JP4490235B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指で触れることにより所定の入力操作を行い得るように構成された、例えば画像形成装置の操作部への適用が好適なタッチパネル装置に関するものである。
従来、例えば画像形成装置の操作部に設けられたタッチパネル装置が知られている。このタッチパネル装置は、指先で軽く押圧することで画像形成装置の制御部に対し所定の入力操作を行い得るタッチパネルと、このタッチパネルによる入力操作の内容や、制御部からの情報等を表示する液晶ディスプレイ(LCD)と、静電気から液晶ディスプレイ中の基板を保護する絶縁シートとが合成樹脂製の筐体に積層状態で装着されることにより構成されている。
前記絶縁シートは、例えばタッチパネルの操作により発生した静電気によるノイズを吸収してLCDに設けられた基板の破損や誤動作を防止するためのものであり、当該絶縁シートがタッチパネルの上面に積層されることにより、タッチパネルによる入力操作が確実に行われる。かかる絶縁シートを用いたタッチパネル装置は、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平10−260783号公報
ところで、絶縁シートは、その全周面に貼着された両面粘着テープをタッチパネル装置の筐体に貼設されるのが一般的であるが、常温でのタッチパネル装置の製造後に例えば5℃以下の低温環境で保管されたような場合、筐体の線膨張係数と絶縁シートの線膨張係数とが相違することに起因して、絶縁シートが波打つように変形してしまうという不都合が発生する。この絶縁シートの波打ち現象は、周縁の両面粘着テープの粘着剤層を巻き込んで生じるため、その後、タッチパネル装置が常温環境に戻されても、絶縁シートの粘着剤層を巻き込んだ部分が元に復帰し難いため、これに連られて絶縁シートにおけるタッチパネル装置の表示窓に臨んだ部分の波打ち状態が収まることがない。
そして、絶縁テープが波打ち状態になると、外観視が見苦しくなるばかりか、波打ち量が大きい場合には、波の凸部でタッチパネルを押圧することがあり、これによってタッチパネルが誤動作してしまうと問題点を有している。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、外観視が見苦しくなることを防いだ上で、環境温度の変化に対して柔軟に対応することによりタッチパネルの誤動作を確実に回避し、安定した操作性を確保することができるタッチパネル装置を提供することを目的としている。
本発明の一の局面に係るタッチパネル装置は、指で触ることにより入力操作を行い得るタッチパネルと、このタッチパネルによる入力操作の内容等を表示する表示部材と、静電気から表示部材用の基板を保護する絶縁シートとが合成樹脂製の筐体に積層状態で装着されてなるタッチパネル装置において、前記絶縁シートは、互いに対向する第1短辺及び第2短辺と、互いに対向する第1長辺及び第2長辺とを有する長方形状を呈し、前記第1短辺側の縁部には、粘着剤層と、該粘着剤層を含めて貫通する位置決め孔とが形成され、第1長辺又は第2長辺側の少なくとも一方の縁部であって、前記第2短辺側の縁部近傍には、当該絶縁シートの長手方向に長い第1係合孔が形成され、前記筐体には、前記第1係合孔に前記長手方向で遊びを備えて遊嵌される第1係合突起と、前記位置決め孔が嵌め込まれる第2係合突起とが設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、長方形状の絶縁シートの第1短辺側の縁部に形成された粘着剤層が、第1係合突起への前記位置決め孔の嵌め込みで位置決めされた状態で、筐体に粘着されると共に、第1長辺又は第2長辺側の少なくとも一辺の縁部あって、前記第2短辺側の縁部近傍に形成された第1係合孔が筐体の第1係合突起に遊嵌され、引き続きその上にタッチパネルおよび表示部材が積層されることにより絶縁シートが筐体に装着された状態になる。
そして、粘着剤層は、絶縁シートの第1短辺側の縁部にだけしか形成されていないため、全周に亘って形成されている場合に比較し、環境温度が変化した場合の絶縁シートの波打ち現象が最小限に抑えられる。また、環境温度の変化による絶縁シートの伸縮は、第1係合孔に遊嵌している第1係合突起が第1係合孔内で相対移動することにより吸収されるため、絶縁シートの波打ち現象が回避される。
さらに、環境温度の変化による絶縁シートの長手方向に向かう伸縮は、長孔状の第1係合孔に遊嵌している第1係合突起が第1係合孔の長手方向へ相対移動することで吸収されるため、絶縁シートの長手方向における波打ち現象が回避される。
上記構成において、前記表示部材は、液晶ディスプレイであることが望ましい。かかる構成によれば、液晶ディスプレイに表示された表示内容がタッチパネルおよび絶縁シートを通して視認される。
また、前記絶縁シートの前記第2短辺側の縁部に第2係合孔が形成され、前記筐体には、前記第2係合孔に前記絶縁シートの長手方向で遊びを備えて遊嵌される第2係合突起が設けられていることが望ましい。
かかる構成によれば、絶縁シートの第2短辺側の縁部に第2係合孔が形成されている一方、前記筐体には、前記第2係合孔に長手方向で遊びを備えて遊嵌される第2係合突起が設けられていることにより、絶縁シートの筐体に対する装着状態がさらに安定する。
発明によれば、長方形状の絶縁シートの第1短辺側の縁部に形成された粘着剤層を筐体に粘着すると共に、第1長辺又は第2長辺側の少なくとも一辺の縁部あって、前記第2短辺側の縁部近傍に形成された第1係合孔を筐体の第1係合突起に遊嵌することにより、絶縁シートを筐体に装着することができる。そして、絶縁シートが筐体に装着された状態では、粘着剤層が絶縁シートの第1短辺側の縁部にだけしか形成されていないため、全周に亘って形成されている場合に比較し、環境温度が変化した場合の絶縁シートの波打ち現象を最小限に抑えることができる。また、環境温度の変化による絶縁シートの伸縮は、係合孔に遊嵌している第1係合突起が係合孔内で相対移動することにより吸収される。すなわち、絶縁シートの長手方向に向かう伸縮は、長孔状の第1係合孔に遊嵌している第1係合突起が第1係合孔の長手方向へ相対移動することで吸収されるため、絶縁シートの波打ち現象を確実に回避することができ、これによってタッチパネル装置における絶縁シートの外観視の見苦しさを回避した上で、環境温度の変化に対して柔軟に対応することが可能になり、タッチパネルの誤動作を確実に回避して安定した操作性を確保することができる。
また、表示部材を液晶ディスプレイとした場合、他の表示部材に比べて極めて小容量でかつ薄型に形成することができるため、各種の部品を収納するための内部空間が扁平でかつ狭いタッチパネル装置に対し好適に適用することができる。
また、絶縁シートの他方の短辺側の縁部に第2係合孔が形成されている一方、筐体には、第2係合孔に長手方向で遊びを備えて遊嵌される第2係合突起が設けられている構成とすれば、絶縁シートの筐体に対する装着状態をさらに安定したものにすることができる。
図1は、本発明に係るタッチパネル装置が適用された画像形成装置の一種である複写機(複合機)の一実施形態を示す斜視図である。この図に示すように、複合機10は、箱形を呈した複合機本体11に各種の機器が装着されることによって形成されている。複合機本体11には、その頂部に原稿給送装置12が設けられていると共に、略下半分の位置に複数段で用紙カセット13が設けられ、さらに頂部における原稿給送装置12の前方位置には、画像形成処理に対する各種の操作信号を入力するためのタッチパネル装置20が設けられている。
そして、原稿給送装置12上に原稿を載置した状態で、タッチパネル装置20から複写開始の操作信号が入力されることにより、原稿給送装置12上の用紙束から用紙の1枚ずつが原稿読取位置へ送り込まれ、所定の原稿読取手段によって原稿画像が読み取られるようになっている。読み取られた原稿画像は、画像データとして一旦記憶装置に記憶された後、用紙カセット13から搬送されてきた用紙に対し複合機本体11内の画像形成部で転写処理が施されるようになっている。
画像形成部には、読み取られた原稿画像の画像データに基づくレーザー光の照射で周面に静電潜増を形成する感光体ドラムや、この感光体ドラムの周面にトナーを供給してトナー像を形成させる現像装置等が設けられ、感光体ドラムの周面に形成されたトナー像が用紙カセット13から搬送されてきた用紙に転写されるようになっている。転写処理が施された後の用紙は、定着装置で転写画像の定着処理が施された後、複合機本体11外に排出される。
図2は、本発明に係るタッチパネル装置20の一実施形態を示す斜視図であり、図3は、図2に示すタッチパネル装置20を上下反転させて裏面側から見た分解斜視図である。これらの図に示すように、タッチパネル装置20は、平面視で横長の矩形状を呈した合成樹脂製の筐体30と、この筐体30に下から(図3では上下反転されているため上からになっている)積層状態で内装されるLCD(液晶ディスプレイ(表示部材))40、タッチパネル50、タッチパネル固定枠60および絶縁シート70とを備えて構成されている。
前記筐体30は、図2に示すように、平板状のパネルボード31と、このパネルボード31の前縁および両側縁から下方(図3では上方)に向かって突設された周壁32とを備えて形成され、周壁32の内側に各種の電気部品が装着されるようになっている。
パネルボード31の中央部より若干図2における長手方向左寄りの位置には、横長の矩形状の表示窓33が開口されていると共に、この表示窓33の右側には電源スイッチやテンキー、さらにはスタートキー等が設けられる第1操作域34が、また表示窓33の左側には複合機10の使用モード(複合機10を複写機として使用するか、ファクシミリ装置として使用するか、プリンタとして使用するか等のモード)を設定するためのモード設定キーが設けられた第2操作域35がそれぞれ形成されている。
第1操作域34および第2操作域35の裏面側には、それぞれの機能に対応した電気部品が装着されていると共に、表示窓33の裏面側には、タッチパネル装着空間V(図3)が形成され、このタッチパネル装着空間Vに最下位から順次LCD40、タッチパネル50、タッチパネル固定枠60および絶縁シート70が積層配置され、これによって最上位の絶縁シート70が表示窓33に臨んだ状態になっている。
前記LCD40は、平面視で前記表示窓33より若干大きい矩形状を呈した薄い直方体状のケーシング41の中に所定の電気部品をマウントした基板と、この基板の上面側(図3においては下面側)に積層された平面状の液晶板とが収納されることによって形成されている。そして、液晶板上に表示された文字や図形等の情報が透明なタッチパネル50および絶縁シート70を介して表示窓33に表示されるようになっている。
かかるLCD40は、タッチパネル装着空間Vに装着された状態で筐体30の表示窓33から外部に抜け出すことがないように、平面視の寸法が表示窓33のそれより相当大きめに寸法設定されている。
前記タッチパネル50は、絶縁シート70を介して任意の位置を指で軽く押圧することにより当該位置を検出し、その位置に対して予め設定されている所定の操作信号をLCD40との協働で図略の制御部へ向けて出力するものである。
かかるタッチパネル50は、透明な2枚の抵抗膜シートが積層されることにより形成されている。一方の抵抗膜シートは、一方向(例えば横方向)に延びる縦方向に並設された複数本の透明な横通電抵抗路を有している一方、他方の抵抗膜シートは、他方向(縦方向)に延びる横方向に並設された複数本の透明な縦通電抵抗路を有し、指で押された位置における横通電抵抗路および縦通電抵抗路の交点からその位置を特定するようになっている。
このようなタッチパネル50は、平面視の寸法が筐体30の表示窓33のそれより若干大きめで、かつ、LCD40のそれより若干小さめに設定され、これによってタッチパネル装着空間Vに装着された状態で表示窓33から外部に抜け出ることがないようになされている。また、タッチパネル50の図3における右縁部から右方に向けて接続端子51が突設され、タッチパネル50からの出力信号は、この接続端子51を介してLCD40へ入力されるようになっている。
前記タッチパネル固定枠60は、LCD40に積層されたタッチパネル50を動かないように位置決め状態で固定するためのものであり、LCD40の長手方向の寸法と略同一に設定された一対の横桟61と、これら一対の横桟61の図3における右端部間に架設された縦桟62とによってコ字状に形状設定されている。縦桟62は、長さ寸法がタッチパネル50の縦寸法(短尺側の寸法)より若干長めに設定されていると共に、一対の横桟61間の内寸法がタッチパネル50の短尺側の寸法より僅かに大きめに設定され、これによってタッチパネル50が一対の横桟61間に挟持されるようになっている。
かかるタッチパネル固定枠60には、縦桟62に前記タッチパネル50の接続端子51に対応した位置に凹設された端子嵌込み溝63が凹設されていると共に、略中央位置に縦桟側係合孔64が穿設されている。また、横桟61には、左端部寄りの位置にそれぞれ横桟側係合孔65が穿設されている。
一方、筐体30のパネルボード31の裏面側には、図3に示すように、タッチパネル装着空間Vにおける表示窓33の右方位置に前記縦桟側係合孔64に対応した縦桟側係合突起311が突設されていると共に、同左方位置より若干表示窓33側へ寄った位置に前記一対の横桟側係合孔65に対応した前方横桟側係合突起(第1係合突起)312および後方横桟側係合突起313が突設されている。
さらに、パネルボード31の裏面側には、表示窓33の図3における左方位置に、前後方向に延びる一対の位置決め突条(第2係合突起)314が突設され、タッチパネル50は、左縁部がこれらの位置決め突条314に当止されることによって左方へずれるのが防止されるようになっている。
そして、一対の横桟61によって挟持された状態のタッチパネル固定枠60の縦桟側係合孔64が縦桟側係合突起311に外嵌されると共に、一対の横桟側係合孔65がそれぞれ対応した前方横桟側係合突起312および後方横桟側係合突起313に外嵌されることにより、タッチパネル50を備えたタッチパネル固定枠60が筐体30のタッチパネル装着空間Vに装着されるようになっている。
前記絶縁シート70は、操作者の指先に帯電している静電気や、タッチパネル50に対する押圧操作等で発生する静電気などを吸収してLCD40内の基板に悪影響を及ぼさないようにするためのものであり、平面視でタッチパネル固定枠60の輪郭寸法と略同一に寸法設定されている。
かかる絶縁シート70の図3における右縁部(第1短辺側の縁部)における上面(図3では下面)には、短尺方向の全長に亘って貼着された粘着両面テープ(粘着剤層)71(テープ基材の両面に粘着剤が塗布されてなるテープ)が貼着されていると共に、この粘着両面テープ71をも含めた状態で穿設された、前記パネルボード31の縦桟側係合突起311(第2係合突起)に対応する右短尺側係合孔(位置決め孔)72が穿設されている。また、絶縁シート70の前方縁部(第1長辺又は第2長辺側の縁部)には、前記パネルボード31の前方横桟側係合突起312に対応した位置に前方長尺側係合孔(第1係合孔)73が穿設されている。この前方長尺側係合孔73は、絶縁シート70の長手方向に長尺の長孔によって形成されている。
前記粘着両面テープ71は、絶縁シート70をパネルボード31に装着して表示窓33を塞ぐに際し、当該パネルボード31における表示窓33の直ぐ右側に粘着させるためのものであり、前記右短尺側係合孔72は、縦桟側係合突起311に係合させるためのものであり、前記前方長尺側係合孔73は、前方横桟側係合突起312に係合させるものである。
かかる絶縁シート70の図3における左端縁部には、左方に向けて突設された摘み片74が設けられ、装着された絶縁シート70をパネルボード31から取り外すに際し、この摘み片74を指で摘んで容易に引き剥がすことができるようになっている。
つぎに、LCD40、タッチパネル50、タッチパネル固定枠60および絶縁シート70のパネルボード31への組み付けについて説明する。これらをパネルボード31に組み付けるに際しては、まず最初に絶縁シート70の右短尺側係合孔72をパネルボード31の縦桟側係合突起311に嵌め込み、この状態で絶縁シート70の図3における右縁部をパネルボード31に押し付ける。こうすることによって絶縁シート70の短尺側の右縁部が位置決め状態でパネルボード31に粘着される。
引き続き前方長尺側係合孔73をパネルボード31の前方横桟側係合突起312に嵌め込むことによって絶縁シート70のパネルボード31への装着が完了する。
ついで、タッチパネル固定枠60の縦桟側係合孔64および一対の横桟側係合孔65をそれぞれ対応したパネルボード31の縦桟側係合突起311、前方横桟側係合突起312および後方横桟側係合突起313に外嵌することにより、タッチパネル固定枠60がパネルボード31に装着され、これによって絶縁シート70の縁部の浮き上がりが防止された状態になる。
引き続き、タッチパネル50がタッチパネル固定枠60の一対の横桟61間に嵌め込み、最後にタッチパネル50にLCD40を被せた状態で当該LCD40を所定の係止手段によりパネルボード31に係止することによってLCD40、タッチパネル50、タッチパネル固定枠60および絶縁シート70のパネルボード31への装着が完了する。
図4は、図2に示すタッチパネル装置20のA−A線断面図である。なお、図4においては、絶縁シート70における右短尺側係合孔72および前方長尺側係合孔73が存在する部分についてはA−A線から外れるが、特にこの部分の断面図を示している。また、各部品の厚み寸法については誇張して示している。
図4に示すように、LCD40,タッチパネル50、タッチパネル固定枠60および絶縁シート70がパネルボード31に装着された状態では、最下層にLCD40が配され、その上にタッチパネル50、タッチパネル固定枠60に保持されたタッチパネル50および絶縁シート70が順次積層された状態でこれらが所定の係止手段によってパネルボード31に係止され、これによって絶縁シート70がパネルボード31の表示窓33に臨んだ状態になっている。
そして、絶縁シート70は、図4における左方の短辺側の縁部が係合突起311によって位置決めされた状態で粘着両面テープ71がパネルボード31の裏面に粘着され、かつ、長手方向に長尺の長孔からなる前方長尺側係合孔73の中央部がパネルボード31の前方横桟側係合突起312に遊嵌されている。
したがって、タッチパネル装置20の存在する環境の温度変化によって絶縁シート70が粘着両面テープ71の位置を起点にして長手方向(図4における左右方向)に伸縮しても、前方長尺側係合孔73が前方横桟側係合突起312に対して移動してその伸縮を吸収するため、特に当該絶縁シート70が低温環境から高温環境に移されたときに伸張し、これによって波打った状態になるような不都合の発生が確実に防止される。
以上詳述したように、本発明に係るタッチパネル装置20は、指で触ることにより入力操作を行うタッチパネル50と、このタッチパネル50による入力操作の内容等を表示するLCD40と、静電気からLCD40用の基板を保護する絶縁シート70とが合成樹脂製の筐体30のパネルボード31に積層状態で装着されてなるものであり、絶縁シート70は、一方の短辺側の縁部に形成された粘着剤層としての粘着両面テープ71と、長辺側の少なくとも一方の縁部における他方の短辺側縁部近傍に形成された長尺方向に長い長孔状の前方長尺側係合孔73とを備えている一方、パネルボード31には、前方長尺側係合孔73に長手方向で遊嵌される前方横桟側係合突起312が設けられてなるものである。
かかる構成によれば、絶縁シート70の一方の短辺側の縁部に形成された粘着両面テープ71をパネルボード31に粘着すると共に、長辺側の少なくとも一方の縁部に形成された長尺方向に長い長孔状の前方長尺側係合孔73をパネルボード31の前方横桟側係合突起312に遊嵌し、その上にタッチパネル50およびLCD40を積層することにより、絶縁シート70がパネルボード31に装着された状態になる。
そして、粘着両面テープ71は、絶縁シート70の一方の短辺側の縁部にだけしか形成されていないため、全周に亘って形成されている場合に比較し、環境温度が変化した場合の絶縁シート70の波打ち現象を最小限に抑えることができる。
しかも、環境温度の変化による絶縁シート70の長手方向に向かう伸縮は、長孔状の前方長尺側係合孔73に遊嵌している前方横桟側係合突起312が前方長尺側係合孔73の長手方向へ相対移動することで吸収されるため、絶縁シート70の長手方向における波打ち現象を確実に回避することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)図5は、絶縁シートの他の実施形態を示す平面図である。なお、図5においては、図3に示す表裏が反転された筐体30と対照するために、当該絶縁シートの裏面側を示している。この実施形態の絶縁シート70′は、図5における右方の縁部に粘着両面テープ71が粘着されている点、右短尺側係合孔72が穿設されている点および前方(図5の紙面の下側)縁部に前方長尺側係合孔73が穿設されている点については先の実施形態と同様であるが、これらに加えて後縁部(第2短辺側の縁部)に前記後方横桟側係合突起313に対応した左右方向に延びた長孔状の後方長尺側係合孔(第2係合孔)75が穿設されていると共に、左縁部に前記パネルボード31の一対の位置決め突条(第2係合突起)314に対応した前後一対の左短尺側係合孔76が穿設されている点で先の実施形態と相違している。
前記左短尺側係合孔76は、左右方向の孔幅寸法が位置決め突条314の左右幅寸法より大きく設定され、これによって絶縁シート70′の左右幅方向に対する伸縮が吸収されるようになっている。
この実施形態の絶縁シート70′によれば、当該絶縁シート70′をパネルボード31
に係合するための係合孔として先の右短尺側係合孔72および前方長尺側係合孔73に加えて後方長尺側係合孔75および左短尺側係合孔76が設けられ、これらの係合孔によって絶縁シート70′の4辺が位置決めされるようになっているため、絶縁シート70′の環境温度の変化による伸縮に対応した上で、パネルボード31に対する装着状態がより安定したものになる。
(2)上記の実施形態においては、タッチパネル装置20が画像形成装置(上記の実施形態においては複合機10)に適用されているが、本発明は、タッチパネル装置20を画像形成装置に適用することに限定されるものではなく、現金自動出納装置であるキャッシュディスペンサーや、乗物等の切符を自動的に販売する自動券売機などにも適用することができる。
(3)上記の実施形態においては、絶縁シート70に形成される粘着剤層として粘着両面テープ71が採用されているが、本発明は、粘着剤層が粘着両面テープ71であることに限定されるものではなく、所定の粘着剤を絶縁シート70あるいはパネルボード31に塗布することによって粘着剤層を形成してもよい。
(4)上記の実施形態においては、中継乗継ぎ台70の四方形状として長方形が適用されているが、本発明は、四方形状が長方形であることに限定されるものではなく、筐体30の表示窓33の形状に合わせて台形や菱形などの各種の四辺形状であってもよい。
(5)上記の実施形態においては、前方長尺側係合孔73および後方長尺側係合孔75がいずれも長孔状に形成されているが、本発明は、係合孔が長孔状であることに限定されるものではなく、内径寸法が係合突起の径寸法より大きい円形や楕円形であってもよい。
本発明に係るタッチパネル装置が適用された画像形成装置の一種である複合機の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るタッチパネル装置の一実施形態を示す斜視図である。 図2に示すタッチパネル装置を上下反転させて裏面側から見た分解斜視図である。 図2に示すタッチパネル装置のA−A線断面図である。なお、図4においては、絶縁シートにおける右短尺側係合孔および前方長尺側係合孔が存在する部分についてはA−A線から外れるが、特にこの部分の断面図を示している。また、各部品の厚み寸法については誇張して示している。 絶縁シートの他の実施形態を示す平面図である。
10 複合機(画像形成装置) 11 複合機本体
12 原稿給送装置 13 用紙カセット
20 タッチパネル装置 30 筐体
31 パネルボード 311 縦桟側係合突起
312 前方横桟側係合突起(第1係合突起)
313 後方横桟側係合突起 314 位置決め突条(第2係合突起)
32 周壁 33 表示窓
34 第1操作域 35 第2操作域
40 LCD(液晶ディスプレイ(表示部材))
41 ケーシング 50 タッチパネル
51 接続端子 60 タッチパネル固定枠
61 横桟 62 縦桟
63 端子嵌込み溝 64 縦桟側係合孔
65 横桟側係合孔 70,70′ 絶縁シート
71 粘着両面テープ(粘着剤層)
72 右短尺側係合孔 73 前方長尺側係合孔(第1係合孔)
74 摘み片 75 後方長尺側係合孔(第2係合孔)
V タッチパネル装着空間

Claims (3)

  1. 指で触ることにより入力操作を行い得るタッチパネルと、このタッチパネルによる入力操作の内容等を表示する表示部材と、静電気から表示部材用の基板を保護する絶縁シートとが合成樹脂製の筐体に積層状態で装着されてなるタッチパネル装置において、
    前記絶縁シートは
    互いに対向する第1短辺及び第2短辺と、互いに対向する第1長辺及び第2長辺とを有する長方形状を呈し、
    前記第1短辺側の縁部には、粘着剤層と、該粘着剤層を含めて貫通する位置決め孔とが形成され、
    第1長辺又は第2長辺側の少なくとも一方の縁部であって、前記第2短辺側の縁部近傍には、当該絶縁シートの長手方向に長い第1係合孔が形成され、
    前記筐体には、前記第1係合孔に前記長手方向で遊びを備えて遊嵌される第1係合突起と、前記位置決め孔が嵌め込まれる第2係合突起とが設けられていることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記表示部材は、液晶ディスプレイであることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
  3. 前記絶縁シートの前記第2短辺側の縁部に第2係合孔が形成され、
    前記筐体には、前記第2係合孔に前記絶縁シートの長手方向で遊びを備えて遊嵌される第2係合突起が設けられていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル装置。
JP2004310474A 2004-10-26 2004-10-26 タッチパネル装置 Expired - Fee Related JP4490235B2 (ja)

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