JP4499051B2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに用いられるシリンダヘッドガスケットに関し、詳しくは、オープンデッキエンジンに用いて好適なシリンダヘッドガスケットに関する。
一般に、自動車用のエンジンにおいては、シリンダボアを構成するシリンダブロックとシリンダヘッドとの間にシリンダヘッドガスケットを介在させて、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間のシールを維持するようにしている。
ところで、近年の自動車用エンジンの高性能化に伴って燃焼圧を高く設定しているものがある。
その場合、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間が開く傾向にあるため、シリンダヘッド側に位置する第1ガスケット基板と、シリンダブロック側に位置する第2ガスケット基板と、これら両ガスケット基板の間に介在させたインナー基板とを備えた3層構造のシリンダヘッドガスケットを用い、そのインナー基板に、シリンダヘッドガスケットの所要箇所においてシリンダボアの位置にあわせて穿設した燃焼室孔を囲繞する環状段部を設けることによって、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を高めるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−322945号公報
ところが、上記従来のものでは、燃焼室孔を囲繞する環状段部を有するインナー基板によって、シリンダヘッドガスケットによる燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間の荷重負担が大きくなる反面、シリンダヘッドガスケットによる反燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間の荷重負担が小さくなってしまう。
このため、シリンダヘッドガスケットの燃焼室孔側と反燃焼室孔側とで荷重分担負担率に大きな差が生じ、シリンダヘッドガスケットによるシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が荷重負担率の大きな燃焼室孔側では確保されてはいるものの、シリンダヘッドガスケットによるシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が荷重負担率の小さな反燃焼室孔側では相対的に悪化することになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シリンダヘッドガスケットの燃焼室孔側と反燃焼室孔側とで荷重分担負担率に差が生じないようにして、シリンダヘッドガスケットによるシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を反燃焼室孔側においても向上させることができるシリンダヘッドガスケットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、シリンダボアを構成するシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在されるシリンダヘッドガスケットを前提とし、上記シリンダヘッド側に位置する第1ガスケット基板と、上記シリンダブロック側に位置する第2ガスケット基板と、これら両ガスケット基板の間に介在させたインナー基板と、上記インナー基板と第1ガスケット基板または第2ガスケット基板との間に介在させたシムとを備えるとともに、上記両ガスケット基板、インナー基板およびシムを上下方向に積層させて一体に形成し、その積層体の所要箇所に、上記シリンダボアの位置にあわせて穿設された複数の 燃焼室孔を設けている。
また、上記第1および第2ガスケット基板とインナー基板とは、同一材料であって、全域が同一厚さとなる比較的硬質でばね性を有するSUS材によって構成されている。
そして、上記両ガスケット基板の燃焼室孔側に、それぞれ上方または下方に膨出するフルビード部が形成される一方、前記インナー基板の燃焼室孔側には、前記インナー基板には前記フルビード部が形成されず、上記両ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側に、それぞれ上方または下方に膨出するハーフビード部を形成し、上記両ガスケット基板のフルビード部を、それぞれ上下方向に対向する位置で膨出方向を互いに異ならせた向きに膨出させている一方、上記両ガスケット基板およびインナー基板のハーフビード部を、それぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を交互に異ならせた向きに膨出させている。
更に、上記シムを、上記第1ガスケット基板とインナー基板との間において上記第1および第2ガスケット基板のフルビード部同士が上下方向で対向する位置、または上記第2ガスケット基板とインナー基板との間において上記第1および第2ガスケット基板のフルビード部同士が上下方向で対向する位置に介在させている。
この特定事項により、第1および第2ガスケット基板の燃焼室孔側においてそれぞれフルビード部が上下方向に対向する位置で膨出方向を互いに異ならせた向きに膨出しているとともに、第1ガスケット基板とインナー基板との間、または第2ガスケット基板とインナー基板との間においてフルビード部同士が上下方向で対向する位置にシムが介在されているので、シリンダヘッドガスケットをシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在させて締結ボルトなどによって一体に連結すると、第1および第2ガスケット基板の互いの頂部同士または凹部同士をインナー基板およびシムを介して向き合わせたフルビード部がそれぞれ上下方向から圧縮されて変形し、そのフルビード部同士が上下方向で対向する位置に介在させたシムと相俟ってシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での燃焼室孔側の荷重負担が確保され、シリンダヘッドガスケットによるシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が燃焼室孔側において高められることになる。
また、両ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側においてそれぞれハーフビード部が上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を交互に異ならせた向きに膨出しているので、シリンダヘッドガスケットをシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介在させて締結ボルトなどによって一体に連結すると、両ガスケット基板およびインナー基板の凹部と頂部を交互に向き合わせたハーフビード部がそれぞれ上下方向から圧縮されて変形することになり、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間での反燃焼室孔側の荷重負担も確保され、シリンダヘッドガスケットによるシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が反燃焼室孔側においても高められることになる。
これにより、シリンダヘッドガスケットの燃焼室孔側と反燃焼室孔側とで荷重分担負担率に大きな差が生じることはなく、シリンダヘッドガスケットによる燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を高めつつ、シリンダヘッドガスケットによる反燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を向上させることが可能となる。
しかも、両ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側にそれぞれハーフビード部が設けられていることにより、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間においてシリンダヘッドガスケットの反燃焼室孔側に作用する応力がフルビード部を設けた場合に比して緩和され、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対し追従する際のシリンダヘッドガスケットの反燃焼室孔側での疲労強度を向上させることも可能となる。
以上、要するに、両ガスケット基板の燃焼室孔側において互いに膨出方向が異なるフルビード部と、そのフルビード部同士と対向する位置のシムとによって、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間での燃焼室孔側の荷重負担を確保している一方、両ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側において上から順に膨出方向が交互に異なるハーフビード部によってシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での反燃焼室孔側の荷重負担も確保し、シリンダヘッドガスケットの燃焼室孔側と反燃焼室孔側との荷重分担負担率に大きな差を生じさせることがなくなって、シリンダヘッドガスケットによる燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を高めつつ、シリンダヘッドガスケットによる反燃焼室孔側でのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を向上させることができる。
しかも、各ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側のハーフビード部によって、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間においてシリンダヘッドガスケットの反燃焼室孔側に作用する応力を緩和し、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間での開きに対し追従する際のシリンダヘッドガスケットの反燃焼室孔側での疲労強度を向上させることもできる。
本発明の一実施形態を示したシリンダヘッドガスケットの平面図である。 図1のA−A線において切断した断面図である。 本発明の他の実施形態を示す図2相当図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態である直列4気筒エンジン用のシリンダヘッドガスケットを示し、このシリンダヘッドガスケット1が適用されたエンジンEのシリンダブロックE1には、ピストンの数に合わせた貫通孔E2が穿設されており、これら各貫通孔E2に円筒形のシリンダライナーE3が圧入されている。つまり、本実施形態のシリンダヘッドガスケット1が適用されるエンジンEは、シリンダライナーE3の内部によってシリンダボアE4を構成したものが前提となっている。
シリンダヘッドガスケット1は、シリンダボアE4を構成するシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間に介在され、従来周知のように、下方側のシリンダブロックE1と上方側のシリンダヘッドとを締結ボルトによって一体に連結することにより、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間に挟持されて両者間をシールするようになっている。このシリンダヘッドガスケット1は、シリンダヘッド側(図2では上面側)に位置する第1ガスケット基板11と、シリンダブロックE1側(図2では下面側)に位置する第2ガスケット基板12と、これら両ガスケット基板11,12の間に介在させたインナー基板13と、このインナー基板13と第2ガスケット基板12との間に介在させたシム14とを備えている。そして、上記両ガスケット基板11,12、インナー基板13およびシム14は、後述する水孔17の位置で従来公知の連結手段(例えばランスロック等)によって相互に一体に連結されて積層体(シリンダヘッドガスケット1)を構成している。また、シリンダヘッドガスケット1の所要箇所には、上記シリンダボアE4の位置にあわせて穿設された4つの燃焼室孔15,15,…が設けられている。
第1および第2ガスケット基板11,12とインナー基板13とは、全域が同一厚さとなる比較的硬質でばね性を有するSUS材(例えばSUS301)によって構成されている。また、シム14は、全域が同一厚さとなる比較的軟質のSUS材(例えばSUS304)によって構成されている。
第1および第2ガスケット基板11,12の燃焼室孔15側(図2では左側)には、それぞれ上下方向に対向する位置で膨出方向を互いに異ならせた向きに膨出するフルビード部11a,12aが形成されている。具体的には、第1ガスケット基板11の燃焼室孔15側には、シリンダヘッド側(上方側)へ向けて膨出する断面略台形状のフルビード部11aが形成されている一方、第2ガスケット基板12の燃焼室孔15側には、シリンダブロック側(下方側)へ向けて膨出する断面略台形状のフルビード部12aが形成されている。この場合、第1および第2ガスケット基板11,12のフルビード部11a,12aは、互いの頂部11a1,12a1同士が離反し合い、凹部同士がインナー基板13およびシム14を介して向き合っている。
また、両ガスケット基板11,12およびインナー基板13の反燃焼室孔15側(図2では右側)には、それぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を交互に異ならせた向きに膨出するハーフビード部11b,12b,13bが形成されている。具体的には、第1ガスケット基板11の反燃焼室孔15側(図2では右側)には、シリンダヘッド側へ向けて膨出するハーフビード部11bが形成され、インナー基板13の反燃焼室孔1
5側(図2では右側)には、シリンダブロックE1側へ向けて膨出するハーフビード部13bが形成され、更に、第2ガスケット基板12の反燃焼室孔15側には、シリンダヘッド側(上方側)へ向けて膨出するハーフビード部12bが形成されている。この場合、第1ガスケット基板11のハーフビード部11bとインナー基板13のハーフビード部13bとは、互いの頂部11b1,13b1同士が離反し合って凹部同士が向き合っている一方、インナー基板13のハーフビード部13bと第2ガスケット基板12のハーフビード部12bとは、互いの凹部同士が離反し合って頂部13b1,12b1同士が向き合っていて、第1ガスケット基板11、インナー基板13および第2ガスケット基板12のハーフビード部11b,12b,13bは、その凹部と頂部13b1,12b1が上から順に交互に向き合っている。
そして、第1および第2ガスケット基板11,12のフルビード部11a,12aは、互いの幅(図2では左右方向の寸法)と膨出量がともに同一に設定され、それぞれ上下方向で互いに対向する位置に設けられている。つまり、第1および第2ガスケット基板11,12のフルビード部11a,12aは、燃焼室孔15の周縁部から第1ガスケット基板11のフルビード部11aの頂部11a1までの寸法と、燃焼室孔15の周縁部から第2ガスケット基板12のフルビード部12aの頂部12a1までの寸法が同じ寸法に設定されている。この両フルビード部11a,12aは、シリンダライナーE3の上方位置から反燃焼室側15側に外れたシリンダブロックE1の上面E11の上方側に位置している。この場合、両フルビード部11a,12aの幅は、2.60mmに設定されてあり、また、両フルビード部11a,12aの膨出量は、0.18mmに設定されている。なお、両フルビード部11a,12aの幅は、1.40〜3.50mmの範囲に設定されていればよく、また、両フルビード部11a,12aの膨出量は、0.09〜0.30mmの範囲に設定されていればよい。
また、両ガスケット基板11,12およびインナー基板13のハーフビード部11b,12b,13bは、膨出端をそのまま反燃焼室孔15側に延ばした断面形状を呈し、それぞれ上下方向で互いに対向する位置に設けられている。つまり、両ガスケット基板11,12およびインナー基板13のハーフビード部11b,12b,13bの幅(図2では左右方向の寸法)と膨出量はともに同一に設定され、燃焼室孔15の周縁部から第1ガスケット基板11のハーフビード部11bの頂部11b1までの寸法と、燃焼室孔15の周縁部から第2ガスケット基板12のハーフビード部12bの頂部12b1までの寸法と、燃焼室孔15の周縁部からインナー基板13のハーフビード部13bの頂部13b1までの寸法とは同じ寸法に設定されている。この場合、各ハーフビード部11b,12b,13bの幅は、1.30mmに設定されてあり、また、各ハーフビード部11b,12b,13bの膨出量は、フルビード部11a,12aと同じ0.18mmに設定されている。なお、各ハーフビード部11b,12b,13bの幅は、1.40〜3.50mmの範囲に設定されていればよく、また、各ハーフビード部11b,12b,13bの膨出量は、0.09〜0.30mmの範囲に設定されていればよい。
更に、シム14は、第2ガスケット基板12とインナー基板13との間において第1および第2ガスケット基板11,12のフルビード部11a,12a同士が対向する位置に介在されている。また、シム14は、冷却水が流通する複数の水孔17の周縁部から燃焼室孔15の周縁部までの領域に位置している。そして、図1に示すように、両ガスケット基板11,12およびインナー基板13には、シリンダブロックE1のシリンダボアE4に合わせて穿設した4箇所の燃焼室孔15と、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとを締結する締結ボルトが貫通される複数のボルト孔16と、冷却水が流通する複数の水孔17とがそれぞれ形成されている。
したがって、上記実施形態では、第1ガスケット基板11のフルビード部11aと、第
2ガスケット基板12のフルビード部12aとが燃焼室孔15側において上下方向に対向する位置で膨出方向を上下方向に互いに異ならせた向きに膨出して凹部同士を向き合わせているとともに、第2ガスケット基板12とインナー基板13との間においてフルビード部11a,12a同士が対向する位置(燃焼室孔15側)にシム14が介在されているので、シリンダヘッドガスケット1をシリンダヘッドとシリンダブロックE1との間に介在させて締結ボルトによって一体に連結すると、第1および第2ガスケット基板11,12の互いの凹部同士をインナー基板13およびシム14を介して向き合わせたフルビード部11a,12aがそれぞれ上下方向から圧縮されて変形し、第2ガスケット基板12とインナー基板13との間に介在させたシム14と相俟ってシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での燃焼室孔15側の荷重負担が確保され、シリンダヘッドガスケット1によるシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が燃焼室孔15側において高められている。一方、第1ガスケット基板11のシリンダヘッド側へ向けて膨出するハーフビード部11bと、インナー基板13のシリンダブロックE1側へ向けて膨出するハーフビード部13bと、第2ガスケット基板12のシリンダヘッド側へ向けて膨出するハーフビード部12bとが反燃焼室孔15側においてそれぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を上下方向に交互に異ならせた向きに膨出しているので、シリンダヘッドガスケット1をシリンダヘッドとシリンダブロックE1との間に介在させて締結ボルトによって一体に連結すると、両ガスケット基板11,12およびインナー基板13の凹部と頂部13b1,12b1を交互に向き合わせたハーフビード部11b,13b,12bがそれぞれ上下方向から圧縮されて変形して、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での反燃焼室孔15側の荷重負担も確保され、シリンダヘッドガスケット1によるシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が反燃焼室孔15側においても高められている。
これにより、シリンダヘッドガスケット1の燃焼室孔15側と反燃焼室孔15側とで荷重分担負担率に大きな差が生じることはなく、シリンダヘッドガスケット1による燃焼室孔15側でのシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を高めつつ、シリンダヘッドガスケット1による反燃焼室孔15側でのシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を向上させることができる。
しかも、各ガスケット基板11,12およびインナー基板13の反燃焼室孔15側にそれぞれハーフビード部11b,12b,13bが設けられていることにより、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間においてシリンダヘッドガスケット1の反燃焼室孔15側に作用する応力がフルビード部を設けた場合に比して緩和され、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対し追従する際のシリンダヘッドガスケット1の反燃焼室孔15側での疲労強度を向上させることもできる。
次に、本発明の他の実施形態を図3に基づいて説明する。
この実施形態では、シリンダヘッドガスケットの構成を変更している。なお、シリンダヘッドガスケットの構成を除くその他の構成は、図1、図2の実施形態の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施形態では、図3に示すように、シリンダヘッドガスケット2は、シリンダヘッド側(図3では上面側)に位置する第1ガスケット基板21と、シリンダブロックE1側(図3では下面側)に位置する第2ガスケット基板22と、これら両ガスケット基板21,22の間に介在させたインナー基板23と、このインナー基板23と第2ガスケット基板22との間に介在させたシム24とを備えている。そして、上記両ガスケット基板21,22、インナー基板23およびシム24は、水孔17の位置で連結手段(例えばランスロック等)によって相互に一体に連結されて積層体(シリンダヘッドガスケット2)を構成している。
また、シリンダヘッドガスケット2の所要箇所には、上記シリンダボアE4の位置にあわせて穿設された4つの燃焼室孔25,25,…が設けられている。
第1および第2ガスケット基板21,22は、全域が同一厚さとなる比較的硬質でばね性を有するSUS材(例えばSUS301)によって構成されている。
また、インナー基板23は、全域が同一厚さとなるZnめっき鋼板(例えばSPCC材+Znめっき)によって構成されている。更に、シム24は、全域が同一厚さとなる比較的軟質のSUS材(例えばSUS304)によって構成されている。
第1および第2ガスケット基板21,22の燃焼室孔25側(図3では左側)には、それぞれ上下方向に対向する位置で膨出方向を互いに異ならせた向きに膨出するフルビード部21a,22aが形成されている。
具体的には、第1ガスケット基板21の燃焼室孔25側には、シリンダブロックE1側(下方側)へ向けて膨出する断面略台形状のフルビード部21aが形成されている一方、第2ガスケット基板22の燃焼室孔25側には、シリンダヘッド側(上方側)へ向けて膨出する断面略台形状のフルビード部22aが形成されている。
この場合、第1および第2ガスケット基板21,22のフルビード部21a,22aは、互いの頂部21a1,22a1同士がインナー基板23およびシム24を介して向き合い、凹部同士が離反し合っている。
また、両ガスケット基板21,22およびインナー基板23の反燃焼室孔25側(図3では右側)には、それぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を交互に異ならせた向きに膨出するハーフビード部21b,22b,23bが形成されている。
具体的には、第1ガスケット基板21の反燃焼室孔25側(図3では右側)には、シリンダブロックE1側(下方側)へ向けて膨出するハーフビード部21bが形成され、インナー基板23の反燃焼室孔25側(図3では右側)には、シリンダヘッド側(上方側)へ向けて膨出するハーフビード部23bが形成され、更に、第2ガスケット基板22の反燃焼室孔25側には、シリンダブロックE1側へ向けて膨出するハーフビード部22bが形成されている。
この場合、第1ガスケット基板21のハーフビード部21bとインナー基板23のハーフビード部23bとは、互いの凹部同士が離反し合って頂部21b1,23b1同士が向き合っている一方、インナー基板23のハーフビード部23bと第2ガスケット基板22のハーフビード部22bとは、互いの頂部23b1,22b1同士が向き合って頂部23b1,22b1同士が離反し合っていて、第1ガスケット基板21、インナー基板23および第2ガスケット基板22のハーフビード部11b,12b,13bは、その凹部と頂部23b1,22b1が上から順に交互に向き合っている。
そして、第1および第2ガスケット基板21,22のフルビード部21a,22aは、互いの幅(図3では左右方向の寸法)と膨出量がともに同一に設定され、それぞれ上下方向で互いに対向する位置に設けられている。
つまり、第1および第2ガスケット基板21,22のフルビード部21a,22aは、燃焼室孔25の周縁部から第1ガスケット基板21のフルビード部21aの頂部21a1までの寸法と、燃焼室孔25の周縁部から第2ガスケット基板22のフルビード部22aの頂部22a1までの寸法が同じ寸法に設定されている。
この両フルビード部21a,22aは、シリンダライナーE3の上方位置から反燃焼室側25側に外れたシリンダブロックE1の上面E11の上方側に位置している。
この場合、両フルビード部21a,22aの幅は、2.60mmに設定されてあり、また、両フルビード部21a,22aの膨出量は、0.18mmに設定されている。なお、両フルビード部21a,22aの幅は、1.40〜3.50mmの範囲に設定されていればよく、また、両フルビード部21a,22aの膨出量は、0.09〜0.30mmの範囲に設定されていればよい。
また、両ガスケット基板21,22およびインナー基板23のハーフビード部21b,22b,23bは、膨出端をそのまま反燃焼室孔25側に延ばした断面形状を呈し、それぞれ上下方向で互いに対向する位置に設けられている。
つまり、両ガスケット基板21,22およびインナー基板23のハーフビード部21b,22b,23bの幅(図3では左右方向の寸法)と膨出量はともに同一に設定され、燃焼室孔25の周縁部から第1ガスケット基板21のハーフビード部21bの頂部21b1までの寸法と、燃焼室孔25の周縁部から第2ガスケット基板22のハーフビード部22bの頂部22b1までの寸法と、燃焼室孔25の周縁部からインナー基板23のハーフビード部23bの頂部23b1までの寸法とは同じ寸法に設定されている。
この場合、各ハーフビード部21b,22b,23bの幅は、1.30mmに設定されてあり、また、各ハーフビード部21b,22b,23bの膨出量は、フルビード部21a,22aと同じ0.18mmに設定されている。なお、各ハーフビード部21b,22b,23bの幅は、1.40〜3.50mmの範囲に設定されていればよく、また、各ハーフビード部21b,22b,23bの膨出量は、0.09〜0.30mmの範囲に設定されていればよい。
更に、シム24は、第2ガスケット基板22とインナー基板23との間において第1および第2ガスケット基板21,22のフルビード部21a,22a同士が対向する位置に介在されている。また、シム24は、冷却水が流通する複数の水孔17の周縁部から燃焼室孔25の周縁部までの領域に位置している。
したがって、上記実施形態では、第1ガスケット基板21のフルビード部21aと、第2ガスケット基板22のフルビード部22aとが燃焼室孔25側において上下方向に対向する位置で膨出方向を上下方向に互いに異ならせた向きに膨出して頂部21a1,22a1同士を向き合わせているとともに、第2ガスケット基板22とインナー基板23との間においてフルビード部21a,22a同士が対向する位置(燃焼室孔25側)にシム24が介在されているので、シリンダヘッドガスケット2をシリンダヘッドとシリンダブロックE1との間に介在させて締結ボルトによって一体に連結すると、第1および第2ガスケット基板21,22の互いの頂部21a1,22a1同士をインナー基板23およびシム24を介して向き合わせたフルビード部21a,22aがそれぞれ上下方向から圧縮されて変形し、第2ガスケット基板22とインナー基板23との間に介在させたシム24と相俟ってシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での燃焼室孔25側の荷重負担が確保され、シリンダヘッドガスケット2によるシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が燃焼室孔25側において高められている。
一方、第1ガスケット基板21のシリンダブロックB1側へ向けて下方に膨出するハーフビード部21bと、インナー基板13のシリンダヘッド側へ向けて膨出するハーフビード部23bと、第2ガスケット基板22のシリンダブロックB1側へ向けて膨出するハーフビード部22bとが反燃焼室孔25側においてそれぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を上下方向に交互に異ならせた向きに膨出しているので、シリンダヘッドガスケット2をシリンダヘッドとシリンダブロックE1との間に介在させて締結ボルトによって一体に連結すると、両ガスケット基板21,22およびインナー基板23の凹部と頂部23b1,22b1を交互に向き合わせたハーフビード部21b,23b,22bがそれぞれ上下方向から圧縮されて変形して、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での反燃焼室孔25側の荷重負担も確保され、シリンダヘッドガスケット2によるシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性が反燃焼室孔25側においても高められている。
これにより、シリンダヘッドガスケット2の燃焼室孔25側と反燃焼室孔25側とで荷重分担負担率に大きな差が生じることはなく、シリンダヘッドガスケット2による燃焼室孔25側でのシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を高めつつ、シリンダヘッドガスケット2による反燃焼室孔25側でのシリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対する追従性を向上させることができる。
しかも、各ガスケット基板21,22およびインナー基板23の反燃焼室孔25側にそれぞれハーフビード部21b,22b,23bが設けられていることにより、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間においてシリンダヘッドガスケット2の反燃焼室孔25側に作用する応力がフルビード部を設けた場合に比して緩和され、シリンダブロックE1とシリンダヘッドとの間での開きに対し追従する際のシリンダヘッドガスケット2の反燃焼室孔25側での疲労強度を向上させることもできる。
更に、上記各実施形態では、第1ガスケット基板11,21のフルビード部11a,21aの膨出方向とハーフビード部11b,21bの膨出方向とをそれぞれシリンダヘッド側となる上方側またはシリンダブロックE1側となる下方側に一致させたが、第1ガスケット基板のフルビード部の膨出方向とハーフビード部の膨出方向とをそれぞれ一致させる必要がなく、例えば、第1ガスケット基板のフルビード部がシリンダヘッド側となる上方側に膨出させた場合にハーフビード部がシリンダブロック側となる下方側に膨出させていてもよい。
1,2 シリンダヘッドガスケット
11,21 第1ガスケット基板
11a,21a フルビード部
11b,21b ハーフビード部
12,22 第2ガスケット基板
12a,12a′,22a,22a′
フルビード部
12b,22b ハーフビード部
13,23 インナー基板
13a,23a フルビード部
13b,23b ハーフビード部
14,24 シム
15,25 燃焼室孔
E1 シリンダブロック
E4 シリンダボア

Claims (1)

  1. シリンダボアを構成するシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在されるシリンダヘッドガスケットであって、
    上記シリンダヘッド側に位置する第1ガスケット基板と、
    上記シリンダブロック側に位置する第2ガスケット基板と、
    これら両ガスケット基板の間に介在させたインナー基板と、
    上記インナー基板と第1ガスケット基板または第2ガスケット基板との間に介在させたシムと
    を備えているとともに、
    上記両ガスケット基板、インナー基板およびシムは上下方向に積層されて一体に形成され、その積層体の所要箇所には、上記シリンダボアの位置にあわせて穿設された複数の燃焼室孔を備えており、
    上記第1および第2ガスケット基板とインナー基板とは、同一材料であって、全域が同一厚さとなる比較的硬質でばね性を有するSUS材によって構成されており、
    上記両ガスケット基板の燃焼室孔側には、それぞれ上方または下方に膨出するフルビード部が形成される一方、前記インナー基板の燃焼室孔側には、前記フルビード部が形成されず、上記両ガスケット基板およびインナー基板の反燃焼室孔側には、それぞれ上方または下方に膨出するハーフビード部が形成され、
    上記両ガスケット基板のフルビード部は、それぞれ上下方向に対向する位置で膨出方向を互いに異ならせた向きに膨出されている一方、上記両ガスケット基板およびインナー基板のハーフビード部は、それぞれ上下方向に対向する位置で上から順に膨出方向を交互に異ならせた向きに膨出されており、
    上記シムは、上記第1ガスケット基板とインナー基板との間において上記第1および第2ガスケット基板のフルビード部同士が対向する位置、または上記第2ガスケット基板とインナー基板との間において上記第1および第2ガスケット基板のフルビード部同士が対向する位置に介在されていることを特徴とするシリンダヘッドガスケット。
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