JP2006067514A - 制御局装置及び通信経路障害通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通信経路障害を検出して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制し、リソースの無駄な消費を回避すること。
【解決手段】 時刻同期処理部117は、FPレイヤにてRNC103とNode B101との間の時刻同期処理を行って、時刻同期処理が終了したことを経路障害検出部119へ通知する。経路障害検出部119は、同期確立制限時間内に時刻同期処理が終了したことが通知されない場合には、経路障害が生じたものと判断して、経路障害が生じた旨の情報を出力する。Cプレーン処理部120は、経路障害が生じた旨の情報が入力した場合には、Node B101配下のUEへの新規呼受付の拒否を通知するとともに、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102を介して他のNode Bから転送されるデータの転送停止を要求する。
【選択図】 図1
【解決手段】 時刻同期処理部117は、FPレイヤにてRNC103とNode B101との間の時刻同期処理を行って、時刻同期処理が終了したことを経路障害検出部119へ通知する。経路障害検出部119は、同期確立制限時間内に時刻同期処理が終了したことが通知されない場合には、経路障害が生じたものと判断して、経路障害が生じた旨の情報を出力する。Cプレーン処理部120は、経路障害が生じた旨の情報が入力した場合には、Node B101配下のUEへの新規呼受付の拒否を通知するとともに、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102を介して他のNode Bから転送されるデータの転送停止を要求する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、制御局装置及び通信経路障害通知方法に関し、特に基地局装置と制御局装置との通信経路障害を検出する制御局装置及び通信経路障害通知方法に関する。
移動通信システムは、移動端末(以下「UE」と記載する)、無線基地局装置(以下「Node B」と記載する)、Node Bを制御する無線ネットワーク制御装置(以下「RNC」と記載する)、UEの位置管理、呼制御等を行なうコアネットワーク(以下「CN」と記載する)により構成される(例えば、非特許文献1)。RNCとNode Bは、ルータまたはレイヤ2スイッチ等で構成されるIP公衆網/ユーザLAN/WANを介して接続される。図5は、移動通信システムの一例を示すものであり、CN501を介してRNC502とRNC503が接続されている。また、RNC502は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN504を介してNode B506及びNode B507と接続されており、RNC503は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN505を介してNode B508及びNode B509と接続されている。また、Node B506の配下にはUE510及びUE512が無線回線にて接続されており、Node B507の配下にはUE511が無線回線にて接続されている。
3GPP,TS25.401 UTRAN overall description,V5.7.0
3GPP,TS25.401 UTRAN overall description,V5.7.0
しかしながら、従来の装置においては、RNCとNode Bが、ルータまたはレイヤ2スイッチにて構成されるIP公衆網/ユーザLAN/WANを介して接続されるような場合には、通信経路障害を検出する方法が確立されていない。そのため、RNCは、RNCとNode Bとの間に通信経路障害が発生していても、通信経路障害が発生したNode Bへの新規呼を受付けてしまい、RNC内部のリソースを無駄に消費するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、通信経路障害を検出して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができるので、リソースの無駄な消費を回避することができる制御局装置及び通信経路障害通知方法を提供することを目的とする。
本発明の制御局装置は、同期信号を通信経路を介して基地局装置へ送信する送信手段と、前記基地局装置から前記通信経路を介して返信された前記同期信号を受信する受信手段と、前記送信手段にて送信された前記同期信号の送信タイミングと、前記受信手段にて受信された前記同期信号に含まれる前記同期信号の前記基地局装置における受信タイミングの情報とに基づいて前記基地局装置との同期を確立する同期処理手段と、前記同期処理手段にて同期確立制限時間内に前記基地局装置との同期を確立することができない場合に前記通信経路に障害が発生したものと判断する経路障害検出手段と、前記経路障害検出手段にて障害が発生したものと判断された場合に障害発生を通知する通知手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、通信経路を介して送受信する同期信号に基づいて同期を確立することができなかった場合には通信経路障害が発生したものと判断して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができるので、リソースの無駄な消費を回避することができる。
本発明の通信経路障害発生通知方法は、同期信号の通信相手への送信タイミングと、前記通信相手から返信された前記同期信号に含まれる前記同期信号の前記通信相手における受信タイミングの情報とに基づいて前記通信相手との同期を確立するステップと、同期確立制限時間内に前記通信相手との同期を確立することができない場合に前記通信相手との通信経路に障害が発生したものと判断するステップと、障害が発生したものと判断された場合に障害発生を通知するステップと、を具備するようにした。
この方法によれば、通信経路を介して送受信する同期信号に基づいて同期を確立することができなかった場合には通信経路障害が発生したものと判断して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができるので、リソースの無駄な消費を回避することができる。
本発明によれば、通信経路障害を検出して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができるので、リソースの無駄な消費を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る移動通信システム100の構成を示すブロック図である。移動通信システム100は、Node B101、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102、RNC103及びCN104により構成される。なお、図1においては説明の都合上、UE、他のRNC及び他のNode Bの記載は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る移動通信システム100の構成を示すブロック図である。移動通信システム100は、Node B101、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102、RNC103及びCN104により構成される。なお、図1においては説明の都合上、UE、他のRNC及び他のNode Bの記載は省略する。
最初に、Node B101の構成について説明する。送信部106、受信部107及び時刻同期(Node Synchronisation)処理部110は、FP処理部121を構成する。また、無線受信部105、送信部106、受信部107、バッファ108、無線送信部109及び時刻同期処理部110は、Uプレーン処理部122を構成する。
無線受信部105は、図示しないUEから送信されたユーザデータを受信し、受信したユーザデータを無線処理して送信部106へ出力する。
送信部106は、無線受信部105から入力したユーザデータに対してFP処理を行ってFPフレームを生成し、生成したFPフレームをIP公衆網/ユーザLAN/WAN102へ出力する。また、送信部106は、時刻同期処理部110から入力した時刻同期フレームに対してFP処理を行ってIP公衆網/ユーザLAN/WAN102へ出力する。
受信部107は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力したFPフレームに対してFP処理を行ってバッファ108へ出力する。また、受信部107は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力した時刻同期フレームに対してFP処理を行って時刻同期処理部110へ出力する。
バッファ108は、受信部107から入力したFPフレームを一時的に蓄積して無線送信部109へ出力する。
無線送信部109は、バッファ108から入力したFPフレームを無線処理して図示しないUEへ送信する。
時刻同期処理部110は、図示しないBFNカウンタを用いて、FPレイヤにてRNC103とNode B101との間の時刻同期処理を行う。即ち、時刻同期処理部110は、受信部107から入力した時刻同期フレームに対して、時刻同期フレームを受信した時刻の情報及び時刻同期フレームを送信する時刻の情報を含めて送信部106へ出力する。ここで、時刻同期処理は、Node B101とRNC103との間の遅延、及びNode B101のBFNカウンタとRNC103のRFNカウンタとの位相差を算出するために行うものである。RFNはRNC103がカウントしているフレーム番号であり、BFNはNode B101がカウントしているフレーム番号である。
Cプレーン処理部111は、図示しないUEから受信した制御情報またはIP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力した制御情報を処理して、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102へ出力するか、または図示しないUEへ送信する。
次に、RNC103の構成について説明する。バッファ114、送信部115、受信部116、時刻同期処理部117及び送信タイミング制御部118は、FP処理部123を構成する。また、RLC(Radio Link Control)処理部112、MAC処理部113、バッファ114、送信部115、受信部116、時刻同期処理部117、送信タイミング制御部118及び経路障害検出部119は、Uプレーン処理部124を構成する。
RLC処理部112は、CN104から入力したユーザデータに対してRLC処理を行ってMAC処理部113へ出力する。また、RLC処理部112は、MAC処理部113から入力したユーザデータに対してRLC処理を行ってCN104へ出力する。
MAC処理部113は、RLC処理部112から入力したユーザデータに対してMAC処理を行ってバッファ114へ出力する。また、MAC処理部113は、受信部116から入力したユーザデータに対してMAC処理を行ってRLC処理部112へ出力する。
バッファ114は、MAC処理部113から入力したユーザデータを一時的に蓄積して送信部115へ出力する。
送信部115は、バッファ114から入力したユーザデータをFPフレームに変換し、変換したFPフレームを送信タイミング制御部118より指示されたタイミングにてIP公衆網/ユーザLAN/WAN102へ出力する。また、送信部115は、時刻同期処理部117から入力した時刻同期フレームに対してFP処理を行って、送信タイミング制御部118より指示されたタイミングにてIP公衆網/ユーザLAN/WAN102へ出力する。
受信部116は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力したFPフレームに対してFP処理を行ってMAC処理部113へ出力する。また、受信部116は、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力した時刻同期フレームに対してFP処理を行って時刻同期処理部117へ出力する。
時刻同期処理部117は、図示しないRFNカウンタを用いて、FPレイヤにてRNC103とNode B101との間の時刻同期処理を行う。即ち、時刻同期処理部117は、時刻同期フレームに対して、時刻同期フレームを送信する時刻の情報を含めて送信部115へ出力する。また、時刻同期処理部117は、受信部116から入力した時刻同期フレームの受信タイミングと、時刻同期フレームに含まれている時刻の情報とに基づいて、RNC103とNode B101との間の時刻同期処理を行う。そして、時刻同期処理部117は、時刻同期処理の結果を送信タイミング制御部118へ出力する。また、時刻同期処理部117は、RNC103とNode B101との間の時刻同期処理が終了した場合には、時刻同期処理が終了したことを経路障害検出部119へ通知する。なお、時刻同期処理の方法については後述する。
送信タイミング制御部118は、時刻同期処理部117から入力したRNC103とNode B101との間の時刻同期処理の結果に基づいて、FPフレームを送信するタイミングを決定する。そして、送信タイミング制御部118は、決定した送信タイミングにてFPフレームを送信するように送信部115に指示する。
経路障害検出部119は、あらかじめ設定した所定の時間である同期確立制限時間内に、時刻同期処理部117から時刻同期処理が終了したことが通知された場合には、経路障害が生じていないものと判断して何も出力しない。また、経路障害検出部119は、同期確立制限時間内に、時刻同期処理部117から時刻同期処理が終了したことが通知されない場合には、経路障害が生じたものと判断して、経路障害が生じた旨の情報をCプレーン処理部120へ出力する。そして、経路障害検出部119は、同期確立制限時間内に、時刻同期処理が終了したことが再び通知された場合には、経路障害の復旧の情報がCプレーン処理部120へ出力される。
Cプレーン処理部120は、CN104から入力した制御情報またはIP公衆網/ユーザLAN/WAN102から入力した制御情報を処理して、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102またはCN104へ送信する。また、Cプレーン処理部120は、経路障害検出部119から経路障害が生じた旨の情報が入力した場合には、Node B101配下のUEへの新規呼受付の拒否をCN104へ通知するとともに、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102を介して他のNode Bから転送されるデータの転送停止を、CN104及び他のNode Bの配下のUEへ要求する。また、Cプレーン処理部120は、経路障害検出部119から経路障害の復旧の情報が入力した場合には、Node B101配下のUEへの新規呼受付の再開をCN104へ通知するとともに、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102を介して他のNode Bから転送されるデータの転送を、CN104及び他のNode Bの配下のUEへ要求する。
次に、移動通信システム100の動作について、図2を用いて説明する。図2は、移動通信システム100の動作を示すシーケンス図である。
最初に経路障害が発生していない通常時における動作M1について説明する。RNC103の時刻同期処理部117は、時刻T1にてDL時刻同期フレームを出力し、RNC103はDL時刻同期フレームを配下の全てのNode B101へ送信する(ステップST201)。この際、時刻同期処理部117は、DL時刻同期フレームに対して、送信した時刻T1の情報を含める。また、経路障害検出部119は内部タイマをスタートさせる。RNC103は、周期Tsにて定期的にDL時刻同期フレームを配下の全てのNode B101へ送信する。
次に、Node B101はDL時刻同期フレームを受信し、Node B101の時刻同期処理部110は、時刻T2にてDL時刻同期フレームを受け取る。
次に、時刻同期処理部110は、時刻T3にてDL時刻同期フレームを出力し、Node B101はUL時刻同期フレームをRNC103へ送信する(ステップST202)。この際、時刻同期処理部110は、UL時刻同期フレームに対して、受信した時刻T2の情報及び送信した時刻T3の情報を含める。したがって、この時点ではUL時刻同期フレームには時刻T1、T2、T3の情報が含まれている。
次に、RNC103はUL時刻同期フレームを受信し、RNC103の時刻同期処理部117は、時刻T4にてUL時刻同期フレームを受け取る。そして、時刻同期処理部117は、UL時刻同期フレームを受信した時刻T4とUL時刻同期フレームに含まれている時刻T1、T2、T3の情報に基づいて時刻同期処理を行う。具体的には、時刻同期処理部117は、時刻T1、T2、T3、T4に基づいて、RNC103とNode B101との間の遅延を算出するとともに、RNC103の時刻同期処理部117及びNode B101の時刻同基処理部110が有しているカウンタの位相差を算出する。そして、送信タイミング制御部118は、RNC103とNode B101との間の位相差の算出結果をFPフレームの送信タイミング制御情報として使用する。
次に、時刻同期処理部117は、時刻同期処理が終了したことを経路障害検出部119へ通知する(ステップST203)。経路障害検出部119は、時刻T1から時刻T6までの時間を、障害が生じたものと判断する障害判定しきい値である時間Tbとしてあらかじめ設定しており、時刻T6よりも前の時刻T5にて時刻同期処理部117から時刻同期処理が終了した旨の通知を受け取ったため、障害が生じていないものと判断する。即ち、経路障害検出部119は、時刻T1と時刻T5間の時間Trが障害判定しきい値である時間Tbよりも小さいので、障害が生じていないものと判断する。そして、この結果、経路障害検出部119はCプレーン処理部120へ何も出力しない。
次に、RNC103とNode B101との間で経路障害が発生した場合における動作M2について説明する。
RNC103の時刻同期処理部117は、時刻T7にてDL時刻同期フレームを出力し、RNC103はDL時刻同期フレームを配下の全てのNode B101へ送信する(ステップST204)。この際、時刻同期処理部117は、DL時刻同期フレームに対して、送信した時刻T7の情報を含める。また、経路障害検出部119は内部タイマをスタートさせる。
しかし、途中で経路障害が発生することにより、RNC103はNode B101から出力されたDL時刻同期フレームを受け取ることができず、Node B101がRNCへUL時刻同期フレームを出力することもない。この結果、経路障害検出部119は、時刻T8までに時刻同期処理が終了した旨の通知を受け取らないため、経路障害検出部119の内部タイマの測定時間が障害判定しきい値Tbを超える。
次に、経路障害検出部119は、時刻T8を超えた時点において、RNC103とNode B101との間の経路にて障害が生じたものと判断し、Cプレーン処理部120に対して経路障害を通知する(ステップST205)。
次に、Cプレーン処理部120は、経路障害が発生したNode B101配下のUEへの新規呼受付の拒否をCN104へ通知するとともに、IP公衆網/ユーザLAN/WAN102を介して他のNode Bから転送されるデータの転送停止を、CN104及び他のNode Bの配下のUEへ要求する。経路障害が復旧した場合には、経路障害検出部119は、CN104へ経路障害の復旧を通知し、新規呼の受付及びデータ転送の再開を要求する。
次に、時刻同期処理について詳細を説明する。Node BとRNCとの間の遅延Dは(1)式より求めることができる。
D=((T4−T1)−(T3−T2))/2 (1)
ここで、DはNode BとRNCとの間の遅延
T1はRNCが時刻同期フレームを送信する時刻
T2はNode Bが時刻同期フレームを受信する時刻
T3はNode Bが時刻同期フレームを送信する時刻
T4はRNCが時刻同期フレームを受信する時刻
ここで、DはNode BとRNCとの間の遅延
T1はRNCが時刻同期フレームを送信する時刻
T2はNode Bが時刻同期フレームを受信する時刻
T3はNode Bが時刻同期フレームを送信する時刻
T4はRNCが時刻同期フレームを受信する時刻
また、RFNカウンタとBFNカウンタの位相差は(2)式より求めることができる。
P=T2−T1−D (2)
ここで、PはRFNカウンタとBFNカウンタの位相差
T1はRNCが時刻同期フレームを送信する時刻
T2はNode Bが時刻同期フレームを受信する時刻
DはNode BとRNCとの間の遅延
ここで、PはRFNカウンタとBFNカウンタの位相差
T1はRNCが時刻同期フレームを送信する時刻
T2はNode Bが時刻同期フレームを受信する時刻
DはNode BとRNCとの間の遅延
例えば、図3より、RNCは時刻同期フレームを送信する時刻として「7」のRFNカウンタ値#301の時に時刻同期フレームを送信し、Node Bは時刻同期フレームを受信する時刻として「12」のBFNカウンタ値#302の時に時刻同期フレームを受信する。また、Node Bは時刻同期フレームを送信する時刻として「14」のBFNカウンタ値#303の時に時刻同期フレームを送信し、RNCは時刻同期フレームを受信する時刻として「11」のRFNカウンタ値#304の時に時刻同期フレームを受信する。このような場合において、時刻同期処理部117は、(1)式より、D=((11−7)−(14−12))/2であるから、Node BとRNCとの間の遅延Dの値として「1」を算出する。そして、時刻同期処理部117は、(2)式より、P=12−7−1であるから、RFNカウンタとBFNカウンタの位相差の値として「4」を算出する。
このようにして求められたRFNカウンタとBFNカウンタの位相差は、Node Bへ通知され、CFNカウンタのカウントタイミングの調整に使用される。ここで、CFNはUTRAN(RNCとNode B)での共通のフレーム番号である。
また、Node BとRNCとの間の遅延は、RNCとNode Bとの間のトランスポートチャネル(Transport Channel)が設定された時点で実施されるトランスポートチャネル時刻同期(Transport Channel Synchronization)で使用される。トランスポートチャネル時刻同期では、Node Bが無線インタフェースへデータを送信する際の送信遅延時間やバッファ遅延時間が最小になるように、RNCからNode Bへ送信するフレームの送信タイミングを決定する。RNCからNode Bへのフレーム送信はトランスポートチャネル時刻同期後に開始され、RNCは決定した送信タイミングでフレームを送信するとともに、Node Bが無線インタフェースへデータを送信するCFNを指定する。
図4は、ユーザプレーンのプロトコル構成の一例を示す図である。図4より、UEは、PHYレイヤ#401、MACレイヤ#402及びRLCレイヤ#403から構成される。また、Node Bは、PHYレイヤ#404、L1レイヤ#405、L2レイヤ#406及びFPレイヤ#407から構成される。また、RNCは、L1レイヤ#408、L2レイヤ#409、FPレイヤ#410、MACレイヤ#411及びRLCレイヤ#412から構成される。時刻同期は、Node BのFPレイヤ#407とRNCのFPレイヤ#410との間にて実施される。
このように、本実施の形態によれば、RNCのFPレイヤとNode BのFPレイヤの間にて行われる時刻同期により経路障害を検出して、新規呼の受付の拒否及びデータの転送停止を要求するので、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができ、リソースの無駄な消費を回避することができる。また、本実施の形態によれば、時刻同期により経路障害を検出するので、経路障害を検出するための専用の回路が不要になって、回路規模を小さくすることができる。また、本実施の形態によれば、定期的に行われる時刻同期により経路障害を検出することにより、定期的に障害が発生しているか否かを監視することができるので、経路障害を確実に検出することができる。また、本実施の形態によれば、時刻同期処理にて経路障害を検出するので、経路障害を検出するための専用の信号の送受信処理を行う必要がなく、簡単な処理にて経路障害を検出することができる。
本発明にかかる制御局装置及び通信経路障害通知方法は、通信経路障害を検出して通知することにより、無駄な呼受付及びデータ転送を抑制することができるので、リソースの無駄な消費を回避する効果を有し、通信経路の障害を検出するのに有用である。
100 移動通信システム
101 Node B
102 IP公衆網/ユーザLAN/WAN
103 RNC
104 CN
105 無線受信部
106、115 送信部
107、116 受信部
108、114 バッファ
109 無線送信部
110、117 時刻同期処理部
111、120 Cプレーン処理部
112 RLC処理部
113 MAC処理部
118 送信タイミング制御部
119 経路障害検出部
101 Node B
102 IP公衆網/ユーザLAN/WAN
103 RNC
104 CN
105 無線受信部
106、115 送信部
107、116 受信部
108、114 バッファ
109 無線送信部
110、117 時刻同期処理部
111、120 Cプレーン処理部
112 RLC処理部
113 MAC処理部
118 送信タイミング制御部
119 経路障害検出部
Claims (2)
- 同期信号を通信経路を介して基地局装置へ送信する送信手段と、
前記基地局装置から前記通信経路を介して返信された前記同期信号を受信する受信手段と、
前記送信手段にて送信された前記同期信号の送信タイミングと、前記受信手段にて受信された前記同期信号に含まれる前記同期信号の前記基地局装置における受信タイミングの情報とに基づいて前記基地局装置との同期を確立する同期処理手段と、
前記同期処理手段にて同期確立制限時間内に前記基地局装置との同期を確立することができない場合に前記通信経路に障害が発生したものと判断する経路障害検出手段と、
前記経路障害検出手段にて障害が発生したものと判断された場合に障害発生を通知する通知手段と、
を具備することを特徴とする制御局装置。 - 同期信号の通信相手への送信タイミングと、前記通信相手から返信された前記同期信号に含まれる前記同期信号の前記通信相手における受信タイミングの情報とに基づいて前記通信相手との同期を確立するステップと、
同期確立制限時間内に前記通信相手との同期を確立することができない場合に前記通信相手との通信経路に障害が発生したものと判断するステップと、
障害が発生したものと判断された場合に障害発生を通知するステップと、
を具備することを特徴とする通信経路障害発生通知方法。
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JP2004250947A JP2006067514A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | 制御局装置及び通信経路障害通知方法 |
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2004
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