JP4486853B2 - 電子機器冷却装置 - Google Patents

電子機器冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4486853B2
JP4486853B2 JP2004176465A JP2004176465A JP4486853B2 JP 4486853 B2 JP4486853 B2 JP 4486853B2 JP 2004176465 A JP2004176465 A JP 2004176465A JP 2004176465 A JP2004176465 A JP 2004176465A JP 4486853 B2 JP4486853 B2 JP 4486853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
cpu
heat
unit
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004176465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006004965A (ja
Inventor
輝男 加藤
賢三 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004176465A priority Critical patent/JP4486853B2/ja
Publication of JP2006004965A publication Critical patent/JP2006004965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4486853B2 publication Critical patent/JP4486853B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

本発明は、電子機器を冷却する電子機器冷却装置に関し、特に、油等の異物が空中に存在する環境での使用を考慮した装置に関する。
従来の電子機器冷却装置は、CPU、電源装置といった発熱部品を冷却するために、一般には冷却ファンを備えている。例えば、特許文献1では、CPUにファンが取り付けられており、このファンがCPUおよび隣接するチップセットを冷却している。また、電源装置およびその周辺を冷却するためにも別のファンが取り付けられている。これらのファンによってハウジング内の広い範囲に対して送風が行われる。
また、特許文献2では、ダクトを備えた冷却装置が提案されている。同文献では、LSI専用のダクトが備えられており、このダクトが、ハウジング内の全体の空気流からLSIファンの空気流を隔離し、これにより、ハウジング内の空気流へのLSIファンの空気流の悪影響が回避されている。
特開2003−108269号公報(第5、6ページ、図1) 特開平5−95062号公報(第2、3ページ、図1)
しかしながら、従来の電子機器冷却装置においては、油等の空中の異物のハウジング内への侵入が考慮されていない。そのため、例えば、飲食店などの油が存在する環境で使用されると、油がファンでハウジング内にまき散らされてしまい、まき散らされた油が機器に悪影響を及ぼし得るという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、油等の異物の悪影響を低減しつつ、効率よい冷却が可能な電子機器冷却装置を提供することにある。
本発明の電子機器冷却装置は、CPU搭載基板と発熱電子ユニットが収容されており、通風入口および通風出口が設けられたハウジングと、前記CPU搭載基板のCPUを冷却する冷却ファンが設けられたCPUクーラーと、前記CPUクーラーを収容しており、前記通風入口に連結された前ダクトと、前記発熱電子ユニットのユニット放熱部を収容しており、前記前ダクトに連結されるとともに、前記通風出口に連結された後ダクトと、を備えている。CPUクーラーは例えばヒートシンクと冷却ファンである。また、発熱電子ユニットは例えば電源装置であり、ユニット放熱部は例えばヒートシンクである。
この構成により、CPUクーラーとユニット放熱部とが、ハウジングの通風入口から通風出口に至る一連のダクト内に配置され、ダクト内でCPUクーラーの冷却ファンが送風を行う。したがって、油等の異物の悪影響を低減しつつ、効率よく冷却を行うことができる。
また、本発明の電子機器冷却装置では、前記前ダクトが樹脂製であり、前記後ダクトが金属製である。
この構成により、前ダクトでは、樹脂の熱伝導率が小さいことを利用して、CPU搭載基板の近傍での熱の発散を抑えられる。後ダクトでは、金属の熱伝導率が大きいことを利用して、電子ユニットの発する熱をより多く発散できる。このようにして、ダクトからの熱の放出を場所によって適切にコントロールでき、冷却を効果的に行える。
また、本発明の電子機器冷却装置では、前記CPU搭載基板が縦向きに配置されており、前記発熱電子ユニットが前記ハウジングの底部に沿って横長に設けられており、前記前ダクトが、前記CPUクーラーを通った空気を排出する排気口を下部に有しており、前記後ダクトが、前記排気口に連結された吸気口を有しており、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記発熱電子ユニットに沿って横方向に導くように横長に設けられている。
この構成により、通風入口から入った空気流が、縦置き基板上のCPU用のクーラーを通り、続いて、下方の発熱電子ユニットのユニット放熱部に沿って横方向に進み、通風出口から出ていく。このようにして、CPU搭載基板が縦に配置されるタイプの電子機器の冷却を適切に行える。
また、本発明の電子機器冷却装置において、前記前ダクトは、箱形のダクトボックスで構成されており、前記ダクトボックスは、前記CPU搭載基板に沿った底面に、前記CPUクーラーが嵌合されたCPUクーラー嵌合穴を備えている。この構成により、CPU搭載基板上のCPU用のクーラーを適切にダクト内に配置できる。
また、本発明の電子機器冷却装置では、前記ダクトボックスが、前記CPUに隣接して前記CPU搭載基板に搭載された発熱部品に備えられた部品放熱部が嵌合された放熱部嵌合穴をさらに備えている。発熱部品は、例えば、CPUに隣接したチップセットであり、部品放熱部がチップセットの放熱フィンである。この構成により、基板上に並んだCPUおよび他部品のための冷却構造部分をダクト内に適切に配置でき、したがって、CPU搭載基板に関連した適切な冷却用のダクトを提供できる。
また、本発明の電子機器冷却装置では、前記通風入口および前記通風出口がハウジングの側面に設けられている。この構成により、機器前面がディスプレイに覆われている場合でも、ダクトの配管を適切に設けることができ、冷却装置を電子機器に適切に設けることができる。
本発明は、上述のような構成の前ダクトと後ダクトを設けたことにより、油等の異物の悪影響を低減しつつ、効率よく冷却を行うことができるという効果を有する電子機器冷却装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の電子機器冷却装置について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態の電子機器冷却装置(以下、単に冷却装置という)が備えられた電子機器を図1に示す。本実施の形態では、電子機器1が、飲食店で使われるコンピュータ装置であり、油が使われる環境におかれる。そこで、以下に説明するように、空中の油の悪影響を受けにくいように冷却装置が構成されている。
図1において、電子機器1は、2点鎖線で示されるハウジング3を備えている。ハウジング3には、マザーボード5と電子ユニット7が収容されている。マザーボード5は、CPU搭載基板であり、CPUが搭載されている。また、電子ユニット7は、発熱電子ユニットであり、本実施の形態では電子ユニット7が電源装置である。また、ハウジング3の外面には通風入口9および通風出口11が備えられている。
ハウジング3には、さらに、ダクトボックス13およびユニットダクト15が収容されている。ダクトボックス13が前ダクトに相当し、ユニットダクト15が後ダクトに相当する。ここで、前ダクトおよび後ダクトは、それぞれ、通風入口から見て、空気の流れに沿って前側(上流側)のダクトおよび後側(下流側)のダクトを意味している。
ダクトボックス13は、マザーザーボード5のCPUを冷却するCPUクーラーを収容している。CPUクーラーの冷却ファンもダクトボックス13に収容されている。そして、ダクトボックス13はハウジング3の通風入口9に連結されている。
ユニットダクト15は、電子ユニット7のヒートシンクを収容している。ヒートシンクは、ユニット放熱部に相当する。また、ユニットダクト15は、ダクトボックス13に連結されるとともに、ハウジング3の通風出口11に連結されている。
以上が本実施の形態の冷却装置の全体構成である。本冷却装置では、ダクトボックス13内のCPUクーラーの冷却ファンが回転すると、空気が通風入口9から吸い込まれ、ダクトボックス13内を流れ、さらにユニットダクト15内を流れて、通風出口11から出ていく。これにより、ダクトボックス13内のCPUクーラーとユニットダクト15内のヒートシンクに送風が行われ、CPUと電子ユニット7が冷却される。ダクトボックス13およびユニットダクト15で隔離された空間を空気が流れるので、空中の油のハウジング内への飛散や基板および部品等への油の付着を回避でき、油の悪影響を回避できる。
次に、本実施の形態の冷却装置の詳細な構成をさらに説明する。図2は、電子機器1の外観の斜視図である。図3は、電子機器1の正面図、図4、図5は側面図、図6は断面図である。ただし、これらの図面は、本実施の形態の説明を分かりやすくするために適宜簡略化されている。
図示のように、ハウジング3は、全体としてはL字型を有しており、すなわち、L字型の縦の棒に相当する本体部分21と、横棒に相当するフロント部分23で構成されており、フロント部分23が本体部分21の下方から前方に突き出している。ハウジング3の前面にはディスプレイ25が取り付けられている。
通風入口9は、図3および図4に示されるように、ハウジング3の左側面に設けられている。通風入口9は、ハウジング3の上下方向の略中央であって、前方寄りに設けられている。また、通風出口11は、図3および図5に示されるように、ハウジング3の右側面に設けられている。通風出口11は通風入口9より下側にある。
マザーボード5は、図6に示されるように、ハウジング3内に収まるように縦向きに配置されている。また、電子ユニット7は、ハウジング3の底部であって、マザーボード5の前方に配置されている。電子ユニット7は、図3に示されるように、前方から見ると横長の形状を有しており、そして、ハウジング底部に沿って横方向に延びている。電子ユニット7は重いので、上記のように電子ユニット7をハウジング底部に配置することで、機器全体の重心が低くなり、安定性が確保されている。
図7は、マザーボード5の構成を示している。マザーボード5には、CPU31が搭載されており、CPU31にはCPUクーラー33が取り付けられている。CPUクーラー33は、ヒートシンク35と冷却ファン37とで構成されている。CPU31の背面にヒートシンク35が取り付けられ、ヒートシンク35に冷却ファン37が取り付けられている。CPU31が発する熱はヒートシンク35へ伝達され、ヒートシンク35のフィンから放出される。そして、ヒートシンク35が、冷却ファン37からの風で冷却される。
マザーボード5には、さらに、CPU31に隣接してチップセット39が搭載されている。チップセット39には放熱フィン41が取り付けられている。チップセット39が発熱部品に相当し、放熱フィン41が部品放熱部に相当する。
図8は、電子ユニット7の構成を示している。電子ユニット7は、電源基板43を備えており、そして、電源基板43は放熱板45に取り付けられている。放熱板45の後端は図示のように上方に曲がっており、これにより壁部47が形成されている。さらに、壁部47の上端が前方に曲がっており、これにより棚部49が形成されている。そして、棚部49の上に、ヒートシンク51が取り付けられている。ヒートシンク51がユニット放熱部に相当する。ヒートシンク51は、図示のように、横方向に延びる平行な複数のフィンを備えている。電源基板43が発する熱は、放熱板45を介してヒートシンク51に伝わり、ヒートシンク51のフィンから放出される。
次に、ダクトボックス13について説明する。ダクトボックス13は、図3および図6に示されるように、マザーボード5の前側であって、上下方向の略中央に設けられている。ダクトボックス13は、樹脂製であって、プラスチック製であり、箱形の形状を有している。そして、ダクトボックス13は、前方から見ると、CPUクーラー33と放熱フィン41とを覆う形状を有している。また、ダクトボックス13を側方から見ると、ダクトボックス13はマザーボード5とハウジング前面との間に挟まれている。そして、ダクトボックス13の底面がマザーボード5に沿うように配置されている。
図9は、ダクトボックス13の分解斜視図である。図示のように、ダクトボックス13は、2分割構造を有しており、上ボックス61と下ボックス63で構成されている。また、ダクトボックス13は、前方から見ると、クーラー収容領域65、放熱フィン収容領域67および排気口領域69で構成されている。
クーラー収容領域65は、ダクトボックス13の左半部の領域である。クーラー収容領域65では、底面71にCPUクーラー嵌合穴73が設けられている。CPUクーラー嵌合穴73はCPUクーラー33に対応する形状を有しており、CPUクーラー33がCPUクーラー嵌合穴73に嵌合されて、ダクトボックス13に収容されている。
より詳細には、CPUクーラー嵌合穴73の縁部に沿うように四角形の筒部75が設けられている。筒部75は、CPUクーラー33のヒートシンク35のベースブロックに対応する形状を有している。筒部75にベースブロックが囲まれ、ベースブロック上のフィンがダクトボックス13の中に位置しており、冷却フィン37もダクトボックス13の中に位置している。
また、クーラー収容領域65の側壁77には、吸気口79が設けられている。吸気口79の周囲部分がハウジング3の側壁に連結されており、吸気口79がハウジング3の通風入口9に対応する形状を有しており、これにより吸気口79が通風入口9に連結されている。
放熱フィン収容領域67は、ダクトボックス13の右半部の領域である。放熱フィン収容領域67では、底面71に放熱フィン嵌合穴81が設けられている。放熱フィン嵌合穴81は、チップセット39の放熱フィン41に対応する形状を有しており、放熱フィン41が放熱フィン嵌合穴81に嵌合されて、ダクトボックス13に収容されている。
より詳細には、放熱フィン嵌合穴81は、放熱フィン41のベース板に対応する形状を有しており、ベース板が放熱フィン嵌合穴81に囲まれている。そして、ベース板上のフィンがダクトボックス13の中に位置している。
CPUクーラー33は、放熱フィン41よりも、機器前後方向(マザーボード5に垂直な方向)の高さが大きい。この高さの差に応じた段差がダクトボックス13に設けられており、すなわち、図示のように、クーラー収容領域65の方が、放熱フィン収容領域67よりも高くなっている。
排気口領域69は、クーラー収容領域65の下側の領域である。排気口領域69の高さは、クーラー収容領域65よりもさらに高くなっている。排気口領域69では、排気筒83が前方に突出しており、排気筒83の先に排気口85が設けられている。
次に、ユニットダクト15について説明する。ユニットダクト15は、図3および図6に示されるように、電子ユニット7のヒートシンク51に対応する位置に設けられており、そして、ヒートシンク51に沿った横長の形状を有している。
図10は、ユニットダクト15の斜視図である。ユニットダクト15は、金属製であり、より詳細には鉄製である。また、ユニットダクト15は、全体形状としては横長の直方体である。ユニットダクト15は下方にフランジ89を有している。フランジ89が、ねじ等を使って、電子ユニット7の放熱板45の棚部49に固定されており、これによりユニットダクト15が放熱板45に取り付けられている。そして、ユニットダクト15の底面89が棚部49に接している。
ユニットダクト15の底面91には、ヒートシンク嵌合穴93が設けられている。ヒートシンク嵌合穴93は、電子ユニット7のヒートシンク51に対応する形状を有しており、ヒートシンク51がヒートシンク嵌合穴93に嵌合されて、ユニットダクト15に収容されている。
より詳細には、底面91のヒートシンク嵌合穴93は、ヒートシンク51のベース板に対応する形状を有しており、ベース板がヒートシンク嵌合穴93に囲まれている。そして、ベース板上のフィンがユニットダクト15の中に位置している。
ユニットダクト15の背面95には、吸気口97が設けられている。吸気口97は、ダクトボックス13の排気口85と対応する位置に設けられており、かつ、排気口85と対応する形状を有しており、そして、吸気口97と排気口85が連結されている。
また、ユニットダクト15の左側面には排気口99が設けられている。ユニットダクト15の左端がハウジング3に連結されており、かつ、排気口99の形状がハウジング3の通風出口11に対応しており、これにより、排気口99が通風出口11に接続されている。
以上に、本実施の形態のダクト部分の構成を説明した。なお、本実施の形態では、前ダクトであるダクトボックス13と後ダクトであるユニットダクト15が直接連結されている。しかし、本発明の範囲内で、前ダクトと後ダクトが適当な中間ダクトを介して連結されてもよい。また、前ダクトと通風入口も、直接連結されてもよく、また、適当な部材を介して連結されてもよい。同様に、後ダクトと通風出口11も、直接連結されてもよく、また、適当な部材を介して連結されてもよい。
次に、本実施の形態の冷却装置の動作を説明する。電子機器1が作動すると、マザーボード5上のCPU31およびチップセット39が発熱し、また、電子ユニット45も発熱する。CPU31の熱は、CPUクーラー33のヒートシンク35に伝達され、そして、ダクトボックス13内にあるヒートシンク35のフィンまで伝わる。チップセット39の熱も、ダクトボックス13内にある放熱フィン41へと伝達される。また、電子ユニット45の熱は、放熱板45に伝わり、そして、放熱板45の壁部47および棚部49を介してヒートシンク51に伝わり、ユニットダクト15内に位置するヒートシンク51のフィンへと伝わる。
CPUクーラー33の冷却ファン37が回転すると、外部の空気が、ハウジング3の通風入口9に吸い込まれ、吸気口79を通ってダクトボックス13内に入る。侵入した空気は、まず、冷却ファン37によってヒートシンク35に吹き付けられ、ヒートシンク35を冷却する。さらに、空気流は、ヒートシンク35のフィンの隙間を通って横方向に進み、チップセット39の放熱フィン41に当たり、放熱フィン41を冷却する。さらに、空気流は、ダクトボックス13の下方の排気口85に向かい、排気口85を通り抜ける。空気流は、ユニットダクト15の吸気口97を通り、ユニットダクト15内に入る。
そして、ユニットダクト15では、空気流がダクト形状に沿うように横方向に曲がり、電子ユニット7のヒートシンク51に沿って進む。このとき、ヒートシンク51のフィンの隙間を空気流が通り抜け、これによりヒートシンク51が冷却される。空気流は、ユニットダクト15を通り抜けると、排気口99および通風出口11を通り抜けて、ハウジング3の外に出ていく。
上記の冷却過程では、空気流がダクト内を流れているので、ハウジング内への油分の飛散や基板および部品等への油分の付着を防止でき、油分の悪影響を低減できる。
また、ダクトボックス13が樹脂製であり、樹脂の熱伝達率が小さいので、ダクトボックス13ではダクト内からダクト外への熱の発散が抑制されている。これにより、マザーボード5等への熱の発散は少なく抑えられる。
これに対して、ユニットダクト15は金属製であり、より詳細には鉄製であり、ユニットダクト15では熱伝達率が大きい。したがって、ダクト内からダクト外へ積極的に熱が放出される。
ここで、ユニットダクト15内の空気は、既にダクトボックス13である程度暖められている。さらに、電子ユニット15は電源装置であり、発熱量が大きい。そこで、ユニットダクト15では、上記のように金属材料を適用することで、積極的に熱をダクト外に逃がし、温度を低減している。
以上に、本実施の形態に係る冷却装置について説明した。本実施の形態によれば、前ダクトであるダクトボックス13と後ダクトであるユニットダクト15が連結されて、ハウジング3の通風入口9から通風出口11に至る一連のダクトを形成している。このダクト内でCPUクーラーが冷却ファンで冷却されるので、空気中の油分等の異物の悪影響を低減できる。さらに、電子ユニット7の放熱部もダクト内に配置されており、CPUクーラーの冷却ファンで冷却できる。このようにして、異物の悪影響を低減しつつ、効率よく冷却を行うことができる。
また、CPUクーラーの冷却ファンで上記のようにCPUに加えて電子ユニットをも効率よく冷却しているので、電子機器全体のファン騒音を低減でき、また、電子機器の小型化が可能となる。
また、本実施の形態では、前ダクトが樹脂製で、後ダクトが金属製であり、これにより、上述したように、マザーボード付近ではダクトからの熱の流出を抑え、電子ユニット付近では積極的にダクトから熱を逃がすことができる。ダクトからの熱の放出を場所によって適切にコントロールでき、冷却を効果的に行える。
また、本実施の形態では、通風入口から入った空気流が、縦置き基板上のCPU用のクーラーを通り、続いて、下方の発熱電子ユニットのユニット放熱部に沿って横方向に進み、通風出口から出ていくというように一連の前ダクトおよび後ダクトが構成されており、これにより、CPU搭載基板が縦に配置されるタイプの電子機器の冷却を適切に行える。
また、本実施の形態では、ダクトボックス13の底面がCPU搭載基板に沿っており、この底面にCPUクーラー嵌合穴が備えられており、これにより、CPUクーラーを適切にダクト内に配置できる。
また、本実施の形態では、さらに、CPUに隣接したチップセットのような発熱部品の放熱部のための勘合穴もダクトボックス13の底面に備えられている。これにより、基板上に並んだCPUおよび他部品のための冷却構造部分をダクト内に適切に配置でき、したがって、CPU搭載基板に関連した適切な冷却用のダクトを提供できる。
また、本実施の形態では、通風入口9および通風出口11がハウジング3の側面に設けられており、これにより、機器前面がディスプレイに覆われている場合でも、ダクトの配管を適切に設けることができ、冷却装置を電子機器に適切に設けることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明にかかる電子機器装置は、油等の異物の悪影響を低減しつつ、効率よく冷却を行うことができるという効果を有し、飲食店等の電子機器用の冷却装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る電子機器冷却装置が備えられた電子機器の斜視図 本発明の実施の形態に係る電子機器冷却装置が備えられた電子機器の外観図 電子機器の正面図 電子機器の左側面図 電子機器の右側面図 電子機器の断面図 CPUが搭載されたマザーボードの斜視図 電子ユニットの斜視図 ダクトボックスの分解斜視図 ユニットダクトの斜視図
符号の説明
1 電子機器
3 ハウジング
5 マザーボード
7 電子ユニット
9 通風入口
11 通風出口
13 ダクトボックス
15 ユニットダクト
31 CPU
33 CPUクーラー
35 ヒートシンク
37 冷却ファン
39 チップセット
41 放熱フィン
43 電源基板
45 放熱板
51 ヒートシンク
73 CPUクーラー嵌合穴
81 放熱フィン嵌合穴
93 ヒートシンク嵌合穴

Claims (5)

  1. CPU搭載基板と発熱電子ユニットが収容されており、通風入口および通風出口が設けられたハウジングと、
    前記CPU搭載基板のCPUを冷却する冷却ファンが設けられたCPUクーラーと、
    前記CPUクーラーを収容しており、前記通風入口に連結された前ダクトと、
    前記発熱電子ユニットのユニット放熱部を収容しており、前記前ダクトに連結されるとともに、前記通風出口に連結された後ダクトと、
    を備え
    前記前ダクトが樹脂製であり、前記後ダクトが金属製であることを特徴とする電子機器冷却装置。
  2. 前記CPU搭載基板が縦向きに配置されており、前記発熱電子ユニットが前記ハウジングの底部に沿って横長に設けられており、前記前ダクトが、前記CPUクーラーを通った空気を排出する排気口を下部に有しており、前記後ダクトが、前記排気口に連結された吸気口を有しており、前記吸気口から吸い込んだ空気を前記発熱電子ユニットに沿って横方向に導くように横長に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器冷却装置。
  3. 前記前ダクトは、箱形のダクトボックスで構成されており、前記ダクトボックスは、前記CPU搭載基板に沿った底面に、前記CPUクーラーが嵌合されたCPUクーラー嵌合穴を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器冷却装置。
  4. 前記ダクトボックスが、前記CPUに隣接して前記CPU搭載基板に搭載された発熱部品に備えられた部品放熱部が嵌合された放熱部嵌合穴をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の電子機器冷却装置。
  5. 前記通風入口および前記通風出口がハウジングの側面に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子機器冷却装置。
JP2004176465A 2004-06-15 2004-06-15 電子機器冷却装置 Expired - Fee Related JP4486853B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176465A JP4486853B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 電子機器冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176465A JP4486853B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 電子機器冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006004965A JP2006004965A (ja) 2006-01-05
JP4486853B2 true JP4486853B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=35773119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176465A Expired - Fee Related JP4486853B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 電子機器冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4486853B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4854687B2 (ja) * 2008-02-01 2012-01-18 三菱電機株式会社 冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006004965A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7593223B2 (en) Information-processing apparatus and cooling system used therein
US7209352B2 (en) Heat dissipation device incorporating fan duct
US8638554B2 (en) Air duct and electronic device having the same
US20070035926A1 (en) Heat sink assembly
JP5899473B2 (ja) 電子機器の冷却構造
US7256997B2 (en) Heat dissipating device having a fan duct
TW200821807A (en) A system for cooling a heat-generating electronic device with increased air flow
US20060268508A1 (en) Heat dissipation device for a computer mother board
JP2011034309A (ja) 電子機器
US8456829B2 (en) All-in-one computer
JP4693924B2 (ja) 電子機器
US20230189472A1 (en) Electronic apparatus, cooling module, and heat sink
JP4486853B2 (ja) 電子機器冷却装置
JP2000223876A (ja) 電子機器
JP2006119234A (ja) 電装装置及び画像形成装置
JP7349837B2 (ja) 発熱部品の放熱構造
JP5963786B2 (ja) 情報処理装置
JP2006003928A (ja) パソコンの冷却装置
JP4171028B2 (ja) 電子機器
JP4897107B2 (ja) 電子機器
JP2003152153A (ja) Cpuクーラのファンホルダ、cpuクーラ、および電子機器
TWI401563B (zh) 散熱裝置
JP2005101042A (ja) 電子機器用ラックの空冷装置及びそのような空冷装置を備えた電子機器用ラック
JP4286081B2 (ja) 画像形成装置
JP2009164178A (ja) 電子機器の放熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees