JP4484321B2 - 送受信機 - Google Patents

送受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4484321B2
JP4484321B2 JP2000171149A JP2000171149A JP4484321B2 JP 4484321 B2 JP4484321 B2 JP 4484321B2 JP 2000171149 A JP2000171149 A JP 2000171149A JP 2000171149 A JP2000171149 A JP 2000171149A JP 4484321 B2 JP4484321 B2 JP 4484321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
phase
synthesizer
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000171149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001024543A (ja
Inventor
キムッパ ハリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Oyj
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8554853&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4484321(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nokia Oyj filed Critical Nokia Oyj
Publication of JP2001024543A publication Critical patent/JP2001024543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4484321B2 publication Critical patent/JP4484321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/005Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission adapting radio receivers, transmitters andtransceivers for operation on two or more bands, i.e. frequency ranges

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の目的は、少なくとも2つの周波数帯域でRF信号を送受信する送受信装置である。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムが発達し非常に急速に拡大している。そのため、多くの異なる規格のシステムが構築されてきた。また、現在、多くの地域で構築されつつある。このため、2つ以上のシステムで使用可能な移動局が必要とされている。そのような例として、周波数帯域900MHz、1800MHz、1900MHzで動作するGSMタイプ(移動通信用広域システム)のデジタルシステムを挙げることができる。これらの周波数帯の中で、周波数1800MHzと1900MHzのシステムは、DCSおよびPCNシステムとも呼ばれる。これらのシステムは異なる周波数帯域で動作するが、その他の点についてはその仕様に密接な関連がある。送信機/受信機(送受信装置)を実現する際の1つの問題として、すべての周波数帯域についてどのようにして送信機回路と受信機回路を別個に設けないで済むようにするかという問題がある。
【0003】
欧州特許出願公開第653851の開示によって知られる送受信装置によれば、1つの局部発振器を用いて、両方の動作周波数帯域で動作する同じ中間周波数を使用できるように、低い動作周波数帯域と高い動作周波数帯域の間で1つの周波数を選択できるようになっている。しかし、上記中間周波数段階に起因して、この送受信装置はその構成が極めて複雑となり、構成要素の数が多くなるために装置の製造コストが高くなるという欠点がある。
【0004】
また、直接変換受信装置すなわちゼロ中間周波数受信装置では、無線周波数信号は中間周波数なしでベースバンドへ直接変換される。中間周波数段階が不要なので、受信機は少数の構成要素しか必要とせず、したがって、移動局のような多くの用途に好適である。実際の構成による解決策については特に欧州特許出願公開第0594894に更に詳細な記載がある。
【0005】
図1は、従来の移動局中の送受信装置の一例を示すブロック図である。この図では受信機はいわゆる直接変換受信装置である。アンテナにより受信されたRF信号は、回路のDCS部か、GSM部のいずれかとスイッチ104によって接続する。DCS周波数帯域の信号を受信すると、この受信信号はDCS部で帯域通過フィルタ106、LNA(低雑音増幅器)108、帯域通過フィルタ110へ出力される。次いで、ブロック112によってこの信号から互いに90°の位相差を持つ成分が生成される。この同相成分Iと直交成分Qはさらにスイッチ114及び134を介して、それぞれミクサ116及び136へ出力される。
【0006】
ミクサへの混合信号は、受信搬送周波数に対応する周波数を持つシンセサイザ140から得られる。このようにして、得られた混合処理の結果、ベースバンド複素信号の同相成分と直交成分が生じる。このベースバンド信号はさらにAGS(自動的利得制御)137及び電圧差補正ブロック138へ出力される。次いで、この信号は、受信信号(RX信号)用ベースバンド処理ユニットブロック139でさらに処理される。
【0007】
GSM信号が受信されると、スイッチ104によって受信信号はGSM部へ送られる。GSM部には、同様に、直列に接続された帯域通過フィルタ126、低雑音増幅器128、帯域通過フィルタ130が含まれる。次いで、信号は同じ位相でミクサ116及び136へ出力される。この時、スイッチ115及び135は、ブロック111で2分周される周波数を持つ混合周波数としてシンセサイザからの信号を選択する。ブロック111で、ミクサ116と136との相互の位相差が90°の2つの信号が形成される。このように、混合処理に必要な90°の位相差は、受信信号に対してではなく、混合信号に対して設けられる。このミクサから得られたベースバンド複素信号は、RX信号である受信ベースバンド信号用処理ユニット139へ入力される。
【0008】
従来から知られているように、シンセサイザ140はPLL(位相ロックループ)を有し、このPLLはVCO(電圧制御発振器)141を有する。このVCOの出力信号は増幅器146により増幅され出力信号が生成される。発振器141から出力される信号の周波数は分周器142で整数Yで分周され、その結果得られた信号は位相比較器143に入力される。同様に、基準発振器158により発生した信号は、第2の分周器144で周波数が整数Xで分周されたのち、位相比較器143に入力される。位相比較器143は、前記2つの入力信号の位相差に比例する信号を出力し、それによって出力信号がLPF(低域フィルタ)145へ出力され、この濾波された信号は電圧制御発振器141をさらに制御する。上述の位相ロックループは従来から知られているように、基準周波数部から位相比較器へ到来する周波数に対してシンセサイザの出力周波数をロックするように動作する。出力周波数は除数Yを変化させることにより制御される。
【0009】
送信機セクションでは、複合ベースバンド送信信号(TX信号)はTX信号処理ユニット160で処理され、このユニットから信号中の複合成分がミクサ162と182へ送られ、そこで、入力信号を混合信号と混合することにより搬送周波数信号が生成される。送信時にDCS周波数を用いる場合、スイッチ111と161とによってシンセサイザ140の出力信号が混合信号として選択される。このようにして得られたDCS信号は帯域通過フィルタ168、増幅器170、帯域通過フィルタ172へ出力される。生成されたRF信号はスイッチ180によりアンテナ102へさらに出力される。
【0010】
送信がGSM周波数帯域にある場合、シンセサイザ140からの出力信号の周波数を分周器161で2分周することにより混合信号が生成され、そこから第1のTXミクサ162及び第2のTXミクサ182について互いに90°の位相差を持つ2つの混合信号が得られる。搬送周波数の信号はスイッチ164と184とによりGSM部へ出力され、そこでミクサ162と182から得られた同相成分と直交成分が加え合わされる(ブロック186)。次いで、ブロック188、190、192で濾波と増幅が行われる。生成されたRF信号はスイッチ180によりアンテナ102へ出力される。このように、GSM周波数で、混合信号で90°の位相差が形成されるのであって、混合処理の結果として得られる搬送周波数の信号で位相差が形成されるのではない。
【0011】
上述の制御可能ブロックによって制御信号は処理ユニットから受信される(図1には図示せず)。該処理ユニットの中には例えばマイクロプロセッサ及び/又はDSP(デジタル信号プロセッサ)を含むことができる。さらに移動局は処理ユニットと、ユーザーインターフェース手段と関連する記憶装置とを有し、該ユーザーインターフェース手段はディスプレイ、キーパッド、マイクおよびスピーカを有する。これらは図1には示されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図1に示された装置に関連する問題点は十分な精度の位相を得る必要があるという点である。すなわち、I成分とQ成分間の位相差の精度要件は、ほぼ2、3°の大きさである。一方、位相精度の制御は、互いにかけ離れた2つの周波数帯域での動作によって複雑になる。従来型のRC移相器の位相差は周波数と構成要素の温度に特に依存するので、周波数帯域全体にわたって、また、すべての動作条件で十分な精度の位相を達成することは困難である。さらに、VCOの出力周波数はRX/TX混合周波数と同じなのでシンセサイザの位相精度は高い周波数帯域では低くなる。
【0013】
さらに、周知の送受信装置は2つの周波数帯域でしか動作を行わない。しかし、異なる周波数帯域で動作するシステムの数が増加するにつれて、3つ以上の周波数帯域でも動作する送受信装置を設けることが望ましい。従来技術ではこの目的を達成するための解決策は何ら提示されていない。
本発明の目的は少なくとも2つの周波数帯域で動作する送受信装置を実現する単純な装置を創り出し、従来技術による装置と関連して以上示した問題点を回避することができるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの着想は、直接変換に基づく送受信装置を使用するというものであり、その場合、送受信装置が異なる周波数帯域で動作するとき、混合周波数は同じシンセサイザの補助によって生成される。好適にはこの着想は、互いにかけ離れた周波数帯域で送受信装置が動作するとき、シンセサイザの出力信号が異なる除数で分周されて混合周波数を生成するように実現されることが望ましい。互いに近接した周波数帯域で動作するとき、シンセサイザのフィードバックで用いられる除数は好適に変化する。このようにして互いに近接したいくつかの動作周波数帯域を持つ送受信装置を実現することが可能となる。
【0015】
本発明によって、シンセサイザ周波数の分周と関連して互いに90°の位相差を持つ2つの混合信号を生成することが可能となる。これによって信号ラインにRC移相器を設けることが不要となり、また、得られる位相精度が良好なものとなり、この精度は周波数に依存しなくなる。
本発明によるこの装置ではシンセサイザが高周波数で動作するので、広帯域で動作する位相比較器及び/又はループフィルタで、より高い周波数を使用することが可能となる。これに因ってシンセサイザの設定時間は短くなる。さらに、高い動作周波数に起因して周波数分解能が高くなり、それによって互いに近接した周波数のチャネルに合わせてシンセサイザの制御を行うことができるようになる。さらに本発明による送受信装置は、回路を容易に集積することができるので、製造コストの低い単純な送受信装置として実現することができる。
【0016】
本発明の送信機/受信機は、少なくとも2つの異なる周波数帯域で動作する直接変換送信機/受信機であって、第1の周波数帯域が第1の送信範囲と第1の受信範囲とを有し、さらに、第2の周波数帯域が第2の送信範囲と第2の受信範囲とを有し、それによって、受信機が受信信号をベースバンド信号と混合するための少なくとも1つのRXミクサを有し、送信機が、搬送周波数でベースバンド信号を送信信号と混合するための少なくとも1つのTXミクサを有し、送信機/受信機がシンセサイザ手段を有し、第1の受信周波数帯域で受信された信号をベースバンド信号と混合するためにRXミクサ用として、第1の同相RX混合信号と第1の90°の位相差RX混合信号とを生成するための第1の周波数分周手段がシンセサイザ手段の出力と接続され、第1の送信周波数帯域で搬送周波数で第1のベースバンドTX信号を第1のTX信号と混合するためにTXミクサ用として、第1の同相TX混合信号と第1の90°の位相差TX混合信号とを生成するための第2の周波数分周手段がシンセサイザ手段の出力と接続されるように成される直接変換送信機/受信機において、第2の受信周波数帯域で受信した信号を第2のベースバンドRX信号と混合するために、シンセサイザ手段の出力信号から第2の同相RX混合信号と第2の90°の位相差RX混合信号を生成するための、シンセサイザ手段の出力と接続した第3の周波数分周手段と、第2のベースバンドTX信号を第2の送信周波数帯域で搬送周波数で第2の信号と混合するために、シンセサイザ手段の出力信号から第2の同相TX混合信号と第2の90°の位相差TX混合信号とを生成するための、シンセサイザ手段の出力と接続した第4の周波数分周手段と、をさらに有することを特徴とする。
本発明の構成は従属クレームに提示される。
【0017】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照しながらより詳細に以下本発明について説明する。
図1については従来技術の説明と関連してすでに説明した。以下、図2を参照して本発明による送信機/受信機について説明する。最後に、図3〜図5を参照して、本発明による送受信装置において位相差信号の生成を実現することが可能な方法について説明する。
【0018】
図2は本発明による送受信装置をブロック図で図示するものである。図2に図示の送受信装置は3つの周波数帯域で動作する。これらは、900MHzの周波数帯域で動作するGSM900システム、1800MHzの周波数帯域で動作するGSM1800システムおよび1900MHzの周波数帯域で動作するGSM1900システムである。これらのシステムで使用される端末装置の受信周波数と送信周波数を以下の表に示す。
【0019】
【表1】
Figure 0004484321
【0020】
図2の受信機は2つのRF受信部を有し、該受信部のうち第1の受信部は900MHzの周波数帯域で使用され、第2の受信部は1800MHzと1900MHzの周波数帯域で使用される。アンテナ202によって受信されたRF信号は、受信された周波数帯域に応じてスイッチ204により受信部へ送られる。この時、低い周波数帯域の受信部の帯域通過フィルタ226と230の通過帯域は約925〜960MHzであり、高い周波数帯域の受信部の帯域フィルタ206と210の通過帯域は約1805〜1990MHzである。これに応じて、低い周波数帯域の送信機の帯域フィルタ286と292の通過帯域は約880〜915MHzであり、高い周波数帯域の送信機の帯域フィルタ266と272の通過帯域は約1710〜1910MHzである。
【0021】
双方の受信部とも帯域フィルタの間に低雑音増幅器208と228とを備えている。高い周波数帯域の搬送周波数で濾波され増幅された受信信号は同じ位相でミクサ213と216へ出力される。低い周波数帯域の搬送周波数で濾波され増幅された受信信号は同じ位相でミクサ233と236へ出力される。このようにして搬送周波数部分は双方の高い周波数帯域について好適に共通のものとなる。
【0022】
低い周波数帯域の混合信号は、分周器231でシンセサイザ出力信号を4分周することによりシンセサイザ出力信号から得られる。分周器231によって、混合処理に必要な同相混合信号RXM1Iと90°の位相差混合信号RXM1Qとが生成される。高い周波数帯域の混合信号は、分周器211でこの周波数を2分周することによりシンセサイザ出力信号から得られる。分周器211によって、混合処理に必要な同相混合信号RXM2Iと90°の位相差混合信号RXM2Qとが生成される。このように、混合処理に必要な90°の位相差は、受信信号に対してではなく、混合信号に対して設けられる。
ミクサから得られるベースバンド複素信号I−RX、Q−RXはAGSブロック(自動的利得制御)237及び電圧差の補正ブロック238へさらに出力される。次いでこの信号は、受信されたRX信号のベースバンド処理ユニットブロック239でさらに処理される。
【0023】
シンセサイザ240は以下のように動作する。シンセサイザは電圧制御発振器VCO241を有し、VCOの出力信号は増幅器246によって増幅され、出力信号RX、TXが生成される。発振器241によって出力された信号の周波数は分周器ブロック248でPで分周される。数Pは好適には整数であることが望ましいが分数などであってもよい。この結果生じる信号は位相比較器243へ出力され、そこで信号の位相は、基準発振器258によって生成された信号の位相と比較される。必要な場合、位相比較を行う前に、例えば制御された分周器を用いて基準発振器の出力の周波数信号を分周してもよい。位相比較器によって、前記2つの入力信号の位相差に比例する信号が生成され、それによって出力信号が低域フィルタ245へ出力され、この濾波された信号によってさらに電圧制御発振器241が制御される。
【0024】
送信機セクションでは、ベースバンド複素信号又はTX信号がTX信号用処理ユニット260で生成され、該ユニットによって複素信号成分I−TXとQ−TXが生成される。この複素信号はミクサ262、263へ出力され、これらのミクサによって高い周波数帯域の搬送周波数信号が生成される。同様に、この複素信号はミクサ282及び283へ送られ、これらのミクサによって低い周波数帯域の搬送周波数信号が生成される。
【0025】
低い周波数帯域の混合信号は、分周器281でこの周波数を4分周することによりシンセサイザの出力信号から得られる。この分周器によって、混合処理に必要な同相混合信号TXM1Iと90°の位相差混合信号TXM1Qとが生成される。高い周波数帯域の混合信号は、分周器261でこの周波数を2分周することによりシンセサイザの出力信号から得られる。分周器261によって、混合処理に必要な同相混合信号TXM2Iと90°の位相差混合信号TXM2Qとが生成される。このように、混合処理に必要な90°の位相差は、送信信号に対してではなく、混合信号に対して設けられる。
【0026】
低い周波数帯域を使用する場合、ミクサ282と283とから得られる同相成分と直交成分はブロック286で加え合わされ、次いでこの信号は帯域通過フィルタ288、増幅器290、帯域通過フィルタ292へ出力される。生成されたRF信号はさらにスイッチ280によって送信用アンテナ202へ出力される。
高い周波数帯域のミクサ262と263とから得られた同相成分と直交成分はブロック266で加え合わされ、この信号は帯域通過フィルタ268、増幅器270、および帯域通過フィルタ272へ出力される。生成されたRF信号はさらにスイッチ280を介して送信用アンテナ202へ出力される。このようにして搬送周波数セクションは好適に高い周波数帯域の双方に共通のものとなる。
【0027】
ここで注意すべきことは、同じ周波数分周器を用いて受信及び送信の混合信号を生成することができるという点である。この場合、異なる位相を持つ周波数分周器の出力は、例えば制御可能スイッチを用いて、受信中に受信機のRXミクサ、又は、送信中に送信機のTXミクサと接続することができる。この時、これらのスイッチは受信タイム・スロット中は第1の状態にあり、送信タイム・スロット中は第2の状態にある信号で制御される。1つの分周器を使用する場合の別の選択として、送信中および受信中の双方で、分周器から送信機と受信機双方のミクサへ信号を送るという選択肢がある。この場合信号は電力分割器のような分周器手段の補助により前記ミクサを分岐することができる。
【0028】
さらにここで注意すべきことは、2または4で分周する図示の分周器の代わりに、シンセサイザによって生成された信号からRXとTX混合周波数を生成する他の分周器を用いることも可能であるという点である。このように周波数分周機能は、使用する動作周波数帯域ならびにシンセサイザの出力信号の周波数に応じて、2または4による分周以外の他のものであってもよい。
【0029】
さらに、低い周波数帯域と高い周波数帯域について共通のミクサを用いることが可能であり、それによってスイッチ手段を用いてミクサへ出力される混合信号が選択されるという点に留意しなければならない。ミクサと接続した信号部の選択を行うためにさらなるスイッチ手段が必要となる。この解決策の利点として必要なミクサの数が少なくなるという利点が挙げられるものの、その一方でミクサが要求する動作周波数帯域が広くなるという欠点がある。
【0030】
切換えスイッチ204、205、225、280は2値信号BC(帯域制御)によって最も適切に制御される。第1のレベルの制御信号では切換えスイッチは低い周波数帯域の高周波回路が使用される位置にあり、第2のレベルの制御信号では切換えスイッチは高い周波数帯域の高周波回路が使用される位置にある。第1と第2のレベルの制御信号BCの値は特に切換えスイッチの構成に依存する。
【0031】
切換えスイッチ204、205、225、280の代わりに、高周波信号のパスの選択を行うための他の周知の方法を利用することも可能である。例えば切換えスイッチをそれ自体周知のマッチング手段と置き換えてもよい。この場合、第1の周波数帯域を使用しているとき、第2の周波数帯域の高周波回路が第1の周波数帯域の信号に対して高いインピーダンスを示す。同様に、第2の周波数帯域を使用しているとき、第1の周波数帯域の高周波回路は第2の周波数帯域の信号に対して高いインピーダンスを示す。この時、異なる周波数帯域の高周波回路が互いの動作を妨げることはない。
【0032】
切換えスイッチを制御する信号BCは、マイクロプロセッサのような処理装置を好適に有する移動局の処理ブロック(図示せず)で最も適切に生成される。この処理ブロックによって、例えばユーザーがキーパッドを介して入力するシステム再選択命令に基づいて信号が生成される。このシステム再選択はメニューなどに基づくものであってもよく、それによって、ディスプレイに示されるメニューの中からキーを押して選ぶことにより所望のシステムが選択される。次いで、この処理ブロックによって選択されたシステムに対応する制御信号BCが生成される。またこのシステム再選択命令は移動通信システムを介して到来するものであってもよく、その場合移動局は別のシステムによって送信されたデータを受信する。この受信データにはシステム再選択命令を含むことができ、この選択命令に基づいて処理ブロックはシステムの変更を行う。制御プログラムは、該処理ブロックと関連する記憶装置であって、EPROMまたはEEPROMメモリを有する記憶装置に保存される。それによってこの制御プログラムは受信データをモニターし、データ中にシステム再選択命令を検出したとき、処理ブロックへ命令を出力しその再選択命令に従う状態に制御信号BCを設定する。
【0033】
さらにこの処理ブロックによってシンセサイザ制御信号が生成される。このシンセサイザ制御信号と共に所定のチャネル周波数に対応する除数が周波数シンセサイザ240の分周器(図2)へ与えられる。次いで、シンセサイザの分周器248によって、電圧制御発振器VCO(258)の周波数から位相比較器243用の位相比較周波数が生成される。例えばGSMシステムでは、チャネル間の距離は200kHzであり、VCO周波数がRX/TX混合周波数の倍数である場合、位相比較周波数として200kHzまたは200kHzの倍数の周波数が使用される。
信号部を選択する1つの可能な方法として、未使用の信号部から動作電圧のスイッチを切る方法がある。これは送信機と受信機の双方で適用することができる。この選択肢の利点として、実際の選択スイッチを必ずしも必要とするわけではないということが挙げられる。
【0034】
入力周波数を4分周し、ブロック231及び281の構成(図2)で低い周波数帯域の混合信号を生成するために使用できる移相器が図3に示されている。この回路は、4分周する2つの分周器301及び302を有し、これによって入力信号は第1の分周器301の非反転入力および第2の分周器302の反転入力へ出力される。この回路によって、入力信号の周波数の4分の1であり、互いに90°の位相差を持つ周波数の出力信号が周知の方法で生成される。
【0035】
図4は入力周波数を4分周し、ブロック231及び281の構成で低い周波数帯域の混合信号を生成するために使用できる別の移相器を図示する。この回路は3つの分周器を有し、この分周器の中の第1の分周器403は入力信号周波数を2で分周する。第1の分周器403の出力は2つの分周器404及び405と接続し、それによって第1の分周器の入力信号は第2の分周器404の非反転入力および第3の分周器405の反転入力へ出力される。この構成によって、入力信号の周波数の4分の1であり、互いに90°の位相差を持つ周波数を備えた出力信号が周知の方法で生成される。
【0036】
図5は、入力周波数を2分周し、ブロック211と261の構成で高い周波数帯域の混合信号を生成するために使用できる移相器を図示する。この回路は2つの分周器501と502を有し、入力信号は、第1の分周器501の非反転入力と第2の分周器502の反転入力へ出力される。この構成によって、入力信号の周波数の2分の1であり、互いに90°の位相差を持つ周波数の出力信号が周知の方法で生成される。
【0037】
同相部と直角位相部のミクサ262及び263(高い周波数帯域)またはミクサ282及び283(低い周波数帯域)は、図2に図示のブロック図では別々のミクサとして示されているが実際には同一の回路に集積することができ、それによって、2つのGSM周波数帯送信信号を従来のギルバート・セル(Gilbert Cell)型のミクサ中の共通のコレクタ抵抗で2つのGSM送信信号を加え合わせることが可能となる。この場合コレクタ抵抗は加算器266、286として機能する。
【0038】
また、ミクサによる処理後の信号を低い周波数帯域または高い周波数帯域の信号部と接続するスイッチ回路でこの信号を加え合わせる処理を行うことが可能である。1つの好ましい方法として並列に接続されたトランジスタ段階の利用によりスイッチ回路を実現する方法がある。その場合、たとえば、信号を通過させたいトランジスタ段階に電源電圧を供給するようにスイッチングを行なうとともに、通過させたくないトランジスタ段階への電源電圧供給をオフにすることにより信号の選択を行なう。これらの同じトランジスタ段階を利用して信号を加えあわせることができる。
【0039】
第3の方法は、ミクサおよびGSM/DCS選択スイッチよりあとの送信回路列に接続されている独立の加算器を用いて加え合わせ処理を行なう図2に図示の方法である。
【0040】
本発明によるこの装置によって混合信号の間で非常に正確な90°の位相差を設けることが可能となる。これは、位相差が分周器回路211、231、261、281で生成されるという理由によるものであり、さらに、送受信信号部に移相器は不要となる。
本発明による装置ではシンセサイザが高周波数で動作するので、広帯域で動作するループフィルタの使用が可能である。したがって周波数の設定時間が短くなり、さらに、高い基準周波数を用いることが可能となる。
【0041】
本発明の装置の回路の集積回路化を容易に実施することができるため、本発明によると、単純でかつ低い製造コストの送受信装置を実現することができる。本発明の装置の回路では中間周波数が使用されないので、該回路は中間周波数干渉を引き起こさず、外部からの中間周波数干渉による妨害を受けない。したがって本発明の装置を干渉から守る必要が少なくなる。
【0042】
以上、本発明による解決策を示す実施例をいくつか示した。言うまでもなく、例えば実施の態様の細部および使用範囲を変更することにより、本発明の発明原理を請求項の範囲内で修正することができる。本発明の装置を前記GSMおよびPCNシステムであるDCS以外の通信システムにも適用し得ることに特に注目すべきである。同様に、明細書中に示した動作周波数は単なる例に過ぎず、本発明の実施例はそれらの動作周波数に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直接変換に基づく送受信装置のブロック図。
【図2】本発明による送受信装置のブロック図。
【図3】低い周波数帯域の位相差信号を生成するための装置の回路図。
【図4】低い周波数帯域の位相差信号を生成するための装置の回路図。
【図5】高い周波数帯域の位相差信号を生成するための装置の回路図。
【符号の説明】
211 第3の周波数分周手段
213 第4のミクサ
216 第3のミクサ
231 第1の分周器
233 第2のRXミクサ
236 第1のRXミクサ
240 シンセサイザ手段
241 電圧制御発振器(VCO)
243 位相比較器
245 低域フィルタ(LPF)
248 シンセサイザ用周波数分周手段
261 第2の周波数分周手段
262 TXミクサ
263 TXミクサ
266 第2の加算器
282 第1のTXミクサ
283 第2のTXミクサ
286 第1の加算器

Claims (13)

  1. 少なくとも2つの異なる周波数帯域で動作する直接変換方式の送信機及び受信機を有する装置であって、
    第1の周波数帯域が第1の送信範囲と第1の受信範囲とを有し、さらに、第2の周波数帯域が第2の送信範囲と第2の受信範囲とを有し、
    前記受信機が受信信号をベースバンド信号と混合するための少なくとも1つのRXミクサを有し、
    前記送信機が搬送周波数でベースバンド信号を送信信号と混合するための少なくとも1つのTXミクサを有し、
    装置がシンセサイザ手段(240)を有し、
    第1の受信周波数帯域で受信された信号(RXC1)をベースバンド信号(RXB1)と混合するためにRXミクサ用として、第1の同相RX混合信号(RXM1I)と第1の90°の位相差RX混合信号(RXM1Q)とを生成するための第1の周波数分周手段(231)がシンセサイザ手段の出力と接続され、
    第1の送信周波数帯域の搬送周波数で第1のベースバンドTX信号を第1のTX信号と混合するためにTXミクサ(262、263)用として、第1の同相TX混合信号(TXM1I)と第1の90°の位相差TX混合信号(TXM1Q)とを生成するための第2の周波数分周手段(261)が前記シンセサイザ手段の出力と接続されるように構成される、
    装置において、
    第2の受信周波数帯域で受信した信号を第2のベースバンドRX信号(RXB2)と混合するために、前記シンセサイザ手段の出力信号(RXS)から第2の同相RX混合信号(RXM2I)と第2の90°の位相差RX混合信号(RXM2Q)を生成するための、前記シンセサイザ手段の出力と接続した第3の周波数分周手段(211)と、
    第2のベースバンドTX信号(TXB2)を第2の送信周波数帯域の搬送周波数で第2の信号(TXC2)と混合するために、前記シンセサイザ手段の出力信号(TXS)から第2の同相TX混合信号(TXM2I)と第2の90°の位相差TX混合信号(TXM2Q)とを生成するための、前記シンセサイザ手段の出力と接続した第4の周波数分周手段(261)と、
    をさらに有し、
    前記周波数分周手段(211,231,261,281)は、前記90°の位相差を、前記受信信号や前記送信信号に対してではなく、前記混合信号に対して作るように構成され(段落0022,0025);
    前記シンセサイザ手段(240)の出力信号の周波数は、前記第1及び第2の受信及び送信周波数帯域よりも高くなるように設定され(段落0015,0022,0025);
    前記シンセサイザ手段(240)は、
    ・ 出力周波数信号を生成するための、電圧制御発振器(241)と、
    ・ 前記シンセサイザの出力周波数が選択された周波数チャネルに対応するように前記出力周波数を設定するべく、前記発振器によって生成された信号周波数を分周する分周器(248)と、
    ・ 前記分周器(248)から受信した信号と、基準発振器から得た信号との間の位相差に基づいて制御信号を生成する位相比較器(243)と、
    を備え;
    所定のチャネル周波数に対応する除数がシンセサイザ制御信号に与えられ(0033)、前記シンセサイザ手段(240)における位相比較周波数は、前記チャネルの周波数間距離の倍数である(0033);
    装置
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記第1の受信周波数帯域で動作する、
    ベースバンド複素信号の同相成分(I−RX1)を生成するための第1のRXミクサ(236)と、
    ベースバンド複素信号の直交成分(Q−RX1)を生成するための第2のRXミクサ(233)と、
    前記第1の送信周波数帯域で動作する、
    ベースバンド複素信号の同相成分を前記搬送周波数と混合するための第1のTXミクサ(282)と、
    ベースバンド複素信号の直交成分を前記搬送周波数と混合するための第2のTXミクサ(283)と、を有することを特徴とする装置
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記第1の送信周波数帯域で前記搬送周波数信号成分を加え合すための第1の加算器(286)を有することを特徴とする装置
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の装置において、
    第2の受信周波数で動作する、
    前記ベースバンド複素信号の同相成分(I−RX1)を生成するための第3のRXミクサ(216)と、
    前記ベースバンド複素信号の直交成分(Q−RX1)を生成するための第4のRXミクサ(213)と、
    前記第2の送信周波数帯域で動作する、
    前記ベースバンド複素信号の同相成分を前記搬送周波数と混合するための第4のTXミクサ(262)と、
    前記ベースバンド複素信号の直交成分を前記搬送周波数と混合するための第4のTXミクサ(263)と、を有することを特徴とする装置
  5. 請求項2に記載の装置において、
    前記第2の送信周波数帯域で前記搬送周波数信号成分を加え合わすための第2の加算器(266)を有することを特徴とする装置
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の装置において、
    前記第1および第2の周波数分周手段(231、281)が4分周する分周器であり、さらに、前記第3および第4の周波数分周手段(211、216)が2分周する分周器であることを特徴とする装置
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の装置において、
    前記第1の周波数分周手段(231)と前記第2の周波数分周手段(281)とが同じ周波数分周手段であり、さらに、前記第3の周波数分周手段(211)と前記第4の周波数分周手段(261)とが同じ周波数分周手段であることを特徴とする装置
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の装置において、
    前記シンセサイザ手段(240)が、
    位相ロックループの応答設定を行うためのループフィルタ(245)を有することを特徴とする装置
  9. 請求項8に記載の装置において、
    前記装置が第3の受信周波数帯域を有し、
    前記シンセサイザが、前記第2および第3の送信周波数帯域に対応するように、前記シンセサイザの出力周波数を変更する手段(248)を有することを特徴とする装置
  10. 請求項9に記載の装置において、
    前記第2および第3の受信周波数帯域について、搬送周波数信号を処理するための共通の処理セクション(206、208、210、213、216)を有することを特徴とする装置
  11. 請求項9に記載の装置において、
    前記第2および第3の送信周波数帯域について、搬送周波数信号を処理するための共通の信号処理セクション(262、263、266、268、270、272)を有することを特徴とする装置
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の装置において、
    GSMタイプのシステムに使用することを特徴とする装置
  13. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の装置において、
    UMTSタイプのシステムのような第3世代システムに使用することを特徴とする装置
JP2000171149A 1999-06-10 2000-06-07 送受信機 Expired - Lifetime JP4484321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI991329 1999-06-10
FI991329A FI112561B (fi) 1999-06-10 1999-06-10 Lähetin/vastaanotin RF-signaalin lähettämiseksi ja vastaanottamiseksi ainakin kahdella taajuusalueella

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001024543A JP2001024543A (ja) 2001-01-26
JP4484321B2 true JP4484321B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=8554853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000171149A Expired - Lifetime JP4484321B2 (ja) 1999-06-10 2000-06-07 送受信機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6714765B1 (ja)
EP (2) EP1796275B1 (ja)
JP (1) JP4484321B2 (ja)
CN (1) CN1156988C (ja)
DE (2) DE60045453D1 (ja)
FI (1) FI112561B (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO329890B1 (no) * 1999-11-15 2011-01-17 Hitachi Ltd Mobilkommunikasjonsapparat
US6992990B2 (en) * 2000-07-17 2006-01-31 Sony Corporation Radio communication apparatus
JP2002111686A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Sony Corp 通信方法および通信装置
DE10112575A1 (de) * 2001-03-15 2002-10-02 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Mobilfunksignalen
JP3816356B2 (ja) * 2001-06-21 2006-08-30 株式会社東芝 無線送信機
GB2377103A (en) * 2001-06-27 2002-12-31 Nokia Corp Tuning a station
KR100438556B1 (ko) * 2001-12-10 2004-07-02 엘지전자 주식회사 트라이 모드 이동 단말기에서의 고주파 신호 처리 장치 및방법
US20040038660A1 (en) * 2002-08-21 2004-02-26 Ziming He RF front-end for dual-mode wireless LAN module
GB2394133A (en) * 2002-10-17 2004-04-14 Toumaz Technology Ltd Radio receiver with reconfigurable filtering arrangement
US7245882B1 (en) * 2003-07-17 2007-07-17 Atheros Communications, Inc. Method and apparatus for a signal selective RF transceiver system
DE10344278B4 (de) * 2003-09-24 2013-10-31 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Vorrichtung für eine Funkstation, welche mehrere Funkstandards unterstützt
US8249533B2 (en) * 2003-12-19 2012-08-21 Vixs Systems, Inc. Rapidly adjustable local oscillation module and applications thereof
US7248890B1 (en) * 2004-02-06 2007-07-24 Vativ Technologies, Inc. Channel power balancing in a multi-channel transceiver system
JP4246166B2 (ja) * 2004-03-04 2009-04-02 パナソニック株式会社 分周回路及びそれを用いたマルチモード無線機
US7812679B2 (en) * 2005-11-29 2010-10-12 Motorola, Inc. Multi-band frequency generation method and apparatus
US20070120616A1 (en) * 2005-11-29 2007-05-31 Gonzalez Armando J Multi-band frequency generation method and apparatus
JP4571591B2 (ja) * 2006-01-25 2010-10-27 旭化成エレクトロニクス株式会社 無線通信回路
EP1982424B1 (en) * 2006-01-31 2009-07-15 Nxp B.V. Fm radio receiver
DE102006004951A1 (de) * 2006-02-01 2007-08-09 Atmel Germany Gmbh Integrierte Schaltungsanordnung zum Überführen eines hochfrequenten Bandpaßsignals in ein niederfrequentes Quadratursignal
US20080233869A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Thomas Baker Method and system for a single-chip fm tuning system for transmit and receive antennas
FI20075292A0 (fi) * 2007-04-26 2007-04-26 Nokia Corp Oskillaattorisignaalin stabilisointi
US7742545B2 (en) * 2007-05-30 2010-06-22 Motorola, Inc. Method and apparatus for generating corrected quadrature phase signal pairs in a communication device
US7929919B2 (en) * 2008-05-15 2011-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods for a PLL-adjusted reference clock
CN101686064A (zh) * 2008-09-23 2010-03-31 国民技术股份有限公司 用于射频sim卡的两次变频接收电路和方法
CN201976093U (zh) * 2010-12-17 2011-09-14 中兴通讯股份有限公司 四频段gsm收发装置及无线终端
CN102832957B (zh) * 2011-06-14 2014-12-17 瑞昱半导体股份有限公司 不连续频段信号的接收机、发射机及其接收和发射方法
CN103795431B (zh) * 2014-01-28 2016-02-17 络达科技股份有限公司 具有频段匹配调整功能的无线收发装置及其调整方法
CN104009765B (zh) * 2014-06-13 2015-12-30 东南大学 一种高性能lte信道模拟器射频发射机
JP6434822B2 (ja) * 2015-02-24 2018-12-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 通信装置および通信装置の制御方法
US20200187792A1 (en) * 2018-12-18 2020-06-18 Movano Inc. Wearable devices for health monitoring using radio waves that include signal isolation
CN111355498B (zh) * 2020-03-10 2022-06-10 惠州Tcl移动通信有限公司 射频电路及终端
CN116546661B (zh) * 2023-05-08 2023-10-20 广东美镭科技有限公司 一种无线话筒的频段智能控制方法及系统

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3115050B2 (ja) * 1991-09-11 2000-12-04 株式会社日立製作所 移動通信機
DE69228816T2 (de) 1992-10-28 1999-08-19 Cit Alcatel Offsetgleichspannungskorrektur für Direktmisch-TDMA-Empfänger
FR2707063B1 (ja) 1993-06-25 1995-09-22 Alcatel Mobile Comm France
DE4338721A1 (de) 1993-11-12 1995-05-18 Philips Patentverwaltung Mehrband-Funkgerät
US5535432A (en) * 1994-09-14 1996-07-09 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Dual-mode satellite/cellular phone with a frequency synthesizer
JPH09261106A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数帯域移動無線機
FI112133B (fi) * 1996-03-29 2003-10-31 Nokia Corp Menetelmä kahdella eri taajuuusalueella toimivan radioviestinjärjestelmän suoramuunnoslähetin/vastaanottimen taajuuksien muodostamiseksi ja kahdella taajuusalueella toimivan radioviestinjärjestelmänsuoramuunnoslähetin/vastaanotin sekä edellisten käyttö matkaviestimessä
FI100286B (fi) 1996-04-01 1997-10-31 Nokia Mobile Phones Ltd Lähetin/vastaanotin RF-signaalin lähettämiseksi ja vastaanottamiseksi kahdella taajuusalueella
US5794159A (en) * 1996-08-07 1998-08-11 Nokia Mobile Phones Limited Dual band mobile station employing cross-connected transmitter and receiver circuits
KR100201814B1 (ko) 1996-12-06 1999-06-15 윤종용 삼중 겸용 휴대전화기의 무선신호 처리장치
US6029052A (en) 1997-07-01 2000-02-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Multiple-mode direct conversion receiver
US5983082A (en) * 1997-10-31 1999-11-09 Motorola, Inc. Phase quadrature signal generator having a variable phase shift network
US6088348A (en) * 1998-07-13 2000-07-11 Qualcom Incorporated Configurable single and dual VCOs for dual- and tri-band wireless communication systems
FI112741B (fi) 1998-11-26 2003-12-31 Nokia Corp Menetelmä ja järjestely RF-signaalien lähettämiseksi ja vastaanottamiseksi tiedonsiirtojärjestelmien erilaisissa radiorajapinnoissa

Also Published As

Publication number Publication date
FI991329A0 (fi) 1999-06-10
CN1156988C (zh) 2004-07-07
EP1796275B1 (en) 2010-12-29
EP1059734A2 (en) 2000-12-13
DE60034507T2 (de) 2007-09-13
DE60034507D1 (de) 2007-06-06
JP2001024543A (ja) 2001-01-26
EP1059734A3 (en) 2003-07-02
FI991329A (fi) 2000-12-11
CN1277495A (zh) 2000-12-20
EP1796275A1 (en) 2007-06-13
US6714765B1 (en) 2004-03-30
FI112561B (fi) 2003-12-15
EP1059734B1 (en) 2007-04-25
DE60045453D1 (de) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4484321B2 (ja) 送受信機
EP1133831B1 (en) Method and arrangement for transmitting and receiving rf signals through various radio interfaces of communication systems
US5896562A (en) Transmitter/receiver for transmitting and receiving of an RF signal in two frequency bands
JP3310057B2 (ja) ディジタル移動電話機の高周波回路構成
US5974305A (en) Dual band architectures for mobile stations
EP0798880B1 (en) Method for generating frequencies in a direct conversion transceiver of a dual band radio communication system, a direct conversion transceiver of a dual band radio communication system and the use of this method and apparatus in a mobile station
US7634245B2 (en) Receiver, in particular for mobile radio
EP1184970B1 (en) Frequency synthesizer and multi-band radio apparatus using said frequency synthesizer
EP0678974A2 (en) A transmitter and/or receiver
JPH07221667A (ja) デジタル無線電話機において異なる周波数の信号を発生する方法
GB2312107A (en) Multiband receiver and quadrature demodulator with selectable local oscillator
EP0958653A1 (en) Transmit signal generation with the aid of a receiver
US20030171101A1 (en) Dual-band frequency converter unit with high operability
JP2000134129A (ja) 無線回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070511

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090826

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091023

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100122

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4484321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term