JP4488706B2 - 中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品 - Google Patents

中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品 Download PDF

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本発明は、中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品に関する。さらに詳しくは、シッポゴケ科(Dicranaceae)植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品に関する。
近年、過剰な食物の摂取、運動不足、ストレスなどが原因で生じる肥満や高脂血症を始めとする様々な疾患は、社会的に大きな問題となっており、このような肥満や疾患を予防・改善するために、様々な方法が従来から検討されている。例えば、食事制限や運動による方法、食物繊維の摂取、脂肪分解促進剤の利用などが挙げられるが、これらは主に既に体内に蓄積された脂肪を減少させる方法であり、根本的な改善としては不十分であると考えられた。これに対し、生体内での脂肪の蓄積を抑制する方法は、体内での脂肪の蓄積を直接的に抑制するため、肥満や疾患の根本的な改善に優れており、また日常的な予防方法としても効果的である。このような生体内における脂肪の蓄積を抑制する脂肪蓄積抑制作用を有するものとして、哺乳動物の乳由来のリン脂質(特許文献1参照),褐藻の酵素分解物(特許文献2参照)がこれまでに報告されている。
なお、シッポゴケ科植物の抽出物を有効成分とする中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品に関する先行技術は認められなかった。
特開2001−275614号公報 特開平7−278005号公報
従来用いられている脂肪蓄積抑制剤は、その脂肪蓄積抑制効果が必ずしも十分ではないなど、安定性、副作用、効果などの点から未だ十分なものは得られていない。本発明はこのような事情に鑑みてなされたものである。従って、本発明の目的は、優れた中性脂肪蓄積抑制作用を有する有効成分を見出し、中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品として提供することにある。
本発明者らは、優れた効果を発揮する中性脂肪蓄積抑制剤を見出すために、種々の物質について、脂肪細胞における中性脂肪の蓄積抑制作用に関する検討を行った。その結果、シッポゴケ科植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物が優れた中性脂肪の蓄積抑制作用を発揮することを見出し、さらに検討を重ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、シッポゴケ科植物の1種または2種以上の植物の抽出物を有効成分とする中性脂肪蓄積抑制剤、痩身用皮膚外用剤、及び痩身用食品を提供するものである。
本発明によれば、優れた効果を有する中性脂肪蓄積抑制剤を提供することができる。また、これらを皮膚外用剤に配合することにより、優れた効果を発揮する痩身用の皮膚外用剤や食品等の組成物を提供することができる。
本発明の原料として用いられる植物は、シッポゴケ科(Dicranaceae)の植物であればよい。シッポゴケ科植物としては、ハタキゴケ属(Aongstroemia),キシッポゴケ属(Arctoa),シシゴケ属(Brothera),ブルッフゴケ属(Bruchia),ツリバリゴケモドキ属(Bryohumbertia),ヘビゴケ属(Campylopodium),ツリバリゴケ属(Campylopus),イヌノハゴケ属(Cynodontium),クマデゴケ属(Dichodontium),ススキゴケ属(Dicranella),ユミゴケ属(Dicranodontium),ヘリトリシッポゴケ属(Dicranoloma),オウギゴケ属(Dicranoweisia),シッポゴケ属(Dicranum),ニセタマウケゴケ属(Garckea),マイマイゴケ属(Holomitrium),カマシッポゴケ属(Kiaeria),マツバゴケ属(Leucoloma),コブゴケ属(Onchophorus),ヤマゴケ属(Oreas),ミヤマゴケ属(Oreoweisia),ナガバノシッポゴケ属(Paraleucobryum),ヤスジゴケ属(Rhabdoweisia),ナガダイゴケ属(Trematodon)など50属余りが知られている。ハタキゴケ属の植物としては、フジサンギンゴケモドキ(Aongstroemia julacea)などが知られている。キシッポゴケ属の植物としては、キシッポゴケ(Arctoa fulvella),ナガエキシッポゴケ(Arctoa fulvella var. longisetacea),タカネカモジゴケ(Arctoa schistioides)などが知られている。シシゴケ属の植物としては、シシゴケ(Brothera leana)などが知られている。ブルッフゴケ属の植物としては、ブルッフゴケ(Bruchia microspora)などが知られている。ツリバリゴケモドキ属の植物としては、ツリバリゴケモドキ(Bryohumbertia subcomosa)などが知られている。ヘビゴケ属の植物としては、ヘビゴケ(Campylopodium medium)などが知られている。ツリバリゴケ属の植物としては、クロツリバリゴケ(Campylopus atrovirens),マユハケゴケ(Campylopus fragilis),ヤマトフデゴケ(Campylopus japonicus),ヒロスジツリバリゴケ(Campylopus schwarzii),フデゴケ(Campylopus umbellatus),ヤクシマツリバリゴケ(Campylopus yakushimensis)などが知られている。イヌノハゴケ属の植物としては、オカイヌノハゴケ(Cynodontium fallax),ミヤマイヌノハゴケ(Cynodontium gracilescens),イヌノハゴケ(Cynodontium polycarpum),コブゴケ(Cynodontium strumiferum),ヒメイヌノハゴケ(Cynodontium tenellum)などが知られている。クマデゴケ属の植物としては、シメリイワゴケ(Dichodontium pellucidum),クマデゴケ(Dichodontium pellucidum var. japonicum),エゾクマデゴケ(Dichodontium pellucidum var. yezoense),イボイワゴケ(Dichodontium verrucosum)などが知られている。ススキゴケ属の植物としては、アオモリススキゴケ(Dicranella brachyangia),コブオバナゴケ(Dicranella cerviculata),ホウライオバナゴケ(Dicranella coarctata),ミチノクオバナゴケ(Dicranella dilatatinervis),キンシゴケモドキ(Dicranella ditrichoides),タマススキゴケ(Dicranella globuligera),イヨススキゴケ(Dicranella gonoi),ススキゴケ(Dicranella heteromalla),ユガミススキゴケ(Dicranella heteromalla var. curvipes),コススキゴケ(Dicranella iisibae),シマススキゴケ(Dicranella javanica),ツクシススキゴケ(Dicranella kiushiana),ツクシハナガゴケ(Dicranella mayebarae),オオシマススキゴケ(Dicranella oshimae),ヒロハススキゴケ(Dicranella palustris),エゾノオバナゴケ(Dicranella schreberiana),ミヤマススキゴケ(Dicranella subsecunda),カラフトススキゴケ(Dicranella subulata),ナガスジススキゴケ(Dicranella varia),エゾススキゴケ(Dicranella yezoana)などが知られている。ユミゴケ属の植物としては、カタバユミゴケ(Dicranodontium asperulum),ユミゴケ(Dicranodontium denudatum),ミヤマユミゴケ(Dicranodontium didictyon),ヘリトリシッポゴケ(Dicranodontium fleischeriana),タカクマユミゴケ(Dicranodontium tenuinerve)などが知られている。ヘリトリシッポゴケ属の植物としては、ミヤマシッポゴケ(Dicranoloma cylindrothecium),チョクミシッポゴケ(Dicranoloma cylindrothecium var. brachycarpum),ナガバシッポゴケ(Dicranoloma cylindrothecium var. maedae)などが知られている。オウギゴケ属の植物としては、オウギゴケ(Dicranoweisia crispula)などが知られている。シッポゴケ属の植物としては、ヌマシッポゴケ(Dicranum bonjeanii),アオシッポゴケ(Dicranum caesium),デワシッポゴケ(Dicranum drummondii),ユキミシッポゴケ(Dicranum elongatum),ヒメカモジゴケ(Dicranum flagellare),フジシッポゴケ(Dicranum fulvum),チャシッポゴケ(Dicranum fuscescens),ゴウノシッポゴケ(Dicranum gonoi),カラフトシッポゴケ(Dicranum groenlandicum),カギカモジゴケ(Dicranum hamulosum),シッポゴケ(Dicranum japonicum),シワシッポゴケ(Dicranum japonicum var. rugulosum),ナスシッポゴケ(Dicranum leiodontum),チシマシッポゴケ(Dicranum majus),コカモジゴケ(Dicranum mayrii),タツナミカマシッポゴケ(Dicranum muehlenbeckii),オオシッポゴケ(Dicranum nipponense),ナミシッポゴケ(Dicranum polysetum),コクロベシッポゴケ(Dicranum sasaokae),カモジゴケ(Dicranum scoparium),オニカモジゴケ(Dicranum scoparium),イシヅチカモジゴケ(Dicranum scoparium var. orthocarpum),ケシッポゴケ(Dicranum setifolium),ヤマシッポゴケ(Dicranum symblepharioides),ナガエノシッポゴケ(Dicranum undulatum),タカネシッポゴケ(Dicranum viride var. hakkodense)などが知られている。ニセタマウケゴケ属の植物としては、ニセタマウケゴケ(Garckea flexuosa)などが知られている。マイマイゴケ属の植物としては、マイマイゴケ(Holomitrium densifolium)などが知られている。カマシッポゴケ属の植物としては、アオジクカマシッポゴケ(Kiaeria blytii),カマシッポゴケ(Kiaeria falcata),ノコギリカマシッポゴケ(Kiaeria falcata var. serratifolia),アカジクカマシッポゴケ(Kiaeria starkei)などが知られている。マツバゴケ属の植物としては、マツバゴケ(Leucoloma molle),イボマツバゴケ(Leucoloma okamurae)などが知られている。コブゴケ属の植物としては、チジミバコブゴケ(Onchophorus crispifolius),コエノコブゴケ(Onchophorus crispifolius var. brevipes),オオコブゴケ(Onchophorus virens),ノコギリゴケ(Onchophorus virens var. serratus),エゾノコブゴケ(Onchophorus wahlenbergii)などが知られている。ヤマゴケ属の植物としては、ヤマゴケ(Oreas martiana)などが知られている。ミヤマゴケ属の植物としては、タカネセンボンゴケ(Oreoweisia laxifolia)などが知られている。ナガバノシッポゴケ属の植物としては、フトスジニセオキナゴケ(Paraleucobryum enerve),ナガバノシッポゴケ(Paraleucobryum longifolium)などが知られている。ヤスジゴケ属の植物としては、ナメハヤスジゴケ(Rhabdoweisia crispata)などが知られている。ナガダイゴケ属の植物としては、キンシナガダイゴケ(Trematodon ambiguous),アカマルゴケ(Trematodon brevicarpus),ハクサンナガダイゴケ(Trematodon
hakusanensis),ユミダイゴケ(Trematodon longicollis),マエバラナガダイゴケ(Trematodon mayebarae),シマオバナゴケ(Trematodon semitortidens)などが知られている。
本発明に用いられる原料となる植物は、シッポゴケ科植物であれば特に限定されないが、入手が比較的容易なことや有効性などの理由から、シッポゴケ属(Dicranum)植物,ツリバリゴケ属(Campylopus)植物を好適に用いることが出来る。シッポゴケ属(Dicranum)植物,ツリバリゴケ属(Campylopus)植物としては、シッポゴケ(Dicranum japonicum),カモジゴケ(Dicranum scoparium),フデゴケ(Campylopus umbellatus)を用いることが好ましく、シッポゴケを用いることが有効性の点から特に好ましい。
これらシッポゴケ科植物を使用する際は、抽出物を用いるのが一般的である。抽出には、シッポゴケ科植物の胞子体,配偶体のいずれの部位を用いても構わないが、簡便に利用するには、胞子体と配偶体の全草を用いるとよい。抽出の際は、生のまま用いてもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬するか、超臨界流体や亜臨界流体を用いた抽出方法でも行うことができる。抽出効率を上げるため、撹拌や抽出溶媒中でホモジナイズしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのが適切である。
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル,プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸ブチル,酢酸エチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。さらに、水や二酸化炭素,エチレン,プロピレン,エタノール,メタノール,アンモニアなどの1種又は2種以上の超臨界流体や亜臨界流体を用いてもよい。
シッポゴケ科植物の上記溶媒による抽出物は、そのままでも使用することができるが、濃縮,乾固した物を水や極性溶媒に再度溶解したり、或いはこれらの生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いてもよい。シッポゴケ科植物の前記抽出物やその処理物及び分画物は、各処理及び分画後に凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。
シッポゴケ科植物の抽出物は、優れた中性脂肪蓄積抑制作用を有し、中性脂肪蓄積抑制剤として利用することができる。中性脂肪の過剰な蓄積が原因として起こる疾患としては、高脂血症,動脈硬化,脂肪肝などが知られており、シッポゴケ科植物の抽出物を有効成分とする中性脂肪蓄積抑制剤は、肥満の予防・改善だけでなく、このような疾患の予防・改善にも効果を期待することができる。
また、シッポゴケ科植物の抽出物を皮膚外用剤や食品に配合することにより、腹部,太腿,顔などの部分的な肥満の防止や改善に優れた効果を発揮する痩身用の皮膚外用剤や食品を得ることができる。
シッポゴケ科植物の抽出物を皮膚外用剤や食品に配合する際の配合量は、皮膚外用剤や食品の種類や使用目的等によって調整することができるが、効果や安定性などの点から、全量に対して、0.0001〜50.0重量%が好ましく、より好ましくは、0.001〜20.0重量%である。
シッポゴケ科植物の抽出物を配合する皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば、ローションなどの可溶化系、クリームや乳液などの乳化系,カラミンローション等の分散系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填したエアゾール,軟膏剤,粉末,顆粒などの種々の剤型で提供することもできる。
なお、シッポゴケ科植物の抽出物を配合する皮膚外用剤には、シッポゴケ科植物の抽出物の他に、必要に応じて、通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及び洗浄料に配合される、油性成分,保湿剤,粉体,色素,乳化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬剤,香料,樹脂,防菌防黴剤,アルコール類等を適宜配合することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の中性脂肪蓄積抑制剤との併用も可能である。
また、シッポゴケ科植物の抽出物を配合する食品は、使用方法に応じて、ガムやキャンディーのような口腔用組成物、かまぼこ,ちくわ等の水産練り製品、ソーセージ,ハム等の畜産製品、洋菓子類、和菓子類、生麺,ゆで麺等の麺類、ソース,しょう油,たれなどの調味料、漬け物、総菜、清涼飲料水等一般的な飲食品の剤型とすることができる。その際、食品に一般的に用いられる各種成分、例えば、砂糖,練乳,小麦粉,ショートニング,食塩,ブドウ糖,鶏卵,バター,マーガリン,水飴,カルシウム,鉄分,調味料,香辛料等を適宜配合することができ、本発明の効果を損なわない範囲において、他の中性脂肪蓄積抑制剤との併用も可能である。
以下に、シッポゴケ科植物の抽出物の製造例、各作用を評価するための試験、皮膚外用剤としての処方例、使用試験について詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら限定されるものではない。
[製造例1]
シッポゴケ科植物の全草の乾燥粉砕物1kgに50重量%エタノール水溶液を10リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、シッポゴケ科植物抽出物を得た。
[製造例2]
シッポゴケ科植物の全草の乾燥粉砕物1kgに水を9リットル加え、90℃にて6時間還流して抽出した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、シッポゴケ科植物抽出物を得た。
[製造例3]
シッポゴケ科植物の全草の乾燥粉砕物1kgにメタノールを9リットル加え、室温で7日間浸漬した。抽出液をろ過して回収し、溶媒を除去した後、シッポゴケ科植物抽出物を得た。
[製造例4]
超臨界抽出装置にシッポゴケ科植物の全草を投入し、40℃において15MPaの気圧下で二酸化炭素の超臨界流体を用いて抽出した。抽出物を回収し、シッポゴケ科植物抽出物を得た。
次に、シッポゴケ科植物抽出物の脂肪細胞における中性脂肪の蓄積抑制作用の評価について示す。試料には、シッポゴケより製造例1を用いて抽出したシッポゴケ抽出物を用いた。
評価は、以下の手順で行った。培養細胞としてマウス前駆脂肪細胞(3T3−L1)を使用し、10%牛血清を含むDME培地にて培養皿が飽和状態になるまで細胞増殖を行った後、0.25μMキサメタゾン,0.5mMイソブチルメチルキサンチン,6μg/mLインスリンを含む培地で2日間培養した。培養終了後、インスリンのみを含む培地に任意の濃度となるように試料を添加し、10日後に脂肪細胞中の脂肪滴の観察を行った。脂肪滴の観察は、10%ホルマリンで細胞を固定した後、オイルレッドOにて脂肪滴を染色し、550nmにおける吸光度を測定して、中性脂肪の生成量を評価した。それぞれの評価結果を、試料無添加のブランクにおける中性脂肪蓄積量を100とした相対値にて表1に示す。なお、表中の*及び**は、t検定における有意確率P値に対し、有意確率5%未満(P<0.05)を*で、有意確率1%未満(P<0.01)を**で表したものである。
Figure 0004488706
表1より明らかなように、シッポゴケ抽出物を添加した培地では、有意な中性脂肪蓄積抑制作用が認められた。特に、シッポゴケ抽出物を0.25〜0.5mg/mL添加した場合には、ブランクと比較して、危険率1%未満で有意な中性脂肪蓄積抑制作用が認められた。このことから、シッポゴケ抽出物は、優れた中性脂肪蓄積抑制作用を有することが明らかとなった。
続いて、本発明に係るシッポゴケ科植物抽出物を配合した皮膚外用剤と食品の処方例を示す。
[処方例1]乳液
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 53.85
(11)アルギニン(1重量%水溶液) 20.0
(12)シッポゴケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
[処方例2]化粧水
(1)エタノール 15.0(重量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 78.38
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)シッポゴケ抽出物[製造例3] 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
[処方例3]クリーム
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20重量%水溶液) 15.0
(10)精製水 40.7
(11)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.0
(12)シッポゴケ抽出物[製造例1] 1.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例4]美容液
(1)精製水 27.45(重量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1重量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1,3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10重量%水溶液) 2.0
(16)シッポゴケ抽出物[製造例1] 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
[処方例5]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(重量%)
(2)精製水 86.7
(3)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)シッポゴケ抽出物[製造例4] 2.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後,(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
[処方例6]洗顔フォーム
(1)ステアリン酸 16.0(重量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 20.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 36.5
(8)シッポゴケ抽出物[製造例3] 1.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
[処方例7]メイクアップベースクリーム
(1)スクワラン 10.0(重量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 69.4
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)シッポゴケ抽出物[製造例2] 1.2
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[処方例8]乳液状ファンデーション
(1)メチルポリシロキサン 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1,3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 57.4
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)シッポゴケ抽出物[製造例4] 1.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
[処方例9]油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1,3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)シッポゴケ抽出物[製造例1] 1.0
(11)精製水 47.4
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例10]パック
(1)精製水 58.9(重量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)シッポゴケ抽出物[製造例2] 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
[処方例11]入浴剤
(1)香料 0.3(重量%)
(2)シッポゴケ抽出物[製造例1] 1.0
(3)炭酸水素ナトリウム 50.0
(4)硫酸ナトリウム 48.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
[処方例12]内服液
(1)シッポゴケ抽出物[製造例1] 5.0(重量%)
(2)クエン酸 0.1
(3)ステビア 0.01
(4)精製水 94.89
製法:(1)〜(5)を均一に混合する。
[処方例13]錠剤
(1)シッポゴケ抽出物[製造例1] 0.15(重量部)
(2)乳糖 0.15
(3)ステアリン酸マグネシウム 0.005
製法:(1)〜(3)を打錠機にて打錠を行い、直径10mm、重量300mgの錠剤とする。

Claims (3)

  1. シッポゴケ科(Dicranaceae)植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有することを特徴とする中性脂肪蓄積抑制剤。
  2. シッポゴケ属(Dicranum)植物もしくはツリバリゴケ属(Campylopus)植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有することを特徴とする請求項1に記載の中性脂肪蓄積抑制剤。
  3. 請求項1又は2に記載の中性脂肪蓄積抑制剤を含有することを特徴とする痩身用皮膚外用剤。
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