JP4485495B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents

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Description

本発明は、コントロールアームにサブカムおよびロッカーアームを支持し、動弁カムの駆動力をサブカムおよびロッカーアームを介して機関弁に伝達する際に、コントロールアームを支軸部まわりに揺動させることで機関弁の少なくともバルブリフトを可変とした内燃機関の可変動弁機構に関する。
かかる内燃機関の可変動弁機構は、本出願人が特願2005−132599号により既に提案している。
この内燃機関の可変動弁機構のコントロールアーム19は、互いに平行に配置された一対のウエブ(側壁部)19a,19aと、両ウエブ19a,19aの一端間を連結する連結部19c(端壁部)と備えて全体としてU字状に形成されており、両ウエブ19a,19aにおける連結部19cと反対側の端部から外向きに突出する一対の軸部19b,19bが機関本体に揺動自在に枢支され、両ウエブ19a,19a間にサブカムおよび一対のロッカーアームが揺動自在に枢支される。
ところで、上記従来の内燃機関の可変動弁機構のロッカーアームはロッカーシャフトに揺動自在に支持されておらず、基端部が油圧タペットの球面軸受けに揺動自在に支持され、先端部が機関弁に当接している。このような構造のロッカーアームは、コントロールアームに対する組付時に姿勢が不安定で僅かに傾くだけで倒れてしまい、組付性が悪いという問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、内燃機関の可変動弁機構のコントロールアームに対するロッカーアームの組付性を改善することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、一対の側壁部にそれぞれ設けた支軸部により機関本体に揺動自在に支持されるコントロールアームと、コントロールアームの一対の側壁部間に球面軸受けにより揺動自在に支持されて機関弁に当接する複数のロッカーアームと、一対の側壁部間に揺動自在に支持され、動弁カムにより駆動されてロッカーアームを駆動するサブカムとを備え、コントロールアームをアクチュエータで支軸部まわりに揺動させることで機関弁の少なくともバルブリフトを変更可能な内燃機関の可変動弁機構であって、コントロールアームは、隣接するロッカーアームの間に該ロッカーアームの倒れを防止する隔壁部を備えることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、コントロールアームは一対の側壁部を一対の支軸部の位置で相互に連結する連結壁部を備え、該連結壁部に隔壁部を連結したことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、隔壁部にコントロールアームを揺動させる制御部材が当接する当接部を設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、コントロールアームは一対の側壁部をロッカーアームの揺動支持部の位置で相互に連結する端壁部を備え、該端壁部に隔壁部を連結したことを特徴とする内燃機関の可変動弁機構が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、コントロールアームの一対の側壁部をロッカーアームの揺動支持部の位置で相互に連結する端壁部に隔壁部を連結し、コントロールアームを揺動させる制御部材が当接するローラを収容するローラ収容凹部を隔壁部に設け、端壁部は前記ローラ収容凹部の少なくとも一部を構成することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構が提案される。
尚、実施の形態のシリンダヘッド11は本発明の機関本体に対応し、実施の形態の吸気弁12は本発明の機関弁に対応し、実施の形態のコントロールカム18は本発明の制御部材に対応し、実施の形態の油圧タペット31は本発明のロッカーアームの揺動支持部に対応し、実施の形態のローラ49は本発明の隔壁部に設けた当接部に対応する。
請求項1の構成によれば、一対の側壁部間に複数のロッカーアームとサブカムとを揺動自在に支持するコントロールアームに、隣接するロッカーアームの間に位置するように隔壁部を設けたので、前記ロッカーアームが球面軸受けにより支持された倒れ易いものであっても、隔壁部でロッカーアームの倒れを防止して組付性を向上させることができる。
また請求項2の構成によれば、コントロールアームの一対の側壁部を一対の支軸部の位置で連結壁部により相互に連結し、その連結壁部に隔壁部を連結したので、連結壁部および隔壁部が相互に補強し合ってコントロールアームの剛性を更に高めることができる。
また請求項3の構成によれば、コントロールアームを揺動させる制御部材が当接する当接部を隔壁部を利用して設けたので、当接部を設けるための特別の部材が不要になって部品点数の削減および構造の簡素化が可能になる。
また請求項4の構成によれば、コントロールアームの一対の側壁部をロッカーアームの揺動支持部の位置で端壁部により相互に連結し、その端壁部に隔壁部を連結したので、端壁部および隔壁部が相互に補強し合ってコントロールアームの剛性を更に高めることができる。
また請求項5の構成によれば、コントロールアームの一対の側壁部をロッカーアームの揺動支持部の位置で相互に連結する端壁部に隔壁部を連結したので、端壁部および隔壁部が相互に補強し合ってコントロールアームの剛性を更に高めることができる。またコントロールアームを揺動させる制御部材が当接するローラを隔壁部に設けたローラ収容凹部に収容したので、コントロールアームを大型化することなくローラの装着スペースを確保することができ、しかもコントロールアームの端壁部がローラ収容凹部の少なくとも一部を構成するので、ローラ収容凹部を設けたことによるコントロールアームの剛性低下を端壁部の補強効果で最小限に抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図10は本発明の実施の形態を示すもので、図1は内燃機関の要部縦断側面図、図2は図1の2−2線矢視図、図3は高バルブリフト状態での図2の3−3線断面図、図4は高バルブリフト状態での図2の4−4線断面図、図5は低バルブリフト状態での図4に対応する断面図、図6は可変動弁機構を一方向から見た斜視図、図7は可変動弁機構を他方向から見た斜視図、図8はコントロールアームを一方向から見た斜視図、図9はコントロールアームを他方向から見た斜視図、図10は図8および図9の10方向矢視図である。
図1および図2に示すように、内燃機関のシリンダヘッド11には各気筒毎に一対の吸気弁12,12が開閉可能に配設されており、それらの吸気弁12,12を開閉駆動する可変動弁機構13は、動弁カム14が設けられたカムシャフト15と、シリンダヘッド11に設けた一対の支持壁11a,11aの軸孔11b,11bにそれぞれ支軸部16,16を介して揺動自在に支持されたコントロールアーム17と、コントロールアーム17を揺動させるコントロールカム18が設けられたコントロールシャフト19と、コントロールアーム17に可動支軸20を介して揺動可能に支持されるとともに動弁カム14に従動して揺動するサブカム21と、吸気弁12,12にそれぞれ個別に連動、連結されるとともにサブカム21にそれぞれ従動する一対のロッカーアーム22,22とを備えており、前記可動支軸20を変位させることで吸気弁12,12のバルブリフトを含む作動特性を変化させることができる。
吸気弁12,12のステム12a,12aはシリンダヘッド11に配設されたガイド筒23,23に摺動自在に嵌合しており、ステム12a,12aの上端に設けられたリテーナ24,24と、シリンダヘッド11に当接するリテーナ25,25との間に介設された弁ばね26,26とにより、吸気弁12,12は閉弁方向に付勢される。
次に、図8〜図10に基づいてコントロールアーム17の形状を説明する。
コントロールアーム17は単一の部材で構成されるもので、前記一対の支軸部16,16がそれぞれ設けられた一対の板状の側壁部27,27を備える。これらの側壁部27,27は所定の間隔を存して平行に配置されており、両側壁部27,27は一端部間が支軸部16,16と平行に延びる端壁部28で相互に連結されるとともに、他端部間が支軸部16,16と平行に延びる連結壁部29で相互に連結される。即ち、図10の方向に見て、コントロールアーム17は一対の側壁部27,27と端壁部28と連結壁部29とにより四角い枠状に形成されており、端壁部28および連結壁部29の補強効果でコントロールアーム17の剛性が高められる。特に、連結壁部29がコントロールアーム17の剛性向上に効果的に寄与するように、その連結壁部29が設けられる位置はコントロールアーム17に最も大きな荷重が加わる支軸部16,16の近傍とされる。
コントロールアーム17の側壁部27,27には、前記支軸部16,16が一体に突設される以外に、前記可動支軸20が圧入される軸孔27a,27aが形成される。コントロールアーム17の端壁部28および連結壁部29は隔壁部30により一体に連結されており、この連結壁部29の補強効果によりコントロールアーム17の剛性が一層高められる。
一対の側壁部27,27および隔壁部30は相互に平行に延び、それらの間に二つのロッカーアーム収容孔17a,17aが形成される。隔壁部30の端壁部28寄りの位置には、一対のローラ支持部30a,30aが上向きに立ち上がっており、これらのローラ支持部30a,30aには後述するローラ軸47が圧入される軸孔30b,30bが形成される。一対のローラ支持部30a,30aの間にはローラ収容凹部30cが形成されており、このローラ収容凹部30cの底壁の一部は前記端壁部28により構成される。
端壁部28には、後述する油圧タペット31,31が装着される一対の油圧タペット取付孔28a,28aが、ロッカーアーム収容孔17a,17aに臨むように形成される。端壁部28は、油圧タペット取付孔28a,28aに連通するオイル排出孔28b,28bが形成されており、油圧タペット31,31から排出されたオイルはオイル排出孔28b,28bを介して下方に落下する。また連結壁部29には、後述する付勢手段42が装着される付勢手段取付孔29aが形成される。
図2〜図7から明らかなように、ロッカーアーム22,22はロッカーシャフトを持たないタイプのもので、その一端部に形成した凹部22aが前記端壁部28の油圧タペット取付孔28aに装着した油圧タペット31の先端の球面軸受け31aに揺動可能に支持され、その他端部で吸気弁12を駆動する。即ち、ロッカーアーム22の他端には吸気弁12のステム12aの上端に当接する当接部材32が摺動自在に支持されており、その当接部材32の位置をアジャストスクリュー33およびロックナット34で調整することで、吸気弁12の着座状態を調整可能である。ロッカーアーム22の中間部に形成したローラ収容孔22bを架橋するローラ軸35にボールベアリング36を介してローラ37が回転自在に支持される。
ロッカーアーム22,22は、コントロールアーム17の一対の側壁部27,27および隔壁部30に挟まれたロッカーアーム収容孔17a,17aに嵌合するように収容される。ロッカーシャフトを持たないロッカーアーム22は、一端が油圧タペット31に当接し、他端が吸気バルブ12のステム12aに当接し、中央のローラ37がサブカム21に当接して支持されるだけなので、その姿勢が不安定で倒れ易いために組付作業が困難になることが懸念される。しかしながら、本実施の形態では、ロッカーアーム22,22が側壁部27,27および隔壁部30に両側を挟まれて倒れを防止されることで、その組付作業が容易になる。
コントロールアーム17の一対の側壁部27,27に形成した軸孔27a,27aに支軸38が圧入されており、この支軸38にサブカム21が揺動自在に支持される。サブカム21の軸方向中央部から突出する第1アーム21aにローラ軸39およびボールベアリング40を介してローラ41が支持されており、このローラ41がカムシャフト15に設けた動弁カム14に当接する。またサブカム21の軸方向両端部から突出する一対の第2アーム21b,21bにカム面21c,21cが形成されており、これらのカム面21c,21cに前記ロッカーアーム22,22のローラ37,37が当接する。
サブカム21のローラ41を動弁カム14に当接させる付勢力を発生する付勢手段42が、コントロールアーム17の連結壁部29に形成した付勢手段取付孔29aに装着される。付勢手段42は、連結壁部29の付勢手段取付孔29aに圧入されるガイド筒43と、ガイド筒43に摺動自在に嵌合する押圧部材44と、押圧部材44の上端に設けられてサブカム21の第1アーム21aの下面に当接する当接部45と、ガイド筒43および当接部45間に縮設されて押圧部材44を突出方向に付勢するコイルスプリング46とで構成される。
コントロールアーム17のうち、連結壁部29と隔壁部30とが連結される部分は剛性の高い部分であり、この部分に付勢手段42を支持したことにより、付勢手段42がサブカム21を付勢する付勢力の反力によるコントロールアーム17の撓み変形を最小限に抑えることができる。また付勢手段42、サブカム21のローラ41および動弁カム14は、気筒列線に直交する同一平面内(図4の紙面内)に配置されている。この配置により、動弁カム14からの荷重および付勢手段42からの荷重がコントロールアーム17を倒す方向(図4の紙面に対して傾く方向)に作用することがなく、これによりコントロールアーム17の撓み変形を最小限に抑えて吸気弁12,12のバルブリフトの制御精度を高めることができる
コントロールアーム17の隔壁部30に中央に形成されたローラ収容凹部30cには、ローラ支持部30a,30aの軸孔30b,30bに圧入されたローラ軸47にボールベアリング48を介して回転自在に支持されたローラ49が収容される。ローラ49を押圧してコントロールアーム17を支軸部16,16まわりに揺動させるべく、電気モータで構成されたアクチュエータ50で往復回動するコントロールシャフト19に、インボリュート曲線よりなるカム面を有するコントロールカム18が設けられる。図3〜図5において、コントロールシャフト19が時計方向に回動するとコントロールアーム17が支軸部16,16まわりに反時計方向に揺動し、コントロールシャフト19が反時計方向に回動するとコントロールアーム17が支軸部16,16まわりに時計方向に揺動する。
コントロールアーム17を時計方向に付勢してローラ49をコントロールカム18に当接させるべく、シリンダヘッド1に付勢手段51が設けられる。付勢手段51はシリンダヘッド11に圧入されたガイド筒52の内部に押圧部材53を摺動自在に嵌合させ、コイルスプリング54の弾発力で押圧部材53をガイド筒52から突出する方向に付勢したもので、押圧部材53の上端の球状部53aがコントロールアーム17の端壁部28の中央下面に当接する。
以上のように、コントロールアーム17の隔壁部30を利用してローラ49を支持したので、ローラ49を支持するための特別の部材が不要になって部品点数の削減および構造の簡素化が可能になる。特に、しかもコントロールアーム17の隔壁部30に形成したローラ収容凹部30cにローラ49を収容したので、ローラ収容凹部30cの空間を利用してローラ49の装着スペースを確保しながら、ローラ収容凹部30cを設けたことによるコントロールアーム17の剛性低下を、該ローラ収容凹部30cの底壁を構成する端壁部28の補強効果で最小限に抑えることができる。
また付勢手段51でコントロールアーム17を付勢してローラ49をコントロールカム18に当接させるので、ローラ49がコントロールカム18から浮き上がるのを防止してコントロールアーム17の挙動を安定させ、吸気弁12,12のバルブリフトの制御精度を高めることができる。
またコントロールアーム17の端壁部28と隔壁部30とを連結する位置、より具体的には端壁部28に支持した一対の油圧タペット31,31に挟まれた位置を、つまりコントロールアーム17の剛性が高い部分を付勢手段51で押圧するので、付勢手段51の押圧力でコントロールアーム17が撓むのを防止して吸気弁12,12のバルブリフトの制御精度を更に高めることができる。
特に、コントロールカム18と、それが当接するコントロールアーム17のローラ49と、ローラ49がコントロールカム18に当接する方向にコントロールアーム17を付勢する付勢手段51とが、気筒列線に直交する同一平面内(図4の紙面内)に配置されているため、コントロールカム18からの荷重および付勢手段51からの荷重がコントロールアーム17を倒す方向(図4の紙面に対して傾く方向)に作用することがなく、これによりコントロールアーム17の撓み変形を最小限に抑えて吸気弁12,12のバルブリフトの制御精度を高めることができる)。
また油圧タペット31,31の気筒軸線方向下方に付勢手段51を配置したので、油圧タペット31,31から排出されたオイルが端壁部28のオイル排出孔28b,28bから下方に落下することで、付勢手段51を効果的に潤滑することができる。
図1から明らかなように、点火プラグ55の着脱を案内する点火プラグ収容筒56がシリンダヘッド11に圧入されており、この点火プラグ収容筒56と一体に形成された前記ガイド筒52もシリンダヘッド11に圧入される。このように、ガイド筒52を点火プラグ収容筒56と一体に形成することで、その付勢手段51の剛性を高めてコントロールアーム17の挙動を更に安定させることができる。
しかして、コントロールカム18によってコントロールアーム17が図3および図4に示す位置に配置されるときには、つまりコントロールカム18の最高リフト部がローラ49に当接するときには、可動支軸20の軸線まわりに揺動するサブカム21のカム面21c,21cの先端側(可動支軸20から遠い側)がロッカーアーム22,22のローラ37,37に当接してロッカーアーム22,22の揺動角が増加することで、吸気弁12,12のバルブリフトが最大となる。
またコントロールカム18よってコントロールアーム17が図5に示す位置にあるときには、つまりコントロールカム18の最低リフト部がローラ49に当接するときには、可動支軸20の軸線まわりに揺動するサブカム21のカム面21c,21cの基端側(可動支軸20に近い側)がロッカーアーム22,22のローラ37,37に当接してロッカーアーム22,22の揺動角が減少することで、吸気弁12,12のバルブリフトが最小(ゼロ)となる。
このように、コントロールアーム17を支軸部16,16まわりに揺動させることで吸気弁12,12のバルブリフトが変化するのが、コントロールアーム17の駆動によって動弁カム14,14がローラ41,41に接触するタイミングも変化することにより、吸気弁12,12の開閉タイミングも変化する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では機関弁として吸気弁12,12を例示したが、本発明の機関弁は排気弁であっても良い。
また実施の形態ではコントロールカム18が当接するコントロールアーム17のカムフォロアをローラ49で構成しているが、それをスリッパで構成しても良い。
また実施の形態では制御部材をコントロールカム18で構成しているが、それをギヤで構成しても良い。
内燃機関の要部縦断側面図 図1の2−2線矢視図 高バルブリフト状態での図2の3−3線断面図 高バルブリフト状態での図2の4−4線断面図 低バルブリフト状態での図4に対応する断面図 可変動弁機構を一方向から見た斜視図 可変動弁機構を他方向から見た斜視図 コントロールアームを一方向から見た斜視図 コントロールアームを他方向から見た斜視図 図8および図9の10方向矢視図
符号の説明
11 シリンダヘッド(機関本体)
12 吸気弁(機関弁)
14 動弁カム
16 支軸部
17 コントロールアーム
18 コントロールカム(制御部材)
21 サブカム
22 ロッカーアーム
27 側壁部
28 端壁部
29 連結壁部
30 隔壁部
30c ローラ収容凹部
31 油圧タペット(ロッカーアームの揺動支持部)
31a 球面軸受け
49 ローラ(隔壁部に設けた当接部)
50 アクチュエータ

Claims (5)

  1. 一対の側壁部(27)にそれぞれ設けた支軸部(16)により機関本体(11)に揺動自在に支持されるコントロールアーム(17)と、
    コントロールアーム(17)の一対の側壁部(27)間に球面軸受け(31a)により揺動自在に支持されて機関弁(12)に当接する複数のロッカーアーム(22)と、
    一対の側壁部(27)間に揺動自在に支持され、動弁カム(14)により駆動されてロッカーアーム(22)を駆動するサブカム(21)とを備え、
    コントロールアーム(17)をアクチュエータ(50)で支軸部(16)まわりに揺動させることで機関弁(12)の少なくともバルブリフトを変更可能な内燃機関の可変動弁機構であって、
    コントロールアーム(17)は、隣接するロッカーアーム(22)の間に該ロッカーアーム(22)の倒れを防止する隔壁部(30)を備えることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
  2. コントロールアーム(17)は一対の側壁部(27)を一対の支軸部(16)の位置で相互に連結する連結壁部(29)を備え、該連結壁部(29)に隔壁部(30)を連結したことを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の可変動弁機構。
  3. 隔壁部(30)にコントロールアーム(17)を揺動させる制御部材(18)が当接する当接部(49)を設けたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の内燃機関の可変動弁機構。
  4. コントロールアーム(17)は一対の側壁部(27)をロッカーアーム(22)の揺動支持部(31)の位置で相互に連結する端壁部(28)を備え、該端壁部(28)に隔壁部(30)を連結したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の内燃機関の可変動弁機構。
  5. コントロールアーム(17)の一対の側壁部(27)をロッカーアーム(22)の揺動支持部(31)の位置で相互に連結する端壁部(28)に隔壁部(30)を連結し、コントロールアーム(17)を揺動させる制御部材(18)が当接するローラ(49)を収容するローラ収容凹部(30c)を隔壁部(30)に設け、端壁部(28)は前記ローラ収容凹部(30c)の少なくとも一部を構成することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の可変動弁機構。
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