JP4487253B2 - コマーシャル放送システム及び録画再生装置 - Google Patents

コマーシャル放送システム及び録画再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4487253B2
JP4487253B2 JP2004289420A JP2004289420A JP4487253B2 JP 4487253 B2 JP4487253 B2 JP 4487253B2 JP 2004289420 A JP2004289420 A JP 2004289420A JP 2004289420 A JP2004289420 A JP 2004289420A JP 4487253 B2 JP4487253 B2 JP 4487253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
commercial
recording
reproduced
broadcast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004289420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006108822A (ja
Inventor
和雄 幸田
浩 山田
毅 栄野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2004289420A priority Critical patent/JP4487253B2/ja
Publication of JP2006108822A publication Critical patent/JP2006108822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487253B2 publication Critical patent/JP4487253B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コマーシャル放送システム及び録画再生装置に関する。
番組途中にコマーシャル(以下、CMと記す)提供を伴うTV放送は、以下の連鎖によりビジネスモデルが成り立っていた。
(1)CM提供者が放送局に番組費用を支出する。
→(2)放送局がCM付きで無料放送を行う。
→(3)視聴者がCMを視聴し認知することで、CM提供者の商品を購入する。
→(4)CM提供者は利益を得て、次の番組費用を支出する。→(1)へ戻る。
しかし、受信機器の発達に従って、ユーザは視聴時にCMを見なくなるという傾向が次第に強くなってきている。すなわちCMの無効化が進んでいる。そこで、この問題に対する解決策として下記の特許文献1、2に開示されているものがある。特許文献1では、デジタルTV放送局からは、制御情報を含むコマーシャルデータをデジタル放送信号に乗せて送信し、コマーシャルデータをカットした視聴者には、制御情報がカットされて放送番組の利用を制限する方法が提案されている。特許文献2では、CM再生を検出して視聴者に特典を与える受信装置が提案されている。
特開2003−273819号公報(要約書、段落0016、0084) 特開2003−46986号公報(要約書)
しかしながら、上記従来例では、本質的な課題は解決せず、共に上記の連鎖を促すのではなく、むしろ逆効果を生み出していた。
<特許文献1>
・デジタル放送に技術が限定されていた点。いまだ世界中でアナログ放送が主流であり、切り替えには10年を要するという見方もある。デジタル放送の受信に際してCMを視聴しないとユーザに不利があり、アナログ放送では従来通りとすれば、ユーザは当面アナログ放送の方が得と判断し、結果的にデジタル放送の普及の妨げとなってしまう可能性が高い。
・番組利用を制限する点。番組最後の懸賞応募を行えなくする例(段落0084)が述べられているが、ユーザが何らかの理由で番組途中からしか見ることのできない場合もあり、一様に制限を加える特許文献1の技術は、ユーザの利益の公平性を著しく欠く。その結果、ユーザの反発が予想され、CM提供者にとっても逆効果と言える。また旧来の受信機器ではこのような仕様制限が無いことから、ユーザの既得権を奪うものであり、当面旧機器の方が得と判断し、新機器普及の妨げとなってしまう可能性が高い。すなわち、ユーザに利が無い。
<特許文献2>
・受信装置のみで処理を行っている点。CM再生を検出して特典ポイントに置き換え自動的に累積するので、ユーザが実際に放送を見ていなくとも、受信機をつけっぱなしにしておけば自動的にポイントがたまる(=サービスを受ける)ことを意味する。この場合、ユーザはCMを見ていないにもかかわらず、CM提供者あるいは放送局は、そのユーザに一方的にサービスを提供しなければいけない。すなわち新たな損失を産んでしまい、効果は期待できない。
・ユーザが再生を繰り返せばポイントが増えるので、ユーザがあるCM固有の特典を求めるならば、上記と同じく受信機を再生のままにしておき、記録の最後まで来たら最初に戻して再度CMを再生すれば、視聴者が見ていなくても同じ録画番組にて何度もポイントが溜まってしまう。よって効果は期待できない。すなわち、CM提供者、放送者に利が無い。
すなわち、特許文献1のように、従来と比較して「ユーザにとって何かしらのマイナスが生じる仕組み」は、ユーザの購入動機につながらず、本来の効果は期待できない。また特許文献2のように、「ユーザが能動的に介入しない仕組み」も、仕組みの抜け穴につながり、結果的に本来の効果は期待できない。すなわち、CMの無効化を防ぐ方法は、本来成立していた上記ビジネスモデルの(1)から(4)の連鎖を強化するような仕組みでなければならない。さらに、現行のアナログ放送、デジタル放送の両方に応用できなければならない。
さらに、近年ではHDDレコーダが普及しているが、HDDレコーダではディスクを記録媒体とするので、VTRのようなテープ媒体と異なり、番組間のCMを全く再生することなく次の番組にジャンプして再生することができ、したがって、CM提供者、放送者に利が無い。このため、CM提供者/放送者/視聴者のすべてが従来にない新しい利益を得ることができ、視聴者が再生時にCMを見ない場合に被る不利益を、経験的に理解できる範囲にとどめることにより、視聴者の従来からの既得権を保ち、かつ、CMを見ることを積極的に促す手法を併用することにより、無料放送本来のビジネスモデルを強固にすることが望まれる。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、デジタル、アナログの両方の放送に対応することができるとともに、ユーザがCMを視聴するように促すことができるコマーシャル放送システム及び録画再生装置を提供することを目的とする。
本発明のコマーシャル放送システムは上記目的を達成するために、
放送番組の映像信号及び/又は音声信号、及び前記放送番組途中に挿入されるコマーシャルの映像信号及び/又は音声信号にそれぞれ特定のIDを更新しながら埋め込んで放送する放送手段を有する放送装置と、
前記放送装置から放送される前記放送番組を受信して録画する録画手段と、
前記録画手段で録画された前記放送番組を再生し、再生信号を得る再生手段と、
前記再生手段により得られた前記再生信号の信号品質を低くし、出力する第1の処理、又は前記再生信号をそのままの信号品質で出力する第2の処理を、選択実行する信号品質調整手段と、
前記再生信号中の前記IDを検出して更新状態に基づいて前記コマーシャルが再生されているか否かを判断し、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する一方、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、ユーザによって設定される、前記再生信号のアナログ出力信号をダビング可能とするか不可とするかの設定が、不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、
前記設定が不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理選択を実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が可能とする設定であった場合には、前記コマーシャルが再生されているかいないかに関わらず、常に前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加しないで出力するよう制御する録画再生装置とを、
有する。
本発明の録画再生装置は上記目的を達成するために、
放送番組の映像信号及び/又は音声信号、及び前記放送番組途中に挿入されるコマーシャルの映像信号及び/又は音声信号にそれぞれ特定のIDを更新しながら埋め込んで放送するコマーシャル放送システムに用いられる録画再生装置であって、
前記放送番組を受信して録画する録画手段と、
前記録画手段で録画された前記放送番組を再生し、再生信号を得る再生手段と、
前記再生手段により得られた前記再生信号の信号品質を低くし、出力する第1の処理、又は前記再生信号をそのままの信号品質で出力する第2の処理を、選択実行する信号品質調整手段と、
前記再生信号中の前記IDを検出して更新状態に基づいて前記コマーシャルが再生されているか否かを判断し、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する一方、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、ユーザによって設定される、前記再生信号のアナログ出力信号をダビング可能とするか不可とするかの設定が、不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理選択を実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が可能とする設定であった場合には、前記コマーシャルが再生されているかいないかに関わらず、常に前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加しないで出力するよう制御する。
本発明によれば、放送番組の映像信号及び/又は音声信号、及び前記の放送番組途中に挿入されるコマーシャルの映像信号及び/又は音声信号にそれぞれ特定のIDを更新しながら埋め込むので、デジタル、アナログの両方の放送に対応することができ、また、録画再生時にスキップ、サーチによりCMが再生されない場合に番組の再生品質を劣化させるので、ユーザがCMを視聴するように促すことができる。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る放送装置100の第1の実施の形態を示すブロック図である。送信側にてIDを放送に挿入する手法と、受信側にて再生時に品質低下を施す処理の組み合わせによって実施される。図1は放送側の処理例を示し、アナログ放送とデジタル放送は、伝送方式が異なるので放送送信機器5の内容は大きく異なるが、処理、ブロック図としては共通で考えることができる。太線で記されたブロックが本実施の形態によって従来の放送装置に追加される処理を示す。放送局では一般にカメラ1やVTRなどの番組サーバ2によって番組内容が構成され、その合間にCMサーバ3からあらかじめ決められた時間に決められた順序でCMが流される。両者は切り替え部(SW)4によって切り替えられ、選択された内容は放送送信機器5を経て送信される。
ここで、番組サーバ2、CMサーバ3、SW4の制御はあらかじめスケジュールが決められており、スケジュール管理機器6がつかさどっている。このように、すべてのCMスケジュールはあらかじめ決められているため、そのCMを特定するIDの内容や発生スケジュールもあらかじめ決めることができる。この処理を行うのがID制御管理器11で、スケジュール管理機器6と連動して動作する。このID制御管理器11の制御により、ID発生器7はCM内容に応じて特定のIDを発生し、電子透かし挿入器10にて所定のタイミングでIDをCM及び本編に挿入する。本実施の形態は、電子透かしの方式については問わない。
IDと、CM、番組本編の関係を図2に示す。前、中、後をCM2−1、2−2、2−3に挟まれた番組があり、番組内容はCM2−2によって番組2−1、番組2−2とに別れている。CM時のみSW4は図1のB(CMサーバ3の出力)を選択する。あるCMと、次のCMまでに続く番組本編を1つのユニットと見なし、CM2−1と本編2−1にはID2−1を、CM2−2と本編2−2にはID2−2を挿入する。CM2−3については、番組2−1/2−2に属するため、時間的に番組2−2の終了後だがID2−2を適用する。なお、CM3区間のように、CM提供者の意思によってIDが無い場合もある。
実際のID発生とCMの詳細な時間関係を図3に示す。ここでは例として、図2内のCM2−2から始まるユニットを説明する。CM2−2は4つの個別CM2−2−1、CM2−2−2、CM2−2−3、CM2−2−4から構成される。CM2−2以降を特定するID2−2は、4bitで最上位ビットから1011である。これを1ビットごとに分割し、各個別CM2−2−1、CM2−2−2、CM2−2−3、CM2−2−4ごとに最上位ビットから時間の順に挿入する。加えて、IDの更新を表す2ビットの更新区間データが別途あり、時間の順に00、01、10、11で表される。その結果、各個別CM2−2−1、CM2−2−2、CM2−2−3、CM2−2−4区間に挿入されるIDは、001、010、101、111の各3ビットとなる。一定区間のCM2−2内にデータを分割して送信することにより、受信側でCM2−2全体を再生しないとID2−2全体が得られず、かつ更新処理が行われない。
次に図4にデジタル放送受信側の録画再生装置200のブロック図を示す。太線で記されたブロックが本実施の形態により従来の装置に追加される処理である。放送信号入力は、チューナなどの受信インタフェース201、デコーダなどの信号処理部202、品質劣化処理部209(図6参照)、画面上のチャンネル表示などユーザインタフェースとなるオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)207を経て出力される。アナログ放送用であれば、受信インタフェース201内にアナログ/デジタル変換エンコード処理を含む以外、他は同じブロックで構成することができる。また放送記録・再生機能としてHDDやDVDのようなデジタル記録デバイス203を持つ。またデジタルダビング用にデジタルインターフェース205を有する。
この処理構成は、デジタル記録デバイスを有する一般的な機器に共通している。この録画再生装置200がセットトップボックス(STB)やHDDレコーダ、DVDレコーダであれば、出力はTVに接続される。TVであれば、OSD207の後にCRTなど出力デバイスが続く。図中のX点の信号はMPEG2方式、デジタルダビング用のデジタルインターフェース205はIEEE1394方式が一般的である。デコーダ信号処理部202の出力はビデオ/オーディオ信号であり、図1のSW4の出力に信号形態が等しい。ここから分岐して電子透かし抽出部204に接続し、電子透かし抽出部204の出力としてIDを得る。一方、現在からさかのぼって以前に得られているID(過去のID)は、既に録画再生装置200内の書き換え可能記録デバイス(図4、図8中では記録デバイスと記す。また以下では単にデバイスと記すこともある)208に蓄えられている。システム制御器206は、録画再生装置200内の各処理を系統的につなぐもので、小型CPUで実行される。
受信側の実際の動作例を図4、図5、図6を使い、時間の流れに沿って説明する。
・本実施の形態は放送の録画・再生時の処理についての発明である。よって、図2、図3に示した放送内容は既にデジタル記録デバイス203(図4)に記録されているものとし、番組2−1の再生中(図5の時刻tl)の場合を述べる。記録に関しては、現行の機器と何ら処理は変わらない。
・まず、番組2−1を特定するID2−1=0110は既に放送から取得済みで、書き換え可能記録デバイス208に蓄えられているものとする。デバイス208内には、ID2−1、ID1−4、及び以前に視聴したIDが蓄えられている。通常の放送視聴中は、システム制御器206は本発明に関わる動作を行わない。
・ここで、CM2−2を再生し、図3で説明したID2−2+更新区間データの計12ビットすべてを電子透かし抽出部204で読み取る(図5中の時刻t2からt3)。読み取ったデータはシステム制御器206にて解析される。まず、更新区間を示すデータの存在から、当該再生信号がCM区間であることを認識する。加えて、更新データと共に分割して送られたIDを合成し、ID2−2を生成する。CM2−2の終了時点t3で、システム制御器206はデバイス208内のデータにID2−2を加え内容を更新する。CM2−2以降の番組本編2−2も同じID2−2が挿入されている。
・続く番組2−2の再生中、図5の時刻t4にて、視聴者が番組の早送りサーチを行ったとする。早送りの際、システム制御器206は自身が特殊再生を行っていることを知り得る。その時点での再生信号から電子透かし抽出部204にてIDを抽出し、デバイス208内のID値と比較する。
・ケース1:t4→t5の早送りの場合は、番組2−2の区間内のため、現在のID=デバイス208内のIDである。このときはCMを跨いでいないので通常再生と同様に、CM視聴を行ったことを認める。
・ケース2:t4→tlの早送り(巻き戻し)の場合は、番組2−1の区間だが、デバイス208内にID2−1があることから、現在のID=デバイス208内のIDである。ID2−1の存在は、過去にCM2−1を視聴したことを示す。よって、CM視聴を行ったものと認める。
・ケース3:t4→t6への早送りの場合は、CM2−3を見ることなく、番組3−1区間にサーチした場合である。デバイス208内にID2−2=1011は無く、CM視聴をスキップしたことを意味する。システム制御器206はこれを検出し、図6に示すように、
(1)品質劣化処理部209を動作させる。この結果、出力画質音質は本来の品質に比較して劣化する。
(2)OSD207にて、画面上に「CMを見てください。」という旨の警告を出す。
この両者の処理を行うことを特徴とする。
(1)の劣化手法について述べる。手法は以下に示すように複数考えられる。
a)ローパスフィルタを通すことによって、画像の解像度を低下させる。
b)再生機器内でランダムな信号=ノイズを発生し、重畳する。
c)信号振幅を下げる、あるいは上げることで、明るさや色の濃さを変える。
d)遅延器を入れることで、画像の輪郭を表す白黒画像と色成分のタイミングをずらす。
e)画像と同期信号との相対関係をずらすことで、TV画面上での画像位置をずらす。
f)バンドパスフィルタを通すことによって、音質を電話の音のような品質に低下させる。
g)音の大きさを小さくする。あるいは大きくする。
h)遅延器を入れることで、画像と音声のタイミングをずらす。
ここでは、a)についての実施例を図6、図7に示す。図6、図7では、品質劣化処理部209として、輝度信号Yの高域をカットするLPFを用い、出力画像をアナログVHS−VCR並みの解像度とする。図7に、一般的なアナログVHSとMPEG2方式信号の水平周波数特性を示す。明確な画像輪郭を表すゲイン=−3dBでは、VHSの解像度=MPEG2方式の解像度×1/4となり、細かな限界解像度を示すゲイン=−20dBでは、VHSの解像度=MPEG2方式の解像度×1/2となる。両者を比較すると、VHS画像は輪郭の相当ボケた絵になることがわかる。CMを視聴した場合はMPEG2フル解像度が得られる。一方、ケース3の品質劣化処理部209が動作した場合は、LPFの周波数特性をVHSと同様にすることで、大幅な帯域制限が行われ、著しい解像度低下=画質劣化となる。
画質の劣化により視聴者は不利益を被るが、長年にわたり世界的に広く普及しているアナログVHS−VCR並みの品質にとどめることで、視聴者の長年の慣れとしての既得権を保ち、経験的に不利益を理解できる範囲内であると言える。
次に、(2)の警告について述べる。警告はCM視聴を促すのが主目的で、番組視聴を損なわせる目的ではない。したがって、視聴者がリモコンボタンを押すことで消えたり、一定時間経過後に自動で消えたりする配慮は必要となる。
本実施の形態の再生品質制御により、番組内にCMを伴うアナログ/デジタル両放送の再生を行う際に、CMをスキップして番組を視聴した場合の視聴者に対する不利益として、再生画質・音質は本来の品質より著しく劣化した後に出力される。かつ、出力画面上にCM視聴を促す警告が行われる。与える劣化の度合いを既知のアナログVCR並みとすることで、視聴者が番組内容を理解するのに十分、かつ視聴しない場合の不利益を両立できる。また発生する警告は、番組本編の視聴を大きく妨げないようにすることが望ましい。本発明の適用により、CMを見ない場合の品質劣化や警告を通じて、視聴者に自主的なCM視聴を促すことができる。
<第2の実施の形態>
図6では、再生品質制御処理はTV画面への画像・音声出力に対して行われ、デジタルインターフェース205を用いるデジタルダビング信号に処理は行われない。よって第1の実施の形態では、例えばHDD(デジタル記録デバイス203)に一時蓄積した放送の再生の視聴時には効果があるが、HDDの内容をデジタルインターフェース205を介して外部、内部のDVDなどへデジタルダビングする際には効果が望めない。そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に加えてデジタルダビングよる効果の無効化を防止する。
デジタル記録デバイス203への放送記録の際に、所定の手法で選択した放送信号の一部のデータを特定の暗号化の後に記録する。自身の再生の際には、同様の手法にて選択したデータを抽出し特定の逆暗号化の後に信号処理部202によりデコード処理を行い、第1の実施の形態と同様の結果を得る。デジタルインターフェース205を介したデジタルダビングの際は、暗号化された状態で記録信号はダビングされる。対応機器へのダビングの場合は、機器自身が逆暗号化の手法を知り得るため、ダビング後の再生時にも第1の実施の形態と同様の結果を得る。一方、未対応機器へのダビングの場合は、逆暗号化手法を知り得ないために、正常な再生画質音質を得ることができない。
図8のブロック図を参照して第2の実施の形態の録画再生装置700について説明する。X点の受信インタフェース出力信号はMPEG2方式であり、図4と同一の番号のブロックは同一の処理を行う。
・すべての対応する受信機器は、内部の書き換えできないメモリ(PD)701内に対応機器であることを示すランダムな8ビット(=1バイト)の特定値PDを、製造時に機器700内に有する。
・PD判別処理部702にて、受信インタフェース201から出力されたY点の信号を1バイト単位ですべてチェックし、特定値PDと同一か否かを判別する。信号がMPEG2方式の放送にて典型的なデータレート4Mbps(=500kバイト/秒)の場合を考える。特定値PDは8ビット(=256通り)であるから、信号中の不特定の1バイトが特定値PDと同一である確率は1/256である。よって、4Mbpsの信号中、特定値PDと同一の1バイトが発生する1秒あたりの確率は、500k÷255=約2000回である。なお、PD結果判別出力にカウンタを持ち、暗号化の頻度を下げてもよい。
・特定値PDと同一と判別した場合は、暗号化処理部703にて、続く1バイトの暗号化を行う。暗号化処理の最も簡単な例として、0/1を反対にするものがある。続く1バイトが再度特定値PDと同じ場合は、更に次の1バイトの暗号化を行う。その結果、1秒間に約2000回の暗号化を行う。
・暗号化後の信号をデジタル記録デバイス203に記録する。また暗号化後の信号はデジタルインターフェース205にも送られる。
・暗号化後の信号は、逆暗号化処理部705による逆暗号化の後にデコーダ信号処理部202へ送られる。第2のPD判別処理部704にて特定値PDと同一の信号を検知し、同一の場合は次の1バイトの逆暗号化処理部705による処理=0/1を反対にする。
・これによって、図8中のY点とZ点の信号は同一となり、第1の実施の形態の効果が有効となる。
・デジタル記録デバイス203に記録された番組、あるいは放送視聴中の番組は、X点にてすべて暗号化された信号としてデジタルインターフェース205を経由してダビング先へ送られる。前述のように、ダビング先の機器が本発明装置の対応機であれば同様にPD判別処理部704、逆暗号化処理部705を有することから、第1の実施の形態の効果が有効となる。未対応機の場合は、暗号を解くことができず、MPEG信号の正規デコードが行われない。その結果、ブロックノイズ発生や音声が途切れるなどして画像や音声を楽しむことはできない。
・ダビング先は、外部機器でも同一筐体内の別の記録機器でもよい。
・MPEG2信号のデータの並びは、規格上の定義に基づいて決定している。データの並びを機器内で解析し、ある特定のデータに対してのみ上述の暗号化を行ってもよい。例えば音声データに対してのみ暗号化を行ったならば、未対応機での再生においても、音は聞こえないが画像のみは視聴可能となる。
・CMを見ていない場合、第1の実施の形態で述べた品質劣化の一手段として、逆暗号化処理部705をオフしてもよい。その場合、機器出力にも上述のノイズや音途切れが加わる。
<第3の実施の形態>
第1、第2の実施の形態においては、CMを見て再生する限りアナログ出力の品質劣化は行われない。アナログ接続した外部記録機器にアナログダビングする場合、外部機器がCM再生直前に記録を一時停止し、かつCM再生直後に記録を再開すれば、結果としてダビング後の信号はCMをスキップして前後がつながっていることに等しい。アナログダビングはデジタルダビングに比較して品質の劣化を伴うが、一般に図7に示すVHS画質ほど著しく低下するとは限らない。よってダビング結果は、第1の実施の形態の効果が無効となる可能性がある。
そこで、第3の実施の形態では、ユーザによって任意に、アナログ出力のダビングオン/オフを選択可能とする。オフ時には、第1の実施の形態と同様に、再生時にCMを見ない場合には品質が制御されるのに加えて、図9に示す録画再生装置800のようにアナログコピープロテクション信号付加部801の処理が常時加わる。コピープロテクション信号の代表例として、マクロビジョン信号が挙げられる。オン時には、コピープロテクション信号は常時無効となるが、品質制御をCMを見る/見ないにかかわらず、常時有効とし、警告表示も出さない。その結果、アナログダビング後の品質は図7に示すVHS画質並みとなり、CMをスキップしてダビングした際も第1の実施の形態の効果、有効性が保証される。
<第4の実施の形態>
第1の実施の形態では、IDの分割された1単位の挿入時間については、CMを全部見ることを前提としているため、時間分割する以外の制限を加えていない。一方、視聴者はアナログVHS−VCRの長年の使用を通してアナログ方式の早送りを知っている。そのスピードはVCRによって異なるが、正負両方向に実時間の7倍速であるのが一般的である。1/7の時間圧縮で視聴するため、CMの詳細は不明でも視聴者はCMの内容を一通り認識することができ、再度、通常再生で内容を確認することを行ってきた。第1の実施の形態で、CM全部を早送りせずに見なければならないことは、従来のアナログVHS−VCRを通じて得た視聴者の慣れ=既得権を下回ることになり、本発明の普及へのネガティブ要因となる可能性がある。
そこで、第4の実施の形態では、図3において、画像にIDを入れる場合、全フレーム(30フレーム/秒)に対してではなく、あるnフレーム区間のみに挿入し、再生の早送りも最大n倍速で行う。用いる電子透かし方式が、1フレームの画像に必要な最大情報量以上のデータを挿入可能で、かつ1フレーム内の情報のみでID抽出処理が可能な場合に限る。ここでは3ビット以上になる。
個別CM30秒間(=900フレーム)中、ある連続する7フレームのみにIDを挿入した場合、再生機器がアナログVHS−VCRと同等の7倍速の早送り=7フレームごとに再生したならば、7倍速がいかなるタイミングからスタートした場合でも、連続するIDの含まれた7フレーム中のどれか1フレーム画像を必ず再生することになる。すなわち、アナログVHS−VCR並みの早送りサーチでもCM中のIDを必ず抽出することが可能となり、ユーザは既得権を保ちつつ本編を楽しむことが可能となる。
本発明によれば、特許請求の範囲に記載された発明の他に、次の発明が提供される。
(1)前記IDを、アナログ録画再生手段の一般的なサーチ速度で再生可能な周期で埋め込むことを特徴とする請求項1に記載のコマーシャル放送システム。
本発明の第1の実施の形態における放送装置を示すブロック図である。 本発明のCM・ID及び番組IDを示す説明図である。 本発明の個別CM・IDを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態における録画再生装置を示すブロック図である。 本発明のCM再生検出処理を示す説明図である。 図4の録画再生装置による再生品質制御を詳しく示すブロック図である。 図4の録画再生装置による再生画質制御を詳しく示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における録画再生装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における録画再生装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 カメラ
2 番組サーバ
3 CMサーバ
4 切り替え部(SW)
5 放送送信機器
6 スケジュール管理機器
7 ID発生器
10 電子透かし挿入器
11 ID制御管理器
100 放送装置
200、700、800 録画再生装置
201 受信インターフェース
202 (デコーダ)信号処理部
203 デジタル記録デバイス
204 電子透かし抽出部
205 デジタルインターフェース
206 システム制御器
207 オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)
208 書き換え可能記録デバイス(記録デバイス)
209 品質劣化処理部
701 書き換えできないメモリ(PD)
702、704 PD判別処理部
703 暗号化処理部
705 逆暗号化処理部
801 アナログコピープロテクション信号付加部

Claims (3)

  1. 放送番組の映像信号及び/又は音声信号、及び前記放送番組途中に挿入されるコマーシャルの映像信号及び/又は音声信号にそれぞれ特定のIDを更新しながら埋め込んで放送する放送手段を有する放送装置と、
    前記放送装置から放送される前記放送番組を受信して録画する録画手段と、
    前記録画手段で録画された前記放送番組を再生し、再生信号を得る再生手段と、
    前記再生手段により得られた前記再生信号の信号品質を低くし、出力する第1の処理、又は前記再生信号をそのままの信号品質で出力する第2の処理を、選択実行する信号品質調整手段と、
    前記再生信号中の前記IDを検出して更新状態に基づいて前記コマーシャルが再生されているか否かを判断し、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する一方、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、ユーザによって設定される、前記再生信号のアナログ出力信号をダビング可能とするか不可とするかの設定が、不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、
    前記設定が不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理選択を実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が可能とする設定であった場合には、前記コマーシャルが再生されているかいないかに関わらず、常に前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加しないで出力するよう制御する録画再生装置とを、
    有するコマーシャル放送システム。
  2. 放送番組の映像信号及び/又は音声信号、及び前記放送番組途中に挿入されるコマーシャルの映像信号及び/又は音声信号にそれぞれ特定のIDを更新しながら埋め込んで放送するコマーシャル放送システムに用いられる録画再生装置であって、
    前記放送番組を受信して録画する録画手段と、
    前記録画手段で録画された前記放送番組を再生し、再生信号を得る再生手段と、
    前記再生手段により得られた前記再生信号の信号品質を低くし、出力する第1の処理、又は前記再生信号をそのままの信号品質で出力する第2の処理を、選択実行する信号品質調整手段と、
    前記再生信号中の前記IDを検出して更新状態に基づいて前記コマーシャルが再生されているか否かを判断し、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する一方、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、ユーザによって設定される、前記再生信号のアナログ出力信号をダビング可能とするか不可とするかの設定が、不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていると判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第2の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が不可とする設定であり、前記コマーシャルが再生されていないと判断した場合には、そのコマーシャルの後の前記再生信号に対して前記第1の処理選択を実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加して出力するよう制御し、前記設定が可能とする設定であった場合には、前記コマーシャルが再生されているかいないかに関わらず、常に前記第1の処理を選択実行するよう前記信号品質調整手段を制御するとともに、前記信号品質調整手段から出力される信号にコピープロテクション信号を付加しないで出力するよう制御する録画再生装置。
  3. 前記録画手段は、受信したデジタル放送信号又はダビング元から外部入力端子を介して入力されたデジタル放送信号を録画するデジタル録画手段であ
    前記再生手段は、前記録画されたデジタル放送信号を再生するデジタル再生手段であって、
    受信したデジタル放送信号を暗号化して前記デジタル録画手段に印加する暗号化手段と、
    前記デジタル録画手段に録画されている暗号化デジタル放送信号を、前記デジタル再生手段によって再生してダビング先に出力する手段と、
    前記デジタル再生手段から再生されるデジタル放送信号を逆暗号化して前記制御手段及び前記信号品質調整手段に印加する逆暗号化手段とを、
    さらに有する請求項2に記載の録画再生装置。
JP2004289420A 2004-09-30 2004-09-30 コマーシャル放送システム及び録画再生装置 Expired - Fee Related JP4487253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004289420A JP4487253B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 コマーシャル放送システム及び録画再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004289420A JP4487253B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 コマーシャル放送システム及び録画再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006108822A JP2006108822A (ja) 2006-04-20
JP4487253B2 true JP4487253B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=36378065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004289420A Expired - Fee Related JP4487253B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 コマーシャル放送システム及び録画再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487253B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5403208B2 (ja) * 2008-08-26 2014-01-29 株式会社ニコン 広告再生システム及び通信端末
JP2016213684A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 株式会社リクルートホールディングス コンテンツ配信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006108822A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3474510B2 (ja) ディジタル放送送信装置、その受信方法および受信装置
US7650625B2 (en) System and method for controlling audio and video content via an advanced settop box
JP2006295344A (ja) コンテンツ処理装置
JP2010050965A (ja) 番組対象物および予約パディングの自動検出
JP4744524B2 (ja) 映像再生制限方法及び映像再生装置
EP1675394B1 (en) Personal video recorder system and method for reproducing a signal in the system
KR20070025752A (ko) 방송프로그램의 등급별 녹화방법
JP4786888B2 (ja) 映像ストリーム処理装置
EP1949589B1 (en) Digital video recorder anti-skip system
JP4487253B2 (ja) コマーシャル放送システム及び録画再生装置
US20030021592A1 (en) Information reproducing apparatus
JP2002314912A (ja) 放送記録再生装置及び放送記録方法
JP2005269664A (ja) 録画システム
KR100583180B1 (ko) 광고 저장영역을 구비한 방송 수신 장치 및 동작 방법
JP5444722B2 (ja) ダビング装置
KR101156334B1 (ko) 자막 제공 방법
KR20080037417A (ko) 방송 수신기 및 녹화목록 관리 방법
KR100850918B1 (ko) 디지털 방송 녹화기기에서의 광고 스킵방법
KR20000006284A (ko) 정보송신장치및그방법,정보수신장치및그방법과매체
JP2009171277A (ja) 情報データストリームの記録装置、及び方法
JP2005204233A (ja) デジタル放送受信装置、デジタル放送送信装置、受信方法、プログラム、記録媒体および録画再生装置
JP2015126284A (ja) デジタル放送受信装置
KR100838869B1 (ko) 저장기능을 갖는 영상표시기기의 영상신호 처리장치 및방법
EP2085972B1 (en) Apparatus for recording digital broadcast and method of searching for final playback location
KR20050117216A (ko) 디지털 방송의 녹화장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100305

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees