JP4484929B2 - リモート無線ユニットと集中型無線基地局との間のインターフェイス方法 - Google Patents

リモート無線ユニットと集中型無線基地局との間のインターフェイス方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムで使用される無線基地局技術に関し、より詳細には、リモート無線ヘッド(RRH)技術を使用する集中型無線基地局システム内のリモート無線ユニットと、集中型無線基地局(Centralized Radio Base Station)との間のインターフェイス方法に関する。
1.集中型無線基地局(CBTS)及び無線信号伝送
図1Aに示されるように、移動通信システムでは、無線アクセス・ネットワークは、典型的には、無線基地局(BTS)と、主にベース・バンド処理サブシステム、無線周波数(RF)サブシステム、アンテナ等から構成され、無線信号の送信、受信、及び処理を行う責任を負う複数のBTSを制御する基地局制御装置(BSC)又は無線ネットワーク制御装置(RNC)とから構成され、BTSは、図1Bに示されるように、複数のアンテナを用いることによって様々なセルをカバーすることができる。
移動通信システムでは、高層ビルの室内カバレージ、カバレージ・ホール、影部のカバレージ等従来のBTS技術によっては解決がより困難な無線ネットワーク・カバレージの問題があり、RRH技術は、上記の諸問題を解決するものとして提案されるより有効な解決策である。RRH技術を使用するBTSシステムでは、1次無線周波数ユニットと、アンテナとが、カバレージを提供するのに必要とされる領域に設けられ、広帯域伝送回線を介してBTS内の他のユニットに接続される。
この技術は更に、RRH技術を使用するCBTS技術に発展される可能性もある。従来のBTSと比較すると、RRH技術を使用するCBTSは、例えば、集中型構造を用いることにより、幾つかのマイクロ・セルを使用して従来のBTSに基づくマクロ・セルを置き換えることが可能となり、従って当該構造がより良い形で様々な無線環境に適合され得、システム容量やカバレージ等の無線性能を高めることができる点、集中型構造を用いることにより、従来のBTSのソフト・ハンドオフをよりソフトなハンドオフで置き換えることが可能となり、従って追加的な処理利得が得られる点、集中型構造を用いることにより、ベース・バンド信号の有益な処理資源を幾つかのセルによって共用される資源プールとすることも可能となり、従って統計的多重化の利点がもたらされ、システム費用も減少する点等、多くの利点を有する。参照により本明細書に組み込まれる次の各特許、即ち、1995年3月23日に出願された米国特許第5657374号「Cellular system with centralized base stations and distributed antenna units」と、1999年6月28日に出願された米国特許第6324391号「Cellular communication with centralized control and signal processing」とは、RRH技術を使用するCBTSに関する幾つかの実装形態の詳細を開示する。
図2に示されるように、RRH技術を使用するCBTSシステム200は、中央チャネル処理メイン・ユニット(MU)(又は中央チャネル処理サブシステム)201と、一体的に設置される複数のリモート無線ユニット(RRU)2041、2042、...、204Mとから構成され、MUと、RRUとは、広帯域伝送リンク又はネットワークを介して互いに接続される。BSC/RNCインターフェイス・ユニットは、BTSとBSC/RNCとの間のインターフェイスに関するユーザ・プレーン処理と、シグナリング・プレーン処理とを実施する責任を負う。中央チャネル処理サブシステム201は主に、チャネル処理資源プール(channel processing resource pool)202、信号経路分散ユニット(signal route distribution unit)203等から構成され、チャネル処理資源プール202は、複数のチャネル処理ユニット2021、2022、...、202Nを一緒に積み重ねることによって形成され、ベース・バンド信号処理等を実施するのに使用される。信号経路分散ユニット203は、様々なセル・トラフィックに従ってチャネル処理資源を動的に分散させて、複数のセル処理資源の効率的な共用を実現する。図2に示されるように、信号経路分散ユニット203は、MUの内部に加えてMUの外部の別個の機器としても構築され得る。RRU 2041、2042、...、204Mは主に、送信チャネル内の無線周波数電力増幅器、受信チャネル内の低雑音増幅器、アンテナ等から構成される(必ずしも全て図示されるわけではいない)。中央チャネル処理サブシステム201と、リモート無線ユニット(RRU)2041、2042、...、204Mとの間のリンクは、典型的には、光ファイバ、銅ケーブル、マイクロ波等の伝送媒体を使用することができ、伝送される信号は、サンプリング済みデジタル信号であることも、変調アナログ信号であることもあり、これらの信号は、ベース・バンド信号であることも、中間周波数信号であることも、無線周波数信号であることもある。
上述のRRH技術を使用する2つのBTSシステムでは、解決されるべき主要な問題は、RRUとMUとの間の無線信号伝送である。典型的には、アナログ信号伝送スキームを採用する方が容易であるが、アナログ中間周波数又はアナログ無線周波数信号伝送スキームが採用され、アナログ回線に例えば雑音等の妨害成分が生じ、伝送される信号の変調が非線形的な歪みを導入することになる。更に、アナログ伝送は、伝送回線の使用率を減少させ、大容量の多重化技術の実装の妨げとなる可能性がある。従って、大規模ネットワーキングでは、アナログ伝送スキームを採用することは、困難である。
これらの問題を解決するために、次の2つの特許、即ち、2002年6月11日に出願された「A soft BTS system based on remote fiber and its synchronization method」と題する中国特許出願第CN1464666号と、2003年7月2日に出願された(優先日:2002年7月2日)「The BTS system in mobile communication」と題する別の中国特許出願第CN1471331号とに、デジタル信号伝送スキームが、提案される。デジタル・ベース・バンド信号伝送スキームは、一般に、伝送帯域幅要件を可能な限り低減するために使用される。特許出願第CN1464666号では、光ファイバを使用してRRUとメインBTSとの間でデジタルI/Q(同相/直交)ベース・バンド信号を伝送する単純な方法しか開示されず、即ち、デジタルI/Qベース・バンド信号が、送信端で並列/直列変換を用いて直列データ・ストリームに変換され、次いで光送信機によって受信端に送信され、受信端で光受信機によって受信された後に直列/並列変換を用いてデジタルI/Qベース・バンド信号に復元される方法しか開示されない。特許出願第CN1471331号は、物理レイヤでイーサネット(登録商標)技術を使用する伝送技術を提案し、この技術は、イーサネット(登録商標)MAC(媒体アクセス制御)フレームの代わりに特別に定義された連続ビット・ストリーム・フォーマットを使用する。現在、CPRI(Common Public Radio Interface)と称する企業組織も、RRUとメインBTSとの間のデジタル・ベース・バンド伝送の標準化に取り組んでおり、この技術仕様は、Webサイト(http://www.cpri.info/spec.html)から取得され得る。この技術仕様は、特許第CN1471331号で採用されるのと同様の技術を採用し、即ち、物理インターフェイスは、1000MB又は10GBイーサネット(登録商標)規格を使用し、これよりも上位のレイヤは、ユーザ定義された連続ビット・ストリーム・フォーマットを使用するが、CPRIは、2地点間リンクしかサポートしない。上述の既存技術は、成熟した伝送技術でなく伝送レイヤ技術に特有のプロトコル仕様を採用するので、実用的なシステムによる検証が未だなされていない多くの潜在的な技術的問題が存在し、技術開発及び製品開発期間がより長くなり、ネットワーク構築費用がより高額となり、このため、大規模ネットワーキングでの既存技術の使用に不都合が生じる。
2.ジェネリック・フレーミング・プロシージャ(GFP)
ジェネリック・フレーミング・プロシージャ(GFP)は、ITU−T及びANSIから共同で推奨され、ブロック符号のデータ・ストリーム又はパケット・タイプを、典型的には例えばSDH(同期デジタル・ハイアラーキ)やOTN(光伝送ネットワーク)のような新しい技術である連続バイトの同期伝送チャネル(continuous byte synchronization transmission channel)に適合させるのに使用され、これらの詳細な技術仕様については、参照により本明細書に組み込まれるITU−T G7041、又はANSI T1X1.5/2000−024R3を参照してもよい。GFPは、PDU(プロトコル・データ単位)をサポートするフレーム・マッピングGFP(GFP−F)と、ブロック符号をサポートするトランスペアレントGFP(GFP−T)とに分類され得、GFP−Fは、プロトコル・パケットをIP/PPP(インターネット・プロトコル/2地点間プロトコル)、MPLS(マルチ・プロトコル・ラベル・スイッチング)、イーサネット(登録商標)MAC(媒体アクセス制御)等に適合させる際に使用され得、GFP−Tは、ブロック符号文字ストリームを1000MBイーサネット(登録商標)回線などに直接適合させるのに使用され得、従って非常に少ない時間遅延の幾つかの適用要件が満足される可能性があるが、GFP−Tの伝送帯域幅利用率は、GFP−Fの伝送帯域幅利用率よりも低くなる。
図3には、GFP−Tタイプのフレーム構造が概略的に示される。GFP−Tフレームは、コア・ヘッダーと、ペイロード部とから構成される。更に、ペイロード部は、ペイロード・ヘッダーと、ペイロードと、選択可能なペイロードのFCS(フレーム・チェック・シーケンス)とを含む。コア・ヘッダーは、ペイロードの長さを示すPLIフィールドと、コア・ヘッダー誤り制御フィールド(cHEC)とを含み、cHECは、ATM(非同期伝送モード)セル描写と同様のGFPフレーム描写としての機能を有すると共に、コア・ヘッダーの誤り保護も実現する。ペイロード・ヘッダーは、ペイロード・タイプを示し、tHECによる誤り保護を実現するが、ここで、ペイロード・タイプ識別子(PTI)は、それ自体が「000」であるときは、GFP−Tフレームがユーザ・データを搬送していることを示し、それ自体が「100」であるときは、GFP−Tフレームがクライアント管理情報を搬送していることを示し、ペイロードのFCSインジケータ(PFI)は、ペイロードのFCSが存在するかどうかを示し、ユーザ・ペイロード識別子(UPI)とPTIとは合わせて、ペイロード内のユーザ・データ又はクライアント管理情報のタイプを示す。更に、拡張ヘッダー識別子(EXI)は、選択可能な拡張ヘッダーの存在と、そのタイプとを示す。現在、拡張ヘッダーの典型的な使用例は、チャネル識別子(CID)を提供することであり、従って、複数の別々のクライアント信号の多重化をサポートすることである。図3に示されるように、GFP−Tフレーム内のペイロードは、ある順序に従う64B/65B符号化ブロックから形成される固定長のスーパー・ブロックである。トランスペアレントGFPの直接的な適合は現在、8B/10B伝送路符号のブロック符号文字ストリームを使用する故に、64B/65B符号化ブロックは、ユーザ・データ文字と、制御文字とを含み、従って、64B/65B符号化ブロック内に制御文字が存在するかどうかを示すために、フラグ・ビットが、使用される。この場合、制御文字の高位4ビットは、元の8B/10Bの符号ストリーム内の後続の制御文字の指示(indication)及び制御符号位置の指示として使用され、低位4ビットは、制御符号自体を伝送するのに使用される。
クライアント信号の伝送を確実に行うために、伝送チャネルの帯域幅、例えばSDH/OTN等は、GFPフレームで必要とされる帯域幅よりも多少広いものであるべきである。GFP−Tフレーム内の各スーパー・ブロックのサイズは、536ビットであるので、GFP−Tフレームのビット長Lは、
L=Loverhead+536・N (1)
と表され得、
上式で、Nは、GFP−Tフレーム内のスーパー・ブロックの数であり、Loverheadは、GFP−Tフレーム内のコア・ヘッダー、ペイロード・ヘッダー、選択可能なペイロードのFCS等のオーバーヘッドの長さである。各スーパー・ブロックが、512ビットのクライアント信号ストリームを搬送することができるものとし、元のクライアント信号の転送速度が、Bビット/秒であり、SDH/OTN等の伝送チャネル帯域幅が、Bビット/秒である場合は、GFP−T内のスーパー・ブロックの数Nは、次式を満足することになる。
Figure 0004484929
従って、GFP−Tで上記の条件を満足するのに必要とされるスーパー・ブロックの最小数Nは、
Figure 0004484929
となり、記号
Figure 0004484929
は、xよりも大きい又はxと等しい最小の整数を示す。
(発明の概要)
従って、既存技術におけるRRUとメインBTSとの間の無線信号伝送の諸問題を解決するために、本発明の一目的は、RRH技術を使用するCBTSシステム内のRRUとMUとの間のインターフェイス方法を提供することである。本発明は、GFP技術に基づいてRRUとMUとの間でデジタル無線信号を伝送する方法を提案する。この方法は、特定の伝送技術の必要なしに、成熟した同期デジタル・ハイアラーキ(SDH)/光伝送ネットワーク(OTN)伝送ネットワーク技術を直接使用して、RRUとメインBTSとの間のデジタル無線信号伝送を実現し、従って、信号伝送に必要とされる管理及び保守業務並びにネットワーキング費用も削減する。
本発明の一態様によれば、リモート無線ヘッド(RRH)技術を使用する集中型無線基地局システム内の中央チャネル処理メイン・ユニット(MU)と、1つ又は複数のリモート無線ユニット(RRU)との間で信号を伝送する方法が、提案される。前記MUと前記1つ又は複数のRRUとの間の伝送チャネルは、同期デジタル・ハイアラーキ(SDH)/光伝送ネットワーク(OTN)を使用し、前記方法は、前記MUと前記リモート無線ユニット(RRU)との間の通信インターフェイスを、主にユーザ・データに関するI/Qサンプリング・データを搬送するユーザ・プレーンと、主に制御シグナリングに関するデータを搬送する制御プレーンとに分割するステップと、前記ユーザ・プレーンによって搬送される前記ユーザ・データに関する前記I/Qサンプリング・データを、I/Qデータ・フレーム適合レイヤを介してI/Qデータ・フレームの形に形成し、次いで、前記I/Qデータ・フレームを、ジェネリック・フレーミング・プロシージャ(GFP)を介してGFPフレームの形に形成し、当該フレームをSDH/OTN上に送出するステップと、前記制御プレーンの前記制御シグナリングを、ユーザ・データ・プロトコル(UDP)/インターネット・プロトコル(IP)及び/又は伝送制御プロトコル(TCP)/インターネット・プロトコル(IP)に基づいて搬送し、更に、IPパケットをPPPに基づいて搬送し、当該パケットをハイレベル・データ・リンク制御(HDLC)フレームの形に形成し、前記制御プレーンのシグナリングを含む前記HDLCフレームを、GFPの制御文字チャネルを介して前記SDH/OTN上に送出するステップとを含む。
なお、本発明の好ましい諸実施形態を添付の図面と併せて読めば、本発明が、より良く理解され、従って、本発明の各利点、特徴、及び有利な効果が、より明らかとなるであろう。
以下の本発明の詳細な説明を添付の図面と併せて読めば、本発明の各目的、利点、及び有利な効果が、より明瞭に理解されるであろう。
1.無線信号伝送及びRRU/MU間インターフェイス・プロトコル
図4は、本発明によるRRU/MU間インターフェイス・プロトコルの構造を示す。このインターフェイスは、ユーザ・プレーンと、制御プレーンとから構成される。ここで、ユーザ・プレーンは主に、ユーザ・データに関するI/Qサンプリング・データを搬送する。I/Qサンプリング・データはまず、I/Qデータ・フレーム適合レイヤを介してI/Qデータ・フレームの形に形成された後、GFP−Tを介してSDH/OTN上に送出される。制御プレーンの制御シグナリングは、UDP(ユーザ・データ・プロトコル)/IP及び/又はTCP(伝送制御プロトコル)/IPに基づいて搬送され、IPパケットは、PPPに基づいて搬送され、HDLC(ハイレベル・データ・リンク制御)フレームの形に形成される。最終的に、制御プレーンのシグナリングを含むHDLCフレームが、GFP−Tの制御文字チャネルを介してSDH/OTN上に送出される。
RRUは、典型的には、1つ又は複数の搬送波周波数をサポートすることができ、従って、RRU/MU間インターフェイス・プロトコルは、複数の搬送波周波数の無線信号の伝送をサポートすべきである。更に、実用的な無線BTSシステムでは、拡大された無線性能を達成するために、マルチ・アンテナ技術が、より頻繁に採用される。マルチ・アンテナ技術は、例えば送信ダイバシティ、受信ダイバシティ、マルチ・アンテナ送受信(MIMO)、スマート・アンテナ又はアレイ・アンテナ等の技術を含む。マルチ・アンテナ技術を採用する無線BTSシステムでは、各アンテナ信号間に厳密な時間及び位相関係が存在し、従って、伝送中の各アンテナ信号の伝送時間遅延は、同じになることが必要とされる。従って、RRU/MU間インターフェイス・プロトコルは、同じ搬送波周波数に対応するマルチ・アンテナ信号の伝送をサポートし、伝送中の各アンテナ信号の伝送時間遅延が同じとなることを保証すべきである。
従って、本発明によれば、図5は、好ましいRRU/MU間インターフェイス・モードに関するGFPフレーム構造を示す。このインターフェイス・モードでは、時分割多重を使用して、RRUにおけるM個(M≧1)の搬送波周波数に対応する無線信号が、様々なスーパー・ブロック単位で伝送される。図5に示されるインターフェイス・モードで採用されるGFP−Tフレームでは、合計8バイトのコア・ヘッダーと、ペイロード・ヘッダーとは、拡張ヘッダーを使用せずにITU−T/ANSIのGFP標準に準拠し、GFP−Tフレームのペイロードでは、ペイロードのFCSは、任意選択であり、初期のM個のスーパー・ブロック(M×67バイト)は、それぞれM個の異なる搬送波周波数に対応し、この構造は、順次p回(P≧1)繰り返され、従って、GFP−Tフレーム内のスーパー・ブロックの合計数Nは、pMとなる。このスキームは事実上、GFP−Tの伝送帯域幅をM個の搬送波周波数に時分割多重するものであり、各搬送波周波数の無線信号の伝送は、互いに独立している。
図6は、かかるインターフェイス・モードのI/Qデータ・フレーム・フォーマットを示す。まず、各アンテナに由来するm番目(m=1,2,...M)の搬送波周波数のI/Qベース・バンド信号が、同じサンプリング時間で順次整列(arrange)され、この場合、各アンテナに由来するI/Qベース・バンド信号のサンプリング値の順序は、アンテナ・アレイ又はアンテナ群の空間位置順序と同じになり、同じアンテナに由来するI/Qベース・バンド信号のサンプリング値は、直交成分のサンプリング値と、同相成分のサンプリング値とに従って順次整列される。従って、アンテナ数をDとし、サンプリング・ビット幅をW(典型的には4〜20)とした場合、あるサンプリング時間における搬送波周波数のI/Qデータ長は、2WDビットとなる。I/Qデータ・フレームは、搬送波周波数に対応し、サンプリング時間の増分に従って順次整列されたL個のI/Qデータから構成され、従って、合計ビット長は、2WDLとなる。GFP−Tフレーミングでは、整列方法が、バイトに基づく故に、I/Qデータ・フレームのビット長は、8の倍数とすべきであり、即ち、当該ビット長は、WDL/4バイトとすべきであり、一方、I/Qデータ・フレームの長さは、フレーミング処理中に誘起される固有の時間遅延が減少するように、可能な限り短くすべきである。サンプリング・ビット幅と、アンテナ数とが、固定である故に、Lは、WDL/4が整数となる最小値である。例えば、あるRRUのアンテナ数Dを2とし、サンプリング・ビット幅Wを11とすれば、L=2となり、I/Qデータ・フレームの長さは、11バイトとなる。
図7は、別の好ましいRRU/MU間インターフェイス・モードのI/Qデータ・フレーム・フォーマットを示す。このインターフェイス・モードでは、RRUにおけるM個(M≧1)の搬送波周波数に対応する無線信号が、図7に示されるI/Qデータ・フレーム・フォーマットに従って多重化された後、GFP−Tを介して送出される。具体的にはまず、各アンテナに由来するm番目(m=1,2,...M)の搬送波周波数のI/Qベース・バンド信号が、同じサンプリング時間で順次整列され、この場合、各アンテナに由来するI/Qベース・バンド信号のサンプリング値の順序は、アンテナ・アレイ又はアンテナ群の空間位置順序と同じになり、同じアンテナに由来するI/Qベース・バンド信号のサンプリング値は、直交成分のサンプリング値と、同相成分のサンプリング値とに従って順次整列される。従って、あるサンプリング時間における搬送波周波数のI/Qデータ長は、2WDビットとなり、次いで、2MWDビットの長さのデータ・ブロックを形成するために、同じサンプリング時間におけるM個の搬送波周波数に由来するM個のI/Qデータが、順次整列される。最終的に、I/Qデータ・フレームを形成するために、L個のかかるデータ・ブロックが、サンプリング時間の増分に従って順次整列され、従って、合計ビット長は、2MWDLとなる。上記と同じ理由から、Lは、MWDL/4が整数となる最小値である。例えば、あるRRUのアンテナ数Dを2とし、サンプリング・ビット幅Wを11とし、搬送波周波数の数Mを3とすれば、L=2となり、I/Qデータ・フレームの長さは、33バイトとなる。
図4に示されるRRU/MU間インターフェイス・プロトコル構造において、I/Qデータ・フレーム及び制御プレーンのシグナリング・フレームの伝送は、例えば図8Aに示される。送信端で、I/Qデータが、I/Qデータ・フレーム適合レイヤを介してI/Qデータ・フレームの形に形成され、次いで、I/Qデータ・フレームが、伝送スケジューリング・ユニットによって処理され、64B/65B符号化ユニットによってGFP−Tのクライアント・データ・フレームを形成するために64B/65B符号化ブロックにマッピングされる。64B/65B符号化ブロックは、2種類の制御文字、即ち埋め込み文字(padding character)と、制御プレーンのシグナリング・フレーム文字とを含むと共に、I/Qデータ・フレームのデータ文字も含む。伝送スケジューリング・ユニットは、I/Qデータ・フレームと、制御プレーンのシグナリング・フレームとの伝送スケジューリングを行う責任を負う。具体的には、次のスケジューリング方法に従って、即ち、I/Qデータ・フレーム文字ストリームの入力バッファが空(null)であるが、制御プレーンのシグナリング・フレームの入力バッファが空でない場合には、制御プレーンのシグナリング・フレームが、制御文字として64B/65B符号化ユニットに入力され、そうでない場合には、埋め込み文字が埋め込まれるというスケジューリング方法に従って、制御プレーンのシグナリング・フレーム文字が、64B/65B符号化ユニットに入力される。次いで、GFP−Tフレームが形成された後、これが、VC(仮想コンテナ)/ODU(光チャネル・データ単位)のマッピング/連結ユニットによってVC/ODUの形に形成され、更に、SDH/OTNに基づく伝送を実現するために、STM−N/OTM−nフレームの形に形成される。
受信端の処理は、図8Bに示されるように、送信端の処理の逆である。まず、対応するVC/ODUが、STM−N/OTM−nフレームから分離され、次いで、それ自体のペイロードが抽出され、64B/65B符号化ブロックが、GFP−Tフレーム処理ユニットによって処理された後に取得され、その後、I/Qデータ・フレーム文字ストリームと、制御プレーンのシグナリング・フレーム文字ストリームとが、64B/65B復号化ユニットによって分離される。ここで、I/Qデータ・フレーム文字ストリームは、各アンテナに由来する各搬送波周波数のI/Qデータ・ストリームを取得するために、I/Qデータ・フレーム処理ユニットによって更に処理され、制御プレーンのシグナリング・フレーム文字ストリームは、図4に示される制御プレーンの様々なレイヤにおけるプロトコルに従って更に処理される。
上述の2つの異なるRRU/MU間インターフェイス・モードの差異は、GFP−Tフレーム上のI/Qデータ・フレームを多重化する際に採用されるモードが異なる点である。1番目のRRU/MU間インターフェイス・モードに関しては、送信端で、様々な搬送波周波数に対応するI/Qデータ・フレームが、形成され、次いで様々なスーパー・ブロック単位で送信される一方、受信端で、様々な搬送波周波数が、様々なスーパー・ブロックに従って同時に識別され、対応する搬送波周波数の各アンテナにおけるI/Qデータ・ストリームを取得するために、64B/65B復号化ユニットによって分離されたI/Qデータ・フレーム文字ストリームが、I/Qデータ・フレーム処理ユニットによって処理される。2番目のRRU/MU間インターフェイス・モードに関しては、送信端で、様々な搬送波周波数の各アンテナのI/Qデータが一緒に、I/Qデータ・フレームの形に形成される一方、受信端で、様々な搬送波周波数の各アンテナにおけるI/Qデータ・ストリームを取得するために、64B/65B復号化ユニットによって分離されたI/Qデータ・フレーム文字ストリームが、I/Qデータ・フレーム処理ユニットによって処理される。
先に論じたように、GFP符号では、64B/65B符号化ブロックの制御文字の内の低位4ビットだけが、制御符号を伝送するのに使用される一方、高位4ビットが、元の8B/10Bの符号ストリーム内の後続の制御文字の指示及び制御符号位置の指示として使用される。本発明は、8B/10B符号化を使用しない故に、制御文字は、埋め込み文字であること以外には制御プレーンのシグナリング・フレームを伝送する用途しかなく、従って、制御文字のビットを再定義する必要がある。図9は、説明上の非限定的な例として、制御文字のある種の定義を示し、ここで、最上位ビットb7の定義は、元のGFP符号の定義と同じであり、即ち、64B/65B符号化ブロック内の後続のバイトが制御文字であるかどうかを示し、b6は、制御文字が埋め込み文字であるかどうかを示すのに使用され、b5は、無線フレーム同期化指示(後段で詳細に説明)として使用され、b4は、将来のプロトコル拡張のために予約され、低位4ビットは、制御プレーンのシグナリング・フレーム文字ストリームを伝送するのに使用される。この場合、b6が、制御文字が埋め込み文字であることを示したときは、低位4ビットは、どのような値としてもよく、受信端で埋め込み文字として省略されることになる。
本発明によれば、GFPのクライアント管理フレームは、RRU/MU間インターフェイスにおけるGFPの伝送リンクを検査し維持するのにも使用され得る。GFPのクライアント管理フレームの使用は、ITU−T/ANSIのGFP標準に準拠する。このGFP標準では、GFPのクライアント管理フレームは、2種類のクライアント管理情報、即ち、クライアント信号障害(クライアント信号の損失)と、クライアント信号障害(クライアント文字同期化の失敗)とを搬送する。クライアント管理情報は、深刻な伝送エラー又はクライアント信号におけるGFPフレームの非同期化(GFPフレーム描写障害)が生じた場合に再同期化を実施して、通常のリンク通信を回復するよう送信端/受信端に適時に知らせるのに使用される。
更に、RRH技術を使用するBTSシステムでは、RRUの管理及び制御情報は、少なくとも次の3つの情報、即ち、リンクのセットアップ、修正、削除、動作モード・ネゴシエーション、転送速度ネゴシエーション、I/Qデータ・フレーム・フォーマット・ネゴシエーション等の制御シグナリングを含めたRRU/MU間インターフェイスのリンク制御、管理、及び保守シグナリングと、パラメータのセットアップ、オン/オフ制御、各RRU無線モデルの状態検査及び警告と、例えばソフトウェア/ファームウェアの更新、コンフィギュレーション管理等、RRUの動作及び保守情報とを有する。本発明によれば、RRU無線モデルのオン/オフ制御(後段で詳細に説明)等、厳密なタイミング要件を伴う動作を除き、上述の他の管理及び制御情報は、図4に示されるRRU/MU間インターフェイス・プロトコルの制御プレーン内にある。制御プレーンのシグナリングは、UDP/IP及び/又はTCP/IPに基づいて搬送される。UDP/IPに基づいて搬送される制御プレーンのシグナリングに関する典型的な一例は、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)メッセージであり、TCP/IPに基づいて搬送されるその典型的な一例は、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)、テルネット、及び上述の他の制御シグナリングである。先に説明されたように、制御プレーンのシグナリングは、GFP−Tの制御文字チャネルを介してSDH/OTN上に送出され、受信端で、制御プレーンのシグナリング・ストリームが、GFP−Tの制御文字チャネルから抽出され得るとしても、GFP−Tの制御文字チャネル自体は、パケット描写、高信頼伝送を含めたリンク・レイヤ機能を提供することはできず、従って、制御プレーンのシグナリングを搬送する上記のIPパケットは、PPPに基づいて搬送され、HDLCフレームの形に形成されることになる。
2.無線フレームの同期化及びRTTの推定
先に説明されたように、本発明は、制御文字の定義の際に無線フレーム同期化指示ビットを定義し、定義されたビットは、無線フレームを同期化し、往復伝送時間遅延(RTT)を測定するのに使用され得、その原理は、図10に示される。
まず、MU側の無線フレームのタイミングが、MUとリンクされた全てのRRUのタイミング基準となる。ダウン・ストリームで、無線フレームの開始時間が、MU側で確認されたときに、ダウン・ストリームI/Qデータ・ストリームが、GFP−Tを介してRRUに送られるが、埋め込み文字が、現時点で送信される場合には、当該文字の無線フレーム同期化指示ビット(図9ではb5)が、「1」にセットされ、I/Qデータ・フレーム文字が、現時点で送信される場合には、その時点で直ちに埋め込み文字を挿入し、当該文字の無線フレーム同期化指示ビットを「1」にセットする。それ自体の無線フレーム同期化指示ビットが「1」にセットされた制御文字をRRUが受信する時間は、RRU側の無線フレームの開始時間となる。RRU側の無線フレームのタイミングと、MU側の無線フレームのタイミングとの間には、伝送時間遅延を原因とするある遅延が存在する。
アップ・ストリームで、RRUが、ダウン・ストリームの無線フレーム同期化指示を受信したときに、アップ・ストリームI/Qデータ・ストリームが、やはりGFP−Tを介してMUに送られるが、埋め込み文字が、現時点で送信される場合には、当該文字の無線フレーム同期化指示ビット(図9ではb5)が、「1」にセットされ、I/Qデータ・フレーム文字が、現時点で送信される場合には、その時点で直ちに埋め込み文字を挿入し、当該文字の無線フレーム同期化指示ビットを「1」にセットする。上記と同様に、RRUからMUによって受信された無線フレーム同期化指示と、RRU側の無線フレームのタイミングとの間には、伝送時間遅延を原因とするある遅延が存在する。このように、往復伝送時間遅延(RTT)の推定値は、RRUからフィード・バックされる無線フレームの開始時間と、MU内の元の無線フレームのタイミングの開始時間との差を計算することによって取得され得る。
RRUが無線フレームのタイミングを取得する目的は、RRU無線モデル(無線電力増幅器や、周波数合成ユニット等)が、無線モデルのオン/オフ制御及びモード遷移、TDD(時分割多重)システムの送信/受信スイッチ等に関する動作を実施するために、しばしば無線フレームのタイミングに基づく厳密なタイミング要件を伴う周期制御を必要とする故に、RRUが、取得された無線フレームのタイミングを使用することによって(様々な制御信号の開始時間及び終了時間は、上記の制御プレーンのシグナリングによってパラメータとして構成され変更され得る)、上記の信号を周期的且つ局所的に生成することができる点にある。
更に、伝送時にある種の遅延ジッタが存在する故に、各RRUフレームによって受信された無線フレーム同期化指示にもある種のジッタが存在する恐れがあり、従って、無線フレームのタイミングの周期性は、円滑処理(Smooth Processing)を実施して、RRU側の正確な無線フレームのタイミングを達成するのに使用され得る。
3.RRUの時間遅延調整
TDDモードの無線インターフェイス技術に関しては、RRUによってそれぞれ実施されるアップ・ストリーム受信と、ダウン・ストリーム送信とが、同期化されることを保証する必要がある。TDDシステムの様々なセルにおけるアップ・ストリーム及びダウン・ストリームの送信/受信タイミングの非同期化は、セル間ハンドオーバの改良型タイミング調整に影響を及ぼす時間スロットの送信/受信干渉を様々なセルで引き起こすことになるので、各RRUの無線フレームのタイミングの同期化は、保証されなければならない。TDDシステムの様々なセル間の同期化に関する論述は、3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)の「TR25.836,NodeB Synchronization for TDD」を参照してもよい。FDD(周波数分割多重)の無線インターフェイス技術に関しては、様々なセル間の厳密な無線フレームの同期化が必要とされない場合は、RRUの時間遅延調整は、実施されないこともあり、必要に応じて実施されることもある。
様々な伝送時間遅延の故に、上記の方法を使用することによってMUから各RRUによって取得される無線フレームのタイミングは、互いに異なり、従って、TDDシステムに関しては、無線フレームのタイミングがCBTS内の様々なセル間で同期化されることを保証するために、RRUの時間遅延調整が、必要とされる。このため、本発明によれば、MUは、各RRUの無線フレームのタイミングが同じになるように、各RRUのRRTの変動を途切れなく追跡し、各RRU間の無線フレームのタイミングを同期化された状態に保つために、各RRUに関して取得されたRRT測定値を使用することによって、比較的早い段階又は遅い段階で、無線フレームのタイミングを各RRUに送ることができる。
図11は、RTTの測定値に基づく時間遅延調整を概略的に示す。図11では、上段のグラフは、基準タイミングであり、中段は、時間遅延調整前のRRUのタイミングであり、下段は、時間遅延調整後のRRUのタイミングであり、左側にある矢印は、MU側の各RRUに対応するフレームの開始時間を指し、中程にある矢印は、RRU側で受信されたフレームの開始時間を指し、右側にある矢印は、RRUからMUにフィード・バックされたフレームの開始時間を指し、基準タイミングの往復伝送時間遅延は、RTTであり、RRUの往復伝送時間遅延は、RTTである。図11Aでは、RRUのRTTは、基準タイミングのRTTよりも長く、即ち、ΔRTT=RTT−RTT>0であり、従って、MUは、RRU側で受信されるフレームの開始時間が基準タイミングと整列されることを保証するために、RRUに送られるフレームの開始時間を、
Figure 0004484929
だけ進める必要がある。図11Bの場合は、図11Aの場合と対照的に、RRUのRTTは、基準タイミングのRTTよりも短くなり、即ち、ΔRTT=RTT−RTT>0であり、従って、MUは、RRU側で受信されるフレームの開始時間が基準タイミングと整列されることを保証するために、RRUに送られるフレームの開始時間を、
Figure 0004484929
だけ遅らせる必要がある。
実際、上記の時間遅延調整は、アップ・ストリームの伝送時間遅延が、大部分の用途に適合されるダウン・ストリームの伝送時間遅延と同じであると仮定するが、アップ・ストリームの伝送時間遅延が、特定の用途のダウン・ストリームの伝送時間遅延と異なる場合は、各RRUに送られる無線フレームのタイミングの進み値/遅れ値(advanced/delay value)に、調整係数が、追加されてもよく、即ち、
Figure 0004484929
と訂正されてもよく、上式で、−1<γ<1であり、調整係数は、測定される経験値によって決定され得る。更に、上記の時間遅延調整における基準タイミングは、全てのRRUに関する時間遅延調整の基準であるが、基準タイミングの値の選択は、各RRU間の相対的なタイミング同期化には影響を及ぼさず、MU側の各RRUに対応する平均フレーム開始時間に影響を及ぼすものであり、従って、上記の基準タイミングは、MU側の各RRUに対応する平均フレーム開始時間によって決定される。
4.サンプリング・クロックの復元及び周波数の同期化
移動通信システムでは、BTS無線周波数ユニットの周波数安定度は、比較的高く、一般には0.05ppmの精度とする必要があり、従って、RRUは、高安定度の周波数基準を必要とする。一方、I/Qデータ・ストリームは、非同期のGFP−Tチャネルを介して受信端に送信されるので、受信端でI/Qデータ・ストリームを再構築するには、送信端のビット同期化クロックと同期をとるI/Qデータ・ストリームのビット同期化クロックを復元し、又は取得する必要がある。
RRH技術を使用するBTSシステムでは、MUは、常に高安定度の周波数基準を取得することができる一方、RRUは、高安定度の同期クロックを復元し、又は取得する必要がある。一方では、必要とされる周波数基準を無線周波数部分に供給するためであり、他方では、ダウン・ストリームのデジタル無線信号データ・ストリームを再構築し、これを使用することによってアップ・ストリームの無線信号データ・ストリームを生成するためである。従って、デジタル無線信号データ・ストリームのビット・タイミングと、RRUによって必要とされる高安定度の周波数基準とを獲得するために、2つの異なる方法が、使用され得る。1つの方法は、共通のグローバル・クロックを採用するものであり、典型的な一実装形態では、MUと各RRUはどちらも、高安定度の周波数基準をGPS(全地球測位システム)から獲得し、次いで、当該周波数基準をデジタル無線信号データ・ストリームのサンプリング・クロック・ソースとして使用する。別の方法は、適応型クロック復元を採用するものであり、この技術は、図12に示されるような位相同期ループ(PLL)を介して一定のデータ・ストリームのクロックを復元するために、伝送される連続的なデータ・ストリーム自体が、一定のビット・レートを有する特徴を使用する。
図12では、ダウン・ストリームで、MUは、MU自体のタイミングを提供することに加えて、高安定度の基準クロック・ソースを使用し、この基準クロック・ソースは、MU側のMU/RRU間インターフェイスの送信端に提供されるGFP−Tフレーミング及びVC/ODUマッピング・モデル等のタイミングを提供し、RRU側の受信端は、PLLを使用し、FIFO(先入れ先出し)に基づいて、デジタル無線信号データ・ストリームのクロックを復元する一方、当該クロックも、RRUの基準周波数ソースとなる。アップ・ストリームで、RRU側のMU/RRU間インターフェイスの送信端に提供されるGFP−Tフレーミング及びVC/ODUマッピング・モデル等は、ダウン・ストリームで取得された同期化クロックを使用してデータを送り、MU側の受信端は、MU内の上記の基準クロック・ソースを使用して、GFP−Tフレームの復号化及びVC/ODU逆マッピング・モデル等のタイミングを提供する。更に、送信端/受信端におけるSTM−N/OTM−nインターフェイスのクロックは、上記のクライアント・データ・クロックを使用せずに、SDH/OTN回線から直接抽出される。
本発明に関するRRUとCBTSとの間のインターフェイス方法は、添付の図面に関連して上記で開示されたが、本開示は、本発明を限定するものではない。本発明には、本発明の原理に従って本発明の添付の特許請求の範囲から逸脱することのない様々な修正及び改良を加えることができることが、当業者には理解されるであろう。
従来の移動通信システムにおける無線アクセス・ネットワーク構造を示す概略図である。 従来の移動通信システムにおける基本的なBTSシステム構造の概略図である。 RRH技術を使用するCBTSシステム構造の概略図である。 GFPによるブロック符号文字ストリームに関するGFP−Tフレーム構造の概略図である。 本発明の好ましい一実施形態によるRRUと中央チャネル処理メイン・ユニットとの間のインターフェイス構造の概略図である。 本発明の好ましい一実施形態によるRRUと中央チャネル処理メイン・ユニットとの間のインターフェイス・モードに関するGFPフレーム構造を示す図である。 図5に示されるインターフェイス・モードのI/Qデータ・フレーム構造を示す図である。 本発明の別の好ましい実施形態によるRRUと中央チャネル処理メイン・ユニットとの間のインターフェイス・モードに関するI/Qデータ・フレーム構造を示す図である。 図4に示されるRRUと中央チャネル処理メイン・ユニットとの間のインターフェイス・モードにおいて、GFP−Tのクライアント・データ・フレーム内の制御文字を使用して制御プレーンのシグナリング・フレーム・データを伝送する際の送信端構造を示す概略図である。 図4に示されるRRUと中央チャネル処理メイン・ユニットとの間のインターフェイス・モードにおいて、GFP−Tのクライアント・データ・フレーム内の制御文字を使用して制御プレーンのシグナリング・フレーム・データを伝送する際の受信端構造を示す概略図である。 本発明による制御文字の定義の概略図である。 本発明による無線フレームの同期化と、往復伝送時間遅延の測定値とを示す概略図である。 本発明によるRTTの測定値に基づく時間遅延調整を示す概略図である。 本発明によるRTTの測定値に基づく時間遅延調整を示す概略図である。 本発明によるクロック復元と、RRUタイミングとを示す概略図である。

Claims (11)

  1. リモート無線ヘッド(RRH)技術を使用する集中型無線基地局システム内の中央チャネル処理メイン・ユニット(MU)と、1つ又は複数のリモート無線ユニット(RRU)との間で信号を伝送する方法であって、前記中央チャネル処理メイン・ユニット(MU)と前記1つ又は複数のRRUとの間の伝送チャネルは、同期デジタル・ハイアラーキ(SDH)/光伝送ネットワーク(OTN)を使用し、
    前記MUと前記RRUとの間の通信インターフェイスを、主にユーザ・データに関するI/Qサンプリング・データを搬送するユーザ・プレーンと、主に制御シグナリングに関するデータを搬送する制御プレーンとに分割するステップと、
    前記ユーザ・プレーンによって搬送される前記ユーザ・データに関する前記I/Qサンプリング・データを、I/Qデータ・フレーム適合レイヤを介してI/Qデータ・フレームの形に形成し、次いで、前記I/Qデータ・フレームを、ジェネリック・フレーミング・プロシージャ(GFP)を介してGFPフレームの形に形成し、当該フレームをSDH/OTN上に送出するステップと、
    前記制御プレーンの前記制御シグナリングを、ユーザ・データ・プロトコル(UDP)/インターネット・プロトコル(IP)及び/又は伝送制御プロトコル(TCP)/インターネット・プロトコル(IP)に基づいて搬送し、更に、IPパケットを2地点間プロトコル(PPP)に基づいて搬送し、当該パケットをハイレベル・データ・リンク制御(HDLC)フレームの形に形成し、前記制御プレーンのシグナリングを含む前記HDLCフレームを、前記GFPフレームの制御文字チャネルを介して前記SDH/OTN上に送出するステップと、
    GFP−Tのクライアント・データ・フレームの制御文字チャネルを使用して、制御プレーンのシグナリング・フレームを伝送するステップと、を含み、
    前記RRUと前記MUとの間の前記インターフェイスのGFPを介して、前記I/Qデータ・フレームをGFPフレームの形に形成する前記ステップが、
    前記GFP−Tの伝送帯域幅を時分割多重化することによって、各RRUにおけるM個(M≧1である)の搬送波周波数に対応する前記無線信号を、それぞれ前記GFP−Tフレームの各スーパー・ブロック単位で伝送するステップを含み、
    前記GFP−Tのクライアント・データ・フレームの制御文字チャネルを使用して、前記制御プレーンのシグナリング・フレームを伝送する前記ステップが、
    送信端で、
    前記I/Qサンプリング・データを、前記I/Qデータ・フレーム適合層を介してI/Qデータ・フレームの形に形成するステップと、
    前記I/Qデータ・フレームを伝送スケジューリング・ユニットによって処理し、次いで、64B/65B符号化ユニットによって前記GFP−Tのクライアント・データ・フレームを形成するために、当該I/Qデータ・フレームを、埋め込み文字、前記制御プレーンのシグナリング・フレーム文字、並びに前記I/Qデータ・フレームのデータ文字を含む64B/65B符号化ブロックにマッピングするステップと、
    形成された前記GFP−Tフレームを、VC(仮想コンテナ)/ODU(光チャネル・データ・ユニット)のマッピング/連結ユニットによってVC/ODUの形に形成し、次いで、STM−N/OTM−nフレームを更に形成するステップと、
    受信端で、
    前記STM−N/OTM−nフレームから対応するVC/ODUを分離し、それ自体のペイロードを抽出するステップと、
    前記64B/65B符号化ブロックを、GFP−Tフレーム処理ユニットによる処理が済んだ後に取得し、前記I/Qデータ・フレーム文字ストリームと、前記制御プレーンのシグナリング・フレーム文字ストリームとを、64B/65B復号化ユニットによって分離するステップであって、各アンテナに由来する各搬送波周波数の前記各I/Qデータ・ストリームを取得するために、前記I/Qデータ・フレーム文字ストリームが、I/Qデータ・フレーム処理ユニットによって更に処理されるステップと、を含む方法。
  2. 請求項1に記載の信号を伝送する方法であって、前記ユーザ・プレーンによって搬送される前記ユーザ・データに関する前記I/Qサンプリング・データを、I/Qデータ・フレーム適合層を介してI/Qデータ・フレームの形に形成する前記ステップは、
    各アンテナに由来し、m=1,2,...Mとするm番目の搬送波周波数の前記I/Qベース・バンド信号を、同じサンプリング時間で順次整列させるステップであって、
    各アンテナに由来する前記I/Qベース・バンド信号のサンプリング値の順序が、アンテナ・アレイ又はアンテナ群の空間位置順序と同じになるようにセットされ、単一のI/Qデータ・フレームを形成するために、同じアンテナに由来する前記I/Qベース・バンド信号のサンプリング値が、直交成分のサンプリング値と、同相成分のサンプリング値とに従って順次整列される、ステップを、
    含む、方法。
  3. 請求項1に記載の信号を伝送する方法であって、前記ユーザ・プレーンによって搬送される前記ユーザ・データに関する前記I/Qサンプリング・データを、I/Qデータ・フレーム適合層を介してI/Qデータ・フレームの形に形成する前記ステップは、
    各アンテナに由来し、m=1,2,...Mとするm番目の搬送波周波数の前記I/Qベース・バンド信号を、同じサンプリング時間で順次整列させるステップであって、
    各アンテナに由来する前記I/Qベース・バンド信号のサンプリング値の順序が、アンテナ・アレイ又はアンテナ群の空間位置順序と同じになるようにセットされ、同じアンテナに由来する前記I/Qベース・バンド信号のサンプリング値が、直交成分のサンプリング値と、同相成分のサンプリング値とに従って順次整列される、ステップと、
    複数のデータ・ブロックを形成するために、M個の搬送波周波数に由来する同じサンプリング・タイミングのM個のI/Qデータを順次整列させるステップと、
    単一のI/Qデータ・フレームを形成するために、前記複数のデータ・ブロックを、サンプリング時間の増分に従って順次整列させるステップと、
    を含む、方法。
  4. 請求項に記載の信号を伝送する方法であって、前記符号化ブロック内の前記制御文字は、
    最上位ビットb7は、前記64B/65B符号化ブロック内の後続のバイトが前記制御文字であるかどうかを示し、
    この後に続くb6は、前記制御文字が埋め込み文字であるかどうかを示し、
    この後に続くb5は、無線フレーム同期化を示し、
    高位4ビットの最後のビットb4は、拡張のために予約され、
    低位4ビットは、帯域内制御文字ストリームを伝送する、
    と定義される、方法。
  5. 請求項1に記載の信号を伝送する方法であって、GFPのクライアント管理フレームは、前記RRU/MU間インターフェイスにおける前記GFPの伝送リンクを検査し維持するのに使用され、ITU−T/ANSIのGFP標準に準拠する、方法。
  6. 請求項1に記載の信号を伝送する方法であって、無線フレーム同期化指示ビットを使用して前記無線フレームを同期化し、往復伝送時間遅延(RTT)を測定するステップを更に含み、前記ステップは、
    MU側の前記無線フレームのタイミングが、当該MUにリンクされた全てのRRUのタイミング基準と同じになるようにするステップと、
    ダウン・ストリームで、無線フレームの開始時間が、MU側で確認されたときに、ダウン・ストリームI/Qデータ・ストリームを、GFP−Tを介して前記RRUに送るステップであって、前記埋め込み文字が、現時点で送信される場合には、当該文字の前記無線フレーム同期化指示ビットが、「1」にセットされ、前記I/Qデータ・フレーム文字が、現時点で送信される場合には、その時点で直ちに埋め込み文字を挿入し、当該文字の前記無線フレーム同期化指示ビットを「1」にセットし、それ自体の無線フレーム同期化指示ビットが「1」にセットされた前記制御文字を前記RRUが受信する時間は、RRU側の前記無線フレームの開始時間となり、RRU側の前記無線フレームのタイミングと、MU側の前記無線フレームのタイミングとの間には、伝送時間遅延を原因とするある遅延が確認される、ステップと、
    アップ・ストリームで、前記RRUが、ダウン・ストリームの前記無線フレーム同期化指示を受信したときに、アップ・ストリームI/Qデータ・ストリームを、GFP−Tを介して前記MUに送るステップであって、前記埋め込み文字が、現時点で送信される場合には、当該文字の前記無線フレーム同期化指示ビットが、「1」にセットされ、前記I/Qデータ・フレーム文字が、現時点で送信される場合には、その時点で直ちに埋め込み文字を挿入し、当該文字の前記無線フレーム同期化指示ビットを「1」にセットし、前記RRUから前記MUによって受信された前記無線フレーム同期化指示と、RRU側の前記無線フレームのタイミングとの間には、伝送時間遅延を原因とするある遅延が確認される、ステップと、
    前記RRUからフィード・バックされる前記無線フレームの開始時間と、前記MU内の元の無線フレームのタイミングの開始時間との差を計算することによって、前記往復伝送時間遅延(RTT)の推定値を取得するステップと、
    を含む、方法。
  7. 請求項に記載の信号を伝送する方法であって、前記無線フレームのタイミングがCBTS内の各セル間で同期化されることを保証するために、RRUの時間遅延を調整するステップを更に含み、RRUの時間遅延を調整する前記ステップは、
    前記MUが、各RRUの前記無線フレームのタイミングが同じになるように、各RRUの前記RTTの変動を途切れなく追跡し、各RRU間の前記無線フレームのタイミングを同期化された状態に保つために、各RRUに関して取得されたRTT測定値を使用することによって、前記無線フレームのタイミングを各RRUに送るステップを
    含む、方法。
  8. 請求項1に記載の信号を伝送する方法であって、
    前記RRUが、周波数基準を取得するステップと、
    前記受信端でI/Qデータ・ストリームを再構築するときに、前記送信端のビット同期化クロックと同期をとる前記I/Qデータ・ストリームのビット同期化クロックを復元し、又は取得するステップと、
    を更に含む方法。
  9. 請求項に記載の信号を伝送する方法であって、
    前記MUと各RRUがどちらも、デジタル無線信号データ・ストリームのビット・タイミングと、前記RRUによって必要とされる周波数基準とを獲得するために、前記周波数基準を全地球測位システム(GPS)から獲得し、当該周波数基準を前記デジタル無線信号データ・ストリームのサンプリング・クロック・ソースとして使用するステップ
    を更に含む方法。
  10. 請求項に記載の信号を伝送する方法であって、位相同期ループを介して一定のデータ・ストリームのクロックを復元するために、伝送される連続的なデータ・ストリーム自体が、一定のビット・レートを有する特徴を使用するステップを更に含む方法。
  11. 請求項10に記載の信号を伝送する方法であって、
    ダウン・ストリームで、
    前記MUが、MU側の前記MU/RRU間インターフェイスの前記送信端のGFP−Tフレーミング及びVC/ODUマッピング・モデルのタイミングを提供する前記基準クロック・ソースを使用するステップと、
    RRU側の前記受信端が、前記PLLを使用し、FIFO(先入れ先出し)に基づいて、前記デジタル無線信号データ・ストリームのクロックを復元すると同時に、当該クロックも、前記RRUの前記基準周波数ソースとなる、ステップと、
    アップ・ストリームで、
    RRU側の前記MU/RRU間インターフェイスにおける前記送信端の前記GFP−Tフレーミング及びVC/ODUマッピング・モデルが、ダウン・ストリームで取得された前記同期化クロックを使用してデータを送るステップと、
    MU側の前記受信端が、前記MU内の上記の基準クロック・ソースを使用して、前記GFP−Tフレーム復号化及びVC/ODU逆マッピング・モデルのタイミングを提供するステップと、
    前記送信端/受信端におけるSTM−N/OTM−nインターフェイスの前記クロックが、上記のクライアント・データ・クロックを使用せずに、SDH/OTN回線から直接抽出されるステップと、
    を更に含む方法。
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