JP4484954B1 - 万能型梯子固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設足場や建造物に梯子を立て掛けて昇降する場合に、梯子が前後左右にぐらついたり、スリップしたりしないように、左右の支柱をバランス良くしっかりと固定し、かつ十分な踏み幅が確保される万能型梯子固定具を提供する。
【解決手段】仮設足場又は建造物に立て掛けた梯子の前後左右の動きを規制する規制部材を備え、該規制部材を該梯子の支柱相互間に配置して該梯子を着脱自在に固定することを特徴とする。そして、規制部材は、支柱の対向面それぞれに当接して梯子の左右の動きを規制する左右規制部材と、左右規制部材に係合され、支柱それぞれを掛止して梯子の前後の動きを規制する前後規制部材と、を備え、左右規制部材を螺子又は所定の把持具を用いて仮設足場又は建造物に着脱自在に固定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、仮設足場や建造物に立て掛けた梯子をその仮設足場や建造物に着脱自在に固定する万能型梯子固定具に関するものである。
建築・土木作業現場などにおいては、仮設足場の横桟や建造物などに梯子を立て掛けて、その梯子を昇降することが多い。仮設足場は、一般的にパイプなどが用いられるので、立て掛けた梯子が滑りやすく、固定手段を用いて滑落転倒防止を図る必要がある。また、建造物の平面部に梯子を立て掛けて昇降する場合も、工具や資材を高所に運ぶ際に、梯子がぐらつくとバランスを崩し転落する危険があるので、梯子を固定手段でしっかりと固定する必要がある。
仮設足場に固定する手段としては、例えば、コ字型の掛け止め金具と掛け止め金具の開口部を閉塞するC字状のロック片とを備え、梯子の支柱に取り付ける仮設足場用掛止金具や、仮設足場をボルトで締めつけて保持する保持具を連結棒で支柱の保持具に繋ぐ構造の梯子固定取付金具が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。また、建造物に簡易に固定する手段としては、例えば、吸磁力を利用して梯子の上部を金属屋根等に固定するもの(特許文献3、特許文献4参照)や、ロープやベルトなどで梯子と建造物とを結合し固定するもの(特許文献5、特許文献6参照)が提案されている。
特開平9−324530号公報 特開2003−184467号公報 特許第2869636号公報 特開2001−12177号公報 特許第3995669号公報 特開2000−213265号公報
しかしながら、固定手段を支柱に直接取り付けるのでは、梯子の用途が特定されてしまう。また、連結棒を介して仮設足場保持具をボルトなどで着脱自在に支柱に取り付ける方法は、左右のバランスを保ち難く、確実性に欠け、磁石の吸磁力を利用して建造物に固定する方法は、床や梁、壁面などには適用できない。さらに、ロープやベルトなどで建造物と梯子とを結束して固定する方法は、取り付けや携行には便利であるが、ロープやベルトを踏桟に取り付けるのでは十分な踏み幅を確保できないうえ、踏桟に手をかけて重量物を運搬する場合には梯子がぐらつく恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑み、仮設足場や建造物(木造・鉄骨構造など)に梯子を立て掛けて昇降する場合に、梯子が前後左右にぐらついたり、スリップしたりしないように、左右の支柱をバランス良くしっかりと固定し、かつ十分な踏み幅が確保される万能型梯子固定具を提供することを目的とする。
本発明の万能型梯子固定具は、仮設足場又は建造物に立て掛けた梯子の前後左右の動きを規制する規制部材を備え、該規制部材を該梯子の支柱相互間に着脱自在に配置して該梯子を固定することを特徴とする。
このように、梯子の支柱相互間に、梯子の前後左右の動きを規制する規制部材を着脱自在に配置して固定すれば、梯子の昇降りに何らの支障もなく、梯子を確実に固定することができる。
また、上記規制部材は、上記支柱の対向面それぞれに当接して上記梯子の左右の動きを規制する左右規制部材と、上記左右規制部材に係合され、上記支柱それぞれを掛止して上記梯子の前後の動きを規制する前後規制部材と、を備え、上記左右規制部材を螺子又は所定の把持具を用いて上記仮設足場又は上記建造物に着脱自在に固定することができる。
このように、上記規制部材を左右規制部材と前後規制部材とで構成すれば、左右規制部材を螺子又は所定の把持具を用いて、仮設足場や建造物のさまざまな場所に、着脱自在にバランスよく固定し、安全に昇降作業ができる。
また上記左右規制部材は、上記支柱の対向面の一方に当接する当接面、及び上記仮設足場又は上記建造物に固定する、該当接面に垂直な固定面を有する一対の主部材と、上記当接面を向い合せにして重ね合わせた上記固定面相互を摺動自在に継合する一対の継合部材とを備えることにしても、あるいは上記主部材それぞれは、上記固定面の長手方向に延びる長溝穴と、該長溝穴の延長線上に配置された小孔とを有するものであって、上記左右規制部材は、上記主部材のうちの一方の上記小孔と、他方の上記長溝穴とを重ね合わせ、上記継合部材により該主部材相互を摺動自在に継合して形成されたものであってもよい。
このように、左右規制部材を一対の主部材で摺動自在に構成すれば、踏み幅の異なるさまざまな梯子の左右のぐらつきを確実に抑制することができる。
さらに、上記前後規制部材は、上記当接面の裏側に複数位置で係合する係合面、及び該係合面に垂直な、上記支柱を掛止する掛止面を有する一対の副部材と、上記当接面の裏側に所定位置で係合した上記係合面を、該位置で固定する固定部材とを備えることが好ましい。
このように、前後規制部材を一対の副部材で構成し、主部材に複数位置で係合するようにすれば、様々な梯子の支柱を掛止することができる。
そして、上記主部材は、上記当接面の裏側の面に所定の螺子が固定されたものであり、上記副部材は、上記係合面に、上記主部材の上記螺子が自在に通過する階段溝穴を有するものであって、該階段溝穴を通過した該螺子に上記固定部材を螺合することにより上記主部材に固定されることも、上記主部材は、上記当接面の裏側の面に所定の螺子が固定されたものであり、上記副部材は、上記係合面に、上記主部材の上記螺子が自在に貫通する複数の孔を有するものであって、該複数の孔の何れかを貫通した該螺子に上記固定部材を螺合することにより上記主部材に固定されることも好ましい。
このように、副部材が主部材に係合する係合面に階段溝穴を作ったり、複数孔を作ったりして螺子で固定すれば、サイズの異なるさまざまな梯子の前後の動きを確実に抑制することができる。
また、上記把持具は、上記主部材の上記固定面を上記建造物の平面部と共に挟持する挟持部材と、該固定面を該平面部に押圧する押圧部材とを有することも好ましく、上記把持具は、上記主部材の上記螺子穴に螺着された、上記仮設足場を把持するクランプであることも好ましい。
このような把持具を用いて左右規制部材を固定すれば、木造家屋のみならず、鉄パイプを使った仮設足場やH型鋼で骨格を作った建造物であっても確実に梯子を固定することができる。
さらに、主部材の当接面や、副部材の掛止面に弾性部材が貼着されていれば、支柱との摩擦を緩和することができる。
本発明の万能型梯子固定具は、梯子の上部又は下部を螺子等で木造建造物に確実に固定できるうえ、パイプ用クランプなどの把持具を用いれば、鉄パイプを用いた仮設足場やH型鋼などの骨材に梯子の上部又は下部をしっかりと固定できる。また、梯子の昇降には影響を与えないように支柱相互間に配置して、支柱の対向面や支柱の外側の面に当接、又は掛止めして、梯子の前後左右の動きを規制するので、十分な踏み込み幅が確保され、かつ重量物を運搬するため踏桟に手を掛けても梯子がぐらついたり、スリップしたりすることがない。さらに、梯子のサイズや立て掛ける角度に応じて支柱の対向面に当接する部材相互の間隔を調整することや、支柱の外面に掛止める部材の長さや角度を調整することができるので、踏み幅が異なる梯子や接地部付近が広がっている梯子などにも適用することができる。
図1は、第1の実施形態の万能型梯子固定具を示す正面図である。 図2は、第1の実施形態の万能型梯子固定具を示す平面図である。 図3は、左右規制部材の主部材を示す平面図である。 図4は、左右規制部材の主部材の正面図(部分)である。 図5は、左右規制部材の主部材の内側面である。 図6は、前後規制部材の副部材の正面図である。 前後規制部材の副部材の側面図である。 固定部材の側面図である。 図9は、本実施形態の万能型梯子固定具を用いて梯子を木造の家屋の床面に固定する場合の例を示す正面図である。 図10は、本実施形態の万能型梯子固定具を用いて梯子を木造の家屋の床面に固定する場合の例を示す平面図である。 図11は、本実施形態の万能型梯子固定具をH型鋼に固定する場合の例を示す図である。 図12は、本実施形態の万能型梯子固定具にパイプ用クランプを螺着して仮設足場に固定する場合の例を示す図である。 図13は、第2の実施形態の前後規制部材を示す側面図である。 図14は、第2の実施形態の前後規制部材を示す正面図である。 図15は、左右規制部材との係合状態を示す図である。
以下に、本発明の梯子固定具の第1の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2は、第1の実施形態の万能型梯子固定具を示す図であり、図1は、正面図、図2は、平面図を示す。
図1及び図2に示すように、本実施形態の万能型梯子固定具1は、梯子の左右の動きを規制する左右規制部材10と、その左右規制部材10に係合され、梯子の前後の動きを規制する前後規制部材20と、を備えている。そして、左右規制部材10は、矩形の金属板をL字型に形成してなる一対の主部材11と、主部材相互を摺動自在に継ぎ合わせるリベット(本発明の継合部材に相当する。)12と、により構成される。また、前後規制部材20は、矩形の金属板をL字型に形成してなる一対の副部材21と、副部材を主部材に固定する雌螺子(本発明の固定部材に相当する。)22と、により構成される。
図3から図5は、左右規制部材の主部材を示す図であり、図3は、一対の主部材の平面図、図4は、主部材の正面図(部分)、図5は、主部材の内側面を示す。
図3から図5に示すように、一対の主部材11それぞれは、梯子の支柱の対向面の一方に当接する当接面15と、当接面15に垂直な、仮設足場又は建造物に固定される固定面16とを有する。そして、当接面15には、支柱の対向面と接触したときの摩擦を緩和するためにゴム板(本発明の弾性部材に相当する。)17が貼着されている。また当接面15の裏側、すなわちゴム板17が貼着されていない面の中央上部には、雌螺子13が溶接又は接着されて固定されている。固定面16には、長手方向に延びる長溝穴18と、主部材11相互を継ぎ合わせるリベット12が挿入される小孔19とが設けられ、長溝穴18を挟んで小孔19と反対側に、仮設足場の横桟を把持するクランプ(本発明の一把持具に相当する。)を螺着する螺子穴14が設けられている。
リベット12の径は、長溝穴18よりも小径であるうえ、小孔19は長溝穴18の延長線上に設けてあるので、一方の主部材11の小孔19と、他方の主部材11の長溝穴18とを重ね合わせて、主部材11相互をリベット12で継合した左右規制部材10は、主部材11相互が自在に摺動する。
ここで、本実施形態の当接面15の、固定面16と突合する辺の反対側の辺15aは、梯子を立て掛ける角度に合わせて、斜めにカットされているが、辺15aは、必ずしも斜めにカットする必要はない。また、本実施形態の固定面16には、中央に一條の長溝穴18を設けているが、長溝穴18は、必ずしも一条である必要はなく、長手方向の両側端に二條設けてもよい。
図6から図8は、前後規制部材を示す図であり、図6は、副部材の正面図、図7は、副部材の側面図、図8は、固定部材の側面図を示す。
図6から図8に示すように、副部材21は、主部材当接面15の裏側の面に係合する係合面25と、その係合面25に垂直な、支柱を掛止する掛止面26とにより構成される。そして、掛止面26には、支柱と接触したときの摩擦を緩和するためにゴム板17が貼着されている。一方、係合面25には、主部材11の当接面裏側に固定された雌螺子13が自在に通過する階段溝穴27があり、その階段溝穴27は、中央縦に一直線に設けられた縦溝穴27aと、その縦溝穴27aに連なり、左右交互に横に設けられた横溝穴27bとがある。
この階段溝穴27の何れかの位置に当接面15裏側の雌螺子13を係止し、雄螺子22をその雌螺子13にねじ込むことにより、係合面25を当接面15の裏側に螺着することができる。その結果、副部材21を主部材11に固定することができる。このとき、当接面15の裏側に螺着される係合面25の位置と角度を調整することにより、支柱を副部材21の掛止面26で掛止することができる。
ここで、本実施形態の係合面25の、掛止面26と突合する辺25aは、梯子を立て掛ける角度に合わせて、斜めにカットされているが、辺25aは、必ずしも斜めにカットする必要はない。また、本実施形態の階段溝穴27は、縦溝穴27aと横溝穴27bとにより構成されているが、階段溝穴27は、必ずしもこの構成に限定する必要はない。
図9及び図10は、本実施形態の万能型梯子固定具を用いて梯子を木造の家屋の床面に固定する場合の例を示す図であり、図9は、正面図、図10は、平面図である。
図9及び図10に示すように、本実施形態の万能型梯子固定具1は、左右規制部材10と前後規制部材20とからなる。左右規制部材10は、梯子の支柱30の対向面30aの一方に当接する当接面15と、当接面15に垂直な、仮設足場又は建造物に固定される、長溝穴18のある固定面16とを備えた一対の主部材11と、主部材11相互を摺動自在に継ぎ合わせるリベット12と、により構成され、当接面にゴム板17が貼着されている。
また前後規制部材20は主部材の当接面の裏側に係合する係合面25(図にあらわれない)と、その係合面25に垂直な、支柱を掛止する掛止面26(図にあらわれない)とを備えた一対の副部材21と、副部材21を主部材11の当接面裏側に固定する雌螺子22と、により構成され、掛止面26にゴム板17が貼着されている。
本実施形態の万能型梯子固定具1を用いて梯子を木造家屋の床面に固定する場合には、例えば、左右規制部材10の主部材11を摺動させて、左右の当接面15それぞれを梯子の支柱30の対向面30aそれぞれに当接させる。そして、固定面16にある長溝穴18の少なくとも2か所に、木螺子5をねじ込んで左右規制部材10を床面40に固定する。次に、それぞれの雄螺子22を緩めて、主部材11の当接面15裏側の雌螺子13に螺着された左右係合面25の螺着位置と角度を調整する。そして支柱が掛止面26によって掛止される螺着位置と角度で、雄螺子を締め、左右係合面25を固定する。
ここでは、本実施形態の万能方梯子固定具1で梯子の上部を床面40に固定する場合について説明したが、梁や壁面に固定する場合も、また、梯子の下部を固定する場合も、これと同様に行うことができる。ただし、梯子の下端が地面又はコンクリートなどに接する場合には、梯子の下端付近に角材を渡し、その角材を建造物に固定する一方、その角材に本実施形態の万能型梯子固定具1を固定することにすれば、梯子をしっかりと固定することができる。
図11は、本実施形態の万能型梯子固定具をH型鋼に固定する場合の例を示す図であり、図12は、本実施形態の万能型梯子固定具にパイプ用クランプを螺着して仮設足場に固定する場合の例を示す図である。
図11に示す万能型梯子固定具1は、図2のA−A’面をH型鋼に固定する場合の例である。図11に示すように、H型鋼41に万能型梯子固定具1を載置し、挟持部材6aとビス(本発明の押圧部材に相当する。)6bとからなる把持具6を用いて、主部材11の固定面16とH型鋼41の平面部41aとを挟持部材6aで挟み、ビス6bで主部材11を押圧することにより、万能型梯子固定具1をH型鋼41に確実に固定することができる。
ここでは、建造物の平面部がH型鋼の場合について説明したが、建造物の平面部はH型鋼に限定する必要はなく、床面などにも適用される。
図12に示す万能型梯子固定具は、図2のB−B’面を仮設足場用鉄パイプに固定する場合の例である。図12に示すように、主部材の固定面16に設けた螺子穴14にパイプ用クランプ7を螺子で固定する。そして、そのパイプ用クランプ7で仮設足場用鉄パイプ42を保持することにより、万能型梯子固定具1を仮設足場用鉄パイプ42に確実に固定することができる。
ここでは、仮設足場の係合部材として、パイプ用クランプの例を説明したが、係合部材は、パイプ用クランプに限定されない。
本実施形態の万能型梯子固定具1において、主部材11は、厚さ2mm乃至3mm程度のSUS板を直角に折り曲げて形成し、副部材21は、厚さ2mm乃至3mm程度のSUS板を斜めに、あるいは直角に折り曲げて形成しているが、必ずしもこれに限る必要はなく、アルミ板を折り曲げてL字型に形成しても、鉄板を溶接してL字型に形成してもよいし、強化プラスチックを成形してL字型に形成してもよい。
主部材11の当接面15、及び副部材21の掛止面26に貼着されるゴム板17は、厚さ3mm乃至5mm程度のものを使用しているが、弾性部材は、必ずしもゴム板に限る必要はなく、ウレタン樹脂を使用してもよい。また、踏み幅が300mmの梯子を固定する万能型梯子固定具1は、例えば主部材11の固定面16の長さは285mm、長溝穴18の長さは220mm程度であればよく、この寸法に設定された万能型梯子固定具1は、左右規制部材10を最大に延ばせば、500mm程度の踏み幅の梯子まで適用することができる。従って、500mm以上、700mm程度の踏み幅の梯子に適用するには、主部材11の固定面16の長さ380mm、長溝穴の長さ315mm程度の万能型梯子固定具1を準備すればよい。
そして、副部材21の係合面25の階段溝穴27を左右に複数段設ければ、掛止面26によって支柱が掛止される高さを任意に設定することができ、かつ係合面25を係止する角度も自由に設定できるので、鉄パイプを用いた仮設足場、木造建築、鉄骨を用いたALC建築など、土木・建築現場で使用されるさまざまなサイズの梯子に適用することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態の万能型梯子固定具について説明する。第2の実施形態の万能型梯子固定具は、第1の実施形態に比べて、前後規制部材は相違するが、それ以外は共通する。したがって、相違する前後規制部材について説明する。
図13から図15は、第2の実施形態の前後規制部材を示す図であり、図13は、側面図、図14は、正面図、図15は、左右規制部材との係合状態を示す図である。
図13及び図14に示すように、本実施形態の前後規制部材20は、矩形の金属板又は金属棒、あるいは強化プラスチックをL字型に形成してなる一対の副部材21と、副部材21を主部材11に固定する押さえ板28及び雄螺子(本発明の固定部材に相当する。)22と、により構成される。副部材21は、主部材11に係合する係合面25と、その係合面25に垂直な、支柱を掛止する掛止面26とを有する。副部材21の係合面25には、主部材11の当接面の裏側に固定された雌螺子13が貫通する複数の孔25aが設けてある。
図15に示すように、副部材21の掛止面26で支柱が掛止できる係合面25の孔25aの位置を選択し、選択した孔25aに雌螺子13を係合させ、押さえ板28を介して、雄螺子22のついた摘み螺子を螺合する。
本実施形態の主部材11の当接面15及び副部材21の係合面25は、梯子を立て掛ける角度に合わせて、斜めにカットされていないが、斜めにカットしてもよい。また、本実施形態の係合面25には、複数の孔25aが縦一列に設けてあるが、孔25aは、必ずしも縦一列である必要はなく、ジグザグに設けてもよい。
1 万能型梯子固定具
5 木螺子
6 把持具
6a 挟持部材
6b ビス
7 パイプ用クランプ
10 左右規制部材
11 主部材
12 リベット
13 雌螺子
14 螺子穴
15 当接面
16 固定面
17 ゴム板
18 長溝穴
19 小孔
20 前後規制部材
21 副部材
22 雄螺子
25 係合面
25a 孔
26 掛止面
28 押さえ板
30 支柱
30a 対向面
40 床面
41 H型鋼
41a 平面部
42 仮設足場用鉄パイプ

Claims (7)

  1. 仮設足場又は建造物に立て掛けた梯子の支柱相互間に着脱自在に配置して該梯子を固定する万能型梯子固定具であって、
    前記支柱の対向面の一方に当接する当接面、及び前記仮設足場又は前記建造物に固定する、該当接面に垂直な固定面を具備する一対の主部材、並びに該当接面を向い合せにして重ね合わせた該固定面相互を摺動自在に継合する一対の継合部材を有し、該当接面それぞれを該支柱の対向面それぞれに当接して前記梯子の左右の動きを規制する左右規制部材と、
    前記当接面の裏側に複数位置で係合する係合面、及び該係合面に垂直な、前記支柱を掛止する掛止面を具備する一対の副部材、並びに該当接面の裏側に所定位置で係合した前記係合面を、該位置で固定する固定部材を有し、該支柱それぞれを掛止して前記梯子の前後の動きを規制する前後規制部材と、を備え、
    前記左右規制部材を螺子又は所定の把持具を用いて前記仮設足場又は前記建造物に固定することを特徴とする万能型梯子固定具。
  2. 前記主部材は、前記当接面の裏側の面に所定の螺子が固定されたものであり、
    前記副部材は、前記係合面に、前記主部材の前記螺子が自在に貫通する複数の孔を有するものであって、該複数の孔の何れかを貫通した該螺子に前記固定部材を螺合することにより前記主部材に固定されることを特徴とする請求項1記載の万能型梯子固定具。
  3. 前記主部材は、前記当接面の裏側の面に所定の螺子が固定されたものであり、
    前記副部材は、前記係合面に、前記主部材の前記螺子が自在に通過する階段溝穴を有するものであって、該階段溝穴を通過した該螺子に前記固定部材を螺合することにより前記主部材に固定されることを特徴とする請求項1記載の万能型梯子固定具。
  4. 前記当接面及び前記掛止面は、弾性部材が貼着されたものであることを請求項1記載の万能型梯子固定具。
  5. 前記把持具は、前記主部材の前記螺子穴に螺着された、前記仮設足場を把持するクランプであることを特徴とする請求項1記載の万能型梯子固定具。
  6. 前記把持具は、前記主部材の前記固定面を前記建造物の平面部と共に挟持する挟持部材と、該固定面を該平面部に押圧する押圧部材とを有することを特徴とする請求項1記載の万能型梯子固定具。
  7. 前記主部材それぞれは、前記固定面の長手方向に延びる長溝穴と、該長溝穴の延長線上に配置された小孔と、該長溝穴を挟んで該小孔と反対側に、前記仮設足場を把持する把持具を螺着する螺子穴とを有するものであって、
    前記左右規制部材は、前記主部材のうちの一方の前記小孔と、他方の前記長溝穴とを重ね合わせ、前記継合部材により該主部材相互を摺動自在に継合することにより形成されることを特徴とする請求項1記載の万能型梯子固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3686391A1 (fr) * 2019-01-25 2020-07-29 SADE - Compagnie Generale de Travaux d'Hydraulique Dispositif de maintien configuré pour maintenir une échelle contre une surface

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