JP4498841B2 - Gps相関ピーク信号の探索方法及びこれのためのシステム。 - Google Patents
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Description
前記受信された擬似ランダムコードを利用して、前記GPS受信機はGPS衛星の擬似距離を決定し、前記擬似距離と衛星タイミングとクロックタイミングに対するデータを利用して受信機の位置を算出する。前記擬似距離はそれぞれの衛星から受信されたローカルクロック信号同士の遅延時間値である。一般に、GPS信号は4つ以上の衛星から受信される。前記クロックタイミングに対する衛星データと署名データは一つの衛星が検出されトラッキングする毎にGPS信号から抽出される。GPS信号検出は数秒の間検出されることができ強い信号として受信されて低いエラー率を有するべきである。GPS信号には擬似ランダム(Pseudorandom、PN)コードと言われる高レートの反復信号が含まれている。一般の製品に使用される前記コードはC/A(Coarse/Acquisition)と呼ばれ、1.023MHzの2進位相反転率、即ち、チッピングレートを有しており、1023個のチップが1ミリセカンドに当るコード周期に応じて反復されている。コードシーケンスはゴールドコードに含まれ、それぞれのGPS衛星は固有のゴールドコードに対して信号を提供する。
GPSシステムは複数の衛星を利用して受信機に同時に信号を伝送してこのような複数の信号同士の到着時間差を測定して受信機の位置を決定することができるようにする。一般に、互いに異なる衛星から受信された信号は互いに殆ど直交する擬似ランダム拡散コードを用いるので相互間に大部分干渉されない。このような低い干渉条件は相互間に類似する前記受信された信号の電力大きさによる。
図1は従来のGPS受信機の構成を示すブロック図である。従来のGPS受信機はアンテナ1、ダウンコンバーター2、局部発振器3、A/Dコンバーター4、受信機チャンネル5、受信機プロセッサ6、ナビゲーションプロセッサ7、及び使用者インターフェース8を含む。動作時、前記アンテナ1は1組の衛星から伝送される信号を大気中で受信する。前記ダウンコンバーター2はアンテナ1から受信した高い周波数の信号を局部発振器3により発生された局部発振信号と混合して中間周波数(Intermediate Frequency、以下IFと称する)に変換する。A/Dコンバーター4は受信機チャンネル5での処理のためにアナログ信号であるIF信号をデジタル信号に変換する。受信機チャンネル5に受信された前記IF信号は前記受信機チャンネル5、受信機プロセッサ6、ナビゲーションプロセッサ7によって処理される。前記受信機チャンネル5は製造時N個のチャンネルを有するように設定されることができる。受信機プロセッサ6はそれぞれの衛星に対して複数個の擬似距離を発生させ各チャンネルに対して同位相中間周波数データIと直交位相中間周波数データQとの相関を実施する。前記ナビゲーションプロセッサ7は各衛星毎に異なる擬似距離を用いて位置値を設定する。前記使用者インターフェース8は位置データの表示に利用される。
前記A/Dコンバーター4から受信されたデジタルIF信号は同位相/直交位相乗算器10に提供され、キャリア数値制御発振器(numerical Code Oscillator、NCO)19により同位相サイン信号発生機(sine map)11と直交位相コサイン信号発生機(cosine map)12、または直交位相サイン信号発生機11と同位相コサイン信号発生機12が順次に動作して発生させる信号と乗算される。同位相/直交位相乗算器10の出力はサイン信号発生機11の位相の同位相IF信号とコサイン信号発生機12の位相の直交位相IF信号である。または、サイン信号発生機11の位相の直交位相IFとコサイン信号発生機12の位相の同位相IF信号である。前記受信機プロセッサ6はドップラー(doppler)周波数を発生させるためにキャリア数値制御発振器19を制御する数値コードを発生させる。前記受信機プロセッサ6は且つPNコード発生機16と連動するためにコード数値制御発振器18に入力されるクロック制御信号を発生させる。衛星と関連された擬似ランダムコードはPNコード発生機16により発生される。前記PNコードはコードシフト17によってシフトされ複数個の相関器13に出力される。相関器13は位相シフトされたPNコードを同位相/直交位相乗算器10から受信したIデータ、Qデータと比較して相関を実施する。相関器13から相関されたIとQデータは積分器14に出力されて積分される。サンプリング値とも言われる前記積分値はメモリ15に保存される。大体、受信機チャンネル5のうち前記積分器14により各タップ毎に所定の間、例えば、約1ミリセカンドの間サンプリングされたすべてのサンプリング値をメモリ15に保存する。所定の数のサンプリングの後、サンプリング値はFFT部20に伝わり、高速フリエ変換を経て該当タップに対してピークが存在するかを決定する。万一、ピークが存在すると受信機プロセッサ6は周波数とコード値情報をタップから抽出して捕捉するための擬似距離を計算する。
このような過程において多くの正のデータが受信機のメモリ15に保存されるべきであることが確認できる。従って、十分な容量を有するメモリが要求される。また、メモリデータのアクセスが可能でなければならないのでメモリアクセス時間は捕捉速度に影響を及ぼし、よって、受信機の性能にも重要な要素である。
本発明の他の目的は、前記した方法を実施するためのシステムを提供することにある。
前記サンプリングされたI値及びQ値は、現在のIサンプル値と現在のQサンプル値がすぐ以前のIサンプル値またはQサンプル値と互いに符号が異なるとき、正の値を有するように変更される。
例えば、前記変更されたI値及びQ値は、サンプリングされたそれぞれのI値及びQ値が同一の値で約分された値であり得る。
例えば、前記ドメイン変換部は高速フリエ変換部である。前記メモリは且つピークを有すると確認されたタップのサンプリングされたI値及びQ値をさらに保存し、前記メモリはSRAMまたはDRAMであり得る。
タップで受信したGPS信号を同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qに変換する段階と、前記同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qを期待コードと相関させて方向を指示するサインビットを有するサンプリングされたI値、Q値を出力する段階と、少なくとも一つのサンプリングされたI値及びQ値のサインビットを濾過し前記サンプリングされたI値及びQ値のサインビットの方向変化の数に基づいてタップに潜在的ピークが存在するかの可否を判断する段階と、潜在的ピークを有すると判断されたタップのI値及びQ値から導出されるデータにドメイン変換を実施し変換値を出力する段階と、前記タップにピークが存在するかを決定するためにしきい値と前記変換値とを比較する段階と、を含むさらに外の信号処理方法が提供される。
表1は、本発明の一実施例によるタップから受信されたデータとこれをフィルター20により処理する過程の一例を示している。
13 相関器
14 積分器
15 メモリ
20 FTF部
25 サインビット比較部
27 加算器
30 フィルター
Claims (16)
- 受信されたGPS信号を同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qに変換するコンバーターと、
一つのタップに対して期待コードを発生させ前記同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qを前記期待コードと相関させてサンプリングされたI値及びQ値を出力する相関器と、
前記サンプリングされたI値及びQ値に、それぞれ一つのサインビットを加え、前記サインビットを遅延させた以前サインビットと現在のサインビットとを比較し、ビットが異なれば正の値として出力される変更されたI値及び変更されたQ値を基にフィルタリングするため、前記変更されたI値及びQ値を合算して変化データに出力するフィルターと、
前記変化データを保存するメモリと、
前記変化データにドメイン変換を実施し、前記タップにピークが存在するかの可否を判断するドメイン変換部と、を含み、
前記変更されたI値及びQ値は、サンプリングされたそれぞれのI値及びQ値が同一の値で約分された値であることを特徴とするGPS受信機。 - 前記サンプリングされたI値及びQ値は、現在のIサンプル値または現在のQサンプル値がすぐ以前のIサンプル値またはQサンプル値と互いに符号が異なるとき、正の値を有するように変更されることを特徴とする請求項1記載のGPS受信機
- 前記約分された値は1/2で約分された値であることを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
- 前記フィルターは
サンプリングされたI値及びQ値のサインビットを遅延させて以前サイン値を出力する一対の遅延素子と、
現在のサンプリングされたI値及びQ値の符号を前記以前サイン値と比べて互いに異なる場合、正の値を出力する一対のシングルビット比較部と、を含むことを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。 - 前記フィルターは、サインビットを含み前記変更されたI値及びQ値を合算する動作を実施する加算器をさらに含むことを特徴とする請求項4記載のGPS受信機。
- 前記ドメイン変換部は高速フーリエ変換部であることを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
- 前記メモリはピークを有すると確認されたタップのサンプリングされたI値及びQ値をさらに保存することを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
- 前記メモリはSRAMまたはDRAMであることを特徴とする請求項1記載のGPS受信機。
- 一つ以上の衛星からGPS信号を受信する段階と、
前記受信したGPS信号を同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qに変換する段階と、
期待コードを発生させ前記同位相デジタル信号Iと直交位相デジタル信号Qを前記期待コードと相関させてサンプリングされたI値及びQ値を出力する段階と、
前記サンプリングされたI値及びQ値に、それぞれ一つのサインビットを加え、前記サインビットを遅延させた以前サインビットと現在のサインビットとを比較し、ビットが異なれば正の値として出力される変更されたI値及び変更されたQ値を基にフィルタリングするため、前記変更されたI値及びQ値を合算して変化データに出力する段階と、
前記変化データをメモリに保存する段階と、
前記変化データにドメイン変換を実施し、前記タップにピークが存在するかの可否を判断する段階と、を含み、
前記変更されたI値及びQ値は、サンプリングされたそれぞれのI値及びQ値が同一の値で約分された値であることを特徴とする位置決定するためのGPS信号処理方法。 - 前記サンプリングされたI値またはQ値は、現在のIサンプル値または現在のQサンプルが値すぐ以前のIサンプル値またはQサンプル値と互いに符号が異なるとき、負の値を有するように変更されることを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。
- 前記変更されたI値と前記変更されたQ値は、サンプリングされたそれぞれのI値とQ値が同一の値で約分された値であることを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。
- 前記約分された値は1/2で約分されたことを特徴とする請求項11記載のGPS信号処理方法。
- 前記フィルタリング段階は、
サンプリングされたI値とQ値のサインビットを遅延させて以前サイン値を出力する段階と、
現在のサンプリンされたI値及びQ値の符号を前記以前サイン値と比較して互いに異なる場合、負の値を出力する段階と、を含むことを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。 - 前記フィルタリング段階は、
サインビットを含んで前記変更されたI値及びQ値を合算する段階をさらに含むことを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。 - 前記ドメイン変換は高速フーリエ変換部であることを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。
- 前記GPS信号処理方法はピークを有すると確認されたタップのサンプリングされたI値及びQ値を前記メモリにさらに保存し、そうでない他のサンプリングされたI値及びQ値は保存しない段階をさらに含むことを特徴とする請求項9記載のGPS信号処理方法。
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