの中央位置に位置するタイミングが探索され、当該探索されたタイミングに基づいてパルス同期タイミングが補正されるので、パルス同期タイミングの補正精度を向上させることができる。
なお、図12においては、同期用パルスP44を一方向に探索する例を示したが、図13に示すように、進み、遅れの2方向について交互に探索するようにしてもよい。図13において、まず、図13(a)に示す初期状態では、積分期間ts内に同期用パルスP44があるが、積分期間tsの中央位置からは同期用パルスP44がずれている可能性がある。そこで、例えば図13(b)に示すように、パルス同期補正制御部209cによって、まず、積分期間tsがΔt2×1の時間だけ進められる。図13(b)のタイミングでは積分期間ts内に同期用パルスP44があるので、図13(c)に示すように、パルス同期補正制御部209cによって積分期間tsがΔt2×2の時間だけ遅延され、すなわち図13(a)に示す初期状態からΔt2×1の時間だけ遅延される。
次に、図13(c)のタイミングでは積分期間ts内に同期用パルスP44があるので、図13(d)に示すように、パルス同期補正制御部209cによって積分期間tsがΔt2×3の時間だけ進められ、すなわち図13(a)に示す初期状態からΔt2×2の時間だけタイミングが進められる。そうすると、積分期間ts内に同期用パルスP44がないので、パルス同期補正制御部209cによって積分期間tsに同期用パルスP44がなくなったことが検出され、n/2を切り上げて整数にした数と単位時間Δt2とを乗じた時間、すなわちΔt2×2だけ、積分期間tsが遅れ方向に変更される。そうすると、積分期間tsの中央位置に同期用パルスP44が位置することとなるので、パルス同期補正制御部209cによって、同期用パルスP44に対応するチャンネル2が当該積分期間tsと一致するように、パルスP43のタイミングであるパルス同期タイミングが変更される。
これにより、パルスP44が標準期間Pの中央位置に位置するタイミングが探索され、当該探索されたタイミングに基づいてパルス同期タイミングが補正されるので、パルス同期タイミングの補正精度を向上させることができる。また、進み、遅れの2方向について交互にパルスP44のタイミングが探索されるので、パルスP44が標準期間Pの中央位置から進んでいる場合、及び遅れている場合のいずれであっても、略同等の時間でパルスP44のタイミングを探索することができる。
(第5実施形態)
図14は、本発明の一実施形態に係る通信方法に用いられるデータ用パルス列の構成の一例を示す図である。図14に示すデータ用パルス列P4aは、図2に示すデータ用パルス列P4とは、パルス区間P41において、チャンネル1にデータを表すパルスP43が無い場合にのみ、チャンネル2に同期用パルスP44を備える点で異なる。すなわち、データ「1」を表すビット区間P42に含まれるパルス区間P41には、例えばチャンネル1にパルスP43が配置される一方、チャンネル2には同期用パルスP44は配置されない。また、データ「0」を表すビット区間P42に含まれるパルス区間P41には、例えばチャンネル1にはパルスP43が配置されない一方、チャンネル2には同期用パルスP44が配置される。以降、チャンネル1にのみパルスP43が配置されたパルス区間P41をパルス区間PH、チャンネル2にのみ同期用パルスP44が配置されたパルス区間P41をパルス区間PLと称する。
なお、パルスP43はパルス区間P41のチャンネル1に配置され、同期用パルスP44はパルス区間P41のチャンネル2に配置される例に限られず、パルスP43と同期用パルスP44とは互いに異なるチャンネルに配置されていればよい。
次に、本発明の第5の実施形態に係る受信装置2dについて説明する。本発明の第5の実施形態に係る受信装置2dは、図4に示す受信装置2と同様に構成されており、図4で示される。図4に示す受信装置2dは、受信装置2とは、パルス同期補正制御部209dの動作が異なる。その他の構成は図4に示す受信装置2と同様であるのでその説明を省略し、以下、図4に示す受信装置2dの動作について説明する。
図15は、データ用パルス列P4aの受信時において、データ用積分器201から出力される積分信号SDと、同期用積分器202から出力される積分信号SSとの一例を説明するための説明図である。図15は、図8と同様に積分信号SDをマンチェスタ符号として扱う例を示している。図15において、「1」を示すビット区間P42は、前半がパルス区間PL、後半がパルス区間PHで構成され、「0」を示すビット区間P42は、前半がパルス区間PH、後半がパルス区間PLで構成されている。
図4に示す受信装置2dは、上述の受信装置2とは、以下の点で動作が異なる。すなわち、図4に示すパルス同期補正制御部209dは、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、同期用パルスP44を含むパルス区間PLを受信した場合のみ、図6に示すパルス同期補正処理を行う。
これにより、データ用パルス列P4aに含まれるパルス区間PLを受信した場合に、パルス区間PLに含まれる同期用パルスP44を用いてパルス同期タイミングを補正することができる。この場合、積分信号SDをマンチェスタ符号として用いれば、ビット区間P42毎にパルス区間PLが含まれるので、長時間にわたってパルス同期が取れた状態を維持することができる。
また、図14に示すデータ用パルス列P4aは、図2に示すデータ用パルス列P4よりもパルス区間PHに含まれるパルスの数が少ないので、送信装置1と受信装置2dとの間におけるデータ用パルス列P4aを送受信するための消費電力を低減することができる。
なお、積分信号SDをマンチェスタ符号とする例に限られず、例えばパルス区間PLをビットデータ「0」、パルス区間PLをビットデータ「1」として、NRZ(Non Return to Zero)方式でデータを表すようにしてもよい。この場合、例えば受信装置2における受信タイミングを生成する発振器の精度に起因するパルス同期タイミングのずれを1チャンネルの1/2以下に維持するべく、一定の時間間隔以下、例えば125μsec以下の間隔で、送信装置1からパルス区間PLに相当するビットデータ「0」を送信することが望ましい。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る受信装置2eについて説明する。図16は、本発明の第6の実施形態に係る受信装置2eの構成の一例を示すブロック図である。図4に示す受信装置2dと図16に示す受信装置2eとでは、下記の点で異なる。すなわち、図16に示す受信装置2eは、同期用積分器202の代わりに第2の積分回路の一例である第1同期用積分器212と第1の積分回路の一例である第2同期用積分器213とを備える。また、パルス同期補正制御部209eの動作が異なる。
第1同期用積分器212は、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、パルス同期補正制御部209eからの制御信号に応じて、パルス区間PHのパルスP43に割り当てられたチャンネル、例えばチャンネル1を進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて逐次積分し、その積分信号SSAをAD変換器205へ出力する。第2同期用積分器213は、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、パルス同期補正制御部209eからの制御信号に応じて、パルス区間PLの同期用パルスP44に割り当てられたチャンネル、例えばチャンネル2を進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて逐次積分し、その積分信号SSBをAD変換器205へ出力する。
その他の構成及び、データの受信動作は図4に示す受信装置2dと同様であるのでその説明を省略し、以下、図16に示す受信装置2eのパルス同期タイミングの補正動作について説明する。
図16に示す受信装置2eでは、図4に示す受信装置2dと同様に、図14に示すデータ用パルス列P4aが用いられる。図17は、データ用パルス列P4aの受信時において、データ用積分器201から出力される積分信号SDと、第1同期用積分器212から出力される積分信号SSAと、第2同期用積分器213から出力される積分信号SSBとの一例を示す説明図である。図17は、図5と同様に積分信号SDをマンチェスタ符号として扱う例を示しており、「1」を示すビット区間P42は前半がパルス区間PL、後半がパルス区間PHで構成され、「0」を示すビット区間P42は前半がパルス区間PH、後半がパルス区間PLで構成されている。
図16に示す受信装置2eは、上述の受信装置2dとは、以下の点で動作が異なる。すなわち、図16に示す受信装置2eは、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、パルスP43を有するパルス区間PHは、パルス同期補正制御部209eからの制御信号に応じて第1同期用積分器212によってパルスP43が進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて積分され、パルス同期補正制御部209eによって、図6に示すパルス同期補正処理と同様の動作によりパルス同期タイミングの補正が行われる。一方、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、同期用パルスP44を有するパルス区間PLについては、パルス同期補正制御部209eからの制御信号に応じて第2同期用積分器213によって同期用パルスP44が進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて積分され、パルス同期補正制御部209eによって、図6に示すパルス同期補正処理と同様の動作によりパルス同期タイミングの補正が行われる。
これにより、パルス区間PLのみならず、パルス区間PHを受信した場合においても、パルス区間PHに含まれるパルスP43を用いてパルス同期タイミングを補正することができるので、長時間にわたってパルス同期が取れた状態を維持することができる。また、この場合、上述のNRZ方式でデータを表す場合であってもデータの内容に関わらずパルス同期タイミングの補正を行うことができるので、例えばビットデータ「1」が連続するためにパルス区間PHが連続し、同期用パルスP44が受信されない場合であってもパルス同期タイミングを補正することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態に係る受信装置2fについて説明する。図18は、本発明の第7の実施形態に係る受信装置2fの構成の一例を示すブロック図である。図16に示す受信装置2eと図18に示す受信装置2fとでは、下記の点で異なる。すなわち、図18に示す受信装置2fは、第1同期用積分器212と第2同期用積分器213との代わりに同期用積分器214を備える。また、パルス同期補正制御部209fの動作が異なる。
同期用積分器214は、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、パルス同期補正制御部209eからの制御信号に応じて、パルス区間PHのパルスP43に割り当てられたチャンネル、例えばチャンネル1と、パルス区間PLの同期用パルスP44に割り当てられたチャンネル、例えばチャンネル2とを合わせた期間について、進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて逐次積分し、その積分信号SSCをAD変換器205へ出力する。
その他の構成及び、データの受信動作は図16に示す受信装置2eと同様であるのでその説明を省略し、以下、図18に示す受信装置2fのパルス同期タイミングの補正動作について説明する。
図18に示す受信装置2fでは、図16に示す受信装置2eと同様に、図14に示すデータ用パルス列P4aが用いられる。図19は、データ用パルス列P4aの受信時において、データ用積分器201から出力される積分信号SDと、同期用積分器214から出力される積分信号SSCとの一例を示す説明図である。図19は、図17と同様に積分信号SDをマンチェスタ符号として扱う例を示しており、「1」を示すビット区間P42は前半がパルス区間PL、後半がパルス区間PHで構成され、「0」を示すビット区間P42は前半がパルス区間PH、後半がパルス区間PLで構成されている。
図18に示す受信装置2fは、図16に示す受信装置2eとは、以下の点で動作が異なる。すなわち、図18に示す受信装置2fは、図14に示すデータ用パルス列P4aにおいて、パルス同期補正制御部209fからの制御信号に応じて、同期用積分器214によってパルス区間PHのパルスP43に割り当てられたチャンネル例えばチャンネル1と、パルス区間PLの同期用パルスP44に割り当てられたチャンネル例えばチャンネル2とを合わせた期間について積分が行われ、パルス同期補正制御部209fによって図6に示すパルス同期補正処理と同様の動作によって、パルス同期タイミングの補正が行われる。
そうすると、パルス区間PLには同期用パルスP44のみが配置され、パルス区間PHにはパルスP43のみが配置されているから、同期用積分器214によって、パルス区間PLでは同期用パルスP44が進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて積分され、パルス区間PHではパルスP43が進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて積分される。そして、これら同期用積分器214により得られた積分値に基づいて、パルス同期補正制御部209eによって図6に示すパルス同期補正処理と同様の動作によりパルス同期タイミングの補正が行われる。
これにより、パルス区間PL,PHのいづれにおいてもパルス同期タイミングを補正することができるので、長時間にわたってパルス同期が取れた状態を維持することができる。また、この場合、上述のNRZ方式でデータを表す場合、データの内容に関わらずパルス同期タイミングの補正を行うことができるので、例えばビットデータ「1」が連続するためにパルス区間PHが連続し、同期用パルスP44が受信されない場合であってもパルス同期タイミングを補正することができる。
また、一つの同期用積分器214によって、データ用パルス列P4aのすべての区間についてパルス同期タイミングを補正することができるので、図16に示す受信装置2eよりも積分器の数を低減することができる。
なお、図4に示す受信装置2b,2c,2d、図16に示す受信装置2e、図18に示す受信装置2fにおいて、一つの同期用の積分器で進行期間E、標準期間P、及び遅延期間Lについて逐次積分を行って進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slを取得する例を示したが、図7に示す受信装置2aと同様に、同期用の積分器毎に三つの積分器を用いて進行積分値Se、標準積分値Sp、及び遅延積分値Slを並行して取得する構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信方法に用いられる通信フレームの一例を示す図である。 図1に示すデータ用パルス列の区間構成の一例を示す図である。 図1に示す通信フレームを送信する送信装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第1、第3、第4、及び第5の実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る積分器の動作を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係るパルス同期補正制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図7に示す積分器の動作を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る進行積分値、標準積分値、及び遅延積分値のレベルに応じたパルス同期タイミングの補正量の一例を示す表形式の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の一実施形態に係る通信方法に用いられるデータ用パルス列の構成の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図16に示す受信装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図18に示す受信装置の動作を説明するための説明図である。 背景技術に係る受信装置の構成を示すブロック図である。 背景技術に係る受信装置の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
1 送信装置
2,2a,2b,2c,2d,2e,2f 受信装置
21 アンテナ
22 増幅器
23 検波器
24 低域通過フィルタ
25 パルス同期回路
201 データ用積分器
202 同期用積分器
203 タイミング制御部
204 パルス位置情報記憶部
205 AD変換器
206 積分値記憶部
207 パルス同期制御部
208 ビット同期制御部
209,209a〜209f パルス同期補正制御部
210 同期用進行積分器
211 同期用遅延積分器
212,213,214 同期用積分器
F 微調整モード
D 参照符
P1 通信フレーム
P2 パルス同期用パルス列
P3 ビット同期用パルス列
P4,P4a データ用パルス列
P41 パルス区間
P42 ビット区間
P43 パルス
P44 同期用パルス
P45 サイクル期間

Claims (11)

  1. オンオフキーイング方式により変調されたパルス列によってデータを表すデータ用パルス列を備えた通信フレームを用いて通信を行う通信方法であって、
    前記データ用パルス列は、データを表すための一のパルス毎に付与される時間であるパルス区間を複数の時間スロットに細分化した各時間スロットにそれぞれチャンネルが割り付けられ、前記チャンネルのうちいずれかである第1のチャンネルにおけるパルスの有無によってデータを表すと共に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに前記データ用パルス列におけるパルス位置の同期を取るための同期用パルスを備えることを特徴とする通信方法。
  2. 前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えることを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. オンオフキーイング方式により変調されたパルス列によってデータを表すデータ用パルス列を備え、前記データ用パルス列は、一のパルス毎に付与される時間であるパルス区間を複数の時間スロットに細分化した各時間スロットにそれぞれチャンネルが割り付けられ、前記複数のチャンネルのうちいずれかである第1のチャンネルにおけるパルスの有無によってデータを表すと共に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルに前記データ用パルス列におけるパルス位置の同期を取るための同期用パルスを備えるものである通信フレームを受信してパルス同期を行うパルス同期回路であって、
    前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルについて、当該チャンネルに対応する期間である標準期間と前記標準期間を進めた進行期間と前記標準期間を遅延させた遅延期間とについてそれぞれ積分する第1の積分回路と、
    前記第1の積分回路による、前記標準期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを維持し、前記進行期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを進ませ、前記遅延期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを遅延させることにより前記パルス同期のタイミングを補正する同期タイミング補正部と、
    を備えることを特徴とするパルス同期回路。
  4. 前記第1の積分回路による積分値を記憶する積分値記憶部をさらに備え、
    前記第1の積分回路は、前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける標準期間と進行期間と遅延期間とについて、逐次それぞれ積分を行いその積分値をそれぞれ前記積分値記憶部に記憶させるものであり、
    前記同期タイミング補正部は、前記積分値記憶部に記憶された各期間についての積分値に基づいて、前記補正を行うものであることを特徴とする請求項3記載のパルス同期回路。
  5. 前記第1の積分回路は、
    前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける標準期間について積分する標準積分回路と、
    前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける進行期間について積分する進行積分回路と、
    前記データ用パルス列を、前記第2のチャンネルにおける遅延期間について積分する遅延積分回路と、
    を備え、
    前記同期タイミング補正部は、前記標準積分回路による標準期間についての積分値と前記進行積分回路による進行期間についての積分値と前記遅延積分回路による遅延期間についての積分値とに基づいて、前記補正を行うものであることを特徴とする請求項3記載のパルス同期回路。
  6. 前記同期タイミング補正部は、前記第1の積分回路による、前記標準期間についての積分値と前記進行期間についての積分値と前記遅延期間についての積分値とに基づいて、前記パルス同期のタイミングを補正する補正量を変化させるものであることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のパルス同期回路。
  7. 前記同期タイミング補正部は、前記補正を行った後、前記データ用パルス列における前記同期用パルスが当該補正後の標準期間における中央位置に位置するタイミングを探索し、当該探索されたタイミングに基づいて、前記パルス同期のタイミングをさらに補正することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のパルス同期回路。
  8. 前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えるものであって、
    前記第1の積分回路は、前記データ用パルス列において前記同期用パルスを備えるパルス区間について、前記積分を行うことを特徴とする請求項3記載のパルス同期回路。
  9. 前記データ用パルス列を、前記第1のチャンネルについて、前記標準期間と前記進行期間と前記遅延期間とについてそれぞれ積分する第2の積分回路をさらに備え、
    前記同期タイミング補正部は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが有る場合、前記第2の積分回路による、前記標準期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを維持し、前記進行期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを進ませ、前記遅延期間についての積分値が最大であった場合は前記パルス同期のタイミングを遅延させることによりさらに前記パルス同期のタイミングを補正するものであることを特徴とする請求項8記載のパルス同期回路。
  10. 前記データ用パルス列は、前記パルス区間において前記第1のチャンネルにパルスが無い場合にのみ前記第2のチャンネルに前記同期用パルスを備えるものであって、
    前記第1の積分回路は、前記第1及び第2のチャンネルについて、前記積分を行うものであることを特徴とする請求項3記載のパルス同期回路。
  11. オンオフキーイング方式により変調されたパルス列を用いた通信信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信された通信信号との間でパルス同期を行うパルス同期回路と、
    前記パルス同期回路によるパルス同期に基づいて、前記受信部により受信された通信信号からデータを復元するデータ復元部とを備え、
    前記パルス同期回路は、請求項3〜10のいずれかに記載のパルス同期回路であることを特徴とする受信装置。
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