JP4486619B2 - 通信装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents
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Description
具体的に、かかる通信システムでは、例えば、無線制御装置が、監視用送信データであるECHO REQUESTデータを基地局へ送信し、これを受信した基地局が、監視用応答データであるReplyデータを無線制御装置へ送信する。そして、無線制御装置は、当該Replyデータを受信する又はしないことを判定することで、伝送路に切断等の障害が発生しているか否かを監視するように構成されている。つまり、かかる通信システムでは、監視用送信データ及び監視用応答データを、往路と復路との双方向で送信し、伝送路監視を行っている。
初めに、図1を参照しながら、第1実施形態に係る通信システム1の概略構成について説明する。図1の概略図に示すように、本実施形態に係る通信システム1は、移動局10と無線通信する複数の基地局110乃至130と、基地局110乃至130及び交換機300との間で通信する無線制御装置200とを具備する。
次に、本実施形態に係る無線制御装置200の構成について説明する。また、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線制御装置200は、無線制御装置200としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した機能ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
次に、本実施形態に係る基地局110乃至130の構成について説明する。また、基地局110乃至130の構成は、同様であるため、基地局110の構成について説明する。なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、基地局110は、基地局110としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した機能ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
次に、上述した無線制御装置200の動作について説明する。なお、本実施形態では、移動局10は、複数の基地局110乃至130と、3ブランチ形式で通信するダイバーシチハンドオーバを行う機能を有している。また、無線制御装置200は、フレーム化した同様の下りデータを分配し、複数の基地局110乃至130を介して、移動局10へ送信する。
次に、図11を参照して、本実施形態に係る無線制御装置200が、基地局110へ、データを送信する際に行う送信制御処理について説明する。
次に、図12を参照して、基地局110から送信されたデータに対する受信監視処理について説明する。なお、かかる受信監視処理は、データ監視部250と、障害検出部260と、合成・分配処理部270とによって実現される。
かかる発明によれば、無線制御装置200(又は基地局110乃至130)は、通信品質に応じて、所定の期間(予測受信期間及び障害検出期間)を設定すると共に、データの受信間隔が、所定の期間を上回った場合、基地局とのデータの伝送路に障害が発生したとして検出する。よって、かかる発明によれば、無線制御装置200は、従来技術で行われていた監視用送信データ及び監視用応答データを送受信せずに、基地局110乃至130とのデータの伝送路の障害を検出できるので、伝送路における通信帯域が圧迫されることを低減できると共に、監視用送信データ及び監視用応答データの送受信における通信処理負荷を低減することができる。また、無線制御装置200(又は基地局110乃至130)は、監視用応答データの受信を待ち受けることなく、伝送路の障害を検出できるので、伝送路の障害検出をより迅速に行うことができる。また、例えば、障害が発生した伝送路でデータを通信する基地局110との通信を、より迅速に停止し、他の基地局120乃至130とのみ通信を行うことができる。
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
C110乃至C130…無線範囲、QSh…閾値、S100乃至S150…ステップ、S1401乃至S1404…ステップ、S1501乃至S1505…ステップ、S1511乃至S1516…ステップ、T1…パラメータテーブル、T2…パラメータ判定テーブル、T3…パラメータテーブル、Tp…障害検出期間、UL#1乃至6…下りデータ、DL#1乃至6…上りデータ、10…移動局、11乃至13…データ、20…データ、51乃至53…伝送路、110乃至130…基地局、111…パラメータ記憶部、112…RNC側通信処理部、113…通信品質取得部、114…送受信パラメータ設定部、115…データ監視部、116…障害検出部、117…MS側通信処理部
200…無線制御装置、210…パラメータ記憶部、220…BS側通信処理部、230…通信品質取得部、240…送受信パラメータ設定部、250…データ監視部、260…障害検出部、270…合成・分配処理部、280…MSC側通信処理部、300…交換機
Claims (6)
- 他の装置との間で、フレーム化したデータを通信する通信装置であって、
前記他の装置から所定の送信周期で送信されるデータを受信する受信部と、
前記他の装置との通信における通信品質を取得する取得部と、
前記通信品質に応じて、前記他の装置との通信に用いる伝送路における障害の発生を検出するための検出期間を設定する設定部と、
前記受信部で受信するデータの受信間隔が前記検出期間を上回った場合、前記伝送路における障害の発生を検出する検出部とを具備しており、
前記設定部は、前記通信品質が所定品質よりも良好である場合に、前記検出期間として第1検出期間を設定し、前記通信品質が所定品質よりも劣悪である場合に、前記検出期間として第2検出期間を設定し、
前記第2検出期間は、前記第1検出期間よりも長いことを特徴とする通信装置。 - 前記通信品質は、正常に受信したデータと、正常に受信しなかったデータとの割合を示すフレームエラーレートであり、
前記設定部は、前記フレームエラーレートが所定閾値よりも低い場合に、前記検出期間として前記第1検出期間を設定し、前記フレームエラーレートが所定閾値以上である場合に、前記検出期間として前記第2検出期間を設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 移動局と、当該移動局と無線通信する複数の基地局と、当該複数の基地局と通信する無線制御装置とを具備し、前記移動局と前記無線制御装置とが、前記複数の基地局を介して、フレーム化した同様のデータを通信する通信システムであって、
前記複数の基地局のそれぞれは、前記無線制御装置へ、前記移動局から受信したデータを、所定の送信周期で送信する送信部を具備し、
前記無線制御装置は、
前記複数の基地局のそれぞれから送信されたデータを受信する受信部と、
前記複数の基地局のそれぞれとの通信における通信品質を取得する取得部と、
前記通信品質に応じて、前記複数の基地局のそれぞれとの通信に用いる伝送路における障害の発生を検出するための検出期間を、前記伝送路毎に設定する設定部と、
前記受信部で受信するデータの受信間隔が前記検出期間を上回った場合、前記伝送路における障害の発生を検出する検出部と、
前記検出部によって障害の発生が検出された伝送路を用いる通信を停止する通信処理部とを具備しており、
前記設定部は、前記通信品質が所定品質よりも良好である場合に、前記検出期間として第1検出期間を設定し、前記通信品質が所定品質よりも劣悪である場合に、前記検出期間として第2検出期間を設定し、
前記第2検出期間は、前記第1検出期間よりも長いことを特徴とする通信システム。 - 前記送信部は、送信するデータがない場合、擬似データをフレーム化して送信することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
- 他の装置との間で、フレーム化したデータを通信する通信装置における通信方法であって、
前記他の装置から所定の送信周期で送信されたデータを受信するステップAと、
前記他の装置との通信における通信品質を取得するステップBと、
前記通信品質に応じて、前記他の装置との通信に用いる伝送路における障害の発生を検出するための検出期間を設定するステップCと
前記ステップAで受信するデータの受信間隔が前記検出期間を上回った場合、前記伝送路における障害の発生を検出するステップDとを具備しており、
前記ステップCでは、前記通信品質が所定品質よりも良好である場合に、前記検出期間として第1検出期間を設定し、前記通信品質が所定品質よりも劣悪である場合に、前記検出期間として第2検出期間を設定し、
前記第2検出期間は、前記第1検出期間よりも長いことを特徴とする通信方法。 - 移動局と、当該移動局と無線通信する複数の基地局と、当該複数の基地局と通信する無線制御装置とを具備し、前記移動局と前記無線制御装置とが、前記複数の基地局を介して、フレーム化した同様のデータを通信する通信システムにおける通信方法であって、
前記複数の基地局のそれぞれが、前記無線制御装置へ、前記移動局から受信したデータを所定の送信周期で送信するステップAと、
前記無線制御装置が、前記複数の基地局のそれぞれから送信されたデータを受信するステップBと、
前記複数の基地局のそれぞれとの通信における通信品質を取得するステップCと、
前記通信品質に応じて、前記複数の基地局のそれぞれとの通信に用いる伝送路における障害の発生を検出するための検出期間を、前記伝送路毎に設定するステップDと、
前記ステップCで受信するデータの受信間隔が前記検出期間を上回った場合、前記伝送路における障害の発生を検出するステップEと、
前記ステップEで障害の発生が検出された伝送路を用いる通信を停止するステップFと
を具備しており、
前記ステップDでは、前記通信品質が所定品質よりも良好である場合に、前記検出期間として第1検出期間を設定し、前記通信品質が所定品質よりも劣悪である場合に、前記検出期間として第2検出期間を設定し、
前記第2検出期間は、前記第1検出期間よりも長いことを特徴とする通信方法。
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