JP4486643B2 - 移動体通信システムで用いられるマルチパス伝播遅延値のフィルタリング方法 - Google Patents

移動体通信システムで用いられるマルチパス伝播遅延値のフィルタリング方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
関連出願の相互参照
本出願は、米国仮出願第60/479、151号(2003年6月18日出願)の利益を主張するものであり、参照として本明細書にその全体を組み入れる。
背景
本発明は通信システムに関し、特には移動通信システムで用いられるマルチパス伝播遅延情報の処理に関する。
携帯電話通信システムのような最新の通信システムは、音声情報のような情報の表現および伝送のためのディジタル技術に依存している。多数の変調方式のうちのいずれかが、ディジタル情報を無線周波数信号上に付加するために使用され、この無線周波数信号は送信器のアンテナから送信され受信機のアンテナにより受信される。理想的には、受信機は単に上記変調処理の逆を実行して、受信信号からディジタル情報を再生することになる。
しかしながら、実際上は、送信された信号は、送信機のアンテナおよび受信機のアンテナ間の通信路(すなわち、空気の介在(the air interface))により歪められることがよくある。例えば、送信された信号の主要なレイ(ray)は伝送アンテナと受信アンテナ間の直線経路をとることができるが、他のレイは受信機のアンテナにより受信される前に周囲の様々な対象物(例えば、建造物、山)の反射のような間接経路をとり得る。この効果は信号の「マルチパス伝播」としばしば呼ばれる。これらの間接伝播路は、信号が通過するに直通伝送路より長持間かかる可能性がある。従って、同一のソースから発する同じ情報を表現する信号は、様々な時刻に受信機に到達し得る。送信機と受信機間の様々な伝播路が信号の減衰量を変化させるので、信号は必ずしもすべてが同じ信号強度で受信さるわけではない。それにもかかわらず通常、信号は、どの時点においても受信信号が現在の信号(所望の情報の現在の部分を表現する)に加えて以前に送信された信号(それぞれが以前の情報を表現する)から1つ以上遅延した成分を含むという効果を引き起こす十分に高いパワーレベルで受信される。この種の信号の歪みは、しばしば符号間干渉(ISI)と呼ばれる。
ISIを打ち消すために通常、受信機は、通信路モデル(通信路の「推定」とも呼ばれる)を利用した方法で信号を復調する等化器を使用する。通信路推定は通常、通信路推定器と呼ばれる、受信機におけるもう一つの構成要素から生成される。通信路推定器は、しばしば「トレーニング系列」と呼ばれる、送信機により送信されたことがわかっている「1」と「0」の所定系列を含む部分を含む受信信号に依存している。実際に受信された信号のトレーニング系列部分と、予想されるトレーニング系列とを比較することにより、信路推定器は、等化器が未知情報を含む受信信号の一部を復調しようとする際に使用可能な通信路のモデルを構築できる。
ISIはマルチパス伝播の有害な影響であると考えられているが、マルチパス現象自体は、符号分割多重アクセス(CDMA)システムにおけるフェーディングを克服するなど、通信システムに恩恵を与えるように応用することができる。CDMAは、信号が時間と周波数の両方において重畳することを可能とする通信路アクセス技術である。CDMAは一種のスペクトラム拡散通信技術であり、この技術は第二次世界大戦から現在まで活躍している。初期の応用は主に軍事向けであった。しかしながら、スペクトラム拡散通信方式は干渉に対し頑強性を提供するとともに、多数の信号が同一の無線帯域を同時に占領することを許容するので、今日、商用的応用にスペクトル拡散システムを使用することへの関心が増大している。このような商用的応用例としては、ディジタル携帯電話無線、陸上移動無線、屋内および屋外パーソナル移動通信ネットワークが挙げられる。
CDMAシステムでは、各信号は多数のスペクトル拡散技術のうちのいずれかを使用して送信される。「直接シーケンスCDMA」(DS−CDMA)(例えば広帯域CDMA、「WCDMA」)と呼ばれるこのようなCDMAの1つの変形では、送信すべき情報のデータ・ストリームは、シグネチャ系列(signature sequence)として公知である非常に高速なデータ・ストリームに印加(impress)される。これにより、同じ広帯域周波数通信路が隣接セル毎に再利用できる。通常、シグネチャ系列データは2値であり、ビット・ストリームを提供する。シグネチャ系列を生成する1つの方法は、ランダムのように見えるが認可された受信機により再現できる擬雑音(PN)の処理を伴う。情報データ・ストリームと高いビットレートのシグネチャ系列ストリームは、2つのビット・ストリームの2進値が+1または−1により表現されると仮定すると、2つのビット・ストリームを乗算することにより混合される。高いビットレート信号と低いビットレート・データ・ストリームと混合することを、情報データ・ストリーム信号を拡散するという。各情報データ・ストリーム又は通信路には、一意的なシグネチャ系列が割り当てられる。
複数の拡散情報信号は、無線周波数キャリアを例えば2相位相シフトキーイング(BPSK)により変調し、受信機で合成信号として一緒に受信される。各拡散信号は、周波数と時間の両方において、他のすべての拡散信号だけでなく雑音に関連する信号とも重畳する。受信機が認可されている場合は、合成信号は一意的なシグネチャ系列の1つと相関付けられて、対応する情報信号を分離するとともに逆拡散することができる。4相位相シフトキーイング(QPSK)変調が用いられる場合、シグネチャ系列は複素数(実数および虚数部を有する)で構成することができ、その実数と虚数部は、同一周波数であるが相互に90度位相がずれた2つのキャリアのそれぞれを変調するように用いられる。
従来から、シグネチャ系列は1ビットの情報を表現するために用いられている。送信された系列またはその補数を受信することにより、その情報ビットが+1または−1(時には「0」または「1」で表される)かを示す。シグネチャ系列は通常N個のビットを含み、シグネチャ系列の各ビットは「チップ(chip)」と呼ばれる。N−チップ系列またはその補数全体を、送信シンボルと呼ぶ。レイク(RAKE)受信機のような従来の受信機は、相関値を生成するために、受信信号を既知のシグネチャ系列の複素共役と相関させる。相関値の実数部のみが計算される。大きな正の相関が生じた場合は「0」が検出され、大きな負の相関が生じた場合は「1」が検出される。
送信された信号を最適に検出するためには、多重経路を伝播した信号の最強レイ群を適切な方法で結合しなければならない。通常、これはレイク受信機により行われるが、様々な伝播路を「かき集める(rake)」ので、そのように命名されている。レイク受信機は、様々な受信信号伝播路(すなわちレイ)から信号エネルギーを集めて結合するダイバーシチ形態を利用する。用語「ダイバーシチ」(diversity)は、いくつかの通信路がフェーディングするとき、通信が非フェーディング通信路間でまだなお可能となるように、レイク受信機が冗長な通信路を利用する事実をいう。CDMAレイク受信機は、エコー信号を個々に発見し、それらをコヒーレントに加算することにより、フェーディングを抑制する。
種々のレイを収集するために、レイク受信機はいわゆる「フィンガー」(finger)を多数備えており、各フィンガーは、受信信号の異なる遅延のバージョン(a differently delayedversion of the received)から情報を受信するように構成されている。受信機は、最も強い信号エネルギーに関連した遅延を決定するためにサーチャー(searcher)を利用することができる。手短に言えば、サーチャーは、受信信号中に存在するとわかったチップ系列を種々に遅延させたバージョンを、受信信号と相関させることにより、動作する。次に、最も高い相関値に関連した遅延は、当該通信路の「遅延プロファイル」として格納される。レイク受信機が、最強タップ(伝播路)のうち対応するひとつを使用するようにフィンガーのそれぞれを構成することが重要である。受信機が最強タップを使用しないと、受信機はさらにパワーを要求するので、他の受信機が被る干渉を増加することになる。全体の干渉は、各受信機が可能な限り最小量のパワーを使用する場合に、最小化される。この時、レイク受信機のような受信機では、遅延プロファイルが受信機の現在の状態を可能な限り反映することが重要である、ということが明白となる。しかしながら、受信機が様々な場所を移動するにつれ、遅延プロファイルは、信号が伝播してきた、変更された地形に応じて、変化する。こうして、正確な遅延プロファイルを維持するための改良された方法と装置を提供することが望まれる。
マルチパス伝播の現象もまた、その近辺の新しいセルを識別するための、移動通信装置による探索に好都合に適用できる。移動体通信システム内で移動通信装置とともに移動する場合、当該装置は絶えず、潜在的によりよい伝送条件を備えた新しいセルを探索する必要がある。この工程はセル探索と呼ばれる。例えば、WCDMA移動電話システムの現在の規格によると、当該装置は同時に21個のセルを追跡し、そのうち9個はイントラ周波数セル(intra-frequency cells)であり、他の2つの周波数(インター周波数)はそれぞれ多くて6個のセルを含む。当該装置が動き回るにつれて、このモニターされるセルのリストは、現在の状況を反映するように更新する必要がある。
高レベルでは、セル探索は、当該装置が受信信号を処理してそのソースを決定する工程と見なすことができる。詳細には、セル探索は、図1のフローチャートに示されるように3つの段階を含む。第1段階(段階1)では、スロット境界(すなわちタイムスロット境界)が発見され、第2段階(段階2)では、スロット境界を使用してフレーム境界を発見し、第3段階(段階3)では、フレーム境界についての知識により、セルのスクランブル・コードを決定することができる。スクランブル・コードによりセルを識別する。
先ず段階1を観察すると、スロット境界を発見する探索は、すべてのセルが同一の第1の同期コードを使用する事実によって、支援される。従って、スロット境界を発見するため、既知の第1の同期コードは、スロットの継続期間にわたる(例えば、WCDMAでは、少なくとも2560超のチップの)ある範囲の遅延値に対する受信信号に相関付けられる(ステップ101)。これにより、試験した各遅延に対し、相関値を生成する。
第1の同期コードは、送信フレームに含まれる各タイムスロット中に1回出現する。(WCDMAでは、各フレームは15個のタイムスロットを含む)。性能を改善するため(例えば、信号内の短いフェーディングの効果を軽減するため)、この相関工程は、連続的に受信される多数のタイムスロットのそれぞれに対して繰り返される。すなわち、タイムスロットの継続時間がTである場合は、各遅延値Tに対し、Tcorr(n)=T+nTの位置で相関をとる。ここで、n=0・・・Ntest_slots−1、Ntest_slotsは試験されるスロットの数である。例えば、WCDMAシステムでは、1フレーム内に存在することがわかっている15スロットのそれぞれに対して、少なくとも2560個の試験相関をとることができる。
次に、試験した各遅延値について、結果として生じた相関値が積算される(ステップ102)。次に、最大の積算値が、セルに対するスロット境界として採用される(ステップ103)。
前述のように各フレームは2つ以上のスロットを含むので、スロット境界についての知識自体は、フレーム境界がどうなっているかを、装置に伝えるものではない。段階2に移ると、フレーム境界は、既知の第2の同期コードのセットと併せて、決定されたばかりのスロット境界を利用することにより、発見することができる。WCDMAのようなシステムでは、各フレームは、フレーム内の既知の位置に配置された第2の同期コードを含む。「探索される」セル用の特定の第2の同期コードが、試験を行っている装置に知られていない間は、所定の第2の同期コードのセットが知らされる。従って、当該装置は、例えば15個のスロット境界のそれぞれがフレームの始めであるということを仮定することができ、仮定されたこれらフレーム境界のそれぞれに対し、第2の同期コードのあるべき場所を決定できる。仮定された第2の同期コードの場所のそれぞれについて、通信システム内で使用されることがわかっている第2の同期コードのそれぞれを、受信信号と相関付ける。これにより、仮定された各第2の同期コードの場所に対して、ある相関値が生成される。第2の同期コードの場所の指標として、実行されたすべての相関のなかで最も高い相関値が採用される(ステップ104)。第2の同期コードの場所はフレーム境界から所定のオフセットを有するように定義されるので、フレーム境界は容易に決定することができる。仮定した第2の同期コードのどれが最も高い相関値と関連するかの知識はまた、「探索される」セルについての第2の同期コードが何かを装置へ伝える。
さらに、WCDMAに対して制定されたような通信システム標準に従って、各第2の同期コード自体が、スクランブル・コードの特定のセットと関連付けられる。スクランブル・コードは、フレーム境界から既知のオフセット分だけ離れて各フレームにつき1つ、設定される。こうしてセル探索工程の段階3において、当該セルのスクランブル・コードは、既知の第2の同期コードに関連したスクランブル・コードのそれぞれをフレーム境界から既知のオフセット分だけ離れた受信信号と相関させることにより発見される。つまり、最も高い相関のあるスクランブル・コードが、この「探索される」セルについてのスクランブル・コードとなる(ステップ105)。
上記から容易にわかるように、セルを発見するにはかなりの量の処理を伴う。しかしながら、この工程において、同一の搬送周波数内で多数のセルを識別する必要がある場合(CDMAシステムでは一般的に発生する)に、既知のセルのスロット境界を検出することを回避するためのものは何もない。したがって、不必要な処理ステップを回避するセル探索方法と装置を提供することが望まれる。
従って本発明の目的は、上記課題のうち1つ以上を対処する方法と装置を提供することである。
概要
本明細書において使用された場合、用語「備える」と「含む」は、明示された特徴、整数、ステップまたは構成要素の存在を特定するために使用されることを強調しておく。しかし、これらの用語の使用は、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、構成要素またはそれらのグループの存在あるいは追加を排除するものではない。
本発明の1つの態様によると、前述および他の目的は、通信システムにおける未知のセルのタイムスロット境界を識別するための方法、装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において達成される。1つの態様では、これは、受信信号を、1つ以上のタイムスロットのそれぞれに対し、ある範囲の遅延値にわたって、通信システムのすべてのセルにより使用される既知のコードと相関させることにより、達成される。既知のセルと関連しない遅延値のそれぞれに対してのみ、1つ以上のタイムスロットのそれぞれで獲得された相関値を積算する。タイムスロット境界は、前記遅延値のうちどれが最も高い積算相関値と関連するかを決定することにより、識別される。
本発明の別の態様では、タイムスロット境界は、フレーム境界を識別するために使用することができる。さらに、本発明の別の態様では、フレーム境界は、未知のセルを識別するために使用することができる。
モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを使用して、どの遅延値が既知のセルと関連しないかを決定することができる。
本発明の別の態様では、モニターされ格納された1つ以上の遅延セットは、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することにより、フィルタリングされる。いくつかの実施例では、フィルタリングは、マルチパスパワーのサイズに関する情報を使用しない非線形のフィルタリングである。
さらに、本発明の別の態様では、モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングする工程が、モニターされた遅延セットの既存の1セットにおける各遅延値に対し、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されていない場合に(if the delay value is not also represented in a newly obtained setof delay values)、より低い品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程を含んでもよい。モニターされた遅延セットの既存の1セットにおける各遅延値に対し、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されている場合に、より高い品質を示すように、対応する品質指標が調整される。前記品質指標のそれぞれに対し、品質指標が第1の閾値未満である場合に、対応する遅延値を、モニターされた遅延セットの既存の1セットから取り除く。
さらに別の態様では、モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングする工程が、新たに発見された1つ以上の遅延を、モニターされた遅延セットの既存の1セットに加える工程を含んでもよい。
また、上記フィルタリング技術は、未知のセルのタイムスロット境界を識別すること以外の状況においても有用であることに注意されたい。
本発明の目的および利点は、添付図面とともに以下の詳細な説明を読むことにより理解される。
詳細な説明
本発明の様々な特徴について添付の図面を参照して説明する。図において、同様な構成要素は同一符号によって識別される。
ここでは本発明の様々な態様について、多数の例示的な実施例と関連して、さらに詳しく説明する。本発明についての理解を容易にするため、本発明の多くの態様について、コンピュータ・システムの構成要素により実行される一連のアクションの点から説明する。各実施例において様々なアクションは、専用回路(例えば専用機能を実行するように相互接続された個別の論理ゲート)により、あるいは1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令により、あるいは両者の組合せにより、実行できることが認識されるであろう。本発明はさらに、ここに説明した技術をプロセッサに実行させる適切なコンピュータ命令のセットを含む、固体記憶装置(slid-state memory)、磁気ディスク、光ディスク、または搬送波(無線周波数、音声周波数または光周波数搬送波等)のような、コンピュータ読み取り可能なキャリアのいずれかの形態で完全に具現されると考えられる。したがって、本発明の様々な態様は、多様な形態で具現され、このような形態はすべて本発明の範囲内であると考えられる。本発明の様々な態様のそれぞれについて、このようなすべての具現形態を、説明されたアクションを実行するように「構成されたロジック」("logicconfigured to" perform a described action )、または、説明されたアクションを「実行するロジック」("logicthat" performs a described action)とここでは呼ぶ。
図2は、本発明の一態様による、セル探索を効率的に実行する処理のフローチャートである。上述のように、従来のセル探索技術に関する課題は、従来のセル探索技術が装置に既知であるセルを発見するためだけに多大な処理努力を費やす傾向があることである。ここで説明する技術は、既知のセルの遅延位置での相関値の積算を排除することにより、これを回避する。ここではこのことを、既知のセルを「マスキングする」という。さて図2を参照すると、高レベルにおいては、本技術が、従来技術で使用されるのと同じ3段階の工程:スロット境界の発見(段階1)、フレーム境界の発見(段階2)、当該セルに対するスクランブル・コードの発見(段階3)を伴うことが理解される。しかしながら、本技術は、段階3で識別された「探索される」セルが、当該装置が既に知っているセルではない、ということが実質上保証されるという点で、従来の技術とは異なる。
本技術をさらに詳しく観察すると、段階2と段階3に関連するステップ(すなわちステップ204と205)は、図1との関連で説明した、これと対応するステップ104と105と同じである。したがってここではこれらのステップを詳細に説明する必要はない。
段階1を観察すると、例示的な実施例では、多数の受信スロットのそれぞれに対し受信信号をある範囲の遅延値にわたって第1の同期コードと相関させる第1ステップは、図1と関連して上述した、これと対応するステップ101と同じである。しかしながらステップ202では、ステップ201で獲得された相関値の積算は、既にモニターされた(すなわち、既知の)セルとは関係のない遅延位置に対してのみ実行される。(既にモニターされた各セルについて、関連する遅延セット(すなわち、その遅延プロファイルを構築する遅延)を、「モニターされた遅延セット」とここでは呼ぶ場合がある)。既にモニターされた各セルに関連する遅延位置の情報は装置内に格納されるので、この情報は当該装置によって容易に利用できることがわかる。
実際には、特定セルのいずれかに関連する遅延位置が隣接する別のセルにも関連することは、極めてあり得ないことであることが認識されるであろう。従って、既にモニターされたセルと関連した相関値を積算しないことにより、既知のセルのみがセル探索工程からフィルタリングされる。このようにして、2つの利点が達成される。本装置は、既知のセルを「発見する」だけのために全3段階の工程を実行せず、既にモニターされたセルの遅延位置に関連するほとんどすべての処理が回避されることにより、セル探索工程をより効率的にする。
一般的には、上述の技術はセル探索をより効率的に実行するために有用であるが、それでもなお、ある状況の下では誤った結果を生成する場合がある。これは、伝播路探索手段(the path-searcher)が、実際上、例えば10個のフレームごとに1回のように、極めて希に実行される事実による。単に最新の伝播路探索からの遅延を使用することは、フェーディングする伝播通信路の性質上、既知のセルをマスキングするためには結局のところ十分ではない。例えば、最新の伝播路探索が、一時的なフェーディング状態にある(ina fading dip)マルチパス遅延を見逃してしまうかもしれない。したがって、見逃されたマルチパス遅延の位置は、この既知のセルの遅延プロファイルに関連して当該装置内に格納されない。その後、ある時点で次のセル探索が実行されると、一時的なフェーディング状態はもはや存在しないかもしれなく、その場合、以前に見逃されたこのマルチパスの遅延により与えられるスロット境界を発見することになる。その結果、既存のセルが段階3で発見され得る。
本発明の1つの態様によると、この課題は、モニターされた(すなわち、既知の)各セルに関連したマルチパスの遅延位置のセットに、フィルタリングを適用することにより対処される。フィルタリングの目的は、ある期間にわたって伝播路探索手段から獲得された知識を利用して、モニターされたセルの遅延プロファイルを構築する、より正確なマルチパスの遅延位置セットを維持することである。次に、フィルタリングされた既知のマルチパスの遅延位置のセットはステップ202で使用され(図2を参照)、ある特定の遅延位置が、モニターされた遅延セットに含まれるかどうかを決定する。
このようなフィルタリングの1つの可能性は、遅延に関連したパワー値をフィルタリングすることである。(既知のセルに対するマルチパス遅延とそれらのパワー値は、伝播路探索手段により与えられる)。このような実施例におけるフィルタリングの程度は、注意深く選択されなければならない。フェーディングを克服しようとして厳しいフィルタリングが選択されると、マルチパス遅延位置は、フェーディングが消えた後も、当該セットに長い間保持されることになる。フェーディングが消えるまで伝播路が強ければ強いほど、その伝播路は記憶装置内に長く残ることになる。一方、厳しいフィルタリングが使用されないと、この技術では、厳しいフェーディング変動に支配され得る雑音のあるパワー値をもたらす。それ以下の閾値では伝播路は存在しないと断言されるような、さらに低い閾値を使用することもあり得るが、正確なフィルタリング量と、適切な低い閾値とのトレードオフは、瞬時に複雑となる。
さらに、本発明の別の態様では、モニターされた各セルの遅延プロファイル内にマルチパス遅延位置のより正確なセットを維持するのを支援する(すなわち、より正確なモニターされた遅延セットを維持するのを支援する)ために、マルチパス遅延の非線形フィルタリングを使用することができる。この非線形のフィルタリング技術により、マルチパスのパワーのサイズを無関係なものとする。非線形のフィルタリング技術は、既知のセルを効率的にマスキングすることを解決することに加えて、その複雑度も低い。
非線形のフィルタリング技術について詳細に説明する。この説明に使用される表記とシステムモデリングは次のとおりである。
各セルに対して、最大Ndelays個の遅延値は、対応する品質指標と一緒にモデル化される(例えば、格納される)。所与のセルiに対してモニターされたセットにおける遅延は
Figure 0004486643

として、また対応する品質指標は
Figure 0004486643

として表される。ここで
Figure 0004486643

である。実際上、
Figure 0004486643

は略Ndelaysに等しいが、通常はNdelays未満である。この理由は、不必要なメモリスペースを割り当てることを回避するためである。セルiに対する遅延セットは
Figure 0004486643

として表される。マルチパス遅延候補とその瞬間パワー値、および雑音のパワーの推定は、例えば伝播路探索手段により提供される。
非線形のフィルタリングを実行するための技術について、図3に示されたフローチャートを参照して説明する。この技術は、遅延di,j,j=1・・・NPSとそれらの対応するパワー値の1セットを得るために、既知のセルの通信路上で伝播路探索手段を実行することにより始まる(ステップ301)。ここで、Npsは、伝播路探索手段により提供される遅延の数である。
次に、ステップ302で、新しいセットdi,j,j=1・・・NPSに表されていない(not represented in the new set)、既存のセット
Figure 0004486643

におけるすべての遅延が識別される。これらの遅延に対して、対応する品質指標は、次のように調整される。
Figure 0004486643

ここでCは所定の定数である。
Figure 0004486643

の結果としての値がゼロ未満であると、対応する遅延は、モニターされたセットから取り除かれる。このフィルタリングの態様に対する基本的な考え方は、既知の遅延が伝播路探索手段により現時点において発見されなかった場合、それは一時的なフェードによるか、あるいは、モニターされたセルの遅延プロファイルにおける永久的な変化によるかもしれないということである。したがって、定数Cは、品質指標
Figure 0004486643

を時間とともに徐々に減少させるように設定されるべきである。長期間に亘って特定の遅延が伝播路探索手段により発見されないことが続く場合、
Figure 0004486643

の値は最終的に負数になるまで徐々に減少され、その時点で、対応する遅延はモニターされたセットから取り除かれる。
次に、ステップ303では、新しいセットdi,j,j=1・・・NPSにおいても表される、既存のセット
Figure 0004486643

におけるすべての遅延が識別される。これらの遅延に対して、対応する品質指標は、次式に従って調整される。
Figure 0004486643

ここでCは所定の定数である。非線形フィルタリングのこの部分は、既知の遅延が検出され続ければ、当該セルの次の伝播路探索まで存在し続ける可能性が高くなる、という事実に対応する。
Figure 0004486643

の値は無限に大きくならないようにすることが好ましい。これを回避するために、
Figure 0004486643

が所定の最大値、τhighより大きければ、
Figure 0004486643

は、最大値τhighに設定される。
次に、ステップ304において、新しい遅延セットは、該新しいセットdi,j、j=1・・・NPSに含まれるが、既存のセット
Figure 0004486643

には表されていない、すべての遅延のセットとして定義される。そのような遅延をここでは、新たに発見された遅延と呼ぶ。標準的システムでは、モニターされたセルの遅延プロファイルに維持される遅延の数
Figure 0004486643

は、バッファに格納することができる遅延の最大数Ndelaysに略等しいが、通常はそれ未満であることが想起されるであろう。(ここで用いたように、用語「バッファ」は、セット
Figure 0004486643

を収容する物理的メモリスペースをいう)。そして、セット
Figure 0004486643

内に存在するすべての残スペースは、新しい遅延セット内の新たに発見された遅延から選択されたメンバによって満たされ、大きなパワー値を有する新しい遅延セットのそれら新たに発見された遅延に優先順位(precedence)が与えられる。
通常、セット
Figure 0004486643

には、新しい遅延セットの新たに発見された遅延から選択されたメンバを収容するスペースがある。しかし、ある状況ではそうではないかもしれない。例えば、「誕生と死(berth-death)」(すなわち、都市)の条件では、突然なくなった伝播路(例えば、建造物の角を回る場合)の遅延位置が、遅延のメモリ内にとどまっているかもしれない。更に、図1と図2において示された例示的なスロット境界の発見技術(段階1)では、スロット境界がチップ分解能で発見されるものと(例示のためであるが)仮定する。これらの条件下では、1つの伝播路をマスキングするために2つの遅延位置を使い果たすかもしれない。さらに、セル探索手段が代わりにサブ・チップの分解能で機能するように実現されると、たいていの場合、セット
Figure 0004486643

のメモリスペースは一杯となり得る。
したがって、以下の状態のいずれかが可能である。
バッファは、新たに発見された遅延をすべて収容するためのスペースを既に十分に有するかもしれない。この場合、新たに発見された遅延は、すべてバッファ内に格納することができる。
あるいは、バッファは、新たに発見された遅延のすべてではなく、いくらかを収容するに十分なスペースを有するかもしれない。この場合、新たに発見された遅延を、収まるかぎりバッファに単に入れるだけで十分であろう。あるいは、新たに発見された遅延のいくつかまたはすべてをバッファ内に収容するためのさらに多くのスペースを作成するために、いくつかの「古い」遅延値を除去する方策を実行してもよい。
当初からバッファが完全に一杯であり、その結果さらなる処置を講じなければ、新たに発見された遅延のいずれもバッファ内に格納することができない場合がさらにあり得る。このような場合、新たに発見された遅延のうち少なくとも「最良のもの」をバッファ内に格納できるように、少なくともいくらかのスペースがバッファ内に作られることが好ましい。
図4A、図4B及び図4Cは、新たに発見された遅延のセットのうちどれが既存の遅延バッファ内に格納されるかを自動的に(例えば、プログラム命令セットを実行するプロセッサによって)決定するための、および新たに発見された遅延の少なくともいくつかを収容する必要がある場合に既存のバッファ内にスペースを空けるための、フローチャートである。
新たに発見された遅延の数(NNEW)が設定され(ステップ401)、既存のフリーバッファスペースの量(NFREE)が設定される(ステップ403)。既存のフリーバッファスペースの量が、新たに発見された遅延の数以上であれば(判断ブロック405からの「YES」分岐)、新たに発見された遅延のすべてがバッファに格納され(ステップ407)、この工程は終了する。
あるいは、既存のフリーバッファスペースの量が、新たに発見された遅延の数より少ない場合(判断ブロック405からの「NO」分岐)、使用可能なスペースが現在あるかどうかを確定するために、バッファ内に存在するフリースペースの量(NFREE)の検査が行なわれる。少なくともいくらかのフリースペースがバッファ内にあると確定されれば(判断ブロック409からの「YES」分岐)、最大のパワー値を有するNFREE個の新たに発見された遅延がバッファ内に格納され(ステップ411)、それを一杯にする。これら格納された、新たに発見された遅延は、もはや新たに発見された遅延のセット内にあるとはみなされない。
次に、以前にバッファ内に保存された「古い」遅延値を検査し、所定の閾値τLowより低い品質指標値
Figure 0004486643

に関連する遅延値を除去することにより、バッファ内により多くのスペースを作る試みがなされる(ステップ413)。この工程により除去された数がNREMOVEDであると仮定する。次に、すべての新たに発見された遅延の中から最大のパワー値を有するNREMOVED個の新たに発見された遅延が、バッファ内に(すなわち、利用可能になったばかりのスペースに)格納される(ステップ415)。次に、新たに発見された遅延値の残りのものが廃棄される(ステップ417)。このようにする動機は、少なくとも1つの新たに発見された遅延がバッファ内に格納されたので(言い換えれば、NFREEが0より大きいので)、残りの「古い」遅延値に、それらがなお有効であるという肯定的な解釈を与えてもよいということである。この点に関しては、新たに発見された遅延は、潜在的な遅延値に関する雑音のある推定値であり、完全には信頼すべきでないことに気づくであろう。
さて判断ブロック409の考察に戻ると、バッファが当初から一杯である(すなわち、当初から空きスペースがない)ということが確定されれば(判断ブロック409からの「NO」の経路)、新たに発見された遅延の少なくともいくつかを格納するためにバッファ内にスペースを作る方法を探し出すことがさらに重要となる。そこで、次に、以前にバッファ内に保存された「古い」遅延値を検査し、所定の閾値τLowより低い品質指標値
Figure 0004486643

に関連する遅延値を除去することにより、バッファ内により多くのスペースを作る試みが最初になされる(ステップ419)。又、この工程により除去された数がNREMOVEDであると仮定する。次に、値NREMOVEDは、この削除の試みが成功したかどうかを確定するために検査される(判断ブロック421)。少なくとも1つの「古い」遅延がバッファから除去されたならば、処理はステップ415に継続し、上述したように進む。すなわち、すべての新たに発見された遅延の中から最大のパワー値を有するNREMOVED個の新たに発見された遅延が、バッファ内に(すなわち、利用可能になったばかりのスペースに)格納される(ステップ415)。次に、新たに発見された遅延値の残りのものが廃棄される(ステップ417)。
判断ブロック421の考察に戻ると、ステップ419において「古い」遅延のいずれもがバッファから除去されなかったならば(判断ブロック421からの「NO」の経路)、最良の新たに発見された遅延値が、品質に対するある閾値試験に合格する限り、「強制的に」かかる最良の新たに発見された遅延値を「最悪の」古い遅延値と置換させることにより、バッファ内にスペースを作る別の試みがなされる(ステップ423)。(新たに発見された遅延値のどれもがそのような試験に合格しなければ、いかなる「古い」遅延値も置換されない)。この後、新たに発見された遅延値の残りのものは廃棄してよい(ステップ425)。
バッファから「古い」遅延値を除去するためのいくつかの技術について議論した。ここではこれらの技術の例示的な実施例を説明する。まず図4Bを参照すると、(ステップ413と419で実施された)所定量より低い品質を有する「古い」遅延値を除去するための工程が示されている。この例示的な実施例では、バッファから除去された「古い」値の数(NREMOVED)を表す変数を、ゼロに初期化することにより実現される(ステップ421)。次に、「古い」遅延値セットが検査され、最低の品質指標値
Figure 0004486643

に関連する遅延値が選択される(ステップ423)。この最低品質の遅延値が閾値(τLOWで表される)より低い品質指標値
Figure 0004486643

を有すれば(判断ブロック425からの「YES」の経路)、この選択された遅延値はバッファから除去される(ステップ427)。次に、NREMOVEDの値は、遅延値がバッファから除去されたことを示すように調整される(ステップ429)。次に、バッファから「古い」値をさらに除去する必要があるかどうかを決定するための試験が行なわれる(判断ブロック431)。詳細には、新たに発見された遅延値の合計数はNNEWであり、これらのうちNFREEは既にバッファ内に格納されている。したがって、NNEW−NFREEを超えて除去する必要はない。除去された値の数NREMOVEDが、まだNNEW−NFREEの値に達していない場合、工程は分岐してステップ423に戻り継続されるが、これについては既に説明した。
従って、この工程を出るためには2つの方法がある。1つの方法は、除去された値の数NREMOVEDがNNEW−NFREEの値に達した場合に発生する(判断ブロック431からの「YES」経路)。この経路をとった場合は、新たに発見された遅延値のすべてをバッファ内へ格納できる。
このループを出る別な方法は、閾値τLOWより低い関連品質指標値
Figure 0004486643

を有する「古い」遅延値を発見することが、もはや不可能になった場合に発生する(判断ブロック425からの「NO」の経路)。この場合、新たに発見された遅延値のすべてより少ないものがバッファ内に入る。
ここでは、バッファから「古い」遅延値を除去する別の例示的な技術について、図4Cを参照して説明する。(ステップ423で実施された)この技術は、最良の新たに発見された遅延値を「強制的に」、「最悪の」古い遅延値と置換させる。この例示的な実施例では、そのパワー値がノイズフロア(noise floor)を少なくともαNOISE分(a factor of αNOISE)だけ超えた、新たに発見された遅延値が選択される(ステップ435)。ここで、選択された数は、変数NSELECTEDにより表される。バッファ内にこの数の新たに発見された遅延値用のスペースを作るために、最低の品質指標値に関連したNSELECTED個の「古い」遅延値が選択される(ステップ427)。これら選択された「古い」遅延値はバッファから除去され、選択された新たに発見された遅延値によって置換される(ステップ439)。
上記実施例では、バッファが、利用可能ではあるが、新たに発見された遅延値すべてを収容するのには十分でないいくらかの空きスペースを有していたということが分かった場合に(例えば判断ブロック409からの「YES」経路)、所定量より低い品質を有する古い遅延値を除去することによりスペースが作られた。バッファ内のこの新しく生成されたスペース内に、新たに発見された遅延値のいくつかを格納した後、「古い」遅延値には肯定的な解釈が与えられるべきであるという前提に基づいて、新たに発見された遅延の残りは廃棄された(ステップ417)。しかし、代替実施例では、最大のパワー値を有する新たに発見された遅延を、新しく生成されたスペースへ格納した後(例えば、ステップ415)、バッファ内に追加のスペースをさらに生成しようと試みてもよい。このさらなる試みは、図4Cに示されたストラテジー、すなわち、新たに発見された遅延値の残りの中の最良のものを「強制的に」、既存の「古い」遅延値セットのうちの「最悪の」ものと入れ替えること、に従うことができる。
上記の説明では、多数の所定定数が参照された。もちろん、これら定数に適した値は、システムによって大きく変わり得る。WCDMAシステムにおける、これらの定数に適した値に加えて、その推奨値を以下の表に示す。
Figure 0004486643
上記マルチパス遅延プロファイルの非線形フィルタリングは、レイク受信機を構成するための適切な遅延プロファイルを維持するのに有用であるとともに、上記セル探索工程で使用されるセルのマスキング技術の改善された機能を提供するために有用である。この非線形のフィルタリング技術では、様々なマルチパス信号パワーの大きさは関係しない。さらに、非線形フィルタリングのストラテジーは、その複雑度が低いので、携帯用装置内において具現するのに実用的である。
本発明は、特定の実施例を参照して説明してきたが、本発明を上述した好ましい実施例のもの以外の特定の形態で具現することが可能であることは、当業者には容易に理解できる。このことは、本発明の思想から逸脱することなく行うことができる。上述の好ましい実施例は単に例証的なものであり、決して、制限するものと考えるべきではない。本発明の範囲は上記説明よりむしろ添付の特許請求の範囲により提供され、特許請求の範囲に含まれる変形と同等物すべてが、その中に包含されるように意図されている。
図面の簡単な説明
セル探索の実行に関連するステップを示すフローチャートである。 本発明の一態様による、セル探索を効率的に実行する処理のフローチャートである。 本発明の一態様による、非線形遅延プロファイルのフィルタリング技術のフローチャートのブロック図である。 新たに発見された遅延セットのうちどれが既存の遅延バッファに格納されるべきかと、必要な場合にはどのようにして既存のバッファ内に場所を作るかを決定する、例示的な技術のフローチャートである。 新たに発見された遅延セットのうちどれが既存の遅延バッファに格納されるべきかと、必要な場合にはどのようにして既存のバッファ内に場所を作るかを決定する、例示的な技術のフローチャートである。 新たに発見された遅延セットのうちどれが既存の遅延バッファに格納されるべきかと、必要な場合にはどのようにして既存のバッファ内に場所を作るかを決定する、例示的な技術のフローチャートである。

Claims (33)

  1. 通信システムにおける未知のセルのタイムスロット境界を識別する方法であって、
    受信信号を、1つ以上のタイムスロットのそれぞれに対し、ある範囲の遅延値にわたって、前記通信システムのすべてのセルにより使用される既知のコードと相関させる工程と、
    既知のセルと関連しない前記遅延値のそれぞれに対してのみ、1つ以上のタイムスロットのそれぞれで獲得された相関値を積算する工程と、
    既知のセルと関連しない前記遅延値のうちどれが最も高い積算相関値と関連するかを確定することによりタイムスロット境界を識別する工程とを含む方法。
  2. フレーム境界を識別するために前記タイムスロット境界を使用する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記未知のセルを識別するために前記フレーム境界を使用する工程をさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. どの遅延値が既知のセルと関連しないかを確定するために、モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを使用する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングする工程をさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記フィルタリング工程は、マルチパスのパワーのサイズに関する情報を利用しない非線形のフィルタリング工程である請求項5に記載の方法。
  7. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングする工程が、
    前記モニターされた遅延セットの既存の1セットにおける各遅延値に対して、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されない場合に、より低い品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程と、
    前記既存のモニターされる遅延セットの1セットにおける各遅延値に対して、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されている場合に、より高い品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程と、
    前記各品質指標に対して、前記品質指標が第1の閾値未満である場合に、既存のモニターされた遅延セットの1セットから、対応する遅延値を取り除く工程を含む請求項5に記載の方法。
  8. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングする工程が、新たに発見した1つ以上の遅延を前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットに加える工程を含む請求項7に記載の方法。
  9. より低い品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程が次式に従い、
    Figure 0004486643
    ここで
    Figure 0004486643
    は前記通信システムのセルiに対応するj番目の品質指標であり、
    i=1・・・Ncells
    cellsは前記通信システムのセルの合計数であり、
    Figure 0004486643
    Figure 0004486643
    は、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける遅延値の合計数であり、
    ここでCは第1の所定定数であり、
    より高品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程が次式に従い、
    Figure 0004486643
    ここでC2は第2の所定定数である請求項7に記載の方法。
  10. 前記第1の閾値はゼロであり、
    は1、2を含む1〜2の範囲にあり、
    は3、4を含む3〜4の範囲にある請求項9に記載の方法。
  11. より高品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程が、
    Figure 0004486643
    の場合に
    Figure 0004486643
    がτhighに等しくなるように、
    Figure 0004486643
    の大きさを制限する工程をさらに含む請求項10に記載の方法。
  12. より高品質を示すように、対応する品質指標を調整する工程が、対応する品質指標が所定の最大値を超えるのを防ぐ工程を含む請求項7に記載の方法。
  13. 新たに発見した1セットの遅延を生成する工程と、
    1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定し、それに応答して、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける1つ以上の遅延値を、前記新たに発見された遅延セットの対応する数の遅延値と置換する工程と、をさらに含む請求項7に記載の方法。
  14. 1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定したことに応答して、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットから、所定量より低い対応する品質指標を有する遅延値を取り除くことにより、1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの前記既存の1セットにスペースを作る工程をさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定したことに応答して、新たに発見された最良の遅延値により古い最悪の遅延値を置換させる工程を含む請求項13に記載の方法。
  16. 前記新たに発見された最良の遅延値が、ノイズフロアレベルを所定量だけ超えたパワー値を有するものである請求項15に記載の方法。
  17. 通信システムにおける未知のセルのタイムスロット境界を識別するための装置であって、
    受信信号を、1つ以上のタイムスロットのそれぞれに対して、ある範囲の遅延値にわたって、前記通信システムのすべてのセルにより使用される既知のコードと相関させるロジックと、
    既知のセルと関連しない各遅延値に対してのみ、1つ以上のタイムスロットのそれぞれで獲得された相関値を積算するロジックと、
    既知のセルと関連しない前記遅延値のうちどれが最も高い積算相関値と関連するかを確定することにより、タイムスロット境界を識別するロジックとを備える装置。
  18. フレーム境界を識別するために前記タイムスロット境界を使用するロジックをさらに含む請求項17に記載の装置。
  19. 前記未知のセルを識別するために前記フレーム境界を使用するロジックをさらに含む請求項18に記載の装置。
  20. どの遅延値が既知のセルと関連しないかを確定するために、モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを使用するロジックを含む請求項17に記載の装置。
  21. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングするロジックを含む請求項20に記載の装置。
  22. 前記フィルタリングするロジックが、マルチパスのパワーのサイズに関する情報を利用することなく、非線形のフィルタリングを実行する請求項21に記載の装置。
  23. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングするロジックが、
    前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける各遅延値に対して、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されない場合に、より低い品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックと、
    前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける各遅延値に対して、該遅延値が新たに獲得された遅延値セットにおいても表されている場合に、より高い品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックと、
    各品質指標に対して、前記品質指標が第1の閾値未満である場合に、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットから、対応する遅延値を取り除くロジックと、を含む請求項21に記載の装置。
  24. 前記モニターされ格納された1つ以上の遅延セットを、ある期間にわたって獲得された遅延情報を使用することによりフィルタリングするロジックが、新たに発見した1つ以上の遅延を前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットに加えるロジックを含む請求項23に記載の装置。
  25. より低い品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックが次式に従い、
    Figure 0004486643
    ここで
    Figure 0004486643
    は前記通信システムのセルiに対応するj番目の品質指標であり、
    i=1・・・Ncells
    cellsは前記通信システムのセルの合計数であり、
    Figure 0004486643
    Figure 0004486643
    は、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける遅延値の合計数であり、
    は第1の所定定数であり、
    より高品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックが次式に従い、
    Figure 0004486643
    ここでC2は第2の所定定数である請求項23に記載の装置。
  26. 前記第1の閾値はゼロであり、
    は1、2を含む1〜2の範囲にあり、
    は3、4を含む3〜4の範囲にある請求項25に記載の装置。
  27. より高品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックが、
    Figure 0004486643
    の場合に
    Figure 0004486643
    がτhighに等しくなるように
    Figure 0004486643
    の大きさを制限するロジックをさらに含む請求項26に記載の装置。
  28. より高品質を示すように、対応する品質指標を調整するロジックが、対応する品質指標が所定の最大値を超えるのを防ぐロジックを含む請求項23に記載の装置。
  29. 新たに発見した1セットの遅延を生成するロジックと、
    1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定し、それに応答して、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットにおける1つ以上の遅延値を、前記新たに発見された遅延セットの対応する数の遅延値と置換するロジックとをさらに含む請求項23に記載の装置。
  30. 1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定したことに応答して、前記モニターされた遅延セットの前記既存の1セットから、所定量より低い対応する品質指標を有する遅延値を取り除くことにより、1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの前記既存の1セットにスペースを作るロジックをさらに含む請求項29に記載の装置。
  31. 1つ以上のモニターされた遅延セットのうちの既存の1セットに、前記新たに発見された遅延セットのすべての遅延を追加的に格納する十分なスペースがないということを確定したことに応答して、新たに発見された最良の遅延値により古い最悪の遅延値を置換させるロジックをさらに含む請求項29に記載の装置。
  32. 前記新たに発見された最良の遅延値が、ノイズフロアレベルを所定量だけ超えたパワー値を有するものである請求項31に記載の装置。
  33. 通信システムにおける未知のセルのタイムスロット境界をプロセッサに識別させる、1つ以上のプログラム命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    受信信号を、1つ以上のタイムスロットの各々に対し、ある範囲の遅延値にわたって、前記通信システムのすべてのセルにより使用される既知のコードと相関させる工程と、
    既知のセルと関連しない前記遅延値のそれぞれに対してのみ、1つ以上のタイムスロットのそれぞれで獲得された相関値を積算する工程と、
    既知のセルと関連しない前記遅延値のうちどれが最も高い積算相関値と関連するかを確定することにより、タイムスロット境界を識別する工程と、
    を実行することにより、通信システムにおける未知のセルのタイムスロット境界をプロセッサに識別させる、1つ以上のプログラム命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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