JP4482304B2 - 電池用金属缶の洗浄装置 - Google Patents
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Description
形されており、その成形後、金属缶表面に付着したプレスオイル等の加工油や塵、汚れ等
を除去するために脱脂洗浄される。
この脱脂洗浄に用いられる洗浄機は、大量の電池用金属缶を多数の透孔を有するバレル
に収容し、このバレルを洗浄液槽に浸漬してバレルを回転することにより脱脂洗浄処理し
、次に洗浄液槽からバレルを引き上げ、次工程の濯ぎ槽にバレルを浸漬してこれを回転さ
せることにより水洗処理し、次いでバレルを濯ぎ槽より引き上げ、次工程の乾燥ボックス
にバレルを投入してこれを回転させ、そのボックス内で吹き出された熱風で乾燥処理して
いた(例えば、特許文献1参照)。
理するため、電池用金属缶一つ一つの隅々まで洗浄できないし、バレル内で電池用金属缶
同士が擦れ合って傷つくことがあった。
金属缶を個別保持する水切りホルダーを、一方向へ水平回動する回転基盤の外周部に連設
し、該回転基盤の周囲において、回転基盤の回転進行順に、水切りホルダーに電池用金属
缶を投入する投入部、電池用金属缶に洗浄液を噴射する脱脂洗浄処理部、電池用金属缶に
水又は湯を噴射する水洗処理部、水洗された電池用金属缶を乾燥させる乾燥処理部、及び
水切りホルダーから電池用金属缶を外方へ押し出す排出部を設け、電池用金属缶を個別に
洗浄処理する様にして、上記課題を解決する。
水切りホルダーは、電池用金属缶の缶胴の三方を遊びを以て支持する二股フォーク状の
支持枠体と、電池用金属缶の開口部端面を載置する線条、網材等の水切り枠体とによって
構成することを特徴としている。
そして、上記各処理部では、水切りホルダーにおいて電池用金属缶を出し入れ可能な開
放側に抜出防止用のガード部材を設けたこと、又洗浄液、洗浄水及び熱風を噴射するノズ
ルの夫々を、水切りホルダーの上下左右側に配置したこと、又水切りホルダーが通過する
上記各処理部における処理空間をトンネル状のシールドで囲繞したことを特徴としている
。
又、脱脂洗浄処理部及び水洗処理部の夫々には、使用済みの洗浄液及び洗浄水に含まれ
る不純物を除去する再生手段を設けることを特徴としている。
更に、排出部には、水切りホルダーが前進するに従って水切りホルダー内の電池用金属
缶が水切りホルダーの開放側から外方へ徐々に迫り出す様に摺接するガイドレールを設け
たことを特徴としている。
池用金属缶を個別保持する水切りホルダーを、一方向へ水平回動する回転基盤の外周部に
連設したので、回転基盤の外周の回転軌道上に電池用金属缶の夫々をその内部に洗浄液や
洗浄水が溜まらない様に配置できると共に、電池用金属缶を連続して後述の各処理部に移
動させられると共に、各処理部において電池用金属缶の内外に水切りホルダーを通して洗
浄液、洗浄水や熱風を浴びせることができる。
又、回転基盤の周囲において、その回転進行順に、水切りホルダーに電池用金属缶を投
入する投入部、電池用金属缶に洗浄液を噴射する脱脂洗浄処理部、電池用金属缶に水又は
湯を噴射する水洗処理部、水洗された電池用金属缶を乾燥させる乾燥処理部、及び水切り
ホルダーから電池用金属缶を外方へ押し出す排出部を設けることにより、プレス機で成形
された電池用金属缶を上記姿勢にて水切りホルダー毎に自動的に連続投入でき、続く脱脂
洗浄処理部、水洗処理部及び乾燥処理部を経ることにより、電池用金属缶の内外全体を隈
なく各処理を施すことができると共に、洗浄完了後、排出部により自動的に水切りホルダ
ーより電池用金属缶を離脱させることできる。
よって、本発明によれば、電池用金属缶を個別に上記各処理部の処理を施すことができ
るため、高精度の洗浄が可能となる。
しかも、電池用金属缶の水切りホルダーへの投入から上記各処理を経て水切りホルダー
からの排出を全自動で個別に行うことができるため、従来バレルに手作業で大量の電池用
金属缶を出し入れしていた手間を省くことでき、作業者の労力をも軽減できると共に、電
池用金属缶同士が擦れ合うことがないため、表面に傷が付くこともなく、又電池用金属缶
が個別排出されることで保管箱等に整然と配列させることも簡単に行える。
更に、製品として出荷された後、機能不良等の問題が生じてその原因を追求する際、1
ロット当たりで一気に洗浄する従来手法よりも、詳細で緻密な追求調査を実施できる。
支持する二股フォーク状の支持枠体と、開口部端面を載置する水切り枠体とから成るので
、電池用金属缶の表面を水切りホルダーに常に密着させることがない様に支持できると共
に、各処理部から浴びせられる洗浄液、洗浄水や熱風が電池用金属缶の表面の一部に滞る
ことなく、その内外全体に流動させられ、洗浄ムラのない均一な洗浄を行うことができる
。
又、水切りホルダーは電池用金属缶の投入及び排出が容易な構造のため、投入部及び排
出部での電池用金属缶の投入及び排出が比較的簡単な手段で達成できる。
出し入れ可能な開放側に抜出防止用のガード部材を設けたので、各処理部で噴射される洗
浄液等の圧力により電池用金属缶が水切りホルダーより勝手に抜け出すことがなく、何等
の支障なく各処理部の工程を経ることができる。
ルの夫々を、水切りホルダーの上下左右側に配置したので、各処理部の移動中に電池用金
属缶の内外全体に洗浄液、洗浄水や熱風を一気に浴びせられ、各工程を迅速に処理できる
。
トンネル状のシールドで囲繞したので、その処理空間が外部と隔離できるため、効率の良
い脱脂洗浄処理、水洗処理及び乾燥処理が行えると共に、各処理部で電池用金属缶に浴び
せられる洗浄液、洗浄水や熱風の外部流出を極力抑えられ、洗浄装置の作動によって作業
環境が汚れることが少ない。
液及び洗浄水に含まれる不純物を除去する再生手段を設けたので、脱脂洗浄処理部で使用
された洗浄液及び水洗処理部で使用された洗浄水の夫々を循環使用できるため、無駄がな
く、経済的に有効である。
ダー内の電池用金属缶が徐々に水切りホルダーの開放側から外方へ迫り出す様に摺接する
ガイドレールを設けたので、複雑で機械的な操作が不用で単に水切りホルダーが排出部に
移動するだけで自然に水切りホルダーから電池用金属缶を外方へ押し出すことができると
共に、この様に単純な構成のため、故障が少なく、保守・点検が容易である等その実用的
効果甚だ大である。
図に示す洗浄装置は、図示しないプレス機により成形された電池用金属缶Wの内外表面
に付着したプレスオイル等の加工油や塵、汚れ等を除去するものにして、プレス機の近傍
に設置されている。
電池用金属缶Wは、円柱形状や縦長偏平形状の電池を構成する柱体(円柱、縦長扁平形
状等の角柱)形状の缶胴W1と缶底W2が一体形成された有底容器であり、図においては縦長
扁平形状のものを示している。
別保持する水切りホルダー1を、一方向(図示例では右回り)へ水平回動する回転基盤2
の外周部に連設し、該回転基盤2の周囲において、その回転進行順に、水切りホルダー1
に電池用金属缶Wを投入する投入部3、電池用金属缶Wに洗浄液を噴射する脱脂洗浄処理
部4、電池用金属缶Wに水又は湯を噴射する水洗処理部5、水洗された電池用金属缶Wを
乾燥させる乾燥処理部6、及び水切りホルダー1から電池用金属缶Wを外法へ押し出す排
出部7を設けている。
に同心で平行配置した薄肉円環板状の第二基盤2bとから成り、第一基盤2aと第二基盤2bと
は、その円周上に等間隔置きに配置した支柱8により連結されており、第一基盤2aの中心
に回転軸9を軸着している。
回転軸9は、ベースフレーム10の中心に上方突出状に垂直支持され、第一基盤2aを貫通
突出した上方部に大径歯車11を軸着し、該大径歯車11に、駆動源12の駆動軸に軸着した小
径歯車13を噛合している。
駆動源12は、間欠低速駆動する様に設定されたステッピングモータから成り、回転基盤
2の上方でベースフレーム10に支持された上部フレーム10aに固定されている。
広な間隔を置いて櫛歯状に切欠することにより、缶胴W1上下の三方を遊びを以て支持する
様に形成した薄肉な二股フォーク状の支持枠体14と、電池用金属缶Wの開口部端面を載置
する様に前記切欠に対応した第二基盤2b外周部下方に同心円状に配置した複数の円形の線
条から成る水切り枠体15とにより構成され、該水切り枠体(線条)15は第二基盤2b外周部
における支持枠体14下部に配置したブラケット16を挿通することにより支持されている。
尚、水切りホルダー1を構成する支持枠体14及び水切り枠体15の表面には、樹脂製皮膜
を施し、これに接触する電池用金属缶Wが傷付くことがない様に保護しても良く、又水切
り枠体15は、上記線条に限定されず、この線条に代えて水切りが良好な網材であっても良
い。
又、回転基盤2は、第一基盤2aと第二基盤2bの上下間隔を変更したり、第一基盤2aと第
二基盤2bにおける支持枠体14の間隔を変更したものを用いることにより、電池用金属缶W
の高さや厚みに対応させられ、支持枠体14の股部を略U字状に変更することにより、円柱
形状の電池用金属缶Wに対応させることができる。
立させた姿勢で直列配置すると共に、電池用金属缶Wの送出口17bを回転基盤2の外周部
に近接配置したシュータ17aと、間欠回転移動する水切りホルダー1が送出口17bに対応
した時に水切りホルダー1へ電池用金属缶Wを自動投入する様に制御された繰り出し機構
部(図示せず)とから成る給送手段17を設けている。
尚、投入部3における給送手段17は上記構成に限定されず、回転基盤2の回転速度に対
応して上記姿勢の電池用金属缶Wを水切りホルダー1に投入する構成のものであれば良い
。
そして、投入部3より進行方向前方に配置される脱脂洗浄処理部4、水洗処理部5、及
び乾燥処理部6の夫々は、回転基盤2の円周の約4分の1の円弧に渡って設けられている
。
状のシールド18を配置しており、該シールド18の内側壁18aは、その長さ方向に渡って回
転基盤2の外周部を挿通している。
そして、内側壁18aの内面近傍に対応する回転基盤2の外周上下部、即ち第一基盤2aの
外周上部と第二基盤2bの外周下部の夫々には、円環状の障壁19、19a を周設し、シールド
18内で噴射される洗浄液等が回転基盤2を挿通した部位から流出しない様に成している。
又、脱脂洗浄処理部4及び水洗処理部5に設けたシールド18の夫々には、排水路20を接
続している。
脱脂洗浄処理部4、水洗処理部5及び乾燥処理部6において、水切りホルダー1の上下
左右側(左側及び右側は回転基盤2の外側及び内側に相当)には、洗浄液、洗浄水及び熱
風を噴射するノズル21、21aを夫々置している。
左側及び上下側のノズル21は、シールド18内に設置した略コ字状のノズルボックス22に
おいて、水切りホルダー1の左側及び上下側との対向面の夫々に複数個設けられている。
右側のノズル21aは、第一基盤2aと第二基盤2bとの間にして、且つ回転基盤2の内側で
あるベースフレーム10の外周側に設置した箱型の別途ノズルボックス22aにおいて、水切
りホルダー1の右側との対向面に複数個設けられている。
この様にシールド18内外に設置したノズルボックス22、22aは、これらを1組として、
脱脂洗浄処理部4、水洗処理部5及び乾燥処理部6の長さ方向に渡って複数組設けている
。
尚、右側のノズルボックス22aにおいて、その上面と、ノズル21a装着面に突設したブ
ラケットの夫々には、第一基盤2a及び第二基盤2bの底部を摺動支持する球状ローラー23、
23aを設け、又ノズルボックス22aを有しない排出部7の適所にも、ノズルボックス22a
上面と前記ブラケットと同一高さに球状ローラー23、23aを配した支持材を設けている。
能な開放側、即ち水切りホルダー1の左側及び上側には、抜出防止用のガード部材24、24
aを水切りホルダー1の移動経路に沿って設けている。
ガード部材24、24aは、帯板状に形成され、その先端は水切りホルダー1に収容保持さ
れた電池用金属缶Wの缶底W2と缶胴W1の左側面に狭小間隔を置いて離間配置しており、ガ
ード部材24、24aの基端は、各処理部4、5、6のシールド18内に設けたノズルボックス
22において、水切りホルダー1の左側及び上側との対向面の夫々に取付けられ、処理部4
、5、6に渡って支持されている。
尚、脱脂洗浄処理部4、水洗処理部5及び乾燥処理部6のノズルボックス22、22aは同
一構成であるため、図5、6に水洗処理部5におけるノズルボックス22、22aの要部拡大
図のみを示し、他の処理部4、6のノズルボックス22、22aの要部拡大図は省略する。
に対応設置されたポンプ25の吐出側に分岐した供給管26の夫々を介して接続され、脱脂洗
浄処理部4及び水洗処理部5における排水路20を接続した洗浄液及び洗浄水の貯留槽27、
28の夫々に各ポンプ25の吸込み側を接続している。
そして、貯留槽27、28内には、排水路20から回収された使用済みの洗浄液及び洗浄水の
夫々を除去する濾過装置から成る再生手段(図示せず)を装備し、該再生手段により不純
物を除去された洗浄液及び洗浄水の夫々を貯留槽27、28に貯留している。
又、貯留槽27、28には、補充用の洗浄液及び洗浄水を自動的に供給・停止するフロート
弁付き供給管から成る補充手段(図示せず)を接続し、貯留槽27、28内の貯留液の設定水
位を保持する様にしている。
尚、水洗処理部5において湯を洗浄水とする場合、貯留槽28には図示しない加熱装置を
装備している。
して接続され、ノズルボックス22、22a内部、又は送風管におけるノズルボックス22、22
aとの接続端部側に電熱ヒータ(図示せず)を配置している。
して、且つ水切りホルダー1の右側となるベースフレーム10の外周側に水切りホルダー1
内の電池用金属缶Wの押し出し手段29を設けている。
押し出し手段29は、空気圧又は油圧式のシリンダ29から成り、該シリンダ29のロッド29
aの先端を水切りホルダー1に指向させ、ロッド7aは収縮状態で水切りホルダー1よりも
回転基盤2の内側に位置し、伸長状態で水切りホルダー1内(上下の支持枠体14間)に突
入し、水切りホルダー1内に収容された電池用金属缶Wにおける缶胴W1の右側面を外方へ
押圧する様にして、水切りホルダー1より電池用金属缶Wを排出する様に成している。
尚、押し出し手段29は、上記したシリンダの外に、エアーコンプレッサに接続された圧
縮空気噴射装置(図示せず)であっても良く、該圧縮空気噴射装置は前記シリンダと同位
置に配置され、前記装置から噴射される圧縮空気によって電池用金属缶Wを水切りホルダ
ー1内から排出する様に成している。
尚、排出部7には、上記ガード部材24、24aを設けていないが、水切りホルダー1の上
方開放側だけにガード部材24を設けても良い。この場合、排出部7において、ベースフレ
ーム10から張り出した所定形状の支持ブラケットを介して円弧状の線条から成るガード部
材24を水切りホルダー1の上側に設ける様にしても良いが、ガード部材24の形状及び支持
手段等は前記手法に限定されない。
移動するに従ってその内部に収容された電池用金属缶Wの缶胴W1が水切りホルダー1の開
放側(図示例では左側)から外方へ徐々に迫り出す様に摺接するガイドレール30を設けて
いる。
ガイドレール30は、所定長さを有する直線材から成り、排出部7において、第一基盤2a
と第二基盤2bとの間で回転基盤2の進行方向で連続する複数の水切りホルダー1を斜めに
貫く様に回転基盤2の内側から外側へ斜行配置し、ガイドレール30において回転基盤2の
外側に対応した終端部からは所定形状に屈曲した支持腕30aを延出形成し、該支持腕30a
をベースフレーム10の適所に固定している。
尚、ガイドレール30の表面には、樹脂製皮膜を施し、これに摺接する電池用金属缶Wが
傷付くことがない様に保護している。
たが、その他の処理部、例えば防錆液を脱脂処理部4及び水洗処理部5と同様なる上記手
段にて電池用金属缶Wに噴射する防錆処理部を、水洗処理部5と乾燥処理部6の間に設け
ても良く、この場合には、各処理部の長さが若干短くなる。
駆動源12の作動により間欠的に回動する回転基盤2において、水切りホルダー1が投入
部3におけるシュータ17aの送出口17bに対応すると、繰り出し機構部により、缶底W2を
上向きに起立させた姿勢の電池用金属缶Wが水切りホルダー1内に投入される。
次に、電池用金属缶Wを収容した水切りホルダー1が、脱脂洗浄処理部4におけるシー
ルド18内に移動する。
脱脂洗浄処理部4では、ポンプ25の作動により貯留槽27内の洗浄液がノズルボックス22
、22a内に圧入され、水切りホルダー1の上下側及び左側のノズル21と右側のノズル21a
から洗浄液が水切りホルダー1を通して電池用金属缶Wに噴射される。
上側及び左側のノズル21と右側のノズル21aによって電池用金属缶Wの外面全体と、下
側のノズル21によって電池用金属缶Wの内面全体の隅々に洗浄液が浴びせられ、電池用金
属缶Wに付着した加工油や塵、汚れ等を洗浄液の洗浄力とノズル21、21aからの噴射力で
以て洗い流すことができる。
この時、電池用金属缶Wは、水切りホルダー1における支持枠体14により遊びを以て支
持されると共に、水切りホルダー1の開放側である上側及び左側がガード部材24、24aに
より遊びを以て支持されているので、洗浄液を滞ることなく電池用金属缶Wの内外全体に
流動させられ、又ガード部材24、24aの存在により、洗浄液の噴射力によっても水切りホ
ルダー1内から電池用金属缶Wが脱落することはない。
そして、使用済みの洗浄液は、排水路20から貯留槽27に回収され、その内部に設けた再
生手段により不純物が除去されて貯留される。
理部4の通過後、続く水洗処理部5におけるシールド18内に移動する。
ここでは、ノズル21、21aから湯又は水が噴射され、電池用金属缶Wは水洗いされ、前
処理の洗浄液を洗い流す。その他の作用等については、脱脂洗浄処理部4と同様なため説
明は省略する。
電池用金属缶Wが水洗処理部5を通過した後は、続く乾燥処理部6のシールド18に移動
する。
ここでは、ブロワーから送風された空気が電熱ヒータで熱せられてノズルボックス22、
22a内に流入し、水切りホルダー1の上下側及び左側のノズル21と右側のノズル21aから
熱風が電池用金属缶Wに噴射される。
この様に電池用金属缶Wに浴びせられた後、熱風はシールド18内で対流するため、シー
ルド18内は乾燥雰囲気を生じることも相俟って、その乾燥効率をより良好なものと成して
おり、電池用金属缶Wは乾燥処理部6の通過中に完全に乾燥される。
ここでは、シリンダ29から成る押し出し手段29に水切りホルダー1が対応すると、シリ
ンダ29のロッド29aが伸長し、水切りホルダー1内に収容された電池用金属缶Wにおける
缶胴W1の右側面を外方へ押圧し、これにより水切りホルダー1内から電池用金属缶Wが排
出される。
又、押し出し手段29が、エアーコンプレッサに接続された圧縮空気噴射装置の場合、こ
の装置の噴出口に水切りホルダー1が対応した時に、噴射される圧縮空気によって電池用
金属缶Wが水切りホルダー1内から排出される。
図7〜9に示す押し出し手段29の他例では、排出部7において、水切りホルダー1内の
電池用金属缶Wは、第一基盤2aと第二基盤2bの間でその内側から外側へ斜行配置したガイ
ドレール30を摺接する。
そして、水切りホルダー1が進行方向前方に移動するに従って電池用金属缶Wはガイド
レール30に沿って水切りホルダー1の左側外方へ徐々に迫り出され、電池用金属缶Wがガ
イドレール30の終端側に達することにより、水切りホルダー1から電池用金属缶Wが排出
される。
又、排出部7で水切りホルダー1から個別に排出された電池用金属缶Wは、排出部7に
連続する様に設置された回収シュータ、搬送コンベヤ等の適宜搬送手段(図示せず)で移
送される。
2 回転基盤
3 投入部
4 脱脂洗浄処理部
5 水洗処理部
6 乾燥処理部
7 排出部
14 支持枠体
15 水切り枠体
18 シールド
21、21a ノズル
24、24a ガード部材
30 ガイドレール
W 電池用金属缶
W1 缶胴
W2 缶底
Claims (7)
- 缶底を上向きにすると共に、開口部を下向きにした電池用金属缶を個別保持する水切り
ホルダーを、一方向へ水平回動する回転基盤の外周部に連設し、該回転基盤の周囲におい
て、回転基盤の回転進行順に、水切りホルダーに電池用金属缶を投入する投入部、電池用
金属缶に洗浄液を噴射する脱脂洗浄処理部、電池用金属缶に水又は湯を噴射する水洗処理
部、水洗された電池用金属缶を乾燥させる乾燥処理部、及び水切りホルダーから電池用金
属缶を外方へ押し出す排出部を設けたことを特徴とする電池用金属缶の洗浄装置。 - 水切りホルダーは、電池用金属缶の缶胴の三方を遊びを以て支持する二股フォーク状の
支持枠体と、電池用金属缶の開口部端面を載置する水切り枠体とから成ることを特徴とす
る請求項1記載の電池用金属缶の洗浄装置。 - 上記各処理部には、水切りホルダーにおいて電池用金属缶を出し入れ可能な開放側に抜
出防止用のガード部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の電池用金属缶の洗
浄装置。 - 上記各処理部では、洗浄液、洗浄水及び熱風を噴射するノズルの夫々を、水切りホルダ
ーの上下左右側に配置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電池用金属缶の洗
浄装置。 - 水切りホルダーが通過する上記各処理部における処理空間をトンネル状のシールドで囲
繞したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電池用金属缶の洗浄装置。 - 脱脂洗浄処理部及び水洗処理部の夫々には、使用済みの洗浄液及び洗浄水に含まれる不
純物を除去する再生手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電
池用金属缶の洗浄装置。 - 排出部には、水切りホルダーが前進するに従って水切りホルダー内の電池用金属缶が水
切りホルダーの開放側から外方へ徐々に迫り出す様に摺接するガイドレールを設けたこと
を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の電池用金属缶の洗浄装置。
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