JP2010135188A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトの輝度むらの要因となる反射シートの皺を発生しにくくした液晶表示装置の提供をすることを目的とする。
【解決手段】光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルLCに光を提供する導光板LGと、導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームFL1と、導光板LGの発光面の反対側に位置する裏面を覆う反射シートRSと、を含み、第1フレームFL1は、反射シートRSの縁部に設けられる挿入部EXが挿入される受入れ部ACを有し、反射シートRSは、挿入部EXが受入れ部ACに挿入されることにより、導光板LGに対して設けられる位置が拘束される、ことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄型の液晶表示装置に関し、特に、導光板の裏面に位置する反射シートを設ける構造に関する。
液晶表示装置は、液晶セルの表示領域に光源を提供するバックライトを含んで構成される。このバックライトは、液晶セルに光源からの光を誘導する発光面が形成された導光板を含んでいる。そして、発光面の反対側に位置する導光板の裏面には、反射シートが設けられる。
また、携帯電話等に用いられる薄型の液晶表示装置では、反射シートには薄型のものが選択されて、この反射シートは、導光板の側面を取り囲むフレーム(第1フレーム)に、両面テープ等で固定されることとなる。ここで図8は、従来の液晶表示装置の一例を示す上面図であり、図11はそのB‐B断面を示す図である。この液晶表示装置では、図11で示すように両面テープDTが設けられて反射シートRSが固定されている。
しかし、上記のように第1フレームFL1に両面テープDTで反射シートRSが固定されると、温度変化等により第1フレームFL1に歪みが生じる場合に、図12で示すように、その歪みに伴って両面テープDTの近傍の反射シートRSに皺が発生する。そして反射シートRSの厚みが薄い場合には、一度皺が発生すると皺のない状態に復元されにくく、反射シートRSに生じた皺は、バックライトの輝度むらを発生させる要因となる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みて、バックライトの輝度むらの要因となる反射シートの皺を発生しにくくした液晶表示装置を提供することを目的とする。
(1)上記の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、前記導光板の前記発光面の反対側に位置する裏面を覆う反射シートと、を含み、前記第1フレームは、前記反射シートの縁部に設けられる挿入部が挿入される受入れ部を有し、前記反射シートは、前記挿入部が前記受入れ部に挿入されることにより、前記導光板に対して設けられる位置が拘束される、ことを特徴とする。
(2)(1)の液晶表示装置において、前記受入れ部は、前記第1フレームの第1の辺において溝状に形成される開口部を有し、前記挿入部は、前記第1の辺に沿う前記反射シートの一辺の少なくとも一部において、前記第1の辺に垂直となる方向に延伸する延伸部分を有し、該延伸部分は前記開口部に挿入される、ことを特徴とする。
(3)(2)の液晶表示装置において、前記開口部は、前記第1の辺において前記導光板の側面に面して形成され、前記延伸部分は、前記裏面から前記発光面の側に折り込まれつつ、前記開口部に挿入される、ことを特徴とする。
(4)(2)から(3)の何れかの液晶表示装置において、前記第1の辺は、裏面側部材と発光面側部材によって形成され、前記開口部は、前記裏面側部材と前記発光面側部材とが形成する隙間によって、形成される、ことを特徴とする。
(5)(1)から(4)の何れかの液晶表示装置において、前記発光面の側で接続されるフレキシブルプリント基板を含み、前記フレキシブルプリント基板は、前記導光板の前記発光面の側から前記裏面の側に屈曲されて、前記第1フレームの少なくとも一部と前記反射シートの少なくとも一部とを覆い、前記第1フレームと前記フレキシブルプリント基板は、前記第1フレームの前記フレキシブルプリント基板によって覆われる部分に両面テープが介在して互いに固定され、前記反射シートは、前記第1フレームに固定された前記フレキシブルプリント基板に支持される、ことを特徴とする。
(6)上記の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、前記導光板の前記発光面の反対側に位置する裏面を覆う反射シートと、を含み、前記第1フレームと前記導光板の間隙には、前記反射シートの縁部に設けられる挿入部が挿入される受入れ部が形成され、前記反射シートは、前記挿入部が前記受入れ部に挿入されることにより、前記導光板に対して設けられる位置が拘束される、ことを特徴とする。
(7)上記の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、前記発光面の反対側に位置する前記導光板の裏面と前記第1フレームの少なくとも一部とを覆う反射シートと、を含み、前記第1フレームは、前記反射シートに覆われる部分において突起部を有し、前記反射シートは、前記突起部よりも径が大きい穴部を有し、該穴部に前記突起部が貫通することにより、前記反射シートが前記第1フレームに拘束される、ことを特徴とする。
(8)(7)の液晶表示装置において、前記反射シートと前記第1フレームとを外側から覆う第2フレームと、を含み、前記第2フレームは、前記穴部を貫通した前記突起部と嵌め合わさる嵌合部を備え、該嵌合部は前記突起部と嵌め合わさる、ことを特徴とする。
(9)上記の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、前記発光面の反対側に形成される前記導光板の裏面を覆う反射シートと、前記反射シートと前記第1フレームとを外側から覆う第2フレームと、を含み、前記反射シートは、前記導光板の裏面から前記第1フレームにおける第1の辺の側方まで延設されて、該側方において前記第1フレームと前記第2フレームに挟まれることにより拘束される、ことを特徴とする。
(10)(9)の液晶表示装置において、前記第1フレームは、前記反射シートが延設される部分が、平滑な曲面を含んで形成される、ことを特徴とする。
(1)に記載された液晶表示装置によれば、バックライトの輝度むらの要因となる反射シートの皺を発生しにくくできる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図である。この液晶表示装置は、例えば、携帯電話や小型携帯情報端末(Personal Digital Assistant)等に実装されて、使用者やネットワークから提供される入力に応じて画像を表示する。同図に示す液晶表示装置は、液晶セルLC、第1フレームFL1、ドライバDR、フレキシブルプリント基板FP1を含んで構成されている。液晶セルLCは、TFT基板TBと対向基板CFとによって液晶層を挟持しており、上偏光板PL2が、対向基板CFの液晶層を挟持する側の反対側に、下偏光板PL1(図1において不図示)が、TFT基板TBの液晶層を狭持する側の反対側に設けられている。また、TFT基板TBに設けられたドライバDR及びフレキシブルプリント基板FP1からは、表示領域に映像を表示する電源及び信号が供給される。そして、液晶セルLCの下側(表示領域が設けられる側の反対側)にはバックライトが設けられて、このバックライトは、光源となるLED(Light Emitting Diode)等の発光素子と、導光板とを含んで構成されて液晶セルLCに光を提供する。図2は、図1のA−A断面を示す図である。同図で示すように、液晶セルLCは、上偏光板PL2と、対向基板CFと、TFT基板TBと、下偏光板PL1とを含んで構成され、下偏光板PL1の下側には光学シートOS及び導光板LGが設けられる。
導光板LGは、例えば、透明の樹脂等の材料を射出成形することによって形成されて、光源となる発光素子と隣接して配置される。導光板LGは、発光素子が発光する光を、表示領域の下側に平面状に広がって形成された発光面に誘導して発光させる。発光面の上側には複数枚からなる光学シートOSが設けられ、発光面からの光は、略均等な光量分布となるように拡散・集光されて下偏光板PL1に提供される。一方、導光板LGの下側には反射シートRSが設けられるが、これについては詳しくは後述する。
第1フレームFL1は、例えば、専用金型に樹脂(モールド)を流し込むことによって射出成形されることにより形成される。図2で示すように、第1フレームFL1は、液晶セルLCの外周部を下側から支持するとともに、TFT基板TBの側面に沿って突出する突出部が設けられて液晶セルLCと係合している。そして、第1フレームFL1は、液晶セルLCの下側に設けられる導光板LGの側面を取り囲むように枠状に形成されて、導光板LGの側面から光が漏れるのを防止している。そして本実施形態では、第1フレームFL1の第1の辺(図1の液晶表示装置において、ドライバDRが設けられている側に対向する側に存在する辺)において受入れ部ACが形成される。この受入れ部ACに、反射シートRSの縁部に形成される挿入部EXが挿入されることにより、反射シートRSが拘束される。受入れ部AC及び挿入部EXについての詳しい説明は後述する。
なお、図2において不図示の発光素子は、導光板LGのドライバDR側に位置する側面に隣接して設けられて、第1フレームFL1は発光素子とともに導光板LGの側面を取り囲むように形成される。この際、発光素子は、第1フレームFL1の第1の辺に対向する辺において埋め込まれるようにして固定され、導光板LGは第1フレームFL1と嵌め合わさるようにして固定される。また、発光素子に電源を提供するフレキシブルプリント基板が、導光板LGの発光面の側において発光素子と接続される。
以上では、導光板LGと第1フレームFL1と発光素子について説明した。以下においては、導光板LGの下側に設けられる反射シートRSと、反射シートRSの縁部に設けられる挿入部EXと、第1フレームFL1の第1の辺に設けられる受入れ部ACとについて詳細に述べる。
まず、反射シートRSは、例えば、金属成分を含まないポリエステルの多層膜フィルムによって形成される。図2で示すように、反射シートRSは導光板LGの裏面に面して設けられ、導光板LGの下側から光が漏れるのを防いで発光素子からの光を発光面に向けて反射する。そして、第1フレームFL1における第1の辺に沿う反射シートRSの一辺には、図2で示すように挿入部EXが設けられて、当該挿入部EXは、受入れ部ACに挿入される。挿入部EXは、反射シートRSの一辺の少なくとも一部において設けられ、挿入部EXが受入れ部ACに挿入されることにより、第1フレームFL1に固定された導光板LGに対する反射シートRSの位置が拘束される。また受入れ部ACと挿入部EXでは、挿入部EXの幅方向と厚さ方向にクリアランスが設けられ、これにより挿入部EXは受入れ部ACに円滑に挿入される。反射シートRSは受入れ部ACに仮止めされて、当該クリアランスの範囲内で拘束されることとなり、反射シートRSによって覆われている導光板LGの裏面領域の変動が抑えられる。また、受入れ部ACでは、反射シートRSが完全には固定されない仮止め状態であるため、温度変化等による第1フレームFL1の形状変化に伴って、挿入部EXの近傍では反射シートRSの皺が発生しにくくなっている。
ここで、図3は、挿入部EXと受入れ部ACとの様子を模式的に示す斜視図であり、同図では、第1フレームFL1における第1の辺を構成する部分と、導光板LG、反射シートRSの様子が示されている。同図で示すように、反射シートRSの一辺の一部において挿入部EXが設けられ、挿入部EXでは、第1の辺に対して垂直方向に延伸する延伸部分が形成される。また、受入れ部ACでは、導光板LGの裏面に平行となる開口部が溝状に形成されて、挿入部EXの延伸部分が挿入される。反射シートRSは、延伸部分が挿入される方向に対して垂直となる方向では、挿入部EXにおける延伸部分の幅方向に存在するクリアランスによって、その位置ずれが制限される。また、挿入部EXが挿入される方向では、第1フレームFL1の第1の辺と反射シートRSとが当接することにより、反射シートRSの導光板LGに対する位置ずれが制限される。
また、図3で示すように、受入れ部ACにおける開口部は、導光板LGの側面に面して、導光板LGの裏面と発光面との間に形成され、当該開口部に挿入部EXが挿入される。このとき挿入部EXの延伸部分は、導光板LGの裏面から発光面の側に折り込まれて、導光板LGの側面の一部を経て、開口部に挿入される。これにより受入れ部ACが導光板LGの裏面よりも発光面の側に形成されて、液晶表示装置が薄型化しやすくなる。なお、液晶表示装置を組み立てる際には、例えば、まず、反射シートRSの挿入部EXが第1フレームFL1の受入れ部ACに挿入されて、次に、第1フレームFL1に導光板LGが完全に嵌め込まれる。これにより、挿入部EXが導光板LGの裏面から発光面の側に折り込まれつつ、導光板LGが第1フレームFL1に嵌め込まれて、反射シートRSが導光板LGの裏面に設けられる。
以上では、反射シートRSと、挿入部EXと、受入れ部ACとについて詳細に述べた。以下では、反射シートRSを支持するように設けられるフレキシブルプリント基板について述べる。
図4は、第1フレームFL1における第1の辺に対向する辺が設けられた側の様子を示す図である。そして、フレキシブルプリント基板FP2が、同図で示すように、第1フレームFL1を起点として導光板LGの発光面の側から裏面の側に屈曲されて、第1フレームFL1の少なくとも一部と反射シートRSの少なくとも一部がフレキシブルプリント基板FP2に覆われる。また、第1フレームFL1においてフレキシブルプリント基板FP2に覆われる部分には、両面テープDTが設けられて、第1フレームFL1とフレキシブルプリント基板FP2が、導光板LGの裏面の側において互いに固定される。そして、反射シートRSは、第1の辺に対向する辺の側で導光板LGとフレキシブルプリント基板FP2の間に挿入されて、導光板LGから離れないように設けられる。従って、フレキシブルプリント基板FP2が、反射シートRSを支持することにより、反射シートRSが拘束又は支持される箇所が複数存在して、反射シートRSが導光板LGの裏面に安定的に設けられる。なお、このフレキシブルプリント基板FP2は、発光面の側で発光素子と接続して電源を提供するFPCであるが、図1において示すような、液晶セルLCに電源及び信号を提供するフレキシブルプリント基板FP1が裏面の側に屈曲されるようにしてもよい。
なお、図4では、第1の辺に対向する辺の側の第1フレームFL1が凹凸状に形成されており、第1フレームFL1が凹形状となる部分に発光素子が埋め込まれる。反射シートRSは、同図で示すように、第1フレームFL1により凹凸状に形成される部分を除いて導光板LGの裏面を覆う。
また、本実施形態では、図3で示すように第1フレームFL1の1箇所に受入れ部ACを設けて、これに対応する挿入部EXを反射シートの1箇所に設けているが、受入れ部AC及び挿入部EXを複数の箇所に設けることとしてもよい。或いは、反射シートRSにおける挿入部EX以外の縁部に1又は複数の係合部を設け、かつ、これらの係合部に対応する被係合部を第1フレームFL1に設けることにより、反射シートRSを拘束してもよい。いずれの受入れ部又は被係合部においても、反射シートRSが完全には固定されないようになっており、温度変化等による第1フレームFL1の形状変化に伴って、反射シートRSに皺が発生しにくくなっている。上記のようにして、導光板LGに対する反射シートRSの位置が拘束されるため、両面テープを設ける領域を少なくすること、或いは、両面テープを設けないことにより、皺の発生を抑制しつつ液晶表示装置を薄型化できる。
なお、本実施形態における液晶表示装置は、携帯電話等に実装される薄型のものであり、反射シートRSも薄型のものが選択されるとしている。液晶表示装置の厚み(反射シートRSから液晶セルLCの上偏光板PL2までの厚み)が1mm程度で形成される場合に、第1フレームFL1に両面テープで固定する反射シートRSの厚みが65μm以下になると皺が発生しやすくなる。そして、液晶表示装置を1mmよりもさらに薄型化するためには、厚みが40μm以下の反射シートRSを用いるのが好適である。
なお、上記の本実施形態では、液晶表示装置のドライバDRが設けられている側に対向する側に存在する辺を第1の辺として、受入れ部ACとこれに対向する挿入部EXが設けられているが、他の辺を第1の辺として受入れ部AC等を設けることとしてもよい。このとき、フレキシブルプリント基板FP2が、裏面の側に屈曲し、受入れ部AC等が設けられた当該他の辺から離れた反射シートRSの領域を覆って、反射シートRSを支持するのが望ましい。
なお、本実施形態では、フレキシブルプリント基板FP2が設けられて、反射シートRSを支持することとしているが、他のフィルム状の部材を第1フレームFL1に糊付けして反射シートRSが支持されるようにしてもよい。また、フィルム状の部材を設けるのではなく、例えば、第1フレームFL1と反射シートRSを外側から覆って収納するボックス状の金属製部材(第2フレーム)を設けてもよい。この場合には、第1フレームFL1に仮止めされて導光板LGに対して設けられる位置が拘束された反射シートRSが、第2フレームによって安定的に支持される。第2フレームが設けられない場合には、受入れ部ACで仮止めされた反射シートRSは、導光板LGと液晶表示装置を実装する携帯電話等の筐体との間に安定的に設けられる。
[第2の実施形態]
上記の第1の実施形態では、第1フレームFL1が導光板LGの側面を取り囲んで枠状に形成される1つの部材として形成されて、受入れ部ACにおける溝状の開口部が第1の辺において設けられている。一方、第2の実施形態では、第1フレームFL1における第1の辺が、対になる2つの部材によって形成されて、受入れ部ACが当該2つの部材の隙間によって形成されている。以下において第2の実施形態について説明するが、上記の点以外は、第1の実施形態と第2の実施形態は略同様となっているため説明を省略する。
図5は、第2の実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図1のA−A断面を示す図である。また、図6は、挿入部EXと受入れ部ACとの様子を模式的に示す斜視図である。図5、図6で示すように、第1フレームFL1の第1の辺は、導光板LGの裏面側に存在する裏面側部材P1と、導光板LGの発光面側に存在する発光面側部材P2によって形成される。裏面側部材P1と発光面側部材P2は、粘着材NTで互いに固定されて、反射シートRSの挿入部EXが挿入される受入れ部ACの開口部が、粘着材NTによって生じた両部材の隙間によって形成されている。ここで、受入れ部ACにおいて、挿入部EXの延伸部分の幅方向及び厚み方向にクリアランスが設けられて、反射シートRSが当該クリアランスの範囲内で拘束されるのは、第1の実施形態の場合と同様である。
なお、本実施形態では、図6で示すように、裏面側部材P1と発光面側部材P2とが粘着材NTで固定されるとしているが、両部材間に互いに設けられた嵌合部によって固定されるようにしてもよい。また、第1フレームFL1の第1の辺以外の辺は、これらの部材と別の部材で形成されてもよいし、発光面側部材P2によって形成されてもよい。後者の場合には、第1フレームFL1は2つの部材で形成されて、発光面側部材P2が枠状に形成される。
[第3の実施形態]
上記の第1の実施形態では、第1フレームFL1に受入れ部ACが設けられ、挿入部EXが受入れ部ACに挿入されることにより、反射シートRSが第1フレームFL1に拘束されるようにしている。一方、第3の実施形態では、第1フレームFL1と導光板LGとの間隙に、反射シートRSの挿入部EXが挿入される受入れ部ACが形成される。以下において第3の実施形態について説明するが、上記の点以外は、第1の実施形態と第3の実施形態は略同様となっているため説明を省略する。
図7は、第3の実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図1のA−A断面を示す図である。同図で示すように、第1フレームFL1と導光板LGとがなす間隙において、受入れ部ACが形成されて挿入部EXが挿入される。挿入部EXは、反射シートRSの一辺の一部において、第1の辺に対して垂直方向に延伸するように設けられてもよいし、反射シートRSの一辺の全体が挿入部EXとして受入れ部ACに挿入されてもよい。同図で示すように、受入れ部ACは、導光板LGの裏面の第1フレームFL1に面する位置に形成される切り欠き部と、当該切り欠き部に対応して第1フレームFL1に形成される突出部によって構成される。また、当該切り欠き部において、反射シートRSは、導光板LGの裏面から発光面の側に挿入部EXが折り込まれて拘束される。受入れ部ACでは、挿入部EXの幅方向及び厚み方向にクリアランスが設けられ、反射シートRSが当該クリアランスの範囲内で拘束されることとなる。導光板LGは、受入れ部ACを形成する隙間を設けるように、第1フレームFL1に対して固定される。
[第4の実施形態]
上記の第1の実施形態では、受入れ部ACに、挿入部EXが挿入されて、反射シートRSが第1フレームFL1に拘束されるようにしている。一方、第4の実施形態は、以下のように構成される点で第1の実施形態と異なっているが、第1の実施形態と第4の実施形態とで略同様となる点については説明を省略している。
図8は、第4の実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図であり、図9は、図8のA−A断面を示す図である。これらの図で示すように、第4の実施形態では、第1フレームFL1と反射シートRSを外側から覆って収納するボックス状に形成された金属製の第2フレームFL2が設けられている。そして特に、図9で示すように、第1フレームFL1の少なくとも一部が反射シートRSで覆われて、当該一部において突起部PPが形成される。さらに、反射シートRSには、突起部PPよりも径が大きい穴部HPが形成されて、この穴部HPは突起部PPが存在する位置に対応して形成される。穴部HPの径が突起部PPよりも大きいため、突起部PPが穴部HPに余裕を持って貫通する。突起部PPと穴部HPとの径の大きさの差により、これらの間にクリアランスが存在し、反射シートRSが当該クリアランスの範囲内で第1フレームFL1に拘束される。
また、第4の実施形態では、穴部HPを貫通した突起部PPと嵌め合わさるように、第2フレームFL2において嵌合部EPが形成される。これにより、反射シートRSが突起部PPから離れないようになっている。
なお、第2フレームFL2において嵌合部EPが形成されずに、突起部PPが第2フレームFL2と当接することにより、反射シートRSが突起部PPから離れないように形成されてもよい。また、第2フレームFL2が設けられない場合には、穴部HPよりも径が大きい部材が突起部PPと接合する、或いは、液晶表示装置を実装する携帯電話等の筐体に突起部PPが当接することで、反射シートRSが突起部PPから離れないように形成されてよい。また、互いに対となる穴部HPと突起部PPは、一箇所にのみ設けられてもよいし、複数箇所に設けられてもよい。
[第5の実施形態]
上記の第1の実施形態では、第1フレームFL1の受入れ部ACに、反射シートRSの挿入部EXが挿入されて、反射シートRSが第1フレームFL1に拘束されるようにしている。一方、第5の実施形態は、以下のように構成される点で、第1の実施形態と異なっているが、第1の実施形態と第5の実施形態とで略同様となる点については説明を省略する。
図8は、第5の実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図であり、図10は、図8のA−A断面を示す図である。これらの図で示すように、第5の実施形態では、第1フレームFL1と反射シートRSを外側から覆って収納するボックス状に形成された第2フレームFL2が設けられている。そして特に、反射シートRSには、第1フレームFL1の側方まで延設される挿入部EXが形成され、挿入部EXが挿入される受入れ部ACを形成するように、第1フレームFL1と第2フレームFL2との間に隙間が形成される。受入れ部ACにおける当該隙間は、挿入部EXの幅及び厚みよりも広く形成されており、反射シートRSが受入れ部ACにおいて完全には固定されずに拘束されることとなる。
また、第1フレームFL1において、反射シートRSが延設される部分は、図10で示すように平滑な曲面部CPで形成されて、曲面部CPを経て挿入部EXは、第1フレームFL1の側方に形成された受入れ部ACに至る。第1フレームFL1の側方に受入れ部ACが形成されていることで、液晶表示装置を薄型化しやすくなる。
なお、挿入部EXは、反射シートRSの一辺の少なくとも一部に設けられてもよいし、さらに、当該一辺に対向する一辺の少なくとも一部にもさらに設けられてもよい。この場合に、反射シートRSは、第1フレームにおける一辺の側方から、導光板LGの裏面を経て当該一辺に対向する一辺の側方まで延設され、第1フレームFL1と第2フレームFL2によって形成される2つの受入れ部ACにそれぞれ挿入部EXが挿入される。
なお、本発明の各実施形態に係る液晶表示装置においては、液晶の駆動方式はIPS(In-Plane Switching)方式であってもよいし、VA(Vertically Aligned)方式であってもよいし、TN(Twisted Nematic)方式であってもよい。以上説明した本発明の各実施形態に係る液晶表示装置は、上記の実施形態によっては限定されず、その技術的思想の範囲内において異なる形態にて実施されてよいし、上記の各実施形態を組み合わせた形態で実施されてもよい。
上記の実施形態を組み合わせた形態として、例えば、第1フレームFL1の第1の辺において第2の実施形態にかかる受入れ部ACが形成され、第4の実施形態に係る突起部PPが第1の辺に隣接する2つの辺にそれぞれ形成されてもよい。この場合において、反射シートRSには、受入れ部ACに対応して挿入部EXが形成され、突起部PPに対応する位置に穴部HPが形成される。このように第1フレームFL1等が構成されることで、突起部PPを穴部HPに貫通させて、第1フレームFL1に対して反射シートRSを容易に位置決めした後に、裏面側部材P1を発光面側部材P2に取り付けることで反射シートRSが拘束される。
また、第2の実施形態における第1の辺を形成する発光面側部材P2又は裏面側部材P1に、突起部PPが形成されてもよい。この場合において、反射シートRSの挿入部EXには、突起部PPに対応する位置に、突起部PPよりも径が大きな穴部HPが形成される。また、発光面側部材P2が導光板LGを枠状に取り囲むように形成されている場合には、突起部PPが発光面側部材P2に形成されることで、反射シートRSを容易に位置決めしつつ裏面側部材P1を取り付けて、第1フレームFL1に反射シートRSを拘束できる。
第1、第2、第3の実施形態における液晶表示装置の上面図を示す図である。 第1の実施形態における液晶表示装置の上面図である図1のA−A断面図を示す図である。 第1の実施形態における挿入部と受入れ部を模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態における第1フレームの第1の辺に対向する辺が設けられた側の様子を示す図である。 第2の実施形態における液晶表示装置の上面図である図1のA−A断面を示す図である。 第2の実施形態における挿入部と受入れ部を模式的に示す斜視図である。 第3の実施形態における液晶表示装置の上面図である図1のA−A断面を示す図である。 第4、第5の実施形態における液晶表示装置、及び、従来の液晶表示装置の一例を示す上面図を示す図である。 第4の実施形態における液晶表示装置の上面図である図8のA−A断面を示す図である。 第5の実施形態における液晶表示装置の上面図である図8のA−A断面を示す図である。 従来の液晶表示装置の一例を示す上面図である図8のB‐B断面を示す図である。 従来の液晶表示装置において、両面テープDTの近傍の反射シートRSに皺が発生する様子を示す図である。
符号の説明
LC 液晶セル、TB TFT基板、CF 対向基板、PL2、上偏光板、PL1 下偏光板、DR ドライバ、FP1,FP2 フレキシブルプリント基板、LG 導光板、RS 反射シート、OS 光学シート、AC 受入れ部、EX 挿入部、FL1 第1フレーム、P1 裏面側部材、P2 発光面側部材、NT 粘着材、DT 両面テープ、FL2 第2フレーム、PP 突起部、HP 穴部、EP 嵌合部、CP 曲面部。

Claims (10)

  1. 光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、
    前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、
    前記導光板の前記発光面の反対側に位置する裏面を覆う反射シートと、を含み、
    前記第1フレームは、前記反射シートの縁部に設けられる挿入部が挿入される受入れ部を有し、
    前記反射シートは、前記挿入部が前記受入れ部に挿入されることにより、前記導光板に対して設けられる位置が拘束される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1の液晶表示装置において、
    前記受入れ部は、前記第1フレームの第1の辺において溝状に形成される開口部を有し、
    前記挿入部は、前記第1の辺に沿う前記反射シートの一辺の少なくとも一部において、前記第1の辺に垂直となる方向に延伸する延伸部分を有し、該延伸部分は前記開口部に挿入される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2の液晶表示装置において、
    前記開口部は、前記第1の辺において前記導光板の側面に面して形成され、
    前記延伸部分は、前記裏面から前記発光面の側に折り込まれつつ、前記開口部に挿入される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項2の液晶表示装置において、
    前記第1の辺は、裏面側部材と発光面側部材によって形成され、
    前記開口部は、前記裏面側部材と前記発光面側部材とが形成する隙間によって、形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1の液晶表示装置において、
    前記発光面の側で接続されるフレキシブルプリント基板を含み、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記導光板の前記発光面の側から前記裏面の側に屈曲されて、前記第1フレームの少なくとも一部と前記反射シートの少なくとも一部とを覆い、
    前記第1フレームと前記フレキシブルプリント基板は、前記第1フレームの前記フレキシブルプリント基板によって覆われる部分に両面テープが介在して互いに固定され、
    前記反射シートは、前記第1フレームに固定された前記フレキシブルプリント基板に支持される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、
    前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、
    前記導光板の前記発光面の反対側に位置する裏面を覆う反射シートと、を含み、
    前記第1フレームと前記導光板の間隙には、前記反射シートの縁部に設けられる挿入部が挿入される受入れ部が形成され、
    前記反射シートは、前記挿入部が前記受入れ部に挿入されることにより、前記導光板に対して設けられる位置が拘束される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、
    前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、
    前記発光面の反対側に位置する前記導光板の裏面と前記第1フレームの少なくとも一部とを覆う反射シートと、を含み、
    前記第1フレームは、前記反射シートに覆われる部分において突起部を有し、
    前記反射シートは、前記突起部よりも径が大きい穴部を有し、該穴部に前記突起部が貫通することにより、前記反射シートが前記第1フレームに拘束される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項7の液晶表示装置において、
    前記反射シートと前記第1フレームとを外側から覆う第2フレームと、を含み、
    前記第2フレームは、前記穴部を貫通した前記突起部と嵌め合わさる嵌合部を備え、該嵌合部は前記突起部と嵌め合わさる、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 光源からの光を誘導して、発光面から液晶セルに光を提供する導光板と、
    前記導光板の側面を取り囲むように設けられる第1フレームと、
    前記発光面の反対側に形成される前記導光板の裏面を覆う反射シートと、
    前記反射シートと前記第1フレームとを外側から覆う第2フレームと、を含み、
    前記反射シートは、前記導光板の裏面から前記第1フレームにおける第1の辺の側方まで延設されて、該側方において前記第1フレームと前記第2フレームに挟まれることにより拘束される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項9の液晶表示装置において、
    前記第1フレームは、前記反射シートが延設される部分が、平滑な曲面を含んで形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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