JP4490465B2 - 光ファイバ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号伝搬に供する光ファイバの製造方法に関し、特に光通信における伝送媒体として用いられる光ファイバの製造方法に関する。
一般に、光ファイバを用いた光通信では、コア部とクラッド部の屈折率差による全反射により、光信号がコア部に閉じ込められた状態で光ファイバ中を伝搬する。近年、光ファイバ軸心方向に沿って、光ファイバの断面に複数個の空孔を設けることにより、空気とガラスの屈折率差を利用した全反射によって、光信号を伝搬する光ファイバの研究開発が進められている。前記複数個の空孔を有する光ファイバは、従来の光ファイバに比べ、コア部と、空孔からなるクラッド部との比屈折率差を大きくすることが可能なため、従来の光ファイバでは実現不可能な特性を実現することが可能である(例えば特許文献1)。例えば、光ファイバの曲げが可能になる(光ファイバを曲げても通信可能になる)ことが挙げられる。
このような光ファイバの製造には、キャピラリを束ねて線引きする方法(特許文献2)、及び光ファイバプリフォームに孔を開けて線引きする方法が知られている。
再公表特許WO2004/092793号公報 特開2002−97034号公報
しかしながら、特許文献2に記載のキャピラリを束ねて線引きする方法では、線引きする際に穴の形状が崩れやすいという問題がある。更に、キャピラリの外表面でOH基や不純物が付着し、低損失化が難しいという問題がある。一方、光ファイバプリフォームに孔を開けて線引きする方法では、石英ガラスが非常に硬いため、超音波振動研削などの特殊な方法を用いる必要がある。また、孔を深く研削するために研削工具の長さを長くすると、高速回転に伴う軸ずれが生じ、研削できなくなってしまうといった問題がある。従って光ファイバ軸心方向に沿って、光ファイバの断面に複数個の空孔を設ける構造を有する光ファイバは、低損失化、長尺化が困難であるといった問題がある。
従って、本発明は上記の事情に鑑み、従来の光ファイバでは実現が不可能であった範囲の、波長分散の制御、モードフィールド径(MFD)の制御、光ファイバを曲げたときの伝送確保を実現する低損失化、長尺化などが可能な光ファイバの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の光ファイバ製造方法は、コア部と、前記コア部よりも小さい屈折率を有する第1クラッド部、及び前記コア部よりも小さい屈折率を有する第3クラッド部と、前記第1クラッド部と第3クラッド部の間に、前記第1クラッド部と同等か又は前記第1クラッド部よりも小さい屈折率を有するガラス層に二酸化炭素の気泡が閉じ込められている構成の第2クラッド部とを有してなる光ファイバを製造する光ファイバ製造方法であって、
SiCl 4 及びGeCl 4 を含む原料ガスを用いてコア部を作成し、SiCl 4 を含む原料ガスを用いて第1クラッド部及び第3クラッド部を作成し、SiCl 4 及びCCl 4 を含む原料ガスを用いて二酸化炭素を含む第2クラッド部を作製することによって、光ファイバ母材を作製する第1プロセスと、前記第1プロセスで作製された光ファイバ母材を加熱透明化することにより光ファイバプリフォームを作製する第2プロセスと、前記第2プロセスで作製された前記光ファイバプリフォームを溶融延伸する第3プロセスとを備えたことを特徴とする。
なお、前記第1プロセスではSiCl4、GeCl4、並びにCCl4を、例えば酸水素バーナーで火炎加水分解すること(VAD等)や、プラズマを用いること(PCVD)などにより、光ファイバ母材を作製することができる。
発明の光ファイバ製造方法によれば、コア部と、前記コア部よりも小さい屈折率を有する第1クラッド部、及び前記コア部よりも小さい屈折率を有する第3クラッド部と、前記第1クラッド部と第3クラッド部の間に、前記第1クラッド部と同等か又は前記第1クラッド部よりも小さい屈折率を有するガラス層に二酸化炭素の気泡が閉じ込められている構成の第2クラッド部とを有してなる光ファイバを製造する光ファイバ製造方法であって、SiCl 4 及びGeCl 4 を含む原料ガスを用いてコア部を作成し、SiCl 4 を含む原料ガスを用いて第1クラッド部及び第3クラッド部を作成し、SiCl 4 及びCCl 4 を含む原料ガスを用いて二酸化炭素を含む第2クラッド部を作製することによって、光ファイバ母材を作製する第1プロセスと、前記第1プロセスで作製された光ファイバ母材を加熱透明化することにより光ファイバプリフォームを作製する第2プロセスと、前記第2プロセスで作製された前記光ファイバプリフォームを溶融延伸する第3プロセスとを備えることとしたため、製造過程でOH基や不純物の混入を抑制し、且つ超音波振動研削などの特殊な孔開け作業等が不要となるため、当該光ファイバの低損失化、並びに長尺化が可能になり、大量生産が可能となるといった効果も奏する。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態例に係る光ファイバの構造の一例を示す概念図、図1(b)は前記光ファイバの断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施の形態例の光ファイバ10は、ドーパントを添加した任意の屈折率分布を有するコア部11と、均一な屈折率を有する第1クラッド部12と、二酸化炭素の気泡13を含む第2クラッド部14と、均一な屈折率を有する第3クラッド部15とを有してなり、コア部11及びクラッド部12により主たる光の導波構造が形成されている。
第1クラッド部12はコア部11の周囲を取り囲み、第2クラッド部14は第2クラッド部12の周囲を取り囲み、更に第3クラッド部15は第2クラッド部14の周囲を取り囲んでいる。即ち、第2クラッド部14は第1クラッド部12と第3クラッド部15の間に設けられている。第1クラッド部12及び第3クラッド部15は、コア部11よりも小さい屈折率を有している。そして、第2クラッド部14は、第1クラッド部12と同等か又は第1クラッド部12よりも小さい屈折率を有するガラス層に気泡が閉じ込められている構成となっている。
図2は本発明の実施の形態例に係る光ファイバ製造方法の工程の一部を示した概念図である。本実施の形態例ではVAD(Vapor phase Axial Deposition)法を用いて図1の光ファイバ10を作製するための光ファイバ母材の作製方法について説明する。
第1プロセスでは、原料ガスを同軸円筒状の酸水素バーナー25に導入し、火炎加水分解反応により生成したガラス微粒子24を回転している種棒21の先端に吹きつけることにより、光ファイバ母材23を作製する。次に、第2プロセスでは、種棒21を徐々に引き上げ、ヒーター22で光ファイバ母材23を加熱透明化することにより、光ファイバプリフォームを作製する。第3プロセスでは、第2プロセスで作製された光ファイバプリフォームを溶融延伸(線引)する。かくして、光ファイバ10を作製することができる。
ここで、第1プロセスでは、SiCl4、及びGeCl4にそれぞれO2、H2、並びにArを混合した原料ガスを用いることにより、下記の化学式1に示されるようにSiO2とGeO2が混在したガラス微粒子が形成され、それぞれの原料ガスの流量調整により、所望の屈折率を有するコア部(図1のコア部11になる部分)を作製することが可能である。
(化学式1)
SiCl4+2H2O → SiO2+4HCl
GeCl4+2H2O → GeO2+4HCl
また、第2クラッド部(図1の第2クラッド部14になる部分)は、SiCl4、及びCCl4にそれぞれO2、H2、並びにArを混合した原料ガスを用いることにより、下記の化学式2に示されるようにSiO2のガラス微粒子とCO2が生成され、それぞれの原料ガスの流量調整により、二酸化炭素を含む第2クラッド部を作製することが可能となる。
(化学式2)
SiCl4+2H2O → SiO2+4HCl
CCl4+2H2O → CO2+4HCl
また、第1クラッド部に純石英ガラスを用いる場合、第1クラッド部(図1の第1クラッド部12になる部分)は、SiCl4にO2、H2、並びにArを混合した原料ガスを用いることにより作製することが可能である。同様に、第3クラッド部(図1の第3クラッド部15になる部分)も、SiCl4にO2、H2、並びにArを混合した原料ガスを用いることにより作製することが可能である。
上記のようにして第1プロセスで作製された光ファイバ母材を、第2プロセスで加熱透明化することにより光ファイバプリフォームを作製し、この光ファイバプリフォームを第3プロセスで溶融延伸(線引)することにより、光ファイバ10が製造される。
なお、本発明の光ファイバ製造方法では、上述で説明したVAD法による光ファイバ母材の作製方法以外にも、OVD(Outside Vapor Deposition)、MCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)、並びにPCVD(Plasma Chemical Vapor Deposition)等、を光ファイバ母材の作製方法に用いることが可能である。
(実施例)
図3は、本発明の実施例の光ファイバの等価屈折率分布を表す概念図である。本実施例は図1の光ファイバ10の実施例(具体例)であり、図3において図1と同様の部分には同一の符号を付している。
本実施例では、第1クラッド部12及び第3クラッド部15が純石英(SiO2)からなり、コア部11は純石英にゲルマニウムを添加することによって、第1クラッド部12及び第3クラッド部15よりも大きい屈折率を実現している。なお、図3中のa1及びa2は、それぞれコア部11及び第1クラッド部12の半径である。また、a3は第2クラッド部14の幅、即ち第2クラッド部14の半径と第1クラッド部の半径の差を表す。更に、Δ1及びΔ2は第1クラッド部12、即ち純石英に対するコア部11及び第2クラッド部14の比屈折率差である。本実施例ではΔ1及びa1を、それぞれ0.35%及び4.5μmとした。図示の如く、第2クラッド部14はガラス層(純石英)に二酸化炭素の気泡13(図1参照)が閉じ込められた構成であるため、その実効的な屈折率が第1クラッド部12の屈折率よりも小さい。
図4は、第2クラッド部14における気泡13の割合Pに対する、第2クラッド部14の実効的な屈折率、及び第1クラッド部12、即ち純石英に対する第2クラッド部14の実効的な比屈折率差の関係を示す図である。ここで、第2クラッド部14を構成するガラス成分は純石英とし、第2クラッド部14に含まれる気泡13の大きさが非常に小さく、且つランダムに配置されるものと仮定し、波長λが589.3nmであるときの純石英、及び気泡13の屈折率は、それぞれ1.458、及び1.000を用いた。図4より、第2クラッド部14における気泡13の割合Pを30%以上とすることにより、純石英に対する第2クラッド部14の実効的な比屈折率差は、従来のフッ素を添加した光ファイバで得られる−2から−3%程度までと比べて、3倍以上に相当する−9%以下となることがわかる。
図5は、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1に対する波長λ1550nmにおけるモードフィールド直径の関係を示す図である。ここで、第2クラッド部14における気泡13の割合P、及び第2クラッド部14の幅a3は、それぞれ30%、及び4.5μmとした。なお、第2クラッド部14が存在しない場合のモードフィールド直径は、約10.7μmであった。図5より、モードフィールド直径は、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1に依存して変化しており、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1が2以上の場合、コア部11と第1クラッド部12で決定されるモードフィールド特性を保持することが可能となる。一方、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1を小さくすることにより、コア部11へのゲルマニウム添加量を過剰とすることなく、コア部11への光の閉じ込め効果を向上することが可能となることがわかる。
図6は、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1に対する波長λ1550nmにおける波長分散の関係を示す図である。ここで、第2クラッド部14における気泡13の割合P、及び第2クラッド部14の幅a3は、それぞれ30%、及び4.5μmとした。なお、第2クラッド部14が存在しない場合の波長分散は、約17ps/nm・kmであった。図6より、波長分散はコア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1に依存して変化しており、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1が約2以上の場合、コア部11と第1クラッド部12で決定される波長分散特性を保持することがわかる。一方、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1を1.3以下とすることにより、従来の光ファイバでは実現が困難である30ps/nm・km以上の波長分散特性を実現することも可能となることがわかる。
図7は、第2クラッド部14における気泡13の割合Pに対する波長λ1550nmにおける曲げ損失の関係を示す図である。ここで、コア部11の半径a1に対する第1クラッド部12の半径a2の比a2/a1は2とした。また、曲げ半径R、及び巻き回数は、それぞれ5mm、及び10回巻きとした。第2クラッド部14における気泡13の割合Pが0%となる条件は、第2クラッド部14が純石英のみで構成される従来の光ファイバである場合に相当する。図7より、第2クラッド部14における気泡13の割合Pが増加するに従って、曲げ損失が低減し、第2クラッド部14における気泡の割合Pが約15%のとき、従来の光ファイバに比べて曲げ損失が10分の1となることがわかる。
以上説明したように、本発明によれば、光ファイバ10の構造が、コア部11と、コア部11よりも小さい屈折率を有する第1クラッド部12、及び第3クラッド部15と、第1クラッド部12と第3クラッド部15の間に、第1クラッド部12と同等か又は第1クラッド部12よりも小さい屈折率を有するガラス層に二酸化炭素の気泡13が閉じ込められている構成の第2クラッド部14とからなるため、従来の光ファイバでは実現不可能な特性を実現することが可能となるといった効果を奏する。
また、本発明の光ファイバ製造方法によれば、SiCl4、GeCl4、並びにCCl4により(例えば、これらを酸水素バーナー25で火炎加水分解することにより)、光ファイバ母材を作製する第1プロセスと、第1プロセスで作製された光ファイバ母材を加熱透明化することにより光ファイバプリフォームを作製する第2プロセスと、第2プロセスで作製された光ファイバプリフォームを溶融延伸する第3プロセスとを備えることとしたため、製造過程でOH基や不純物の混入を抑制し、且つ超音波振動研削などの特殊な孔開け作業等が不要となるため、当該光ファイバの低損失化、並びに大量生産が可能となるといった効果も奏する。
(a)は本発明の実施の形態例に係る光ファイバの構造の一例を示す概念図、(b)は前記光ファイバの断面図である。 本発明の実施の形態例に係る光ファイバ製造方法の工程の一部を示した概念図である。 本発明の実施例の光ファイバの等価屈折率分布を表す概念図である。 第2クラッド部における気泡の割合Pに対する、第2クラッド部の実効的な屈折率、及び第1クラッド部、即ち純石英に対する第2クラッド部の実効的な比屈折率差の関係を示す図である。 コア部の半径に対する第1クラッド部の半径の比a2/a1に対する波長λ1550nmにおけるモードフィールド直径の関係を示す図である。 コア部の半径に対する第1クラッド部の半径の比a2/a1に対する波長λ1550nmにおける波長分散の関係を示す図である。 第2クラッド部における気泡の割合Pに対する波長λ1550nmにおける曲げ損失の関係を示す図である。
符号の説明
10 光ファイバ
11 コア部
12 第1クラッド部
13 気泡
14 第2クラッド部
15 第3クラッド部
21 種棒
22 ヒーター
23 光ファイバ母材
24 ガラス微粒子
25 酸水素バーナー

Claims (1)

  1. コア部と、前記コア部よりも小さい屈折率を有する第1クラッド部、及び前記コア部よりも小さい屈折率を有する第3クラッド部と、前記第1クラッド部と第3クラッド部の間に、前記第1クラッド部と同等か又は前記第1クラッド部よりも小さい屈折率を有するガラス層に二酸化炭素の気泡が閉じ込められている構成の第2クラッド部とを有してなる光ファイバを製造する光ファイバ製造方法であって、
    SiCl 4 及びGeCl 4 を含む原料ガスを用いてコア部を作成し、SiCl 4 を含む原料ガスを用いて第1クラッド部及び第3クラッド部を作成し、SiCl 4 及びCCl 4 を含む原料ガスを用いて二酸化炭素を含む第2クラッド部を作製することによって、光ファイバ母材を作製する第1プロセスと、前記第1プロセスで作製された光ファイバ母材を加熱透明化することにより光ファイバプリフォームを作製する第2プロセスと、前記第2プロセスで作製された前記光ファイバプリフォームを溶融延伸する第3プロセスとを備えたことを特徴とする光ファイバ製造方法。
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