JP4500406B2 - 電源制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置内の各種負荷に各種電圧レベルの高電圧を供給するための電源制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真式の画像形成装置、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を混色することによりフルカラー画像を形成するカラープリンタやカラー複写機では、各色毎の現像器、又は帯電器等において各種電圧レベルの高電圧が用いられており、これら高電圧を生成するために複数のコンバータトランスが利用されていた。
【0003】
このように、複数のコンバータトランスを用いた場合は、装置が大型化すると共に高価になるため、1つの高圧電源回路の出力に基づいて各種電圧レベルの高電圧を生成し、各負荷に一定の高電圧を供給することにより、高圧電源回路の共通化を図り、小型化、及びコストダウンを図ることも考えられるが、この場合には、各負荷に供給される電圧は常に一定となり、温度等の環境の変化に応じて各負荷への供給電圧を変化させることができず、画質が劣化することがある。
【0004】
従って、現実には、1つの高圧電源回路を設けると共に、この高圧電源回路から出力された電圧のレベルを個別に変化させる高圧制御回路を負荷毎に設け、シーケンス制御部により各高圧制御回路の出力電圧や出力タイミングをコントロールしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の画像形成装置は、画質向上のための各種の処理機能等が追加されており、それら処理機能のために必要とされる電圧レベルの数も増大し、それに伴って、シーケンス制御部から供給すべき制御信号の数も格段に増大してきた。
【0006】
さらに、シーケンス制御部と高圧電源回路や高圧制御回路等の電源系とは異なる回路基板、又はユニットに組込まれることが多く、このため、シーケンス制御部と電源系を接続するケーブルの数が増え、機器の小型化を阻害し、コストアップを招いていた。
【0007】
この弊害を防止するために、シーケンス制御部から伝送する制御信号をシリアルデータにすることにより、1つのシリアルケーブルを用いて複数の高圧出力を制御する方式が考えられる。
【0008】
ただし、この方式では、高圧電源回路内の交流回路等にて発生するノイズ等の外乱要因がシリアルデータに重畳されて制御信号が変化することにより、高圧制御回路が誤動作し、高圧制御回路から負荷に供給する高電圧が変動して、画質の劣化を招くことが予想される。
【0009】
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、その課題は、装置の性能を劣化させることなく、シリアルケーブルを用いて複数の高圧出力を制御できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、それぞれ異なる負荷へ出力する高電圧を生成する複数の高圧制御手段を含む電源部と、前記複数の高圧制御手段から出力すべき複数の高電圧の目標値を前記電源部へ伝送する制御部と、を有する電源制御装置において、前記制御部は、前記目標値をシリアル信号で前記電源部に伝送する伝送部と、前記電源部から送信される前記複数の高圧制御手段の出力の1つ或いは前記複数の高圧制御手段への入力の1つの信号を受信する受信部と、を有し、前記電源部は、前記伝送部により伝送されたシリアル信号をパラレル信号に変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたパラレル信号に含まれる目標値をラッチし、対応する高圧制御手段へ出力するラッチ回路と、前記複数の高圧制御手段の出力の1つを選択し、前記制御部の受信部へ送信するマルチプレクサと、を有し、前記制御部は、前記受信部で受信した信号と該信号に対応する伝送済の目標値とを比較し、伝送済の目標値が変動したか否かを判定し、変動したと判定した場合は、前記目標値を前記伝送部により再伝送することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源制御装置の概略構成を示すブロック図であり、本電源制御装置は、電子写真式の画像形成装置に適用することを想定した装置である。
【0014】
図1に示したように、制御ユニットU1、電源ユニットU2を有している。制御ユニットU1は、一連の画像形成処理を行なうためのシーケンス制御を行うコントローラ1と、A/Dコンバータ7を有している。電源ユニットU2は、シフトレジスタ2、デコーダ3、高圧生成回路4、アナログマルチプレクサ5、ラッチ6,11〜18、D/Aコンバータ21〜28、高圧制御回路31〜38を有している。
【0015】
コントローラ1は、メモリ1aを有しており、このメモリ1aには、各負荷(図示省略)に供給すべき高電圧の電圧値が記憶されている。なお、各負荷は、原則として高圧制御回路31〜38と一対一に設けられ、各負荷に供給すべき電圧値は、温度等の各種の環境条件と対応して各負荷に対して夫々複数記憶されている。そして、コントローラ1は、温度等の環境条件に見合った各負荷に最適な電圧値を選択して、目標電圧値として順次電源ユニットU2に出力する。
【0016】
この際、コントローラ1は、目標電圧値をシリアルデジタルデータ信号として出力すると共に、クロック信号、セット信号を生成して、電源ユニットU2に供給する。なお、上記シリアルデータ信号の単位は12ビットであり、そのうち8ビットは目標電圧値を示し、4ビットはセレクト信号を示している。
【0017】
シリアルデータ信号とクロック信号はシフトレジスタ2に入力され、セット信号はデコーダ3とラッチ6に入力される。シフトレジスタ2の12ビットの出力D0〜D11のうち、D0〜D7の8ビットは、目標電圧値として8ビットの各ラッチ11〜18に入力される。また、D8〜D11の4ビットの出力は、セレクト信号としてデコーダ3、及びラッチ6に入力される。
【0018】
ラッチ6の出力は、セレクト信号としてアナログマルチプレクサ5に入力される。デコーダ3は、D8〜D11の4ビットのセレクト信号をデコードし、そのデコード結果に基づいて、ラッチ11〜18のうちの1つのラッチにセット信号を供給する。これらラッチ11〜18の8ビットのデジタル出力、すなわち目標電圧値は、当該ラッチにセット信号が入力されることにより、対応するD/Aコンバータ21〜28に夫々入力される。
【0019】
D/Aコンバータ21〜28は、シフトレジスタ2、ラッチ11〜18を経由して入力されたデジタル信号としての目標電圧値をアナログ信号に変換して、対応する高圧制御回路31〜38に夫々出力すると共に、アナログマルチプレクサ5にも出力する。また、高圧制御回路31〜38には、高圧生成回路4により生成された高電圧も共通に入力される。
【0020】
これら高圧制御回路31〜38は、高圧生成回路4から入力された高電圧の電圧レベルを、対応するD/Aコンバータ21〜28から入力された目標電圧値の電圧レベルに変換して、図示省略した対応する各負荷に夫々供給する。また、アナログマルチプレクサ5は、D/Aコンバータ21〜28から入力された目標電圧値、すなわち高圧制御回路31〜38に出力された目標電圧値を、検出電圧信号として、制御ユニットU1内のA/Dコンバータ7に出力する。A/Dコンバータ7は、入力された検出電圧信号をデジタル値に変換して、コントローラ1に入力する。
【0021】
このように、高圧制御回路31〜38に出力された目標電圧値がコントローラ1にフィードバックされるので、コントローラ1は、高圧生成回路4等で発生したノイズ等が、目標電圧値をシリアルデータとして電源ユニットU2に伝送する過程で当該シリアルデータに重畳されたか否かを検知することが可能となる。また、アナログマルチプレクサ5によりフィードバックすべき情報を選択する構成としているので、ハーネス類を削減してコストダウンを図ることが可能となる。
【0022】
図2は、以上の動作を示すタイミングチャートである。
【0023】
12ビット単位のシリアルデジタルデータDIは、クロック信号CLKに同期して、シフトレジスタ2のDi端子に入力される。シフトレジスタ2は、入力されたシリアルデジタルデータDIを、クロック信号CLKに同期させてD0〜D11の12ビットのシフトレジスタに順次シフトさせていき、パラレルデー夕に変換する。シフトレジスタ2の出力のうち、D0〜D7の8ビットのパラレルデータ(目標電圧値)は、ラッチ11〜18に入力され、D8〜D11の4ビットのパラレルデータは、デコーダ3のセレクト入力端子に入力される。
【0024】
シリアルデジタルデータDIがシフトレジスタ2に入力された後、デコーダ3には、コントローラ1からセット信号が入力される。通常、デコーダ3は、セット信号がHiの場合はラッチ信号は出力せず、セット信号がLowの場合にのみD8〜D11の4ビットのセレクト信号で指定されるラッチ11〜18の1つにラッチ信号を供給する。
【0025】
ラッチ11〜18のうちのラッチ信号を供給された1つのラッチは、シフトレジスタ2から出力されているD0〜D7の8ビットのデータをラッチし、対応するD/Aコンバータ21〜28の1つに出力する。8ビットのデータを受け取ったD/Aコンバータ21〜28は、256分解能のアナログ電圧値にD/A変換し、対応する高圧制御回路31〜38の1つと、アナログマルチプレクサ5に出力する。
【0026】
一方、ラッチ6は、セット信号が供給されたラッチ11〜18のセレクト信号D8〜D11をラッチしており、アナログマルチプレクサ5は、そのセレクト信号をラッチ6から受け取って、上記アナログ電圧値を出力したD/Aコンバータ21〜28の出力を選択し、A/Dコンバータ7に電圧検出信号として供給する。A/Dコンバータ7は、アナログの電圧検出信号をデジタル信号に変換して、コントローラ1に入力する。すると、コントローラ1は、電圧検出信号と先に出力した目標電圧値とを比較し、異なる場合は、次のサイクルで、再度、正規の目標電圧値を電源ユニットに出力する。
【0027】
例えば、セレクト信号D8〜D11でラッチ11が指定されたとすると、このラッチ11にセット信号が供給され、ラッチ11は、8ビットの目標電圧値信号D1〜D7をラッチしてD/Aコンバータ21に入力する。D/Aコンバータ21は、入力された目標電圧値信号D8〜D11をアナログ信号に変換して高圧制御回路31に出力する。この際、ラッチ11がラッチする前後でD/Aコンバータ21に入力される目標電圧値信号D8〜D11が変化している場合は、図2に示したVcont1のように、D/Aコンバータ21から出力される目標電圧値(制御電圧)が変化する。
【0028】
また、アナログマルチプレクサ5は、D/Aコンバータ21から出力される目標電圧値を選択して、図2に示したVsenceのように、電圧検出信号としてA/Dコンバータ7に入力する。A/Dコンバータ7は、この電圧検出信号をデジタル値に変換して、コントローラ1に入力する。
【0029】
次に、デコーダ3は、次のセット信号に基づいて、図2に示したラッチ信号Latch2をラッチ12に入力する。すると、同様に、このラッチ12にセット信号が供給され、ラッチ12は、シフトレジスタ2から次に出力された8ビットの目標電圧値信号D1〜D7をラッチしてD/Aコンバータ22に入力する。D/Aコンバータ22は、この入力された目標電圧値信号D8〜D11をアナログ信号に変換して高圧制御回路32に出力する。
【0030】
また、アナログマルチプレクサ5は、D/Aコンバータ22から出力される目標電圧値を選択して、図2に示したVsenceのように、電圧検出信号としてA/Dコンバータ7に入力する。A/Dコンバータ7は、この電圧検出信号をデジタル値に変換して、コントローラ1に入力する。
【0031】
このように、デコーダ3で選択されたラッチ11〜18がラッチ動作を行うタイミングで、D/Aコンバータ21〜28から高圧制御回路31〜38に供給する目標電圧値を更新すると共に(更新前後で目標電圧値が変化しない場合を含む)、更新した目標電圧値を電圧検出信号としてコントローラ1にフィードバックすることにより、目標電圧値が正しく電源ユニットU2に伝送されたか否かをコントローラ1が検知することができる。
【0032】
次に、高圧生成回路4の構成を図3に基づいて説明する。図3は、高圧生成回路4の構成を示す回路図である。図3において、100は発振器であり、この発振器100にて生成されたパルス信号は、抵抗R101を介してFET102のゲート端子に入力される。FET102のドレイン端子はコンバータトランス103の一次巻き線に接続されている。
【0033】
コンバータトランス103の一次巻き線は、バイファーラ巻きの構成となっており、センタタップは抵抗104を介して電源Vccに接続されている。コンバータトランス103の一次巻き線の他端は、ダイオード105のカソード端子に接続され、このダイオード105のアノード端子は、接地されている。コンバータトランス103の二次巻き線の一端は接地され、他端はHVAC出力として、高圧制御回路31〜38に接続されている。
【0034】
発振器100は、コンバータトランス103を駆動する周波数のパルスを生成する。FET102は、発振器100にて生成されたパルスによりスイッチング動作する。このFET102のスイッチング動作によりコンバータトランス103は励磁され、二次巻き線に高圧の交流電圧が生成される。この高圧交流電圧は、HVAC信号として各高圧制御回路31〜38に供給される。
【0035】
次に、高圧制御回路31〜38の構成を図4に基づいて説明する。図4は、高圧生成回路31の構成を示す回路図である。なお、高圧制御回路31〜38の構成は全く同一であり、入出力される目標電圧値が異なるだけなので、ここでは、高圧生成回路31を代表として説明する。
【0036】
図4において、コンデンサ121,122、ダイオード123,124は、整流・平滑回路を構成しており、高圧生成回路4の出力であるHVACを整流・平滑する。この整流・平滑回路の負極側の出力は、高圧出力として対応する負荷に供給される。
【0037】
また、この整流・平滑回路の正極側の出力は、抵抗25を介して高圧トランジスタ126のコレクタ端子に接続されている。また、高圧トランジスタ126のエミッタ端子は、抵抗127を介して接地され、ベース端子は、抵抗128を介してオペアンプ129の出力に接続されている。このオペアンプ129の正極の入力端子は、抵抗130,131を介して高圧出力に接続されると共に、抵抗130,132を介して電源Vccに接続されている。また、オペアンプ129の負極の入力端子には、抵抗133を介してD/Aコンバータ21の出力である目標電圧値(制御電圧)が入力される。
【0038】
このような回路構成の下で、高圧制御回路31の出力電圧をVh1、電源電圧をVcc、制御電圧をVcont1、抵抗130,131の抵抗値を夫々R130,R131とすると、
【0039】
【数1】
Vh1={Vcont1×(R130十R131)−Vcc×R127}÷R130
となり、制御電圧Vcont1により高圧制御回路31の出力電圧Vh1を制御できることが判る。
【0040】
以上の構成により、コントローラ1において、メモリ1aに保存されている値を元に、目標電圧値に対応するシリアルデータを生成し、高圧ユニットU2に送出すると共に、D/Aコンバータ21の出力信号(目標電圧値)をコントローラ1にフィードバックし、先に送出した目標電圧値と比較することにより、高圧生成回路4にて発生したノイズ等の外乱要因により、目標電圧値が電源ユニットU2にシリアル伝送される過程で変動した否かを判定し、目標電圧値が変動した場合は、再び正規の目標電圧値を電源ユニットにU2に送出することにより、高圧制御回路31の出力電圧を正規の目標電圧に戻す。
【0041】
この変動した目標電圧値を高圧制御回路31に与えた時点から正規の目標電圧値を高圧制御回路31に与えるまでの所要時間を、画像形成のプロセスより十分に速くすることにより、画像の劣化を防ぐことが可能になる。
【0042】
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態を図5、図6に基づいて説明する。
【0043】
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電源制御装置の概略構成を示すブロック図であり、本電源制御装置も、電子写真式の画像形成装置に適用することを想定した装置である。
【0044】
図5において、高圧制御回路81〜88の出力が電圧検出信号としてアナログマルチプレクサ5に入力されており、他は図1に示した第1の実施形態と同様である。
【0045】
図6は高圧制御回路81の回路図である。なお、高圧制御回路82〜88も高圧制御回路81と全く同様に構成されている。
【0046】
図6において、オぺアンプ29の正極の入力端子に入力される抵抗31,32により高圧の出力電圧Vh1を分圧した低圧の電圧を、検出信号Vsence1としてアナログマルチプレクサ5に供給することにより、アナログマルチプレクサ5等のデバイスが高電圧で破壊きされるのを防止している。他は第1の実施形態に係る図4の高圧制御回路と同様である。
【0047】
図6において、高圧制御回路31の出力電圧をVh1、電源電圧をVcc、電圧検出信号をVsence1、抵抗130,131の抵抗値を夫々R130,R131とすると、
【0048】
【数2】
Vh1={Vsence1×(R130十R131)−Vcc×R127}÷R130
となり、電圧検出信号Vsence1により高圧制御回路31の出力電圧Vh1を制御できることが判る。
【0049】
従って、コントローラ1において、メモリ1aに保存されている値を元に、目標電圧値に対応するシリアルデータを生成し、高圧ユニットU2に送出すると共に、高圧制御回路31の出力電圧をコントローラ1にフィードバックし、先に送出した目標電圧値と比較することにより、高圧生成回路4にて発生したノイズ等の外乱要因により、目標電圧値が電源ユニットU2にシリアル伝送される過程で変動した否かを判定し、目標電圧値が変動した場合は、再び正規の目標電圧値を電源ユニットU2に送出することにより、高圧制御回路31の出力電圧を正規の目標電圧に戻す。
【0050】
この変動した目標電圧値を高圧制御回路31に与えた時点から正規の目標電圧値を高圧制御回路31に与えるまでの所要時間を、画像形成のプロセスより十分に速くすることにより、画像の劣化を防ぐことが可能になる。
【0051】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、例えば、D/Aコンバータの代わりにPWM回路を用いることも可能である。また、画像形成装置以外の装置に適用することも可能である。
【0052】
さらに、帯電器、現像器などの負荷に印加される出力電圧、及び出力電流を検出し、この検出信号をシーケンスコントローラで処理して負荷のインピーダンスを測定して、負荷のインピーダンスに最適な電圧を供給することにより、最適な画像形成を行うことも可能である。帯電器などは環境や材質のバラツキなどによりインピーダンスが大きく変化する場合があるため、この効果は絶大である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、それぞれ異なる負荷へ出力する高電圧を生成する複数の高圧制御手段を含む電源部と、前記複数の高圧制御手段から出力すべき複数の高電圧の目標値を前記電源部へ伝送する制御部と、を有する電源制御装置において、前記制御部は、前記目標値をシリアル信号で前記電源部に伝送する伝送部と、前記電源部から送信される前記複数の高圧制御手段の出力の1つ或いは前記複数の高圧制御手段への入力の1つの信号を受信する受信部と、を有し、前記電源部は、前記伝送部により伝送されたシリアル信号をパラレル信号に変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたパラレル信号に含まれる目標値をラッチし、対応する高圧制御手段へ出力するラッチ回路と、前記複数の高圧制御手段の出力の1つを選択し、前記制御部の受信部へ送信するマルチプレクサと、を有し、前記制御部は、前記受信部で受信した信号と該信号に対応する伝送済の目標値とを比較し、伝送済の目標値が変動したか否かを判定し、変動したと判定した場合は、前記目標値を前記伝送部により再伝送するので、装置の性能を劣化させることなく、シリアルケーブルを用いて複数の高圧出力を制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電源制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による電源制御系の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態による電源制御系の高圧生成回路の回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による電源制御系の高圧制御回路の回路図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による電源制御系のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による電源制御系の高圧制御回路の回路図である。
【符号の説明】
1…コントローラ
1a…メモリ
2…シフトレジスタ
3…デコーダ
4…高圧生成回路
5…アナログマルチプレクサ
6,11〜18…ラッチ
7…A/Dコンバータ
21〜28…D/Aコンバータ
31〜38,81〜88…高圧制御回路
131,132…分圧抵抗
DI…シリアルデジタルデータ
U1…制御ユニット
U2…電源ユニット
Vcont1,Vcont2…制御電圧
Vsence…電圧検出信号
Claims (5)
- それぞれ異なる負荷へ出力する高電圧を生成する複数の高圧制御手段を含む電源部と、
前記複数の高圧制御手段から出力すべき複数の高電圧の目標値を前記電源部へ伝送する制御部と、
を有する電源制御装置において、
前記制御部は、前記目標値をシリアル信号で前記電源部に伝送する伝送部と、
前記電源部から送信される前記複数の高圧制御手段の出力の1つ或いは前記複数の高圧制御手段への入力の1つの信号を受信する受信部と、
を有し、
前記電源部は、前記伝送部により伝送されたシリアル信号をパラレル信号に変換する変換手段と、
前記変換手段で変換されたパラレル信号に含まれる目標値をラッチし、対応する高圧制御手段へ出力するラッチ回路と、
前記複数の高圧制御手段の出力の1つを選択し、前記制御部の受信部へ送信するマルチプレクサと、
を有し、
前記制御部は、前記受信部で受信した信号と該信号に対応する伝送済の目標値とを比較し、伝送済の目標値が変動したか否かを判定し、変動したと判定した場合は、前記目標値を前記伝送部により再伝送することを特徴とする電源制御装置。 - 前記複数の高圧制御手段は、それぞれ負荷に出力する高電圧を分圧した低電圧を前記マルチプレクサに出力することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
- 前記伝送部は、前記複数の高圧制御手段の中から1つを選択するセレクト情報と共に前記目標値をシリアル信号で前記電源部に伝送することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の電源制御装置。
- 前記電源部は、前記ラッチ回路にラッチされる目標値をアナログ信号に変換して対応する前記高圧制御手段に出力するD/Aコンバータを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電源制御装置。
- 前記制御部は、前記受信部で受信した前記高圧制御手段の出力に基づいて負荷のインピーダンスを測定し、測定したインピーダンスに基づいて前記目標値を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電源制御装置。
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