JP4498241B2 - 電気機器及び電気機器の充電方法、電気機器の充電プログラム - Google Patents

電気機器及び電気機器の充電方法、電気機器の充電プログラム Download PDF

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Description

本願は、電気機器及び電気機器の充電方法、電気機器の充電プログラムの技術分野に属し、特に、家庭用親子電話機の子機などのように、着脱可能な二次電池を装着して充電する電気機器の技術分野に属する。
従来から、二次電池を有する電気機器において、過大電圧や過大電流に起因した破壊から電子デバイスを保護するための保護回路に関する技術は紹介されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−118957号公報
上記従来技術は、過大電圧が印加されると、その過大電圧に起因した大電流を一方のツェナーダイオードに流して、ICのような電子デバイス側に流れることを抑制すると共に、ツェナーダイオードに並列に接続されているICの端子間電圧を、そのツェナーダイオードの降伏電圧程度の一定の電圧に保っていた。これにより、過大電圧の印加に起因した破壊や劣化などからICのような電子デバイスを保護していた。
しかしながら、上記従来技術には、(1)大電流を流すことができるツェナーダイオードは高価である。(2)ツェナーダイオードは過大電圧が印加されない通常の動作では全く使用しない部品であるにもかかわらず高コストである。(3)過大電圧が印加されたときのツェナーダイオードの発熱を考慮してスペースを確保する必要がある。などの問題を有していた。
本願は上記の各問題点に鑑みてなされたものであって、その課題の一例は、誤って二次電池を装着しない状態で電気機器の充電を開始しても、特別に高価な部品を使用することなく、内部の構成部品を保護することができる電気機器を提供することにある。
以下、本願について説明する。なお、本願の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本願が図示の形態に限定されるものではない。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の家庭用親子電話機の子機(1)などの電気機器は、充電池(11)等の二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する充電池ホルダ(12)等の電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器(1)内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード(17)と、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する充電池検知器(20)等の二次電池検知手段と、前記外部から供給される電力が当該電気機器(1)内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ(13)等の電力接続手段と、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御部(15)等の制御手段と、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端とツェナーダイオード(17)との間に配されることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の家庭用親子電話機の子機(1)などの電気機器は、充電池(11)等の二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する充電池ホルダ(12)等の電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器(1)内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード(17)と、前記電池保持手段における二次電池充電用の端子位置における端子間電圧を測定する充電池電圧計(19)等の電圧測定手段と、前記端子間電圧が、前記電気回路を保護するために予め定めた所定値より大きいか否かを判断する制御部(15)等の判断手段と、前記外部から供給される電力が当該電気機器(1)内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ(13)等の電力接続手段と、前記端子間電圧が前記所定値より大きいと判断したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御部(15)等の制御手段と、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端とツェナーダイオード(17)との間に配され、前記所定値は、外部から電力が供給された状態において、充電池(11)等の二次電池が装着されたときと装着されないときの前記端子間電圧の値の間に設定されていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、充電池(11)等の二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する充電池ホルダ(12)等の電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器(1)内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード(17)と、前記外部から供給される電力が当該電気機器(1)内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ(13)等の電力接続手段と、を備え、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端とツェナーダイオード(17)との間に配されることを特徴とする家庭用親子電話機の子機(1)等の電気機器の充電方法において、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する二次電池検知工程と、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御工程と、を有することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の家庭用親子電話機の子機(1)等の電気機器の充電プログラムは、充電池(11)等の二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する充電池ホルダ(12)等の電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器(1)内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード(17)と、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する充電池検知器(20)等の二次電池検知手段と、前記外部から供給される電力が当該電気機器(1)内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ(13)等の電力接続手段と、を備え、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端と前記ツェナーダイオード(17)との間に配されることを特徴とする電気機器(1)に含まれる制御部(15)等のコンピュータを、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御手段、として機能させることを特徴とする。
次に、本願に対応する最良の実施形態について、図面に基づいて説明する。
本願は、例えば、家庭用親子電話機の子機のように、着脱可能な二次電池としての充電池を内蔵し充電する機能を有する電気機器に適用可能である。よって、本実施の形態では、本願を家庭用親子電話機の子機に適用した場合を例にして以下に説明する。
(第一の実施形態)
図1に第一の実施形態の子機1の内部回路の構成を示す簡易ブロック図を示す。
外部から直流電流として供給される充電用電力は充電入力検知回路14で検知され、充電制御スイッチ13を経て、充電池ホルダ12及び制御部15へと供給される。充電池ホルダ12には充電池11の装着の有無を検知する充電池検知器20が備わっており、充電池11が着脱可能な状態でセットされている。充電池ホルダ12と並列に接続して過電圧保護のためのツェナーダイオード17が配されており、ツェナーダイオード17と充電池ホルダ12との間には電流の逆流防止用のダイオード18が配されている。また、ダイオード18と充電池ホルダ12との間には充電池11の端子間電圧を測定する充電池電圧計19が配されている。
制御部15は、充電入力検知回路14から出力される供給電力の有無を示す検知信号、或いは、充電池電圧計19が出力する端子間電圧に従って、充電制御スイッチ13をON/OFF制御している。外部から供給される充電用電力とは、例えば、商用電源コンセント付近に設けられた変圧器及び整流器(図示省略)において直流変換され整流されて供給される電力をいう。
充電入力検知回路14は、外部から入力された充電用電力の有無を検知して検知信号として制御部15に出力する。
充電池電圧計19は、充電池ホルダ12における充電池11充電用の端子位置における端子間電圧を測定し端子間電圧値として制御部15に出力する。
充電池検知器20は、例えば、検知板及びフォトインタラプタなどで構成され、充電池ホルダ12に充電池11が装着されているか否かを機械的に検知し、検知信号として制御部15に出力する。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央情報処理装置)で構成され、充電入力検知回路14から入力された検知信号に基づいて充電用電力が供給されているか否かを判断する。また、充電池電圧計19が測定した端子間電圧に基づき充電池11の充電が完了しているか否かを判断する。そして、充電池11の充電が完了していると判断したとき、制御部15は、満充電状態で待機するため負荷から切り離した状態で絶えず微小な定電流を流すトリクル充電を行ったり、過充電による充電池11に生じる危険を回避するために充電制御スイッチ13をOFF(接続断)制御する。更に、充電池検知器20から入力された検知信号に基づいて充電池ホルダ12に充電池11が装着されているか否かを判断する。そして、充電池ホルダ12に充電池11が装着されていないと判断したとき、制御部15は、後述する充電制御スイッチ13をOFF制御する。
充電制御スイッチ13は、初期状態において外部から供給される電力を子機1の内部回路へ流すON(導通)状態に設定されており、充電用電力を充電池ホルダ12及び制御部15へ送るように接続されている。即ち、子機1が充電スタンド(図示省略)にセットされて充電用電力が供給されているときには、充電用電力が流れる設定となっている。一方、充電池電圧計19が測定した端子間電圧値に基づいて充電が完了していると制御部15が判断するとき、制御部15からの指示により、接続をOFFに切り替えて接続断とする。
充電池ホルダ12は充電池11を着脱可能に保持し、外部から供給される充電用電力を充電池11に伝えている。
充電池11は、例えば、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウム充電池等で構成され、充電用電力を蓄えると共に、蓄えた電力を制御部15へ供給する。
ツェナーダイオード17は、制御部15に過大な電圧がかからないように制限する。
ダイオード18は、充電池11からの漏れ電流を防いだり、誤って逆接続したときの電流の逆流を防止する。
尚、ここで、例えば、第一の実施形態における子機1は本願に係る電気機器を、充電池11は本願に係る二次電池を、充電池ホルダ12は本願に係る電池保持手段を、ツェナーダイオード17は本願に係る過電圧保護手段を、充電池検知器20は本願に係る二次電池検知手段を、充電制御スイッチ13は本願に係る電力接続手段を、制御部15は本願に係る制御手段を、それぞれ構成する。
次に、以上の構成を有する子機1の動作を以下に説明する。
まず、子機1に充電池11が装着された状態で充電スタンドにセットされ、充電用電力が供給された場合を説明する。
外部から入力される充電用電力は、電力供給用端子21を介して子機1に供給される。充電入力検知回路14において充電用電力の有無が検知され、充電用電力が供給された旨の検知信号が制御部15へ出力される。
同時に、充電用電力は、初期状態において導通状態(ON状態)に設定されている充電制御スイッチ13を経て、充電池ホルダ12及び制御部15へと供給される。
充電池ホルダ12に備わっている充電池検知器20は、充電池ホルダ12に充電池11が装着されていることを機械的に検知し、検知信号を制御部15に出力する。
制御部15は、充電池検知器20から入力される検知信号に基づき、子機1に充電池11が装着されていると判断し、充電制御スイッチ13をON(導通)状態に保ち、充電を継続する。
そして、その後、充電池電圧計19が測定し出力する端子間電圧値に基づいて制御部15は充電池11の充電の程度を監視し、端子間電圧値から充電が完了したと認識したときは、充電制御スイッチ13をOFF(接続断)制御する。充電制御スイッチ13をOFFとしても、充電池11から電力が供給されるので、子機1は動作を継続する。
次に、子機1に充電池11が装着されない状態で充電スタンドにセットされ、充電用電力が供給された場合を説明する。
充電池検知器20から入力される検知信号に基づき子機1に充電池11が装着されていないと判断した制御部15は、充電制御スイッチ13をOFF状態に制御する。
制御部15からの制御信号を受けて充電制御スイッチ13がOFFに動作すると、充電池11が装着されていないのであるから、制御部15を含む子機1全体が電力の供給を得られなくなり、動作を停止する。そして、充電制御スイッチ13を含む子機1全体が初期状態に戻ることになる。
子機1が充電スタンドにセットされ充電用電力が外部から入力されている限りは、充電用電力の供給を受けるので、初期状態において充電用電力の供給を受けたときと同様の動作を行うこととなる。
即ち、外部から入力される充電用電力が充電制御スイッチ13を介して制御部15へ供給され制御部15が起動する。充電池11が装着されていないことを充電池検知器20が検知して、制御部15が充電制御スイッチ13をOFF状態に制御する。その結果、制御部15を含む子機1全体が電力の供給を得られなくなり、制御部15は動作を停止し、充電制御スイッチ13は初期状態(導通状態)に戻る。そして、再び、外部から入力される充電用電力が充電制御スイッチ13を介して制御部15へ供給され制御部15が起動する、という動作が開始し、充電制御スイッチ13のON/OFFという一連の動作が、子機1が充電スタンドにセットされている限り、繰り返される。
子機1を充電スタンドにセットしたときの通常の動作とは異なるON/OFFの繰り返し動作に気づき、ユーザが子機1を充電スタンドから外したとき、ON/OFFの繰り返し動作は終了する。
次に、以上に説明した充電制御スイッチ13のONとOFFという一連の動作を、図2に示すフローチャートに従って説明する。
子機1が充電スタンドにセットされて制御部15がリセットされた状態において本フローチャートに示す処理が開始する(ステップS1)。
充電入力検知回路14が充電用電力の入力を検知しないとき(ステップS2:N)、親機(図示省略)との通信の待機状態など子機1としての通常の動作を実行し(ステップS3)、充電用電力の検知を継続する。
一方、充電入力検知回路14が充電用電力の入力を検知したとき(ステップS2:Y)、充電入力検知回路14は検知信号を制御部15に出力する。続いて、充電池検知器20が充電池の装着の有無を機械的に検知し、検知信号を制御部15に出力する(ステップS4)。
充電池検知器20から入力される検知信号に基づいて制御部15は子機1が充電池11を装着しているか否かを判断する(ステップS5)。
充電池11を装着していると判断したとき(ステップS5:Y)、通常の充電処理を行う(ステップS6)。
一方、充電池検知器20から入力される検知信号に基づいて充電池11を装着していないと判断したとき(ステップS5:N)、制御部15はツェナーダイオード17の付加を軽減させるために充電制御スイッチ13をOFFに動作させる制御を行う(ステップS7)。その結果、充電制御スイッチ13がOFFに動作し、制御部15を含む子機1全体が電力の供給を得られなくなり、子機1全体が初期状態に戻る。
その後、子機1が充電スタンドにセットされている限りは(ステップS8:Y)、充電用電力の供給を受けるので、初期状態において充電用電力の供給を受けたときと同様の動作となり、上述したステップS1からのフローチャートに示す一連の動作を繰り返すこととなる。
子機1が充電スタンドから外されると(ステップS8:N)、本フローチャートは終了する。
ここで、第一の実施形態においては、例えば、ステップS5及びS7の処理が実行されることにより請求項1等に記載の「制御手段」が実現される。
以上に説明したように、本願によれば、充電池11が装着されない状態で子機1が充電スタンドにセットされている限り、充電制御スイッチ13のON/OFFという一連の動作が繰り返されるので、ツェナーダイオード17に掛かる電力は平均的に軽減されることになり、高価でサイズが大きい部品を採用する必要はなくなり、子機1の製造原価を低く抑えることができ、子機1のサイズダウンを図ることができる。
尚、ここで、第一の実施形態にかかる家庭用親子電話機の子機1は、充電池11を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で充電池11を充電する充電池ホルダ12と、外部から供給される電力によって子機1内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード17と、充電池11が充電池ホルダ12に装着されているか否かを検知する充電池検知器20と、外部から供給される電力が子機1内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ経路を断ち、切換制御信号の入力がなくなると経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ13と、充電池11が充電池ホルダ12に装着されていないと検知したとき、経路を断つように切換制御信号を充電制御スイッチ13に出力する制御部15と、を有する。
これにより、誤って充電池11を装着しない状態で充電を開始しても、充電制御スイッチ13のON/OFFという一連の動作が繰り返されるので、ツェナーダイオード17に掛かる電力は平均的に軽減されることになる。よって、ツェナーダイオード17に大きな耐性を有する高価な部品を使用せずとも、内部の構成部品を保護することができる。
なお、本願の実施形態は上記に限定されるものではなく、例えば以下のように変形してもよい。
充電池検知器20から入力される検知信号に基づいて充電池11を装着していないと判断して制御部15が充電制御スイッチ13をOFFに動作させる制御を行うとき、制御部15は図示しないBEEPが信号音を発するようにしてもよい。充電池11が装着されていないことを信号音を用いてユーザに知らせるようにすることも可能である。
また、図2に示したフローチャートに対応するプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又は当該プログラムをインターネット等のネットワーク、または電話回線を介して配信して記録しておき、これを上記子機1の制御部15に備えられている汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行させることにより、当該各マイクロコンピュータ等を夫々上記制御部15として機能させることも可能である。
更に、上記第一の実施形態では家庭用親子電話機の子機に適用した場合を例にして説明をしたが、これに限定されるものではなく、着脱可能な二次電池としての充電池を内蔵し充電する機能を有する電気機器であれば適用可能である。
(第二の実施形態)
上記第一の実施形態では、充電池検知器20が充電池11の装着の有無を機械的に検知し検知信号を出力することで、この検知信号を受けた制御部15が充電池11の装着の有無を判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、電圧測定手段の一例としての充電池電圧計19によって測定され出力された端子間電圧値に基づいて、判断手段の一例としての制御部15が充電池11の装着の有無を判断するようにしてもよい。以下に説明する。
図3に、充電池11を装着した子機1に充電用電力が入力されたときの電圧変化曲線(実線)と、充電池11を装着しない状態のときの電圧変化曲線(破線)とを示す。ここでは定電流充電を例に説明する。
通常、充電器11が放電した状態で充電を開始するとき図3の実線で示す電圧変化特性を示す。初期状態において充電池11の端子間電圧は低い値(この例では0(ゼロ))を示すが、充電が開始すると共に電圧は上に凸の自然関数(e関数)の曲線となって充電される。即ち、過電圧保護がかかった状態のツェナー電圧をVzとしたとき、単位時間当たりの供給電力は、端子間電圧の上限となるツェナー電圧Vzと充電池の実際の端子間電圧との差に比例する。そして、充電池11は仕様によって定められる最大充電量Veまで充電される。定電流充電では、充電末期においても一定電流が供給されるので、制御部15は、充電池電圧計19が出力する端子間電圧に基づいて充電完了を認識し、過充電防止のために充電制御スイッチ13をOFF制御する。
一方、充電池11を装着しないとき、充電池ホルダ12側の端子間電圧は、図3の破線で示すように、接続直後から端子間電圧の上限となるツェナー電圧Vzを示す。
即ち、子機1に充電池11が装着されているときの電圧変化特性は図3の実線で示すように変化し、その最大値は充電池11の仕様によって決定する最大端子電圧Veであり、一方、充電池11を装着していないときの電圧変化特性は破線で示すように変化し、充電開始直後から端子間電圧の上限となるツェナー電圧Vzに一致する。よって、充電池11が装着されているか否かの判断基準としての所定値をVzとVeとの間に設定したとき、充電開始直後に充電池電圧計19が検出する端子間電圧がこの所定値よりも大きいときは充電池11が装着されていないと判断することができ、この所定値よりも低い値を示すときには充電池11が装着されていると判断することができる。
次に、充電池11の装着の有無の判断を含めた一連のフローを、図4に示すフローチャートに従って説明する。図2と共通する工程には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
第一の実施形態における図2に示すフローチャートのステップS2と同一の入力検知の判断を行い、充電入力検知回路14が充電用電力の入力を検知したとき(ステップS2:Y)、充電入力検知回路14は検知信号を制御部15に出力し、第2の実施形態のステップS14に移行する。
即ち、ステップS14において、充電池電圧計19が充電池ホルダ12の端子間電圧を測定し端子間電圧値として制御部15に出力する。
この端子間電圧値に基づいて制御部15は子機1が充電池11を装着しているか否かを判断する(ステップS5)。
そして、これ以降の工程は図2に示すフローチャートの内容と同じである。
以上に説明したように、本願によれば、充電池11が装着されない状態で子機1が充電スタンドにセットされている限り、充電制御スイッチ13のON/OFFという一連の動作が繰り返されるので、ツェナーダイオード17に掛かる電力は平均的に軽減されることになり、高価でサイズが大きい部品を採用する必要はなくなり、子機1の製造原価を低く抑えることができ、子機1のサイズダウンを図ることができる。また、充電池検知器20を省くことことができるので、子機1の製造原価を低減させることができる。
ここで、第二の実施形態において、例えば、ステップS15の処理が実行されることにより請求項2等に記載の「判断手段」が、ステップS17の処理が実行されることにより「制御手段」が実現される。
尚、ここで、第二の実施形態にかかる家庭用親子電話機の子機1は、充電池11を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で充電池11を充電する充電池ホルダ12と、外部から供給される電力によって子機1内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオード17と、充電池ホルダ12における充電池11充電用の端子位置における端子間電圧を測定する充電池電圧計19と、端子間電圧が、電気回路を保護するために予め定めた所定値より大きいか否かを判断する制御部15と、外部から供給される電力が子機1内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ経路を断ち、切換制御信号の入力がなくなると経路を接続した状態に復帰させる充電制御スイッチ13と、端子間電圧が所定値より大きいと判断したとき、経路を断つように切換制御信号を充電制御スイッチ13に出力する制御部15と、を有する。
これにより、誤って充電池11を装着しない状態で充電を開始しても、充電池11が装着されていないことを検知して、充電制御スイッチ13のON/OFFという一連の動作が繰り返されるので、ツェナーダイオード17に掛かる電力は平均的に軽減されることになる。よって、ツェナーダイオード17に大きな耐性を有する高価な部品を使用せずとも、内部の構成部品を保護することができる。
第二の実施形態でも、図4に示したフローチャートに対応するプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又は当該プログラムをインターネット等のネットワーク、または電話回線を介して配信して記録しておき、これを上記子機1の制御部15に備えられている汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行させることにより、当該各マイクロコンピュータ等を夫々上記制御部15として機能させることも可能である。
更に、上記第二の実施形態でも家庭用親子電話機の子機に適用した場合を例にして説明をしたが、これに限定されるものではなく、着脱可能な二次電池としての充電池を内蔵し充電する機能を有する電気機器であれば適用可能である。
図1は、第一の実施形態に係る回路図の概略を示す。 図2は、充電制御スイッチ13のON/OFF動作の処理フローを示す。 図3は、充電用電力が入力されたときの電圧変化曲線を示す。 図4は、充電制御スイッチ13のON/OFF動作の処理フローを示す。
符号の説明
1:子機
11:充電池
12:充電池ホルダ
13:充電制御スイッチ
14:充電入力検知回路
15:制御部
16:電気回路
17:ツェナーダイオード
19:充電池電圧計
20:充電池検知器

Claims (4)

  1. 二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する電池保持手段と、
    前記外部から供給される電力によって当該電気機器内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオードと、
    前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する二次電池検知手段と、
    前記外部から供給される電力が当該電気機器内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる電力接続手段と、
    前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御手段と、
    前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端と前記ツェナーダイオードとの間に配されることを特徴とする電気機器。
  2. 二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する電池保持手段と、
    前記外部から供給される電力によって当該電気機器内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオードと、
    前記電池保持手段における二次電池充電用の端子位置における端子間電圧を測定する電圧測定手段と、
    前記端子間電圧が、前記電気回路を保護するために予め定めた所定値より大きいか否かを判断する判断手段と、
    前記外部から供給される電力が当該電気機器内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる電力接続手段と、
    前記端子間電圧が前記所定値より大きいと判断したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御手段と、
    前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端と前記ツェナーダイオードとの間に配され、
    前記所定値は、外部から電力が供給された状態において、前記二次電池が装着されたときと装着されないときの前記端子間電圧の値の間に設定されていることを特徴とする電気機器。
  3. 二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオードと、前記外部から供給される電力が当該電気機器内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる電力接続手段と、を備え、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端と前記ツェナーダイオードとの間に配されることを特徴とする電気機器の充電方法において、
    前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する二次電池検知工程と、
    前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御工程と、
    を有することを特徴とする電気機器の充電方法。
  4. 二次電池を着脱可能に保持し、且つ、外部から供給される電力で当該二次電池を充電する電池保持手段と、前記外部から供給される電力によって当該電気機器内部の電気回路に過電圧が印加されるのを防ぐツェナーダイオードと、前記二次電池が前記電池保持手段に装着されているか否かを検知する二次電池検知手段と、前記外部から供給される電力が当該電気機器内部へ流れる経路を接続し、且つ、切換制御信号の入力があるときのみ当該経路を断ち、当該切換制御信号の入力がなくなると前記経路を接続した状態に復帰させる電力接続手段と、を備え、前記電力接続手段は、前記外部から供給される電力の入力端と前記ツェナーダイオードとの間に配されることを特徴とする電気機器に含まれるコンピュータを、
    前記二次電池が前記電池保持手段に装着されていないと検知したとき、前記経路を断つように前記切換制御信号を前記電力接続手段に出力する制御手段、
    として機能させることを特徴とする電気機器の充電プログラム。
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