JP4493349B2 - プリントの均一性の調節方法及びゼログラフィ装置 - Google Patents

プリントの均一性の調節方法及びゼログラフィ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4493349B2
JP4493349B2 JP2004002644A JP2004002644A JP4493349B2 JP 4493349 B2 JP4493349 B2 JP 4493349B2 JP 2004002644 A JP2004002644 A JP 2004002644A JP 2004002644 A JP2004002644 A JP 2004002644A JP 4493349 B2 JP4493349 B2 JP 4493349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
test pattern
led
strip
line width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004002644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004216894A (ja
Inventor
エー. マイジズ ハワード
イー. ヴィアッソロ ダニエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2004216894A publication Critical patent/JP2004216894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4493349B2 publication Critical patent/JP4493349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/12Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers
    • G06K15/1238Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point
    • G06K15/1242Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point on one main scanning line
    • G06K15/1247Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by photographic printing, e.g. by laser printers simultaneously exposing more than one point on one main scanning line using an array of light sources, e.g. a linear array
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/027Test patterns and calibration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • H04N1/4015Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head of the reproducing head

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、ゼログラフィ装置のプリントの均一性を調節する方法に関する。本発明は、特に、ゼログラフィ装置のLEDプリントバーの個々の発光ダイオード(LED)を調節することによるプリントの均一性の調節と関連して適用される。
画像記録システムで用いられる全幅アレイ画像形成器は、当該技術分野でよく知られている。このような画像形成器は、一般的に、個々のソースのリニアアレイで構成される。これらのソースはインク、イオン又は光を発し得る。全幅アレイ画像形成器の例には、ワイヤドット方式、静電気方式、インクジェット方式及びサーマル方式のプリントヘッドが含まれる。発光ダイオード(LED)全幅アレイ画像形成器は、解像度が高く応答時間が速いので、よく用いられている。LED全幅アレイ画像形成器は、リニアアレイ状に密集配置された多数のLEDで構成されている。LEDプリントバーと受光体とを相対移動させ、複数のLEDを適切なタイミングで選択的に作動させることにより、記録部材上に所望の静電潜像を生成できる。所望の静電潜像の生成は、通常、ドライバ回路を介してプリントバーに与えられた、画像を定める視覚データ情報に従って、各LEDに、記録部材上の対応する画素を露光させることによって行われる。従来、ラスタ入力スキャナ(RIS)、コンピュータ、ワードプロセッサ、又は他のデジタル化された画像データのソースであってもよいデータソースからのデジタルデータ信号が、シフトレジスタにクロック入力される。ライン信号の開始から少し後に、個々のLED駆動回路が選択的に作動されて、LEDを流れる電流のオン/オフタイミングが制御される。LEDは決まった間隔で選択的にオン/オフされ、受光体の表面に線状の露光パターンを形成する。連続した線状露光により、完全な画像が形成される。
LEDプリントバーの各素子によって発光される光は、素子の入力電流によって制御される。製造上のばらつきにより、実際のLEDプリントバーは、各LEDに対する入力電流が同じであっても、等しい光出力を示さない。この光出力のばらつきにより、受光体が異なるレベルで露光され、プリントに望ましくない(処理方向、即ち低速走査方向の)ストリーク(すじ)が生じる。現在のところ、発光される光をバーにわたって均一にするために、各素子からの光を、バーに沿って移動する単一のフォトダイオードで測定し、発光される光が等しくなるまで、個々の素子への入力電流を調節している。この技術には、2つの重要な短所が伴う。第1に、プリンタに装着されたLEDプリントバーではこの調節はできず、この手順に多くの時間がかかる。第2に、ターゲット媒体上のプリントの均一性はビーム形状のメトリクス及びゼログラフィ効果にも依存するので、発光された光の均一性は、ターゲット媒体上のプリントの均一性を保証しない。同じ合計出力を有する細いビームと太いビームとによって生成される点又は線は、互いに異なる幅を有する。ラインスキャンカメラでビーム形状をマッピングすることができる。しかし、異なるビームに対してゼログラフィが有する効果はゼログラフィの設定点に依存し、材料の状態を確実に予測することはできない。
更に、複数のLEDが異なるエージング(経時変化)特性を有することがあり、これによって画素毎の不均一性が変わってくる。第1近似では、個々のLEDの光出力の低下は、LEDの「点灯」時間の累積の単純な関数である。この「点灯」時間は、そのプリンタによってプリントされた画像の履歴に基づき、個々の画素毎に異なる。このエージング問題に対する従来技術の解決法は、各画素が個々に点灯された際の光出力を定期的に測定することである。劣化が検出されたら、劣化したLEDの出力が調節される。しかし、この技術でも、上記と同じ理由により、ストリークがないプリントは得られない。
米国特許第5,546,165号明細書 米国特許第5,666,150号明細書 米国特許第5,668,587号明細書 米国特許第5,859,658号明細書
本発明の目的は、ゼログラフィ装置のLEDプリントバーの個々のLEDを調節することにより、ゼログラフィ装置のプリントの均一性を調節する方法の提供である。
本発明の1つの態様では、LEDプリントバーを有するゼログラフィ装置のプリントの均一性の調節方法が提供される。この方法は、a)ターゲット媒体上に、前記ゼログラフィ装置の処理方向に、前記LEDプリントバーの個々のLEDと関連づけられたテストパターンの線をプリントする工程と、b)前記プリントされたテストパターンの線を有する前記ターゲット媒体をスキャナに移す工程と、c)前記ターゲット媒体を走査して前記プリントされたテストパターンの線を検出する工程と、d)検出されたテストパターンの線の情報をコンピュータに送信する工程と、e)前記検出されたテストパターンの線の情報から測定されたメトリクスを決定する工程と、f)前記測定されたメトリクスと目標値との差を計算する工程と、g)前記差の絶対値が第1の所定の閾値を超える場合には、前記差を低減するために前記テストパターンの線と関連づけられた前記個々のLEDに供給される電流を調節する工程と、を含む。別の実施形態では、差の絶対値が所定の閾値以下になるまで、工程(a)〜(g)が2回以上反復されてもよい。
本発明の更に別の態様では、ゼログラフィ装置が提供される。このゼログラフィ装置は、複数の個々のLEDを有するLEDプリントバーと、コンピュータと、スキャナ装置とを含む。
本発明の一実施形態では、LEDプリントバーの個々のLEDの電流を調節することによってプリントの均一性をモニタ及び調節するための機構として、最終的なプリントを用いる。ゼログラフィサブシステムによって生じるストリークは未知のままになることもあり得る。個々のLEDに固有の不均一性を補償することに加え、別のゼログラフィサブシステムによって生じるストリークの影響を補償するために、個々のLEDの電流を調節することによって個々のLEDの強度を調節する。
光出力の不均一性を直接測定する代わりに、プリント上の不均一性の影響を検出して測定する。複数の線のパターンで構成されるテストパターンがプリントされ、このとき各線は単一のLED素子を点灯することで形成される。図1は、ターゲット媒体上にプリントされたテストパターンの一例10を示している。当業者にとっては明らかな画像解析アルゴリズムを用いて、ターゲット媒体上の各線の位置を識別する。各線の位置におけるスキャナ応答によって、センサが線の画像部を検出した際には比較的低い値になると共にセンサがターゲット媒体の画像部を検出した際には比較的高い値になる、反射率測定値のアレイが与えられる。この反射率測定値のアレイから、様々なメトリクス(数的インデックス)を抽出することができる。1つのメトリクスは、線と関連づけられた反射率測定値とターゲット媒体の平均反射率との差の合計(即ち、合計線反射率メトリクス)である。
各線に平行に並ぶ全画素にわたって、その線の近傍におけるスキャナ応答を平均化して、その線と関連づけられた1つ以上の断面測定値を得ることができる。図9は、或る線の近傍の1組の断面測定値11の例を示している。これらの断面測定値から、LEDの強度に関する別のメトリクスを抽出することができる。例えば、1つの断面メトリクスは、1つ以上の断面測定値の積分値(即ち、積分線反射率メトリクス)である。例えば図9では、線13はターゲット媒体の平均反射率を表し、線15はその断面の反射率測定値に適応させた曲線を表す。線13と線15との間の領域は、この断面についての積分線反射率メトリクスを表す。
別の断面メトリクスは、1つ以上の断面にわたる反射率測定値の最小値(即ち、最小線反射率メトリクス)である。例えば図9では、rminはこの断面についての最小反射率メトリクスを表す。更に別の断面メトリクスは、1つ以上の断面反射率測定値のプロファイルと比較される反射率閾値を定めることによって得られる(即ち、線幅メトリクス)。例えば図9では、wはこの断面についての線幅メトリクスを表す。線15とユーザが指定した閾値との2つの交差点の間隔が、線幅として定義される。反射率閾値の選択は、一般的に、線の反射率vsターゲット媒体の反射率に対して十分に高い感度を与える値になるよう選択される。これらの各メトリクスは例であり、プリントされたテストパターン10の画像解析から当業者が認識可能な他のメトリクスを除外する意味はない。
本発明の一実施形態では、テストパターンの各線の幅は、フラットベッドスキャナで測定される。測定された線幅と所望の線幅との差が所定の閾値を超えた場合に、LEDプリントバーの個々の素子の電流が調節される。この手続きの精度を高めるための制御方法が用いられる。初期において及びLEDプリントバーの経時変化に伴い、高い均一性を維持するための調節をその場で行うことができる。また、プリンタの経時変化に伴い、プリントにストリークを生じる他のゼログラフィサブシステムの不具合を補償するための調節を行うこともできる。
不均一なLEDプリントバーは、ハーフトーン画像にストリークを生じる。従って、均一性調節の目標は、ハーフトーンパターンを均一にすることである。しかし、ハーフトーンの反射率はハーフトーンドットのサイズ及びドットの間のターゲット媒体の反射率に依存する。各ドットを1つ以上のLEDで描画することもあり得、その場合には、局所的な反射率を個々のLEDの光出力と関係づけるのは容易ではない。
一方、処理方向に延びる単一画素線は、その線を描画したLEDのみの光出力に依存する。光が明るいほど受光体の露光量が高くなり、線が太くなる。各線の幅を測定して、各線の幅が平均幅又は目標幅の所定の閾値内になるまで、LEDの電流を調節することができる。
複数の単一画素線を単一ページに全て収まるように描画可能な場合には、線幅の測定をより容易に行うことができる。図1の例示的なテストパターン10は、一続きのストリップ12を含む。ストリップ12の長さ方向は、処理方向14に対して垂直である。各ストリップは、1本のon線とn本のoff線のパターンで構成される。off線の数(n)は、線どうしの相互作用が生じないように十分に大きい。具体的には、off線の数(n)は、より明るいLEDによって1つの線の幅が増加した際に、幅が増加した線が近傍の線の幅の測定に影響しないように、十分に大きい。1本のon線と7本のoff線(1−on−7−off)のパターンで満足な結果が得られた。
テストパターン10の各ストリップ12は同じ1−on−n−offパターンとであるが、幾つかの画素の分だけずれている。例えば第1のストリップ12では、on線は、例えば点灯されたLED1、9、17、25等に対応する。次のストリップ12では、パターンは例えば1画素分ずれ、例えば線2、10、18、26等が点灯される。同様に、第3のストリップ12では、例えば線3、11、19、27等が点灯される。更なるストリップも同様に描画される。或る数(例えば8本)のストリップ16が描画された後で、テストパターン10中の単一画素線を介して全てのLEDの強度を測定することができる。
テストパターン10では、測定ノイズを低減するために、8本の線16の組が単一ページのプリント上で反復されてもよい。各LEDについて、そのページ上の複数の異なる点で線幅測定が行われ、これによって測定の精度が向上する。例えば図1のテストパターン10では、8本のストリップ16が5回反復される。反復回数は、単一ページ内に収まるよう選択された線の長さ及び線の数によって制限される。
詳細は後述するが、可能な線幅の均一性を測定精度を超えて向上させるための制御方法が用いられる。この制御方法の一部として、線幅の標準偏差を用いて、システムの調節がテストパターンプリントを均一に近づける様子をモニタすることができる。
テストパターンの別の例20(図2)では、均一性を質的にも観察できるように、ハーフトーンストリップ21を含むのが有用である。この実施形態ではハーフトーンストリップ21のマクロな均一性もモニタでき、これを用いて、正規化手続きが十分に均一なハーフトーンを生じた時点を決定できる。図2に示されるように、複数の濃度(例えば、10%刻みに10%〜90%)を表す複数のハーフトーンストリップ21があってもよい。
線幅測定には、1つの画像のページ全体を測定できるフラットベッドスキャナが用いられる。通常、線幅は、その線にわたって断面の平均反射率を測定することによって計算される。幅は、プロファイルが、ターゲット媒体反射率と最小反射率との間の50パーセントの点と線の中心で交差する場所によって定められる。画素間の補間を行うために、各画素のグレーレベル応答間で補間法が用いられる。この技術では、補間誤差及びフラットベッドスキャナの画素と線とのアラインメントによる幾分の測定ノイズが存在する。
線幅の決定に、50%の点よりもプロファイル線の最小値に近い閾値を用いて、スキャナ測定の精度を高めてもよい。たとえ閾値を変えても真の線幅は得られないが、こうすると、LED出力の変化に対する感度が高くなる。従って、測定誤差が低減され、LEDを均一にするための精度が高くなる。閾値が最小値に近いほど、このメトリクスの感度は高くなるが、線の間の紙の反射率が閾値を超えないように限界を選択して、線の検出における偽陽性判定を回避すべきである。
測定感度を高めるための別の方法は、露光に対する線幅の感度を高めるように、ゼログラフィの設定点を変えることである。これは例えば、受光体が完全に露光されず線の明度が高くなるように、LEDのデューティサイクルを変えることによって行うことができる。明度が高い線は、完全に現像された線よりも露光の変化に対する感度が高い。LEDプリントバーを、より明度の高い線を生じるゼログラフィ設定点に対して均一にしてから、画像形成に必要な線及びハーフトーン濃度に合わせて再設定することができる。この技術は、LEDの均一性がゼログラフィ設定点の影響を受けない条件において効果がある。
この均一性手続きにおける別のノイズ源は、プリンタのバンディング(banding)である。バンディングとは、恐らくは動きの質に起因し、恐らくは他の要因にも起因する、処理方向における強度のばらつきである。しかし、プリンタのバンディングは、1つのストリップにわたる全ての線の幅に、およそ同じ量だけ影響する。バンディングの影響は、たとえLEDプリントバーが均一であっても、各線のストリップが異なる太さを有し得ることである。本明細書で提案したテストパターンで行ったようにストリップを反復することにより、このノイズが幾分は除去されるが、それでも依然としてノイズが高過ぎる場合がある。ここで、LEDの強度の偏差がストリップ間で相関していない場合には、1つのストリップ内のLEDは、他の任意のストリップ内のLEDと同じ平均強度を有しているはずである。従って、全てのストリップの平均線幅を取得して、ストリップ内の各線に或る定数を加えることにより、プリンタのバンディングに対する均一性が改善される。このようにして、各ストリップの平均線幅が全てのストリップについて等しくなる。
具体的には、テストパターンを用いてプリンタのバンディングに対する均一性を改善するために、テストパターンの各ストリップがNLED/p本の線で構成される。式中、pは反復した線の周期である。σlineを、測定ノイズ及びLED出力のばらつきに起因する、線幅の標準偏差とすると、1つのストリップにわたる平均線幅の標準偏差はσline/sqrt(NLED/p)となり、NLEDが非常に大きいので、これは遙かに小さい数になる。複数のLEDが既に概ねバランスされている場合には、各ストリップの平均線幅は同じになるはずである。たとえLEDがバランスされていなくても、pが画像形成器における固有の光出力偏差の周期でない場合には、平均線幅は依然として等しくσline/sqrt(NLED/p)内になるはずである。
1つのストリップ内に他のストリップと比較して大きな線幅が検出された場合には、これは典型的にプリンタのバンディングに起因する。このノイズ源を解消するために、各ストリップの測定された線幅を、次式を用いて正規化する。
0 i,j=wm i,j−<wj>+<w> (1)
式中、wm i,jはストリップj内の線iの測定された線幅であり、<wj>はストリップjの測定された全ての線の平均である。<w>は全てのストリップの平均であり、w0 i,jはストリップjの線iの正規化された測定線幅である。
線幅の測定値がσwの分布を有する場合に、この測定値がノイズの正規分布を有していれば、この線のNrep回の反復を測定することにより、σline/sqrt(NLED/p)に対するノイズが低減される。
この平均化の後に、正規化の精度を高めるための更なる工程を実行してもよい。精度を高めるために、図3に示されるような制御方法の手法22が用いられる。関連づけられた均一性デジタル−アナログ変換器、即ちUDACを制御することにより、プリントバーの各LED素子が個別に調節される。例えば、6ビットUDACを用いて、個々のLED入力電流を制御することができよう。6ビットUDACは26即ち64通りの異なる値を有し、これらは64通りの選択可能なLED入力電流を表す。図3では、制御方法22は、全てのUDACを32に設定することによって開始する(23)。この値は、最大値(即ち63)と最小値(即ち0)との間の中間の値であり、中間域のLED入力電流を定める。次に、24でテストパターンがプリントされる。次に、25でテストパターンが走査され、テストパターンの線幅が測定される。この線幅の測定値から、26で平均線幅が計算され、目標線幅として扱われる。次に、27で測定された各線幅と目標又は平均線幅との差が計算される。一般的には、各LEDのUDACを目標線幅の所定の閾値内に調節する方法が知られている。しかし、完全に調節する代わりに、28では、各LEDのUDACを、測定された線幅と目標線幅との差の一部fだけ調節する。差の一部fは、完全な調節に対して部分的な調節として定義され、1.0が完全な調節を表す。各UDACが部分的に調節された後、24でテストパターンが再プリントされ、測定された線幅と目標線幅との差の絶対値が所定の閾値以下になるまでこの処理が反復される。測定ノイズにより、完全な調節が適切な結果を生じない場合もある。各反復において部分的な調節のみを行うことにより、適切なLED電流値に少しずつ精密に近づけることができる。測定された線幅が所望の線幅の所定の閾値内になるまで、LED電流の調節を増分的に行うことにより、調節処理が測定ノイズの影響を受けにくくなり、均一性が向上する。
この制御方法は、制御理論を用いて解析的に計算可能である。制御理論解析を用いて、次の結果が求められた。
Figure 0004493349
これらの式中、fはゲイン、即ち、各反復で行われる調節の分数である。式(2)は、真の線幅ノイズ(即ち、測定及びプリンタ誤差を解消できた場合の線幅ノイズ)を、fの関数としての測定された線幅ノイズと関連づける。尚、f=1の場合(最初の反復で完全調節が行われた場合)には、これらの量は等しくなる。式(2)は、fの値が小さいほど真のノイズが低減されることを示している。従って、小さいfを選択して、最良の均一性に必要なレベルまでノイズレベルを下げることができる。Niterは、UDACの設定を、LEDプリントバーの正規化に必要なものの2%以内にするために必要な、反復回数である。予測したように、式(3)は、fが小さくなるにつれ、より多くの反復が必要なことを示している。
この均一性手続きを実際に用いた際に、得られる均一性はハーフトーンに依存することがわかった。垂直ラインスクリーンを用いて描画されたハーフトーンは非常に均一であり、ドットスクリーンではそれよりも均一性が低く、粗いスクリーンの方が細かいスクリーンよりも均一性が高かった。
実験を通して、LED画像形成器に対するこの効果の根源的な原因は、ビーム中心で受光体を最大露光させるためには、LEDが十分に長い時間点灯していなければならないことであることがわかった。具体的には、受光体上の所与の点が最大露光に達するには、その上を完全にビームで走査されなければならない。ラインスクリーンは、個々のLEDが長時間点灯する多数の領域で構成されている。低濃度のドットスクリーン、特に細かいスクリーンは、個々のLEDが素早くオン・オフされるパターンである。各単一画素は完全露光に達しない。
従って、横断処理方向における単一画素ドットの幅は、露光プロファイルの最大値付近の幅に関係する。単一画素線の幅は、露光プロファイルの最小値付近の幅に関係する。ビーム形状が、ビームがどのように収束されるかに依存する場合には、これらの2つの幅の依存関係は、異なる方法で、ビームがレンズを通して収束される場所に依存し得る。単一画素線を均一にすることは、小さなドット(即ち、細かいハーフトーン)が均一になることを必ずしも意味しない。
従って、細かいハーフトーンの均一性を高めるために、図1及び図2のテストパターン10、20中の単一画素の実線を、図4のテストパターン30に示されている単一画素の点線と置き換えてもよい。複数の点線が複数のストリップ32として配列され、図1及び図2と同様に、プリントバーの全てのLEDを表す一続きのストリップ46が複数回反復される。off画素数に対するon画素数の割合は、プリントされた際にドットどうしが分離するよう選択される。このテストパターンに対して線幅正規化アルゴリズムを実行すると、単一画素線の幅ではなく単一画素ドットの幅が測定される。測定精度は単一画素線の場合とほぼ同じである。この制御方法及び反復手法を用いると、各LEDに対して同様にプリントされる単一画素ドットが得られる。これによって、一般的に単一画素ドットが主である細かいスクリーンのハーフトーンの均一性が高まる。
本発明の別の実施形態では、高周波ストリークを解消するために、テストパターンの別の例40(図5)が用いられる。このテストパターン40は、測定ノイズの低減において上述の図1、図2及び図4のテストパターンの長所を維持すると共に、プリンタのバンディングに起因する高周波ストリークの解消に関して遙かにロバストである。図1、図2及び図4のテストパターンと同様に、図5のテストパターン40は、1つのストリップ42内に複数の線を含み、複数のストリップ42が、全てのLEDの強度を表すストリップパターン46を構成し、テストパターン40全体にパターン46の反復がプリントされる。しかし、各ストリップ42では、1つのon及びn個のoffの規則的な線間隔が、ランダムな間隔49に置き換えられている。テストパターン40にわたるランダムな線49の反復によってストリップどうしが結びつけられるので、このテストパターン40を介して、線毎のずれが解消される。
バンディングノイズがストリップ毎にランダムな場合には、図1、図2及び図4のテストパターンが非常に良好に機能する。しかし、バンディングが小さくなると問題が生じる。複数の線で構成される複数のストリップのうちの1つの平均線幅が、上述したσline/sqrt(NLED/p)のノイズレベルの範囲内において、実際には他の線のストリップよりも小さいことがある。制御アルゴリズムは、強制的にストリップが等しい幅を有するようにして、この線の各LEDの出力を増加させることで、この差を解消する。次の反復では真の線幅の差が存在するが、制御アルゴリズムはこの差を認識しない。従って、線の各ストリップが他のストリップに対してずれることがある。バンディングが大きい場合には、ランダムなゆらぎが、このずれを強制的に同じ平均値に戻し続ける。しかし、バンディングが小さい場合には、ずれが強制的に戻されず、正規化に周期pが持ち込まれる。
この問題が生じるのは、ストリップが互いに独立しているからである。ストリップjの描画には、ストリップi中のLEDは用いられない。解決法は、各ストリップについて、次の制約を満たす1組のLEDを選択することである。
1)ストリップ内の各線が、ストリップ内の他の線の組から少なくともpだけ離れている。
2)Nlineがストリップ内の線数の平均であるとき、1つのストリップ内の線の分数Nline/NLEDが、1つおきのストリップに出現する。
3)Nstripがストリップの数であるとき、各単一画素線がほぼNstrip/(NLED/Nline)回反復される。
図6に示されているアルゴリズム50を用いて、上記の基準を満たすテストパターンを生成できる。52で、アルゴリズムはLED1で開始する。次に54で、Nrepの数が1〜ストリップの総数(Nstrip)までの間でランダムに選択される。56で、ここまでで描画されたテストパターンの一番右の線(R)が、LEDインデックスに対するこれらの線のインデックスに設定される。次に58で、LEDインデックスが1だけ増分される。60で、新たな線が前に描画された線から少なくともpだけ離れ得るストリップが識別される。次に62で、入手可能なストリップから1組のNrepランダム数が選択される。次に64で、ここまでで描画されたテストパターンの一番右の線(R)が更新され、アルゴリズムはステップ58に戻る。
このアルゴリズムでは、Rは、ここまでで描画された一番右の線のインデックスを含む、テストパターン中のストリップ数と等しいベクトルである。以下の制約を満たす、ランダムに且つ何らかのパターンに従ったテストパターンを生成する別の方法も、十分に機能する。テストパターンと共に、各ストリップの線のインデックスを与えるキーが保存される。解析の際に、ストリップがプリントされて、特定のストリップの線の幅が求められると、それらに正しいインデックスを割り当てることができる。
バンディングが存在する場合には、図1のテストパターンについての、上述した式のバンディングノイズに対する正規化手続きを用いることができる。しかし今回は、バンディングに起因する線幅の変化は、LEDの強度の増加に起因する(線幅の)増加とは混同されない。強度の増加、及びそれに従った所与のストリップの全てのLEDの線幅の増加は、他の全ての線の分数Nrep/Nstripの線幅を増加させる。この制御アルゴリズムは、強度を低く戻して均等化する。図1のテストパターンでは、複数の線の1つの強度を増加させても、その1つの線の反復以外の他の線には影響がない。後者の強度の増加はバンディングと区別できなかった。
上述した実施形態では、各LED素子によってターゲット媒体上にプリントされた線の幅を均等化するために、LEDプリントバーの各LED素子への電流を調節するためのフィードバック制御ベースの方法が提供される。その結果、最終的なプリントのストリークが実質的に低減又は解消される。要約すると、この方法は次の操作を行う。
1)LED素子によってターゲット媒体上にプリントされた線の幅を測定(検出)、
2)測定された幅と目標幅との間の誤差を計算し、LED電流に対して行われるべき調節を決定するためにこの誤差を「処理」(制御規則を用いた電流調節の計算)、
3)LED電流の調節(作動)、及び、
4)オプションとして、測定された線幅と目標線幅との間の誤差が所望の線幅の所定の閾値内になるまで、ステップ1,2及び3を反復。
この方法では、飽和(クリッピング)LEDの数を最小化するために目標線幅の値を計算する技術も提供される。更に、ゼログラフィ装置用の簡単且つ効果的なコントローラアーキテクチャが、この実施形態における測定ノイズ感度に対する応答速度のトレードオフを可能にするための、コントローラパラメータの選択の解析的な方法を提供する。図7は、ゼログラフィ装置70の関連要素を示す、この方法の機能図である。ゼログラフィ装置70の関連要素は、コンピュータ72、LEDプリントバー74及びスキャナ76を含む。これらの要素と外部インタフェースとの間を関連付けるものには、目標線幅71、調節可能LED電流73、真の線幅75及び測定された線幅77が含まれる。
コンピュータ72は、ゼログラフィ装置の他の構成要素への外部インタフェースを介して(例えば、記憶装置から自動的に、入力装置から手動で、又は平均線幅から導出された、等の)目標線幅71を受け取る。目標線幅71は、ゼログラフィ装置70のプリントの均一性を評価するために設計されたテストパターンと関連づけられる。コンピュータ72はLEDプリントバー74と通信し、調節可能LED電流73を介して個々のLEDの強度を制御する。LEDプリントバー74のLEDは、テストパターンと関連づけられた潜像を形成する。潜像は、ゼログラフィ装置70の他の要素によって、ターゲット媒体上にプリントされる。ターゲット媒体上にプリントされたテストパターンは、テストパターンの線に対する真の線幅75を有し、ゼログラフィ装置70の均一な又は均一性を欠いた特性を示す。ターゲット媒体及び、テストパターンの線の真の線幅75を含むプリントされたテストパターンは、スキャナ76に(例えば手動で又は自動的に)移される。スキャナ76はターゲット媒体を走査する。スキャナ76はコンピュータ72と通信し、走査したものをコンピュータに転送する。コンピュータ内の画像解析アルゴリズムが、プリントされたテストパターンの線幅を測定する。コンピュータ72は、測定された線幅77を目標線幅71と比較して、プリントが均一か又は均一性を欠いているかを決定する。不均一であることが分かったら、コンピュータ72は、LEDプリントバー74の個々のLEDのLED電流73を調節する。本明細書に記載された本発明の様々な実施形態並びにそれらと関連する代替例及び適応例に従って、テストパターンが再プリントされてもよく、処理が反復されてもよい。
対象の量である、各LEDによってターゲット媒体上にプリントされた線の真の線幅75が、直接測定される。このようにして、測定された線幅77にゼログラフィ装置70のプリントエンジンによって持ち込まれた全ての影響(ビーム形状、ゼログラフィ的影響等)が捕捉される。これらの測定値、及び選択された目標線幅71から、目標線幅71からの線幅のずれを補正するための個々のLED電流73に対する調節が(制御規則を介して)計算される。次に、これらの調節が個々のLED電流に適用される。全ての線の幅が目標線幅の所定に閾値内になるまで、これらの操作(測定−計算−調節)が数回反復されてもよい。
例えば、1つの全ページ画像の走査から、LEDプリントバー74の各素子によってプリントされた線の幅を測定するための画像解析アルゴリズムを実行することができる。図示されるように、コンピュータ72に目標線幅71が入力される。コンピュータ72は、LEDプリントバー74の個々のLEDに供給されるLED電流73を制御する。LEDプリントバー74によって、テストパターンの線がターゲット媒体上にプリントされ、それにより真の線幅75がフラットベッドスキャナに供給される。フラットベッドスキャナは画像を走査する。画像解析を介して、テストパターン中の線の幅が検出される。測定された線幅77がフィードバックとしてコンピュータ72に送られる。
図1に示されるような、全てのLEDによる線が1ページ内に収まるように、処理方向に並んだ千鳥状の単一画素線を含む特殊な線のパターンを開発してテストした。この線パターンの詳細、及び、スキャナ出力から線幅を正確に予測するための戦略に関する議論は上述した。
LED電流設定は、範囲及び解像度において制限される。例えば、LED電流は、単に64個の値(プリントバーチップに6ビット変換器を用いると想定すると、26個の入力組み合わせは64通りの選択可能入力電流を可能にする)のうちの1つに設定可能であってもよい。飽和(クリッピングとしても知られる)及び量子化効果は、理想的な期待性能を深刻に低下させることがある。(理想的な期待性能とは、量子化も飽和も生じない場合に生じる性能を意味する。)
それにも関わらず、プリントされた線幅75の均一性は、この方法で最適化される性能メトリクスである。このメトリクスは、線幅の標準偏差によって定量化される(標準偏差が低いほど均一性が良好である)。例えば、ヒトの視覚系の応答を考慮したメトリクス等の、普通の標準偏差よりも適切な他のメトリクスを用いることもできる。線幅の平均値(これは、制御アルゴリズムを何回か反復した後には目標線幅に非常に近づくはずである)は重要でない。必要であれば、良好な線の均一性を達成した後で、ゼログラフィの設定点を調節して平均線幅を所望のレベルに変更することができる。従って、原理上、目標線幅71の実際の値は無意味である。重要なのは、プリントされた線幅75の低い標準偏差を(数回の反復の後に)達成するシステムの能力である。例えば、目標が高過ぎると多くのLEDが飽和し、これでは目標に近づかず、全体的な線の均一性が低下する。
プリントバーがN個のLED素子を有するとすると、説明中の実施形態の方法の一般的なステップは次の通りである。
1)目標線幅(wo)を選択、及び
2)次のアルゴリズムを各LEDに適用:
a)i番目のLEDによってターゲット媒体上にプリントされた線の幅(wi)を測定、
b)wiとwoとを比較して、新たなLED電流(ui)を計算、
c)電流uiをi番目のLEDに供給、及び
d)wiがwoの所定の閾値内になるまで上記3つのステップを反復。
なお、先に述べたように、目標woを、上記アルゴリズムのステップ(a)を実行する度に更新することもできよう。
より具体的な例では、LEDが次式の線形(又は、より正確にはアフィン)関係を示すものと仮定する。
wi=gi*ui+hi (4)
式中、gi及びhiは正の定数であり、LED毎に異なる。wiは線幅であり、uiはLED入力電流(例えば0、1、2、…、62、63等の、1つの有限数の値のみをとることができる)である。
目標線幅選択段階では、式(4)を用いて、wi=woに対し、飽和するLEDの数が最小になるように(即ち、wi=woを達成するためにui=0又はui=63であることを要するLEDの数が可能な限り低くなるように)woを選択する。式(4)中のgi及びhiの値は先験的には分からないので、gi及びhiは予備実験から得られた小さな数からの推定値である。例えば、次の2つの簡単な実験による。1)全てのLEDに「高い」電流ui1(例えばui1=60)を与え、対応する線幅wi1を測定する。2)全てのLEDに「低い」電流ui2(例えばui2=10)を与え、対応する線幅wi2を測定する。ui1、wi1、ui2及びwi2を用いて、その特定のプリントについて、線幅をそれぞれの電流設定に対してプロットする。このプロットの傾き及び切片から、gi及びhiの初期値を決定することができる。次に、式(4)で定義される関係を用いて、uimax=63によって達成される最大達成可能線幅「wimax」と、uimin=0に対する最小達成可能線幅「wimin」とを推測する。なお、これらの推測値は測定ノイズ等に起因して劣ることもあるが、通常は初期の目的に対して十分に良好である。
上記に概要を述べた、目標線幅を選択するための戦略(即ち、全uiを高い値に設定し、プリントを行い、次に低い値に設定し、別のプリントを行うこと)は、LEDの感度がプリント毎のノイズと混同される場合には、十分な結果を生じないこともある。目標線幅を選択する別の方法は、次のステップを含む。1)LEDを、各グループのLEDが半々になるよう2つのグループに分ける(これらのグループのインデックスはランダムであるのが最良であるが、パターンに従って割り当てられてもよい。割当てに対する制約は、LED正規化テストパターンの各ストリップが各グループからほぼ同数のLEDを含むことである)。2)一方のグループのLEDに高い電流ui1(例えばui1=60)を与え、他方のグループのLEDに低い電流ui2(例えばui2=10)を与え、対応する線幅(wi)を測定する。3)割当てを切替え、最初のグループに低い電流を与え、他方のグループに高い電流を与える。この目標線幅選択方法では、各プリントの平均線幅がほぼ同じになるはずであり、この事実を用いて、測定された線wi1及びwi2を個々に「補正」する。ui1、wi1、ui2、wi2及びどのLEDがどのグループにあるかの知識から、gi及びhiを推測し、次に、式(4)で定義される関係を用いて、uimax=63に対するwimaxとuimin=0に対するwiminとを決定する。或いは、より一般的には、LEDをL個のグループに分け、各グループに対するui値を決定することができる。各グループに連続した異なるuiを割り当て、各割当てについてプリントを行う。
更に別の方法は、各反復(プリント)の後に、目標線幅(wo)を測定された平均線幅と等しくなるよう変えることである。プリント毎のノイズが高い条件下では、このwo(k)は定数woよりも良好な場合がある。しかし以下の解析では、複数の反復を通してwoが一定であると仮定する。
識別及びコントローラ設計段階では、一旦目標線幅(wo)が選択されると、予め取得されたgi及びhi値、並びに、各LEDに対してwi=woを与えるuioを用いて式(4)が計算される(計算されたuioが範囲外(例えば>63又は<0)である場合には、範囲内の値に最も近い実際のuioを用いるべきである)。次に、これらの電流を与え、得られたwio(一般的にwoとは異なる)を測定する。この時、少なくとも3つの実験的な入力電流−線幅の値がある。1)ui1及びwi1、2)ui2及びwi2、並びに3)uio及びwioである。例えば最小二乗近似法を用いて、パラメータgi及びhiが式(4)によって再計算される。これはコントローラの設計に用いられるモデルである。使用可能な多くの制御アーキテクチャ又は構造があり、ここでは、簡単且つ効果的な、次式で記述される「単一入力−単一出力積分制御規則」を用いる。
ui(k+1)=ui(k)F*(wi(k)−wo),k=0,1,2,…,ui(0)=uio (5)
式中、kは反復回数を表し、wi(k)はk番目の反復で測定された線幅(即ち、電流ui(k)に応答して得られた線幅)である。従って、定数Fが唯一のコントローラパラメータであり、この選択について後で詳細に説明する。制御理論においては、積分規則が、安定した閉ループでは一定の基準に対する完全な追跡が理想的に達成されること(即ち、定常でwi(k)=wo)を保証することはよく知られている。実際上は、ui(k)の値を量子化して飽和させるべきであるが、説明を簡潔にするために、この解析ではこれは無視する。なお、全てのループに対して同じゲインFを用いる必要はないが、ここでは、コントローラのインプリメンテーションを簡単にするためにそうした。しかし、複数の異なるFi(i=1,2,…)を用いればより良好な結果が得られる。
フィードバック制御段階では、式(5)で記述される制御規則が適用される。即ち、各反復でwi(k)が測定される(即ち、プリントされた線パターンが走査され、後処理が行われる)。次に、測定された線幅が目標線幅woと比較され、実際の電流ui(k)を用いて次の電流ui(k+1)が計算される(式(5)を用いる)。この処理は、測定された線幅wi(k)が目標線幅woの所定の閾値内になったことがわかるまで何回も反復される。これらの定常値LED電流ui(k)は、最終的な実施で用いられる電流値である。
以下の段落では、説明中の本発明の実施形態で用いられるモデル及び記号を更に定義する。幾つかの変数及び数式の定義は次の通りである。
wo 全てのLEDに対する所望の(又は目標の)線幅
wi(k) 反復回数k(k=0,1,2,…)において測定された線幅
dwi(k)=wi(k)−wo
反復kにおけるLEDiに対する増分(差分)線幅
uio LEDiに対する通常(初期)電流設定
ui(k) 反復kにおけるLEDiに対する電流設定
dui(k)=ui(k)−uio
反復kにおけるLEDiに対する増分電流設定
vi(k) 反復kにおけるLEDiに対する測定ノイズ
i番目のLEDに対応する測定された線幅は、次式によってモデル化される。
wi(k)=gi*ui(k)+hi+vi(k) (6)
wo=gi*uio+hi (7)
であるので、dwiは
dwi(k)=gi*dui(k)+vi(k) (8)
となる。
次の積分制御規則を用いて補正電流が計算される。
dui(k+1)=dui(k)+F*dwi(k) (9)
或いは、((5)で示されるように)
ui(k+1)=ui(k)−F*(wi(k)−woi) (10)
も等価である。式中、Fは制御パラメータである。
式(8)と式(9)とを結びつけると、次の増分閉ループ系の方程式が与えられる。
dui(k+1)=(1−F*gi)*dui(k)−F*vi(k) (11)
或いは、
dwi(k+1)=(1−F*gi)*dwi(k)−vi(k+1)−vi(k) (12)
も等価である。
制御パラメータFは次式で表される。
F=f/go (13)
式中、fは選択される定数であり、goはgiに対する所与の「予測値」である。gi=goである「公称LED」(又は平均的LED)を考える。この公称LEDについては、式(11)は次のようになる。
dui(k+1)=(1−f)*dui(k)−(f/go)*vi(k) (14)
定数fは、閉ループのロバストな安定性及びロバストな性能の両方に焦点をあてて選択される。ロバストな安定性は、コントローラが全てのLEDを安定させる場合に達成される。従って、これは全てのLEDが(少なくとも理論上は)何回かの反復後に収束することを保証するので、基本特性である。式(11)から、定数fが次のように選択された場合に、全ての閉ループが安定することがわかる。
|1−f*gi/go|<1 (15)
又は、
0<f<2*go/gmax (16)
式中、gmaxはgi全体の最大値を表す。
公称閉ループの性能を次の2つのメトリクスによって測定するものとする。1)応答速度、及び2)測定ノイズの増幅。換言すれば、迅速な応答(及び、目標線幅と異なる初期の線幅を僅かな回数の反復で補正)を達成するように、且つ、ノイズの増幅が低くなるように、定数fが選択される。
「応答速度」メトリクスを考える。vi=0(ノイズ無し)と設定する。これらの条件下では、初期状態dwi(0)に対する閉ループ応答は、次式によって求められる。
Figure 0004493349
従って、|1−f*gi/go|<1((15)における安定条件)とすると、|dwi(k2)/dwi(0)|<0.02(これは通常、2%時間応答と呼ばれる)を達成するのに必要な反復回数k=k2は、次式によって求められる。
k2=log(0.02)/log(|1−f*gi/go|) (18)
従って、応答速度は|1−f*gi/go|によって決定される。この値が小さいほど応答は速くなる。
次に、「測定ノイズの増幅」メトリクスを考える。安定した閉ループが、標準偏差sdev_viのランダムゼロ平均測定ノイズviを有するとする。従って、dwiの標準偏差は次式によって求められる。
sdev_dwi=NG*sdev_vi (19)
式中、NGは「ノイズゲイン」であり、次式を用いて計算される。
NG=1/(1−(f*gi/go))1/2 (20)
(NGは、制御システムの特殊用語で、viからdwiまでの離散時間閉ループマップのH2−ノルムである。)従って、真の線幅の標準偏差dwti(=dwi−vi)は、次式によって求められることに留意されたい。
Figure 0004493349
なお、ここで考えた2つのメトリクスは「矛盾する」。換言すれば、一方のメトリクスに関してより良好な設計になれば、他方のメトリクスに関してはより劣る設計になる。
実験データの線形適応から、gmax=1.18、go=0.55及びgmin=0.31である。そして、式(11)から、ロバストな安定性のために定数fは0<f<0.93となるよう選択されるべきである。
600spiの低解像度LEDプリントバー画像形成器では、単一画素線を描画でき、上述したように、これを用いて光出力をモニタできる。しかし、600spiより高い解像度の単一の線では、画像形成部材に対してトナーを現像するための露光が十分に行われないことが多いので、単一画素線の手法は、600spiより高い解像度(例えば1200spi)のLEDプリントバー画像形成器では良好に働かない。本発明の別の実施形態では、LEDプリントバーの個々のLEDについてプリントの均一性をモニタ及び調節するための機構として、二重画素線及び三重画素線を有するテストパターンが用いられる。二重及び三重画素線の実際の幅は、その線の描画に用いられる2つ又は3つのLEDの電流設定に依存する。この実施形態では、二重線の幅及び三重画素線の幅を処理することによって個々のLEDに対する補正を決定するアルゴリズムが提供される。特殊なテストパターンから、全てのLEDについての二重画素線の幅及び三重画素線の幅が決定される。図8は、より高解像度のプリントバーのLED電流を調節するための例示的なテストパターンの部分160を示している。
上述した他の実施形態の方法と同様に、このテストパターンはプリントされ、走査され、均一性情報を抽出するために解析される。単一画素の露光均一性を決定するために、行列方程式が解かれる。この均一性情報から、LED画像形成器に新たな露光設定点がロードされる。調節は直接行われてもよく、或いは、ノイズの影響を受けにくくするために、反復手法を用いて処理が繰り返されてもよい。
説明中の実施形態は、対になった線の描画から得られる個々のLED応答を抽出する。二重画素線は、実際には、解像度が600dpiを超えるLED画像形成器のプリントアウトである。しかし、線の幅は2つのLEDの寄与に起因するので、各LEDの応答を抽出しなければならない。
プリントバーにN個の画像形成器がある場合には、描画可能なN−1個の対になった線があり得る。しかし、個々のLEDの応答を個別に抽出するには、これはまだ十分な情報ではない。線の対の不安定性は、当業者には明白である。全てのLEDの露光が等しければ、全ての二重画素線が同じ幅を有する。しかし、全ての奇数側LEDが高露光で、全ての偶数側LEDが低露光であったとすれば、二重画素線の幅はやはり等しくなる。テストパターンは良好且つ均一に見えるが、この画像形成器をハーフトーンの描画に用いると、気づかれなかった奇数側/偶数側の非対称性により、これらのハーフトーンは歪みを含む。
本発明のこの実施形態は、個々のLEDの応答を抽出するために、二重画素線及び三重画素線の両方を含むテストパターンを用いる。図8は、二重画素線162及び三重画素線164を有する例示的なテストパターンの部分160を示している。明確化のために、図8の長方形166の幅は単一画素線の幅である。矢印168の方向が処理方向である。二重画素線及び三重画素線の配列、並びに全ての線の位置はランダムである。これはノイズの影響を最小限にするために有用である。解析中に、各線を、その線を描画したLEDと関連づけられるように、キーが記憶される。線幅の測定が互いに独立するように、線の間には最小限の約7個の画素分の間隔がある。
二重画素線に奇数側/偶数側の非対称が生じている場合には、三重画素線が異なる幅を有することになる。(N−1)+(N−2)個の従属変数及びN個の独立変数があるので、この系は過剰決定系である。しかし、これらの式の最小二乗解を用いて、全ての二重画素線及び全ての三重画素線を等しくするための最良のN個のLEDの露光設定点のセットを求めることができる。説明中の実施形態は、線幅測定ノイズを最小化するために使用可能な安定したソリューション技術及び反復制御方法を生み出す。
プリントされた二重画素線の幅は露光の関数である。所望の均一露光の周辺の小さな変化では、線の幅の変化は露光の増加に対して線形になるはずである。感度係数は、左の画素と右の画素との対象性により、どちらの画素も同じになるはずである。従って、二重画素線の幅の変化Δwi,i+1は、次式の通りである。
Figure 0004493349
式中、Δei及びΔei+1は、それぞれ左右の線の露光の変化であり、dw2/deは感度係数である。
三重画素線の幅も小さい露光変化に対しては線形である。しかし、端にある画素の変化と比較して中央にある画素の変化に対する感度は異なる。従って、三重画素線の幅の変化Δwi-1,i+1は、次式の通りである。
Figure 0004493349
式中、Δei-1、Δei及びΔei+1は、それぞれ左、中央及び右の線の露光の変化である。dw3/deは端にある線の変化に対する感度であり、dwm/deは中央にある線の変化に対する感度である。
式(22)はN−1個の一次方程式のセットに導き、式(23)はN−2個の一次方程式のセットに導く。これらを組み合わせて次の行列方程式とすることができる。
Figure 0004493349
この行列は(N−1)+(N−2)行×N列であるので、この方程式のセットは過剰決定されている。(N−1)+(N−2)個の一次方程式セットを同時に満たすNΔeのセットはない。しかし、MATLAB(R)でMoore−Penrose疑似逆行列を用いることにより、最小二乗解を計算する簡単な方法が提供され、これを次のようなシミュレーションで用いる。
ノイズの存在下で最良のLED均一性を得るための、説明中の実施形態のアルゴリズムの解決能力を識別するために、この問題の解がシミュレートされる。このシミュレーションは次の特徴を有する。即ち、1)UDACアクチュエータを用いて、各LEDを64個の等間隔の段階で個々に調節できること、及び2)露光がUDAC設定に比例することである。比例定数及びオフセットは各UDAC毎に異なる。このシミュレーションでは、比例定数及びオフセットは正規分布から選択される。
本明細書で呈示される発明は、1200spiLED画像形成器に対して一般化される。しかし、十分なm−タプル、(m+1)−タプル等の線が、調節すべきLEDより多くの測定される項目が存在するように描画される限り、これより高い解像度の画像形成器も調節できる。一次方程式のセットが正確に決定又は過剰決定されるように、十分な線の組み合わせが描画されなければならない。
この手続きは、プリンタの製造後にLED光バーのLEDを均一にするために実施されてもよい。プリンタが顧客に宛てて出荷される前に、線幅(又はドット幅)を均一にするために一連の反復が実行される。これによってLEDプリントバーが均一になるだけでなく、他のゼログラフィサブシステムに起因し得るストリークも解消される。
別の実施の例は、LEDバー及び他のゼログラフィサブシステムに起因する、装置の経時変化につれて現れるストリークの補正である。LEDバーの不具合モードの1つは、素子が(それぞれ異なるレベルで)経時変化すると、それらの光出力が低下することである。各LED素子が点灯されていた時間からこの低下を推測することができる。この点灯時間が長過ぎる場合には、装置診断(プログラム)がサービスコールを開始するか、又は、顧客に正規化手続きを行うよう要求することができる。
更に別の実施の例は、他のゼログラフィサブシステムの不具合の補償である。例えば、ゼログラフィ方式プリンタの帯電サブシステムの汚れにより、プリントに目立つストリークが生じることがある。このプリンタがLED画像形成器を有する場合には、このプリントを走査してLED強度を調節し、帯電装置の不具合を補償するよう試みることもできよう。これにより、帯電装置の不具合状態の間の装置寿命が増加され得る。
本発明の一実施形態で用いられるプリントされたテストパターンの例を示す図である。 本発明の別の実施形態で用いられるプリントされたテストパターンの別の例を示す図である。 本発明の一実施形態においてプリントの均一性を調節するための制御方法を示す図である。 本発明の別の実施形態で用いられるプリントされたテストパターンの更に別の例を示す図である。 本発明の別の実施形態で用いられるプリントされたテストパターンの更に別の例を示す図である。 図5に示されるテストパターンを生成するために使用可能なアルゴリズムの例を示す図である。 ゼログラフィシステムの関連要素を示す、本発明の一実施形態の機能図である。 本発明の別の実施形態で用いられるプリントされたテストパターンの更に別の例の部分を示す図である。 プリントされたテストパターン線の1つの線の近傍における1組の断面測定値の例を示す図である。
符号の説明
10 テストパターン
20 テストパターン
30 テストパターン
40 テストパターン
70 ゼログラフィ装置
72 コンピュータ
74 LEDプリントバー
76 スキャナ

Claims (4)

  1. LEDプリントバーを有するゼログラフィ装置のプリントの均一性の調節方法であって、
    a)ターゲット媒体上に、前記ゼログラフィ装置の処理方向で、前記LEDプリントバーの個々のLEDと関連づけられたテストパターンの線をプリントする工程と、
    b)前記プリントされたテストパターンの線を有する前記ターゲット媒体をスキャナに移す工程と、
    c)前記ターゲット媒体を走査して前記プリントされたテストパターンの線を検出する工程と、
    d)検出されたテストパターンの線の情報をコンピュータに送信する工程と、
    e)前記検出されたテストパターンの線の情報から測定された値を決定する工程と、
    f)前記測定値と目標値との差を計算する工程と、
    g)前記差の絶対値が第1の所定の閾値を超える場合には、前記差を部分的に低減するために前記テストパターンの線と関連づけられた前記個々のLEDに供給される電流を前記差の一部に相当する分だけ調節する工程と、
    h)前記工程f)における前記測定値と前記目標値との前記差の絶対値が前記第1の所定の閾値以下になるまで、前記工程a)乃至h)を繰り返し実行する工程と、
    を含み、
    前記テストパターンは複数のテストパターンの線からなるストリップのセットからなり、各ストリップの長さ方向はゼログラフィ装置の処理方向に対して垂直であり、各ストリップは1本のテストパターンの線及びn本の空白の線のパターンの反復からなり、各ストリップと次のストリップのテストパターンの線に関連するLEDは各々少なくとも1つずれており、前記ストリップのセットは前記LEDプリントバーのLEDのすべてに関連するテストパターンの線を有し、
    前記測定値及び前記目標値は、線幅であり、
    前記工程e)及びf)の間に、更に、
    i)各ストリップのテストパターンの線の線幅を平均して第1平均線幅(wj)を計算する工程と、
    j)前記第1平均線幅(wj)を平均して第2平均線幅(w)を計算する工程と、
    k)各ストリップ毎に前記第2平均線幅(w)と前記第1平均線幅(wj)との差を計
    算する工程と、
    l)前記差の絶対値が第2の所定の閾値を超える場合には、各ストリップjの各テストパターンの線iの測定された線幅を下記式により正規化する工程と、
    o ij=wm ij−wj+w
    ここで、wm ijはストリップjのテストパターンの線iの測定された線幅であり、wo ijはストリップjのテストパターンの線iの正規化された線幅である、
    m)前記工程f)において、前記正規化された線幅と前記目標値との差を計算する工程と、
    を有する、
    リントの均一性の調節方法。
  2. 前記各ストリップは更にランダムな線を含み、該ランダムな線は個々のLEDと関連づけられ、該ランダムな線は隣接するテストパターンの線と間隔をあけて印刷され、複数のストリップにわたるランダムな線はLEDに関連するテストパターンの線の反復を含む、請求項に記載のプリントの均一性の調節方法
  3. 複数の個々のLEDを含むLEDプリントバーであって、ゼログラフィ装置のプリントの均一性を決定するためにターゲット媒体上にテストパターンをプリントすることと関連づけられたLEDプリントバーと、
    前記LEDプリントバーの前記個々のLEDへの入力電流を制御するために前記LEDプリントバーと通信するコンピュータと、
    前記ターゲット媒体を走査し、該ターゲット媒体上にプリントされた前記テストパターンを検出し、検出されたテストパターンの情報を前記コンピュータに送信するための、前記コンピュータと通信するスキャナ装置と、
    を含むゼログラフィ装置であって、
    前記コンピュータが、前記テストパターンと関連づけられた線の測定値を決定し、前記測定値と目標値との差を計算し、前記差の絶対値が所定の閾値を超える場合には、前記差を部分的に低減するために前記測定値と関連づけられた前記個々のLEDへの入力電流を前記差の一部に相当する分だけ調節し、
    前記測定値と前記目標値との前記差の絶対値が前記所定の閾値以下になるまで、前記テストパターンをプリントし、該テストパターンと関連づけられた線の測定値を決定し、前記測定値と前記目標値との前記差を計算し、該差の絶対値が所定の閾値を超える場合には前記測定値と関連づけられた前記個々のLEDへの入力電流を前記差の一部に相当する分だけ調節することを繰り返し、
    前記テストパターンは複数のテストパターンの線からなるストリップのセットからなり、各ストリップの長さ方向はゼログラフィ装置の処理方向に対して垂直であり、各ストリップは1本のテストパターンの線及びn本の空白の線のパターンの反復からなり、各ストリップと次のストリップのテストパターンの線に関連するLEDは各々少なくとも1つずれており、前記ストリップのセットは前記LEDプリントバーのLEDのすべてに関連するテストパターンの線を有し、
    前記測定値及び前記目標値は、線幅であり、
    前記テストパターンと関連づけられた線の測定値を決定し、前記測定値と目標値との差を計算することは、更に、各ストリップのテストパターンの線の線幅を平均して第1平均線幅(wj)を計算し、前記第1平均線幅(wj)を平均して第2平均線幅(w)を計算し、各ストリップ毎に前記第2平均線幅(w)と前記第1平均線幅(wj)との差を計算し、前記差が第2の所定の閾値を超える場合には、各ストリップjの各テストパターンの線iの測定された線幅を下記式により正規化し、前記正規化された線幅と前記目標値との差を計算することを含む、
    o ij=wm ij−wj+w
    ここで、wm ijはストリップjのテストパターンの線iの測定された線幅であり、wo ijはストリップjのテストパターンの線iの正規化された線幅である、
    ログラフィ装置。
  4. 前記各ストリップは更にランダムな線を含み、該ランダムな線は個々のLEDと関連づけられ、該ランダムな線は隣接するテストパターンの線と間隔をあけて印刷され、複数のストリップにわたるランダムな線はLEDに関連するテストパターンの線の反復を含む、請求項に記載のゼログラフィ装置。
JP2004002644A 2003-01-15 2004-01-08 プリントの均一性の調節方法及びゼログラフィ装置 Expired - Fee Related JP4493349B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/342,543 US6819352B2 (en) 2003-01-15 2003-01-15 Method of adjusting print uniformity

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004216894A JP2004216894A (ja) 2004-08-05
JP4493349B2 true JP4493349B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=32711737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004002644A Expired - Fee Related JP4493349B2 (ja) 2003-01-15 2004-01-08 プリントの均一性の調節方法及びゼログラフィ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6819352B2 (ja)
JP (1) JP4493349B2 (ja)

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7602411B2 (en) * 2003-06-12 2009-10-13 Oki Data Corporation Image forming apparatus
US7443537B2 (en) * 2003-09-30 2008-10-28 Digimarc Corporation Methods and apparatuses for printer recalibration
US7095531B2 (en) * 2003-11-06 2006-08-22 Xerox Corporation Systems and methods for compensating for streaks in images
US7090324B2 (en) * 2003-12-19 2006-08-15 Xerox Corporation System and methods for compensating for streaks in images
US7125094B2 (en) * 2003-12-19 2006-10-24 Xerox Corporation Systems and methods for compensating for streaks in images
US7777773B2 (en) * 2004-01-28 2010-08-17 Eastman Kodak Company Image quality attributes tracking and preventive maintenance prediction
US7162172B2 (en) * 2004-11-30 2007-01-09 Xerox Corporation Semi-automatic image quality adjustment for multiple marking engine systems
US7869099B2 (en) * 2005-05-10 2011-01-11 Xerox Corporation Method and apparatus for image quality diagnosis
US8259369B2 (en) * 2005-06-30 2012-09-04 Xerox Corporation Color characterization or calibration targets with noise-dependent patch size or number
US7375740B2 (en) * 2005-07-25 2008-05-20 Xerox Corporation Method and apparatus for adjusting printbar uniformity
US7320284B2 (en) * 2005-08-31 2008-01-22 Xerox Corporation Non-offset image forming device with stimulated ink key interface and method
US7425972B2 (en) * 2005-11-16 2008-09-16 Xerox Corporation Method and system for improved control of xerographic parameters in a high quality document system
US7643678B2 (en) * 2005-11-22 2010-01-05 Xerox Corporation Streak compensation with scan line dependent ROS actuation
US7565026B2 (en) * 2005-12-28 2009-07-21 Xerox Corporation Interpolation of image correction parameters
GB2470516B (en) * 2006-05-30 2011-05-18 Digeprint Ltd Improvements relating to optical printers
US7567267B2 (en) * 2006-07-31 2009-07-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for calibrating a beam array of a printer
US7556337B2 (en) 2006-11-02 2009-07-07 Xerox Corporation System and method for evaluating line formation in an ink jet imaging device to normalize print head driving voltages
US8223385B2 (en) * 2006-12-07 2012-07-17 Xerox Corporation Printer job visualization
US7830554B2 (en) * 2007-06-29 2010-11-09 Xerox Corporation Fiducial artifact detection and compensation algorithm
US8264704B2 (en) * 2007-08-29 2012-09-11 Xerox Corporation Method of automatically controlling print quality in digital printing
US7742713B2 (en) * 2007-10-09 2010-06-22 Xerox Corporation Measurement of engine response curve in the presence of process direction noise
US7564475B1 (en) 2008-03-28 2009-07-21 Xerox Corporation Compensation of high frequency banding in printing systems
US8493623B2 (en) * 2008-10-17 2013-07-23 Eastman Kodak Company Adaptive exposure printing and printing system
DE102008052421A1 (de) * 2008-10-21 2010-04-22 Giesecke & Devrient Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Bedrucken eines Banderolenstreifens
US8427695B2 (en) 2009-07-15 2013-04-23 Eastman Kodak Company Setting of imaging parameters
US8446640B2 (en) 2009-07-15 2013-05-21 Eastman Kodak Company Setting of imaging parameters using a scanner
US9030516B2 (en) 2009-10-12 2015-05-12 Eastman Kodak Company Printer nonuniformity compensation for halftone screens
US8411324B2 (en) * 2010-02-03 2013-04-02 Xerox Corporation Selection of exposure intensity and cleaning field intensity setpoints for optimum line width using sensor reading
US8251476B2 (en) 2010-02-03 2012-08-28 Xerox Corporation Ink drop position correction in the process direction based on ink drop position history
US8262190B2 (en) 2010-05-14 2012-09-11 Xerox Corporation Method and system for measuring and compensating for process direction artifacts in an optical imaging system in an inkjet printer
US8721026B2 (en) 2010-05-17 2014-05-13 Xerox Corporation Method for identifying and verifying dash structures as candidates for test patterns and replacement patterns in an inkjet printer
JP2012170002A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、およびその画像処理プログラム
JP5664403B2 (ja) * 2011-03-28 2015-02-04 富士ゼロックス株式会社 線幅測定装置、画像処理装置、画像処理システム及びプログラム
US8559061B2 (en) 2011-07-08 2013-10-15 Eastman Kodak Company Automatic cross-track density correction method
US9327515B2 (en) 2011-12-07 2016-05-03 Xerox Corporation Electronic banding compensation (EBC) of halftone-interaction banding using variable beam delays
US8649068B2 (en) 2011-12-22 2014-02-11 Xerox Corporation Process for creating facet-specific electronic banding compensation profiles for raster output scanners
US8576458B2 (en) 2011-12-07 2013-11-05 Xerox Corporation Printing system, raster ouput scanner, and method with electronic banding compensation using facet-dependent smile correction
GB2534186A (en) 2015-01-15 2016-07-20 Landa Corp Ltd Printing system and method
US8840223B2 (en) 2012-11-19 2014-09-23 Xerox Corporation Compensation for alignment errors in an optical sensor
JP6107116B2 (ja) * 2012-12-18 2017-04-05 セイコーエプソン株式会社 原稿照明装置、密着型イメージセンサーモジュールおよび画像読み取り装置
US8764149B1 (en) 2013-01-17 2014-07-01 Xerox Corporation System and method for process direction registration of inkjets in a printer operating with a high speed image receiving surface
KR102139681B1 (ko) 2014-01-29 2020-07-30 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 발광소자 어레이 모듈 및 발광소자 어레이 칩들을 제어하는 방법
US9375962B1 (en) * 2015-06-23 2016-06-28 Xerox Corporation System and method for identification of marks in printed test patterns
US10126696B1 (en) * 2017-06-28 2018-11-13 Eastman Kodak Company Adaptive printhead calibration process
WO2020242498A1 (en) 2019-05-31 2020-12-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Adjusting print apparatus light sources
EP4276538A1 (en) * 2022-05-13 2023-11-15 Mycronic Ab Methods and systems for generating linewidth- optimised patterns

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5666150A (en) 1993-12-29 1997-09-09 Eastman Kodak Company Non-uniformity correction for LED printhead in electrophotographic gray scale printing
JPH07276706A (ja) 1994-03-04 1995-10-24 Xerox Corp ディジタルプリンタ及びledプリントバーにおけるled画素非均一性補正方法
US5546165A (en) 1994-10-05 1996-08-13 Eastman Kodak Company Scanner as test print densitometer for compensating overall process drift and nonuniformity
US5859658A (en) 1995-10-19 1999-01-12 Xerox Corporation LED printbar aging compensation using I-V slope characteristics
US6452696B1 (en) * 1998-05-01 2002-09-17 Zbe Incorporated Method and apparatus for controlling multiple light sources in a digital printer

Also Published As

Publication number Publication date
US20040135878A1 (en) 2004-07-15
US6819352B2 (en) 2004-11-16
JP2004216894A (ja) 2004-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4493349B2 (ja) プリントの均一性の調節方法及びゼログラフィ装置
US7375740B2 (en) Method and apparatus for adjusting printbar uniformity
US7125094B2 (en) Systems and methods for compensating for streaks in images
US7095531B2 (en) Systems and methods for compensating for streaks in images
US7090324B2 (en) System and methods for compensating for streaks in images
US7616908B2 (en) Image forming apparatus and method having exposure control depending on first and second density patches
JP4976348B2 (ja) 印刷システムのカラー印刷ジョブ出力のマッチング
US8705120B2 (en) Methods and systems for achieving print uniformity using reduced memory or computational requirements
EP0793148A2 (en) Image processing apparatus and method
CN102243455B (zh) 图像形成设备及其控制方法
US7742713B2 (en) Measurement of engine response curve in the presence of process direction noise
JP2022136042A (ja) 不良ノズル補償メカニズム
JP2024508160A (ja) 不良ノズル補償メカニズム
EP4052916A1 (en) Defective nozzle correction mechanism
US6912064B1 (en) Image forming apparatus and image forming method using the same
US6603499B2 (en) Printhead having non-uniformity correction based on spatial energy profile data, a method for non-uniformity correction of a printhead, and an apparatus for measuring spatial energy profile data in a printhead
US7471420B2 (en) Method of uniformity correction in an electrostatographic printer by using a second actuator
JP5742823B2 (ja) 信号処理装置及び画像形成装置
US11539857B2 (en) Uniformity compensation mechanism using missing neighbor thresholds
JP6335224B2 (ja) 印画装置及び画像補正方法
JP6772017B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置およびプログラム
JP2006021401A (ja) キャリブレーション機能付き画像出力装置
JP2000022858A (ja) 画像品質予測方法
JP2005153361A (ja) 光書き込み装置、画像形成装置、及びカラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees